zero/00001.wav|8|あいかわらずバカ面を下げているわね。 zero/00002.wav|8|そ、そうだっけ?わたしはいつもこんなだけど。 zero/00003.wav|8|な、なに言ってるんだよ!あたしはあたしだよ。 zero/00004.wav|8|つ、つまんないこと言ってないでさ。今日は大切な話があるんだよ! zero/00005.wav|8|そ、そうだよ!大切な話! zero/00006.wav|8|はやくハルナに求婚してやれ! zero/00007.wav|8|な、なによ!決まってるでしょう。 zero/00008.wav|8|プロポーズよ、プロポーズ! zero/00009.wav|8|つまり、あなたがわたしにアイラブユーよ。 zero/00010.wav|8|……鈍感!そんなだからルイズさんにバカ犬って呼ばれるのよ。 zero/00011.wav|8|いい、あのね……。 zero/00012.wav|8|ハ、ハルナは平賀くん……じゃなかったサイトのことが好きなの。だから、けなげに待ってるのよ。 zero/00013.wav|8|あなたが……サイトが……、『結婚』を申し込んでくれることを。 zero/00014.wav|8|だって、ライバルが多いし……、結婚しないと手も握っちゃダメだってママは言ってたし。 zero/00015.wav|8|と、とにかく!だからこれはハルナの願いなの! zero/00016.wav|8|ち、違うわよ!アキナもそうだけど、私だって! zero/00017.wav|8|……ひ、ひどぉぉぉい!あたしに化けてなにを勝手に! zero/00018.wav|8|ち、違うんだ。今のはハルナがあたしのふりをして。 zero/00019.wav|8|え、ええと……。 zero/00020.wav|8|……じ、実は3人目の「冬奈」だったりして? zero/00021.wav|8|な、なによ〜〜! zero/00043.wav|8|このあたしをどうしようっていうんだい? zero/00044.wav|8|ウェザリー様……。 zero/00045.wav|8|もともと貴族であったウェザリー様はトリステイン王国によって、突然身分を剥奪されたとお話していました。 zero/00046.wav|8|なみなみならぬ魔法の力をレコン・キスタに認められたウェザリー様は……、 zero/00047.wav|8|今回の作戦の成功と引き換えに、貴族の身分を取り戻してやると……。 zero/00048.wav|8|分かりました、女王陛下。あたしで良ければ引き受けます。 zero/00049.wav|8|もしかしたら、ウェザリー様の名誉をあたしが少しでも取り戻せるかもしれない。そう思ったんです。 zero/00050.wav|8|あははは……。礼儀作法の方は、ハルナに任せっきりにすればなんとかなるって。 zero/00051.wav|8|サイト、その顔は失礼なことを考えてる顔だね。 zero/00052.wav|8|じゃあな、サイト。 zero/00053.wav|8|ははははははっ。いつもご苦労だな。 zero/00054.wav|8|今日はここまでにしておこう。とっとと、消火でもしておくんだな。 zero/00055.wav|8|目的?この国のすべてのことわりを破壊することさ! zero/00056.wav|8|せいぜい、その時まで、日々の生活を大切にするんだね。それじゃ。 zero/00057.wav|8|ははははっ……。まったく、君達の仕事熱心さには頭がさがるよ。 zero/00058.wav|8|……ふっ。 zero/00059.wav|8|……くっ!!!!こんな相手に……。 zero/00060.wav|8|……くらえ!! zero/00061.wav|8|あたしはハルナなんて名前じゃない。あたしの名前は……、アキナさ。 zero/00062.wav|8|へぇ、さすがは伝説の剣だね。この体は確かにハルナそのものさ。でもね、中に入って動かしてるもんが違うんだ。 zero/00063.wav|8|さすがに理解が早いねぇ。 zero/00064.wav|8|ハルナのことが心配かい?安心しな。ハルナは生きているよ。 zero/00065.wav|8|あたしが眠ってる間は、ハルナは、ハルナのままさ。 zero/00066.wav|8|逆にハルナが眠っている間は、あたしがこの体を動かしてるって寸法さ。 zero/00067.wav|8|まったくこっけいな話だよね。 zero/00068.wav|8|ハルナは自分が眠っている間にどんな酷いことをしてるのか、まったく知らないんだから……。 zero/00069.wav|8|ハルナは、もうずいぶん前にこのハルケギニアにやってきてたんだ。 zero/00070.wav|8|そして、ハルナを保護したあのお方は、ハルナの事情やらどこから来たのかを聞いて、これは使えるって思ったのさ。 zero/00071.wav|8|トリステインにいるっていう伝説の使い魔、サイトとその主人、ルイズのことを調べるためにね。 zero/00072.wav|8|ああ、そうさ。ずーっとおまえらのことを監視してたんだ。 zero/00073.wav|8|情報は逐一あたしのご主人様に送らせてもらったよ。 zero/00074.wav|8|あたしのもうひとつの役目である、破壊活動の片手間に……ね。 zero/00075.wav|8|なんともチョロい任務だったけどな。 zero/00076.wav|8|お察しのとおり。あたしの仕業よ。 zero/00077.wav|8|さぁてねぇ……。じきに分かるんじゃない? zero/00078.wav|8|あんたらがなんで、この学院に舞い戻ってきたかは知ってるよ。あのゼロ戦とやらを動かすため……だろ? zero/00079.wav|8|そうはさせないわ。レコン・キスタの勝利は動かないんだけど、不安要素は排除しておかないとね。 zero/00080.wav|8|あんたらにもここを動かないでいてもらうよ。言うことを聞かないと……。 zero/00081.wav|8|学院中に爆弾を仕掛けさせてもらったの。あたしの合図でいつでも爆破することができるわ。 zero/00082.wav|8|あんたがどこへも行かないように、あたしは一番高い場所から見張らせてもらうよ。 zero/00083.wav|8|ほら、サイト!道をあけな!今ここで爆破してもらいたいのかい? zero/00084.wav|8|いいだろう。でも、妙なマネをしたら、すぐにドカン!だよ。 zero/00085.wav|8|さあ、それはどうだろうねぇ。 zero/00086.wav|8|そうだね、それもひとつの道かもしれない。少なくともハルナなら素直にそっちの言うことを聞くだろうさ。 zero/00087.wav|8|でも、ね。あたしはもう役目を果たしたんだ。うすうす感じてるんだろ?あたし1人でここに来たわけじゃないって。 zero/00088.wav|8|どうやら来たみたいだね、本隊が。これで形成逆転ってわけだ。 zero/00089.wav|8|も、申し訳ございませんウェザリー様。お役に立てなくて……。 zero/00090.wav|8|はい。 zero/00091.wav|8|そんな、情報にありません。 zero/00092.wav|8|ウェザリー様、兵士達が浮き足立ってます!持ち場を離れて、逃げ惑うばかり。 zero/00093.wav|8|はい! zero/00094.wav|8|サ、サイトっ……!? zero/00095.wav|8|こいつ、ウェザリー様を愚弄するか! zero/00096.wav|8|ウェザリー様。まだこっちには人質も爆弾もあるんです。なんなら、爆破でもさせてしまえば……。 zero/00097.wav|8|ウェザリー様……。 zero/00098.wav|8|どこまでもあなたにお供します、ウェザリー様! zero/00099.wav|8|だめですウェザリー様!村の復興は、名誉はどうするのですか? zero/00100.wav|8|いやだ!あたしはかりそめの命かもしれないけど、ウェザリー様に生み出してもらったんだ。 zero/00101.wav|8|だからウェザリー様の命が助かるならなんだって……。 zero/00102.wav|8|ウェザリー様は、別にレコン・キスタの理想とか、世界の改革とか、そんなものは本来どうでもいい人なんだ。 zero/00103.wav|8|ただ、故郷の村で、村の人達と静かに暮らしていければ、それだけで幸せだったんだ。 zero/00104.wav|8|それを……。 zero/00105.wav|8|ある時、トリステインによって、貴族の身分を剥奪され、村は取り上げられてしまったんだ。 zero/00106.wav|8|落ち込んでいたウェザリー様にレコン・キスタは身分の復権と、村の復帰を約束したんだ、それで仕方なく……。 zero/00107.wav|8|ウェザリー様……。 zero/00108.wav|8|くらえっ!! zero/00109.wav|8|やはり、ウェザリー様の言う通り、邪魔が入ったわね。 zero/00110.wav|8|んふっ……こんにちは、サイトくん。ヒラガくんって呼んだ方がいいのかしら? zero/00111.wav|8|そっちこそ。わたしをおいて、どうしてこんな所にいるの? zero/00112.wav|8|そうよ、ルイズ。それから、あたしの名前はハルナじゃないわ。 zero/00113.wav|8|ウェザリー様につけていただいた、アキナって言う名前があるのよ。 zero/00114.wav|8|そう……。 zero/00115.wav|8|あたしはウェザリー様によって、ハルナの意識とは別に作られた、爆弾使いとしての人格よ。 zero/00116.wav|8|気安く呼ぶことは万死に値するわね。ウェザリー様があたしのボスなのよ。 zero/00117.wav|8|サイト、何度も同じことを言わせないで。痛い目にあうよ。 zero/00118.wav|8|ふふっ!!そうよ、みんな、みんな、茶番だったのよ。 zero/00119.wav|8|舞台を用意したウェザリー様の手から誰も逃れることができなかったってわけよ。 zero/00120.wav|8|ハルナはたぶん自分の意思で行動していたと勘違いしてるけど、全部わたしの意志よ。知らないって哀れよね。 zero/00121.wav|8|みんな、かわいそうなハルナに同情して、ほいほい行動していったでしょ?それがこのざまよ。 zero/00122.wav|8|あまりにうまく行き過ぎて、笑いをこらえるので必死だったわ。 zero/00123.wav|8|でも、もうそれもお終い。ウェザリー様から、カーテンコールの催促が来てるの。 zero/00124.wav|8|あら、やる気?ハルナの体に傷をつけられるの?まあ、あたしは容赦しないけどね。 zero/00125.wav|8|何? zero/00126.wav|8|あーっはっはっは!なんとでも言いなぁ! zero/00127.wav|8|あーっはっはっは!想われた女に殺されるなら、お前も本望だろ!? zero/00128.wav|8|んぐはぁっ……!! zero/00129.wav|8|あら、サイトまで来たんだ? zero/00130.wav|8|アッハハッ。どーかしらねぇ? zero/00131.wav|8|ねぇ、タバサ……。あたしのこと、捕まえて連行するつもりなんだろ? zero/00132.wav|8|はははははっ。 zero/00133.wav|8|あたしを捕まえられたら、連行されてもいいわよ?これって、サービスしすぎかしら? zero/00134.wav|8|サイトは相変わらず人がいいね。そんなこと言ってるから、みんながひどい目にあっちゃうんだよ。 zero/00135.wav|8|どれ、相談は終わったかい?それじゃあ、行くよ! zero/00136.wav|8|違う……。 zero/00137.wav|8|あたしは……。ハルナじゃない……。 zero/00138.wav|8|アハッ、アハハ……。じゃあ、教えてあげるよ。 zero/00139.wav|8|あたしはハルナであってハルナじゃない。 zero/00140.wav|8|あたしの名はアキナ。ウェザリー様によって作られた、別の人格さ……。 zero/00141.wav|8|あたしの中で眠ってるよ。あたしが起きてる時は、ずっとハルナは寝てるのさ。 zero/00142.wav|8|嘘じゃないさ。そろそろ気がついてるんだろ?爆弾使いの正体をさ。 zero/00143.wav|8|それはあたしさ。 zero/00144.wav|8|おいおい、仲間割れかい?相変わらず甘いねぇ……。 zero/00145.wav|8|コイツを食らいなっ!! zero/00146.wav|8|ははははははははっ。こいつは喜劇だねぇ。あのタバサがサイトをかばうとはねぇ。 zero/00147.wav|8|おお怖。 zero/00148.wav|8|アハハッ、思ったとおりだよ。そうやって、健気にもサイトのことをかばうと思ってたんだぁ。 zero/00149.wav|8|ああそうだよ、そのとおりさ。案の定、身を挺してまでかばうだなんて、まったく健気な娘だねぇ。 zero/00150.wav|8|それじゃ、あたしはバイバイさせていただこうかなーっと。 zero/00151.wav|8|だったら、追いかけて来ればいいじゃない?ただし、サイトのために火達磨になったその娘を置き去りにしてさ〜。 zero/00152.wav|8|言ったろ?その優しさがみんなを傷つけるってね。アハハッ、それじゃーねぇ。 zero/00153.wav|8|アハハハハハハハッ!燃えろ、壊れろ、崩れ落ちろーっ!! zero/00154.wav|8|アーッハハハハハハーッ!! zero/00155.wav|8|アッハハハッ、ハハーッ!アーッハッハーッ!! zero/00156.wav|8|アハハッ、見つけたわよーっ? zero/00157.wav|8|おまえ達の動向は、このあたしが逐一監視してたんだよ! zero/00158.wav|8|タバサがあたしの命を狙ってるんだって?そんなの、100万年早いんだよ。 zero/00159.wav|8|へぇーっ、そりゃあ楽しみだね。 zero/00160.wav|8|くそぉ……。こいつらに負けるなんて……。 zero/00161.wav|8|でも、待ってな。今すぐにこの都はレコン・キスタの軍勢に囲まれるのさ! zero/00162.wav|8|なっ、なんだっ!?おまえ達、いったい何をしたーっ!? zero/00163.wav|8|見ての通りだって?ま、まさか、これだけの援軍を……。 zero/00164.wav|8|あのルイズが召喚したっていうのかっ!? zero/00165.wav|8|燃えろ、燃えろ。みんな燃えてしまえ! zero/00166.wav|8|ははっ!あははははっ! zero/00167.wav|8|あははは、来たようね! zero/00168.wav|8|あははは……。相変わらず、おめでたい奴らだな! zero/00169.wav|8|あたしをハルナって呼ぶな! zero/00170.wav|8|あたしの名は『アキナ』……。 zero/00171.wav|8|ウェザリー様につくっていただいた、本当のあたしよ! zero/00172.wav|8|さあ、どうかしらね。『あの子』は何も知らないから……。 zero/00173.wav|8|でも、あたしはすべてを知って操っていたわ。そう、すべてを……。 zero/00174.wav|8|あら、嬉しい。あの子が聞いたら喜ぶわね。 zero/00175.wav|8|そして絶望するわ。自分が知らずにやっていたことを知って。あはは、最高だわ! zero/00176.wav|8|あら、どうして?現実は認めないと。 zero/00177.wav|8|そうよ、最初から。 zero/00178.wav|8|ふーん、ルイズにはちょっと難しいお話だったかしら? zero/00179.wav|8|あら、ご名答。意外と頭は悪くないのね、サイト。 zero/00180.wav|8|ウェザリー様があたしとつながっていたと考えたキュルケの推理は悪くなかったけど、あと少しだったわね。 zero/00181.wav|8|ホントはあたしがおまえ達の情報をウェザリー様にお伝えして……、 zero/00182.wav|8|ドカン、ってやってたの。あははは……。 zero/00183.wav|8|お芝居はもうおしまい。 zero/00184.wav|8|最後の幕が開いちゃうのよね。だからそのごあいさつ。 zero/00185.wav|8|ほら、礼儀は大切でしょ? zero/00186.wav|8|あははは、じゃあね〜〜! zero/00187.wav|8|あら、サイト。元気そうね……。 zero/00188.wav|8|あたしをハルナって呼ぶな!あたしの名はアキナだ! zero/00189.wav|8|ウェザリー様のことでしょう? zero/00190.wav|8|ちくしょう! zero/00191.wav|8|ウェザリーさま、我々の艦隊が後退していきます! zero/00192.wav|8|……城の周りの兵達も! zero/00193.wav|8|あたしは、ウェザリー様に従います……。 zero/00194.wav|8|あいかわらず馬鹿な奴ら。 zero/00195.wav|8|最後に欲張りすぎね。もう最終幕が開くのに……。 zero/00196.wav|8|……っ!あ、あんな優柔不断どうでもいいわ。ハルナは趣味が悪いのよ。 zero/00197.wav|8|(……ダメよ。ここはこれ以上は危険!) zero/00198.wav|8|あたしはアキナ……。 zero/00199.wav|8|ウェザリー様に作っていただいた、新しい人格なの。ふふ、ふふふふっ……。 zero/00200.wav|8|そして、おまえ達が『爆弾使い』って呼んでさんざん探し回ってた相手だよ! zero/00201.wav|8|あはははははははははは! zero/00202.wav|8|冗談?あははは……。馬鹿じゃないの? zero/00203.wav|8|現実をしっかり見たら?サイト……。 zero/00204.wav|8|嘘だといったらこの現実は変わるの?だったら何度でも言ってたら?あたしはアキナなの。 zero/00205.wav|8|じゃあ、信じなければいいじゃない。 zero/00206.wav|8|爆弾使いはアキナで、ハルナは何も知らない清らかな女の子。はっ、反吐が出る。 zero/00207.wav|8|うるさい。あたしはそういう風に作られたんだ! zero/00208.wav|8|どこかの幸せな童話のように、かかとを三度鳴らしても元の世界には戻れない。 zero/00209.wav|8|誰も本当に助けてなんてくれない。それがあたし達の現実よ! zero/00210.wav|8|別にどうなってもいいだろう?消えてなくなるさ。 zero/00211.wav|8|あははは……ばーか! zero/00212.wav|8|なんてね、あはは……。 zero/00213.wav|8|……っ!なに、この気配!? zero/00214.wav|8|きゃあぁぁぁっ! zero/00215.wav|8|いたたたた……。なにしやがるルイズ!殺すつもりか! zero/00216.wav|8|うるさいうるさい! zero/00217.wav|8|あたしをハルナと呼ぶな!あたしはアキナだ! zero/00218.wav|8|ウェザリー様を呼び捨てにするな。それに、あたしを無視するな! zero/00219.wav|8|言っただろ、トリスタニアでの破壊活動よ。爆弾使いとしてのね。 zero/00220.wav|8|魔法学院に入り込んだのは、学院の持つ秘密に関しての情報収集のはずだったんだけどな。 zero/00222.wav|8|サイトに出会っちまったせいでハルナの意識が強くなって、いろいろ予定が狂っちまったがね。 zero/00223.wav|8|ふん、面白い。お上品ぶっても結局は力で決まるんだよ。 zero/00224.wav|8|さあ、出ておいで! zero/00225.wav|8|よ、よくも……。 zero/00226.wav|8|やめろ、出てくるんじゃねぇ!あたしはあたしなんだ! zero/00227.wav|8|ちくしょう!やめろ!ハルナ! zero/00228.wav|8|黙れ、あたしはアキナだ! zero/00229.wav|8|ハァハァハァハァハァ……。 zero/00230.wav|8|チクショウチクショウ……。ハルナの奴、邪魔しやがって! zero/00231.wav|8|うるさいうるさい! zero/00232.wav|8|あたしはあいつらを倒して、サイトを手に入れるんだ! zero/00233.wav|8|じゃあ。ウェザリー様に頭の中をいじってもらえばいい。 zero/00234.wav|8|あたし達だけを見てくれるサイトの出来上がりだ。 zero/00235.wav|8|そうだな。たまにはお前が顔を出すのを許してやってもいいぞ。 zero/00236.wav|8|じゃあ、サイトの隣に別の女がいる姿を、ずっと見続ける方がいいのか? zero/00237.wav|8|あたしじゃない誰か、が……、いるんだぞ。 zero/00238.wav|8|偽善者!うそつき!だまれだまれ! zero/00239.wav|8|あたしはいやだ、他の女なんて許さない。あたしだったら……サイトを手に入れられるんだぞ。 zero/00240.wav|8|サイトの腕の中で抱きしめてもらえるんだぞ。あたしだけが。あたしだけが。 zero/00241.wav|8|力を貸すんだ。ハルナ。 zero/00242.wav|8|あんなルイズなんかやっつけて、サイトをあたし達だけのものにしよう。 zero/00243.wav|8|よく言うよ。あたしはもう1人のおまえなんだ。あたしに嘘なんかつけるもんか。 zero/00244.wav|8|あたしをその名前で呼ぶなと言ってるだろ! zero/00245.wav|8|な、なんだよ、サイト! zero/00246.wav|8|いいこと?お前にウェザリー様の何が分かるっていうんだ。 zero/00247.wav|8|あ、ああああ……あたしは何を……。……ハルナ、ハルナの仕業なの!? zero/00248.wav|8|ウ、ウェザリー様!しっかり捕まってください。 zero/00249.wav|8|ウェザリー様……。 zero/00250.wav|8|ご名答……。 zero/00251.wav|8|久しぶりだな! zero/00252.wav|8|そう。ハルナと同じ体だけど、まったくの別人。もうひとつの人格ってところさ。 zero/00253.wav|8|種明かししてあげようじゃないか。 zero/00254.wav|8|ハルナは、あんたに助けられるずっと前に、このハルケギニアにやってきてたんだ。そして、そこでウェザリー様に保護された。 zero/00255.wav|8|これは使えるって思ったウェザリー様があたしを生み出したのさ。 zero/00256.wav|8|トリステインに現れたっていう伝説の使い魔サイトと、その主人であるルイズの情報を集めるためにね。 zero/00257.wav|8|はい、ウェザリー様。 zero/00258.wav|8|もう……。戦うのも面倒なんだから、ここに来ないでよね。 zero/00259.wav|8|へえ、できるのかい?あたしの爆弾に、ウェザリー様の魔法。勝てるもんならやってみな。 zero/00260.wav|8|あ……っ。 zero/00261.wav|3|今晩は、使い魔さん。ルイズなら、お風呂に行ったようですけど。 zero/00262.wav|3|どうしたのですか使い魔さん。熱でもあるのですか……。 zero/00263.wav|3|いやですわ。本物ですよ?ちょっとだけ……抜け出してきましたの。 zero/00264.wav|3|少しの間なら大丈夫です。代わりの者も用意しましたから。 zero/00265.wav|3|実は、しばらくの間頑張って公務に励んでおりましたが、ちょっと寂しくなったので、使い魔さんのいる学院まで来たというわけです。 zero/00266.wav|3|そうですか? zero/00267.wav|3|そうですねえ、銃士隊あたりに知られたら大変怒ると思います。 zero/00268.wav|3|やはり、見られるといけないんでしょうか。 zero/00269.wav|3|分かりました。では、こっそり来ればよろしいのですね。 zero/00270.wav|3|は、はい。 zero/00271.wav|3|きゃっ!? zero/00272.wav|3|あ、わたくしは大丈夫ですけど……。使い魔さんは大丈夫でしょうか。わたくし、下敷きにしてしまいました。 zero/00273.wav|3|はい? zero/00274.wav|3|それにしても、ここはいったいどこです? zero/00275.wav|3|困りましたわ。どうしましょう。 zero/00276.wav|3|ええ、そういう魔法はありますし、わたくし覚えておりますけど。 zero/00277.wav|3|でもわたくし、杖を持って来ておりませんので、魔法は使えませんわ。 zero/00278.wav|3|ええと、そうなりますわね。 zero/00279.wav|3|でも、誰か人を呼べば、ロープを下ろしてもらって出られるのではありませんか? zero/00280.wav|3|あら。それでは、なにか自力で助かる方法を考えなければいけませんね。 zero/00281.wav|3|さあ……ちょっと思いつきません。 zero/00282.wav|3|それに……これはこれでけっこう楽しいですから、いいのかなって。使い魔さんと一緒ですし。 zero/00321.wav|3|あら……その声はっ……。 zero/00322.wav|3|まぁ、やっぱり!こんばんは、使い魔さん。 zero/00323.wav|3|どうしたんですか?こんな夜更けに城内を歩いてるなんて。 zero/00324.wav|3|あらあら。この剣はしゃべるのかしら? zero/00325.wav|3|まあ、ルイズの周りは面白い人が多くて、うらやましいです。 zero/00326.wav|3|分かりました。それでは案内しますわ。ちゃんと、わたくしに付いてきてくださいね? zero/00327.wav|3|使い魔さん。ルイズは、ああ見えて誰かが支えてあげないといけない弱い子だから。 zero/00328.wav|3|ルイズとは、これからも仲良くしてやってくださいね? zero/00329.wav|3|本当です。正直、虚無の力を手にして戸惑っている姿が見て分かります。 zero/00330.wav|3|ルイズは自らあまり言いませんが、本当は日々不安と戦ってるはずなのです。 zero/00331.wav|3|まぁ、使い魔さんって正直なんですね。 zero/00332.wav|3|ルイズはうらやましいです。こんな優しい使い魔さんが居てくれて。わたくしはいつも1人ぼっち……。 zero/00333.wav|3|ええ。女王ともなると、臣下も含めて、周りのすべてが敵のようなものですから。 zero/00334.wav|3|せめて、気を許せる話し相手でもいれば気も紛れる事だって、多々あるのですけどね。 zero/00335.wav|3|幼き頃、遊戯にいそしんでいた記憶もどこかにかすんでしまう程に、日々がめまぐるしく変わっているのです。 zero/00336.wav|3|こんな事をあなたに対して言ったところで、何にもならないんですけどね。ごめんなさい、なんだか愚痴っぽくて。 zero/00337.wav|3|まぁ、ありがとうございますっ! zero/00338.wav|3|でも、使い魔さんに、このとりとめのない話を聞いていただいただけでも、随分と気持ちが楽になりました。 zero/00339.wav|3|……本当はそうしたくて仕方がないのですけど。それは余りにもわたくしの身勝手というものです。 zero/00340.wav|3|ルイズには、自由に生活して欲しいのです。 zero/00341.wav|3|こうして日々、石壁と魔法の檻に囚われた生活をルイズにもさせるなんて、わたくしにはとてもできませんから。 zero/00342.wav|3|考え方次第……ですか? zero/00343.wav|3|……。 zero/00344.wav|3|いいえ。その気持ち、確かにいただきました。わたくしも頑張らなければなりませんね。 zero/00345.wav|3|あ、着きましたね。ここが使い魔さんのお部屋です。 zero/00346.wav|3|ふふ、お城の中は似たような場所が多いですから、仕方ありませんよ。 zero/00347.wav|3|それでは使い魔さん、おやすみなさい。 zero/00348.wav|3|使い魔さんですか?お入りください。 zero/00349.wav|3|……お祭りの日々は終わりました。 zero/00350.wav|3|わたくしはこれから城に戻らねばなりません。 zero/00351.wav|3|……本当に世話になりました。みなにも礼を言うつもりですが、使い魔さんには伺いたいこともあったので。 zero/00352.wav|3|本当のところ、あの劇中の告白はどこまでが本気でした? zero/00353.wav|3|……忘れてほしい、は無しですよ。 zero/00354.wav|3|……。 zero/00355.wav|3|……そうですか。 zero/00356.wav|3|……。 zero/00357.wav|3|……そうですか。 zero/00358.wav|3|……。 zero/00359.wav|3|許可は考えておきましょう。 zero/00360.wav|3|満足できる答えをいただきました。これならば、心おきなく城へ帰れるでしょう。 zero/00361.wav|3|ええ、今度は女王として…ですが。 zero/00362.wav|3|(わたくしは城へ帰るのです。政治と外交、そして戦争の舞台へと……) zero/00363.wav|3|(そこで流される血は舞台の上と違いすべてが本物なのです……) zero/00364.wav|3|(始祖よ、願わくば幸運を……) zero/00365.wav|3|まぁ、決まったものは仕方がありません。与えられた場所で最善を尽くしましょう。 zero/00366.wav|3|まぁ、決まったものは仕方がありません。与えられた場所で最善を尽くしましょう。 zero/00367.wav|3|まぁ、決まったものは仕方がありません。与えられた場所で最善を尽くしましょう。 zero/00368.wav|3|まぁ、決まったものは仕方がありません。与えられた場所で最善を尽くしましょう。 zero/00369.wav|3|……えっ?わたくしが? zero/00370.wav|3|まぁ、決まったものは仕方がありません。与えられた場所で最善を尽くしましょう。 zero/00371.wav|3|……わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/00372.wav|3|……ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/00373.wav|3|……王子! zero/00374.wav|3|……王子! zero/00375.wav|3|……王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/00376.wav|3|今宵のように双月の美しい夜でございました。……あのご返事を今いたしましょう。 zero/00377.wav|3|ノエルは王子の妻として……、ここで死を……。 zero/00378.wav|3|……。 zero/00379.wav|3|……。 zero/00380.wav|3|なんだか不思議な気持ちです。ただのお芝居なのに……。 zero/00381.wav|3|ねぇ、使い魔さん。なにか別のことを考えていたでしょう? zero/00382.wav|3|ずいぶん、情熱的な告白でしたよ。 zero/00383.wav|3|えっ? zero/00384.wav|3|……いえ、1人ではありませんでしたよ? zero/00385.wav|3|くすっ。 zero/00386.wav|3|ルイズが物凄い顔で使い魔さんを見ていますわよ。 zero/00387.wav|3|ああ、良かった。まだ起きてらしたんですね。 zero/00388.wav|3|実は、使い魔さんにちょっとお願いがあって来てしまいました。 zero/00389.wav|3|ああ良かった。実は、夜の街というのを見てみたいのです。それで、使い魔さんに案内をお願いしたくて。 zero/00390.wav|3|わたくし、昼間は何度か行ったことがあるのですが、日が暮れてからの街は出たことが一度もないのです。 zero/00391.wav|3|ええ。まいりましょう。 zero/00392.wav|3|ほら、ちゃんと着替えてまいりましたし、準備は万端ですわ。 zero/00393.wav|3|駄目ですの? zero/00394.wav|3|……。 zero/00395.wav|3|はい!もちろんですわ! zero/00396.wav|3|まあ……! zero/00397.wav|3|夜の街は、こうも景色が変わるのですね。昼とは全く様子が異なって見えます。まるで、別の街のようですわ……! zero/00398.wav|3|まあ、きれい!こんなに色とりどりの指輪が! zero/00399.wav|3|珍しいわけではありませんけれど、きれいではありませんか?あら、これは……。 zero/00400.wav|3|そうですわね、この一番上の、繊細な細工のものなどは……。 zero/00401.wav|3|よろしいんですの? zero/00402.wav|3|いえ、そうではなくて……。 zero/00403.wav|3|それは、そうですけど……。 zero/00404.wav|3|でもそれらは、我が家に以前からある物であったり、我が家に贈られた物です。わたくし個人の物ではありません。 zero/00405.wav|3|指輪自体は安いものかもしれませんが、こうして自分で見て選ぶのが楽しいのです。それは、値のつけようのない価値なのです。 zero/00406.wav|3|え?あ、はい、そうですね。 zero/00407.wav|3|使い魔さん!? zero/00408.wav|3|あ……ありがとうございます……。 zero/00409.wav|3|ふふっ、どうですか。 zero/00410.wav|3|うふふっ。こうやって見ると、なんだか婚約指輪みたいですね。 zero/00411.wav|3|なんでもありませんよ。うふふっ。 zero/00412.wav|3|あ……使い魔さん……。 zero/00413.wav|3|ええ、眠れなくて……。 zero/00414.wav|3|はい。ふと気がつくと、考えてしまうのです。今回の事件は全てわたくしの……。 zero/00415.wav|3|わたくしの失態ではないかと……。それを思うと……。 zero/00416.wav|3|ええ……。 zero/00417.wav|3|大切に……しているつもりです。いえ、皆がわたくしを大切に扱ってくれます。おそらく、わたくしが思っている以上に……。 zero/00418.wav|3|その、わたくしに注がれた分のほんのわずかでも……。 zero/00419.wav|3|ミス・ウェザリーにも与えられていたなら、彼女はこのようなことをしなかったのでしょうか。 zero/00420.wav|3|余計なこと?ミス・ウェザリーが受けた、いわれなき所業を、余計なことと言うのですか? zero/00421.wav|3|それは、そうですが。 zero/00422.wav|3|そうですね。 zero/00423.wav|3|もったいない……? zero/00424.wav|3|あなたは……たくましいのですね。わたくしには、そんな心の強さが……、足りないのでしょう。 zero/00425.wav|3|考えても仕方がないことだとは分かっています。でも、後悔……そう、後悔が打ち消しても後から浮かんでくるのです。 zero/00426.wav|3|幼い頃は考えずとも良かったこと、わたくしが空気のように受けとっていたものを与えられなかった者達がいること……。 zero/00427.wav|3|わたくしは……何ができるのでしょう?ただ断罪するだけでは、何も変わらないのに。 zero/00428.wav|3|では何ができるのかと自らに問うても、答えは返ってこないのに。 zero/00429.wav|3|使い魔さん……っ! zero/00430.wav|3|お願いします。今だけ……今だけ、こうさせていてください。今だけ……。 zero/00431.wav|3|……。 zero/00432.wav|3|すう……すう……。 zero/00433.wav|3|ええ、そうです。 zero/00434.wav|3|正確には、わたくし達は、あなたの中のアキナを必要としているのですが。 zero/00435.wav|3|この国の現状をご存知ですわね。 zero/00436.wav|3|そこで、あなたの力を貸していただきたいのです。例え、望んで得た力で無いとしても。 zero/00437.wav|3|ミス・ウェザリーですか。あれから結局見つからず、生死は不明のようですね。 zero/00438.wav|3|ミス・ウェザリーは分かっていなかったのです。あなたにも使っていた人の心を惑わす術がこの国では禁忌であり……、 zero/00439.wav|3|その禁忌にふれたのが貴族剥奪の原因であったことを。 zero/00440.wav|3|……そうですか。 zero/00441.wav|3|あら、でも城勤めとなると、その言葉遣いだけは直さないとなりませんね。 zero/00442.wav|3|なるほど。 zero/00443.wav|3|別に気にせずともかまいません。王宮で勉強をするつもりでもよいでしょう。 zero/00444.wav|3|わたくしから侍女に、少々の不都合には目をつぶるように言っておきましょう……。 zero/00445.wav|3|宮廷治療士が言うには、症例が少ないのでなんともいえないそうですが、 zero/00446.wav|3|時間をかけて少しづつ回復していくだろうということです。 zero/00447.wav|3|では、そろそろ……。 zero/00448.wav|3|あら。 zero/00449.wav|3|そうですか、彼女も自分が生きていくための道を、見つけたのですね。 zero/00450.wav|3|せめて最後に会いたかったのに、残念ですわ。 zero/00451.wav|3|彼女にもお礼と謝罪を述べたかったのですが、旅立ってしまったのでは仕方ありませんね。 zero/00452.wav|3|それに、今回の件では、皆の功に報いることができないのが、なにより心苦しいですわ。 zero/00453.wav|3|それではわたくしが心苦しいというもの。 zero/00454.wav|3|せめて、使い魔さんには、個人としてのわたくしにできることを褒美としたいと思います。 zero/00455.wav|3|受け取っていただけますか? zero/00456.wav|3|これでは足りませんか? zero/00457.wav|3|あらまあ、ルイズったら。 zero/00458.wav|3|あら。からかってなどいませんよ? zero/00460.wav|3|お疲れさまです。使い魔さん。 zero/00461.wav|3|大丈夫ですよ……。民衆にバレなければ。 zero/00462.wav|3|じゃあ、わたくしもお手伝いするわ。 zero/00463.wav|3|今回の調査のご協力に感謝します。 zero/00464.wav|3|え、ええと。きょ、今日はいいお天気ですね。 zero/00465.wav|3|……。 zero/00466.wav|3|つ、使い魔さん!いいところに来てくれました。 zero/00467.wav|3|ど、どうしても会話が続かなくて……。 zero/00468.wav|3|ありがとうございます! zero/00469.wav|3|そ、そうですよね。みんな頑張っていますし、誰に決まってもおかしくないですわ。 zero/00470.wav|3|使い魔さん、駄目じゃないですか?あまり状況が好転していませんよ。 zero/00471.wav|3|ええ、いい天気ですね。こういう天気の時は野原を駆け回りたいですね。 zero/00472.wav|3|本当です。空にちゃんといます。 zero/00473.wav|3|だったら、今度王宮の書庫に来てみてはいかがですか? zero/00474.wav|3|持ち出しや、見せることができない本もありますが、ある程度の本はお見せできると思いますよ。 zero/00475.wav|3|うーん。なんとなくタバサさんとの会話の方法、分かったような気がします。 zero/00476.wav|3|ここは広いところですね。 zero/00477.wav|3|まあ。仕事熱心なのはよいことですわ。 zero/00478.wav|3|はい? zero/00479.wav|3|あら、わたくしこれから夫の用事で、ヴァリエール公爵様のお屋敷に行かねばいけないのですけれど。 zero/00480.wav|3|あら、ここは確か……裏路地、ですね?ずいぶんと寂しい通り……。 zero/00481.wav|3|危険、ですか。 zero/00482.wav|3|そうなのですか。では、どんな女の子なら来てもいいのですか? zero/00483.wav|3|キュルケさん、ですの? zero/00484.wav|3|なるほど。人あしらいですか。 zero/00485.wav|3|え?使い魔さん……女の子でした? zero/00486.wav|3|はあ……そうなんですの?使い魔さんが女の子だったら、それなりにかわいい気がしますけれど。 zero/00487.wav|3|くすっ。使い魔さんは女性を大事に扱ってくださるんですね。 zero/00488.wav|3|女性を守る……騎士道精神ですね。すばらしいことですわ。でも、使い魔さん、顔が緩んでますけど。 zero/00489.wav|3|分かりました。 zero/00490.wav|3|ここは、緑が豊かな場所ですね。広々として……気持ちの良い光景です。 zero/00491.wav|3|ここが、街の境界になるのですね。 zero/00492.wav|3|このまま、この道を進んで遠くに行けたら……。 zero/00493.wav|3|いえ、なんでもありません。ただの戯言です。 zero/00494.wav|3|そうでしょうか……。 zero/00495.wav|3|そうですね。使い魔さん……ありがとう。 zero/00496.wav|3|ええ、それは分かっています。わたくしが女王である以上、忘れてはならない責務があることは。 zero/00497.wav|3|ですから、申し上げたでしょう?戯言なのですよ、ただの。 zero/00498.wav|3|……そうですね。わたくしの道……。一体どこにあるのかしら……。 zero/00499.wav|3|まあ、それは大変ですね。 zero/00500.wav|3|それは、本当に道に迷う話ですね。 zero/00501.wav|3|何でもありませんわ。 zero/00502.wav|3|ええ。そうですね。 zero/00503.wav|3|ここは市場ですね。とても活気に溢れてて、賑やか。さまざまな物が売られているのですね。 zero/00504.wav|3|平和……。そうなのでしょうか。 zero/00505.wav|3|今は、こうしていられますけど……。先の戦いで、もしもルイズと使い魔さんがいなければ……。 zero/00506.wav|3|きっともっと違った風景になっていたはずです。今この平和な光景があるのも、偶然が重なった結果にすぎないのですわ。 zero/00507.wav|3|そうですね。民が救われたのですから、それをまず喜ぶべきなのは確かです。 zero/00508.wav|3|くすっ。そうですね。うふふ。 zero/00509.wav|3|あ、すみません。そういう意味で言ったのではないのです。 zero/00510.wav|3|ただ、あの危機に陥った時に、ルイズと使い魔さんがこの国にいてくれた……。そのこと自体が偶然のように思えて……。 zero/00511.wav|3|そうでしょうか……。他の者はともかく、わたくしは……。 zero/00512.wav|3|だと……いいのですが。 zero/00513.wav|3|次……ですか? zero/00514.wav|3|そうですね。今度は、わたくしが都を守ってみせましょう。 zero/00515.wav|3|それでは、他の所にも行ってみましょう。 zero/00516.wav|3|あらあら、女の戦いははじまったばかりみたいですね。 zero/00517.wav|3|ああっ、久しぶりねっ!ルイズ・フランソワーズ。 zero/00518.wav|3|ルイズ。あなたも、相変わらず元気そうですね。顔をあげてください。 zero/00519.wav|3|それに、ここでは堅苦しいことはやめて。昔のように気軽に呼びかけてくれないかしら? zero/00520.wav|3|そちらの使い魔さんも、変わらないようですね? zero/00521.wav|3|それと、そちらの女性は? zero/00522.wav|3|シエスタさんとおっしゃるのね、どうぞよろしく。 zero/00523.wav|3|それと、もうひとかたの彼女は……。あまりこの辺では見かけない顔立ちのようですけど? zero/00524.wav|3|タカナギハルナさんとおっしゃるのですね。学院長から報告のあった、異世界から来られた方なのかしら? zero/00525.wav|3|分かりました、ルイズ。あなたの告白を、素直に受けとめましょう。 zero/00526.wav|3|なるほど、大体のことは分かりました。 zero/00527.wav|3|学院長のおっしゃるとおり、タカナギハルナは使い魔としては召喚されておらず……、 zero/00528.wav|3|その理由は未だ分かってないというのですね。 zero/00529.wav|3|分かりました。タカナギハルナの身柄は、引き続きこのルイズ・フランソワーズに一任します。 zero/00530.wav|3|ただし、事情が事情ですので、異世界から来たことを公にすることは禁じます。 zero/00531.wav|3|よからぬ陰謀を抱く人達に利用されるかもしれませんから。 zero/00532.wav|3|ハルナさん。 zero/00533.wav|3|いきなり異世界での生活。大変かもしれませんが、頑張ってください。 zero/00534.wav|3|この使い魔さん同様、いつか帰れる日が来るはずです。 zero/00535.wav|3|ところで、ルイズのことをこうしてわざわざ呼び出したのには、別の理由があります。 zero/00536.wav|3|いいえ。ハルナさんのことは今日初めて知りました。 zero/00537.wav|3|これからお話しすることは、ある意味、深刻な問題です。 zero/00538.wav|3|ルイズ、いいのです。では、お話しましょう。 zero/00539.wav|3|ハルナさん、シエスタさん。すみませんが、席をはずしてくださいませんか? zero/00540.wav|3|では、本題に入ります。 zero/00541.wav|3|ここ最近、「爆弾使い」と呼ばれる人物が暗躍をしているという話。ルイズや使い魔さんなら、もうご存じかしら? zero/00542.wav|3|そうですか……。ルイズは、その人物が誰かを見たのですか? zero/00543.wav|3|それは残念です。我々としても容疑者を割り出すべく、調査を行いました。 zero/00544.wav|3|その結果、犯人の特徴とその被害の発生している地域から、可能性のある人物を割り出す事ができたのです。 zero/00545.wav|3|そうですね。大筋は使い魔さんの言うとおりなのですが。 zero/00546.wav|3|犯人の特徴は、比較的小柄ですばしっこく、頭からローブをすっぽりかぶっていたという事です。 zero/00547.wav|3|そこで諜報部は、犯人は小柄な少年と見ているようなのです。 zero/00548.wav|3|これはわたくしの勝手な考えなのですが。その犯人の容姿からみて、もしかすると女性なのではないかとも考えています。 zero/00549.wav|3|そこで、犯人の容姿を女性に照らし合わせて浮かび上がった人物がいたのです。 zero/00550.wav|3|犯人を特定するための特徴は2つあります。ひとつは「爆発」。そして、女性だとすると「胸のない少女」。 zero/00551.wav|3|い、いえ。まだ、ルイズとは一言も……。 zero/00552.wav|3|なるほど。それは重要な証言ですね。 zero/00553.wav|3|なんですって?使い魔さん、冗談はここだけにしてください。 zero/00554.wav|3|ルイズ、落ち着いて。わたくしは信じているわ。 zero/00555.wav|3|まさにそうですね。使い魔さんのおっしゃるとおりです。 zero/00556.wav|3|ルイズ、そして使い魔さん。2人に、爆弾使いの調査、確保をお願いしたいと思います。 zero/00557.wav|3|本当でしたらこんな危険な事を、友人であるルイズなどには頼みたくないのですが。 zero/00558.wav|3|まぁ、頼もしいですわ。ルイズと使い魔さんの働き、信じていますよ。 zero/00559.wav|3|んぅ……!! zero/00560.wav|3|ルイズっ!! zero/00561.wav|3|ルイズ。無理だけはしないと約束してね。 zero/00562.wav|3|そうでしたか。ですが、今回は、あなた達の活躍で無事撃退をすることができました。 zero/00563.wav|3|市民に成り代わりお礼を言わせてください。 zero/00564.wav|3|今宵はこの王宮に留まって、旅の疲れをゆっくりといやしてください。 zero/00565.wav|3|そんな、いいのですよルイズ。 zero/00566.wav|3|大切な友人までも、危険に晒そうとするような愚かなわたくしに、せめてもの償いをさせてちょうだい。 zero/00567.wav|3|うん……。ありがとう、ルイズ。 zero/00568.wav|3|では、わたくしはいろいろと後始末をせねばなりませんので。これで失礼します。 zero/00569.wav|3|わたくしよ。ルイズ。 zero/00570.wav|3|『お友達』に意外なところで会ったからって、そんなに驚かなくてもいいのに……。 zero/00571.wav|3|はい。今後、リエッタとお呼びください。 zero/00572.wav|3|使い魔さん。 zero/00573.wav|3|……顔が多少知られていても、意外とバレないものですね。ふふふっ。 zero/00574.wav|3|それとも服のせいかしら? zero/00575.wav|3|うふふ……。 zero/00576.wav|3|大丈夫です。お城には許可を取っています。もちろん、上層部だけですけど。 zero/00577.wav|3|これは、ひ・み・つ。ですからね! zero/00578.wav|3|……。 zero/00579.wav|3|終わってしまったのですね……。思い出してみれば楽しい日々でした。 zero/00580.wav|3|ああ、やっと来てくれたのね!さあ、中に入ってちょうだい、ルイズ。使い魔さんも! zero/00581.wav|3|ええ。ですから、あなた方に来ていただいたのです。 zero/00582.wav|3|そうですね。事は急を要します。王都の地図をここに。 zero/00583.wav|3|ありがとう。このところ、王都の各所で発生している爆破事件のことですが……、 zero/00584.wav|3|それについて、わたくしなりに調査し、ある仮説を導きだしました。 zero/00585.wav|3|それを皆さんに説明し、判断していただきたかったのです。 zero/00586.wav|3|みなさん、今は会議の時です。剣を収めなさい! zero/00587.wav|3|いえ、いいのです。わたくしの会議の進め方に問題がありました。ただ、もう少しだけお時間をください。 zero/00588.wav|3|では、話を続けます。 zero/00589.wav|3|地図を見てください。これが、今までに起きた爆破事件の現場です。最初にここ、次にここ……。 zero/00590.wav|3|そうです。ただの偶然とは思えません。 zero/00591.wav|3|今回の爆破事件の現場を修復するに当たり、この国の職人達だけでは人手が足りません。ゆえに国外の者も多く呼び入れられています。 zero/00592.wav|3|わたくし達が国外から呼び入れた職人達が、まっとうな職人ならば良いのですが……。爆破事件のことを考えると……。 zero/00593.wav|3|はい、そのとおりです。 zero/00594.wav|3|おそらくですが、これを機会に、工作員が職人を装って、都に侵入しているのではないかと……。 zero/00595.wav|3|なぜ、そう言い切れるのです?あらゆる証拠と犯人の動きを分析すれば、他に理由は考えられません。 zero/00596.wav|3|はい。急ぎ、職人達の調査をお願いします。もう手遅れ……かもしれませんが……。 zero/00597.wav|3|お待ちなさい、この攻撃は……。状況の報告を! zero/00598.wav|3|砲台まであるというのですか!この都に敵の進入を許すとは……。なんということでしょう……! zero/00599.wav|3|それは? zero/00600.wav|3|出動可能な部隊は、速やかに砲台の奪還を!魔術師隊は艦隊を見失うことのないように! zero/00601.wav|3|また、砲台付近の住民を急ぎ避難させなさい!このトリステインにたとえ一滴でも、民の血が流れることは許されません! zero/00602.wav|3|ルイズと使い魔さんには、折り入ってお願いしたいことがあります。そのために城に来ていただいたのですから。 zero/00603.wav|3|ルイズ……これはお友達としてではなく、トリステインの女王としてお願いします。よろしいですか? zero/00604.wav|3|ルイズ、今の軍議を見てもらえれば分かるとは思いますが、我がトリステインは現在、危機的状況にあります。 zero/00605.wav|3|ですが……ルイズ。あなたと使い魔さんの力があれば……。 zero/00606.wav|3|そして、使い魔さん……。あなたにも。 zero/00607.wav|3|使い魔さん……。 zero/00608.wav|3|あなたが持つガンダールヴの力は、契約の主を魔法詠唱の間、外敵から守るためのものであると聞いています。 zero/00609.wav|3|ルイズと使い魔さんの力、わたくしに貸してはくださいませんでしょうか? zero/00610.wav|3|ルイズ……わたくしはあなたを、この世でたった1人の大切なお友達だと思っています。ですが……。 zero/00611.wav|3|許してください。そんなあなたを戦争の道具として、戦場へとおもむかせてしまうことを。 zero/00612.wav|3|ふふっ……くすくす……。 zero/00613.wav|3|ふふふっ……安心しました。そのくらい仲がよい2人なら……。きっと、大丈夫ですね。 zero/00614.wav|3|ルイズ、使い魔さん。この国の未来……あなたがたに託します。 zero/00615.wav|3|ルイズ、ルイズ・フランソワーズですね!お待ちしていましたわ。 zero/00616.wav|3|こんな危険な時にやってくきてくれるなんて。どうしていつもルイズはそうなのかしら? zero/00617.wav|3|ありがとう、ルイズ。あなたの友情に感謝します。 zero/00618.wav|3|そのとおりです、ルイズ。今回のこの騒ぎは、爆弾使いに対してのものではありません。 zero/00619.wav|3|……。 zero/00620.wav|3|わたくし達がこれまで敵視していた爆弾使いという存在は、どうやら単なる先兵にしか過ぎなかったのです。 zero/00621.wav|3|はい。それを見抜けなかったために、この国は現在の苦境に立たされています。 zero/00622.wav|3|まず、これまでに起きた爆破事件ですが、爆弾使いは、無計画に爆破してる……。私達はそう思っていました。 zero/00623.wav|3|ですが、そうではなかったのです。この地図を見てください。 zero/00624.wav|3|そうです。これを見て、何か気づきませんか? zero/00625.wav|3|いいえ。見えるのではなく、囲んでいるのです。 zero/00626.wav|3|今、城はぐるりと敵の大砲に囲まれています。 zero/00627.wav|3|爆破が断続的に繰り返されたため、修理に当たる職人が不足し、国外からも職人が集められました。 zero/00628.wav|3|敵はその職人の中に工作員を潜入させ、修復場所を拠点に砲台を取り付けたのです。 zero/00629.wav|3|はい。周囲を敵の拠点によって囲まれています。 zero/00630.wav|3|今はまだそれほど活発に動いていませんが、一気に動かれた場合、落城の危機すらあります。 zero/00631.wav|3|いいえ、ルイズ。 zero/00632.wav|3|あの時、あなた方が深追いをして、大事に至らなかっただけでも幸いだと思ってます。 zero/00633.wav|3|とにかく、今は各砲台を個別に攻撃していますが、あまり、状況はかんばしくありません。 zero/00634.wav|3|市民の避難にも、兵を割かなければなりませんし……。とにかく、後手に回ってしまっています。 zero/00635.wav|3|以上が、今の状況です。 zero/00636.wav|3|ルイズ、それに使い魔さん。少し待っててくださいね。今、協議を終わらせますわ。 zero/00637.wav|3|分かりました。では、皆さん、協議の決定どおりに、事を進めてください。 zero/00638.wav|3|犠牲は最小限に。では解散しましょう。 zero/00639.wav|3|お待たせしてしまいましたね。 zero/00640.wav|3|爆弾使いの策略にかかって、敵を都に引き入れてしまった。わたくしの力不足です……。 zero/00641.wav|3|いえ、あなたがたはよくやってくれました。感謝しています。 zero/00642.wav|3|将校達は、いえ、末端の兵士に至るまで、軍はよくやってくれています。ですが、なにぶん、急な事態でしたから……。 zero/00643.wav|3|わたくしにですか?どのようなことでしょう? zero/00644.wav|3|この都で虚無の魔法を、ですか? zero/00645.wav|3|分かりました、ルイズ。あなたに一任します。 zero/00646.wav|3|まあ、ルイズ・フランソワーズ!よくぞご無事で。 zero/00647.wav|3|わたくしの幼馴染と、そのよき友人達ですわ。 zero/00648.wav|3|中座して失礼しました。では、報告を続けてください。 zero/00649.wav|3|と、言いますと? zero/00650.wav|3|どうやら爆弾使いの背後には巨大な組織が潜んでいるようですね。 zero/00651.wav|3|捕まえた兵はどこに所属しているのか、聞くことはできましたか? zero/00652.wav|3|そうですか……。 zero/00653.wav|3|お待たせしてごめんなさいね。 zero/00654.wav|3|いいのです、ルイズ。 zero/00655.wav|3|それで、どうしたの?爆弾使いの件と、何か関係のあることかしら? zero/00656.wav|3|あら、どうしたの?わたくしとあなたの仲でしょ。遠慮しないでおっしゃいなさいな。 zero/00657.wav|3|フフフッ……。相変わらず楽しい使い魔さんですね。 zero/00658.wav|3|分かりました。それでは、都の状況をお話します。 zero/00660.wav|3|先ほどの報告どおり、これまで起こっていた爆弾使いがひき起こした一連の騒ぎは、計画的なものだったようです。 zero/00661.wav|3|わたくし達が、それにもう少し早く気づいていればと思うと、残念でなりません……。 zero/00662.wav|3|フフッ、そうですね。どうもありがとう、使い魔さん。 zero/00663.wav|3|ありがとう、使い魔さん。確かにその通りです。また、本質を見失うところでした。 zero/00664.wav|3|分かるはずがない……。そうですね。 zero/00665.wav|3|確かに、まだ相手の目的も把握できていませんね。 zero/00666.wav|3|今起こるよりも、次に目を向ける。確かにその通りですね。 zero/00667.wav|3|ありがとう、使い魔さん。また、過ちを繰り返すところでした。 zero/00668.wav|3|ハルナ……。確か劇で一緒になった娘のことですね。あの娘がどうかしたのですか? zero/00669.wav|3|まぁ、行方不明ですか……。それは大変です。 zero/00670.wav|3|そうでしたか……。 zero/00671.wav|3|こちらのほうは、見てのとおり戦闘が始まってしまったために、情報収集がうまく機能していません。 zero/00672.wav|3|分かり次第、ルイズにお知らせしますね。 zero/00673.wav|3|いいのよ、ルイズ・フランソワーズ。そんなにかしこまらなくても。 zero/00674.wav|3|この様な状況。礼儀を通していては被害が拡大するばかりです。 zero/00675.wav|3|虚無の魔法、ですか……。 zero/00676.wav|3|……。 zero/00677.wav|3|そうですね……。 zero/00678.wav|3|まあ……。使い魔さんは、虚無の魔法を使うことを反対しているのですか? zero/00679.wav|3|まあまあ、ルイズにはルイズの考えがあるのでしょうから、信じてみませんか? zero/00680.wav|3|まあまあ、使い魔さん。ルイズにはルイズの考えがあって申し出ていることですから。 zero/00681.wav|3|それに、ルイズはあなたが思っている以上に思慮深い子なのですよ。 zero/00682.wav|3|そのことで、わたくしが何度救われたことか分かりません。 zero/00683.wav|3|まあまあ、ルイズにはルイズの考えがあるのでしょうから、信じてみませんか? zero/00684.wav|3|それで、状況は……。 zero/00685.wav|3|市内に砲台とはどういうことです?そんなものをどうやって! zero/00686.wav|3|なんですって! zero/00687.wav|3|こ、これは……。 zero/00688.wav|3|なんてことでしょう。やはり、今回も後手になってしまったということですか……。 zero/00689.wav|3|ルイズが?すぐに通しなさい。 zero/00690.wav|3|爆弾使いについて調べさせていた者達です。何か重要な報告を持ってきたのかもしれません。 zero/00691.wav|3|分かりました。一旦、軍議を小休止とします。下がりなさい。 zero/00692.wav|3|ルイズ。よく来てくれました。それに使い魔さん達も。 zero/00693.wav|3|過去を悔やんでいてもはじまりません。それより報告を……。 zero/00694.wav|3|そうですか、やはりあのウェザリーの一座が……。 zero/00695.wav|3|内偵を進めていたのは事実です。ルイズに黙っていたのは心苦しかったのですが。 zero/00696.wav|3|人には向き不向きがありますもの。ルイズは隠し事は苦手ですし。 zero/00697.wav|3|ともあれ、ミス・ウェザリーの能力には気をつけないとならないということですか……。 zero/00698.wav|3|気の毒なキュルケやハルナだけではなく、軍や貴族にも催眠を受けたものがいるやもしれません。 zero/00699.wav|3|不覚でした。ここまで事態が進んでいたとは。もう少し早く気づいていれば……。 zero/00700.wav|3|どうやら、爆弾使いの事件は敵の単なる第一手にすぎなかったようです。 zero/00701.wav|3|トリスタニア市街では、爆弾使いの事件を利用して潜入していた敵兵が動き出し、市街戦になりつつあるそうです。 zero/00702.wav|3|おまちなさい。砲台だけでもかなりの数がある上に、幾重にも守られています。 zero/00703.wav|3|あなた達の力はよく承知していますが、今は、その力を貯めておいてほしいのです。 zero/00704.wav|3|あなた達はわが国にとって、切り札なのです。軽々しく動くことはなりません。 zero/00705.wav|3|その言葉、本当にうれしく思います。 zero/00706.wav|3|ですが、その件については許可できません。 zero/00707.wav|3|あなた達はわが国にとって、切り札なのです。軽々しく動くことはなりません。 zero/00708.wav|3|なりません。いま待ちなさい。 zero/00709.wav|3|あなた達はわが国にとって、切り札なのです。軽々しく動くことはなりません。 zero/00710.wav|3|このトリスタニアを攻撃するのに、あのような潜入させた兵士だけということはないはずです。 zero/00711.wav|3|おそらくは……。 zero/00712.wav|3|来ましたか。 zero/00713.wav|3|破壊工作により最大限に混乱させたうえでの、王都への奇襲……。 zero/00714.wav|3|もっとも恐れていたのですが……。 zero/00715.wav|3|このトリスタニアで虚無を使用するのですか? zero/00716.wav|3|……。 zero/00717.wav|3|分かりました。承認しましょう。 zero/00718.wav|3|ルイズ、頼みましたよ。 zero/00719.wav|3|ルイズが?トリスタニアに来ていたのですね。すぐに通しなさい。 zero/00720.wav|3|かまいません。 zero/00721.wav|3|わたくしが、爆弾使いについて調べさせていた者達です。何か重要な報告を持ってきたのかもしれません。 zero/00722.wav|3|それに、この状況下では百万の味方にも等しいでしょう。 zero/00723.wav|3|よく来てくれました、ルイズ……。あら、使い魔さんは? zero/00724.wav|3|ハルナですか? zero/00725.wav|3|分かりました。では報告の続きを……。 zero/00726.wav|3|市内に砲台とはどういうことです?そんなものをどうやって! zero/00727.wav|3|爆破事件の資料と市街の地図を。 zero/00728.wav|3|こ、これは……。 zero/00729.wav|3|発言を慎みなさい。 zero/00730.wav|3|このような卑怯な手段をとる敵への賞賛はあってはなりません。 zero/00731.wav|3|不覚でした。ここまで事態が進んでいたとは。 zero/00732.wav|3|爆弾使いの事件は、敵の単なる第一手にすぎなかったということですね。 zero/00734.wav|3|わたくしです。 zero/00735.wav|3|ごきげんよう、皆さん。 zero/00736.wav|3|皆さんにどうしても伝えなければならない用事があって、抜け出してきたのです。 zero/00737.wav|3|用件というのは、ほかでもありません。しばらくの間、わたくしをかくまってほしいのです。 zero/00738.wav|3|ええ、もちろんですわ。それをこれから説明いたします。 zero/00739.wav|3|あなたがたにお願いした、爆破事件の調査なのですけれど……。 zero/00740.wav|3|それは承知しています。あなたがたをとがめるために来たのではありません。 zero/00741.wav|3|各事件の報告を元に、こちらでも検討した結果、新たな事実と思われるものを発見したのです。 zero/00742.wav|3|今回の一連の爆破事件には、ある法則があります。皆さん、この地図を見てください。 zero/00743.wav|3|はい。この中心部分が王宮。そして、このマークが爆破された現場です。 zero/00744.wav|3|分かっていただけたでしょうか?この事件はただの単独犯ではない。そう思えてならないのです。 zero/00745.wav|3|爆破で壊された箇所を、そのままにしておくわけにはまいりません。瓦礫を片づけ、修復工事を行うのですが……。 zero/00746.wav|3|これだけ修復箇所が多いと、作業に携わる職人が不足しています。 zero/00747.wav|3|そこで、早急に修復作業をおこなうため、職人を国の内外から集めているのです。 zero/00748.wav|3|はい。 zero/00749.wav|3|おそらくは。それを疑っているのは、今のところわたくしだけですし、 zero/00750.wav|3|ただの杞憂なのかもしれません。ですが……。 zero/00751.wav|3|……おそらく無駄になるでしょう。 zero/00752.wav|3|情勢が不穏なこの時期です。当然、国外の職人は、身元を確認しています。素性が怪しい者は国内に入ることはできません。 zero/00753.wav|3|職人の身元を保証しているのは、我が国の有力貴族達なのです。 zero/00754.wav|3|考えたくはありませんが……、もしその貴族の中に国を売る者がいるとしたら。工作員の身元を偽るのも簡単なことです。 zero/00755.wav|3|ですが、他に考えられません。 zero/00756.wav|3|そこでみなさんにお願いがあるのです。できれば、ここでわたくしをかくまっていただけませんか? zero/00757.wav|3|わたくしの不在を知れば、それに乗じて、なんらかの動きがあるかもしれません。お願いできますか? zero/00758.wav|3|どうか、よろしくお願いいたします。 zero/00759.wav|3|あの、起きてますか? zero/00760.wav|3|良かった、もう起きてらっしゃいましたね。 zero/00761.wav|3|慣れないベッドで寝たせいでしょうか、いつもより早く目が覚めてしまって……。それで、せっかくですから街を見て回ろうかと。 zero/00762.wav|3|ルイズには、わたくしがとりなします。では、まいりましょう。 zero/00763.wav|3|あら、ここは今までのところにも増して賑やかですのね。 zero/00764.wav|3|良かった……。 zero/00765.wav|3|市場が活気に溢れているということは、民の暮らしがそこまでひどいことにはなっていないということでしょう。 zero/00766.wav|3|それほど褒められたものではありませんわ。わたくし、こうして実際に市場を見ることはまずありませんもの。 zero/00767.wav|3|ああ、でも、それだから嬉しいのかも知れませんね。 zero/00768.wav|3|だって、いつもなら窓枠の外の世界だったこの光景が、今はこうして手に触れられるところにあるんですもの。 zero/00769.wav|3|そんなごく普通の光景が、わたくしには特別なのですよ。こんなに楽しいことは、最近ありませんでした。 zero/00770.wav|3|あら?もめているみたいですね……。 zero/00771.wav|3|……。 zero/00772.wav|3|民は正直なものですね。生活を困窮させているのがなんなのか、誰のせいなのかを素直に告げるのですから。 zero/00773.wav|3|え? zero/00774.wav|3|ありがとう、使い魔さん。 zero/00775.wav|3|これから……ですか? zero/00776.wav|3|ああ……。そういう考え方でいいんですね。 zero/00777.wav|3|ねっと? zero/00778.wav|3|そう、そうですか。でも、ありがとう。少し、気が楽になりました。 zero/00779.wav|3|いろんな……ですか。 zero/00780.wav|3|そんなに簡単なものでしょうか。 zero/00781.wav|3|そうですね。まだ女王になって間もないというのに、皆から認められようというのはぜいたくですわ。 zero/00782.wav|3|何にしても、わたくしは女王としてまだまだ、ということですね……。 zero/00783.wav|3|え?あ、使い魔さん、待ってください! zero/00784.wav|3|元気が出るところって……ここですか?食堂……ですよね、ここ。 zero/00785.wav|3|あ、はい。これは……焼き魚ですね。こちらは、野菜のスープ。 zero/00786.wav|3|あ、はい。偉大なる始祖ブリミルよ、今朝もささやかなる糧を……。 zero/00787.wav|3|では、いただきます……。あむ。 zero/00788.wav|3|美味しいですっ。 zero/00789.wav|3|みなさんは、いつもこんな美味しいものを食べてるんですか? zero/00790.wav|3|使い魔さんは、いろいろご存じなのですね。 zero/00791.wav|3|ああ、そう言えばそうでしたね。 zero/00792.wav|3|ルイズに聞いたのですが、使い魔さんは異世界の住人だとか。 zero/00793.wav|3|一度お聞きしたかったのです。使い魔さんの世界は、いったいどのようなところなのでしょう? zero/00794.wav|3|王がいない!?それでは、いったい誰がどのように国を治めているのですか? zero/00795.wav|3|はぁ……。 zero/00796.wav|3|魔法がない……ですか。それはまた不便な世界ですね。 zero/00797.wav|3|カガク……ですか。 zero/00798.wav|3|夜がないのですか!?太陽が出たまま、昼だけの世界ということなのでしょうか? zero/00799.wav|3|ああ、なるほど。でも、それではずいぶんと薪代がかかるのでは? zero/00800.wav|3|デンキ? zero/00801.wav|3|雷の……。なるほど。 zero/00802.wav|3|使い魔さんの世界は一体誰が治めているのですか? zero/00803.wav|3|コッカイ?ギイン? zero/00804.wav|3|民が自らの長を選ぶ……。そんなこと、可能なのでしょうか。 zero/00805.wav|3|王のいない世界なんて想像もできません。ほかの世界にはそのような国もあるのですね。 zero/00806.wav|3|朝の散歩のはずが、すっかり暗くなってしまいましたね。 zero/00807.wav|3|どうなさったのです?なにか心配事でも? zero/00808.wav|3|ああ、なるほど……。ふふ、ちょっとルイズがうらやましくなりました。 zero/00809.wav|3|気を許せる人がいるのは、うらやましいことです。 zero/00810.wav|3|もちろん、ルイズがあなたにですよ。彼女が素直な感情をあらわにするのは、使い魔さんに気を許している証拠でしょう? zero/00811.wav|3|その素顔を見せて過ごせる時間があることが、わたくし、すごくうらやましいです。 zero/00812.wav|3|わたくしは常に、女王としての自分を作っていますから……。 zero/00813.wav|3|ルイズ……。ごめんなさい。 zero/00814.wav|3|やはり……そうですか。 zero/00815.wav|3|……。 zero/00816.wav|3|おそらく……自分の地位と引き換えに、わたくしを売るつもりなのでしょう。 zero/00817.wav|3|でもね、ルイズ。女王1人で何ができるのか、と疑問視する声は少なくないのです。 zero/00818.wav|3|その中の、事を急ぐ人達が実際の行動に出た、そういうことなのでしょう。 zero/00819.wav|3|ルイズ……。 zero/00820.wav|3|待ってください。わたくしも共にまいります。 zero/00821.wav|3|ええ、承知しています。 zero/00822.wav|3|心配してくれる気持ちは嬉しいわ、ルイズ。でも今回の一件、わたくしが原因。あなた達に調査を依頼したのもわたくしです。 zero/00823.wav|3|あなた達を危険な場所に向かわせて、わたくしだけが安全な場所で安穏としているわけにはまいりません。 zero/00824.wav|3|では……よろしいのですね? zero/00825.wav|3|え……。それでは、よろしいのですね? zero/00826.wav|3|そうはいきません。 zero/00827.wav|3|嫌です。 zero/00828.wav|3|ありがとう、ルイズ。感謝します。あなたがたの邪魔にならないよう気をつけます。 zero/00829.wav|3|おかしくありませんか? zero/00830.wav|3|夜とはいえ、ここまで人の気配がないというのは……。 zero/00831.wav|3|え……? zero/00832.wav|3|あなたは、獣人の娘なのですね。貴族と獣人の間に生まれた子……。 zero/00833.wav|3|ハルケギニアの先住民族です。さまざまな偏見から、迫害を受けることが多いのです。 zero/00834.wav|3|……。 zero/00835.wav|3|それは……あなたの黒幕が、あなたに貴族の身分を与えるという意味ですか? zero/00836.wav|3|2人とも、無事でしたのね。 zero/00837.wav|3|いったい、何があったのです? zero/00838.wav|3|いったい何があったというのですか。 zero/00839.wav|3|それで正解です。今は、まず彼女達が残していった爆薬の処理を優先しましょう。 zero/00840.wav|3|もちろん追跡は重要ですが、このまま爆薬を放置しておいて、使われてしまっては一大事です。 zero/00841.wav|3|おそらく、正体とその動機を、少なくともわたくし達には隠しておく意味がなくなったのでしょうね。 zero/00842.wav|3|あなたがたの背後にいるのはレコン・キスタですね。 zero/00843.wav|3|なんですって!? zero/00844.wav|3|急がないと……。都が火の海になる前に、止めなくては! zero/00845.wav|3|こうなると、宿のシエスタさんが心配です。早く戻りましょう。 zero/00846.wav|3|……。 zero/00847.wav|3|結局、わたくしには何もできなかったわけですね。 zero/00848.wav|3|いいえ、そもそもの発端を考えれば、わたくしが女王として未熟だったからです。 zero/00849.wav|3|そのために、国内の貴族達を籠絡する隙を与えてしまった。 zero/00850.wav|3|そう言ってくれるのは嬉しいけど……。でも、女王である以上、わたくしはやはり責を負わねばなりません……。 zero/00851.wav|3|すみません……。わたくし、少し横にならせてください。 zero/00852.wav|3|あ……使い魔さん。 zero/00853.wav|3|いえ、ちゃんと寝ました。でも、いろいろなことを考えてしまって……。 zero/00854.wav|3|わたくしは、国も民も幸せにできないのでしょうか? zero/00855.wav|3|ただ、地位にしがみつくだけの日々……。 zero/00856.wav|3|使い魔さん……。 zero/00857.wav|3|お願いです……。わたくしを、どこかに連れて行ってください。 zero/00858.wav|3|お願い……ここではないどこかへ……! zero/00859.wav|3|ああ……! zero/00861.wav|3|え……? zero/00862.wav|3|覚悟……。 zero/00863.wav|3|使い魔さん……ありがとう……。 zero/00864.wav|3|使い魔さんの、故郷……?どんなところでしょう? zero/00865.wav|3|ハルナ、さん……。 zero/00866.wav|3|そう、そうでしたね……。あの娘も、あなたと同じ世界から来たのでしたね。 zero/00867.wav|3|……。 zero/00868.wav|3|ならば、彼女を見捨てて行くわけには、いきませんね……。 zero/00869.wav|3|彼女がこうなったのは、わたくしの責任なのですから。 zero/00870.wav|3|う……ふ、ううっ……うっ、うっ……! zero/00871.wav|3|すう……すう……。 zero/00872.wav|3|う、ん……。 zero/00873.wav|3|ん……。 zero/00874.wav|3|う、ん……。 zero/00875.wav|3|あ……ここ、は……。そう、宿屋でしたわね……。 zero/00876.wav|3|あ、あの、あのっ……!? zero/00877.wav|3|あのっ、使い魔さんずっといたんですか!? zero/00878.wav|3|ずっと、って、その、あの……っ! zero/00879.wav|3|ふふっ。 zero/00880.wav|3|いいえ。ひとつ、お聞きしてよろしいですか? zero/00881.wav|3|サイトさんは、女王であるわたくしにあまり遠慮はしないのですね。なぜですか? zero/00882.wav|3|えっ。 zero/00883.wav|3|同じ、人間……? zero/00884.wav|3|なんとなく……なのですか?もっとこう、考えがあるのではなくて? zero/00885.wav|3|そうでしたね。使い魔さんは他の世界の方でしたね。 zero/00886.wav|3|ありがとうございます。 zero/00887.wav|3|でも、知っていますか? zero/00888.wav|3|ここトリステインでは、女王の寝顔をずっと見ていたなど、大変に無礼な行為なのですよ。 zero/00889.wav|3|いくらこの世界の生活習慣を知らないとはいえ、許されることではありません。反省してください。 zero/00890.wav|3|ちゃんと聞いているのですか? zero/00891.wav|3|本当に? zero/00892.wav|3|ちゅっ。 zero/00893.wav|3|うふふ、隙あり、ですよサイトさん。そんな風では騎士失格です。 zero/00894.wav|3|……。 zero/00895.wav|3|それで、どうしたのですかルイズ? zero/00896.wav|3|許可?どのようなことでしょう? zero/00897.wav|3|レコン・キスタですか……。 zero/00898.wav|3|希望……ですか? zero/00899.wav|3|虚無の魔法の使用許可ですね。 zero/00900.wav|3|ルイズ。それを使うことで、市民に被害を出すことなく襲撃者を制圧できるのですね。 zero/00901.wav|3|分かりました。ルイズ、トリスタニアでの虚無の魔法の使用を許可します。 zero/00902.wav|3|皆様、集まっていますか。 zero/00903.wav|3|ええ、もう大丈夫。 zero/00904.wav|3|ルイズ、城に向かうのですね。 zero/00905.wav|3|心強いですね、ルイズ。でも、あなた達だけに戦わせるわけにはまいりません。 zero/00906.wav|3|わたくしも戦います。 zero/00907.wav|3|皆さんの言うことは、よく分かります。でも、わたくし1人がただ、不安に震えているわけにはまいりません。 zero/00908.wav|3|わたくしは女王なのです。先頭に立って戦わなければ、誰がついてくるのですか? zero/00909.wav|3|ルイズ、わたしくは女王なのです。先頭に立って戦わなければ、誰がついてくるのですか? zero/00910.wav|3|はい! zero/00911.wav|3|ルイズ、ありがとうございます。 zero/00912.wav|3|いいえ。わたくしは、王宮へ戻るつもりです。 zero/00913.wav|3|ですから、そこまでの道中を皆さんとご一緒したいのです。 zero/00914.wav|3|わたくしが王宮内に無事でいることで、トリステインが健在であることを示せるだけでよいのです。 zero/00915.wav|3|それに、わたくしにもひとつ、考えていることがあるのですよ。 zero/00916.wav|3|女王としてのわたくしとは別に、魔術師としてのわたくしにできることが、ひとつある……と考えているのです。 zero/00917.wav|3|それは、その時がきたらお話しします。そうですね、奥の手と思ってください。 zero/00918.wav|3|ありがとう、ルイズ。 zero/00919.wav|3|分かりました。足手まといにならないよう、頑張ります。 zero/00920.wav|3|状況はどうなっていますか。 zero/00921.wav|3|分かっています。ですから、奥の手を用意してきました。 zero/00922.wav|3|詳しいことはこの戦いが終わったら説明します。 zero/00923.wav|3|市街に展開している各部隊に伝達。現状このまま包囲して待機、敵陣に混乱が生じたら一気に突入してください。 zero/00924.wav|3|そこまでです! zero/00925.wav|3|その子を確保してください、早く! zero/00926.wav|3|あなたの魔法「ブレインウォッシュ・ハウリング」は、ここでは通用しません。 zero/00927.wav|3|わたくしがいる限り、絶対に。 zero/00928.wav|3|それが、破れるのですよ。 zero/00929.wav|3|あなたが人には聞くことのできない音で、指示を出しているのは分かっています。 zero/00930.wav|3|わたくしが魔法を使って、その音を聞こえなくさせているだけです。 zero/00931.wav|3|ミス・ウェザリー、あなたが貴族の身分を剥奪されたのは、あなたの出自とは関係ありません。 zero/00932.wav|3|魔法によって人の心を操る……。非人道的であるがゆえに禁忌とされた技を使用したためです。 zero/00933.wav|3|あなたが貴族であった時分、出自によって迫害を受けたことは事実でしょうし、それについては同情をします。 zero/00934.wav|3|しかし、あなたは禁忌を破り、人の心をもてあそぼうとしたのです。 zero/00935.wav|3|それは、いかなる理由があろうと許されない罪です。だから、あなたは貴族の資格を失ったのです。 zero/00936.wav|3|人心を操る禁忌の技の存在は、脅威です。それゆえ、王家の者や軍の一部では、この技を破るための研究もおこなわれていました。 zero/00937.wav|3|わたくしが民を守るため学んだのは、そのひとつ。あなたの技は、もはや効きません。 zero/00938.wav|3|ミス・ウェザリー。あなたには、自分の罪を償ってもらいます。 zero/00939.wav|3|分かりました。処分は後ほどお伝えします。 zero/00940.wav|3|次はルイズ、あなたの番ですね。力を見せてください。 zero/00941.wav|3|ああ……! zero/00942.wav|3|ああ、ルイズ……。これは、イリュージョンなのね。実体なき幻を出現させる魔法……。 zero/00943.wav|3|敵の動揺を見た各部隊が、突入を開始したようですね。これで、勝敗は決しました。 zero/00944.wav|3|ルイズ……そして使い魔さん、ありがとう。あなたがたのおかげで、この国は救われました。 zero/00945.wav|3|そしてわたくしも……。 zero/00946.wav|3|い、いえ。さあ、これから激務になりそうですね。 zero/00947.wav|3|怪我人の収容、壊れた建物の再建……。今すぐ思いつかないほど、やるべき事はたくさんあります。 zero/00948.wav|3|でも……。わたくしはもう逃げようなんて思いません。わたくしは……この国の女王なのですから。 zero/00959.wav|18|おや、サイトくん。廊下に立ちつくして、どうかしたのかね? zero/00960.wav|18|そうか、それは残念だったね。 zero/00961.wav|18|ああ、そうだサイトくん。今度、わたしの研究室にぜひ寄ってくれたまえよ。 zero/00962.wav|18|そうか。では、いつでも構わないので、サイトくんの都合がいいときにでも来なさい。 zero/00963.wav|18|落ち着いたらというと……。最近、何か忙しいのかね? zero/00964.wav|18|そうか。じゃあ、落ち着いたら来てくれたまえ。 zero/00965.wav|18|はい、ミス・ツェルプストー。北風と太陽が、旅人の服を脱がす勝負をするお話なんですよ。 zero/00966.wav|18|口ごもるなんて、サイトくんらしくないな。一体どうしたんだね? zero/00967.wav|18|そうか。いろいろと大変なんだな、君も。 zero/00968.wav|18|それじゃあ、楽しみにしてるからね。サイトくん。 zero/00969.wav|18|ふぅむ。あれでもない、これでもない……。一体、どうしたものか……。 zero/00970.wav|18|おや、おはよう、サイトくん。どうしたんだね?ずいぶんと急いでいるようだが。 zero/00971.wav|18|ハルナくんですか?いや、わたしは見ていないが、彼女がどうかしたのかね? zero/00972.wav|18|ふうむ、なるほど。それは心配だな。 zero/00973.wav|18|逆に聞かせてもらおう。サイトくんは、彼女がどうしたらいいと思うのかね? zero/00974.wav|18|だったら、サイトくんの、その心のままを告げることだね。 zero/00975.wav|18|気持ちの押し付けかもしれないが、本当の言葉はそれ自体が力を持つものだ。 zero/00976.wav|18|まあ、心のままを告げるということ自体、大変難しいことだがね。 zero/00977.wav|18|つまり、他人に誤解されないよう、気持ちを伝えるということは至難の業であり、ある種、その効果は魔法的といってもいい。 zero/00978.wav|18|そもそも魔法というものも、詠唱という言葉を必要とするわけで、そういった意味において……。 zero/00979.wav|18|我々は、比喩としての『言葉の力』ではなく、そのままの意味において、『言葉が持つ力』を研究する必要が……。 zero/00980.wav|18|さらに誤解を恐れずに言うとだね……。 zero/00981.wav|18|お、そ、そうだった。これは失礼。 zero/00982.wav|18|わたしの悪い癖だな。ハルナくんのことは、わたしも探してみるよ。 zero/00983.wav|18|ミス・ヴァリエール。朝から何事かね? zero/00984.wav|18|ふむ。ならばよいのですが、もう授業が始まりますから私語は慎むように。 zero/00985.wav|18|コホン。えー、授業に入る前に、皆に注意しておくことがあります。 zero/00986.wav|18|最近、爆弾使いについて、耳にした者もいると思うのですが……。 zero/00987.wav|18|いかにも……。その爆弾使いの話です。 zero/00988.wav|18|ここ数ヶ月にわたり、トリスタニアでいくつもの建物を爆弾で破壊。いまだに正体がつかめません。 zero/00989.wav|18|学院に被害が及ぶことはないと思いますが、トリスタニアに向かう時は十分注意をするようにとのお達しが来ています。 zero/00990.wav|18|間違っても、自分達で捕まえようなどと、無茶をしたりしないように。いいですかな? zero/00991.wav|18|さて、それでは授業を始めよう。ええと、前回はどこまで話したのかな。 zero/00992.wav|18|ああそうだ、4つの属性についての概論の復習について……だったね。 zero/00993.wav|18|では今日は、それぞれの属性について、もう少し詳しく説明しよう。 zero/00994.wav|18|きみ達も、自分の属性については経験からそれなりに知っていることだろうが、それぞれの属性をきちんと把握することは重要です。 zero/00995.wav|18|そう、往々にしてやってしまうのが、言葉が持つイメージにとらわれ、属性の持つ多様性を自ら狭める行為であり……。 zero/00996.wav|18|ん?どうかしたかね、ミス・ヴァリエール? zero/00997.wav|18|あー、ミス・ヴァリエール。使い魔の教育も結構だが、今は授業中です。静かにしなさい。 zero/00998.wav|18|ミス・ヴァリエール?話を聞いてるかね? zero/00999.wav|18|ふむ。ならば良いのだが。 zero/01000.wav|18|あー、ミス・ヴァリエール。使い魔の教育も結構だが、今は授業中です。静かにしなさい。 zero/01001.wav|18|さて、話の続きに戻るとしよう。 zero/01002.wav|18|『火』の系統は、4つの系統の中でも特に攻撃的と思われてるが、決して戦闘に特化してるわけでも、また特に強いというわけでもない。 zero/01003.wav|18|4つの系統の中では攻撃に転化しやすいのは確かだが、習熟した使い手同士ならば、『火』『水』『風』『土』の各系統に優劣はないのだ。 zero/01004.wav|18|ふむ、ミス・ツェルプストー。きみが自分の系統に誇りを持ってるのは承知してるが……、 zero/01005.wav|18|その意見はいささか極端ではないかね。 zero/01006.wav|18|ええっ、わたしがかね。 zero/01007.wav|18|学院内での私闘は厳禁です。ミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプストー!決闘はやめたまえ! zero/01008.wav|18|わたしの見ている前で、決闘など許可しません。第一、授業の妨げになる。 zero/01009.wav|18|こ、こら待ちなさい!ミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプストー! zero/01010.wav|18|いかん、いかんぞ2人とも!私闘は校則で禁じられてるのだ。 zero/01011.wav|18|あ、ああ。ひとつ頑張ってみてくれ。 zero/01012.wav|18|危ない!離れたまえミス・ツェルプストー! zero/01013.wav|18|これは爆弾の威力……。噂の爆弾使いに違いありません。 zero/01014.wav|18|ええ、わたしは大丈夫ですが……。 zero/01015.wav|18|しかし、あの爆発は一体……。 zero/01016.wav|18|あ、いや、ちょっと気になることがあって……。それより、学院への報告はわたしがしておこう。キミ達は教室へ戻りたまえ。 zero/01017.wav|18|はい。爆破跡を調査、探索したところ、爆弾の残留物と思わしきものを採取できました。 zero/01018.wav|18|詳細な分析はまだ時間がかかると思われますが、ひととおり調べた段階で、おおよそ判明したことがあります。 zero/01019.wav|18|あの爆弾の調合方法は、普通に流通されているものとは違う……。ということです。 zero/01020.wav|18|破壊力、範囲などを見ても、まるで違います。まさに軍用と見て間違いはないかと。 zero/01021.wav|18|ええ、間違いありません。 zero/01022.wav|18|いえ、まだ確定はできませんが……。 zero/01023.wav|18|ただ、爆弾の構造を類推し、我が国を含めた各国の爆弾技術と照らし合わせれば……。 zero/01024.wav|18|はい。多少、時間はかかりますが……。 zero/01025.wav|18|しかし……。一体、何が起きてるのでしょう? zero/01026.wav|18|先日のレコン・キスタ軍との戦争といい、まったく物騒になったものです。 zero/01027.wav|18|は、そ、そうですね。急いで調べておきます。 zero/01028.wav|18|朝早くから皆さんに集まってもらったのは、ほかでもありません。 zero/01029.wav|18|ミス・ヴァリエールが学院に無断で宿泊させていた女性のことについてご説明をいただきたいと思います。 zero/01030.wav|18|ミス・ヴァリエール。お気持ちは分かりました。 zero/01031.wav|18|しかし、学院には規則があります。その規則を守ってこその学院生活……。 zero/01032.wav|18|いや、しかし、学院長……。 zero/01033.wav|18|なんと、サイトくんと同じ世界からですか? zero/01034.wav|18|そうなると、やはりハルナくんもこの世界に召喚された使い魔という可能性がありますね。 zero/01035.wav|18|いや、サイトくんのことも例がなかったことで、詳しくは分からないのですが……。 zero/01036.wav|18|異世界のモノ、人が来るきっかけが自然現象なのか、それとも人為的なものなのか、はっきりしていないのですよ。 zero/01037.wav|18|ちなみに、サイトくんの現象は間違いなく、ミス・ヴァリエールの召喚魔法によるものなのです。 zero/01038.wav|18|紋章は、コントラクト・サーヴァントの確認は、如何致しましょうか?……オールド・オスマン。 zero/01039.wav|18|そうです。コントラクト・サーヴァントとは、術者が使い魔を認める契約のことです。 zero/01040.wav|18|疑っているということはないのですが……。 zero/01041.wav|18|もし、ハルナくんが契約をされてるのでしたら、どこかに紋章が現れているはずです。 zero/01042.wav|18|それを確認させてもらいたいというわけです。協力していただけますか? zero/01043.wav|18|紋章とは、使い魔としての契約の証。 zero/01044.wav|18|サイトくんの左手の甲に刻まれているのが、ミス・ヴァリエールとの間に交わされた契約の証です。 zero/01045.wav|18|そうです。神聖な儀式の上での行為です。ハルナくんも落ち着きなさい。 zero/01046.wav|18|……確かにそうですね。 zero/01047.wav|18|使い魔として異世界からやって来たのか、それとも偶然にこの世界へと迷い込んできたのか。 zero/01048.wav|18|この違いは大きく、そして最も重要な事です。 zero/01049.wav|18|うぉっほん。 zero/01050.wav|18|ほぉ、ミス・モンモランシー。その言葉に、間違いはないのだね? zero/01051.wav|18|それでは、これにて解散とします。今後は各自、貴族の名に恥じない自覚と行動を心がけるように。 zero/01052.wav|18|特にミス・ヴァリエール。ミス・ツェルプストー。両名は特に気をつけるように。 zero/01053.wav|18|それから、ハルナくんの身柄については学院内で検討をさせていただきます。あまり勝手な行動は控えるように。 zero/01054.wav|18|こちらから連絡を入れるまでの間は、引き続き、ミス・ヴァリエールの預かりとします。 zero/01055.wav|18|は、はい。 zero/01056.wav|18|それではミス・ヴァリエール。女王陛下の前では粗相のないように。 zero/01057.wav|18|それではミス・ヴァリエール。道中、気をつけるのですよ? zero/01058.wav|18|サイトくん、お二人のことを頼みましたよ? zero/01059.wav|18|ハルナくん、向こうへ行ったらミス・ヴァリエールや、サイトくんの指示に従うように。 zero/01060.wav|18|おや、サイトくん。どうしたんだね? zero/01061.wav|18|うん?何があったんだい? zero/01062.wav|18|はははははっ。なるほど、さすがのサイトくんも、女性陣にはなすすべなしか。 zero/01063.wav|18|いや、失礼。サイトくんも人の子なんだなぁと思ってね。 zero/01064.wav|18|いやいや、怒らないでくれたまえ。サイトくんがわたしにもたらしてくれた事実は、わたしの人生観を変えたのだからな。 zero/01065.wav|18|そう、人生観。魔法は他人を攻撃するものや、上下関係を作るものではない。 zero/01066.wav|18|魔法は、魔法を使わない人のために役立ってこそ真の魔法だということをね。わたしは、そう思ってるんだよ。 zero/01067.wav|18|いや、すまない……。つい熱くなってしまったな。 zero/01068.wav|18|いや、なに。いつでも来てくれたまえ。 zero/01069.wav|18|そんな、危険です!オールド・オスマンの身にもしものことがあったら……。 zero/01071.wav|18|……。 zero/01072.wav|18|オールド・オスマンっ……! zero/01073.wav|18|いやいや、その剣を向けるのは勘弁してくれないかな、サイトくん。 zero/01074.wav|18|その通り。いや、邪魔してしまったのは謝るよ。 zero/01075.wav|18|だが、知っての通り今は学院の内も外も非常事態でね。無礼の段はどうかひとつ許してはくれないかな? zero/01076.wav|18|オールド・オスマンの要請があり、君達を探していたのだよ。無事合流できたことを神に感謝したいね。 zero/01077.wav|18|うん。ただ、我々の頼みの綱であるこのゼロ戦は、どうも残念なことになってるようですね。 zero/01078.wav|18|すみません。ここ最近のゴタゴタで精製を怠っていてね。このコルベール、一生の不覚です。 zero/01079.wav|18|しかし、ゼロ戦が使用不可能と分かった以上、ここにいるのは危険だな。 zero/01080.wav|18|実は今、学院のほとんどがレコン・キスタ軍の占領下にあるのです。 zero/01081.wav|18|ひとまずゼロ戦には不可視の魔法をかけておきましょう。さすがに壊されてはたまりませんからね。 zero/01082.wav|18|さて、今は身を隠すのが先決ですね。そして、身を隠すにはもってこいの場所をわたしは知っています。 zero/01083.wav|18|おいおい、サイトくんも何度か来てる場所じゃないか。わたしの研究室だよ。 zero/01084.wav|18|おいおい、サイトくんも何度か来てる場所じゃないか。わたしの研究室だよ。 zero/01085.wav|18|そのとおり。ご名答だサイトくん。 zero/01086.wav|18|そうだな、確かに正規のルートを通っていったら危険だろうね。うん、正規のルートは確かに危険だ。 zero/01087.wav|18|ご案内するよ、ミス・ヴァリエールにサイトくん。こちらが……わたしの研究室への近道だ。 zero/01088.wav|18|これこそがこのコルベールに、神出鬼没の二つ名が与えられている由縁というわけなのだよ、お二方。 zero/01089.wav|18|さぁ、いざゆかん。懐かしの我が研究室へ! zero/01090.wav|18|さ、むさくるしいところだが入ってくれたまえ。 zero/01091.wav|18|さて、早速だが。今現在、本学院はレコン・キスタ軍の支配下にある。 zero/01092.wav|18|ほぼ唯一の例外と言えるのがこの場所だがね。 zero/01093.wav|18|この研究室は、学院からはかなり離れた場所にあり、傍目から見ればただの石造りの掘っ立て小屋にしか見えないからね。 zero/01094.wav|18|しかも、わたしはこの学院では誰よりも現状を把握している人間だと思う。というのも……。 zero/01095.wav|18|あー、つぶさんでくれよ。これはただのネズミではないからな。 zero/01096.wav|18|何を隠そう、オールド・オスマンの使い魔なのだよ彼は。 zero/01097.wav|18|物事を見かけだけで判断してはいけないよ、ミス・ヴァリエール。それは君の使い魔にも言えたことだ。 zero/01098.wav|18|わたしは、オールド・オスマンがアキナと交渉に入る前に任務を受けてね。 zero/01099.wav|18|この使い魔……モートソグニルを預かったのだよ。 zero/01100.wav|18|それから、彼を通じて学院長室に軟禁されてるオールド・オスマンと連絡を取り合ってるというわけさ。 zero/01101.wav|18|さて、重要なのはここからだ。ウェザリーの狙いは、虚無の魔法使いとその使い魔……。 zero/01102.wav|18|つまりミス・ヴァリエールとサイトくんについての情報の収集と、たぶん君達の確保だろう。 zero/01103.wav|18|さらに、学院が収集した数々のマジックアイテムの奪取とその使用方法・効能だね。 zero/01104.wav|18|オールド・オスマンはウェザリーのこれらの要求に対して、拒否を貫いている。 zero/01105.wav|18|それに対してウェザリーは、学院内での教師・生徒の抵抗の有無に関わらず、すべて消滅させると脅しているそうだ。 zero/01106.wav|18|無論その手段はアキナくんの爆弾と、空中艦からの一斉砲撃だろう。 zero/01107.wav|18|聞くところによると、王都トリスタニアの方でも市街戦やレコン・キスタの艦隊接近で大変なようだね。 zero/01108.wav|18|これでは、支援は期待できないだろう。それは周辺の貴族についても同じだ。 zero/01109.wav|18|そこで、今回、わたしは今回の事件をまとめてみたいと思う。 zero/01110.wav|18|作戦の目的は幾つかある。まずは、学院内の敵勢力の排除。 zero/01111.wav|18|さらに作戦指揮官であるウェザリーと、アキナくんの無力化ならびに拘束。 zero/01112.wav|18|学院内に仕掛けられた爆弾の無効化も懸案事項だが、爆弾を扱えるのは多分アキナくんだけだ。 zero/01113.wav|18|彼女を拘束すれば爆弾の脅威は消える。 zero/01114.wav|18|最後に……これが問題だが、学院上空に我が物顔で居座る空中艦だ。 zero/01115.wav|18|これは取り扱いが難しい。黙っていればレコン・キスタの主力艦隊と連携される危険もあるしね。 zero/01116.wav|18|ないものねだりをしても仕方がない。ここは臨機応変にいくことに……。 zero/01117.wav|18|ん?ミス・ヴァリエール、今なんと……。 zero/01118.wav|18|ふむ……そうだね。試してみる価値はある。だが、勝算はどれほどあるのかな? zero/01119.wav|18|どうやらご主人様と使い魔で話はまとまったようだね。では、わたしも協力するとしよう。 zero/01120.wav|18|ウェザリーのことだ。 zero/01121.wav|18|学院長室の中で、おかしな音が聞こえたのは覚えてるかね? zero/01122.wav|18|実はだね、ウェザリーは心を操る魔法の使い手のようなのだよ。術者に対して、音で人の心を操るらしい。 zero/01123.wav|18|わたしも見たことがない魔法だがね。ウェザリー独自のものだろう。 zero/01124.wav|18|アキナくんだったかな?彼女も似たようなやり方でハルナくんを操ってるに違いない。 zero/01125.wav|18|これを見たまえ。 zero/01126.wav|18|見てのとおり、耳栓だ。ただし、これには特殊な風の魔法がかかっている。 zero/01127.wav|18|この耳栓をつけていれば、ウェザリーが例の魔法を使ってきた時に、無効化してくれるというものだ。 zero/01128.wav|18|あ、いや、基本的にはオールド・オスマンの手引きによるものだよ。さすが、学院長といったところか。 zero/01129.wav|18|残念ながら、それは難しいと思う。 zero/01130.wav|18|操ることはできなくても、彼女の心の中に作られた人格を取り除くのは簡単ではない。 zero/01131.wav|18|同じものは10個ほど用意することができた。ミス・ツェルプストーかミス・タバサの助力をあおぐ時に使うといい。 zero/01132.wav|18|モートソグニルによれば、あの2人は未だ囚えられてはいないということだから。 zero/01133.wav|18|うむ。では、対抗策が見えたところで、具体的な作戦会議といこうか。 zero/01134.wav|18|では、状況をまとめてみましょうか。 zero/01135.wav|18|今回の最終目標は、ミス・ヴァリエールが、虚無の魔法を使って敵を排除する……。 zero/01136.wav|18|ここまではよろしいですか? zero/01137.wav|18|学内には敵兵が多数配置されてるはずです。さらに指揮官のウェザリーは、催眠魔法なる、特殊魔法まで使いこなします。 zero/01138.wav|18|この学院の生徒や教師までもがきみらの敵として立ちはだかる危険性が極めて高いわけです。 zero/01139.wav|18|そのことについては気をつけるように。 zero/01140.wav|18|ところで、ミス・ヴァリエール。 zero/01141.wav|18|今回使うという虚無の魔法。一体どういう魔法を使うのかね? zero/01142.wav|18|わたしも魔法学院教師のはしくれだ。どんな魔法を使うかヒントだけでもくれれば、それに見合った助言が可能かもしれない。 zero/01143.wav|18|ふむ、広範囲を狙う魔法か。しかも空にね。 zero/01144.wav|18|いやいや、分かった。そこまでは無理強いしないよ。 zero/01145.wav|18|だとすると、わたしはきみ達にかなり不利になりそうなアドバイスをすることになってしまうな。 zero/01146.wav|18|もしもミス・ヴァリエールが空に向けて魔法を放つとしたら、最適な場所はこの学院の屋上だ。 zero/01147.wav|18|しかしながら、ウェザリーとアキナくんの爆破を阻止しようとするなら……やはり2人が立てこもる学院長室で戦いを決するべきだな。 zero/01148.wav|18|虚無の魔法を使うより先、学院を爆破させられる危険性だってあるのだ。目をひきつけることも必要に思う。 zero/01149.wav|18|酷な話ではあるが、それしか作戦を成功させる道はない。 zero/01150.wav|18|確かに。ミス・ツェルプストーとミス・タバサが敵の手に落ちていないことを祈るのみだ。 zero/01151.wav|18|きみ達が騒ぎを起こせば、彼女達は間違いなくきみ達と合流しようとするはずだからね。 zero/01152.wav|18|サイトくん、残念ながら……、どちらかをまず先に、という考え方はここでは難しいと思うのだよ。 zero/01153.wav|18|ああ……。どうしようもなく穴の多い作戦だが、それでも我々はやるしかない。 zero/01154.wav|18|そうだね。こんな作戦にきみ達を送り出すことに、わたしも不安の念を禁じ得ないのだが。 zero/01155.wav|18|もはや君達を信じて託すしかない。 zero/01156.wav|18|さて、それでは方針も確認できたところで、まずは、この地図をきみ達に。 zero/01157.wav|18|きみ達が中庭から通ってきた、地下道の地図だ。 zero/01158.wav|18|屋上への最短ルートに通じる出口は、ここにある。 zero/01159.wav|18|風は我々に吹いてる証だよ。そうそう、もうひとつきみ達に渡しておくべきものがあるんだが。 zero/01160.wav|18|そう、昨日見せた耳栓だ。あの時にも大雑把に説明はしたと思うが。 zero/01161.wav|18|敵の中で最も厄介なのは、ウェザリーの催眠魔法だ。 zero/01162.wav|18|でも、これを付けていれば大丈夫だ。 zero/01163.wav|18|催眠魔法を受けた者と戦うことになっても、これを付けさせれば一時的に正気に戻せるはずだ。 zero/01164.wav|18|それでは行きたまえ。わたしも君達が外に出るのを確認次第、外でちょっとした騒ぎを起こしてみるよ。 zero/01165.wav|18|みなさん、無事でしたか。なんとかなって、何よりです。 zero/01166.wav|18|はい。 zero/01167.wav|18|今日は、天気にも恵まれていますな。自慢の腕を存分にふるって、素晴らしい料理を作り上げてください。 zero/01168.wav|18|ええ、良い影響だと思います。 zero/01169.wav|18|みなさん、なかなか見事な手際ですねぇ? zero/01170.wav|18|それでは、まもなく終了時間となります。 zero/01171.wav|18|採点するうえでの公平を期するために、試食の順番を決めるくじを、料理人達に引いてもらいましょう。 zero/01172.wav|18|それではどうぞ。 zero/01173.wav|18|それでは、ミス・ツェルプストーの料理から試食といきましょう。 zero/01174.wav|18|これは、食前酒がわりにちょうど良いですねぇ。 zero/01175.wav|18|うむ……。この味は……。 zero/01176.wav|18|では、みなさんが回復したところで。次の品評へと参りましょう。 zero/01177.wav|18|おや、どうかされましたか?オールド・オスマン。 zero/01178.wav|18|流体ゴボウを食材に選ぶとは、なかなか斬新なアイデアですよ、ハルナくん。 zero/01179.wav|18|栄養価も高く、とてもヘルシーな逸品ですね。それに見た目も珍しい。 zero/01180.wav|18|次は、ミス・ヴァリエールの料理ですね。 zero/01181.wav|18|確かに少々甘口ですが、どこか温かみを感じるシチューでした。 zero/01182.wav|18|それでは、シエスタの料理ですね。 zero/01183.wav|18|うーむ、食べる人の立場に立った、実に、素晴らしい料理ですね。 zero/01184.wav|18|それでは最後に、ミス・タバサの料理です。 zero/01185.wav|18|ほうほう、全体的に焼けているにもかかわらず、まったくパリパリになっていませんねぇ。 zero/01186.wav|18|優勝者は……。どういたしましょうか、オールド・オスマン? zero/01187.wav|18|では、審査員で、美味しかった料理に投票していただきましょう。その結果で優勝を決めるというのはいかがです? zero/01188.wav|18|集計が終わりました。結果を発表いたします。 zero/01189.wav|18|優勝者は……。 zero/01190.wav|18|優勝者はっ! zero/01191.wav|18|おや、これは失礼。では発表します。 zero/01192.wav|18|優勝は、カレーシチューを作った、シエスタですっ! zero/01201.wav|18|素晴らしい!実に立派な心がけではありませんか! zero/01202.wav|18|まずは、ミス・ヴァリエールやサイトくんの言う通り、メイドの見習いから始めるのがよいかもしれませんね。 zero/01203.wav|18|……ふうむ。ともかく、本人の意思を確かめてみましょう。 zero/01204.wav|18|ハルナ、体には気をつけるように。旅暮らしでは、ふとしたことが大きな病気につながるものです。 zero/01209.wav|20|どうした、相棒?同じところをぐるぐる回って。 zero/01210.wav|20|おいおいおいおいっ。相棒、そりゃいくらなんでも情けなさすぎだろ。 zero/01211.wav|20|そいじゃあ、どこかそこいら辺で野宿でもすっか?朝になれば、誰かが拾ってくれるだろ? zero/01212.wav|20|聞いてくださいよ、女王陛下。あわれな相棒が、城の中で迷子になっちまったみたいなんです。 zero/01213.wav|20|俺っちに気をかけてくれるとはなんとすばらしい。デルフリンガーと申します。 zero/01214.wav|20|はぁ〜あ、情けねぇこった。 zero/01215.wav|20|なんでぇ、暗闇が怖いってのかい?冗談じゃねぇ、子供じゃあるまいし。 zero/01216.wav|20|ああ、村娘の声に違いねぇ。……しかも、聞き覚えのあるセリフだなぁ? zero/01217.wav|20|へっ……。たかが村娘の1人ぐらい、おめぇの腕一本で何とかしやがれってんだ。 zero/01218.wav|20|相棒、ずいぶん寂しい表情してるじゃねーか。 zero/01219.wav|20|相棒って、すぐ顔に出るからなぁ。 zero/01220.wav|20|まったく、相棒は大変だね。 zero/01221.wav|20|おい、姫さん。うちの相棒をからかうのも、大概にしてほしいんだがね。 zero/01222.wav|20|やれやれ。相棒も難儀だねえ。 zero/01223.wav|20|そりゃまあ、仕方ねえだろ。あんな派手な騒ぎじゃ、直接見てなくたって音は聞こえるだろうしよぉ。 zero/01224.wav|20|いやいや、おめえが魔法で吹っ飛ばしたら、相手の命が危ねえって。 zero/01225.wav|20|ごく普通の連中にすりゃ、わざわざやっかいごとに首突っ込もうなんて思うわけねえさ。 zero/01226.wav|20|その貴重な例外が、相棒だったりするけどな。 zero/01227.wav|20|あの娘っこが気づいてない可能性の方が高ぇんじゃねえのか? zero/01228.wav|20|なんか目が泳いでるぜ、相棒。 zero/01229.wav|20|……。 zero/01230.wav|20|で、どうする相棒?他のところに探しに出てみっか? zero/01231.wav|20|分かった。 zero/01232.wav|20|昼間にあんなことがあったんだ。部屋を出てぶらぶら歩きまわるやつぁ、そうはいないだろうよ。 zero/01233.wav|20|相棒、一度部屋に戻った方がいいんじゃねえか。ひょっとしたら行き違いになって、もう2人とも部屋に戻ってるかもしんねえぜ。 zero/01234.wav|20|相棒、こいつはかなり重症みたいだな。 zero/01235.wav|20|おい、相棒。これは貴族の生活の作法を示した本だぜ。 zero/01236.wav|20|おい、相棒。これは貴族の生活の作法を示した本だぜ。 zero/01237.wav|20|情けねーなー。相棒はいいかげん文字も読めるようにならねーとなぁ。 zero/01238.wav|20|文字なら、俺が読めるんだ。後で読み聞かせてやるよ。 zero/01239.wav|20|そういうこった。せっかく絵の多い本を選んでくれたんだ。そこの娘っ子に感謝するんだな。 zero/01240.wav|20|……なんか、世も末って感じだな。 zero/01241.wav|20|いや、そのビンの文字が見えたんだが……。ふぅ……。そんなことしたって全然無駄。 zero/01242.wav|20|へ? zero/01243.wav|20|あ、お、俺っちはなんにも見てないし、なんにも知らないぜ。すまんな、相棒。 zero/01244.wav|20|(まさか、胸を大きくする薬なんて、相棒には教えられねぇぜ) zero/01245.wav|20|いえいえ、なんでもねーっす。 zero/01246.wav|20|(……あ、相棒。ちと、単純すぎねーか?) zero/01247.wav|20|(相棒、何か言ってやれ……。何か本気で落ち込んでるぞ?) zero/01254.wav|20|はっはっはー!相変わらず尻に敷かれてやがんな、相棒? zero/01255.wav|20|おーおー、仲良しじゃねーか。いつ、俺っちの出番があるかと思って、ひやひやしたぜ。 zero/01256.wav|20|魔法使いと使い魔ってのはなぁ、唯一無二のパートナーなんだからよ。仲良いのはいいことなんだぜ。 zero/01257.wav|20|それに、せっかく貴族の娘っ子が、相棒のためにオシャレしてくれるって言ってるんだ。 zero/01258.wav|20|相棒も、せめて優しい言葉のひとつでもかけてやるっていうのが男ってもんだろ? zero/01259.wav|20|おおっ、怖っ!相棒、俺っちまた一休みしておくから、出番が来たら呼んでくれよな! zero/01260.wav|20|へへへっ、やる気だなぁ相棒。最近暇で暇で刃がなまっちまうかと思ってたぜ。 zero/01261.wav|20|向こうもそろそろ動くみたいだぜ、相棒。 zero/01262.wav|20|おいおい。逃げられちまったぞ。 zero/01263.wav|20|まあ待て、落ち着け。 zero/01264.wav|20|下手に追いかけて、仲間でもいた日にゃ、返り討ちになる可能性だってあるしな。ここは、追っ払っただけでよしとしとこうぜ。 zero/01265.wav|20|ま、それが常識的な判断だあな。 zero/01266.wav|20|……はぁ。おーい、生きてるか相棒。 zero/01267.wav|20|なんだよ、相棒。こんな朝っぱらから、俺っちになんの用だい。 zero/01268.wav|20|って、なんでえ。貴族の娘っこの部屋で、村娘と逢い引きかい?相棒も相変わらず命知らずだねえ。 zero/01269.wav|20|ちぇ、つまらねぇなぁ。それで?実際、なんの用なんだ? zero/01270.wav|20|そりゃ、まあな。 zero/01271.wav|20|え? zero/01272.wav|20|なんとまあ。相変わらず律儀な相棒だねえ。ま、いいか。 zero/01273.wav|20|貴族の娘っこが、相棒にベッドの使用を許可したんだよ。 zero/01274.wav|20|隅っこでいいなら一緒にベッドを使わせてあげるってな。こいつぁ嘘じゃねえ。 zero/01275.wav|20|ま、もちろん。相棒がどんな下心でベッドに入ったのかまでは、俺の関知するところじゃねえけど。 zero/01276.wav|20|おいおいおい、いきなり俺に振るのかよ! zero/01277.wav|20|安心しな、相棒はホントに話してただけさ。別にやましいことなんてしちゃいねぇ。 zero/01278.wav|20|ホント、ホント。せっかく部屋に2人きり、しかも片方はベッドで寝てるんだ。 zero/01279.wav|20|ちっとはその気になりそうなもんだけど……。まったく、甲斐性がねえなぁ、相棒。 zero/01280.wav|20|相棒ってば俺のこと放ったらかしでよー。なんか俺、寂しさのあまり1人で歌でも歌おうかと思ってたくらいだわ。 zero/01281.wav|20|へへっ、なにやら愉快な展開だなあ?まぁ、娘っこ達のケンカが止んだだけでも、相手に感謝しないといけねぇぜ! zero/01282.wav|20|おい、相棒。……どうやら、新しいお客さんらしいぞ。 zero/01283.wav|20|相棒、爆弾使いだけじゃないようだぜ。周りを見てみな。 zero/01284.wav|20|相棒、今日のところはもう引きあげようぜ。学院内に潜んでる可能性はなさそうだしよ。 zero/01285.wav|20|おどれーた!優しいねぎらいの言葉のひとつくらいあっても、バチは当たらないと思うんだがね、俺は。 zero/01286.wav|20|まったく、女ってヤツは怖いねぇ……。 zero/01287.wav|20|いえいえ……。なんでもねぇっすよ……。 zero/01289.wav|20|まぁ、相棒の辛抱強さには心底惚れるねぇ。 zero/01290.wav|20|おっ、さすが相棒。カッコイイね。 zero/01291.wav|20|どうしたんだ、相棒?ずいぶんなうめき声を出してたじゃねーか? zero/01292.wav|20|荷物がしゃべる?寝ぼけてるんじゃねーのか、相棒っ? zero/01293.wav|20|……。 zero/01294.wav|20|ノって来たな、相棒っ!油断するんじゃねぇぜ? zero/01295.wav|20|とりあえず、爆発があったところへ行ってみるしかねぇなぁ? zero/01296.wav|20|相棒、屋根の上にいるぜ。 zero/01297.wav|20|気をつけな、お二人さん。ヤツは見かけに反してかなりの手練れだ。オンナ子供となめてかかっちゃ、命がない。 zero/01298.wav|20|さぁ相棒、相手も来るぞ? zero/01299.wav|20|とりあえず、相棒は速さでかく乱しな。貴族の娘っ子はその間に魔法で攻撃。これしかないな。 zero/01300.wav|20|くっ……目くらましかっ!?やっこさん、逃げていくぞっ!? zero/01301.wav|20|どうやら無事に帰れそうだなぁ。相棒も娘っ子もご苦労さん。 zero/01302.wav|20|まぁ、任せておきなって。 zero/01303.wav|20|……おい、相棒。こいつはどうも囲まれたみたいだぞ。 zero/01304.wav|20|相棒、相手が多すぎる。一度引き上げたほうが良くねーか? zero/01305.wav|20|それに市街地だ。派手に魔法は使えないぞ。 zero/01306.wav|20|まぁ、なんとかなるんじゃねーの?相棒の腕次第だろうけどな。 zero/01307.wav|20|相棒。まぁ、聞かぬが華ってヤツだよ。 zero/01308.wav|20|おい相棒、こりゃあ……。 zero/01309.wav|20|相棒、気をつけろ。どうやら、魔法の力が働いてるみたいだな。 zero/01310.wav|20|2人とも待て!相手の出方が分からねぇのに、正面からつっこむのには賛成できねぇ。 zero/01311.wav|20|2人とも待て!相手の出方が分からないのに正面からつっこむのには賛成できねぇ。 zero/01312.wav|20|もう少し様子を見ろ。相手に隙ができるかもしれねぇだろ。 zero/01313.wav|20|困ったことになったな、相棒。まさか、あの嬢ちゃんがスパイだったとはなぁ。 zero/01314.wav|20|相棒。すべてが遅すぎたのかもしれねぇ。 zero/01315.wav|20|おいおい相棒。相変わらず一直線だな。 zero/01316.wav|20|学院のそこかしこにゃバクダンやら兵士が配置されてるんだろ?どうやってすり抜けるんだよ。 zero/01317.wav|20|おい相棒、ちょっと待…… zero/01318.wav|20|おい相棒、少しは反撃しろっての!このままじゃ殺られちまうぞ! zero/01319.wav|20|そんな呑気なこと言ってる場合じゃねーだろ! zero/01320.wav|20|何もその娘を殺せって言ってるわけじゃねーんだ! zero/01321.wav|20|なんとかって……。無防備にドアを開けちまったおめーが悪いんだぞ! zero/01322.wav|20|そうだな、相棒。おめぇが貴族の娘っこに言いたいことは分からんでもねぇが……。 zero/01323.wav|20|ここで言い争いしてもいいこたねぇぞ。 zero/01324.wav|20|どうする相棒? zero/01325.wav|20|これだけ倒すのはちょいと骨だが、このままグズグズしてると、相手が増えるかもしれねぇぜ? zero/01326.wav|20|やれやれ、行くとしますか。 zero/01327.wav|20|おいおい、お二人さん。そろそろ話しにまじってもいいか?人の気配がするぜ。 zero/01328.wav|20|足音は二つか。 zero/01329.wav|20|どうする相棒、こっちから打って出るか? zero/01330.wav|20|くるぜ、相棒……あれだっ! zero/01331.wav|20|近づくな相棒!なんだか様子が変だぞ。 zero/01332.wav|20|やれやれ、ようやく正気に戻ったのかよ、おめぇら。 zero/01333.wav|20|おいおい、うれしいこと言ってくれるじゃねーか。今日は張り切っちゃうからな。 zero/01334.wav|20|おぅおぅ、若いねぇ相棒。だが、続きは作戦が終わってからな。 zero/01335.wav|20|いろいろあったが……これにて一件落着ってとこかね、相棒。 zero/01336.wav|20|へへへっ、相棒っ!随分と面白い展開になってきたじゃねえか? zero/01337.wav|20|どうしたよ、お手並み拝見と行こうじゃねーか?しかし、もてる男はつらいね。 zero/01338.wav|20|そうかぁ?俺っちは、どうにも相棒のあいまいな態度が原因だと思うが……。 zero/01339.wav|20|分かった分かった。それ以上は言わねぇよ。俺っちは面白ければそれでいいからな。 zero/01340.wav|20|ところで、相棒。誰が優勝すると思うんだ? zero/01341.wav|20|ま、順当ってとこだぁな。面白みは欠けっけどよ。 zero/01342.wav|20|おいおい相棒、本気で言ってんのかい? zero/01343.wav|20|なるほどな。ま、相棒のためにはそれが一番いい結果だろうな。 zero/01344.wav|20|貴族の娘っ子が優勝するような料理を作れればいいが、そうじゃなかったら……。どんな料理を作ってくると思ってんだい? zero/01345.wav|20|は?相棒は料理作らないだろ? zero/01346.wav|20|頑張れ、相棒。 zero/01347.wav|20|よう、相棒。ようやくお目覚めかよ。このまま永遠に目覚めねぇかと思ったぜ? zero/01348.wav|20|まぁ、しゃーねーわな。 zero/01349.wav|20|ああ、相棒の巻き添えを食って、俺っちまで追い出されたがな。 zero/01350.wav|20|良いってことよ、相棒。 zero/01351.wav|20|気をつけろ、相棒! zero/01352.wav|20|てぇしたもんだな、相棒はよぉ。 zero/01353.wav|20|おっ、出番か相棒! zero/01354.wav|20|了解したぜ、相棒。このまましゃべれなくて終わりだったらどうしようかと思ったぜ。 zero/01355.wav|20|いいぜ、相棒……。また、奇妙な事件になってきたな。 zero/01356.wav|20|手加減?なに言ってんだよ?そんな考えじゃあ……負けるぜ、相棒。 zero/01357.wav|20|すぐに分かるさ。俺っちの直感がびんびんに感じやがる。生き残りたかったら真剣に戦うこった。 zero/01358.wav|20|かなり効いてるみたいだぜ、相棒。あいつ、もうフラフラだ。 zero/01359.wav|20|ああ、あの貴族の娘っ子は伝説だもんな。この俺や、相棒と同じようにな。 zero/01360.wav|20|なるほどな。確かに、足元で盛大に爆竹を鳴らされていちゃ、ロクな魔法は唱えられないわな。 zero/01361.wav|20|ああ、相棒。まるでワザと追わせてるような……。 zero/01362.wav|20|気をつけろ、相棒! zero/01363.wav|20|どうやら、今日が奴らの、行動を起こす日だったみたいだな。 zero/01364.wav|20|その意気だぜ、相棒! zero/01365.wav|20|しかし、相棒。信じるとは決めても。 zero/01366.wav|20|おうよ、相棒。 zero/01367.wav|20|(……自分を斬れっていってるんだよ) zero/01368.wav|20|おい、相棒。あの娘っ子の体の動き、半端じゃねーぞ、気をつけろ。 zero/01369.wav|20|催眠魔法だな。人間に仮想の別人格を刷り込んで、その人間を支配し操るんだ。 zero/01370.wav|20|それともうひとつ。あの娘は、別の暗示か魔法で肉体能力も強化されてるな。 zero/01371.wav|20|気をつけろ、相棒! zero/01372.wav|20|王様ってなあそんなもんよ。この人がいれば大丈夫って思わせるのも仕事ってもんだ。 zero/01373.wav|20|たぶん、俺達がここに来ると思って、先回りしたんだろうよ。 zero/01374.wav|20|あいよ、相棒っ! zero/01410.wav|15|おお!モンモランシー、そこにいるのかい?きみに渡すプレゼントが、やっと完成したんだ。 zero/01411.wav|15|あれ?誰かいたと思ったのに、気のせいかな。 zero/01412.wav|15|姫がおられたぞ! zero/01413.wav|15|姫がおられたぞ! zero/01414.wav|15|姫がおられたぞ! zero/01415.wav|15|姫がおられたぞ! zero/01416.wav|15|姫がおられたぞ! zero/01417.wav|15|……姫がおられたぞ! zero/01418.wav|15|やあ、サイト。そんな、深刻そうな顔でどうしたのかね? zero/01419.wav|15|ああ……。どうしたんだい?ぼくで良ければ相談にのるよ。 zero/01420.wav|15|ルイズかい?少なくとも、ぼくがここに来てる間は、見ていないな……。 zero/01421.wav|15|ところでルイズがどうかしたのかい? zero/01422.wav|15|相談?一体何が起きたんだい? zero/01423.wav|15|そうかい?ならいいんだが。 zero/01424.wav|15|つれないヤツだな、きみは。そんなこと言わずに、ぼくにも教えてくれたまえよ? zero/01425.wav|15|そうかい?ならいいんだが。 zero/01426.wav|15|ふむ、なるほどね。ぼくが間に入るほどの大事件ではなさそうだな。 zero/01427.wav|15|ぼくかい?ぼくは、普段まず見ることのない厨房に足を運ぶことで、社会を学んでいたのだよ。 zero/01428.wav|15|なっ、何を馬鹿なっ!?……って、なにも付いてないじゃないか!? zero/01429.wav|15|何を言ってるんだね、きみはっ!つ、つまみ食いなんて、ぼくはしてないんだからなっ! zero/01430.wav|15|おい、ぼくのことは無視かい! zero/01431.wav|15|なんなんだい、そのあからさまな扱いの悪さは! zero/01432.wav|15|本当だろうな? zero/01433.wav|15|まさか、きみはぼくのモンモランシーまで狙ってるのではあるまいな? zero/01434.wav|15|な、何を頬を赤らめてるんだい?モンモランシー? zero/01435.wav|15|否定しろよ! zero/01436.wav|15|モンモランシー! zero/01437.wav|15|きみは今、なにかとんでもないことを言わなかったか? zero/01438.wav|15|そうか。聞き違いか。ははは、良かった。 zero/01439.wav|15|あ、いや!それは別にもういいんだ。 zero/01440.wav|15|いやその、なんだ。キュ、キュルケが……。 zero/01441.wav|15|ぐはっ! zero/01442.wav|15|ひ、ひっぱらないで。モンモランシー〜〜〜。 zero/01443.wav|15|な、なんだ、きみか? zero/01444.wav|15|……痛てっ!だ、誰だ!このぼくに石を投げるとは! zero/01445.wav|15|ぼく達はただ、ウェザリーに買い物を頼まれただけだ!まったく! zero/01446.wav|15|そ、そう断言されるとちょっと……。 zero/01447.wav|15|ダメだ。そっちは? zero/01448.wav|15|あたりまえさ。美しい女性を守るのは騎士の勤めだぞ。 zero/01449.wav|15|ああ、モンモランシー。愛しい人。ぼくの女神……。 zero/01450.wav|15|きみこそがすべて。やっぱりきみが1番だよ。 zero/01451.wav|15|愛してる。愛してるよ、モンモランシー。 zero/01452.wav|15|うわぁっ! zero/01453.wav|15|おい、きみ。ぼく達の愛の語らいを邪魔しないでくれたまえ。 zero/01454.wav|15|ほ、ぼくも見てないぞ。 zero/01455.wav|15|……それよりもだね、今、君がどんな立場にあるのか分かってるのかい? zero/01456.wav|15|そんなことじゃない!明らかに君は、ぼくとモンモランシーの愛の語らいのお邪魔虫ってこと。 zero/01457.wav|15|え、ええっと。 zero/01458.wav|15|わ、分かった。ぼくも行くよ。 zero/01459.wav|15|じゃあ、モンモランシー。さっきの続きを始めようじゃないか……。 zero/01460.wav|15|えっ!じゃ、じゃあ、ぼくも行くよ、待っておくれ、モンモランシー! zero/01461.wav|15|おや?4人そろって、学院長に呼ばれたらしいが、いったいどうしたんだい? zero/01462.wav|15|はっはっは。相変わらずだなあルイズは。 zero/01463.wav|15|ところで、例の平民はどこにいるんだい?このギーシュ。一度は見てみたいと思ったんだけど。 zero/01464.wav|15|え、なんで秘密なんだい?麗しのモンモランシーがぼくに隠し事をするはずがないじゃないか? zero/01465.wav|15|ええ?ぼくが、きみに何か悪いことをしたのかい!? zero/01466.wav|15|えええ!?みんなして、ぼくが何をしたと言うんだ? zero/01467.wav|15|ぼくもだよ。 zero/01468.wav|15|ふっ、可愛い娘さん。ぼくの専属の召使いにならないか? zero/01469.wav|15|ふふっ、ヤキモチをやいてくれるのかい?ぼくのモンモランシー。 zero/01470.wav|15|だが、安心してくれ。ぼくの心は常にきみを忘れたりはしないから。 zero/01471.wav|15|失敬な言い方だな。ぼくが力を貸してやろうというのに、その言い方はないだろう。 zero/01472.wav|15|むむむむむ……。何だか、屈辱的な言い回しだが、まぁ、いいだろう……。 zero/01473.wav|15|平民を隠し通すなんて、大変なことだろう。少なくとも、ぼくらの手に負える事態じゃないような気がするんだが? zero/01474.wav|15|でも、サイトと同じニホンってところから来たのなら、彼女を召喚した主がいるんじゃないのか? zero/01475.wav|15|ルイズと同じ、召喚した主がいるのかもしれないだろってことだよ。 zero/01476.wav|15|襲ってきた連中? zero/01477.wav|15|なに、か、体中? zero/01478.wav|15|じゃ、じゃあ、モンモランシー、きみはこの娘の体の隅から隅までをくまなく見たんだね? zero/01479.wav|15|その目で、余すところなく! zero/01480.wav|15|むふー。なんという素敵なシチュエーションじゃないか!ああ、何故その場にぼくもいなかったのか! zero/01481.wav|15|え?なにがだい? zero/01482.wav|15|やぁ、そんなところでどうしたのかな? zero/01483.wav|15|なんだとはいきなり失礼だな、きみは。 zero/01484.wav|15|……まあいい。貴族たる者、簡単に腹を立てないものだ。ぼくの寛大さに感謝するといい。 zero/01485.wav|15|モンモランシーに呼ばれてね。いやー、モテる男は困るよ。 zero/01486.wav|15|何か言ったかい? zero/01487.wav|15|それより、サイトはなんで部屋を追い出されてるんだい?もしかして、また、ルイズを怒らせたとか? zero/01488.wav|15|ふーん、それは難儀だねぇ……。 zero/01489.wav|15|なんで、恐ろしいことになるんだい?聞けば、ルイズの着替えを手伝っていたというじゃないか? zero/01490.wav|15|ところで、サイトは誰が好みなんだい? zero/01491.wav|15|個人的な興味だよ。3人もの女の子と暮らしているきみの心境を聞いてみたくてね。 zero/01492.wav|15|ん?何か言ったかい? zero/01493.wav|15|きみとぼくの仲じゃないか?こっそり教えてくれないかい? zero/01494.wav|15|なるほど。使い魔としてご主人様を立てたということか。 zero/01495.wav|15|まぁ、もっとも。平民のきみが貴族のルイズをどうこうできるとは思えないがね。 zero/01496.wav|15|なるほど、メイドのお嬢さんか。実直そうな性格だし、きみにはいいんじゃないか? zero/01497.wav|15|さすがに従者を連れてくるほどの金持ちではないのでね。学院には連れてきてはいない。 zero/01498.wav|15|ハルナ?あー、例の女の子だね。どこかミステリアスな雰囲気の娘だねぇ。 zero/01499.wav|15|うん、ああいう子は、自分のことを隠してることが多いから注意が必要だよ、サイト。 zero/01500.wav|15|おっと、ご主人様からのお呼び出しだよ、サイト。 zero/01501.wav|15|分かってるって。ぼくはこれでも口が堅いほうだからね。 zero/01502.wav|15|5つの力を司るペンタゴンに、自らを誓うのさ。かの者に祝福を与え、我が使い魔となせ。……ってね。 zero/01503.wav|15|そして、誓いの口づけを使い魔に施す……。 zero/01504.wav|15|おいおい、ぼく達のことも忘れないでくれたまえ。 zero/01505.wav|15|お見送りだよ。君達の出発を見守ろうと思ってね。 zero/01506.wav|15|ぼ、ぼくもいるぞ! zero/01507.wav|15|そ、その扱いは……。 zero/01508.wav|15|……い、行くさ。行くに決まってるだろう?モンモランシー。 zero/01509.wav|15|それって、不法侵入になるんじゃないのか? zero/01510.wav|15|ど、どうするんだよ!父上に知られたら! zero/01511.wav|15|あ、あれ?反対なのはぼくだけなのかい? zero/01512.wav|15|あ、そうかな?いや、平民の女の子なんて、特に興味はないんだけどね。 zero/01513.wav|15|あははははっ。 zero/01514.wav|15|な、なんで平民なんかのために……。 zero/01515.wav|15|じゃあ、ぼくも……。 zero/01516.wav|15|き、きみが主役だと……。ゆ、許せん! zero/01517.wav|15|ど、どうせぼくなんて……。 zero/01518.wav|15|いやあ、ありがとう。彼女のカップからお茶を入れてくれたまえ。 zero/01519.wav|15|あ〜〜っ!!モンモランシーっ!!何をしてるんだね、君はっ! zero/01520.wav|15|おお、なんてことなんだ!火傷しなかったかい、モンモランシー? zero/01521.wav|15|ふん、せっかくのティータイムが台無しだ。すっかり興ざめだよ。行こう、モンモランシー。 zero/01522.wav|15|やあ、サイトも同席するのか。 zero/01524.wav|15|そうか、なるほどね。確かに恋は人を盲目にさせる……。 zero/01525.wav|15|まったくさ、モンモランシー。ぼく達は、ぼく達で、愛でも語り合おうよ。 zero/01526.wav|15|そんな……。 zero/01527.wav|15|みんなの料理の腕前はどんな感じなんだろう……。 zero/01528.wav|15|まぁ。とくと堪能させてもらおうよ、モンモランシー。 zero/01529.wav|15|コッペパン? zero/01530.wav|15|この奇妙なパンのことを彼女が知っているということは、あれかい?これは異世界に存在するパンだってことかい? zero/01531.wav|15|見た目とは裏腹になんともみずみずしくてほのかな甘みが口の中に広がる……。ああ、なんて罪なパンなんだろう! zero/01532.wav|15|大変だよ、きみ達。 zero/01533.wav|15|レコン・キスタの空中艦隊が、トリステインに向かってるみたいなんだ。 zero/01534.wav|15|分からない。確かな情報ではないが、トリステイン軍で裏切った艦隊がいるとの情報もある。 zero/01535.wav|15|おいおい、ルイズ。ぼく達を巻き込まないでくれよ。 zero/01536.wav|15|くそぅ、役者風情と馬鹿にしてたら……。全部芝居だったなんて……。ウェザリーめ。 zero/01537.wav|15|ひ、ひいぃーーっ! zero/01538.wav|15|あんなかわいい子がいなくなるのは残念だなって、イタタ……。つねらないで、モンモランシー! zero/01539.wav|15|いやあ、ちょっと大変な感じになってきてるぞ。 zero/01540.wav|15|どうかな。あれは通常の警備じゃない。 zero/01541.wav|15|おそらく何かあったんだとは思うけど、それが爆弾使いの件とは限らないんじゃないかな。 zero/01542.wav|15|おそらくね。 zero/01543.wav|15|ああ、女王陛下!ぼくに会いに来るためにわざわざ! zero/01544.wav|15|え、どうしたんだい? zero/01545.wav|15|でも、そうだとして、いったい何の意味が? zero/01546.wav|15|女王陛下のご命令とあらば、このギーシュ・ド・グラモン、一命を賭してお守りいたします! zero/01547.wav|15|なんでぼくまで追い出されるんだ!? zero/01548.wav|15|そ、そんな!せっかく女王陛下のお側近くにお仕えして、ぼくの魅力に触れてもらおうという夢がっ! zero/01549.wav|15|ああ、あんまりだあああ……。 zero/01550.wav|15|うーん……むにゃむにゃ。 zero/01551.wav|15|なるほど、タバサの意見には一理あるな。それじゃ、夜になったら分かれてそれぞれ劇場へ向かうことにしよう。 zero/01552.wav|15|うむ、ぼくとしては女王陛下をお守りして行くのもやぶさかではないが、愛するモンモランシーが、ぼくを頼ってくれるなら、ぜひ同行しよ zero/01553.wav|15|はーっはっはっは!この信用の無さ!泣けてくるね! zero/01554.wav|15|みんな、ここにいたのか!大変なことになったぞ。 zero/01555.wav|15|いや、そうじゃなくて……! zero/01556.wav|15|惜しい!非常に惜しいね!でも、ちょっと違うんだなぁ。 zero/01557.wav|15|そんなわけあるか! zero/01558.wav|15|このまま放置するわけにもいかないし、知らせないのもまずいだろうしというわけで、呼びに来たんだよ。 zero/01559.wav|15|外だ! zero/01560.wav|15|は、は、は……。あんな連中、ぼくにかかれば赤子も同然……さ。 zero/01561.wav|15|ああっ、なんということだ。ぼくがなぐさめてあげられるのならばー! zero/01562.wav|15|女王陛下の命令とあらば、たとえ火の中水の中!もちろん参加させてもらうよ。 zero/01563.wav|15|高台に昇るのはいいけど、そこで何をしようってんだい? zero/01564.wav|15|おや?なんだか外が、急に騒がしくなったぞ。何かあったのか。 zero/01581.wav|5|……あ? zero/01582.wav|5|……。 zero/01583.wav|5|……。 zero/01584.wav|5|……はっ、アキナったら!なに勝手なことやってるのよっ! zero/01585.wav|5|ご、ごめんなさい、平賀くん。アキナが勝手なこと言っちゃって! zero/01586.wav|5|ア、アキナも平賀くんのことが好きなの。だからあんなことを……。 zero/01587.wav|5|そ、そうなの。あははは……。 zero/01588.wav|5|うっ、ええと……あうあう。……タッチ。 zero/01589.wav|5|そうそう、それよ! zero/01590.wav|5|な、なによ〜〜! zero/01591.wav|5|ふう……。 zero/01592.wav|5|あ……平賀くん。 zero/01593.wav|5|ねえ、平賀くん。 zero/01594.wav|5|私が何をしてたか、分かる? zero/01595.wav|5|そうだね……。外れじゃない……。 zero/01596.wav|5|あのね、空を見てたの。 zero/01597.wav|5|すごい、平賀くんなんで分かったの? zero/01598.wav|5|ああ……そうなんだ。 zero/01599.wav|5|そう、分からないんだ。 zero/01600.wav|5|あのね、空を見てたの。 zero/01601.wav|5|そう。夜空の月を見てたんだ。 zero/01602.wav|5|ねえ、平賀くん。この世界には月が2つあるんだね。 zero/01603.wav|5|月を見て、それを知ったとき思ったの。ああ、本当にここは地球じゃないんだ、別の世界なんだ、って。 zero/01604.wav|5|そうなんだ……。 zero/01605.wav|5|うん。そうだね。 zero/01606.wav|5|あ……平賀くん。 zero/01607.wav|5|えっと……。 zero/01608.wav|5|え、え……? zero/01609.wav|5|やだ、そんなんじゃないよ。 zero/01610.wav|5|本当はバッグも持ってたんだけど、逃げ出すときに、なくしちゃったの。 zero/01611.wav|5|身の回りのものはいくつか手元に残ってるけど、今の私にとっての宝物はこれなの。 zero/01612.wav|5|うん……。 zero/01613.wav|5|うん、当たり。制服のポケットに入れてたから。かろうじて残ってるの。 zero/01614.wav|5|本当はバッグも持ってたんだけど、逃げ出すときに、なくしちゃったの。 zero/01615.wav|5|え、ええっ!?ち、違うよっ、そんなんじゃなくって! zero/01616.wav|5|違うってば!これ、これよ。ほら、見覚えあるでしょ。 zero/01617.wav|5|そういうのじゃ、ないんだけどね。 zero/01618.wav|5|本当はバッグも持ってたんだけど、逃げ出すときに、なくしちゃったの。 zero/01619.wav|5|これが唯一の私の持ち物…かな? zero/01620.wav|5|こっちの世界に来て、言葉は普通に通じるけど、文字は一切読めないの。 zero/01621.wav|5|生徒手帳なんて、普段読んでいなかったのに。今読んでいないと、そのうち日本語を忘れそうで……不安になるの。 zero/01622.wav|5|ふふっ。『登下校時は、寄り道をしないように』! zero/01623.wav|5|校歌とか、応援歌も載ってるね。 zero/01624.wav|5|うふふっ。 zero/01625.wav|5|なってた、なってた! zero/01626.wav|5|実は、あのボタン。押すとちゃんとジュースを買えるんだよ。知ってた? zero/01627.wav|5|本当ね!ふふっ、あははっ! zero/01628.wav|5|うん、いいけど。 zero/01629.wav|5|へぇー、なんだろ?楽しみだなぁ。 zero/01630.wav|5|これって、飛行機?ゼロ戦に見えるんだけど……?まさか、本物ってことはないよね? zero/01631.wav|5|えっ、本物なのっ!?日本から、ここに? zero/01632.wav|5|私達以外にも、この世界に来てる人がいるんだ……。 zero/01633.wav|5|でも、戻ったという話は、今まで聞いたことないんだよね……? zero/01634.wav|5|えっ、どうして? zero/01635.wav|5|それって、楽観的すぎない? zero/01637.wav|5|うん。それができればすばらしいけど……。できるのかな? zero/01638.wav|5|そうだよね。帰還する可能性はゼロじゃないんだものね。諦める必要はないか……。 zero/01639.wav|5|アーアアアーアアアー。アーアーアーアー。 zero/01640.wav|5|きゃっ。平賀くん。そこにいたんだ……。 zero/01641.wav|5|ううん。大丈夫だよ。 zero/01642.wav|5|今度の部活で歌うはずだった曲。 zero/01643.wav|5|でも、平賀くんに聞かれるとは思ってなかったから……。ちょっと恥ずかしいな。 zero/01644.wav|5|そんなことないよぅ……。もう、恥ずかしいなぁ。 zero/01645.wav|5|うん、そう。でも、メインメンバーになれるほど上手ではないかな? zero/01646.wav|5|ありがとう、平賀くん。 zero/01647.wav|5|うん、大会はいくつかあるよ。大きな大会だと、地区大会があって、県大会があって、全国大会があるの。 zero/01648.wav|5|もちろん、小さい大会もあるけど、大抵は大きな大会を目標に頑張ってるって感じかな? zero/01649.wav|5|でも、今年の大会の参加は、無理だよね……。 zero/01650.wav|5|カラオケ?うーん、たまに……かな。平賀くんは? zero/01651.wav|5|平賀くんはどんな歌を歌うの? zero/01652.wav|5|ふーん、そうなんだ。私、流行の歌ってどうもついていけなくって。 zero/01653.wav|5|へー。それは生活の知恵だね。 zero/01654.wav|5|え、英語で歌うんだよね。平賀くん、英語得意なんだ? zero/01655.wav|5|それでもすごいよ。 zero/01656.wav|5|それってもったいないよ。せっかく歌いに来たんだし。 zero/01657.wav|5|他人に合わせて歌うことから始めれば、音感がついてくるっていうよ。一緒に歌ってみるのはどうかな? zero/01658.wav|5|平賀くん。 zero/01659.wav|5|日本に帰れたら、一緒にカラオケ行こうね。 zero/01660.wav|5|うん。約束だよ。 zero/01661.wav|5|はぁ、終わっちゃったな……。 zero/01662.wav|5|……あっ、平賀くん! zero/01663.wav|5|ううん、ちょっと感傷に浸ってただけ。 zero/01664.wav|5|……舞台でのお祭り騒ぎの毎日も、とうとう終わっちゃったな〜〜って。 zero/01665.wav|5|あんなに人に囲まれたことがなかったから、緊張しちゃった。 zero/01666.wav|5|……最初は、舞台のお客さんをジャガイモだと思うのにもう必死で。 zero/01667.wav|5|でも、楽しかったな。 zero/01668.wav|5|舞台の空気って本当に不思議ね。 zero/01669.wav|5|うふふ。 zero/01670.wav|5|あ、ええと、それは……。あのね。実はね……。 zero/01671.wav|5|実はバッグの中に写真が入ってたの。それはどうしてもなくしたくなかったの。 zero/01672.wav|5|……ううん。 zero/01673.wav|5|ひっ、平賀くんの写真なの……。 zero/01674.wav|5|……ううん。似てるけど、違う。 zero/01675.wav|5|ひっ、平賀くんの写真なの……。 zero/01676.wav|5|……!!! zero/01677.wav|5|な、なんで分かったの! zero/01678.wav|5|うん。ほら。 zero/01679.wav|5|な、なんでっていわれても! zero/01680.wav|5|これは平賀くんと、私だけの秘密だからね。 zero/01681.wav|5|ふふふふっ……。 zero/01682.wav|5|おめでとう、ルイズさん。 zero/01683.wav|5|えっ!えええええっ!わ、私がですか! zero/01684.wav|5|私がヒロイン……。私がヒロイン……。 zero/01685.wav|5|わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/01686.wav|5|ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/01687.wav|5|王子! zero/01688.wav|5|あら、わたしはひいきなんてしないわ。順当に選んだだけよ。 zero/01689.wav|5|王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/01690.wav|5|今宵のように双月の美しい夜でございました。あのご返事を今いたしましょう。 zero/01691.wav|5|ノエルは王子の妻として……。ここで死を……。 zero/01692.wav|5|……。 zero/01693.wav|5|な、なんだか凄かったね。平賀くん!情熱的な演技だったよ。 zero/01694.wav|5|ねぇ、平賀くん。あの告白って本当かと思っちゃった。 zero/01695.wav|5|えっ? zero/01696.wav|5|そ、そうよね。 zero/01697.wav|5|むー。笑ってごまかすんだ。 zero/01698.wav|5|べ、別に怒ってるわけじゃないわよ。 zero/01699.wav|5|あれ?平賀くん、バレーやってるの? zero/01700.wav|5|こんなところで遊んでて、知らないよ。 zero/01701.wav|5|ルイズさん、勝ったら逆立ちのままパスタを食べさせるって息巻いてたから。 zero/01702.wav|5|うん、いいよ。ちょうど体を動かしたかったところだし。 zero/01703.wav|5|そーれ! zero/01704.wav|5|もう、平賀くん。顔を真っ赤にして何を見てるの? zero/01705.wav|5|もう、平賀くんなんて、知らない。 zero/01706.wav|5|平賀くんのエッチ! zero/01707.wav|5|……。 zero/01708.wav|5|もう、知らない。 zero/01709.wav|5|キュルケさん、別な場所で遊びません?平賀くん、ずっと変なところ見てるし。 zero/01710.wav|5|ふん。 zero/01711.wav|5|ここにyの値を代入して……と。 zero/01712.wav|5|あ、平賀くんっ。 zero/01713.wav|5|せっかく教科書も戻ってきたし、学校の勉強もしておかないと……って思って。 zero/01714.wav|5|でも、無事に日本に帰れた時に勉強が遅れていると困るし……。 zero/01715.wav|5|どうしたの、平賀くん。青くなって。 zero/01716.wav|5|もしかして、そーゆーの全然考えてなかった? zero/01717.wav|5|ねえ、どうして?どうしてそんなに平賀くんは強いの? zero/01718.wav|5|平賀くん。こんな世界で不安じゃないの? zero/01719.wav|5|知り合いもいない。家族もいない。文字も読めない……。 zero/01720.wav|5|貴族がいるだけじゃなくて、魔法なんてものが実在してて、戦争まで起こってる。 zero/01721.wav|5|壊れそうなくらい怖い状況なのに……。 zero/01722.wav|5|今、勉強してたのもね、元いた世界でやってたことしてないと、怖くて怖くておかしくなっちゃいそうだったから。 zero/01723.wav|5|平賀くん……。私……怖いよ……。 zero/01724.wav|5|えっ? zero/01725.wav|5|そっか、大切なのは、『飛び込む勇気と闘い続ける力』なのかな。 zero/01726.wav|5|ちょ、ちょっと!平賀くん!落ち込まないで! zero/01727.wav|5|くすっ。立ち直りが早いね。うらやましい……。 zero/01728.wav|5|やっぱり、平賀くんは強いよ。 zero/01729.wav|5|でも、少しは勉強を進めておいた方がいいと思うわ。 zero/01730.wav|5|そうだ!このまま一緒に勉強会をしましょうよ! zero/01731.wav|5|ほらほら、じゃあ英語のテキストからよ!ここの英文を訳して? zero/01732.wav|5|『いつも良い方に考えよう』の方が訳としてはいいんじゃないかな? zero/01733.wav|5|『でも、その後、思いもよらないことが起きたのだ』……ね。 zero/01734.wav|5|えへへ、見つかっちゃった。 zero/01735.wav|5|平賀くんだ。 zero/01736.wav|5|ホントに平賀くんだよぉっ!ふぇぇぇぇん。 zero/01737.wav|5|ホントに、ホントに来てくれたんだぁ! zero/01738.wav|5|……っ! zero/01739.wav|5|そ、そんなことないよ。ウェザリーさんは……いい人だよ。 zero/01741.wav|5|え、ヤダ……。私そんなこと言ってないよ?なんでもないよ……。 zero/01742.wav|5|あ、そうだ。手帳……ありがとう。 zero/01743.wav|5|ホントに持ってきてくれるなんて思ってなかったから……、うれしかったよ。 zero/01744.wav|5|すぐにお礼を言えなくて……、ごめんね。 zero/01745.wav|5|ねぇ?手帳の中身……見た? zero/01746.wav|5|そっか……。見てくれたんだ。 zero/01747.wav|5|……あら、覚えてない? zero/01748.wav|5|……そっか。それは覚えてくれてはいないんだ。 zero/01749.wav|5|昔話をするね。実は前にね……。 zero/01750.wav|5|たぶん、そうだと思った。追い払ったあと、平賀くんガチガチだったから。 zero/01751.wav|5|でもね、だから平賀くんは強いなあと思ったの。 zero/01752.wav|5|そんなに怖い思いをしても、ほとんど見ず知らずの私を守ってくれたんだもの。 zero/01753.wav|5|ううん、平賀くんも大変だもん。分かってるよ。 zero/01754.wav|5|そうだよね。しかたないよね。 zero/01755.wav|5|ううん、もう遅い……。もう遅いよ。もう歯車は回り始めたの。 zero/01756.wav|5|ウェザリー様から許してもらったお別れの時間は……もう……。 zero/01757.wav|5|だめよ、アキナ。まだ出てこないで……。 zero/01758.wav|5|お願い!もう何も喋らないから。 zero/01759.wav|5|ううん、なんでもない……。なんでもないよ。 zero/01760.wav|5|だめよ、アキナ。まだ出てこないで……。 zero/01761.wav|5|お願い!もう何も喋らないから。 zero/01762.wav|5|お願い!謝らないで。 zero/01763.wav|5|謝られると、私……。 zero/01764.wav|5|本当に、平賀くんのことを……。ううっ……。 zero/01765.wav|5|だめよ、アキナ。出てこないで……。 zero/01766.wav|5|せっかくいただいたお別れの時間を……、せめて……。 zero/01767.wav|5|だ、大丈夫。それじゃあ私……、行くね……。 zero/01768.wav|5|元気でね、平賀くん……。バイバイ。 zero/01769.wav|5|うん、いつまでもこの学院で……。ルイズさん達の世話になってるのもどうかなって思って。 zero/01770.wav|5|平賀くんはルイズさんの使い魔じゃない。お世話になって当然よ。でも、私はそうじゃないから……。 zero/01771.wav|5|あのね、平賀くん……。私、スカウトされちゃったんだ。 zero/01772.wav|5|劇団よ、劇団。 zero/01773.wav|5|違うの。あの劇を見てくれた別の劇団の人が、私のことを気に入ってスカウトしてくれたのよ。 zero/01774.wav|5|この際、いい機会だから、その劇団のお世話になろうと思ってね。 zero/01775.wav|5|うん、そうだね。平賀くんとは会うことが少なくなっちゃいそうだけどね。 zero/01776.wav|5|でもね、私は楽しみにしてるんだ。この世界のいろんな街を見て回ることができるから。 zero/01777.wav|5|ひょっとすると、日本へ戻るためのきっかけだって見つかるかもしれない。 zero/01778.wav|5|だから平賀くん……。良かったら、私のこと応援していてね。 zero/01779.wav|5|うん! zero/01780.wav|5|うん、いつまでもこの学院で……。ルイズさん達の世話になってるのもどうかなって思って。 zero/01781.wav|5|平賀くんはルイズさんの使い魔じゃない。お世話になって当然よ。でも、私はそうじゃないから……。 zero/01782.wav|5|あのね、平賀くん……。私、スカウトされちゃったんだ。 zero/01783.wav|5|劇団よ、劇団。 zero/01784.wav|5|違うの。あの劇を見てくれた別の劇団の人が、私のことを気に入ってスカウトしてくれたのよ。 zero/01785.wav|5|この際、いい機会だから、その劇団のお世話になろうと思ってね。 zero/01786.wav|5|うん、そうだね。平賀くんとは会うことが少なくなっちゃいそうだけどね。 zero/01787.wav|5|でもね、私は楽しみにしてるんだ。この世界のいろんな街を見て回ることができるから。 zero/01788.wav|5|ひょっとすると、日本へ戻るためのきっかけだって見つかるかもしれない。 zero/01789.wav|5|だから平賀くん……。良かったら、私のこと応援していてね。 zero/01790.wav|5|うん! zero/01791.wav|5|うん、いつまでもこの学院で……。ルイズさん達の世話になってるのもどうかなって思って。 zero/01792.wav|5|平賀くんはルイズさんの使い魔じゃない。お世話になって当然よ。でも、私はそうじゃないから……。 zero/01793.wav|5|あのね、平賀くん……。私、スカウトされちゃったんだ。 zero/01794.wav|5|劇団よ、劇団。 zero/01795.wav|5|違うの。あの劇を見てくれた別の劇団の人が、私のことを気に入ってスカウトしてくれたのよ。 zero/01796.wav|5|この際、いい機会だから、その劇団のお世話になろうと思ってね。 zero/01797.wav|5|うん、そうだね。平賀くんとは会うことが少なくなっちゃいそうだけどね。 zero/01798.wav|5|でもね、私は楽しみにしてるんだ。この世界のいろんな街を見て回ることができるから。 zero/01799.wav|5|ひょっとすると、日本へ戻るためのきっかけだって見つかるかもしれない。 zero/01800.wav|5|だから平賀くん……。良かったら、私のこと応援していてね。 zero/01801.wav|5|うん! zero/01802.wav|5|うん、いつまでもこの学院で……。ルイズさん達の世話になってるのもどうかなって思って。 zero/01803.wav|5|平賀くんはルイズさんの使い魔じゃない。お世話になって当然よ。でも、私はそうじゃないから……。 zero/01804.wav|5|あのね、平賀くん……。私、スカウトされちゃったんだ。 zero/01805.wav|5|劇団よ、劇団。 zero/01806.wav|5|違うの。あの劇を見てくれた別の劇団の人が、私のことを気に入ってスカウトしてくれたのよ。 zero/01807.wav|5|この際、いい機会だから、その劇団のお世話になろうと思ってね。 zero/01808.wav|5|うん、そうだね。平賀くんとは会うことが少なくなっちゃいそうだけどね。 zero/01809.wav|5|でもね、私は楽しみにしてるんだ。この世界のいろんな街を見て回ることができるから。 zero/01810.wav|5|ひょっとすると、日本へ戻るためのきっかけだって見つかるかもしれないよ? zero/01811.wav|5|だから平賀くん……。良かったら、私のこと応援していてね。 zero/01812.wav|5|うん! zero/01813.wav|5|キュルケさん!あの、すいませんでした。あのときは……。 zero/01814.wav|5|は、はい。あの、その……。 zero/01815.wav|5|え、そんな……。 zero/01816.wav|5|花火だ。 zero/01817.wav|5|キュルケさん。 zero/01818.wav|5|平賀くんのことをよろしくお願いします。 zero/01819.wav|5|……。 zero/01820.wav|5|まあ、預けるだけですけどね。あのルイズさんに壊されたりしないように。 zero/01821.wav|5|平賀くん!女の子には気をつけるのよ。 zero/01822.wav|5|私が王宮に、ですか? zero/01823.wav|5|いろいろ迷惑かけちゃって……ごめんね。 zero/01824.wav|5|……なんですか? zero/01825.wav|5|でも、恋愛は関係ないですよ! zero/01826.wav|5|うん、いつまでもこの学院で……。ルイズさん達の世話になってるのもどうかなって思って。 zero/01827.wav|5|平賀くんはルイズさんの使い魔じゃない。お世話になって当然よ。でも、私はそうじゃないから……。 zero/01828.wav|5|あのね、平賀くん……。私、スカウトされちゃったんだ。 zero/01829.wav|5|劇団よ、劇団。 zero/01830.wav|5|違うの。あの劇を見てくれた別の劇団の人が、私のことを気に入ってスカウトしてくれたのよ。 zero/01831.wav|5|この際、いい機会だから、その劇団のお世話になろうと思ってね。 zero/01832.wav|5|うん、そうだね。平賀くんとは会うことが少なくなっちゃいそうだけどね。 zero/01833.wav|5|でもね、私は楽しみにしてるんだ。この世界のいろんな街を見て回ることができるから。 zero/01834.wav|5|ひょっとすると、日本へ戻るためのきっかけだって見つかるかもしれない。 zero/01835.wav|5|だから平賀くん……。良かったら、私のこと応援していてね。 zero/01836.wav|5|うん! zero/01837.wav|5|あ……。 zero/01838.wav|5|ううん、大丈夫。これくらいなら、特に問題はないみたい。 zero/01839.wav|5|うん。 zero/01840.wav|5|え、ええと……。 zero/01841.wav|5|あ、ごめんなさい。 zero/01842.wav|5|えと、そんな、平賀くんから。 zero/01843.wav|5|あ……そ、その……。たいしたことじゃない、から。 zero/01844.wav|5|平賀くん……。すっかり尻に敷かれちゃって……。 zero/01845.wav|5|平賀くん……。 zero/01846.wav|5|え? zero/01847.wav|5|平賀くん……。 zero/01848.wav|5|そうです。ルイズさんの言うとおりです。 zero/01849.wav|5|はい。 zero/01850.wav|5|きゃっ!? zero/01851.wav|5|あ、平賀くん。 zero/01852.wav|5|あ、ううん。急にドアが開いたからちょっと驚いただけ。でも、どうしたの? zero/01853.wav|5|ええ。花火みたいな大きな音がしたけど。 zero/01854.wav|5|爆発!? zero/01855.wav|5|そう……、なんだ。 zero/01856.wav|5|あ……うん、分かった。平賀くん、私注意することあるかな……。 zero/01857.wav|5|え? zero/01858.wav|5|平賀くん……心配してくれたんだ。 zero/01859.wav|5|……ありがとう。 zero/01860.wav|5|うん、それは気をつける。学院の人に見つかったらいけないって、シエスタさんにも注意されてるもの。 zero/01861.wav|5|うん……、気をつける。 zero/01862.wav|5|え、うん。私、言われたとおりに、この部屋からは出ないつもりだし。 zero/01863.wav|5|平賀くん……。そんなにいっぱい、女の子と付き合ってるの? zero/01864.wav|5|でも……。なんだかいろんな女の子達と親しそうだし……。 zero/01865.wav|5|ふうん……。 zero/01866.wav|5|うん、分かった。 zero/01867.wav|5|平賀くんも気をつけてね。 zero/01868.wav|5|あ……。 zero/01869.wav|5|戻ってきたの? zero/01870.wav|5|……まだ、戻っていない。 zero/01871.wav|5|……。 zero/01872.wav|5|……。 zero/01873.wav|5|……別に、なにも言ってない。 zero/01874.wav|5|……。 zero/01875.wav|5|こっ、怖いって言ったら……、ちょっと怖いけど。 zero/01876.wav|5|……べ、別にいいわ。ルイズさんのこと気にするの、平賀くんだったら仕方のないことだと思うし。 zero/01877.wav|5|……。 zero/01878.wav|5|そういうわけじゃ……、ないわ。 zero/01879.wav|5|……本当だね。 zero/01880.wav|5|な、なんでもないっ。でも、心配してくれて、ありがとう。今は大丈夫だから。 zero/01881.wav|5|……。 zero/01882.wav|5|あっ、平賀くん! zero/01883.wav|5|ううん、そんなことないよ。そろそろ寝なくても大丈夫かなって思うし。 zero/01884.wav|5|でも……。 zero/01885.wav|5|う、うん……。 zero/01886.wav|5|えっ、平賀くんって決闘なんてするタイプの人だったんだ……。ちょっと、びっくり……。 zero/01887.wav|5|……ううん、なんでもないの。なんでもないんだけど……。 zero/01888.wav|5|……ないよ。 zero/01889.wav|5|私、寝る……。 zero/01890.wav|5|あっ、平賀くん……。 zero/01891.wav|5|うん。あれから来てないよ。 zero/01892.wav|5|うん、そのことはもういいよ。平賀くんが悪いわけじゃないんだし。 zero/01893.wav|5|平賀くん、本当に分からないの? zero/01894.wav|5|ルイズさん達が一緒になって、あんなことをした理由……。 zero/01895.wav|5|ねえ、平賀くん。それ、本気で言ってたりする? zero/01896.wav|5|平賀くんってさ、優しいよね。 zero/01897.wav|5|鈍感……。 zero/01898.wav|5|なんでもない。 zero/01899.wav|5|あ、うん……。ごめんなさい。やっぱり分からない……。 zero/01900.wav|5|……平賀くんの馬鹿。 zero/01901.wav|5|あっ、平賀くん? zero/01902.wav|5|平賀くん、お世辞うまいんだから。私よ、私。春奈よ。 zero/01903.wav|5|ルイズさんがいつも同じ服じゃつまらないでしょって貸してくれたの。 zero/01904.wav|5|平賀くん、どうかな?制服以外を着るのって久しぶりだから恥ずかしくって。 zero/01905.wav|5|そ、そうかな? zero/01906.wav|5|さっきも言ったと思うけど、最近ずっと制服だったでしょ? zero/01907.wav|5|違う服を着ると、楽しい気分になっちゃうの。やっぱり服って重要なのね。 zero/01908.wav|5|私にお金があったら、買ってあげられるんだけどな……。 zero/01909.wav|5|あら、ルイズさんは平賀くんが思ってるほど、ひどい人じゃないわよ。 zero/01910.wav|5|平賀くん、ひっどーい。 zero/01911.wav|5|そ、そうかな?ありがとう、平賀くん。 zero/01912.wav|5|ギク。 zero/01913.wav|5|実は、ちょっときついなぁって思ってたんだ。 zero/01914.wav|5|ははははっ。 zero/01915.wav|5|平賀くんのエッチ。 zero/01916.wav|5|女の子にそんなこと聞いてると、ルイズさんじゃないけど、お仕置きしちゃうぞ。 zero/01917.wav|5|いろいろあるなぁ……。 zero/01918.wav|5|あ、え、ええっと……。あの……そこの赤い果物はなにかなぁって思って。 zero/01919.wav|5|え〜、これ果物じゃないんですか? zero/01920.wav|5|そ、そうなんだ……。 zero/01921.wav|5|ああ、平賀くんっ。これ見て。見たことない食べ物が、いっぱいあるの。 zero/01922.wav|5|あ、あの……。 zero/01923.wav|5|平賀くん、なんかいろいろ面白いね。 zero/01924.wav|5|うん、どんな食べ物なんだろうって想像するだけでも面白いよ。 zero/01925.wav|5|え、いいの?だって、私お金もってないよ。 zero/01926.wav|5|平賀くんありがとう。じゃ、食べてみようか。 zero/01927.wav|5|あれ、これすっぱいよ。 zero/01928.wav|5|うん、不思議だねぇ……。 zero/01929.wav|5|平賀くんありがとう。じゃ、食べてみようか。 zero/01930.wav|5|あれ、これ甘いよ。 zero/01931.wav|5|うん、不思議だねぇ……。 zero/01932.wav|5|平賀くんありがとう。じゃ、食べてみようか。 zero/01933.wav|5|あれ、なんか、中身がゼリー状になってる。 zero/01934.wav|5|うん、不思議だねぇ……。 zero/01935.wav|5|でもでも、これはこれでおいしいかも。 zero/01936.wav|5|うん。 zero/01937.wav|5|ありがとう、平賀くん! zero/01938.wav|5|もぉ、オジサンったらっ!! zero/01939.wav|5|あ、平賀くん! zero/01941.wav|5|はあ……貴族のたしなみかぁ……。それにひきかえ私なんか……。 zero/01942.wav|5|え、そうなの? zero/01943.wav|5|平賀くん……。 zero/01944.wav|5|え? zero/01945.wav|5|そ、そうだよね。これを良い機会と思わなくちゃ。 zero/01946.wav|5|……そ、そうかな? zero/01947.wav|5|ふふふ……ありがとう、平賀くん。励ましてくれて。 zero/01948.wav|5|そ、そうですね。平賀くんにも頑張ってもらわないと! zero/01949.wav|5|はいっ!キュルケさん! zero/01950.wav|5|ひ、平賀くん! zero/01951.wav|5|本当?一番おどおどしていたの、平賀くんだったような気がするけど。 zero/01952.wav|5|平賀くん、それヒドイよ〜〜!! zero/01953.wav|5|それに……。私も一番足を引っ張ってるし……。 zero/01954.wav|5|ヒドイです!キュルケさん! zero/01955.wav|5|はい……。 zero/01956.wav|5|料理対決の事で相談に乗ってもらってたのよ。この世界の郷土料理を作ってみようかと思って。 zero/01957.wav|5|サラマンダーって、あのキュルケさんの使い魔でしょ?平賀くん、冗談はやめてよ。 zero/01958.wav|5|平賀くん、だめだよ?かわいそうだからね。 zero/01959.wav|5|たとえばどんなものが? zero/01960.wav|5|こっちの世界にもあったのね……。 zero/01961.wav|5|それじゃあ平賀くんっ。私の料理にも、期待しててねっ! zero/01962.wav|5|平賀くん! zero/01963.wav|5|キュルケさんが敵に捕まったって聞いたんだけど! zero/01964.wav|5|……。 zero/01965.wav|5|私も探してみるわ。 zero/01966.wav|5|平賀くん、頑張ってね! zero/01967.wav|5|ご、ごめんなさい。 zero/01968.wav|5|はい!気をつけます! zero/01969.wav|5|ご、ごめんなさい!だって、汚れは水洗いって聞いたものだから……。 zero/01970.wav|5|これから気をつけます! zero/01971.wav|5|ありがとう、平賀くん。タバサさん本気で怒ってたの。助かったわ。 zero/01972.wav|5|も、申し訳ありません……。 zero/01973.wav|5|す、すみません。こちらの世界の文字がまだ読めなくて。 zero/01974.wav|5|は、はい。学院長! zero/01975.wav|5|じ、じゃあ平賀くん。行ってきます! zero/01976.wav|5|は、はい。学院長! zero/01977.wav|5|ごめんね、平賀くん……。 zero/01978.wav|5|平賀くん……。 zero/01979.wav|5|はい。学院長! zero/01980.wav|5|だから、平賀くんに作る分を、少し手伝わせてほしいって、言ってるだけです。 zero/01981.wav|5|……こ、これは……。 zero/01982.wav|5|う、うん。 zero/01983.wav|5|そ、そうよそうよ! zero/01984.wav|5|し、仕方ないじゃないですか。こんなカマドなんか、初めて見るんだもの。木を燃やしたりするのも……。 zero/01985.wav|5|う……。 zero/01986.wav|5|平賀くんがそう言うなら。 zero/01987.wav|5|うん。 zero/01988.wav|5|うん。 zero/01989.wav|5|はぁ、うらやましいです。ふにふにのぽよぽよです。 zero/01990.wav|5|本当。どうやったらそんなに大きくなれるんですか? zero/01991.wav|5|もったいぶらないで教えてください! zero/01992.wav|5|へっ? zero/01993.wav|5|ええ〜〜っ!そんなぁ! zero/01994.wav|5|はあ、張りのあるふにふにのぽよぽよ。いったい何が詰まってるんですか!? zero/01995.wav|5|こ、恋ですか。 zero/01996.wav|5|こ、恋ならしてると思うんだけどな……。 zero/01997.wav|5|はい、先生! zero/01998.wav|5|(お願い。誰か助けて……) zero/01999.wav|5|(誰か……いた。あの人に!) zero/02000.wav|5|す、すいません。かくまってください! zero/02001.wav|5|例の爆弾使いに追われているんです! zero/02002.wav|5|なんというかその……。 zero/02003.wav|5|劇団にスカウトされて行ってみたら、実はそこが陰謀団の本拠地で……。 zero/02004.wav|5|実は私もその一員だったんだ〜〜!とかいわれて怪しげな術を……って、 zero/02006.wav|5|テロリストに追われているんです! zero/02007.wav|5|私がスカウトされた劇団というのが、なんだか悪の秘密結社の出先機関かなにかで、私を洗脳しようと……って、 zero/02008.wav|5|そ、そんなかわいそうな人を見る目で見ないで! zero/02009.wav|5|ホントのことなんです! zero/02010.wav|5|と、とにかく!いそいで魔法学院か王宮の人に知らせないと! zero/02011.wav|5|ええと、それは……。 zero/02012.wav|5|そんな! zero/02013.wav|5|(……見つかった!) zero/02014.wav|5|じ、じゃあね。おじさん! zero/02015.wav|5|……ハァハァハァ。 zero/02016.wav|5|(助けて、平賀くん……) zero/02017.wav|5|ここ……、ここ、どこなんだろう?スラム街? zero/02018.wav|5|(誰もいない……) zero/02019.wav|5|(でも、なんなのよ。この汚さと臭い……) zero/02020.wav|5|(……?なにか声が聞こえたような?) zero/02021.wav|5|たしかに、これ以上進むと絶対ヤバそうだけど。 zero/02022.wav|5|そ、そんな! zero/02023.wav|5|と、とにかくここを離れよう! zero/02024.wav|5|ホントにしつこいんだから! zero/02025.wav|5|(……も、もう進むしかないわよ!) zero/02027.wav|5|(と、とにかく、どこかに隠れないと!) zero/02028.wav|5|(路地のかげにでも……) zero/02029.wav|5|……! zero/02030.wav|5|きっ、きゃぁぁぁぁーーーーっっ! zero/02031.wav|5|(な、なによ、あの大きさ!ネズミでしょ!30センチぐらいあったわよ!) zero/02032.wav|5|(もう、イヤーーっ!こんなところ!) zero/02033.wav|5|遠い道……。魔法学院までどれくらいあるんだろう? zero/02034.wav|5|(バスもタクシーもない。バイクや自転車も……) zero/02035.wav|5|(あるのはこの足だけ……。どうしよう?) zero/02036.wav|5|しかたないわ。とにかく前に進むしかないんだし。 zero/02037.wav|5|あ、あれは! zero/02038.wav|5|(いけない!ウェザリーさんだ!) zero/02039.wav|5|(絶対に魔法学院方面に逃がさないように、待ち伏せしてるのね……) zero/02040.wav|5|ダメ。戻らないと……。 zero/02041.wav|5|(街道沿いは追っ手に見つかりやすいし……) zero/02042.wav|5|ダメ。引き返さないと……。 zero/02043.wav|5|(せめて馬車でも通りかかってくれれば……) zero/02044.wav|5|(あ、馬に乗ってる人が……) zero/02045.wav|5|(って、あれはウェザリーさんじゃない!) zero/02046.wav|5|(絶対に魔法学院方面に逃がさないように、非常線を張ってるのね……) zero/02047.wav|5|(無理だわ。戻らないと……) zero/02048.wav|5|どこに逃げたらいいのよ。私は、この街でひとりぼっちなのに。 zero/02049.wav|5|結局、ここに来ちゃったけど……。いつまでもここにいちゃいけないわよね。 zero/02050.wav|5|とにかく、早くここから離れないと! zero/02051.wav|5|(いっそ、この劇場の中に隠れてしまうというのは……) zero/02052.wav|5|(……ダメだわ。食料もないし、助けがくるアテがないのに隠れているなんて無理) zero/02053.wav|5|(……それに、ウェザリーさんの正体を早く平賀くんに伝えないと!) zero/02054.wav|5|(どうしたらいいの?) zero/02055.wav|5|(助けて、平賀くん!) zero/02056.wav|5|……とにかく、ここから離れないと! zero/02057.wav|5|はい!? zero/02058.wav|5|あ、あの、ちょっと待って……。 zero/02059.wav|5|ええと……?すみません、私はいったい……? zero/02060.wav|5|あ、そ、そうだったんですか。すいません、ありがとうございます。 zero/02061.wav|5|は、はい。私は春奈……『高凪春奈』と言います。 zero/02062.wav|5|私のことを知っている?サイトって、もしかして『平賀才人』くん? zero/02063.wav|5|うれしい……。こんなところで会えるなんて!! zero/02064.wav|5|はい。平賀くんと同じクラスで、クラスの委員長をやってました。 zero/02065.wav|5|どう……と言われましても……。普通に過ごしていたある日突然、目の前に丸い鏡のようなものが現れて……。 zero/02066.wav|5|それに触れたとたん、こっちの世界に来ちゃったみたいで。 zero/02067.wav|5|ここがどこかも分からないし途方に暮れていたところを、たまたま通りかかった見知らぬ女性に助けてもらったんですけど。 zero/02068.wav|5|鍵のかかった部屋に入れられて、そのまま閉じこめられちゃって。 zero/02069.wav|5|ずっと閉じ込められたままだったんで、なんとか隙を見て逃げ出したんです。だけど……。 zero/02070.wav|5|は、はい。 zero/02071.wav|5|うっ……。平賀くんっ! zero/02072.wav|5|使い魔?使い魔ってなんですか?平賀くんはれっきとした人間です! zero/02073.wav|5|それを使い魔呼ばわりだなんて、あなたこそ何者ですか!? zero/02074.wav|5|……それは分かりました。 zero/02075.wav|5|分かりましたけど。あなたに、私が平賀くんに抱きつくのを邪魔する権利はありません! zero/02076.wav|5|平賀くんは、私がこの世界に来てから初めて会った、ただ1人の知り合いなんです。再会を喜んで、なんでいけないんですか!? zero/02077.wav|5|抱きつくことのなにがいけないんですか?自分の使い魔に誰かが抱きついただけでそんなに怒るなんて、変です! zero/02078.wav|5|それに私のことは春奈と呼んでくれていいですよ、平賀くん。 zero/02079.wav|5|いやっ!せっかく平賀くんと会えたのに……! zero/02080.wav|5|平賀くん……っ。 zero/02081.wav|5|え、えっと……。 zero/02082.wav|5|ありがとう、平賀くん。 zero/02083.wav|5|うん……、ありがとう、平賀くん。平賀くんがいてくれるだけで、私とっても心強いわ。 zero/02084.wav|5|……平賀くん……。ルイズさん、シエスタさん……。ごめんなさい。 zero/02085.wav|5|なんだか体がだるくて、力が入らなくって……。 zero/02086.wav|5|すみません。ご迷惑をかけて。 zero/02087.wav|5|はい……。 zero/02088.wav|5|平賀くん……。 zero/02089.wav|5|あ、平賀くん!?ちょ、ちょっと待って。今、鍵を開けるね。 zero/02090.wav|5|ど、どうしたの?授業中じゃなかったの? zero/02091.wav|5|あ、あー……うん。ごめんなさい。まだ、具合が悪いみたい。 zero/02092.wav|5|あ、ううん。そんなことないよ。 zero/02093.wav|5|う、うん。 zero/02094.wav|5|うん……ありがとう、平賀くん。 zero/02095.wav|5|ねぇ、平賀くん……。 zero/02096.wav|5|平賀くんが、使い魔って本当なの?あのドラゴンみたいな魔物と同じ。 zero/02097.wav|5|ルイズさんの……メイド? zero/02098.wav|5|戦い……。 zero/02099.wav|5|ねぇ……平賀くん。 zero/02100.wav|5|変な話をするけどいいかな? zero/02101.wav|5|平賀くんって、こっちの世界では、女の子に囲まれてずいぶんと楽しそうだね。ちょっと……寂しいな。 zero/02102.wav|5|そうなの? zero/02103.wav|5|ルイズさんとはまんざらでもなさそうだし、あのシエスタさんともずいぶん仲良さそうだったけど。 zero/02104.wav|5|なんか、平賀くんってこの世界の人になっちゃうのかなぁって寂しくなっちゃった。 zero/02105.wav|5|ふうん、そうなの? zero/02106.wav|5|……。 zero/02107.wav|5|あの、平賀くんは、私のことを心配して来てくれたんです。なにもいけないことは……。 zero/02108.wav|5|平賀くん、ありがとう。 zero/02109.wav|5|おかえりなさい。見回りはどうだった? zero/02110.wav|5|あ、うん。朝に比べたら、だいぶ良くなったと思う。 zero/02111.wav|5|まだちょっと、体がだるい感じはするけど……。でも、もう大丈夫、かな。 zero/02112.wav|5|ありがとう、平賀くん。 zero/02113.wav|5|うん……食欲なかったから、まだだけど。平賀くんも一緒なら、食べられるかも。 zero/02114.wav|5|すみません、シエスタさん。 zero/02115.wav|5|へええ、そうなんですか。 zero/02116.wav|5|それじゃ、いただきます。 zero/02117.wav|5|ううん、これくらいなら平気です。 zero/02118.wav|5|え……。 zero/02119.wav|5|平賀くん、優しい……。 zero/02120.wav|5|……あら、そうなんですか。 zero/02121.wav|5|いいかげんにしてください。 zero/02122.wav|5|平賀くんは、別にルイズさんの道具ではありません。それは一番ルイズさんが知っているはずでしょ? zero/02123.wav|5|待って! zero/02124.wav|5|行かないで、平賀くん。私を1人にしないで……。 zero/02125.wav|5|私を置いていくの……?また、私1人……。 zero/02126.wav|5|平賀くん、行かないよね?もう、どこにも消えたりしないよね? zero/02127.wav|5|良かった……。 zero/02128.wav|5|あ、うん。そうだね……。 zero/02129.wav|5|平賀くん、どうしたの? zero/02130.wav|5|ごちそうさまでした。 zero/02131.wav|5|あ、はい。ありがとう、平賀くん。 zero/02132.wav|5|平賀くん、どうしたの?ぼーっとして。 zero/02133.wav|5|平賀くん? zero/02134.wav|5|どこに、行くの? zero/02135.wav|5|平賀くんがわざわざ行かなくたって、ルイズさん、すぐに帰って来るんでしょ?シエスタさんも迎えに行ったみたいだし。 zero/02136.wav|5|……はあ。なんで、平賀くんって、あんなにみんなに優しいんだろ。 zero/02137.wav|5|平賀くん……。ルイズさん、戻ってこないね。 zero/02138.wav|5|心配? zero/02139.wav|5|は……い、いえ……。 zero/02140.wav|5|はい……。ありがとうございます。 zero/02141.wav|5|んっ、んん〜。……んぁ、眩しい。 zero/02143.wav|5|朝の光は、日本となんにも変わらないのになぁ……。 zero/02144.wav|5|私、いつになったら、この世界での生活に馴染めるんだろう……。 zero/02145.wav|5|でも、いいの。今、私のそばには、平賀くんが……!? zero/02146.wav|5|え……? zero/02147.wav|5|なんで、ルイズさんと、シエスタさんの間に平賀くんが寝てるの!?平賀くんって、確か床で寝ていたはずでしょ? zero/02148.wav|5|起きて起きてっ!平賀くん、起きてっ! zero/02149.wav|5|あっ、あなた達っ!どうして平賀くんの隣で寝てるんですか!? zero/02150.wav|5|じゃ、じゃあ、シエスタさんはどうして!? zero/02151.wav|5|いくら広いベッドだからって、3人で一緒に寝ていたら、平賀くんだって、邪魔だよね? zero/02152.wav|5|平賀くん……。 zero/02153.wav|5|やっぱり、迷惑だよね! zero/02154.wav|5|そ、そうなんだ……。 zero/02155.wav|5|平賀くん、最低! zero/02156.wav|5|は、はい。 zero/02157.wav|5|ええ、そうですけど……。 zero/02158.wav|5|うっ。そ、そうですね……。おとなしくしています。 zero/02159.wav|5|うん、大丈夫。平賀くん、心配してもらってごめんね。 zero/02160.wav|5|うん……。ありがとう。 zero/02161.wav|5|は、はい……。 zero/02162.wav|5|そうなのかな……。 zero/02163.wav|5|ううん、なんでもない。 zero/02164.wav|5|シエスタさん……。その荷物って一体……。 zero/02165.wav|5|ええ、なんとか……。 zero/02166.wav|5|たぶん、そんな感じ……かな? zero/02167.wav|5|……。 zero/02168.wav|5|えっ……? zero/02169.wav|5|あっ、そんなことされたら……。 zero/02170.wav|5|あ、そうですね。ちょ、ちょーどいい加減かなー、なぁんて。 zero/02171.wav|5|あの、今はちょっと食欲がなくて……。 zero/02172.wav|5|ひょっとして……。意地でも食べさせる気だったりします? zero/02173.wav|5|……。 zero/02174.wav|5|(この人、私が病気じゃないこと白状させようとしてるのね……) zero/02175.wav|5|(私が平賀くんに看病されてるのが気に入らないんでしょーけど、こっちだってそうはいかないんだから……) zero/02176.wav|5|……負けないんだから。 zero/02177.wav|5|いーえ、なんにもー。 zero/02178.wav|5|まあ、とっても熱そうな……。まるでグラグラと煮えてるみたい。 zero/02179.wav|5|いくらなんでも、これじゃあ熱すぎて食べるのは無理かも……。 zero/02180.wav|5|え……!! zero/02181.wav|5|フフ、フフフフフ……。 zero/02182.wav|5|フフフ、フフフフフ……。 zero/02183.wav|5|あっ、平賀くん……。私なら、大丈夫だよ……。 zero/02184.wav|5|そ、それは……。 zero/02185.wav|5|なんでもない……。 zero/02186.wav|5|うん、私達2人だけ……。 zero/02187.wav|5|……。 zero/02188.wav|5|フフフ、フフフフフ……。 zero/02189.wav|5|うん、もう大丈夫……。 zero/02190.wav|5|う、うん、とくには何も。 zero/02191.wav|5|えっ!? zero/02192.wav|5|わ、私ですか? zero/02193.wav|5|わ、私は……別に……。 zero/02194.wav|5|……。 zero/02195.wav|5|……。 zero/02196.wav|5|……。 zero/02197.wav|5|平賀くん……。 zero/02198.wav|5|あ、あの……。 zero/02199.wav|5|ねえ、平賀くん……。決闘するって言ってたけど、大丈夫なの? zero/02200.wav|5|そ、そうなんだ……。 zero/02201.wav|5|わ、私ですか? zero/02202.wav|5|……。 zero/02203.wav|5|ねえ、平賀くん……。私、謝らなきゃならないことがあるの。 zero/02204.wav|5|今まで看病してもらってたけど……。実は病気っていうのはウソだったの。 zero/02205.wav|5|うん、本当……。そりゃ、最初の一日は具合が悪かったけど……。 zero/02206.wav|5|その次の日からはびっくりするくらい体調が良くなって……。 zero/02207.wav|5|でも、平賀くんがやさしくしてくれるから、それに甘えちゃって……。 zero/02208.wav|5|ごめんね、平賀くん。 zero/02209.wav|5|平賀くん、ごめんなさい……。 zero/02210.wav|5|本当にごめんなさい。 zero/02211.wav|5|……怒ってない? zero/02212.wav|5|平賀くん……。 zero/02213.wav|5|平賀くん……。 zero/02214.wav|5|たぶん、私が仮病だって白状させるためだと思う。でも、私も強情だったし……。 zero/02215.wav|5|ううん、平賀くんは悪くないよ。悪いのは、仮病を使って平賀くんからの好意に甘えてた私……。 zero/02216.wav|5|ねえ、ルイズさん達の決闘を止めに行くのはいいけど、どこでやってるか場所は知ってるの? zero/02217.wav|5|ねぇ、平賀くん。 zero/02218.wav|5|結局、私がルイズさんや、シエスタさんに迷惑をかけてしまったんだけど、どう謝ったらいいんだろう……。 zero/02219.wav|5|そ、そうかな……。 zero/02220.wav|5|え? zero/02221.wav|5|そんな……。駄目よ。素直に謝ってみる。 zero/02222.wav|5|でも……。私、この世界のお金を持っていないし……。 zero/02223.wav|5|第一、それで誠意が通じるとは思えない。素直に謝ってみる。 zero/02224.wav|5|そう……だね。 zero/02225.wav|5|ごめんなさい、シエスタさん。私、仮病だったんです。だから、ルイズさんにも謝りたくて……。 zero/02226.wav|5|シエスタさん……。 zero/02227.wav|5|ルイズさん! zero/02228.wav|5|私が仮病を使ったばっかりに、こんな大事になってしまって!みなさんごめんなさいっ! zero/02229.wav|5|平賀くんに構ってもらいたいばっかりに、仮病を使って……。 zero/02230.wav|5|私って、本当に……。本当にどうしようもなく、ずるいことばっかりして……。 zero/02231.wav|5|グスッ……スンッ、グスッ……。 zero/02232.wav|5|グスッ、スンッ……。グスッ……。 zero/02233.wav|5|みなさん、今までごめんなさい。そして、ありがとう……。 zero/02234.wav|5|平賀くん、平賀くん。 zero/02235.wav|5|この棚の整理をルイズさんに頼まれてるんだけど、分からなくて困ってるの。 zero/02236.wav|5|ありがとう!それじゃあね……。 zero/02237.wav|5|ルイズさん……。 zero/02238.wav|5|はい……。はじめまして、高凪春奈と申します。 zero/02239.wav|5|いえ、あの……私のことはハルナで結構です。ミス・ハルナなんて、その……、そんな身分ではありませんから……。 zero/02240.wav|5|はい……。私が住んでいた世界はこの世界とは別の世界です。 zero/02241.wav|5|使い魔!? zero/02242.wav|5|いえ、学校帰りにまぶしくなったと思ったら、この世界に来ていました。なので、詳しいことは分かりません。 zero/02243.wav|5|その後、知らない人につかまったり、逃げ出したりで……。 zero/02244.wav|5|もうどうなるんだろうってところで、平賀くんとルイズさん、シエスタさんに助けてもらったんです。 zero/02245.wav|5|……ん?こんとらくとさーばんとぉ?何なの、平賀くん? zero/02246.wav|5|紋章? zero/02247.wav|5|あ、本当だ……。気がつかなかった。 zero/02248.wav|5|き、キスぅ!? zero/02249.wav|5|わっ、私キスなんてしてませんっ!!それに……それじゃあ、平賀くんって……ええっ!? zero/02250.wav|5|えー! zero/02251.wav|5|そ、そうなんですか……。 zero/02252.wav|5|すみません。 zero/02253.wav|5|紋章の確認……ですか。 zero/02254.wav|5|はい……。申し訳ございません。 zero/02255.wav|5|ありがとうございます、学院長。 zero/02256.wav|5|うん、ありがとう。平賀くんっ。 zero/02257.wav|5|あの、ルイズさんも、改めてよろしくお願いします。 zero/02258.wav|5|女王陛下? zero/02259.wav|5|あのぉ……ルイズさん。 zero/02260.wav|5|ルイズさんは、女王陛下とお知り合いなんですか? zero/02261.wav|5|え、私のことで……ですか? zero/02262.wav|5|……。 zero/02263.wav|5|はい。 zero/02264.wav|5|はい、分かりました。 zero/02265.wav|5|平賀くん、私の隣でもいいよ?ルイズさんが狭くなるの、なんだか悪いわ。 zero/02266.wav|5|んっ……。 zero/02267.wav|5|……。 zero/02268.wav|5|……んぅ……んっ……。 zero/02269.wav|5|な、なんでお留守番のシエスタさんが、ここに? zero/02270.wav|5|……平賀くん。 zero/02271.wav|5|平賀くんってば。 zero/02272.wav|5|まったく……。何を寝ぼけてるの?もう下校時間でしょ。 zero/02273.wav|5|放課後になっても、平賀くんずっと寝てるんだもん。授業全部寝てたんじゃない? zero/02274.wav|5|それに平賀くん、今日の日直でしょ?早く学級日誌を書かないと。 zero/02275.wav|5|そうだっけって……、今日は私と日直だったじゃないっ!仕事、ほとんど私がやったんだからね。 zero/02276.wav|5|もう……。ここで見ててあげるから。 zero/02277.wav|5|学級日誌だけはちゃんと書いてもらいますからね。 zero/02278.wav|5|ほーら、ボサッとしない。平賀くん、早く書いてよっ。一緒に帰れないでしょ? zero/02279.wav|5|ダメよそんなの。私ばっかり、ずるいじゃないっ!! zero/02280.wav|5|うーん、でも寝言が結構楽しそうだったよ。女の子に囲まれてる夢だったみたいだし。 zero/02281.wav|5|うん、だから。その申し出は、却下。 zero/02282.wav|5|月曜日に決まってるでしょ?もう、平賀くん大丈夫? zero/02283.wav|5|どれどれ?うーん、まぁいいんじゃないかな?日誌は全部嘘っぽいけど。 zero/02284.wav|5|明日は気をつけてね。最近、先生に注意されてるんだから。 zero/02285.wav|5|そんな平賀くんには、お仕置きしちゃうんだからっ! zero/02286.wav|5|だって好きなんでしょ?お仕置き。 zero/02287.wav|5|平賀くんはいつもお仕置きされて喜んでるってルイズさんに。 zero/02288.wav|5|え、誰だっけ? zero/02289.wav|5|えーと、魔法? zero/02290.wav|5|問答無用! zero/02291.wav|5|……? zero/02292.wav|5|どうしたんですか?シエスタさん。 zero/02293.wav|5|うわぁ……。すごい景色ですね。ここがその……。 zero/02294.wav|5|映画の世界に迷い込んだみたいです。こんなファンタジックな街並みが実在するなんてまるで夢みたいですね。 zero/02295.wav|5|……でも。 zero/02296.wav|5|本当に、異世界に来ちゃったんですね。……私って。 zero/02297.wav|5|うん……、ありがとう。 zero/02298.wav|5|探してくれないんですか? zero/02299.wav|5|うん。 zero/02300.wav|5|なんとかならなかったら? zero/02301.wav|5|うん、そうだね……。 zero/02302.wav|5|うん……。 zero/02303.wav|5|はいっ……。みなさん、ありがとうございます。 zero/02304.wav|5|あのっ……。初めてお目にかかります。わたくし、高凪春奈と申します。 zero/02305.wav|5|女王様、ありがとうございます。 zero/02306.wav|5|はい。 zero/02307.wav|5|ありがとうございます。 zero/02308.wav|5|はい、分かりました。 zero/02309.wav|5|平賀くんっ!! zero/02310.wav|5|平賀くんは大丈夫だった? zero/02311.wav|5|ありがとうございます、ルイズさん。お礼だけでも言わせてください。 zero/02312.wav|5|そうですね。早く日本へ帰る方法が見つかればいいんですけど。 zero/02313.wav|5|う〜ん、でも私、身の回りのことは、すべて親に任せっきりだったから。本当に、何かできるかどうか……。 zero/02314.wav|5|はい……。ありがとうございます。 zero/02315.wav|5|ん、ん〜〜っ!いいお天気! zero/02316.wav|5|今日も一日良い日でありますように。って思ったのに……。……ううっ、結局3人で寝てる……。 zero/02317.wav|5|ルイズさんや、シエスタさんも、朝から平賀くんにベタベタしちゃって! zero/02318.wav|5|……。 zero/02319.wav|5|うらやましいなぁ…。私も入ってみようかな。 zero/02320.wav|5|まずはシエスタさんを横にずらしてっと。 zero/02321.wav|5|あ、あら、シエスタさん。起きていたんですか? zero/02322.wav|5|くっ。なら、ルイズさんを……。 zero/02323.wav|5|え、ルイズさんも起きてたんですか? zero/02324.wav|5|ま、負けないもん。明日こそは平賀くんの隣に寝てみるんだから!……勇気が出たらね。 zero/02325.wav|5|ちょ、ちょっと2人とも! zero/02326.wav|5|……ふぅ。私、どうなっちゃうんだろう……。平賀くんもこの調子だし……。 zero/02327.wav|5|あ、あの鞄! zero/02328.wav|5|ごめんなさい。すぐに戻ります! zero/02329.wav|5|わ、私のバッグを持っていた人がいたの! zero/02330.wav|5|ただのバッグじゃないの。……私がこの世界に来たときに持ってきていた唯一のバッグなの! zero/02331.wav|5|ええと……。あ、あっちのほう! zero/02332.wav|5|……。 zero/02333.wav|5|ひ、平賀くん……! zero/02334.wav|5|ご、ごめんなさい……。 zero/02335.wav|5|私のバッグをもった人はこの中に入っていってしまって、出てこないの……。 zero/02336.wav|5|(……こくん) zero/02337.wav|5|そのバッグ!私のバッグです。 zero/02338.wav|5|わ、私の大切なバッグなんです!返してください! zero/02339.wav|5|そ、そうじゃないけど……。 zero/02340.wav|5|そ、そんな……。 zero/02341.wav|5|い、いやよ!絶対!平賀くんからもお願いして! zero/02343.wav|5|はい、間違いありません。 zero/02344.wav|5|もう一度お願いにいきませんか?バッグの中に隠しポケットがあるんです。 zero/02345.wav|5|その中に私のものが入っていれば、それが証拠になると思うんです。 zero/02346.wav|5|よ、よくありません!私にとっては……。 zero/02347.wav|5|も、元の世界の……日本の……。たったひとつのつながりなんです。……私、今からもう一度頼んできます。 zero/02348.wav|5|平賀くん……。 zero/02349.wav|5|平賀くん! zero/02350.wav|5|平賀くん……。 zero/02351.wav|5|みなさん。ありがとうございます。 zero/02352.wav|5|平賀くん、ひどいよ。確かに危険なのは分かるけど、簡単にあきらめられるはずがない……。 zero/02353.wav|5|ご、ごめんなさい。覗くつもりは……。 zero/02354.wav|5|あの、ルイズさん達が悪いのではありません。私が無理やりお願いしたんです。ウェザリーさんに用があったので……。 zero/02355.wav|5|ウェザリーさん。バッグを少しだけ、見せてくれませんか?私のものだと証明できます。 zero/02356.wav|5|やります。 zero/02357.wav|5|手伝いをすればバッグを見せてくれるんですね。やります。やらせてください。 zero/02358.wav|5|さっきの演目……。 zero/02359.wav|5|……あの、ウェザリーさん?どこかでお会いしたことありませんか? zero/02360.wav|5|そう……、ですか。 zero/02361.wav|5|ごめんなさい。皆さんにご迷惑までかけて……。 zero/02362.wav|5|皆さん。ありがとうございます。これで、なんとかなります。 zero/02363.wav|5|き、きゃあっ! zero/02364.wav|5|い、いやっ!み、見ないでください! zero/02365.wav|5|ご、ごめんなさぁい! zero/02366.wav|5|お願い!みんなには黙っていて! zero/02367.wav|5|……。 zero/02368.wav|5|……あ、ありがとう……。 zero/02369.wav|5|……昔、見栄をはって……パッドを一枚、また一枚と入れていくうちに後戻りできなくなって……とうとう……。 zero/02370.wav|5|……う、うん。こうやってつける……、上げ底というか……。 zero/02371.wav|5|……私達の世界にある、女の子の秘密道具なの。 zero/02372.wav|5|最近はつける必要ないと思ってたんだけど、平賀くん、胸の大きい女の子が好きみたいだし……。 zero/02373.wav|5|ルイズさん、ごめんなさい。 zero/02374.wav|5|そうですね。 zero/02375.wav|5|あは、あはははは……。 zero/02376.wav|5|え、ついに……ですか? zero/02377.wav|5|……。 zero/02378.wav|5|あ、ありがとうございます! zero/02379.wav|5|平賀くん見て!この隠しポケットに私のお財布が入ってた! zero/02380.wav|5|いえ、いいんです……。こうして戻ってきたんですから。 zero/02381.wav|5|う、うん!ありがとう、みなさん。 zero/02382.wav|5|あはははっ!どうしたのさキュルケ!自慢の火の魔法ってのはその程度? zero/02383.wav|5|はん、やっとお出ましか……。伝説のガンダールヴ。 zero/02384.wav|5|その名前で呼ぶな! zero/02385.wav|5|うん、分かったわ。 zero/02386.wav|5|私も? zero/02387.wav|5|それで分かりました。シエスタさんって、平賀くんの恋人って設定だったんですよね? zero/02388.wav|5|つまり、シエスタさんは演劇を通じて、平賀くんに役柄とは言え、告白してしまい、恋心を抱くようになったってコトでしょうか? zero/02389.wav|5|じー。 zero/02390.wav|5|平賀くん、大丈夫。シエスタさんだって魔法は使えないんだもの。私だって、少しぐらいは頑張れるわ? zero/02391.wav|5|大丈夫ですよ、シエスタさん。勝負といっても、女の子の戦いですから。 zero/02392.wav|5|それなら私でも何とかできそうです。 zero/02393.wav|5|くすっ……。私も平賀くんがビックリするような料理を探してみようかな? zero/02394.wav|5|ちょっと、なんで水着が出てくるわけ? zero/02395.wav|5|よぉし、頑張るわよっ!! zero/02396.wav|5|シエスタさんひどいです。こっそり平賀くんに近づくなんて……。 zero/02397.wav|5|ルイズさん、懲らしめてください! zero/02398.wav|5|うふふっ。 zero/02399.wav|5|わあっ、このロールパンもフカフカ! zero/02400.wav|5|私も、今日は頑張るんだからっ! zero/02401.wav|5|なんで切っても切っても、綺麗に元通りになるのかしら?これ、どうやって刻めばいいの? zero/02402.wav|5|ひゃあっ!!もお……破裂するトマトなんて、どうやって切ればいいのよぅ……うーん。 zero/02403.wav|5|こんにゃくみたいなゴボウ……、プラスチックみたいなキャベツ……。こっちの世界ではどう食べてるのかしら……? zero/02404.wav|5|はあっ……。どうにか様になったみたい。 zero/02405.wav|5|わ、私が2番。 zero/02406.wav|5|はい、私です。 zero/02407.wav|5|新鮮な野菜を使ったサラダを作ってみました。 zero/02408.wav|5|か、かんさい……植物なんですか?なんなんですか、それ……。 zero/02409.wav|5|いえ、その……。私、あまりこの世界の野菜について、詳しくないものですから……。 zero/02410.wav|5|あっ、ちゃんと特製のドレッシングをかけてね? zero/02411.wav|5|うん、もちろんいいよ。 zero/02412.wav|5|ふぅ。せーの!はぐっ……! zero/02413.wav|5|んぐんぐ……んぐぅ〜〜!! zero/02414.wav|5|もったいないわね!……ええっ!? zero/02415.wav|5|うん。穴、残ってるね。 zero/02416.wav|5|そ、そうね!さ、食べてみて!地面にもぐるキュウリのサラダ! zero/02417.wav|5|んぐっ……けほっ、けほっ……。 zero/02418.wav|5|これって!まさか……。 zero/02419.wav|5|ひょっとして……! zero/02420.wav|5|やっぱり!これ、コッペパンじゃないのっ!! zero/02421.wav|5|私達の世界では、ごく当たり前に手に入るパンなんです。 zero/02422.wav|5|シエスタさん、どうしてなの?あんなに頑張って勝負したのに。 zero/02423.wav|5|なんだかシエスタさんの気持ち……。ちょっと分かるかも。 zero/02429.wav|5|じゃあ、私も……。 zero/02430.wav|5|ルイズさんは平賀くんを酷使しすぎなんです! zero/02431.wav|5|では、ルイズさんは帰ります? zero/02432.wav|5|平賀くん。タバサさんと親密そうに話してるんだろう……。 zero/02433.wav|5|大丈夫だった?平賀くん? zero/02434.wav|5|そ、そうです。私達、お買い物してただけです。 zero/02435.wav|5|で、たまたまタバサさんと平賀くんを見つけてしまって……。そうでしたよね、シエスタさん。 zero/02436.wav|5|今日の平賀くんって、最低……。 zero/02437.wav|5|……平賀くん。 zero/02438.wav|5|あっ、タバサさん、寝ちゃってます……。 zero/02439.wav|5|あれ?今、タバサさん、何か落としたみたいです。 zero/02440.wav|5|えっ? zero/02441.wav|5|……。 zero/02442.wav|5|し、知らない。どうして私が……。 zero/02443.wav|5|私、どうなるんだろう……。 zero/02444.wav|5|でも……。 zero/02445.wav|5|う、うん……。 zero/02446.wav|5|平賀くん……。本当にそう思ってるの? zero/02447.wav|5|ルイズさん、ど、どこにですか? zero/02448.wav|5|平賀くーんっ!キュルケさんがっ! zero/02449.wav|5|道に倒れていたの。かなり怪我してて、命に別状はないみたいだけど……。 zero/02450.wav|5|あ、平賀くん、待って! zero/02451.wav|5|平賀くん、キュルケさんにつきっきりですね。 zero/02452.wav|5|平賀くん、日本ではそんなことなかったのに……。でも、隠していただけで実は……。 zero/02453.wav|5|平賀くん、たとえ異世界でも犯罪はダメだからね。 zero/02454.wav|5|……。 zero/02455.wav|5|ああっ、ひざまくらですか!なんて、攻撃を!! zero/02456.wav|5|教科書……ノート……カラーペン色々…………プリ帳……タオル……制汗スプレー……お化粧ポーチ……文庫本……。 zero/02457.wav|5|あ、アメ玉発見っ! zero/02458.wav|5|うん、甘〜い!久しぶり〜〜。 zero/02459.wav|5|良かった。 zero/02460.wav|5|ウェザリーさん、ちゃんと鞄の中身は保管してくれてたんだ。 zero/02461.wav|5|あ、ケータイ! zero/02462.wav|5|……。 zero/02463.wav|5|やっぱり電池が切れてる。 zero/02464.wav|5|……。 zero/02465.wav|5|なに期待してたんだろ。バカみたい。 zero/02466.wav|5|あっ、平賀くん! zero/02467.wav|5|ウェザリーさんから返してもらった、バッグの中身をチェックしてたの。 zero/02468.wav|5|ううん、特には。 zero/02469.wav|5|でも、電池切れ。充電器なんか持ち歩かないもの……。それにどうせ電池があっても圏外だし。 zero/02470.wav|5|そうね。でも充電できれば、せめてカメラくらいは使えたのに。 zero/02471.wav|5|う、うん。これは、私の大切な手帳。 zero/02472.wav|5|ええ、そうよ。これでこっちの世界でも、勉強ができるわね。 zero/02473.wav|5|鞄、見つかって良かった。ホントに。 zero/02474.wav|5|ねぇ、平賀くん。 zero/02475.wav|5|これから私、どうしたらいいのかな? zero/02476.wav|5|私ね。平賀くんみたいに凄い力もないし、魔法も使えない。 zero/02477.wav|5|何か得意なことがあるわけでもない。 zero/02478.wav|5|これまでは流れで何とかなったけど、これからはそうもいかないだろうなって思ったら急に不安になってきて……。 zero/02479.wav|5|え? zero/02480.wav|5|う、うん。 zero/02481.wav|5|は、はいっ! zero/02482.wav|5|ありがとうございますっ!コルベール先生!学院長! zero/02483.wav|5|あは、あははは。 zero/02484.wav|5|平賀くん?どうしたの?残念そうな顔をして。 zero/02485.wav|5|男の人ってみんなこうなのかしら。 zero/02486.wav|5|さて、と!準備完了! zero/02487.wav|5|あら、平賀くん……。もしかして、残念だった? zero/02488.wav|5|ええ、大丈夫です。 zero/02489.wav|5|ええ!よろしくお願いしますね、シエスタさん。 zero/02490.wav|5|望むとこです。 zero/02491.wav|5|はーい。 zero/02492.wav|5|分かりました。任せてください! zero/02493.wav|5|はーい。 zero/02494.wav|5|平賀くん、いろいろありがとね。 zero/02495.wav|5|ふふふ。私、皮剥きの天才かもしれません。 zero/02496.wav|5|えへへ、じゃーん。ほら、見て見て!こんなにキレイに剥けたんですよ! zero/02497.wav|5|やったぁ! zero/02498.wav|5|え、ええ。意外と、皮がキレイにとれなくて……。 zero/02499.wav|5|そ、そうですよね……。キレイに剥きつつ、速さと量ですね!分かりました、今度は頑張ります。 zero/02500.wav|5|え、そうなんですか? zero/02501.wav|5|え、ええ……。ちょっと……慣れてない、です。 zero/02502.wav|5|頑張りますっ! zero/02503.wav|5|では、いきます!それーーーっ! zero/02504.wav|5|……あれ?シエスタさん?洗濯機がないんですけど? zero/02505.wav|5|あ、そっか……。こっちの世界には……。 zero/02506.wav|5|洗濯板?洗濯棒?これどうやって使うのかしら……? zero/02507.wav|5|平賀くん……。お願い……。 zero/02508.wav|5|うん。 zero/02509.wav|5|え、えっと、こうすればいいんですか?ごりごりっと。 zero/02510.wav|5|あ、やっぱり、違うのね……。どうしよ……。 zero/02511.wav|5|ひ、平賀くん。 zero/02512.wav|5|ひ、平賀くん!見てたの? zero/02513.wav|5|う、うん。 zero/02514.wav|5|そ、そうだったんだ。ごめんね、私、全然分かんなくて……。 zero/02515.wav|5|あうう、平賀くん。そんな目で見ないで〜〜。 zero/02516.wav|5|ごめんなさい。 zero/02517.wav|5|失敗は悔しいですけど、こうやって働くのはなんだか楽しくて。こういうの初めてだから……。 zero/02518.wav|5|はい! zero/02519.wav|5|平賀くん……ひどい。 zero/02520.wav|5|わ、私も手伝います。 zero/02521.wav|5|えっ!わ、私もですか? zero/02522.wav|5|はい、分かりました。 zero/02523.wav|5|あれ、平賀くん! zero/02524.wav|5|どうしたの?こんなところで……。 zero/02525.wav|5|あ!じゃあ私と同じね。 zero/02527.wav|5|きれいな月だね。夜空に月が2つ。不思議な光景よね……ホント。 zero/02528.wav|5|はあ。 zero/02529.wav|5|だって、こんなに自分が何もできないなんて、思ってもみなかったから。 zero/02530.wav|5|そうなのかな? zero/02531.wav|5|どの女の子かによるわよ。男の子もそうでしょう? zero/02532.wav|5|うっ……。やっぱり平賀くんもそう思う? zero/02533.wav|5|でも、頑張っているだけじゃダメなんだよね。 zero/02534.wav|5|はあ、やっぱりお嬢様育ちだったのかな?私。 zero/02535.wav|5|私の家ってね、ちょっとだけお金持ちだったの。 zero/02536.wav|5|ちょこっとだけセレブ……みたいな感じ。 zero/02537.wav|5|でも、パパもママも忙しくて、家事は通いのハウスキーパーまかせでね……。 zero/02538.wav|5|おかげで家事をおぼえる機会もなくて、ホントに何もできなくなっちゃって。 zero/02539.wav|5|一応、料理くらい勉強しようと思ってたんだよ?まさかこんな形で勉強することになるなんて、全然思ってなかったけど。 zero/02540.wav|5|そんなわけでね。私、家ではずっとひとりぼっちだったの。 zero/02541.wav|5|だから、今みたいにみんなでわいわいするのってすごく新鮮だったんだよ。 zero/02542.wav|5|疲れるときもあるけどね。 zero/02543.wav|5|ふふっ。そういえば、お芝居楽しかったね。 zero/02544.wav|5|平賀くんがいて……みんながいて……。ウェザリーさんもいて。 zero/02545.wav|5|うん。 zero/02546.wav|5|あ、ごめんね、私ひとりでしゃべっちゃって。明日も早いから、私もう行くね! zero/02547.wav|5|今度は平賀くんの話も聞かせてね! zero/02549.wav|5|……。 zero/02550.wav|5|とてもありがたいお話だと思います。 zero/02551.wav|5|で、でも……その……。 zero/02552.wav|5|数日だけ……。数日だけ考えさせてくださいませんか? zero/02553.wav|5|うん。 zero/02554.wav|5|そ、それは、その……。 zero/02555.wav|5|な、なに、平賀くん! zero/02556.wav|5|そ、そう……。 zero/02557.wav|5|もう少しだけ考えます。皆さん、ありがとうございました。 zero/02558.wav|5|うん。そうするね。 zero/02559.wav|5|平賀くん!どうしてこんなところに!? zero/02560.wav|5|えっ……。あの、その……。 zero/02561.wav|5|ご、ごめんなさい。静かに考えたくて。 zero/02562.wav|5|うん。 zero/02563.wav|5|ホントはね、最初から返事は決まってたの。私がこの世界で生きてくためって考えればね。 zero/02564.wav|5|でも、そう答えるには、勇気が……足りなかった。 zero/02565.wav|5|この学院を離れる勇気。 zero/02566.wav|5|ルイズさんがいて、シエスタさんがいて、みんながいて……。 zero/02567.wav|5|急にこっちの世界に来て、不安だったり、怖かったりもしたけど、 zero/02568.wav|5|この学院にいる時間は、そんなこと忘れられるくらい、楽しかったわ。 zero/02569.wav|5|それに、平賀くんがいつもいてくれたし。 zero/02570.wav|5|……うん。 zero/02571.wav|5|でも、もういいの。もう、決めたから。 zero/02572.wav|5|わたし、ウェザリーさんの劇団に入る。 zero/02573.wav|5|そ、そんな顔しないでよ、平賀くん。自分で決めたことなんだから、平気よ。……たぶん。 zero/02574.wav|5|それにね、ウェザリーさんの劇団は旅回りだけど、トリスタニアにはよく来るらしいし……。 zero/02575.wav|5|平賀くんや学院のみんなには、いつでも会えるから……大丈夫。 zero/02576.wav|5|うん。 zero/02577.wav|5|いけない!みんな心配してくれてるんだよね。戻らないと! zero/02578.wav|5|それでは皆さん、短い間でしたがお世話になりました。 zero/02579.wav|5|ルイズさん、いろいろありがとうございました。平賀くんのことよろしくお願いします。 zero/02580.wav|5|もう、シエスタさんったら。私、そんなに子供じゃないですよ。 zero/02581.wav|5|ウェザリーさん。 zero/02582.wav|5|うん、私も。旅の暮らしになると、いろんな土地に行くと思うし……ね。 zero/02583.wav|5|キュルケさん、そんなにひっぱらないでください。 zero/02584.wav|5|えっ、それはどういう? zero/02585.wav|5|は、はい。 zero/02586.wav|5|うん……。約束する。じゃあね、バイバイ。 zero/02587.wav|5|うん、私も。 zero/02588.wav|5|そうね、そうだよね! zero/02589.wav|5|ピンチの時は助けてね。平賀くん。 zero/02590.wav|5|劇場を出てからまだほとんどたってないのに。なんだか懐かしいのは気のせいかしら。 zero/02591.wav|5|え?任務?なんのことですか? zero/02592.wav|5|アキナ?私は春奈ですけど。 zero/02593.wav|5|ウェザリー、さん? zero/02594.wav|5|秘術?それってどういう……。 zero/02595.wav|5|な、なんですか!それは!冗談でも唐突すぎますよ。 zero/02596.wav|5|(……な、なに……?意識が……遠く……) zero/02597.wav|5|いや、や、やめて! zero/02598.wav|5|ご、ごめんなさい! zero/02599.wav|5|はぁ、はぁ、はぁ! zero/02600.wav|5|(キュルケさんが言ってたのってこのことだったの?) zero/02601.wav|5|(助けて!平賀くん!) zero/02602.wav|5|はぁはぁはぁ……。 zero/02603.wav|5|はぁはぁはぁ……。 zero/02604.wav|5|(動いて!……私の体!) zero/02605.wav|5|(動いて!……私の足!) zero/02606.wav|5|(動きなさい!……お願い、動いてよ!) zero/02607.wav|5|はぁはぁ……。ここまでくれば……。 zero/02608.wav|5|ウェザリーさん! zero/02609.wav|5|い、いやですっ!やめてください! zero/02610.wav|5|いっ、いやぁあぁぁーーーっ! zero/02611.wav|8|そう、ありがと。 zero/02612.wav|8|会いたかった……。 zero/02613.wav|8|うふふっ……。 zero/02614.wav|8|ねぇ、サイト……。 zero/02615.wav|8|うふふ。あら、サイトどうしたの? zero/02616.wav|8|恥ずかしがらなくてもいいじゃない? zero/02617.wav|8|あら、よく分かったわね? zero/02620.wav|5|きゃっ!な、なんで、私に剣を向けるの?平賀くん! zero/02621.wav|5|そんな目で私を見ないで……。 zero/02622.wav|5|た、助けて。平賀くん。 zero/02623.wav|5|ひ、平賀く……。 zero/02624.wav|5|(こんなことをしてどうなるというの。馬鹿なことはやめよう……) zero/02625.wav|5|(無理よ、そんなことしても平賀くんの気持ちは変わらない) zero/02626.wav|5|(そんなことして、何になるの……) zero/02627.wav|5|(し、仕方ないじゃない。それが運命だっていうのなら……) zero/02628.wav|5|(やめて、やめて、やめて!) zero/02629.wav|5|(そんなことは駄目!私はそんなことを望んでいない!) zero/02630.wav|5|(ちがうちがう……。そんなことなんてない!) zero/02631.wav|5|え、えい……! zero/02632.wav|5|よく分かりませんけど、皆がそう言うなら。 zero/02633.wav|5|分かった。平賀くん、気をつけてね。 zero/02634.wav|8|何って、いまお前が聞いたとおりさ。おまえ達がずっと探してた爆弾使いってのは、あたしのことだったんだよ。 zero/02635.wav|8|さあ、どうだろうねぇ? zero/02636.wav|8|そりゃ、あたしの飼い主はウェザリー様だからねぇ。味方も、何もないんじゃない? zero/02637.wav|8|残念だねぇ。あたしのこの体は正真正銘、ハルナのものさ。 zero/02638.wav|8|改めて名乗ってやるよ。あたしは、ハルナであってハルナじゃない。あたしの名前は『アキナ』って言うのさ。 zero/02639.wav|5|う……ううん……。 zero/02651.wav|14|ちょっと、ダーリン!どういうことよ? zero/02652.wav|14|このあたしを差し置いて、タバサと夜な夜な濃密なデートを繰り返してるだなんて……。 zero/02653.wav|14|ねえ、ダーリン。本当にタバサと夜中にデートしてないの? zero/02654.wav|14|んー……。やっぱり、違ったのね。あたしの勘。 zero/02655.wav|14|やっぱり、違ったのね、って。 zero/02656.wav|14|ああ、あたしの勘ってところ? zero/02657.wav|14|結果的には。 zero/02658.wav|14|実はね……。このところ、タバサが夜中に何かしてるらしいって、噂が立ってるのよ。 zero/02659.wav|14|で、タバサに関する噂なら、たぶんダーリンが絡んでるじゃないかなーって。 zero/02660.wav|14|それがそうもいかないのよ。それとなく聞いてみたんだけど、話してくれなくて……。 zero/02661.wav|14|どうだった、ダーリン? zero/02662.wav|14|ってことは……。ダーリンにも言わなかったのね? zero/02663.wav|14|あらあら、ダーリンったら、すっかり卑屈になっちゃってるし。 zero/02664.wav|14|タバサってば……。ダーリンをここまで追い込むだなんて……。 zero/02665.wav|14|やっほ〜〜、ダーリン。 zero/02666.wav|14|最近、なかなか逢えないけど……、お見限りなの? zero/02667.wav|14|ちょっとルイズ?ダーリンになにするのよ。 zero/02668.wav|14|せっかく、久しぶりにダーリンとお話をしてたのに。 zero/02669.wav|14|あらあら……。ダーリンもとんでもない女の子をご主人様にしちゃったわよね……。 zero/02670.wav|14|うふふ。面白いじゃない。 zero/02671.wav|14|いいこと、ヴァリエール。障害が大きいほど、あたしの恋の炎は燃え上がるのよ……? zero/02672.wav|14|(うふふ。こうなったら実力行使あるのみね) zero/02673.wav|14|(恋は戦争なのよ……ルイズ?) zero/02674.wav|14|ダーリンは……?あ、あの服、ベッドね? zero/02675.wav|14|うふ、ダーリン、あたしよ、あたし。来ちゃった。 zero/02676.wav|14|今日こそ、ダーリンをあたしのものにするんだから。 zero/02677.wav|14|……うふふ、かわいい声しちゃって。こちょこちょこちょ……。 zero/02678.wav|14|あら、意外とダーリンって線が細いのね。 zero/02679.wav|14|それに、きれいな肌……。胸板なんかもホントに華奢で。 zero/02680.wav|14|うふふ、いただきま〜〜す。 zero/02681.wav|14|うふふ。 zero/02682.wav|14|……あ、あら?ルイズ? zero/02683.wav|14|もうっ、ダーリンも混ざってみる? zero/02684.wav|14|え、え〜と、夜のごあいさつ? zero/02685.wav|14|あ、そういえば……。 zero/02686.wav|14|なによ!ダーリンはあたしのものよね? zero/02687.wav|14|だ、ダーリン! zero/02688.wav|14|望むところよ!表に出なさい! zero/02689.wav|14|……どうしたのよ、ダーリン。突然泣き出して。 zero/02690.wav|14|ダーリンが優柔不断なのが悪いんでしょ! zero/02691.wav|14|……ホントにもう、 zero/02730.wav|14|あら、ダーリンじゃない。なあに?デートのお誘い? zero/02731.wav|14|もう、煮え切らないダーリンも素敵。分かったわ!今すぐでかけましょう! zero/02732.wav|14|それじゃあどこに行こうかしら? zero/02733.wav|14|あら、そうなの? zero/02734.wav|14|あらら、それは可哀相な話ねえ。じゃ、今日はあたしが案内してあげよっかな。 zero/02735.wav|14|残念。今日は連れがいるのよ。また今度ね。 zero/02736.wav|14|行きましょ。 zero/02737.wav|14|ほら、この辺の露店は、結構いいアクセサリーを扱ってるのよ。 zero/02738.wav|14|あら、それは光栄ね。次に巡り会えたとき、ご一緒できたらいいわね。 zero/02739.wav|14|行きましょ。 zero/02740.wav|14|あっちは酒場、この辺の店は昼の間は普通の飲み物を出すの。結構いい感じのところもあるわ。 zero/02741.wav|14|あら、ありがとう。でも、日の高いうちはお酒は控えてるの。じゃあね。 zero/02742.wav|14|行きましょ。 zero/02743.wav|14|ふふ、褒め言葉ととっておくわね。 zero/02744.wav|14|あら、ダーリン。やっと、あたしを落とす気になったの? zero/02745.wav|14|なんだ、残念。でも、まあ教えてあげてもいいか。 zero/02746.wav|14|特別にどんなタイプ……、って決まってるわけじゃないわね。しいてあげるなら、たったひとつ。 zero/02747.wav|14|あたしを惚れさせる男。それくらいじゃないと、興味がないのよねー。 zero/02748.wav|14|なに、それ。あたしが本気で惚れたりしないと思ってるの? zero/02749.wav|14|好きだと言ってくる殿方の相手をしてるときは、いつも本気よ。 zero/02750.wav|14|そりゃあね。あたしが惚れるくらいの男でなければ、はなから相手になんてならないわ。 zero/02751.wav|14|そういうものよ。 zero/02752.wav|14|あら、気になる? zero/02753.wav|14|そうね、好きよ。大好きね。 zero/02754.wav|14|やあねえ、あたしはいつでも本気よ?もちろん、ダーリンの気持ち次第だけどね。 zero/02755.wav|14|それより、今度はあっちの店に行ってみましょ。割といい感じの洋服屋があるのよ。 zero/02756.wav|14|いるわよー。いったいなんの用ー? zero/02757.wav|14|暑いのよ!もう、なにこの暑さ。風もぜんぜん吹かないし……。 zero/02758.wav|14|それがぜんぜん駄目なの。あー、どっか涼しいところないかしら? zero/02759.wav|14|……そうだ、決めたわ!! zero/02760.wav|14|涼しくなれる場所と言ったら湖ね。ダーリン、湖に行きましょう! zero/02761.wav|14|そうね、そうしましょう。そうと決まれば、急いで行きましょ。ほら、ほら、ほら。 zero/02762.wav|14|なにって、湖に行くならすることはひとつよ。 zero/02763.wav|14|なんでそうなるのよ! zero/02764.wav|14|こんな天気の良い日に、この日差しを浴びながらぼーっと座って魚がかかるのを待つっていうの?冗談じゃないわよ。 zero/02765.wav|14|それに第一、ダーリンもあたしも釣りの道具なんて持ってないでしょ。 zero/02766.wav|14|湖に行くんだったら、することはひとつ。泳ぐに決まってるじゃない。 zero/02767.wav|14|あ、一応聞くけど、泳げないってことはないわよね、ダーリン? zero/02768.wav|14|そう、良かった。ダーリンが岸で1人ぼっちだなんてことになったら、つまんないしね。 zero/02769.wav|14|さすが、話が早いじゃない。 zero/02770.wav|14|あら、それはそれでいいかもね。 zero/02771.wav|14|でも、せっかく湖に行くんだから、まずは泳がなくっちゃ! zero/02772.wav|14|いらないわよ、そんなの。身ひとつで十分!さあ、行くわよ! zero/02773.wav|14|ほら、後もう少しよ。 zero/02774.wav|14|もう、ダーリンったらだらしがない。先に行ってるからね。 zero/02775.wav|14|そおーれっ!! zero/02776.wav|14|ほら、ダーリン!はやくいらっしゃいよ! zero/02777.wav|14|そうよ。服を着たまま泳ぐわけにいかないじゃない。 zero/02778.wav|14|ねえ、ダーリンってば。 zero/02779.wav|14|え、どうしたの?急にしゃがみこんだりして。 zero/02780.wav|14|ああ、そういうこと?うふふ、ダーリンってば、ウブなんだから。かわいい! zero/02781.wav|14|真っ赤になっちゃって。もう食べちゃいたい! zero/02782.wav|14|あっ、ダーリン!ちょうどいいところに来てくれたじゃないの。 zero/02783.wav|14|もう、うれしいこと言ってくれるじゃない?服をほめるのは女の子との付き合いの基本よ。 zero/02784.wav|14|ところで、あたしがなんで、こんな格好をしてるか分かる? zero/02785.wav|14|露出好きって失礼よ。でもでも、ダーリンが希望するなら、いつだって露出しちゃうから。 zero/02786.wav|14|んもぅ、つまんないわね〜。 zero/02787.wav|14|正解はストレス発散。制服って堅苦しいでしょ?すっごくストレスが溜まっちゃうのよねぇ……。 zero/02788.wav|14|そう、それなのよダーリンッ!学院の制服じゃ窮屈すぎて、このボディが収まりきらないの……。 zero/02789.wav|14|それなのに、いつも制服を着てなきゃいけないから、すっごくストレス溜まっちゃうのよねぇ……。 zero/02790.wav|14|ん〜、外れてはいないけど、当たってないって感じ? zero/02791.wav|14|正解はストレス発散。制服って堅苦しいでしょ?すっごくストレスが溜まっちゃうのよねぇ……。 zero/02792.wav|14|だから、ときどきこうして別の服を着てみたりしてるんだけど……。ルイズはこんなことしないのかしら? zero/02793.wav|14|はぁ……。そうなんだ。サイトも大変ね。 zero/02794.wav|14|ルイズに飽きたら、早くあたしのところに来てね。いつでも待ってるから! zero/02795.wav|14|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/02796.wav|14|愛は誰をも盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとして、みな破滅していった。 zero/02797.wav|14|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/02798.wav|14|バカよね。男達って。 zero/02800.wav|14|ううん、ちょっと感傷的になっちゃっただけ。 zero/02801.wav|14|お祭り騒ぎだった舞台での毎日も、とうとう終わっちゃったな、って。 zero/02802.wav|14|あんなに人に囲まれたことがなかったから、緊張しちゃった。 zero/02803.wav|14|そうよ。それに舞台の空気って独特じゃない? zero/02804.wav|14|ねぇ、ダーリン。もう一度クライマックスの演技をしてみない? zero/02805.wav|14|2人きりの舞台で……。 zero/02806.wav|14|ねぇ?本当に知りたい?わたしの気持ちを知りたい? zero/02807.wav|14|ごまかさないで。はい、か、いいえ、どちらかで答えて。 zero/02808.wav|14|……どうかしたのダーリン? zero/02809.wav|14|……ホントにもう!まあ、ダーリンらしいけど。 zero/02810.wav|14|まあいいわ。今日は許してあげる。 zero/02811.wav|14|本当に? zero/02812.wav|14|うん、分かった。まあいいわ。今日は許してあげる。 zero/02813.wav|14|……ダーリン。 zero/02814.wav|14|うん、分かった。まあいいわ。今日は許してあげる。 zero/02815.wav|14|でも、身も心も燃やし尽くすような恋ってやっぱりあこがれるわね。 zero/02816.wav|14|ねえ、そう思わない?ダーリン? zero/02817.wav|14|あ〜あ、ヒロインを射止めてルイズに地団駄踏ませようと思ったのに。 zero/02818.wav|14|まあ、当然ね! zero/02819.wav|14|うふふ……。……まぁ、実力ね! zero/02820.wav|14|わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/02821.wav|14|ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/02822.wav|14|王子! zero/02823.wav|14|ああ、王子! zero/02824.wav|14|王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/02825.wav|14|今宵のように双月の美しい夜でございました。あのご返事を今いたしましょう。 zero/02826.wav|14|ノエルは王子の妻として……、ここで死を……。 zero/02827.wav|14|……。 zero/02828.wav|14|ずいぶん情熱的だったじゃない? zero/02829.wav|14|ねぇ、ダーリン。あの告白って本当かと思っちゃったわ。 zero/02830.wav|14|あら?ホント! zero/02831.wav|14|なんだ。そうよね〜〜。 zero/02832.wav|14|……まあ、嘘から出たまことということもあるかもしれないけど。 zero/02833.wav|14|……あら、笑って誤魔化すの?残念ね。 zero/02834.wav|14|……本当に大丈夫なの? zero/02836.wav|14|あ、いえ。このルイズったら、自分に決まると思ってたオバカさんだからよ。 zero/02837.wav|14|それはこっちの台詞。 zero/02838.wav|14|あ〜〜、いいお天気……。 zero/02839.wav|14|な、なによ。 zero/02840.wav|14|大丈夫よ。ダーリンがついてるんだし。 zero/02841.wav|14|ねえ、何か暇つぶしにダーリンの国の遊びを教えてくれない? zero/02842.wav|14|もう!こんなときだからよ。心にゆとりを持たないとね。 zero/02843.wav|14|そうこなくっちゃ。 zero/02844.wav|14|ん〜〜、何でもいいわよ? zero/02845.wav|14|バレーボール? zero/02846.wav|14|へー。 zero/02847.wav|14|トス? zero/02848.wav|14|へー。なんとなく分かったわ。 zero/02849.wav|14|きゃっ! zero/02850.wav|14|大丈夫、大丈夫。ちゃーんと、考えてあるんだから。 zero/02851.wav|14|それより、ハルナ。トスの相手をしてくれない? zero/02852.wav|14|ダーリンだと、どうも下手みたい。 zero/02853.wav|14|あはは。結構、面白いわね。 zero/02854.wav|14|ダーリン、危ないっ! zero/02855.wav|14|ダーリン、危ないっ! zero/02856.wav|14|な、何してるのよ。ハルナとあたしの間に入るなんて。 zero/02857.wav|14|……うふふ。どこを見てたの? zero/02858.wav|14|えー。あたしは見てもらってもいいんだけどな。 zero/02859.wav|14|おにいちゃん。 zero/02860.wav|14|あ、あのね。その……。 zero/02861.wav|14|おへやがこわいの……。 zero/02862.wav|14|くらくて……しずかで……。 zero/02863.wav|14|ね、おにいちゃん。いっしょにねて……いい? zero/02864.wav|14|ダメなの? zero/02865.wav|14|ホント!おにいちゃん! zero/02866.wav|14|おにいちゃんといっしょ。おにいちゃんといっしょ。 zero/02867.wav|14|ホント!おにいちゃん! zero/02868.wav|14|やった〜〜!おにいちゃんといっしょ!いっしょ! zero/02869.wav|14|そんな、おにいちゃん! zero/02870.wav|14|うう〜〜。 zero/02871.wav|14|えへへ、おにいちゃん!だいすきー。 zero/02872.wav|14|おはなし?うん、してしてー。 zero/02873.wav|14|うさぎとかめ? zero/02874.wav|14|……スゥ……スゥ。 zero/02875.wav|14|……スゥ……スゥ。 zero/02876.wav|14|……んっ、おにいちゃん。 zero/02877.wav|14|……だいすき。 zero/02878.wav|14|ルイズったら、馬鹿ねぇ。それって嫉妬って言うのよ? zero/02879.wav|14|別にさぁ……。タバサが隣に座るくらいいいじゃないのよ。どーせ、本読んでるだけなんだし。 zero/02880.wav|14|じゃあ、タバサの代わりに……。あたしがダーリンの隣に座って、密着しまくっちゃおうかなぁー? zero/02881.wav|14|ハァイ!お二人さん。 zero/02882.wav|14|あ〜〜、別にいいわよ。 zero/02883.wav|14|終わったことをいつまでも言ってたんじゃ、微熱のキュルケの名が泣くわ。 zero/02884.wav|14|あ、そうそう! zero/02885.wav|14|ハルナのために、餞別を送ろうと思ってね。とっておきの魔法を用意しておいたのよ。 zero/02886.wav|14|……これが本当の、『火の魔法』の使い方よ。 zero/02887.wav|14|へ? zero/02888.wav|14|え?あ……うん……。 zero/02889.wav|14|なんか、よく分かんないけど……。分かった。 zero/02890.wav|14|うふふ、さあ? zero/02891.wav|14|あら、ダーリン。さびしいの? zero/02892.wav|14|いもうと? zero/02893.wav|14|くすっ、くす。 zero/02894.wav|14|……ダーリン? zero/02895.wav|14|もうっ、ダーリンったら! zero/02896.wav|14|……あっちってなによ? zero/02897.wav|14|もう、ダーリンったら、あたしがそばにいるのに、なにを考え込んでるの! zero/02898.wav|14|うふふ、もしかして、いけないこと考えてたのかしら? zero/02899.wav|14|もう、だめよ?おにいちゃん? zero/02900.wav|14|うふふ! zero/02901.wav|14|あら、ダーリン?鍵は掛けてないわよ。入るんだったらどうぞ。 zero/02902.wav|14|いらっしゃい。珍しいわね、どうしたの? zero/02903.wav|14|え?なに!? zero/02904.wav|14|え?この格好がどうかした? zero/02905.wav|14|あら、どうしちゃったのよダーリン。いきなり目をつぶっちゃって。 zero/02906.wav|14|あら、そんなこと気にしなくていいのに。どうせ、部屋にいるときはこのままだし。 zero/02907.wav|14|あ、もしかして興奮した? zero/02908.wav|14|後って……ああ、ルイズにばれると怖いのね。 zero/02909.wav|14|ま、いいわ。それより、いつまで目をつぶってるの? zero/02910.wav|14|えい。 zero/02911.wav|14|うふふ、これでも目を開けないつもりかしら? zero/02912.wav|14|……ふふん? zero/02913.wav|14|ふふっ、どうかしら?興奮する? zero/02914.wav|14|あらん、正直ねえ。 zero/02915.wav|14|それじゃ、もっと近くで観察してみる? zero/02916.wav|14|いやねぇ、冗談よダーリン。今日はお互いの気持ちを高めるだけにしましょ? zero/02917.wav|14|なによー、いいじゃないこれくらい。 zero/02918.wav|14|いやよ、だって暑いんだもん。 zero/02919.wav|14|そういうものなの! zero/02920.wav|14|もう、ウブなダーリンも素敵。また、来てね。 zero/02921.wav|14|あら、ダーリンじゃない。どうしたの、こんなところで。 zero/02922.wav|14|ダーリンこそ、こんなところで何してるの? zero/02923.wav|14|へえ、さすがダーリン。勇ましいところもシビレルわ! zero/02924.wav|14|あら、心配してくれるの?嬉しいわ、ダーリン。 zero/02925.wav|14|あら、残念。できればわたしだけ心配してほしいんだけどなぁ。 zero/02926.wav|14|ふーん、ダーリンったら、本当に懐が広いのね。 zero/02927.wav|14|そうよ。 zero/02928.wav|14|あら、素直じゃない。 zero/02929.wav|14|油断はしていないわ。いつだって、戦いはあるものだもの。でも、ダーリンの素直な気持ちが嬉しいわ。 zero/02930.wav|14|自分を大切に思ってくれるナイトに、嬉しく思わない女の子はいないわよ。 zero/02931.wav|14|なによ、それ。 zero/02932.wav|14|その評価はまあ妥当だけど、だからってそういう言い方は失礼よ。 zero/02933.wav|14|いいけどね。今後は気をつけてほしいわ。 zero/02934.wav|14|さっきの連中の手がかりが、少しでも残していないかなぁっと思って。ちょっと調べてたのよ。 zero/02935.wav|14|さっきの爆発だけど、爆弾が使われ、魔法を使われた痕跡はないってことくらいかしら。 zero/02936.wav|14|もっとも、ミスタ・コルベールが、辺りの土を自分の研究室に持って行ってたから、そちらでも何か調べるつもりなんでしょうね。 zero/02937.wav|14|分かったわ。ダーリンも、見回り頑張ってね。 zero/02938.wav|14|あら、ダーリン?ちょっと待ってね。 zero/02939.wav|14|どうぞ。鍵は開けたわ。 zero/02940.wav|14|どうしたのダーリン。 zero/02941.wav|14|ルイズ?いいえ、この部屋には来てないわよ。 zero/02942.wav|14|……ねえ、ダーリン。 zero/02943.wav|14|あなた、今度はいったいルイズに何をやらかしたの? zero/02944.wav|14|はあ……。本当、分かってないわね。 zero/02945.wav|14|あたしの口から言うのも野暮だしね。ちゃんと本人の口から何が原因か聞いてみたら、どうかしら? zero/02946.wav|14|はあ、やれやれ。ま、これもルイズの自業自得かしらね。 zero/02947.wav|14|ふうん……。ダーリンはそう思ってるわけだ。 zero/02948.wav|14|ダーリンから見たらそうだろうけど……。やれやれ、どっちもどっちみたいね。 zero/02949.wav|14|ここで、あたしからなにか言っても意味ないから黙ってるけど。少しはルイズのことも考えてあげなさい。 zero/02950.wav|14|本当? zero/02951.wav|14|ふうん……ま、ダーリンなりにルイズのことを思ってるわけね。ちょっとずれてるみたいだけど。 zero/02952.wav|14|うーん、あたしとしては、ずれたままのほうがいいんだけどね。ちょっと複雑だなぁ……。 zero/02953.wav|14|んー、まあね。 zero/02954.wav|14|だーめ。自分で考えなさい。 zero/02955.wav|14|ま、あの娘ならそのうち部屋に戻ってくるでしょ。先に帰って待ってれば? zero/02956.wav|14|それと、お互いにもう少し話をしてみたほうがいいんじゃない? zero/02957.wav|14|どういたしまして。 zero/02958.wav|14|あらダーリン。いま1人なの? zero/02959.wav|14|へー、そうなんだぁ。……ってことは、いまのダーリンはフリーってことよね? zero/02960.wav|14|じゃあさ、いい機会だから、あたしと一緒に……んんっ? zero/02961.wav|14|ちょっと、待って。ダーリンのこと、少し占わせてもらっていい? zero/02962.wav|14|……見えた。……ねえ、サイト。あなた女難の相が出てるわよ。 zero/02963.wav|14|うーん、いつもよりも、もっと重症かな? zero/02964.wav|14|あたしだって詳しいことは分からないわよ。でも、周りの女の子のこと気をつけなくっちゃ駄目なんじゃないかしら? zero/02965.wav|14|きっと原因になってる子がいるはずよ?ダーリンに思い当たる節はない? zero/02966.wav|14|あら、ダーリンもそう思ってたのね。 zero/02967.wav|14|あら、意外ね……。メイドがどうしたの? zero/02968.wav|14|そりゃあ、落ち着かないでしょうねぇ。いろんな意味で……。 zero/02969.wav|14|んーん、別になんにも。 zero/02970.wav|14|なんであたしが原因になるのよ?いくらダーリンでも、怒るわよ? zero/02971.wav|14|そういうこと言ってると、冗談にならないような女難を起こしちゃうんだから。 zero/02972.wav|14|と・に・か・くっ!原因が誰であれ、女難には気をつけた方がいいわよ? zero/02973.wav|14|あたしが本格的に占わなくても分かるくらいなんだから、もう相当やばいかもね。 zero/02974.wav|14|ダーリン、見つけた。 zero/02975.wav|14|聞いたわよ、トリスタニアに出かけるんだって? zero/02976.wav|14|うーん、秘密。 zero/02977.wav|14|でも、理由までは聞いてなかったわ。一体どういう用事で出かけるの? zero/02978.wav|14|えー。つまらなーい。 zero/02979.wav|14|本当? zero/02980.wav|14|本当? zero/02981.wav|14|ふーん……。 zero/02982.wav|14|まぁ、ダーリンが困ってるみたいだし、そういうことにしてあげるわ。 zero/02983.wav|14|でもでも。ダーリンとしばらく会えないかと思うと、寂しくなるわねぇ。 zero/02984.wav|14|もう、ぎゅーってしちゃうんだから。 zero/02985.wav|14|どうして?別に、いいじゃない。会えない間の分の貯金! zero/02986.wav|14|ほらほらー。 zero/02987.wav|14|……キャッ!あら、どうしたの?ダーリン? zero/02988.wav|14|……練習には戻らないのか、でしょう? zero/02989.wav|14|え〜〜。だって、面倒くさいし……。 zero/02990.wav|14|もう、いいじゃない。そんなこと……。飽きちゃったんだし。 zero/02991.wav|14|うふふふ……。 zero/02992.wav|14|どうしようかな〜〜? zero/02993.wav|14|……あらあら、ダーリンもそう思う? zero/02994.wav|14|む、別にあたしはサボってるわけじゃないわよ。 zero/02995.wav|14|あ!い、いいじゃない!気にしないで! zero/02996.wav|14|ダーリン、安心して。戻らないのにはちゃんと理由があるのよ。それで、今はちょっと忙しいだけ。 zero/02997.wav|14|はいはい!この続きはまたこんどね! zero/02998.wav|14|じゃあね〜〜。ダーリン〜〜。 zero/02999.wav|14|そのダンス、もう一度最初から行くわよ! zero/03001.wav|14|うふふ、いいのよ。別にダーリンなら。 zero/03002.wav|14|まぁ、結構練習さぼっちゃったしね。 zero/03003.wav|14|あら?心配してくれたんだ。 zero/03004.wav|14|もう、ダーリンったら。素直に言ってもいいのよ。 zero/03005.wav|14|ひどーい。あたしがいてもいなくても同じってこと? zero/03006.wav|14|遅れを取り戻すための練習だもの。どれだけやっても、足りないことはないわ。 zero/03007.wav|14|あら、自覚あるんだ? zero/03008.wav|14|そうそう。ダーリンの言う通りよ。 zero/03009.wav|14|あ〜ら、サイトじゃない。うふっ、気になる? zero/03010.wav|14|やだっ、ちょっとサイトったらぁ。どこのぞき込んでるのよぅ! zero/03011.wav|14|ただの草じゃないわ。これはミスタ・コルベールが栽培中の薬草よ。 zero/03012.wav|14|ナイショ。 zero/03013.wav|14|……ねぇ、ダーリン?あたしが今度の料理対決で一番になったら、デートしてくれる? zero/03014.wav|14|約束してくれるなら、教えてあげてもいいなぁ。 zero/03015.wav|14|ほんと!?うふっ!うれしい! zero/03016.wav|14|あら、ごめんなさい。 zero/03017.wav|14|うふふ、でも、そうと決まったら頑張っちゃうから! zero/03018.wav|14|だめなの? zero/03019.wav|14|大丈夫よ、あたしが一番になったら、ルイズだって何も言えないはずよ。だから、デート。 zero/03020.wav|14|ね、ね、ね! zero/03021.wav|14|うふっ!うれしい! zero/03022.wav|14|あら、うまくごまかしたつもり? zero/03023.wav|14|でもいいわ、許してあげる。 zero/03024.wav|14|ナイショ。 zero/03025.wav|14|じゃあ、当日楽しみにしててね。ダーリンのためにとっておきを作るから! zero/03026.wav|14|そうね……。あそこの兵隊さんに聞いてみましょうか。 zero/03027.wav|14|こんばんわ、兵隊さん。ここに滞在してる魔法学院の者ですが。 zero/03028.wav|14|あたし、所用があって、外出しなければならないのですけど、怖くて怖くて……。 zero/03029.wav|14|さっきから、胸がどきどき高鳴っておりますの。ほら、もう、こんなに……。 zero/03030.wav|14|うふ、頼もしい方。爆弾使いについて、何か分かったことはありますの? zero/03031.wav|14|ありがとう、参考になったわ。 zero/03032.wav|14|あら、だめよ。今日はダーリンと一緒なの。 zero/03033.wav|14|ダーリン、情報は取れたわよ。 zero/03034.wav|14|人も集まりにくくなってるんでしょうけどね。……あら、こんばんわ。お1人? zero/03035.wav|14|あら、そうなの、大変ね。ところで、猫さんは悪い爆弾使いって知ってる? zero/03036.wav|14|ん?ど、どうしたの?ダーリン。 zero/03037.wav|14|え?もうダーリンったら。これも立派な情報収集よ? zero/03038.wav|14|うふふ。なんとなくね。 zero/03039.wav|14|ダーリンどうしたの?ぼーっとしちゃって。 zero/03040.wav|14|えっ? zero/03041.wav|14|ダーリン、猫の言葉が分かるの? zero/03042.wav|14|あ、あら、そう。 zero/03043.wav|14|な、なによそれ!し、失礼ね! zero/03044.wav|14|あ〜〜、行っちゃった!もうっ、ダーリンたら! zero/03045.wav|14|もしかしたら何か知ってるかも?って思って。 zero/03046.wav|14|なんとなくは分かるかも。 zero/03047.wav|14|まぁ、この辺の状況は、大体分かったし。もう少し、調べて回りましょうか? zero/03048.wav|14|あら、今日も時間通りね。 zero/03049.wav|14|あら、『1つでいいの?』 zero/03050.wav|14|ダーリン、安心して。情報屋さんよ。 zero/03051.wav|14|そりゃ、そうよ。こんなところで身を明かすほど、素人じゃないわ。 zero/03052.wav|14|はいはい。確かに。ご苦労だったわね。 zero/03053.wav|14|分かってるわ。じゃあ、報酬はこれで……。 zero/03054.wav|14|あら、心配してくれてるの? zero/03055.wav|14|うふふ、大丈夫。 zero/03056.wav|14|この微熱のキュルケとダーリンのコンビに勝てる相手なんていないわよ。 zero/03057.wav|14|さあ、どうかしら? zero/03058.wav|14|うふふ……。女の子には秘密が必要なのよ。 zero/03059.wav|14|もう少し、調べて回りましょうか? zero/03060.wav|14|こんな時間なのに、結構、人がいるわね。 zero/03061.wav|14|あら、この果物おいしい! zero/03062.wav|14|あら、いいじゃない、美味しそうだったんだもの。それに情報ももらえたしね。 zero/03063.wav|14|市場の人は、意外と情報通なのよ。 zero/03064.wav|14|え、ええ、もちろん。 zero/03065.wav|14|美味しい果物の見分け方とか……、男の子の気の引き方とか……。 zero/03066.wav|14|知ってる?野菜は水でぬらした紙で包むと長持ちするのよ。 zero/03067.wav|14|うーん。まぁ、値段相応の情報ね。 zero/03068.wav|14|でも、いいじゃない。この果物おいしいし。ダーリンも食べてみる? zero/03069.wav|14|うふふ。こうやって2人で食べるとデートみたいね。 zero/03070.wav|14|夜の街で、こうして食事して……。 zero/03071.wav|14|あら、ダーリンと一緒だったら、どんなものでも、最高の食事に感じるわ。 zero/03072.wav|14|もう、ダーリンかわいいんだから! zero/03073.wav|14|う〜ん、ここにはウェザリーはいないみたいね。 zero/03074.wav|14|そうかしら?お城は最終目標に入ってるはずよ。見張りに来てるかもしれないわ。 zero/03075.wav|14|どんなことを企んでるのか、分からないしね。 zero/03076.wav|14|ここには、ウェザリーはいないみたい……。 zero/03077.wav|14|見てみてダーリン。ここはカップルでいっぱいみたいよ。 zero/03078.wav|14|ダーリン。わたし達もここで愛を語りあう? zero/03079.wav|14|あら、そう?うーん、残念だけど、また今度にするわ。 zero/03080.wav|14|ここには、いないみたいね。 zero/03081.wav|14|爆弾使いが破壊しまくってるからね。ここの住人は大変みたいよ。 zero/03082.wav|14|それに、職人やら何やらで外国から人も増えてるしね。 zero/03083.wav|14|当然、人の出入りが盛んになってるから治安も悪くなってるって話。 zero/03084.wav|14|そうね……。 zero/03085.wav|14|みたいね。 zero/03086.wav|14|フレイムのこと? zero/03087.wav|14|あの子は学院にお留守番よ。都につれてくるにはちょっと目立つしね。 zero/03088.wav|14|まあ、何かあったらすぐに連れてくるけどね。 zero/03089.wav|14|そうね。あの子ちょっと怒ってるかも? zero/03090.wav|14|あたしを独り占めしてるって、怒ってるかもしれないってこと。 zero/03091.wav|14|ぱくっ……ってされないように気をつけておいてね。 zero/03092.wav|14|ダーリン、次の場所にいってみましょう。次っ! zero/03093.wav|14|別にそんなにいいものでもないわよ。でもまあ、無いよりあったほうがいいわよね。 zero/03094.wav|14|そうねえ……。 zero/03095.wav|14|う〜ん? zero/03096.wav|14|うふふ、じゃあ、ひとつだけね。 zero/03097.wav|14|う〜ん? zero/03098.wav|14|ライオンがどうして強いのか分かる?それは、もともと強いからよ。 zero/03099.wav|14|それと同じ。わたしには理由は分からないし、説明もできないの。 zero/03100.wav|14|まあ、そうねぇ。ひとつアドバイスをするなら……。 zero/03101.wav|14|し、知らないわよ! zero/03102.wav|14|分かったわ。ねぇ、ハルナ。大きくなる方法をひとつ教えてあげる。 zero/03103.wav|14|うふふ、それはね。恋よ。 zero/03104.wav|14|それもうーんと情熱的なのをね。恋のドキドキが女の子をキレイにするってこと。 zero/03105.wav|14|たぶん、情熱が足りないのよ。もっと恋焦がれなくっちゃ。 zero/03106.wav|14|もう、ダーリン。女性にいっぺんに質問するなんて、ぜんぜんダメよ。 zero/03107.wav|14|もっと優しく。男性が優雅に女性をリードしてあげないとね。 zero/03108.wav|14|やだ、あたしだけじゃないわよ?ほら。 zero/03109.wav|14|あら、別に大した理由はないわ。 zero/03110.wav|14|あなたとルイズがなにやら面白いことをやってるらしいって聞いたから、見に来てただけよ。 zero/03111.wav|14|まあまあ。事情は知らないけど、なにやら楽しいことになってるようじゃない? zero/03112.wav|14|まあまあ。事情は知らないけど、なにやら楽しいことになってるようじゃない? zero/03113.wav|14|まあ、いいじゃない。話によっては、あたし達も手を貸すわよ。 zero/03114.wav|14|その人がこの娘を召喚した魔法使いだろうと、普通は考えるところなんだけど。ちょっと確信はないわねえ。 zero/03115.wav|14|ま、普通、人間を使い魔にしてるなんて思わないわよねえ。 zero/03116.wav|14|そうね、それは正論だわ。別にダーリンに誰が抱きついてもいいはずよね! zero/03117.wav|14|ほーら、こんな風に。 zero/03118.wav|14|おほほ、離れられるものなら離れてご覧なさーい。ほおら、ほら。 zero/03119.wav|14|ヴァリエール。あなたの負けね。今からじゃ抱きつく隙間もないわよ。 zero/03120.wav|14|あ、あたしは見学で。 zero/03121.wav|14|え、あたしの部屋? zero/03122.wav|14|んー、別に悪くはないけど、その娘にはちょっと刺激が強いんじゃない? zero/03123.wav|14|え?どうしたの、タバサ。 zero/03124.wav|14|あ、そうか。ごめんなさい。やっぱりあたしの部屋はまずいわ。 zero/03125.wav|14|あたしの部屋より、ルイズの部屋の方がこの娘も喜ぶわよねえ? zero/03126.wav|14|いいの、いいの。あんたの部屋を壊したの、ルイズだものねえ。責任とらなきゃいけないわよね。 zero/03127.wav|14|ふふふ、甘いわよルイズ。このあたしが、あんたの嫌がりそうなことを前にやめると思う? zero/03128.wav|14|そういうことで、頑張りなさいよー。 zero/03129.wav|14|そうそう。ルイズがうっかり、魔法で平民の部屋を壊しちゃっただけよ。 zero/03130.wav|14|分かったわ。 zero/03131.wav|14|ええ、集まったわよ。 zero/03132.wav|14|はいはい。騒ぎもそこまで。 zero/03133.wav|14|まず、どこに居てもらうか……、それが問題になりそうね。 zero/03134.wav|14|ふーん……。 zero/03135.wav|14|ねぇ、ルイズ?あなたもしかして、嫉妬してるわけ? zero/03136.wav|14|サイトが彼女にご執心だから、そのまま追い出そうとしてるの? zero/03137.wav|14|だって、かくまうったってこの先ずっとってわけじゃないんでしょ? zero/03138.wav|14|なのにそこまで必死になってるのは、嫉妬以外なにものでもないじゃない! zero/03139.wav|14|じゃあ、いいじゃない。当分の間でいいんでしょ、かくまってあげれば? zero/03140.wav|14|決まりね。 zero/03141.wav|14|確かにそれはいえるかも。その場合、ダーリンのような特殊能力を持っている可能性もあるわね。 zero/03142.wav|14|例えば、召喚されたけど契約を交わす前に逃げ出したとか、そういう可能性だってあるわけよ。 zero/03143.wav|14|へええ。これから面白いことになりそうじゃない。 zero/03144.wav|14|いいえ、こっちの話。 zero/03145.wav|14|ミスタ・コルベール。あの、トリスタニアで爆弾を使って、破壊活動をしてるってやつでしょ? zero/03146.wav|14|お言葉ですが、ミスタ・コルベール。『火』の系統が、他の3つに比べて明らかに優れてるのは確かですわ。 zero/03147.wav|14|あら、事実ですわ。個人差がありますから、絶対とまでは申しませんけど……。 zero/03148.wav|14|最も美しく、最も強い魔法を駆使できるのは『火』系統ですわ。 zero/03149.wav|14|もちろん、他の系統が美しくないわけでも弱いわけでもありません。ただ、『火』系統が一番だというだけです。 zero/03150.wav|14|でも、中には系統以前の者もいますわ。ねえ『ゼロのルイズ』? zero/03151.wav|14|あら、魔法も発育も女の魅力も、みんなまとめてゼロの誰かさんのことじゃなくて? zero/03152.wav|14|どうしたの?変な顔して。もしかして、逃げる用意でもしてるのかしら? zero/03153.wav|14|あなたにできるかしらねえ。『ゼロ』のあなたに? zero/03154.wav|14|なあに?威勢のいいこと言っておいて、結局逃げるわけ? zero/03155.wav|14|あら、あたしが決闘を申し込んだわけじゃないわよ、ダーリン? zero/03156.wav|14|決闘を申し込んできてるのは、あなたのご主人様のほうなんだから。 zero/03157.wav|14|機嫌? zero/03158.wav|14|別にルイズの機嫌なんてどうでもいいけど。ダーリンに迷惑をかけるのは本意じゃないわね。 zero/03159.wav|14|誰が逃げるって言うのよ。 zero/03160.wav|14|……授業を妨害するつもりはありませんわ。 zero/03161.wav|14|いいわ。2人だけで決着をつけようじゃないの。 zero/03162.wav|14|そうですわ。授業中に2人ほど欠席があっただけですから、お気になさらず。 zero/03163.wav|14|言われなくても。 zero/03164.wav|14|ふん、今朝はずいぶんと戦意旺盛じゃない? zero/03165.wav|14|うふふっ。あなたのその大口も、そこまでいくと清々しいわね。 zero/03166.wav|14|あらー。ハルナのことかしら?どうして、そんなにヤキモチさんなのかしらね。 zero/03167.wav|14|なに?この学院に侵入してくるなんて? zero/03168.wav|14|あら、それだったら手伝うわ。こういう無粋な手合いは、あたし大嫌いなの。 zero/03169.wav|14|ふふん、案外楽しめたけど……ここまでね。 zero/03170.wav|14|そうよ。見た目が子供の生徒もいるけど、基本的には大人なんだから。 zero/03171.wav|14|あら?ルイズのことじゃないわよ。 zero/03172.wav|14|なに? zero/03173.wav|14|ルイズの同類がいるとも思えないし、どうやら『火』の使い手ってところかしら。 zero/03174.wav|14|仲間を助けに来たのなら、ちょっと遅かったわね。 zero/03175.wav|14|え? zero/03176.wav|14|きゃあっ! zero/03177.wav|14|あーん、ダーリンが心配してくれるなんて、感激しちゃうわ! zero/03178.wav|14|はいはい。 zero/03179.wav|14|えー、いつのまに! zero/03180.wav|14|その可能性は高いわね。わざわざ学院に侵入する物好きが、偶然鉢合わせするなんてできすぎだわ。 zero/03181.wav|14|なんだかすっきりしないわあ。燃やし足りないっていうか……。 zero/03182.wav|14|あー、うん、そうそう。さすがダーリン、よく気がつくわねー。 zero/03183.wav|14|相変わらず面白いことしてるじゃないの。 zero/03184.wav|14|あら、あたしだけじゃないわよ。 zero/03185.wav|14|本当、偶然通りかかっただけなんだけどね。ダーリンのこともあるし、最後まで聞いちゃった。 zero/03186.wav|14|勘違いしないで。協力するって言ってるのよ。 zero/03187.wav|14|2人の邪魔はしないわ。もちろん、ダーリンやハルナには黙ってる。 zero/03188.wav|14|ただ、その対価として見学はさせてもらうわ。それでどう? zero/03189.wav|14|それじゃ、あたしのためにも頑張ってね。お休みなさい。 zero/03190.wav|14|ちょっと、ルイズ。そんなノックの仕方ってある? zero/03191.wav|14|荒れてるのは分かるけど、物に当たるのはどうかと思うわよ? zero/03192.wav|14|ねっ、タバサ。あたしが言ったとおり、失敗したでしょ? zero/03193.wav|14|そもそもさ、あんた達ってば甘いのよ。あのハルナって娘もダーリンを狙ってるんでしょ? zero/03194.wav|14|あたしがあの娘の立場だったとしても、音を上げなかったと思うわ。 zero/03195.wav|14|だって、たとえ暑さを我慢しすぎて体を壊したとしても、ダーリンに介抱してもらえると思えば頑張れるもの……。 zero/03196.wav|14|その童話って、どんなお話だったの? zero/03197.wav|14|なるほど。無理に服を引きはがそうとするより、自分から脱ぐように仕向けた方がいいという話ね。 zero/03198.wav|14|仕方ないわね。今度はあたしがダーリンを救ってみせるわっ! zero/03199.wav|14|任せといて。きっちりハルナが自分から仮病でしたって、認めるように仕向けてみせちゃうんだから! zero/03201.wav|14|あら、ダーリン。あたしのことが気になるのね? zero/03202.wav|14|いやぁねぇ。別にルイズに用事なんてないわ。 zero/03203.wav|14|それはね……。 zero/03204.wav|14|半分は当たりかな。でも、違うの。あたしの本当の目的はね……。 zero/03205.wav|14|もし、そうだったらどうする? zero/03206.wav|14|分かったわ。あたしの目的はね……。 zero/03207.wav|14|ダーリンに会いたくて来たのーっ! zero/03208.wav|14|どういうつもりも何も、最初からこうするつもりだったんだけど。 zero/03209.wav|14|ねぇ、ハルナ。あなたはどうなのかしら? zero/03210.wav|14|ダーリンにこーゆーこと、してみたくないの? zero/03211.wav|14|そりゃそうよねぇ。病気をうつしてしまうかもしれないから、こんなことできないもんねぇ。 zero/03212.wav|14|愛する人を肌で感じるのって素敵よ……。ねぇ、サイト……あなたはどうなのかしら? zero/03213.wav|14|ねぇ、ダーリン……。こんなところにいつまでもいないで、あたしのお部屋へいらっしゃらない? zero/03214.wav|14|ハルナのためによくないわ。こんなに人がいちゃ、治る病気も治らなくなっちゃう。 zero/03215.wav|14|だから、ハルナが病気の間は、せめてダーリンだけでも、あたしの部屋で一緒に過ごせばいいのよ……。 zero/03216.wav|14|ルイズには、昼間ちゃんと仕えてればそれでいいじゃない。 zero/03217.wav|14|ルイズが何も言わないのは、黙認するって意味よ、きっと。 zero/03218.wav|14|ひょっとしてダーリンって、こういうことされるのって、嫌いなタイプなのかしら?今ここではっきり答えて。 zero/03219.wav|14|もう、ダーリンったら。もっと正直に言っていいのよ。たくさん教えてあげるのにぃ。 zero/03220.wav|14|……嬉しい。そんな風に言ってくれたのって、ダーリンが初めて……。 zero/03221.wav|14|あたしに言い寄ってくる男どもって、まず胸ありきって感じだったし。 zero/03223.wav|14|まあいいわ。こうなったら、ダーリンのこと、もっともーっと愛しちゃおーっと。 zero/03224.wav|14|あらー?もしかして、嫉妬してるの? zero/03225.wav|14|ダーリンが好きなのは、大きい胸。当然、あなたにはついていないものよ。それに嫉妬してるんでしょ? zero/03226.wav|14|んもぅ……。もっと、ダーリンを感じていたかったのに。 zero/03227.wav|14|あら?決闘なんて、あたしはいつだって構わないわよ。なんなら、今すぐする? zero/03228.wav|14|ええ、いいわよ。部屋までボロボロにしちゃったら、気が引けるものね。 zero/03229.wav|14|そーね。ハンデをつけてあげるわ。本気でかかってらっしゃい! zero/03230.wav|14|ハァハァハァ……。な、なかなかやるようになったじゃないの。 zero/03231.wav|14|そうかもね。仮病に気づいてなかったの、ダーリンだけみたいだし。 zero/03232.wav|14|そんなダーリンがたまらなく好きだけど……。女の子に優しすぎるのは、ある意味罪になっちゃうわよ? zero/03233.wav|14|ダーリンがそこまで言うのなら、あたしが腹を立てる理由はないわね。 zero/03234.wav|14|分かりましたわ。 zero/03235.wav|14|まぁ、これで一安心ってところかしら? zero/03236.wav|14|それじゃ、先に。 zero/03237.wav|14|あーん。ダーリン、こっそり出かけるなんて、水臭いじゃないの。 zero/03238.wav|14|ルイズとハルナが一緒に座って、ダーリンは反対側に座ればいいって言ってるのよ、タバサは。 zero/03239.wav|14|あーら。やっぱり、面白そうなことになってるじゃない! zero/03240.wav|14|あなた達がなかなか学院に戻ってこないから、何か面白そうなことに、巻き込まれてるのに違いないって思ったんだけど。 zero/03241.wav|14|ドンピシャだったみたいね。 zero/03242.wav|14|はいはい、ぼやかないぼやかない。この微熱のキュルケがお手伝いしてあげようっていうんじゃない。 zero/03243.wav|14|……タバサ! zero/03244.wav|14|どうしたの、ダーリン。ずいぶん大事になってるみたいじゃない? zero/03245.wav|14|分かったわダーリン。その代わり、後でじっくり教えてもらうからね。 zero/03246.wav|14|ふーん。そういうことがあったのね。 zero/03247.wav|14|うーん、ダーリンのお願いなら、聞いちゃおうかな? zero/03248.wav|14|それにしても、ルイズが女王様と幼馴染とはねぇ。人は見かけによらないわね。 zero/03249.wav|14|はいはい……。 zero/03250.wav|14|……駄目よ。あんな得体の知れない流れ者が何もないはずがないじゃない。 zero/03251.wav|14|ルイズがついていくって言うなら、わたしもついていかないとね。 zero/03252.wav|14|正面から行きましょう。別にやましいことをするわけじゃないんでしょ? zero/03253.wav|14|開錠の魔法で開けるに決まってるじゃない。 zero/03254.wav|14|別に物取りってわけじゃないんだから、細かいことは言わないの。 zero/03255.wav|14|もう、ダーリン。開錠の魔法で開けてあげるわ。 zero/03256.wav|14|なるようになるわよ。 zero/03257.wav|14|まぁまぁ。ゼロのルイズじゃ、扉を破壊しそうだから、わたしが開けてあげるわ。 zero/03258.wav|14|はいはい。開錠っと。 zero/03259.wav|14|まぁ、ダーリンがそういうなら、わたしはいいけど……。 zero/03260.wav|14|まぁ、実家に知れたら勘当ものよね……。 zero/03261.wav|14|ダーリンには分からないかもしれないけど、平民のために芝居を演じるなんて、貴族の権威にかかわるのよ。 zero/03262.wav|14|うーん、まぁダーリンと一緒の舞台だったら考えてもいいけど……。 zero/03263.wav|14|だったら、つまらないかなぁ……。 zero/03264.wav|14|しょうがないわね。まぁ、なるようになるわ。 zero/03265.wav|14|ふ〜〜ん。確かに、小さいと遠目では判らないものね。ね、ルイズ。 zero/03266.wav|14|そりゃ分かるけど……。 zero/03267.wav|14|それはいいんだけど、もう発声練習は飽き飽きよ。 zero/03268.wav|14|今日は気が乗らないの。先に上がらせてもらうわ。 zero/03269.wav|14|基礎をつけるなら、別にここで練習しなくてもいいじゃない。自主練習よ、自主練習。 zero/03270.wav|14|……あら、ルイズは残るの?意外ね。 zero/03271.wav|14|……ふん、だ。それじゃ、せいぜい頑張りなさい。 zero/03272.wav|14|あら?じゃあまだ主役を狙えたりするの? zero/03273.wav|14|さすが、寛大な処置ね。 zero/03274.wav|14|あら、ありがと。ダーリン。 zero/03275.wav|14|あら、なかなかたいした自信ね。ダーリン。 zero/03276.wav|14|それじゃ、おつかれさまーっ! zero/03277.wav|14|……あら、だってあたしはもともとこーゆーの嫌いじゃないし。 zero/03278.wav|14|それは……! zero/03279.wav|14|それは、そうね。 zero/03280.wav|14|……ところで。ねえ、ダーリン。 zero/03281.wav|14|『何か忘れてること』ないかしら?とても大切なこと。 zero/03282.wav|14|そう、正解。 zero/03283.wav|14|ごめんなさい。今日はその日ではないの。 zero/03284.wav|14|正解は、「爆弾使い」を探すことってどうなったのかなぁってこと。 zero/03285.wav|14|うーん。そうじゃないのよ。 zero/03286.wav|14|正解は、「爆弾使い」を探すことってどうなったのかなぁってこと。 zero/03287.wav|14|……ああ、そんなにすぐにバラさなくても。もう少し、ダーリンがあわてるところを見たかったのに……。 zero/03288.wav|14|まあ、ほら、ルイズって、入れ込むと一直線でしょ? zero/03289.wav|14|それにあの子、他人にお願いするのが苦手みたいだし。だから、黙ってただけよ。 zero/03290.wav|14|ち、違うわよ! zero/03291.wav|14|もう、ダーリンったら。 zero/03292.wav|14|あら、ヴァリエールの御令嬢はおつむばかりかお耳も悪くていらっしゃるのかしら?ねぇ、ダーリンはどう思う? zero/03293.wav|14|ダーリンは黙ってて!これはあたしとルイズの間の話なの。 zero/03294.wav|14|あら、ダーリンはあたしと一緒に出かける予定なのよ。働きすぎは体に毒だわ。 zero/03295.wav|14|もちろん、あたし。 zero/03296.wav|14|あら、サイトはあたしのダーリンなんだから、似たようなものよ。 zero/03297.wav|14|うふふ、まあ、あなたには分からないことでしょうね。男と女のフクザツな関係のことは。 zero/03298.wav|14|ダーリンっ? zero/03299.wav|14|くっ、速度がおいつかない! zero/03300.wav|14|ダーリン……。ようやく来てくれたのね。 zero/03301.wav|14|呪文よりも爆破のほうが早いのよ。こんなの初めてだわ! zero/03302.wav|14|破壊活動、って……。それじゃ、あちこちで爆破事件を起こしていたのは。 zero/03303.wav|14|いったい何を話してるのかしら。気になるわね。 zero/03304.wav|14|あぁタバサ、やっぱりあなたは頼りになるわ!どれどれ……? zero/03305.wav|14|あの船腹の紋章は……レコン・キスタ?どうしてレコン・キスタの軍艦が……。 zero/03306.wav|14|……。 zero/03307.wav|14|ど、どうしたの、タバサ。 zero/03308.wav|14|ハルナばかりか、ウェザリーまでレコン・キスタの手下だったなんて……。 zero/03309.wav|14|まぁ、怪しいとは思って調べてはいたけど、すべて後手に回ったみたいね。 zero/03310.wav|14|女王陛下が来てからよ。わたしが怒って練習に出なくなった時があったでしょ? zero/03311.wav|14|ウェザリーの周辺が怪しかったからいろいろ調べていたのよ。女王陛下が来たのもただの気まぐれじゃないわ。 zero/03312.wav|14|そりゃ、ルイズは思い込んだら一途でしょ?作戦には向かないわ。現に舞台で主役まで演じちゃったでしょ? zero/03313.wav|14|それであなたはどうするつもり、ルイズ?どうやら、狙いはあなた達のようだし。 zero/03314.wav|14|あなたがどう動くかが、今後のカギを握ってるといっても過言ではないみたいね。 zero/03315.wav|14|あらまぁ。 zero/03316.wav|14|あーあー、相変わらず仲の良いこと。 zero/03317.wav|14|待ってルイズ。誰か来たわ。 zero/03318.wav|14|でも、どうしてダーリンを殺そうとしたのかしら。身に覚えはなくもなさそうだけど、ね。 zero/03319.wav|14|え? zero/03320.wav|14|そんなの使える人なんているの?だって、使うことは禁じられてるんでしょ? zero/03321.wav|14|それよりも、外が騒がしくなってきたし、そろそろ移動したほうがよさそうね。 zero/03322.wav|14|なんとか、ここまでは移動できたみたいね。 zero/03323.wav|14|さすがに訓練された兵士だけあるわね。動きに無駄がないわ。 zero/03324.wav|14|いずれ残りの兵士がやって来るわ。そいつらはあたし達で相手をするから。 zero/03325.wav|14|あたしとタバサのコンビなら、かなり持ちこたえられるわ。時間稼ぎ役ってのはシャクだけど……。 zero/03326.wav|14|ほら、行って。そしてさっさと援軍をつれて助けに来てちょうだいね、あたしのダーリン。 zero/03327.wav|14|縁起でもない……。微熱と雪風のコンビは無敵よ。そうでしょタバサ? zero/03328.wav|14|あ、あら?どうしてルイズがここにいるの?それよりここどこ? zero/03329.wav|14|説明してちょうだい、ダーリン。いったい何がどうなってるわけ? zero/03330.wav|14|えーと、実はあらかた中庭の敵を排除してから、ウェザリーとアキナがいる学院長室を急襲したのよ。 zero/03331.wav|14|そこで、ウェザリーと対面して……、 zero/03332.wav|14|確かに、そこから先の記憶がないわね。 zero/03333.wav|14|それより、ダーリン。どうして、あたし、耳栓なんてつけてるの? zero/03334.wav|14|やっぱりね。タバサも言っていたけど、そんな対処方法があったなんて。 zero/03335.wav|14|ことわる理由がないわね。 zero/03336.wav|14|確かに二手に分かれて行動するしかないわね。 zero/03337.wav|14|屋上から学院長室への移動は時間がかかり過ぎるし。 zero/03338.wav|14|ダーリン。グループをどう分ける? zero/03339.wav|14|あら?ルイズが決められるの? zero/03340.wav|14|ルイズと?まー、タバサがそうしろって言うなら仕方がないわね、たぶん理由があるんでしょ? zero/03341.wav|14|というわけだから。ルイズ、一緒に行ってあげるわ。 zero/03342.wav|14|ねぇ、例の魔法って何? zero/03343.wav|14|何それ? zero/03344.wav|14|あらルイズ、もしかしてダーリンのことが心配なの? zero/03345.wav|14|あらルイズ、ダーリンに心配されてちょっとうれしくなっちゃった? zero/03346.wav|14|あらまぁ。 zero/03347.wav|14|契約、ねぇ……。へぇ。 zero/03348.wav|14|ま、そういうことにしておきましょ。ね、ダーリン? zero/03349.wav|14|はいはい。それじゃね、ダーリン、タバサ。後でまた会うわよ。 zero/03352.wav|14|ねぇルイズ? zero/03353.wav|14|さっきのあれ……本気だったの? zero/03354.wav|14|とぼけないで。さっきサイトにキス、したでしょ? zero/03355.wav|14|まさか貴族の、しかもヴァリエールのご令嬢様が平民にねぇ……。 zero/03356.wav|14|まさかとは思うけど、あれ、本気でしちゃったのかしら? zero/03357.wav|14|関係あるのよねぇ。だってサイトはあたしのダーリンなんだし。 zero/03358.wav|14|んー、でもあなたが本気っていうなら、あたしもそれなりに考えを改めなくちゃいけないしねぇ……で、本気なの? zero/03366.wav|14|あーあー。あなたが大騒ぎするから敵が集まってきちゃったじゃないの。 zero/03367.wav|14|おお、怖い怖い。 zero/03368.wav|14|時間が無いみたい。早くその例の魔法ってやつを披露してくれないかしら? zero/03369.wav|14|ルイズ、まだ? zero/03370.wav|14|な……。こ、こんな! zero/03371.wav|14|ダーリン、タバサ。ケガがなくて何よりだわ。ま、あたしは信じてたけど。 zero/03372.wav|14|それについては、さっき王都から知らせが来たわ。 zero/03373.wav|14|トリスタニアに向かっていたレコン・キスタの艦隊は、突如出現した謎の大艦隊によって浮き足立ち、撤退したそうよ。 zero/03374.wav|14|あと、市街戦の状況についても同じ。大艦隊出現の報でそれぞれの砲台を占拠していた敵部隊の足並みが乱れたのをきっかけに、 zero/03375.wav|14|多少の犠牲は出したけど、なんとか砲台の大多数を奪回したそうよ。 zero/03376.wav|14|さぁねぇ、どうかしら〜。 zero/03377.wav|14|あら、タバサ。退散しましょ。 zero/03378.wav|14|あきらめが悪いわね、ホントに。もう終わった事を悔やんでどうするの? zero/03379.wav|14|もっと前向きに考えなさいよ。はげるわよ? zero/03380.wav|14|ダーリンも、こんな短気なルイズの使い魔なんてやめて、あたしの使い魔なんてどう? zero/03381.wav|14|あら、それじゃあ緊急会議はもうおしまい?なぁんだ、つまらない。 zero/03382.wav|14|あら、わたしは火が得意だけど、魔法で洗濯してるわよ? zero/03383.wav|14|桶に水を汲んできて、部屋で洗ってたのよね?夜な夜な廊下を徘徊してたの知ってるもの。 zero/03384.wav|14|だとしたらきっと、もうアレしかないわね。 zero/03385.wav|14|恋よ。 zero/03386.wav|14|そこの所どうなのよ、サイト?ハッキリしなさいってば。 zero/03387.wav|14|シエスタだって恋する権利はあるわ。だけど、あたしのダーリンに手を出すなんていい度胸ね! zero/03388.wav|14|あらぁ?ひょっとしてルイズあなた、使い魔に恋してるの? zero/03389.wav|14|なら、別にあたしがもらってもいいじゃない。 zero/03390.wav|14|ちょうどいいわ。この際、誰がダーリンに相応しいか、徹底的に勝負しましょう? zero/03391.wav|14|うふふっ、もちろんタバサも参加よね? zero/03392.wav|14|それじゃあ、話がまとまったところで、シエスタに宣戦布告といくわよ?敵前逃亡は死刑よ。 zero/03393.wav|14|その言葉、忘れないことね。ふふっ、楽しくなってきたわ。 zero/03394.wav|14|そうねぇ……ダーリンが、これからずっと、あたしと同棲してくれるなら、考えてもよくってよ? zero/03395.wav|14|あなたに用があるの。 zero/03396.wav|14|ふふっ、シエスタ?サイトを賭けて、あたし達と正々堂々と勝負しなさい! zero/03397.wav|14|うーんと、そうねぇ。魔法を使えないシエスタでも、できるようなこと……。 zero/03398.wav|14|あら、それいいじゃない? zero/03399.wav|14|決めたわ、勝負は自慢の料理対決よっ! zero/03400.wav|14|もちろん……あたしに二言はないから。 zero/03401.wav|14|ふふっ、それでこそ張り合いがあるってものよ。目にもの見せてあげるから、覚悟してなさいね? zero/03402.wav|14|そんなに見たいなら、後であたしの部屋にいらっしゃいな。 zero/03403.wav|14|いろいろ見せてあげるわ。水着だけじゃなく、ね。 zero/03404.wav|14|それじゃあ、勝負の段取りはあたしが何とかするから。楽しみに待ってなさい。 zero/03405.wav|14|それじゃあ、シエスタ。日頃の腕を見せてもらうわね? zero/03406.wav|14|さぁ!!料理対決よっ。 zero/03407.wav|14|ちょっとぉ、あたしの話聞いてるっ? zero/03408.wav|14|あら、余裕ね。勝負の時もそんな余裕があるといいんだけど。 zero/03409.wav|14|決戦の場は食堂に用意したから、朝ご飯を食べ終わったら、いらっしゃい。分かったわね。 zero/03411.wav|14|そうよ、ルイズ。 zero/03412.wav|14|うふふっ、待ちくたびれたわ?今日こそあなたに、引導を渡してあげるわ! zero/03413.wav|14|あら、そう。まぁ、楽しみだわ。 zero/03414.wav|14|ねぇ、タバサぁ。あなたは何を作る気でいるの?勝つ自信とか、ある? zero/03415.wav|14|それじゃあ、ルールを説明するわ。 zero/03416.wav|14|3人の審査員で判定を取ります。一番点数が多い人が勝ち。分かりやすいでしょ? zero/03417.wav|14|ズルなしの真剣勝負。お互い頑張りましょうね……。うふふふっ。 zero/03418.wav|14|ふんふんふん……。 zero/03419.wav|14|あら、ダーリン。待ちきれなくなったの?うふ、もうちょっと待ってて。 zero/03420.wav|14|今、一生忘れられないような美味しいもの食べさせてあげるわ。 zero/03421.wav|14|それは秘密よ。秘密は多いほうが楽しいでしょ?料理も……男と女も、ね? zero/03422.wav|14|あら、ルイズ。思ったよりもまともな料理じゃないの。 zero/03423.wav|14|見た目は良くても、味のほうはどうかしらね? zero/03424.wav|14|ふふっ、あたしが1番よ。 zero/03425.wav|14|分かりましたわ、ミスタ・コルベール。 zero/03426.wav|14|ではみなさん、グラスをご用意ください。この日のために取り寄せて作った、とっておきのドリンクをごちそういたしますわっ! zero/03427.wav|14|このドリンクは、ダーリンのために作ったんだからぁん……。いっぱい飲んで……? zero/03428.wav|14|さぁ、遠慮しないで。召しあがれ。 zero/03429.wav|14|え? zero/03430.wav|14|わ、分かったわよっ!!……ごくり。 zero/03431.wav|14|……うっ。 zero/03432.wav|14|どおかしら、ダーリン。元気、出てきた? zero/03433.wav|14|なぁによぉ、その反応はっ!もお、がっかりぃ……。 zero/03434.wav|14|ああ、これ?希少な動物の「海トカゲ」の生き血。 zero/03435.wav|14|1匹からほんのわずかしか取れない、とても貴重なものなんだけど……。 zero/03436.wav|14|もお、サイトったら、だらしがないのねぇ。これさえ飲めば、元気いっぱいになるのに……。特に殿方にね……。 zero/03437.wav|14|こうして料理されてるのを見ると、ちょっと……、ううん、かなり不気味ね。 zero/03438.wav|14|確かに、平民にしか思いつかないわね、これは。 zero/03439.wav|14|す、凄い音がしてるわよ? zero/03440.wav|14|それもそうね……。それじゃあ、いただくわ。はぐっ……んうんうっ……。 zero/03441.wav|14|んふっ……実にヴァリエールらしい味だわ。あなた今年で年はいくつ?こんなシチューを作ってるなんて、くすくすっ! zero/03442.wav|14|ここまで甘ったるいシチューは、初めて食べたわ。 zero/03443.wav|14|ねぇねぇタバサ。結局、あなた何を作ったの? zero/03444.wav|14|んー、焼きたてのいい香り!さっそくひとつ、いただこうかしら? zero/03445.wav|14|すごいじゃない、タバサっ!このパンの事、どうやって調べたの? zero/03446.wav|14|失礼ながら、オールド・オスマン。そのような曖昧な結果では納得いきませんわ。はっきり白黒つけることが大切だと思いますの。 zero/03447.wav|14|ほんと、どこ行っちゃったのかしらね。魔法を使っても見つからないなんて……。 zero/03448.wav|14|あたしがダーリンの頼みを断れると思う?ここまで来たら乗りかかった船だしね。ね、モンモランシー? zero/03449.wav|14|ダーリンが行くなら、どこでもついていくわ。 zero/03450.wav|14|ねぇ、タバサ。その手紙、ひょっとして……。 zero/03451.wav|14|実はね……。タバサって、シュヴァリエの称号を持ってるほどの実力者なの。 zero/03452.wav|14|ダーリン……。 zero/03453.wav|14|シュヴァリエというのはね、功績をあげた者に与えられる称号のことよ。 zero/03454.wav|14|うーん。正解ではないけど、まったく違うってわけでもないわね。 zero/03455.wav|14|そうよ。タバサって、すごいんだから! zero/03456.wav|14|実はタバサって、毎回ある国から任務を依頼されてるんだけど……。 zero/03457.wav|14|……。 zero/03458.wav|14|その内容は非常に困難。まぁ、タバサでしかクリアーできないような難しい任務ばっかりなの。 zero/03459.wav|14|そりゃあ、任務だもの。あたし達に知られたくなかったのよ。 zero/03460.wav|14|べ、べつにあたしは暗くなってなんか……。 zero/03461.wav|14|ダーリン。 zero/03462.wav|14|お願いがあるんだけどいいかな? zero/03463.wav|14|ダーリンから手紙のことについてタバサに聞いてみてほしいの。あたしなんだか心配で……。 zero/03464.wav|14|うーん。女の直感かな? zero/03465.wav|14|ダーリン、最近タバサと仲いいでしょ? zero/03466.wav|14|あの娘、黙ってるから分からないと思ってるかもしれないけど、あたしはちゃんと分かるんだからね。 zero/03467.wav|14|まぁ、そのことは今度尋問すればいいでしょ?今はタバサのことが重要よ。 zero/03468.wav|14|むふふ。結構楽しそうね、ダーリンもタバサも。 zero/03469.wav|14|なんでって、決まってるじゃない。ダーリンのことが心配だからじゃない。もちろん、タバサも心配だけど。 zero/03470.wav|14|ルイズも、心配なんでしょ?じゃなかったら、わざわざ来たりしないわよねぇ? zero/03471.wav|14|ちょ、ちょっとルイズ!そんな大声出したら、2人に見つかっちゃうでしょ? zero/03472.wav|14|ルイズ、どうしたの、杖なんて持って。 zero/03473.wav|14|ダーリーンッ!あたしも助太刀してあげるわ!! zero/03474.wav|14|大丈夫。あたしの機嫌は悪くないわよ、ダーリン。 zero/03475.wav|14|だって、好きな男がモテてるのを見てると、なんだか誇らしかったり、逆に燃えたりしちゃうんだもの。 zero/03476.wav|14|ウフフ、食事中に寝ちゃうだなんて……。今日はさすがに緊張したみたいね……。 zero/03477.wav|14|まぁね。古い付き合いだから。 zero/03478.wav|14|でも、こんなところで寝ていたら、風邪を引いてしまうわね。一度宿まで連れて行くわ。 zero/03479.wav|14|ほら、タバサ、宿まで帰るわよ。起きなさい。 zero/03480.wav|14|それじゃあね。 zero/03481.wav|14|ふう、タバサ、よっぽど疲れたみたい。よく眠ってるわ。って、みんなどうしたの? zero/03482.wav|14|あら、落としちゃったの?……しょうがない子ね。 zero/03483.wav|14|見ちゃう? zero/03484.wav|14|タバサって、絶対に自分から人に頼ろうとしないから……。あたし達が助けてあげないといけないでしょ? zero/03485.wav|14|あら、いや?だったら、あたしだけ見ちゃおーっと。 zero/03486.wav|14|さすが、ダーリン。物分りがいいわね。じゃあ、代表してあたしが読むわよ。 zero/03487.wav|14|ふんふん……。 zero/03488.wav|14|たぶん、任務絡みのことだろうから、それなりに深刻なことだとは思ってたけど……。 zero/03489.wav|14|これは面倒なことになりそうね。 zero/03490.wav|14|タバサはガリア王国の出身だってこと知ってる? zero/03491.wav|14|まぁ、詳しいことは省略するけど、タバサはガリア王国からたびたび任務を与えられているの。 zero/03492.wav|14|今回も、そのガリア王国からの任務なんだけど、「ある人物を捕らえて、ガリア王国に連行すること」 zero/03493.wav|14|それが今回の任務みたい。 zero/03494.wav|14|ハルナ、あなたよ。 zero/03495.wav|14|んー、とりあえず……。 zero/03496.wav|14|あたしは手紙なんて読んでないし、みんなも聞いてないわ。そうよね? zero/03497.wav|14|あ、ダーリン! zero/03498.wav|14|そんなこと言ったって……。 zero/03499.wav|14|いきなりルイズが乗り込んできて、タバサにハルナをガリア王国へ連れて行くなって言い出して。 zero/03500.wav|14|でもタバサは、連れて行くって言っちゃったのよね……。まあ、タバサにしてみれば任務だし。 zero/03501.wav|14|で、それから、ルイズが一方的に怒鳴ってるんだけど、タバサは黙ってるだけって感じ。 zero/03502.wav|14|とまあ、こんな感じ。 zero/03503.wav|14|頑張ってね、ダーリン。 zero/03504.wav|14|ちょっと、大変じゃないのっ!? zero/03505.wav|14|あたし、探しに行ってくるわ! zero/03506.wav|14|爆弾使いって単独犯だと思っていたけど、なんだか違うみたいね。 zero/03507.wav|14|ダーリーンッ! zero/03508.wav|14|会いたかったわ、ダーリン。あなたと離れていた時間、この身が焦がれて大変だったんだからぁ。 zero/03509.wav|14|あーら、いいじゃないの。減るわけじゃあるまいし。 zero/03510.wav|14|全然駄目。見かけた人もいないの。 zero/03511.wav|14|元気出して、ダーリン。気になる場所がないわけじゃないから。 zero/03512.wav|14|劇場よ。きっと、何か手がかりがあるはず。 zero/03513.wav|14|まぁ、いいから。ついてきなさい。 zero/03514.wav|14|誰もいないし、何もないっ!もぬけの殻ね。やられたわ……。 zero/03515.wav|14|実はね、あたしとタバサで爆弾使いについて調べてたら、劇場に怪しい人物が出入りしてたことをつかんでたのよ。 zero/03516.wav|14|話してくれれば、ウェザリーを問い詰めたのにでしょ? zero/03517.wav|14|いくらなんでも大した確証もないのに、人を疑うわけにはいかないじゃない? zero/03518.wav|14|もちろん、ここまで大胆な話だったら、あたし達も放置はしなかったんだけどね。 zero/03519.wav|14|でっしょー?ダーリンってば、よく分かってるぅ! zero/03520.wav|14|ダーリン。そうは言うけど、相手は演技のプロよ。簡単に感づかれるわ。 zero/03521.wav|14|そうなったら、調査がみんなパーになっちゃうじゃない。 zero/03522.wav|14|まぁ、そうは言っても。結局、相手のほうが一歩上手で、全部パーになっちゃたんだけどね。 zero/03523.wav|14|そういう意味では、あたし達も何も変わらないわ。 zero/03524.wav|14|結局、相手のほうが一歩上手で、全部パーになっちゃたんだし。 zero/03525.wav|14|ヤバそうね。みんな、外に出るわよっ! zero/03526.wav|14|もう、どこからの攻撃なのっ!? zero/03527.wav|14|大丈夫みたい。ダーリン、無事にシルフィードにつかまってるわ。 zero/03528.wav|14|入るわよ?タバサの具合はどう? zero/03529.wav|14|そう、良かった……。 zero/03530.wav|14|タバサのことかしら?いいわよ。 zero/03531.wav|14|それはね……。タバサの実家の話をしなくちゃならないわ。 zero/03532.wav|14|いい?ここだけの話よ。 zero/03533.wav|14|タバサの実家ってね。実は、ガリア王国を治める王家の一族だったのよ。 zero/03534.wav|14|そう、タバサってお姫様なの。 zero/03535.wav|14|でも、権力闘争に巻き込まれたうえに、父親が殺害されちゃってるの。 zero/03536.wav|14|あら、普通のことよ?どこの国にもある話だわ。 zero/03537.wav|14|でね、母親の方もタバサをかばって、毒を飲んでしまったの。 zero/03538.wav|14|そのために精神を犯されちゃって……。もうタバサのことも分からなくなってるみたい。 zero/03539.wav|14|寝言がどうかしたの? zero/03540.wav|14|そう……。 zero/03541.wav|14|でも、それだけでガリア王国の攻撃の手は収まることはなかったわ。 zero/03542.wav|14|依頼という形で、タバサに過酷な任務を押し付けたの。しかもすべてが命がけの任務。 zero/03543.wav|14|それでも、文句を言わずに与えられた任務を果たそうとするのは、母親を守るため。 zero/03544.wav|14|仇から母親に手を出させないことこそが、タバサにとっての生きる目標なのよ。 zero/03545.wav|14|おはよう、タバサ。 zero/03546.wav|14|体の具合はどう? zero/03547.wav|14|どうして眠ってたのかは思い出せる? zero/03548.wav|14|あなたは、アキナとの戦いでダーリンをかばって、大火傷をしちゃってたのよ。 zero/03549.wav|14|どうしたの? zero/03550.wav|14|……そう。 zero/03551.wav|14|そりゃ、分かるけど……。でも、それは自分で考えた方がいいわね。 zero/03552.wav|14|それにしても、あたしったら間の悪いことしちゃったわ。ごめんね、タバサ。 zero/03553.wav|14|大事なお目覚めの瞬間に、あたしなんかが看病してて。 zero/03554.wav|14|せっかく、今までダーリンがずっと看病してたのに……。 zero/03555.wav|14|あはは、そんなに怒らないでよ。 zero/03556.wav|14|あら、誰か来たみたい。はーい、どーぞー。 zero/03557.wav|14|ダーリン……。 zero/03558.wav|14|今、だらしのないこと考えてたんでしょ? zero/03559.wav|14|ごまかそうとしたってダメよ。おもいっきり、顔に出てたから。 zero/03560.wav|14|ちょっと、ダーリン。もう、今は黙って応じてあげる時よ。 zero/03561.wav|14|どうやらまた眠っちゃったみたいね。 zero/03562.wav|14|大丈夫でしょ。一度、目を覚ましてるわけだし。 zero/03563.wav|14|そんなに心配だって言うのなら、しばらく手を握っててあげなさい。 zero/03564.wav|14|きっとタバサが、安心して眠っていられるはずだから。 zero/03565.wav|14|それより、問題山積みって感じよね。 zero/03566.wav|14|……。 zero/03567.wav|14|ダーリンを想うのって大変ね。やっぱりタバサに譲らないで、あたしが奪っちゃおうかな? zero/03568.wav|14|もう……。 zero/03569.wav|14|おはよう……。起きてる? zero/03570.wav|14|だって、寝てられないわよ。こうも緊張状態が続くと……。 zero/03571.wav|14|それに、市街戦も続いてるみたいだし……。 zero/03572.wav|14|なにため息ついてるのよ、ダーリン? zero/03573.wav|14|んー、そんなところね、きっと。 zero/03574.wav|14|前に攻めてきたときは、派手に負けて近隣諸国に醜態をさらしてたものねぇ。あのときの恨みは忘れてないはずよ。 zero/03575.wav|14|でも、市街戦を行っている敵とレコン・キスタとが結びついてるかどうかまでは、現時点だと証明できないんじゃないかしら……。 zero/03576.wav|14|ただ、はっきりしてることは……。 zero/03577.wav|14|レコン・キスタが以前、トリステインを攻めようとして失敗した時の恨みは忘れちゃいないでしょうね。 zero/03578.wav|14|っていうかさ。空中艦隊が来た時点で、完全な戦争状態になっちゃうわね。 zero/03579.wav|14|どうしたの、タバサ? zero/03580.wav|14|勝負するって、まさか……? zero/03581.wav|14|分かった。あたしもタバサに協力するっ! zero/03582.wav|14|あら、あたしなら平気よ。足手まといなんかになるわけないもの。 zero/03583.wav|14|ンフフ、そんなに誉めないでよ、ダーリン。 zero/03584.wav|14|そのことは、タバサと話し合ってるんじゃないの? zero/03585.wav|14|難しい問題ね……。 zero/03586.wav|14|ルイズのことならいざ知らず、ダーリンに心配されるほど、あたしは未熟じゃないわよ。 zero/03587.wav|14|あら、怒らないのね? zero/03588.wav|14|ルイズ……。あなた、どうしてそんなに自信で満ち満ちてるのよ? zero/03589.wav|14|あたしは先手必勝よ。卑怯なことをさせる暇も与えないんだから。 zero/03590.wav|14|あっ、ダーリン! zero/03591.wav|14|女王陛下のところまでわざわざ出向いて、いったい何してきたのよぉ? zero/03592.wav|14|ふーん……。ルイズって、意外と顔が利くのね。 zero/03593.wav|14|ねえ、ルイズ。本当に分けちゃっていいの? zero/03594.wav|14|空中艦隊の相手は全員がかりでも無理よ。なのに戦力を分けるだなんて……。 zero/03595.wav|14|とっておきって? zero/03596.wav|14|えーっ!?あたしって、ダーリンと組めないのー?それってどういう理由? zero/03597.wav|14|わ、分かったわよ。 zero/03598.wav|14|ちょっと、ダーリン! zero/03599.wav|14|ダーリンはタバサと組んで。あたしがルイズと組むから。 zero/03600.wav|14|ということで、ルイズとはあたしが組むから。 zero/03601.wav|14|いい判断をしたわね、ダーリン。 zero/03602.wav|14|だって、タバサが喜んでるもの。 zero/03603.wav|14|任せといて、ダーリン。あたしが、ルイズの世話。きっちり見ておくから。 zero/03604.wav|14|えーっ!?こういうときは、男の子がビシッと決めちゃってくれないとダメよ、ダーリン。 zero/03605.wav|14|じゃあ、ダーリンはタバサと組むべきね。 zero/03606.wav|14|ああ見えて、タバサはダーリンと組みたがってるのよ。 zero/03607.wav|14|じゃあ、ダーリン、タバサ。ハルナのことはよろしくね。 zero/03608.wav|14|ねえ、ルイズ。何の呪文を詠唱しようとしてるのか知らないけど、まだなの? zero/03609.wav|14|……って、詠唱中には答えられないわよね。でも、そろそろ空の果てから何か見えてるんだけど……。 zero/03611.wav|14|でもってあの中から、搭載されてる無数の竜騎兵が飛び出して……。このトリスタニアの空を覆い尽くすのね。 zero/03612.wav|14|えっ、ええーっ!?何が起こってんのーっ!? zero/03613.wav|14|なっ、何これ?空が無数の戦艦で埋まってるんだけど!? zero/03614.wav|14|ル、ルイズ……?あなた、何をしでかしたのよっ!? zero/03615.wav|14|今、戻ったわ。 zero/03616.wav|14|全然ダメね。その顔をみるとそっちも? zero/03617.wav|14|もうっ、シケた顔しないでよ!そんなんじゃ、イザって時に燃え上がれないわよ? zero/03618.wav|14|むっ、なによ! zero/03619.wav|14|だからってイライラしててもはじまらないでしょう!そんなんじゃ一生捕まらないわよ。 zero/03620.wav|14|なにかしら、ダーリン? zero/03621.wav|14|そうね。じゃあ、こうしましょう。 zero/03622.wav|14|2組に分かれて、どちらが先に爆弾使いを捕まえるか……。勝負しない? zero/03623.wav|14|負けた方は勝った方の命令を聞くこと!それでどうかしら? zero/03624.wav|14|いいじゃない。チームごとに勝負したほうが、全体的な効率が良くなるって言うじゃない? zero/03625.wav|14|は〜〜い!じゃあ、決定ね!で、ダーリンはあたしの組。 zero/03626.wav|14|あら、ダーリンがいないと、ルイズは不安なの? zero/03627.wav|14|じゃあ、決定ね! zero/03628.wav|14|ええ、いいわよ。 zero/03629.wav|14|いーわよ。その代わり、あたしが勝った場合は……。 zero/03630.wav|14|そうねぇ。一日あたしのメイドってどう? zero/03631.wav|14|まぁ、ケンカをするのも飽きたし、そろそろ本腰を入れようって思った。ただ、それだけよ。 zero/03632.wav|14|ふぁ……。疲れちゃった……。 zero/03633.wav|14|あたしは少し昼寝をするけど、ダーリンはどうする? zero/03634.wav|14|あら、考えが一致したわね、ダーリン。 zero/03635.wav|14|あたしは少し昼寝をするけど……、 zero/03636.wav|14|あら、ダーリン。作戦はあるわよ。 zero/03637.wav|14|まあ、詳しくはあとで説明するわ。とりあえず、少しお昼寝するわ。 zero/03638.wav|14|大丈夫、ダーリン。ちゃんと考えがあるんだから。ねっ。 zero/03639.wav|14|ないしょ。 zero/03640.wav|14|もう、あせらないの。爆弾使いは夜に登場することが多いって話を沢山聞いたのよ。 zero/03641.wav|14|まぁ、そこが疑問といえば、疑問なんだけど、街で目撃されたのは、全部夜なのよ。 zero/03642.wav|14|だったら、同じ歩き回るにしても、夜に絞って捜査する方が目撃する可能性が高くない? zero/03643.wav|14|作戦、分かってくれた? zero/03644.wav|14|と・こ・ろで?ダーリン、一緒に寝ない? zero/03645.wav|14|あら、残念。 zero/03646.wav|14|おかえり、タバサ。状況はどう? zero/03647.wav|14|ほーら、騒がないの。ダーリン、そろそろ出かけるわよ。 zero/03648.wav|14|この美しい星空の下で、男と女が出かける。って言ったら、やることは決まってるでしょ? zero/03649.wav|14|もう、馬鹿ね。捜査よ、捜査! zero/03650.wav|14|あたし達は夜の捜査に絞ってみたの。なんでも、爆弾使いって、夜のほうが出現率が高いって話よ? zero/03651.wav|14|まぁ、いいわ。みんなはゆっくり休んで、明日に備えなさい。 zero/03652.wav|14|ダメよ。ルイズは頑張りすぎ! zero/03653.wav|14|そんなんじゃ、いざってときに使い物にならなくなるわよ。よい子はちゃんと寝てなさい。 zero/03654.wav|14|さーて、大人の時間はこれから。うふ、行きましょ、ダーリン。 zero/03655.wav|14|さあ、ダーリン。どこに行きましょうか? zero/03656.wav|14|もう、ダーリンったら、そんな渋い顔しない。 zero/03657.wav|14|そんな弱気な顔をするなんて、あたしのダーリンらしくないわよ。 zero/03658.wav|14|もうっ! zero/03659.wav|14|こんなときはウソでもできるって胸を張るの。 zero/03660.wav|14|それが前に進むための魔法よ。空元気も元気のうちよ。 zero/03661.wav|14|それでこそ、あたしのダーリン!もう、惚れ直しちゃいそう。 zero/03662.wav|14|不安になんてならないわ。だって、ダーリンがついてるじゃない。 zero/03663.wav|14|そうでもないわよ。想い続けていると、それが現実になるわ。想っていなければ、何も実現しない。 zero/03664.wav|14|それは恋も課題も一緒よ。だから、ダーリンと一緒になったのよ。 zero/03665.wav|14|まぁ、そういうことよ。 zero/03666.wav|14|真剣? zero/03667.wav|14|あたしね、あの爆弾使いが嫌いなの……。 zero/03668.wav|14|火というものを、単純な破壊の道具としか認識していない。そんな爆弾使い達のやり方が嫌いなの。 zero/03669.wav|14|『火』の属性の魔法使いとして……。微熱のキュルケの名に賭けて……。 zero/03670.wav|14|『本当の火の使い方』というものを教えてあげないとね。 zero/03671.wav|14|うーん。簡単には言い表せないわね。この事件が終わったら、たっぷり教えてあげる。 zero/03672.wav|14|さぁ、ダーリン行くわよ。 zero/03673.wav|14|劇場の前まで来てしまったみたいね。 zero/03674.wav|14|……!! zero/03675.wav|14|シィッ!静かに、ダーリン……。 zero/03676.wav|14|やっぱりね。 zero/03677.wav|14|ダーリン……。実は、今夜探していたのは爆弾使いじゃなかったの。 zero/03678.wav|14|あたしが探していたのは、ウェザリーの行方。 zero/03679.wav|14|あ、裏路地に行くわ!ダーリン、追いかけましょ! zero/03680.wav|14|まだ確信は無いんだけど、ウェザリーって、かなり怪しい動きをしてるの。もしかすると……スパイかもしれないわ。 zero/03681.wav|14|信じられない?それとも信じたくない? zero/03682.wav|14|ええ、どうして最初から気づかなかったのかしらね。 zero/03683.wav|14|あまりにも近くにいたから、疑うなんて思いもしなかったのね。 zero/03684.wav|14|確信はないけど、爆弾使いの件に深くからんでるかもしれないの。 zero/03685.wav|14|さぁ、それはどうかしら? zero/03686.wav|14|身元の不確かな旅回りの一座……。しかも、重要な劇で主役すら事欠いている。 zero/03687.wav|14|そうね。それで、あたし達が舞台に立った。でも、それがカモフラージュとしたら? zero/03688.wav|14|確かにそう。憶測の域を出ていないわ。 zero/03689.wav|14|でも、他にも調べてみたら胡散臭い話がぼろぼろと出てきたの。 zero/03690.wav|14|どれほどのネズミかは分からないけど、少なくとも、ウェザリーが怪しい動きをしているのは確かよ……。 zero/03691.wav|14|この街にはね……。火の気配がするの。 zero/03692.wav|14|ふぁ……。おはよう。ダーリン。 zero/03693.wav|14|ウェザリーのことを書いた資料を読んでいたのよ。 zero/03694.wav|14|ちょっと、ある筋から仕入れてもらったんだけど……。 zero/03695.wav|14|もしかすると彼女、ただのネズミじゃないかもしれないわね。 zero/03696.wav|14|ただの旅役者にしては、資金は豊富。貴族なんかとたびたび接触してるみたい。それも黒い噂のある奴らとばかり。 zero/03697.wav|14|もしかしたら、爆弾使いよりも、もっと大物のネズミかもね。 zero/03698.wav|14|ダーリンが信じたいのは分かるけど、ウェザリーについては警戒すべきよ。ここまで真っ黒なんだから。 zero/03699.wav|14|調べて疑いが晴れるのならいいじゃない。それともホントのことを知るのが怖い? zero/03700.wav|14|レコン・キスタは、この前の戦いで自慢の空中艦隊の多くが沈められたわよね? zero/03701.wav|14|それで、戦場で不利になったレコン・キスタは、戦争の形を変えたと思うの。 zero/03702.wav|14|トリスタニアを爆破事件で混乱させたり、貴族を買収したり……、内部から揺さぶり始めたってこと。 zero/03703.wav|14|女王陛下もそのあたりを警戒されているのだと思うけど。どこまでつかんでいるのかしら? zero/03704.wav|14|別に、女王陛下は遊びで一座の公演に参加されたわけではないのよ。 zero/03705.wav|14|状況だけをみていれば、そうなるわね。 zero/03706.wav|14|確かに話ができすぎてるわね。特に、あたし達が組み込まれていることもね。あとひとつ、何か見過ごしてるはずなのよ。 zero/03707.wav|14|その冗談は笑えないわね。 zero/03708.wav|14|ルイズに話すには、まだ証拠が足りないわ。 zero/03709.wav|14|だって、あのルイズよ?下手に教えたりしたら、そのまま突撃して大騒ぎになっちゃうわ。 zero/03710.wav|14|うふふ……。それに、勝負はまだ継続中だしね! zero/03711.wav|14|さあ、ダーリン!今日も夜の街へ行くわよ! zero/03712.wav|14|おほほーーっ! zero/03713.wav|14|あーら、ダーリン。恥ずかしがらなくてもいいじゃない。 zero/03714.wav|14|カモフラージュよ、カモフラージュ。恋人のふりをしていないと怪しまれるでしょ? zero/03715.wav|14|うふふ、でも、2人でこうしてると、まるでデートみたいね。 zero/03716.wav|14|うふふ、ダーリンとデート。ダーリンとデート。 zero/03717.wav|14|どうしたの?ダーリン? zero/03718.wav|14|あら、じゃあ……。温めてあげましょっか? zero/03719.wav|14|うふふ……。赤くなったダーリンもかわいい!もう、離したくない!! zero/03720.wav|14|さぁ、ダーリン。ウェザリーを探しましょう!! zero/03721.wav|14|ダーリン、静かにして。少し様子をみましょう。 zero/03722.wav|14|追いましょう! zero/03723.wav|14|え? zero/03724.wav|14|はじめから気づかれていたのね。 zero/03725.wav|14|出てきなさい、ウェザリー!いるんでしょう! zero/03726.wav|14|ウェザリーこそ、こんな怪しい魔導士をつれて何をたくらんでるのかしら? zero/03727.wav|14|ダーリン!新手よ! zero/03728.wav|14|ホントね。ルイズ達を呼ぶしかないわ。 zero/03729.wav|14|川の水を蒸発させて霧を作るわ。その隙に二手に分かれましょう。 zero/03730.wav|14|あたしは敵をひきつけて逃げるわ。その間にダーリンはルイズ達を呼んできて。 zero/03731.wav|14|できないことは言わないわ。あたしは微熱のキュルケよ。 zero/03732.wav|14|気をつけてね、ダーリン。ルイズ達と合流したら、すぐに反撃よ。 zero/03733.wav|14|うふふ、あたしを誰だと思ってるの? zero/03734.wav|14|ダーリン、お願い。今は言うことを聞いて。 zero/03735.wav|14|大丈夫。ルイズ達と合流したら、すぐ反撃よ。 zero/03736.wav|14|もう、ダーリン。細かいことは気にしないの。あたしはできないことは言わない女よ。 zero/03737.wav|14|ダーリン、お願い。今は言うことを聞いて。 zero/03738.wav|14|大丈夫。ルイズ達と合流したら、すぐ反撃よ。 zero/03739.wav|14|大丈夫よ、ダーリン。うまくいくわ。 zero/03740.wav|14|本当の『火』の魔法がどんなものか、微熱のキュルケが見せてあげるわっ! zero/03741.wav|14|ダーリン、今よ!! zero/03742.wav|14|んっ……。 zero/03743.wav|14|……? zero/03744.wav|14|……? zero/03745.wav|14|おにいちゃん。 zero/03746.wav|14|おにいちゃ〜〜ん! zero/03747.wav|14|うる……。 zero/03748.wav|14|おにいちゃん。このひとこわい……。 zero/03749.wav|14|おにいちゃんうれしい。 zero/03750.wav|14|おにいちゃん。おにいちゃん。 zero/03751.wav|14|……。 zero/03752.wav|14|お、おにいちゃんをいじめないで……。 zero/03753.wav|14|えへへ……。おにいちゃん、だいすき〜〜。 zero/03754.wav|14|うふふ、おにいちゃん。 zero/03755.wav|14|うん、タバサおねえちゃんに、ごほんよんでもらってるの。 zero/03756.wav|14|ねぇ、もっとごほんをよんで! zero/03757.wav|14|わーい、やったー。 zero/03758.wav|14|……? zero/03759.wav|14|どうしたの?おにいちゃん。 zero/03760.wav|14|おにいちゃ〜〜ん!眠くなった……。 zero/03761.wav|14|おにいちゃんのおひざ、あったかーい。おやすみなさーい。 zero/03762.wav|14|……おにいちゃん、だいすき。 zero/03763.wav|14|おにぃ〜〜ちゃん! zero/03764.wav|14|おはよっ! zero/03765.wav|14|おにいちゃん、よくねむれた? zero/03766.wav|14|ホント!キュルケもよくねむれたよ。 zero/03767.wav|14|おにいちゃんといっしょだったからだねっ!きょうもいっしょにねようね! zero/03768.wav|14|うん。よる、なんだかこわくなっちゃって、おにいちゃんのところにきたら……。 zero/03769.wav|14|キュルケのこと、キュッてしてくれて……。おにいちゃん、とってもあったかかった……。 zero/03770.wav|14|ゆめ?どんな?キュルケはいた? zero/03771.wav|14|ぶぅ〜〜っ!つまんな〜い。きょうはキュルケのゆめ、みてね! zero/03772.wav|14|え〜〜!どうして? zero/03773.wav|14|おにいちゃん、キュルケのこときらいになったの? zero/03774.wav|14|??? zero/03775.wav|14|……。 zero/03776.wav|14|……おはよ。 zero/03777.wav|14|……おにいちゃんをいじめちゃヤダ。 zero/03778.wav|14|お、おにいちゃん。いまの……なに……? zero/03779.wav|14|おおきなおとが……。ゆれて……。 zero/03780.wav|14|こわい、こわいよ……。 zero/03781.wav|14|どうしたのおにいちゃん? zero/03782.wav|14|どうかしたの、おにいちゃん?キュルケ、もしかしてあしでまとい? zero/03783.wav|14|え、ええと。どうしても、のまなきゃだめ? zero/03784.wav|14|あ、あのね、おにいちゃん……。キュルケ、おくすりきらい……。 zero/03785.wav|14|にがいおくすり……いや。 zero/03786.wav|14|ホント、おにいちゃん? zero/03787.wav|14|じゃ、ぜーったいいや! zero/03788.wav|14|にがいおくすり……いや。 zero/03789.wav|14|ほんと? zero/03790.wav|14|だっこしてくれないの?じゃあ、ぜーったい、いやだもん! zero/03791.wav|14|……。 zero/03792.wav|14|お、おにいちゃん……。 zero/03793.wav|14|おくちがにがいよぉ……! zero/03794.wav|14|ひくっ!あ、あれ? zero/03799.wav|14|あれあれあれあれあれ? zero/03800.wav|14|ダーリン……?ルイズ……?あたし……どうしてたの? zero/03801.wav|14|一体なんのこと?この爆発、何?何があったの? zero/03802.wav|14|ううっ、まだ頭がボーッとするわ。 zero/03803.wav|14|ええ、ダーリン。めまいがちょっと……。 zero/03804.wav|14|もう、病み上がりなのよ。もう少しいたわってよ。 zero/03805.wav|14|そっちは任せたわよ、ダーリン! zero/03806.wav|14|ダーリン、危ないっ! zero/03807.wav|14|ウェザリー!よくもあたしに……。 zero/03808.wav|14|大きなお世話よ。 zero/03809.wav|14|どこかの年増達がつまらない炎ばかり見せてくれたおかげでね。おちおち夢もみられなかったわよ。 zero/03810.wav|14|そんな……空中艦隊なんて? zero/03811.wav|14|そうね。まだ、ウェザリーには用があるわ。 zero/03812.wav|14|それじゃあ、あたし、兵士を呼んでくるわ。2人を連行してもらわないとね。 zero/03813.wav|14|ウェザリーがハルナをスカウトに……ねぇ?どういうことかしら、タバサ。 zero/03815.wav|14|ねえ、ハルナ……。ちょっとだけいい? zero/03816.wav|14|ウェザリーに気を許してはだめよ。 zero/03817.wav|14|しっ!証拠はないの。 zero/03818.wav|14|まあ、女の子の旅暮らしへの注意ってとこかしら。とにかくいいわね? zero/03819.wav|14|あ〜〜なんか肩こっちゃった。似合わないしけた話ばかり続くせいかしら。 zero/03820.wav|14|というわけで、しばらくお休みをとるわね。 zero/03821.wav|14|女王陛下のお手伝いや舞台やらで疲れがたまってるしぃ……。 zero/03822.wav|14|分かっているわよ。ダーリン。 zero/03823.wav|14|まあまあ、単純まっすぐなのがルイズなんだし……。 zero/03824.wav|14|そういうわけだから。じゃあね、ダーリン。 zero/03825.wav|14|ええ。ついでに、兵士が街をうろついてる理由も聞いてきたわ。 zero/03826.wav|14|ええ。誰だかは分からないけど、重要人物が行方不明になったとか言ってたわ。 zero/03827.wav|14|どうしてこんなところに、女王陛下がいらっしゃるの!? zero/03828.wav|14|あ……! zero/03829.wav|14|なるほどね。 zero/03830.wav|14|集中してるどころじゃないわよ。順番はバラバラだけど、城を取り囲むような場所で起きてる感じね。 zero/03831.wav|14|あらかじめ王宮周辺で爆破事件を起こし、その修復作業に乗じて潜入する……、そういう手はずなのではないか、ということね。 zero/03832.wav|14|ま、乗りかかった船だしね。 zero/03833.wav|14|朝からにぎやかね、あんた達。 zero/03834.wav|14|大事な話があるんだけど、いいかしら?爆弾使いのことなんだけど。 zero/03835.wav|14|これはあくまでも、疑わしいって段階の話だけど。 zero/03836.wav|14|爆弾使いが潜伏するのに、最適な場所を思いついたの。 zero/03837.wav|14|劇場よ。念のため、前から調べは進めていたんだけどね。 zero/03838.wav|14|ええ、そうよ。 zero/03839.wav|14|そういうこと。女王陛下がやってきてすぐに頼まれてね。裏でいろいろ調べてたのよ。 zero/03840.wav|14|嘘ついてどうするのよ。女王陛下に確認してもらってもいいわよ。 zero/03841.wav|14|ルイズには無理よね。 zero/03842.wav|14|ルイズにはルイズの、あたしにはあたしの役割があったってことよ。そのことについて女王陛下を責めないであげて。 zero/03843.wav|14|調査の結果判明したことだけど……。 zero/03844.wav|14|ええ。まず、あの劇場は、実際の公演に必要な人手以上に、人間の出入りがあるわ。 zero/03845.wav|14|それにね、庶民相手の芝居小屋にしては、どうも身分が高そうな人達も出入りしてるの。 zero/03846.wav|14|お忍びだろうけど、おそらくトリステイン国内の貴族達でしょうね。 zero/03847.wav|14|そうね。まだ日が明るいうちに行くのは危険なだけよ。 zero/03848.wav|14|それじゃ、どうやって分ける? zero/03849.wav|14|そうね。それじゃ、あたしはタバサと行くわ。 zero/03850.wav|14|やっぱり、ダーリンだったのね!戦闘の音が聞こえたから、慌てて来てみたのよ! zero/03851.wav|14|裏口からひととおり見てきたけど、特に何もなかったわ。 zero/03852.wav|14|たしかに、爆弾使いが潜伏してるんだから、爆薬だってあって当然なのよね。すっかり失念していたわ。 zero/03853.wav|14|ハルナ……?なんでこんなところにいるの? zero/03854.wav|14|落ち着きなさい、ルイズ。シエスタがどれだけ心細かったか、分かるでしょ。 zero/03855.wav|14|とにかく、レコン・キスタが本格的に動き出すかもしれない。女王陛下はお城に戻った方がいいわね。 zero/03856.wav|14|そうね。あたし達を舐めたこと、お返ししないといけないわね。 zero/03857.wav|14|今晩のところは、1人にしてあげましょう。 zero/03858.wav|14|各所の大砲に対して、いちはやく銃士隊が制圧に動いたそうだけど、戦力差がありすぎて、こうちゃく状態に持ち込むのが精一杯だそうよ。 zero/03859.wav|14|その上……。 zero/03860.wav|14|とびきりのね。 zero/03861.wav|14|レコン・キスタ軍の空中艦隊が、トリステインをめざして動き始めたって。遠見の魔術師隊からの報告よ。 zero/03862.wav|14|賛成。 zero/03863.wav|14|打つ手があるのなら、それをしない理由なんてないわね。やられっぱなしは、あたしの主義に反するのよ。 zero/03864.wav|14|あんた達が城にたどりつけるよう、敵をひきつけろってわけね? zero/03865.wav|14|まあいいわ。 zero/03866.wav|14|何をするのか分からないけど、それしか手がないっていうのなら、あたし達にできることをするだけよ。 zero/03867.wav|14|もっとも、ヴァリエールにいいところを持ってかれるとこが面白くないけどね。 zero/03868.wav|14|まさか!? zero/03869.wav|14|レコン・キスタの刺客なのね。 zero/03870.wav|14|まずは、こいつらを返り討ちにしないとねっ! zero/03871.wav|14|敵は全員、撃退したわね。 zero/03872.wav|14|タバサ、モンモランシー、ギーシュは、砲台への攻撃をお願い。気をつけてね。 zero/03873.wav|14|タバサ達が、頑張ってくれてるのね。 zero/03874.wav|14|どうやら無事のようね。 zero/03956.wav|12|あら?こんなところで何をやってるの? zero/03957.wav|12|今の微妙な間が気になるけど、まあいいわ。こんな時間にどうしたの?また、ルイズが騒ぎ出すわよ。 zero/03958.wav|12|ふーん。 zero/03959.wav|12|別に、あなたがそこまで頭を下げることじゃないでしょ。 zero/03960.wav|12|平民だろうが、貴族だろうが、あたしは、病人を見捨てたりはしないわ。 zero/03961.wav|12|あら〜? zero/03962.wav|12|サイト。あなた……もしかして、あの娘に惚れた? zero/03963.wav|12|あら、違うの?あたしのカンは結構当たるんだけどなぁ……。それともルイズのことが好きとか? zero/03964.wav|12|あら、じゃあ、あのメイド? zero/03965.wav|12|本当に偶然なのかしらねえ?実は示し合わせて、学院に引き入れるためのお芝居……とか? zero/03966.wav|12|ふーん? zero/03967.wav|12|あら、本当にそうだったの?ちょっとカマをかけてみただけだったのに……。 zero/03968.wav|12|あらあらあら、本当かしら? zero/03969.wav|12|ふっふーん。そうね、今日はこれ以上追求しないことにしておくわ。 zero/03970.wav|12|細かいことは気にしないで。わたし、こう見えても口は固いのよ? zero/03971.wav|12|あの娘のことも、ちゃんと黙っておくから。それは安心してちょうだいな。 zero/03972.wav|12|はいはい。それじゃあ、わたしは部屋に戻るわ。おやすみなさいね。 zero/03973.wav|12|あなた……。そんなところで、何をしてるの?ひょっとして、空き巣でもするつもり? zero/03974.wav|12|なるべく時間を作っておうかがいします。 zero/03975.wav|12|ところで、あなた……。ルイズにどんな用があるの? zero/03976.wav|12|あら、そうだったの。 zero/03977.wav|12|あら、そうだったの。こんなこと言っちゃなんだけど……。 zero/03978.wav|12|あなたも大変よね。今、メイドとルイズとハルナの4人で暮らしてるんでしょ? zero/03979.wav|12|誰がモンモンよ!わたしはモンモランシーよっ! zero/03980.wav|12|ちっとも細かくないわよ!それと、ちゃんと目的も言いなさいな。 zero/03981.wav|12|だから、モンモンって言わないでよっ!学院中ではやったらどう責任取ってくれるの? zero/03982.wav|12|あら、そうだったの。だったら、そう言いなさいよ。 zero/03983.wav|12|お役に立てなくてごめんなさいね。 zero/03984.wav|12|あら、サイト。こんなところで奇遇ね。 zero/03985.wav|12|えっ! zero/03986.wav|12|そ、そんなことは……。 zero/03987.wav|12|なんだか妥当な扱いのような気もするけど。 zero/03988.wav|12|そんなことよりも。なにか用事があったのではなくて? zero/03989.wav|12|やっぱり、その話ね。ごめんなさい。もうしばらくはダメよ。 zero/03990.wav|12|バカっ! zero/03991.wav|12|ホントにもう!口が軽いんだから! zero/03992.wav|12|こちらの都合がつき次第、劇場には戻りますから、安心してください。 zero/03993.wav|12|それでは、わたし達は急ぎますので。で、では〜〜。 zero/03994.wav|12|シエスタにお料理を習ってるの。 zero/03995.wav|12|別にやましいことはしてないもの。 zero/03996.wav|12|モンモンなんて言ってる人に食べさせる料理なんて無いわ。 zero/03997.wav|12|うーん、まだ煮物が限界みたい。焼き物とか、パンとか、まだまだ修行が必要かもね。 zero/03998.wav|12|まぁ、失礼ね。今はちゃんと食べられるものを作れるようになっているわ。 zero/03999.wav|12|それは意味が違うと思うけど……。 zero/04000.wav|12|そ、それはその……つまり……。 zero/04001.wav|12|あら、サイトじゃない。ルイズはこっちには来ていないわよ。 zero/04002.wav|12|そんなもの食べないわよっ! zero/04003.wav|12|あら、食べるわよ? zero/04004.wav|12|美食家の間で珍重されてるわ。獲れる量が少ないから、高値で取引されてるようね。 zero/04005.wav|12|あら、あるわよ。失礼ね。 zero/04006.wav|12|そうね……。これはたぶん、うちの領内だけの料理だと思うくらい珍しいのだけど。 zero/04007.wav|12|鍋でチーズを溶かして、串に刺したパンにつけながら食べるの。珍しいでしょう。 zero/04008.wav|12|でも、わたしの家ではすべて給仕が仕切ってるし。庶民の郷土料理って言われてもピンと来ないわね。 zero/04009.wav|12|なによ、悪かったわね。そんなこと言ってるんだったら、ハルナにすごい料理教えてあげるんだから! zero/04010.wav|12|ふふっ、それじゃハルナ行くわよ。 zero/04011.wav|12|ダメね。こっちも手がかりはないわ。 zero/04012.wav|12|……。 zero/04013.wav|12|はいはい。あなた、そればっかりね、ギーシュ。 zero/04014.wav|12|それでも、困ったことに、愛のささやきって、甘く美しく聞こえてしまうのよね……。 zero/04015.wav|12|ハルナを探してるって、あの娘がどうかしたの? zero/04016.wav|12|わたしは見ていないけど……。 zero/04017.wav|12|そうね、わたし達も探しに出ましょう。人手は多いほうがいいでしょう。 zero/04018.wav|12|平民といえども縁のある娘ですもの。どうかしら、ギーシュ? zero/04019.wav|12|あら?薄情なのね、ギーシュ。 zero/04020.wav|12|ちょっと、変な気を使わないでよ!まるで、わたしがギーシュと逢引してたみたいじゃない! zero/04021.wav|12|全っ然違うわ!これが、平民の浅はかさってやつかしら! zero/04022.wav|12|ギーシュ!人の話聞いてる!?もう、なんでこんな人に……。 zero/04023.wav|12|わたし、ハルナを探しに行くわ。ギーシュもお願い。恋の語らいなら、いつでもできるでしょ? zero/04024.wav|12|サイト、落ち着きなさい。軽く診察したけど、特に異常はないわ。単に疲労がたまってるだけだと思うの。 zero/04025.wav|12|このまま寝かせておけばいいんじゃないかしら。 zero/04026.wav|12|わたしの名前はモンモランシー!勝手に変な省略しないでって言ってるでしょ。 zero/04027.wav|12|どういたしまして。わたしが引き受ける義理なんてないんだけど、病人を見捨てる真似なんてできないしね。 zero/04028.wav|12|でも、この娘。学院じゃ見ない顔よね。いったいどこの平民を拾ってきたの? zero/04029.wav|12|え、じゃないわよ。わたしだって、学院で働いてる平民の顔くらいはだいたい覚えてるつもりよ。 zero/04030.wav|12|ねぇ……サイト。この娘、いったいどこから連れてきたの? zero/04031.wav|12|ふーん。まあ、確かにひどく疲れてるようだし、そういうことなら仕方ないわね。 zero/04032.wav|12|ふーん。まあ、確かに目の色とかそっくりだし、親戚ってことならしょうがないわね。 zero/04033.wav|12|そうなの?でも、平民をいきなり連れてくるなんて、非常識ね。 zero/04034.wav|12|……。ま、そういうことにしておいてあげましょ。 zero/04035.wav|12|とりあえず、当分はこのまま寝かせてあげて。容態が変わることはまずないと思うけど、なにかあったら知らせてね。 zero/04036.wav|12|だから!わたしはモンモランシーだってば! zero/04037.wav|12|なあに? zero/04038.wav|12|秘密?なんで、わたしがあなたに約束をしなくちゃならないのよ! zero/04039.wav|12|……まあ、いいわ。約束してあげる。じゃ、わたしは部屋に戻るわね。 zero/04040.wav|12|ええと……。ああ、そうそう。彼女、元気になってるみたいね。 zero/04041.wav|12|……おほほほほ。 zero/04042.wav|12|……ほほほ。 zero/04043.wav|12|……ほほほ。 zero/04044.wav|12|疲れてるようだったんで、そのまま休ませるように言っただけよ。それ以上はなにもしてないわ。 zero/04045.wav|12|……。 zero/04046.wav|12|は、はい。 zero/04047.wav|12|……。 zero/04048.wav|12|な、なにかしら? zero/04049.wav|12|……いえ、別に。ちょっと首の体操をしてるだけよ。 zero/04050.wav|12|あ、あはは……。ごめんなさい、つい。 zero/04051.wav|12|……ごめんなさい、ルイズ。今初めて話しちゃったことを後悔したわ、わたし。 zero/04052.wav|12|まぁ、それはおいておいて。後でもう一度、彼女の様子を見に行きましょ。そろそろ検査の必要もあるしね。 zero/04053.wav|12|わたしは構わないわ。 zero/04054.wav|12|ギーシュ!あなた、また見境なく色目を使って! zero/04055.wav|12|わたしのことを忘れないだけで、すぐ他の娘にふらふらと目移りするでしょ!どこが安心できるのよ。 zero/04056.wav|12|あ、それについては一応調べたわ。彼女には、使い魔の契約の証である紋章がどこにも現れていないの。 zero/04057.wav|12|ええ。それは確かよ。 zero/04058.wav|12|その可能性もあるんじゃないかってこと。少なくとも、彼女は契約された使い魔じゃないわ。 zero/04059.wav|12|失礼ね。ちゃんと見たわよ、体中。でも、紋章はどこにもなかったわ。 zero/04060.wav|12|え、ええ……。 zero/04061.wav|12|あなたがいたら、部屋から叩き出してるわよ! zero/04062.wav|12|まったく、朝から人をたたき起こすなんて、困った人達ね。確かに協力する……とはいいましたけど。 zero/04063.wav|12|うーん。まだ、環境の変化に馴染めなくて熱が出ちゃったみたい。 zero/04064.wav|12|昨日、体調が良くなっていたみたいなんで、油断してたわ。しばらく安静にしていたほうがいいわね。 zero/04065.wav|12|そう思うのなら、早く元気になることね。 zero/04066.wav|12|あら、やだ。早く部屋に戻って準備をしないと。 zero/04067.wav|12|最低ね……。 zero/04068.wav|12|あの、オールド・オスマン。わたしがタカナギハルナを介抱した時に……、 zero/04069.wav|12|体の検査をしましたが、その様な紋章などは見あたりませんでしたわ。 zero/04070.wav|12|……ええ。間違いはございませんわ、ミスタ・コルベール。 zero/04071.wav|12|だから、モンモンじゃないってば。本当はワザとでしょ? zero/04072.wav|12|あら、劇場の前ね。ここは市街歌劇場よ。よく旅回りの劇団が演劇をしてるわ。 zero/04073.wav|12|後はバッグのことよね?本当にハルナのバッグだったの? zero/04074.wav|12|まぁ、常識よね。 zero/04075.wav|12|……わたし達はどうするの?ギーシュ? zero/04076.wav|12|あら、ルイズって開錠の魔法を使えたのかしら? zero/04077.wav|12|ちょっとギーシュ……泣くのはやめなさいよ。 zero/04078.wav|12|まぁ、バレないようにしてね。 zero/04079.wav|12|もー。ギーシュったら……。 zero/04080.wav|12|舞台の上で飛んだり跳ねたりとか、まさかこんなに運動量が必要だなんて……。 zero/04081.wav|12|……ちょっと、待ちなさいよ!ギーシュ! zero/04082.wav|12|緊急なのは分かるけど、その呼び方、そろそろ直してくださらない? zero/04083.wav|12|……言いたいことは分かってるわ。安心なさい。 zero/04084.wav|12|わたしを差し置いて、ルイズが主役なんてありえないわよ。 zero/04085.wav|12|まあ、遅れを取り戻すぶん大変ですけどね。 zero/04086.wav|12|ま、まあまあ。 zero/04087.wav|12|……。 zero/04088.wav|12|サイト。やっぱりここにいたみたいね。 zero/04089.wav|12|あなたがさっき、ミスタ・コルベールの部屋に入ったのを見たのよ。 zero/04090.wav|12|わたしはただオールド・オスマンに言いつかって、ルイズとあなたを呼びに来ただけ。 zero/04091.wav|12|さあ?詳しいことは聞いてないから。 zero/04092.wav|12|サイト、ルイズっ!良かった、ようやく来てくれたのね。 zero/04093.wav|12|状況もなにも……朝食を食べてたらいきなり広場の方で悲鳴と爆発が聞こえて、わたしとギーシュが行ってみたら……、 zero/04094.wav|12|ハルナが、爆弾をつかってあちこちを爆破していたのよ。 zero/04096.wav|12|それができないから困ってるんだってば!とにかくこっちに来てちょうだい。 zero/04097.wav|12|大変よ、みんな!窓の外を見て!! zero/04098.wav|12|きゃああっ……ちょっと、お茶がっ!! zero/04099.wav|12|もう、制服が台無しだわ。 zero/04100.wav|12|ちょっと、お茶かけられたのはわたしよ!心配する相手を間違ってるのではなくて!? zero/04101.wav|12|ええ! zero/04102.wav|12|もう、結局全員集めたわけ? zero/04103.wav|12|まあ、でも、シエスタのお陰で、ルイズが自分で洗濯しなくてよくなったのは、貴族としては好ましいことではなくて? zero/04104.wav|12|わたし達は魔法でなんとかしてしまうけど……。あなたは……ねぇ?手洗いですものねぇ。 zero/04105.wav|12|そういえば、演劇のお手伝いをしていた時から、シエスタが少しうわついていたような感じはしていたのよねぇ。 zero/04106.wav|12|はぁ……。まぁ、せいぜい頑張ってちょうだい。 zero/04107.wav|12|結構よ! zero/04108.wav|12|まあ、あまり期待しないほうがいいわね、特に一部の人達の料理には。 zero/04109.wav|12|ルイズがシチューを作ったっていうのに、そろって同じものを出すなんて……。よほど自信があるのかしらね、あの娘? zero/04110.wav|12|はあ、はあ、お待ちなさいったらっ!! zero/04111.wav|12|その、まじ、ですわ。ハルナが朝から消えてしまったの。 zero/04112.wav|12|今も探していたんですけど、どこにも気配がないわ。 zero/04113.wav|12|仕方ありませんわね。もう少し魔法の範囲を広げてみますわ。 zero/04114.wav|12|ふう……。これでもう大丈夫なはずよ。 zero/04115.wav|12|火傷を全部治したもの。本当に大丈夫よ。 zero/04116.wav|12|あとは体力の回復が必要なの。数日は安静にさせたほうがいいわ。 zero/04117.wav|12|それと、熱には注意してね。火傷の炎症を起こす可能性はまだ残ってるから。 zero/04118.wav|12|それじゃ、わたしも休ませてもらうわね。 zero/04119.wav|12|良かったわよ。まだ、わたし達が都にいて。 zero/04120.wav|12|この戦争みたいな騒ぎでしょ?都から出られなくて困っていたのよ。 zero/04121.wav|12|まぁ、そういうものね。とりあえず休ませて頂戴。わたしも相当疲れちゃったから。 zero/04122.wav|12|ここにも戦火が届くのかしらね……。 zero/04123.wav|12|どうしたのよ、ギーシュ。 zero/04124.wav|12|ええっ!?だ、大丈夫!? zero/04125.wav|12|暴れないで!『治癒』が効きにくくなる。 zero/04126.wav|12|いま治癒をしてるから、静かにして。 zero/04127.wav|12|ふう。魔法で、ある程度回復させておいたから、これで動かせるわ。 zero/04128.wav|12|あとは宿につれていって、安静にしないと……。 zero/04129.wav|12|だめよ!揺すったら……。 zero/04130.wav|12|いいかげんにしなさい!あなた達! zero/04131.wav|12|よく分からないけど、キュルケがおびえてるじゃないの! zero/04132.wav|12|い、いま調べるからちょっと待って! zero/04133.wav|12|ええ、おそらくは。 zero/04134.wav|12|魔法と、催眠術的な暗示の複合技ね。正直、大したものよ。 zero/04135.wav|12|ええ、おそらく。 zero/04136.wav|12|時間がかかるかもしれないけど、薬は作ってみるわ。 zero/04137.wav|12|保証はできないけどね。 zero/04138.wav|12|どういう意味よ!ホントにもう! zero/04139.wav|12|それより、あなた達はこれからどうするの?許さないのは結構だけど、相手はずいぶん大きい組織のはずよ。 zero/04140.wav|12|悔しいけど、これ以上は女王様に助けてもらったほうがいいわ。 zero/04141.wav|12|……おつかれさま。 zero/04142.wav|12|まだよ。 zero/04143.wav|12|言ったでしょう?時間が少しかかるって。 zero/04144.wav|12|頑張ってはみるけど、期待しないで。 zero/04145.wav|12|いま、タバサに足りないお薬の材料を集めてきてもらっているのだけど……、その結果次第、かしらね。 zero/04146.wav|12|きゃあっ! zero/04147.wav|12|あ、ありがとう。タバサ。これでなんとかなるわ。 zero/04148.wav|12|あら、どうしたのよ。みんな暗い顔をして? zero/04149.wav|12|完成したわよ……一応ね。 zero/04150.wav|12|なによ、疑うの?あんなに急がせたクセに。 zero/04151.wav|12|それとウェザリーの暗示に対抗するための薬と魔法も用意しておいたから。あとで使うわよ。 zero/04152.wav|12|アカグサの実が入ってるから、かなり苦いと思うわよ。あれ、生で食べられないくらい苦いから。 zero/04154.wav|12|効きはじめたわ。 zero/04155.wav|12|じゃ、いくわよ。 zero/04156.wav|12|わたしが解いたのよ。 zero/04157.wav|12|そうよ、いいお話じゃない。 zero/04158.wav|12|どうしたの?2人とも難しい顔して。 zero/04159.wav|12|爆弾使いのことではないけど、今日になって、兵士が街のあちこちを見回り始めてるのよ。 zero/04160.wav|12|ええ。街の警備とは別に、けっこうな人数が見て回ってるの。 zero/04161.wav|12|寝言は寝てから。 zero/04162.wav|12|偶然にしては、あまりに正確ですわね。たしかに、意図的なものでしょう。 zero/04163.wav|12|また調子に乗って……。ええ、わたしもご協力いたしますわ。 zero/04164.wav|12|それじゃあ、わたしはギーシュね。 zero/04165.wav|12|このノリだもの、ギーシュのお守りが必要でしょ。 zero/04166.wav|12|私達は大道具の搬入口から、地下に回ったんだけど、その地下室いっぱいに爆薬が隠されていたのよ! zero/04167.wav|12|『水』の魔法で、火薬を湿らせて、一時的に使えなくしておいたけど、量が多すぎて、私達だけじゃどうにも…。 zero/04168.wav|12|きゃっ!?なに、この連中は!? zero/04169.wav|12|もう、膝がくがくさせながら言っても説得力ないわよ。 zero/04170.wav|12|頑張ったのは知ってるから、無理に見栄はらないで。 zero/04171.wav|12|あなたも落ち着きなさい。 zero/04172.wav|12|今のままでは、トリステインの艦隊を動かすのも危険な状態ね。王都がここまで砲台に囲まれては……。 zero/04173.wav|12|せめて、レコン・キスタの艦隊が来るまでに、砲台を何とかしないと! zero/04174.wav|12|もう、しょうがないんだから。わたしももちろん手伝うわよ。 zero/04359.wav|19|何じゃと!? zero/04360.wav|19|あの封筒を捨ててしまったじゃと!? zero/04361.wav|19|『重要書類』と書いておいたはずなんじゃが。 zero/04362.wav|19|そうじゃったのう。メイドの修行と併せて、読み書きの勉強も必要なようじゃな。 zero/04363.wav|19|おお、サイトくんか。 zero/04364.wav|19|お、おお。そうじゃのう。 zero/04365.wav|19|では、わしが探しに行ってくるぞハルナ。これからは気を付けてくだされよ。 zero/04366.wav|19|サイトくんが謝ることでもあるまい。まあ、もう起こってしまったことじゃ。こぼしたワインはグラスに戻らないと言うしの。 zero/04367.wav|19|そ、それよりも、早く封筒を探しに行かねば! zero/04368.wav|19|し、仕方がないのう。こちらも事情は承知のうえじゃ。 zero/04369.wav|19|それよりも、封筒を探しに行く方がよさそうじゃの。 zero/04370.wav|19|2人とも手伝ってもらえるかの? zero/04371.wav|19|で?いったい何があったのかね? zero/04372.wav|19|離れとはいえ、部屋がひとつ全壊状態というのは、ただごとではないのぅ。 zero/04373.wav|19|黙っていては分からんのだがのぅ。 zero/04374.wav|19|部屋の惨状からすると……。そうじゃの……。何が起きたのかな、ミス・ヴァリエール? zero/04375.wav|19|ふうむ……実験か。君達も、それに参加していたと申すのじゃな? zero/04376.wav|19|ああ……。場所の提供者になってしまったことについては無理に説明せんでもよい。 zero/04377.wav|19|いったいどんな実験をしていたのか、実に興味深いんじゃが……。 zero/04378.wav|19|しかし、校舎ならまだしも平民の私室を壊すのは、感心せんのぅ。 zero/04379.wav|19|まあよい。魔法の実験なら、生徒の本分でもある。 zero/04380.wav|19|部屋の修理費については、学院で面倒を見よう。以後、気をつけるように。 zero/04381.wav|19|ふむ?そうじゃの……。そこまでは考えてなかったわい。 zero/04382.wav|19|そこまでにしなさい。ミス・ヴァリエール。 zero/04383.wav|19|彼女は行くところがなくて困っておる。修理が終わるまでは、きみが面倒を見るように。 zero/04384.wav|19|まぁ、修理が終わるまでの、補習と思いなさい。 zero/04385.wav|19|そこまでにしなさい。ミス・ヴァリエール。 zero/04386.wav|19|彼女は行くところがなくて困っておる。修理が終わるまでは、きみが面倒を見るように。 zero/04387.wav|19|まぁ、修理が終わるまでの、補習と思いなさい。 zero/04388.wav|19|ふむ。そうじゃのう……。 zero/04389.wav|19|わしが決めてよいのか? zero/04390.wav|19|ミス・ヴァリエール。修理が終わるまで、きみの部屋で彼女の世話をするように。 zero/04391.wav|19|ん?なにか問題があるかの? zero/04392.wav|19|まぁ、修理が終わるまでの、補習と思いなさい。 zero/04393.wav|19|それで、どうだったのかね。爆破跡に、なにか手がかりはあったかな。 zero/04394.wav|19|ふむ。 zero/04395.wav|19|というと? zero/04396.wav|19|……ふむ。それは、確かなのかね。 zero/04397.wav|19|つまり、君は……。この事件の裏には国ないしは軍隊が絡んでいると……、そう言いたいのかね? zero/04398.wav|19|犯人がどこの国の人間か、あるいはどこの団体に所属しているのかが絞られるわけじゃな。 zero/04399.wav|19|分かった。よろしく頼む。 zero/04400.wav|19|時間があれば腰を据えて調査してもらうべきなんじゃろうが、そういうわけにもいくまい。 zero/04401.wav|19|それは我々の推測すべき範囲を超えておる。まずは生徒の安全を確保することに全力を注がねばならん。 zero/04402.wav|19|このまま、騒ぎが大きくならなければいいが……。今は、祈るのみじゃな。 zero/04403.wav|19|ミスタ・コルベール、そこまでにしておきなさい。 zero/04404.wav|19|ミス・ヴァリエールも、また、みんなも、ワザと規則を破ったわけではない。 zero/04405.wav|19|理由があった。そうじゃろうて。 zero/04406.wav|19|えーと、そちらのお嬢さん。改めて名前をよろしいかな? zero/04407.wav|19|タカナギハルナ……。ミス・ハルナでよろしいかな? zero/04408.wav|19|……ふむ。では、その様に呼ばせていただこう……。ん、コホン。 zero/04409.wav|19|ミス・ヴァリエールから言われたとおり、ハルナくんは他の世界から来た……、そういうわけなんじゃな? zero/04410.wav|19|ほぉ……。実に興味深い。 zero/04411.wav|19|クラスメイトとな? zero/04412.wav|19|では、ハルナくん。貴女がどうやってこの世界へとやって来たのかを説明してもらえるかな? zero/04413.wav|19|ほぉ……、実に不思議じゃ。いったい何が、この世界にそなた達を導いておるのじゃろう? zero/04414.wav|19|して、ミスタ・コルベール。 zero/04415.wav|19|一度、ハルナくんに紋章が刻まれているかどうか、調べなければならないと思うのじゃが? zero/04416.wav|19|まだ紋章の確認が済んでいないのならば、わしが調べても良いのじゃが……。 zero/04417.wav|19|いやいや、それは冗談じゃよ。誰か女性の教師にまかせるとしよう。 zero/04418.wav|19|ふぅむ、そうであるか。 zero/04419.wav|19|……ん〜。あい分かった。ミス・モンモランシーの言葉を信じるとしよう。 zero/04420.wav|19|ほっほっほっ、そう怖がらんでも。悪いようにはせん。安心するがよい。 zero/04421.wav|19|これにて解散……。といいたいところじゃが……、 zero/04422.wav|19|ミス・ヴァリエール、サイトくん、ハルナくん。3名はここに残ってくれぬかの。 zero/04423.wav|19|さよう。 zero/04424.wav|19|ミスタ・コルベール。扉を閉めてくれんか? zero/04425.wav|19|実はじゃなぁ。 zero/04426.wav|19|女王陛下から、ミス・ヴァリエールとその使い魔を王宮へ遣わせるように仰せつかっておるのじゃよ。 zero/04427.wav|19|さてなぁ、詳しいことについてはわしも伺っておらん。 zero/04428.wav|19|じゃが、異世界人が来たということを報告するのも良い機会じゃろうと思うて、女王陛下には先ほど報告を入れておいたのじゃ。 zero/04429.wav|19|ついでになってしまってすまんが、女王陛下まで、ハルナくんのお目通りをお願いしてはくれないかの? zero/04430.wav|19|よろしい。 zero/04431.wav|19|出発は早いほうがいいじゃろう。既に学院前に馬車を待機させておる。旅の支度が整い次第出発するように。 zero/04432.wav|19|道中、気をつけるように。何かあったら、すぐに伝書を飛ばすがよいぞ。 zero/04433.wav|19|ふむ、礼には及ばぬ。 zero/04434.wav|19|ささっ、女王陛下が首を長くしてお待ちになっておる事じゃろう。気をつけて行ってきなされ。 zero/04435.wav|19|頑張ってくるのじゃぞ。 zero/04436.wav|19|うむ、どうやら火急の用件らしくてのぅ。すまんが、さっそく王宮に向かってくれぬか。具体的なことは直接お会いして、とのことじゃ。 zero/04437.wav|19|やはり賊は、学院長室に立てこもったか。迂闊に突入もできんしのう。まずはわしが説得に当たってみよう。 zero/04438.wav|19|その言葉は嬉しいんじゃがの。学院長はこのわしじゃ。説得はわしにまかせてもらうぞ。 zero/04439.wav|19|その場合は、教師全員で攻撃でも、なんでもすればよい、じゃろ? zero/04440.wav|19|多勢に無勢じゃ。いくら爆弾をかかえていようが、かなうはずはあるまいて。 zero/04441.wav|19|代替意見がない以上、決まりじゃな。 zero/04442.wav|19|おほん。アキナとやら、少々話がしたいのじゃが中に入ってもかまわぬかな? zero/04443.wav|19|こちらはそもそも何もできぬわい。開錠は、こちらで勝手にさせてもらうぞ? zero/04444.wav|19|では行ってくる。後のことは頼んだぞ。 zero/04445.wav|19|今の状況は分かっているはずじゃ、アキナくん。 zero/04446.wav|19|そちらがプロならよく理解できるじゃろ。こちらには教師もおるし、シュヴァリエの称号を持つ生徒もおるのじゃ。 zero/04447.wav|19|それらが総がかりできみの敵に回ることを考えてみたまえ。いかにきみでも無事ですむことは……ありえんよ? zero/04448.wav|19|ここは投降して、その能力をトリステインのために使うという選択肢もあるはずじゃ。 zero/04449.wav|19|もし投降するというなら、わしからも女王陛下に口添えをしよう。悪いようにはせん。 zero/04450.wav|19|うぬぬ……。 zero/04451.wav|19|なるほど、おまえさんがこの作戦の指揮官か。なんとも見事な作戦よのぅ。 zero/04452.wav|19|ここまで大掛かりな制圧作戦を組んだということは、何らかの目的があるということじゃな。 zero/04453.wav|19|一体、何が望みかね? zero/04454.wav|19|情報は、そちらのアキナくんから得ておるのではなかったのかな? zero/04455.wav|19|ずいぶんと要求するものじゃな。わしが、はいそうですかと言い出すとでも思ったかね? zero/04456.wav|19|なるほど、面白い魔法じゃな。人の心を操る禁忌の魔法……。じゃが、わしには効かんようだ。 zero/04457.wav|19|そうじゃな。時間ぎりぎりまで考えさせてもらおうかの。 zero/04458.wav|19|ああ、それを解読したのはわしじゃよ。 zero/04459.wav|19|わしのモートソグニルを甘く見てもらっては困るのぉ。 zero/04460.wav|19|こやつが本調子なら学院どころか、王都まで一日で往復できるわい。 zero/04461.wav|19|ちょうどいいことに、この学院にはいろんな魔法を研究しておる者もいての。 zero/04462.wav|19|彼につなぎをつけたら、一発で対策を練ってくれよったよ。 zero/04463.wav|19|まぁ、おまえさんの失敗は、このわしにその呪文を聞かせてしまったことじゃな。 zero/04464.wav|19|いやいや、まだまだ若い、若いのぅ。ほっほっほっほ。 zero/04465.wav|19|事情がありそうじゃな。ま、とりあえず、話してみてはくださらんか?まぁ、悪いようにはせん。 zero/04466.wav|19|しかたなく、トリステインに復讐したと。そういうわけじゃな。 zero/04467.wav|19|おぬしの考え違いだろうと、言っているのじゃ。 zero/04468.wav|19|確かに、獣人は忌むべきものとされており、いわれのない差別を受けているのもまた事実じゃ。 zero/04469.wav|19|しかしのう……。多分、貴族の身分が剥奪された原因は、間違いなく、おぬしの術じゃろうて。 zero/04470.wav|19|そう……。禁忌に触れたこと。それだけでも大罪じゃ。 zero/04471.wav|19|たぶん、じゃが。お前の両親が真実を伝えなかったのは、そなたに禁忌を忘れてほしかったからじゃの。 zero/04472.wav|19|どうやら、兵隊も軍艦も引き上げたようじゃ。ま、とりあえず、学院の危機は去ったということじゃな。 zero/04473.wav|19|ミスタ・コルベール。捕虜を連れて、我々も外に出るとしよう。 zero/04474.wav|19|やあやあ、諸君、おはよう。今日は可愛い教え子がご馳走を用意してくれるそうじゃないか。 zero/04475.wav|19|えー、それでは……コホン。料理を始めるのじゃ。 zero/04476.wav|19|ほっ、ほっ、ほっ。貴族が自ら料理とは……。これもサイトくんの影響かの。 zero/04477.wav|19|ふむふむ、花嫁修業も上々といったところじゃな? zero/04478.wav|19|ふむっ。それでは早速、いただくとしようかの? zero/04479.wav|19|ほほう、ドリンクとは。 zero/04481.wav|19|はて、わしの目の錯覚かのぅ?皿に盛られた野菜が、動いて見えるわい。 zero/04482.wav|19|では、そろそろ次の品評といきますかな? zero/04483.wav|19|ほう、シチューかね。 zero/04484.wav|19|ほほっ、この味付けじゃと、我々よりもむしろ幼子が喜びそうじゃのう? zero/04485.wav|19|ほほう、パンじゃの! zero/04486.wav|19|ふむ、これは実に後を引くパンじゃのう?もうひとうもらえるかね、ミス・タバサ。 zero/04487.wav|19|そうじゃな……。 zero/04488.wav|19|今日は手料理を通じて、“まごころ”の大切さを学ぶよい機会であった。 zero/04489.wav|19|目的はどうあれ、今回の主賓であるサイトくんを思い、一生懸命料理を仕上げたことは、素晴らしいことじゃ。 zero/04490.wav|19|このたび腕を競い合った5人の若人は、等しく勝利者である……、と言っても過言ではないじゃろう。 zero/04491.wav|19|ふうむ。 zero/04492.wav|19|そうじゃな。優勝くらいは決めてもよかろう。 zero/04500.wav|19|ふむふむ。自活のために仕事を覚えたいと……。 zero/04501.wav|19|そうじゃな。コルベール君。手続きは、君に任せる。 zero/04502.wav|19|ほっほっほ……。 zero/04503.wav|19|しかし、惜しいのう。 zero/04504.wav|19|メイド服を用意できたらと思ったんじゃが。 zero/04505.wav|19|最近メイド服が不足気味でのう。ハルナくんのメイド姿は当分見られないのじゃよ。 zero/04506.wav|19|ほう、学院の生徒達があなたの劇団で……。 zero/04507.wav|19|ふむ、もっと早く教えていただいていれば、我々も見学に行けましたのに。 zero/04508.wav|19|さあ、どうですかの……。それで、どのようなお話ですかな? zero/04509.wav|19|スカウト……じゃと? zero/04510.wav|19|……というわけなのじゃが?えー、どうかの、ハルナくん。 zero/04511.wav|19|学院には気軽に立ち寄られよ。一座のきれいどころもつれての。 zero/04512.wav|19|くれぐれもきれいどころでの。 zero/04516.wav|0|サ〜イ〜ト〜! zero/04517.wav|0|わたしがちょおっと目を離したスキに、メイドに妙な格好させてニヤついてるとは、いい度胸ねぇサイト……。 zero/04518.wav|0|逃がさないわよサイト! zero/04519.wav|0|許さないっ! zero/04520.wav|0|まったくあんたって使い魔は、どうしてメイドやらツェルプストーの娘やらにやたらと色目を使うかしらねぇ……。 zero/04521.wav|0|犬だって3日飼えばご主人様への忠誠を身につけるというのに、あんたって全くもって犬以下ね。 zero/04522.wav|0|どうやら、今回は徹底的にしつけをしなくちゃいけないようね。 zero/04523.wav|0|おだまり!もとはといえば、全部サイトが悪いのよ。 zero/04524.wav|0|こうなったら徹底的にお仕置きしてやるわ!自分の立場をきっちり思い出させてあげる。 zero/04525.wav|0|そ、そうね。お、お風呂でご主人様の背中を流すってどうかしら? zero/04526.wav|0|ど、どう?屈辱でしょ?お仕置きでしょ? zero/04527.wav|0|な、な、なんですって!お、お仕置きっていいなさい。怖がりなさい! zero/04528.wav|0|わ、分かったのなら、一緒にお風呂に行くわよ。わたしは準備するから、そこで待ってなさい。 zero/04529.wav|0|ほら、何ブツブツ言っているの?早くお仕置きするわよ。 zero/04530.wav|0|この水着は、ハルナからセンベツでもらったものよ。 zero/04531.wav|0|サイトが言うことを聞かなかったら、これを使ってくださいって、言ってた。 zero/04532.wav|0|な、何言ってるの?水着を着ないでサイトと一緒にお風呂に入れるはずないでしょ? zero/04533.wav|0|ほら。 zero/04534.wav|0|あぁもうじれったいわね! zero/04535.wav|0|それでわたしの背中を流しなさいって言ってるの。あ、でもその前に……。 zero/04536.wav|0|もう一枚タオルがあるでしょ?それでぎっちり目隠しをするのを忘れないでね。 zero/04537.wav|0|背中を洗うとき、少し背中を見せるけど、もし、ゆる〜く目隠しなんかしたら……。コ・ロ・スからね。 zero/04538.wav|0|ん、どれどれ……。ふぅん、ちゃんと言いつけは守ったようね。 zero/04539.wav|0|よっと。ほら、準備はできたわ。さっさとわたしの背中を洗いなさい! zero/04540.wav|0|そうねぇ、もうちょっと強くしてもいいわよ。 zero/04541.wav|0|あー、そこそこ……。うん、そこがいいわ。もっと、重点的にね。 zero/04542.wav|0|ふんふんふーん。ねぇ、サイト。今は、どんな心境かしら? zero/04543.wav|0|ふふん、負け惜しみは言わなくていいわよ。お風呂場の中でわたしと2人っきり、しかも背中を流してるのに……、 zero/04544.wav|0|なんにも見えないってのはつらいでしょ?もどかしいでしょ?正直、拷問よねぇ。 zero/04545.wav|0|まぁ、それこそが今回のお仕置きの真の目的なんだけどね。 zero/04546.wav|0|これに懲りたらもう、わたしをないがしろになんかしないことね。 zero/04547.wav|0|ちょっとサイト、わたしの話聞いてるの?手もさっきから止まってるわよ! zero/04548.wav|0|まったく、ちょっとほめたらすぐいい気になって……。これだからサイトは。 zero/04549.wav|0|あー、気持ちいい。サイト、あなた体洗うの上手だわ。 zero/04550.wav|0|んー、それにしても……。はぁ……。おっきくならないのよねぇ。 zero/04551.wav|0|な、なんだっていいでしょ。手が止まってる! zero/04552.wav|0|ちょっとサイト、あんたさっきから様子がヘンよ?まさか湯あたりでもしたの? zero/04553.wav|0|もうちょっといろんなところが大きくなればいいのに……。サイト、さっきからまた手が止まってる? zero/04554.wav|0|きゃ、きゃあぁっ!サイト?どうしたのよあんた、倒れちゃって。 zero/04555.wav|0|ちょ……サイト!大丈夫? zero/04556.wav|0|目を開けなさいって!サイト、サイト、サイトぉぉぉぉぉ!!!!! zero/04557.wav|0|どこ見てるのよっ!!バカァ!! zero/04558.wav|0|シエスタになんて格好させてるのよっ!!ホントに、人としての恥を知りなさいっ!! zero/04559.wav|0|ほっときなさいよっ、こんなバカっ!!シエスタも、そんな服早く脱いでっ!! zero/04560.wav|0|当然、この服も没収! zero/04561.wav|0|なにか、言ったかしら? zero/04562.wav|0|やっぱり、今すぐ罪を償わせてあげる!!覚悟しなさいっ!! zero/04563.wav|0|ふんっ……。ほら、早く来なさい。さもないと、首輪とベルトで縛り上げるからね。 zero/04564.wav|0|は?あんた何言ってんの?それともついに目覚めたの? zero/04565.wav|0|まあ、いいわ。とにかくこれは没収するから。じゃあね。 zero/04566.wav|0|なんですってぇーっ!あんた、わたしの目を盗んで、タバサとなんてことを……。 zero/04567.wav|0|毎晩、同じベッドで寝かせてあげてるのに、なんで抜け出してまでそういうことをするのかしら……。 zero/04568.wav|0|わたしは熟睡するタイプだから、分からなくたって仕方がないのっ! zero/04569.wav|0|悪人ですって?ハッ、犬のクセに……。 zero/04570.wav|0|で、どうしてサイトとタバサが夜な夜なデートしてるってことになったわけ? zero/04571.wav|0|ちょっと、サイト!なんとか言いなさいよっ! zero/04572.wav|0|なんか気の毒になってきたから、先に寝てもいいわよ。 zero/04573.wav|0|こら、サイト!なんで床にワラしいて寝ようとしてるのよ!ちゃんとベッドで……。 zero/04574.wav|0|……もう、寝ちゃった。 zero/04575.wav|0|うっ、キュルケ! zero/04576.wav|0|キュ、キュルケから離れなさい!このバカ犬! zero/04577.wav|0|サ、サイトはわたしの使い魔なんだから。他の女の子と口をきいたらダメなの! zero/04578.wav|0|ほら、行くわよ、バカ犬! zero/04579.wav|0|むにゃむにゃ……。 zero/04580.wav|0|ん……。 zero/04581.wav|0|んっ……あっ……。 zero/04582.wav|0|あんっ……いやっ……。 zero/04583.wav|0|サイト!やめて……って。 zero/04584.wav|0|……へ?あれ?キュルケ? zero/04585.wav|0|き、きゃ〜〜っ! zero/04586.wav|0|だ、抱き合って……!?な、ななななななななななな……! zero/04587.wav|0|な、何を言ってるのよ!キュルケ! zero/04588.wav|0|っていうか、よく考えたら何してるのよ! zero/04589.wav|0|な、なによそれは! zero/04590.wav|0|夜のごあいさつだかなんだか知らないけど、わたしが寝てる横で、サイトに何をしようとしてたのよ! zero/04591.wav|0|なにが『あ、そういえば……』よ。ば、馬鹿じゃないの! zero/04592.wav|0|サイト、なに現実逃避してるの! zero/04593.wav|0|何か言ってやりなさい!あんたはわたしのものだって! zero/04594.wav|0|ちょっと、なによ!なに無責任に寝てるのよ! zero/04595.wav|0|ま、まあいいわ!キュルケ、今日という今日は決着をつけるわよ! zero/04596.wav|0|サ、サイト? zero/04597.wav|0|なによ、こんなにかわいいわたし達に囲まれて、なにが不満なのよ! zero/04598.wav|0|バカなんだから。 zero/04599.wav|0|ちょっとあなた達!隣で聞いてれば求婚だのなんだのと……。 zero/04600.wav|0|言っておくけど、そういうのはバカ犬のご主人様であるこのわたしが許さないんだからね! zero/04601.wav|0|いい?わたしがお風呂から帰って来るまでに、ベッドメイクを済ませておくのよ。 zero/04602.wav|0|わたしが目を離した隙に、女の子なんか引っ張り込んだら……、お仕置きフルコースだからねっ! zero/04641.wav|0|なに?なにか用? zero/04642.wav|0|なに?どうしたのよ。そんなところで固まって。 zero/04643.wav|0|ちょっと、サイト! zero/04644.wav|0|なに?じゃないわよ。なにか言うことはないの? zero/04645.wav|0|もう! zero/04646.wav|0|使い魔だったら、ご主人様がいつもと違った格好してるって気づいたら、何か意見くらい言いなさいよね! zero/04647.wav|0|え?な、なによ急に……。 zero/04648.wav|0|しょ、正直に……?そ、そうなの。あ……ありがとう。 zero/04649.wav|0|う……、いいのっ!あんたは黙ってなさい! zero/04650.wav|0|なによそれ!わたしがこういう服を着ちゃ、似合わないってこと!? zero/04651.wav|0|え、ええと……? zero/04652.wav|0|つまり、普段のわたしっぽくないって言いたいわけ!? zero/04653.wav|0|せっかく、新しい服を見せてあげたのに、そういうことしか言えないの、あんたは! zero/04654.wav|0|……は? zero/04655.wav|0|な、なにかあるでしょ。可愛いとか、きれいとか、似合ってるとか、そういうのが。 zero/04656.wav|0|うー……もういいわよ!この鈍感! zero/04657.wav|0|知らない!いいから出て行きなさい! zero/04658.wav|0|ちょっとサイト!何をぼんやりしてるの?部屋の掃除がまだ終わってないでしょ? zero/04659.wav|0|つべこべ言わずに、さっさと来る! zero/04660.wav|0|あ、サイト。いいところに来たわね。これから牧場に出かけるわよ! zero/04661.wav|0|ごちゃごちゃ言わない!さあっ、行くわよ! zero/04662.wav|0|見なさい、青い空に白い雲、朝の爽やかな空気!気持ちも晴れやかになるわね! zero/04663.wav|0|お待たせ! zero/04664.wav|0|あら、見たことないの?牛乳よ。 zero/04665.wav|0|ふっふっふ。たった今、牧場の人からもらってきた、絞りたてのものよ! zero/04666.wav|0|これは挑戦なの。 zero/04667.wav|0|別にサイトには何もしないわよ。たとえていうと、叡智の実践、知識の証明!ってところかしらね? zero/04668.wav|0|牛乳を飲むと大きくなるって言うじゃない? zero/04669.wav|0|……いろいろよ! zero/04670.wav|0|確かに、貴族たるわたしが牛の乳を直接飲むなんて真似、はしたないと言えばはしたないわ。 zero/04671.wav|0|でも、ここで牛乳を飲まなきゃ、このまま、大きくなれないの!きっとそうよ、そうに決まってるわ。 zero/04672.wav|0|ならば!言い伝えに賭けるのもまたひとつの道というものよ。 zero/04673.wav|0|ふふふふふふふふ……。これを飲めばキュルケなんて、すぐに抜かしてみせるわ……。 zero/04674.wav|0|ど、どこって……。 zero/04675.wav|0|そ、そんなの、どうでもいいでしょ! zero/04676.wav|0|うるさいっ!余計なお世話よっ!! zero/04677.wav|0|はーっ、はーっ、はーっ……。 zero/04678.wav|0|はあ?なによ、無理って! zero/04679.wav|0|え……あの、ええと、サイト? zero/04680.wav|0|あ……うん。その、無理するつもりは……。 zero/04681.wav|0|って、あの、ええと……。ちょ、ちょっと試そうと思っただけだし。 zero/04682.wav|0|それにあんた……じゃない、男の人って、大きい方が好きって言うじゃない? zero/04683.wav|0|え、でも確か、サイトって大きい方が好きだって……。 zero/04684.wav|0|な、なんでもないわよ。変なこと聞かないでよ! zero/04685.wav|0|は? zero/04686.wav|0|ええっ、なんで? zero/04687.wav|0|駄目。 zero/04688.wav|0|あんたにわけてあげる分はないわ。これでも、牧場の人にお願いしてわざわざ貰ってきてるんだから。 zero/04689.wav|0|と・に・か・く。わたしは飲むの。飲んでみせるの! zero/04690.wav|0|今に見てなさい!キュルケやシエスタなんて足元にも及ばないほどおっきくなってやるんだからーっ! zero/04691.wav|0|いいえっ!一度決めた以上は前進あるのみよ! zero/04692.wav|0|たとえ倒れるときでも前のめり!それがヴァリエール家の生き様よ! zero/04693.wav|0|サイト、どこに行ってたのよ。わたし、なんだか体が熱っぽくて、大変なんだからぁ……。 zero/04694.wav|0|風邪かも……。 zero/04695.wav|0|だって……。わたしハルナにひどいことしちゃったでしょ?熱がでてるなんて言えるわけないじゃない。 zero/04696.wav|0|バカサイトのくせに、ご主人様に命令しないでよ……。 zero/04697.wav|0|うん。 zero/04698.wav|0|うん、タオルが冷たくて気持ちがいい。 zero/04699.wav|0|うーん……。 zero/04700.wav|0|サイトに何かしてほしいなぁ。 zero/04701.wav|0|リンゴ? zero/04702.wav|0|うん……。 zero/04703.wav|0|不器用。 zero/04704.wav|0|でも、おいしい。 zero/04705.wav|0|いや。 zero/04706.wav|0|でも……。明日まだ寝てるんだったら、拭かせてあげてもいいわよ。 zero/04707.wav|0|バカ!勘違いしないでよね。顔を拭いてもらうだけなんだから! zero/04708.wav|0|だったら、サイトの知ってる話でいい。 zero/04709.wav|0|うん……。眠い……。 zero/04710.wav|0|すぅ……。すぅ……。 zero/04711.wav|0|もうっ。サイト、図書室は静かにしなさいよね。マナーでしょ? zero/04712.wav|0|魔法に関する本よ。古くは、始祖ブリミル・ヴァルトリの伝承から書きつづられた貴重な書物もあるわ。 zero/04713.wav|0|これらの本は、本来王宮からの許可が出ないと読めない本なんだけど、姫さまに許可をいただいたの。 zero/04714.wav|0|……虚無の魔法。 zero/04715.wav|0|人の手には余る、その力。 zero/04716.wav|0|ちょっと、気になるっていうか。1人で居たりすると……どうしても、不安になるのよね。 zero/04717.wav|0|だって……気味悪いじゃない。わたしの場合はまだ、得体の知れない不完全な魔法だから。 zero/04718.wav|0|なにか、新しいことが少しでも分かるなら、と思って読んでたんだけど……。でも、ぜ〜んぜん、分かんない。 zero/04719.wav|0|あら、いけないのかしら? zero/04720.wav|0|そう? zero/04721.wav|0|それで安心できるならいいんだけど……。やっぱり駄目。 zero/04722.wav|0|結局この力がどこから来て、どこに向かうのか……。わたしだけでは全然分からないもの。 zero/04723.wav|0|そう考えると、わたし……。虚無の使い手でもなんでもなく、 zero/04724.wav|0|ただ、虚無にほんろうされてるだけかもしれないわ。 zero/04725.wav|0|なるほど、タバサね。始祖ブリミルについての本を探してるって言えば何か知ってるかもしれないわね。 zero/04726.wav|0|それはそうでしょうけど、まぁいいわ。魔法学院に帰ったら、一度相談にのってもらうことにする。 zero/04727.wav|0|分かってるわよ。 zero/04729.wav|0|……。 zero/04730.wav|0|サイトっ。 zero/04731.wav|0|ありがとうっ。 zero/04732.wav|0|あら、サイト。ちょうど良かった……。 zero/04733.wav|0|うふふ、舞台公演も今日でおしまいだから貸してもらったの。 zero/04734.wav|0|というわけで、ディナーをしましょう。料理も用意してもらったんだから。 zero/04735.wav|0|もう、気が利かないわね。ちゃんとエスコートしてよ? zero/04736.wav|0|演劇の中では、少しはかっこいいかもって思ったのに、どうして、現実だとこうなのかしら? zero/04737.wav|0|そう?でも、ウェザリーから出演料貰ったし、それほどでもないわよ。 zero/04738.wav|0|サイト? zero/04739.wav|0|サイトから見て、今のわたしってどう見える? zero/04740.wav|0|え、本当? zero/04741.wav|0|本当? zero/04742.wav|0|えー、何よそれ。 zero/04743.wav|0|本当に服だけ? zero/04744.wav|0|ふーん。だったら、なんで、わたしのほうを見てくれないの? zero/04745.wav|0|あれ、恥ずかしいんだ?おかしいなぁ……。あのサイトが恥ずかしいって。 zero/04746.wav|0|ふふっ。そうね。 zero/04747.wav|0|当然よ! zero/04748.wav|0|わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/04749.wav|0|ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/04750.wav|0|王子! zero/04751.wav|0|ああ、王子! zero/04752.wav|0|王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/04753.wav|0|今宵のように双月の美しい夜でございました。あのご返事を今いたしましょう。 zero/04754.wav|0|ノエルは王子の妻として……。ここで死を……。 zero/04755.wav|0|……。 zero/04756.wav|0|ずいぶん情熱的だったじゃない? zero/04757.wav|0|ねぇ、サイト。あの告白って本当かと思っちゃった。 zero/04758.wav|0|えっ? zero/04759.wav|0|そ、そうよね。……そ、そんなの分かってるわよ。 zero/04760.wav|0|……む、笑って誤魔化すつもり? zero/04761.wav|0|ち、ちょっと!なんでそうなるのよ! zero/04762.wav|0|ち、ちょっと!なんでそうなるのよ!よ、よりにもよって、ツェルプストーに! zero/04763.wav|0|納得いかないわよ! zero/04764.wav|0|えっ、えええ〜〜〜っ! zero/04765.wav|0|ち、ちょっと!なんでそうなるのよ! zero/04766.wav|0|えっ、ええええっ!? zero/04767.wav|0|そ、そうです。早とちりしちゃって……。 zero/04768.wav|0|後で見てなさい。 zero/04769.wav|0|またお前かよって何よ。わたしが来ちゃ悪いの? zero/04770.wav|0|眠れないの。 zero/04771.wav|0|なんだか、眠れないの。だから、こうして来てあげたのよ。使い魔だったら、それくらい分かりなさい。 zero/04772.wav|0|もういい、ここで寝るから。サイトは床で寝なさい! zero/04773.wav|0|駄目! zero/04774.wav|0|ご主人様の命令は絶対なの。この部屋で寝なさい。なんなら一緒のベッドでも許してあげる。 zero/04775.wav|0|サイト! zero/04776.wav|0|何かお話して。 zero/04777.wav|0|お願い……。眠れないの。 zero/04778.wav|0|何それ?うさぎと亀って喧嘩をするの? zero/04779.wav|0|ふーん。続けて。 zero/04780.wav|0|ぶー。 zero/04781.wav|0|雰囲気がない。こういう時は、女の子を楽しませるのが、基本でしょ? zero/04782.wav|0|うるさいうるさい!サイト、他の話をしなさい! zero/04783.wav|0|うーん、あまりないような……。 zero/04784.wav|0|分かった。お願い。 zero/04785.wav|0|でんわ? zero/04786.wav|0|ふーん。それって魔法? zero/04787.wav|0|すぅ……。 zero/04788.wav|0|うー……迷っちゃったかも。おかしいな、普段はお馴染みの場所のはずなのに……。 zero/04789.wav|0|うひぃっ!?!む、むぐぅっ? zero/04790.wav|0|ふぁ、ふぁいと……?ぷ、ぷふぁっ……! zero/04791.wav|0|い、いきなり何すんのよ!口をふさがれた時は本気で心臓が止まるかって思ったんだからね!! zero/04792.wav|0|誰もいない夜の森の中を歩いてて背後から名前呼ばれて、びっくりしない人間がいたら顔を拝んでみたいわよ。 zero/04793.wav|0|って、即答っ! zero/04794.wav|0|あんたこそ、いったいどうしたのよ。 zero/04795.wav|0|な、なんかさりげなくひどいこと言うわね。わたしはいたって冷静よ。ただ……。 zero/04796.wav|0|いろいろ考えてたらモヤモヤしてきて、ちょっと夜風に当たりに来ただけ。 zero/04797.wav|0|ち、違うわよ!わたしは軍人じゃないんだから、軍艦なんか眺めたってよく分からないし。 zero/04798.wav|0|でも、こんな大きな軍艦と対峙しなきゃいけないのね……。 zero/04799.wav|0|そうね。そうできたらどんなにいいだろうって、思いながら月を見上げてたわ。 zero/04800.wav|0|こんな状況で不安にならない人間なんて……。わたしはそんな人間にはなりたくないわよ。 zero/04801.wav|0|初めての虚無の魔法。それも失敗は絶対に許されない……。 zero/04802.wav|0|わたし、ちょっと前までは『ゼロのルイズ』だったのよ! zero/04803.wav|0|何にもできない、何の取り柄もないからっぽのルイズ。 zero/04804.wav|0|そんなゼロだった頃のわたしが、わたしがささやくの。 zero/04805.wav|0|学院のみんなやトリスタニアを救えるのか、レコン・キスタと渡り合えるのかってね。 zero/04806.wav|0|女王陛下のことも気になるし……。はぁ。 zero/04807.wav|0|サイト……。わたし、重圧につぶれそうなの。 zero/04808.wav|0|何よそれ!もうちょっと気の利いたなぐさめとかはげましとか言えないの? zero/04809.wav|0|ぶ、ぶはははははははははっ!なによそれなによそれなによそれ〜っ!!あははははははっ、ひーっ、ひーっ……。 zero/04810.wav|0|あんた、やっぱりセンスがないわ。これからは恥ずかしいこと言うの禁止だからね。 zero/04811.wav|0|でも、ありがと。 zero/04812.wav|0|あなたの適当な恥ずかしい言葉のおかげで、なんだか肩から力が抜けちゃった。今なら少しはぐっすり眠れそう、かな? zero/04813.wav|0|冷たいね、サイトの顔。 zero/04814.wav|0|今だけなんだからね。 zero/04815.wav|0|どう、これで少しはあったまったでしょ? zero/04816.wav|0|いこ、サイト。ミスタ・コルベールの部屋まで送らせてあげる。光栄に思いなさいよね。 zero/04817.wav|0|サイト。 zero/04818.wav|0|勝つわよ、明日は絶対。 zero/04819.wav|0|なにかしら、サイト? zero/04820.wav|0|いい?あんたはわたしの使い魔なの。 zero/04821.wav|0|使い魔であるからには、召喚したご主人様の命令は絶対なの。ここまではいいわね。 zero/04822.wav|0|にもかかわらず、あんたときたら授業中にわたしのそばを離れてフラフラしてるわ、女の子とみたら鼻の下を伸ばすわ。 zero/04823.wav|0|挙げ句の果てにはシエスタやキュルケと、わたしの目を盗んでいちゃついて……。使い魔としての自覚が足りなすぎるわ! zero/04824.wav|0|と、いうわけで。わたしはあんたを徹底的に再教育することにしたの。 zero/04825.wav|0|まずは、鎖ね。それに拘束具。他に何が必要かしら……。 zero/04826.wav|0|あと、言っておくけど、返事は『はい』か『分かりました』か『了解』しか認めないわよ。 zero/04827.wav|0|返事は『はい』と『分かりました』と『了解』しか認めないって言ったでしょう?もう、再教育は始まってるのよ! zero/04828.wav|0|なによ。 zero/04829.wav|0|あら、分かってるじゃない。 zero/04830.wav|0|……! zero/04831.wav|0|……。 zero/04832.wav|0|サイト……。 zero/04833.wav|0|このバカ犬ー! zero/04834.wav|0|ほら、何ぐずぐずしてるの!服、着替えるんだから、早く手伝いなさい! zero/04835.wav|0|うっさいわねぇ! zero/04836.wav|0|あんたはわたしの使い魔なんだから、わたしの言うことには従うの。そう決めたんだから、そうするの!! zero/04837.wav|0|そうよ、あんたはずーっと、わたしの使い魔なんだから。 zero/04838.wav|0|他の誰がなんて言おうが、わたしだけの……。 zero/04839.wav|0|なにも言ってない!ほら、着替えたのなら、すぐに教室に行くわよ。ついて来なさいっ! zero/04840.wav|0|ご主人様には『はい』でしょうがっ! zero/04841.wav|0|さぁ、わたし達も帰りましょう。 zero/04842.wav|0|でも、ウェザリーのこととか、ハルナのことで、ずいぶん長くいることになってしまったわね。 zero/04843.wav|0|そうだったわね。みんな、今ごろどうしてるかしら? zero/04844.wav|0|ウソぉ、何であの子がこんな所にっ!? zero/04845.wav|0|お守りかぁ〜。いーーわよね〜〜〜お守りって。 zero/04846.wav|0|そ、そうよっ!!わたしのお守りは、サイトだけなんだからっ!! zero/04847.wav|0|キ……キスぅ!? zero/04848.wav|0|こ、この子ったら……わたしが目を離した隙に一体なんてコトをしてくれたのかしらっ!? zero/04849.wav|0|問答無用よぉ!!その節操のない腐りきった根性を、わたしが今すぐたたき直してあげるからっ!! zero/04850.wav|0|こらあっ、お待ちなさいっ!!逃げるんじゃないわよっ!観念なさいっ!! zero/04851.wav|0|ゴチャゴチャうるさいわよぉ!!口答えした罰として、3日間食事抜きっ!! zero/04852.wav|0|ダメっ!!絶対っ!!例外なしっ!!! zero/04858.wav|0|……えっ?あんた、そのことを知らずにハルナを送り出したの? zero/04859.wav|0|どっちにだって、普通に聞けば教えてくれたでしょうに……。 zero/04860.wav|0|まあね。 zero/04861.wav|0|タバサに直接聞けばいいじゃない? zero/04862.wav|0|……ま、待ちなさいよ。そんなことでタバサをわずらわせるのも悪いから、わたしが教えてあげる……。 zero/04863.wav|0|ああ、それね。タバサは、ガリア王国にこう報告したのよ。 zero/04864.wav|0|突然のトリスタニアでの戦闘で、ハルナは行方不明になりました。 zero/04865.wav|0|これはわたしの想像なんだけど……。ガリア王国は、爆弾使いとしてのアキナを探していたんじゃないのかな? zero/04866.wav|0|聞けば、ガリア王国でも相当の被害があったみたいよ。 zero/04867.wav|0|たぶん、人相とか、容姿とかを聞いて、たまたま、ハルナを言い当てちゃっただけみたいね。 zero/04868.wav|0|あとはいつもの通り、タバサに面倒ごとを押し付けるのが主目的だったから、結果は大して重視していなかったのかもしれないわね。 zero/04869.wav|0|もうっ!タバサったら、どうして毎日毎日サイトの隣に座るのよーっ!? zero/04870.wav|0|どうせ本読んでるだけなんだから、別にサイトの隣じゃなくたっていいじゃなーい! zero/04871.wav|0|う〜っ、サイト!!あんたからも何かタバサに言ってやりなさいよっ! zero/04872.wav|0|よくないのっ!なんだかイライラするから、よくないのっ! zero/04873.wav|0|嫉妬じゃないもん……。イライラするだけだもん……。 zero/04874.wav|0|言っておりますが、じゃないわよ!サイトの馬鹿ぁーっ! zero/04875.wav|0|で、でも……。 zero/04876.wav|0|だったら、タバサでいいわよ。 zero/04877.wav|0|で、でも、姫さま。 zero/04878.wav|0|このアキナは……その……、お言葉のとおりウェザリーの手先だった者です。その点はよろしいんですか? zero/04879.wav|0|あ、そういえば。 zero/04880.wav|0|逢おうと思えばいつでも逢えるわよ。魔法学院とトリスタニアとの距離だもの。 zero/04881.wav|0|……あ、そうそう。ハルナ。 zero/04882.wav|0|このバカ犬は、一生わたしの使い魔だからね! zero/04883.wav|0|これだけは、はっきりさせておかないとね。 zero/04884.wav|0|え? zero/04885.wav|0|それこそ仕方ありませんわ。表だってしまっては問題があることを全員承知してますから。 zero/04886.wav|0|それでなくても、ウェザリーや、ハルナの件。それに虚無の件と極秘事項が目白押しです。 zero/04887.wav|0|貴族は民を守るために存在するもの。それはみんなが理解していることです。 zero/04888.wav|0|え……ええーっ!?ひ、姫さま、ききききききキスなんてそんなっ! zero/04889.wav|0|しかも……。唇に……。 zero/04890.wav|0|サイトっ!!このバカ犬。一体、姫さまに何をしたのよ! zero/04891.wav|0|ふふふ……。これは正義の罰を与える正義の杖!その罪深い魂を、これで浄化してあげるわ! zero/04892.wav|0|問答無用! zero/04893.wav|0|このバカっ!このバカっ!この大バカっ!! zero/04894.wav|0|やれやれじゃないわよ。あんたが休むのは、仕事を終わらせてからよ! zero/04895.wav|0|誰が奥さんよ! zero/04896.wav|0|服は洗ったの?部屋の掃除はした?買ってきた物はちゃんとしまった? zero/04897.wav|0|だったら、さっさと片づけなさいよ!終わるまで休憩なしだからねっ! zero/04898.wav|0|何か文句あるの!? zero/04899.wav|0|……。 zero/04900.wav|0|あの……あの、ね?ちょっと、聞こうかなって思ったんだけどね? zero/04901.wav|0|サイト……元の世界に帰りたい? zero/04902.wav|0|……そう。そう、だよね……やっぱり。 zero/04903.wav|0|なんでもない! zero/04904.wav|0|けど? zero/04905.wav|0|ふーん。 zero/04906.wav|0|……嘘つき。 zero/04907.wav|0|元いた世界に帰りたくないだなんて、そんなの嘘に決まってるじゃない。 zero/04908.wav|0|すぐばれるような嘘をつくもんじゃないわ。それって、すごく失礼だって分かるでしょ。 zero/04909.wav|0|もういいわよ。 zero/04910.wav|0|さあて、と。あんたの用事はまだ終わってないんだから、さっさと始めなさい! zero/04911.wav|0|うるさいうるさい!早く仕事するの! zero/04912.wav|0|なあに?何を聞きたいの? zero/04913.wav|0|どこかの誰かさんが挙動不審だったから、気になって部屋に戻ってみたのよ。戻ってきて正解だったみたいね! zero/04914.wav|0|ご主人様が授業に出てる隙に、いったい何をしようとしていたのかしら? zero/04915.wav|0|へー、そうなの? zero/04916.wav|0|使い魔にしては、ずいぶん立派な心がけね。 zero/04917.wav|0|でも、わたしに黙ってやることでもないわよねぇ……。 zero/04918.wav|0|ふーん。まぁ、今日はそういうことにしてあげる。 zero/04919.wav|0|ふーん。で、何を聞きたいわけ?わたしの目の前で聞いてみなさいよ。 zero/04920.wav|0|ほら、わたしに聞かれたくないこと、聞こうと思ってたんでしょ? zero/04921.wav|0|問答無用ー! zero/04922.wav|0|は? zero/04923.wav|0|なによ、それ。もう少しまともな理由を考えなさいよ! zero/04924.wav|0|はあ……こんなのを相手に本気で怒るのも、バカみたいだわ。 zero/04925.wav|0|ねえ? zero/04926.wav|0|まあいいわ。今から授業に戻れないし、みんなが来るまで、ここで待ちましょう。 zero/04927.wav|0|何か文句ある? zero/04928.wav|0|サイト! zero/04929.wav|0|どこをほっつき歩いてるのかと思ったら、こんなところにいたのね。 zero/04930.wav|0|まったく、ご主人様を離れてプラプラ行動するなんて、一体なにを考えてるのよ。 zero/04931.wav|0|それは分かってるけど……、だったらわたしに一言相談くらいしなさいよ。どこに行ったのか心配しちゃうでしょ? zero/04932.wav|0|本当だったらあんな怪しい連中、わたしの魔法で吹き飛ばして捕まえちゃうのに。 zero/04934.wav|0|でも、わたしが魔法をうまく使えないってみんな思ってる。みんなにとってわたしは『ゼロのルイズ』なの。 zero/04935.wav|0|な、なによ急に。 zero/04936.wav|0|さ……サイト? zero/04937.wav|0|だっ、誰が泣きそうな顔だって言うのよ!そんなことないんだから! zero/04938.wav|0|……ずいぶんと気楽に言ってくれるじゃない。 zero/04939.wav|0|うん……そうね。それは、そう。 zero/04940.wav|0|え……? zero/04941.wav|0|え、ええ。姫さまはそう言ってたけど……。 zero/04942.wav|0|え、ええ。理屈ではそうなるけど。 zero/04943.wav|0|……あんたの話を聞いてると、世界がすごく単純に思えてくるわ。 zero/04944.wav|0|そんなに簡単にいけば、苦労はしないってこと。 zero/04945.wav|0|なんか、うまくごまかされたような気がするけど、今度からちゃんとわたしに話しなさいよ。 zero/04946.wav|0|それじゃ、わたしは部屋に戻るから。あんたは頑張って見回りなさい。 zero/04947.wav|0|……あっ!? zero/04948.wav|0|あー、もうっ!わざわざ追いかけて来ないでよっ! zero/04949.wav|0|ついて来て欲しくないから、逃げたのっ!サイトはわたしの使い魔なんだから、それくらい察しなさいよっ!! zero/04950.wav|0|なんでもいいから、今はわたしの後をついて来なくていいって言ってるのっ!分かった? zero/04951.wav|0|もし、ついて来たら……。サイトのこと、本気で怒っちゃうんだからねっ!! zero/04952.wav|0|べ、別にサイトが邪魔だなんて思っちゃないわよ……。 zero/04953.wav|0|ちっとも分かってないっ!わたしが来るなって言ってるんだから、ついて来るなっ! zero/04954.wav|0|そ、そうよ……。今日は暑いしね。……って、な、なによ、その目は。 zero/04955.wav|0|そんなのどうだっていいじゃないっ!とにかく今はついて来ないで!じゃあね! zero/04956.wav|0|ちょっと、サイトっ!そんな所でボケッとしてるなら手伝いなさいよっ。 zero/04957.wav|0|女の子は出かけるのにいろいろ準備が必要なのよ。 zero/04958.wav|0|それに最近サイトにまかせっきりだったから、何がどこにあるのか、分からないし……。 zero/04959.wav|0|本当? zero/04960.wav|0|せっかくいい気分なんだから、黙って手伝う! zero/04961.wav|0|ご主人様の命令なのよ。文句言わない。 zero/04962.wav|0|条件?一応、言ってみなさいよ。 zero/04963.wav|0|却下。くだらないこと言ってると、夕食ヌキにするわよ! zero/04964.wav|0|着替え……。 zero/04965.wav|0|うー。 zero/04966.wav|0|……そ、それは。せいぜい2〜3日分もあれば、いい……かな……。 zero/04967.wav|0|ひ、必要かも……。 zero/04968.wav|0|うるさいわねっ!は、早く詰めちゃいなさいよ。 zero/04969.wav|0|もういいっ!あっ、あああ、後はわたしがやるからっ!とっとと、今すぐこの部屋から出て行きなさい! zero/04970.wav|0|な、なんでもないわ。わたし、やっぱり自分でやるって言ってるの。 zero/04971.wav|0|じー。 zero/04972.wav|0|じー。 zero/04973.wav|0|……サイト。 zero/04974.wav|0|サイト! zero/04975.wav|0|びっくりしたのはこっちよ。なんで、人の後ろでブツブツつぶやいてるわけ? zero/04976.wav|0|サイト、そういう趣味でもあるの? zero/04977.wav|0|く、薬?な、なんだっていいじゃない! zero/04978.wav|0|ほしがってないって。全然、いらない。 zero/04979.wav|0|へ? zero/04980.wav|0|なっ! zero/04981.wav|0|デルフリンガー……。 zero/04982.wav|0|どんな罰がお好み?鉄の塊になるのがいい?それとも、海の底がいいかしら? zero/04983.wav|0|そう、それでいいのよ。 zero/04984.wav|0|サイトは知らなくてもいいの! zero/04985.wav|0|何か言った!? zero/04986.wav|0|なんで、こんな劇団においでになったんですか!? zero/04987.wav|0|だ、だからって舞台にまで立つ必要なんて! zero/04988.wav|0|だ、大丈夫なワケないでしょ! zero/04989.wav|0|そ、そんないい加減な! zero/04990.wav|0|ま、まぁ、ダンスは貴族のたしなみだし……。 zero/04991.wav|0|サイト、参考までに聞くけど。わたしになくてハルナが持ってるものってなぁに? zero/04992.wav|0|とりあえず、サイトにもダンスが上手くなってもらわないとね。このままじゃ、ぜんぜん駄目だわ。 zero/04993.wav|0|あら、サイト? zero/04994.wav|0|なによ、サイト。 zero/04995.wav|0|何、卑屈になって聞いてるのよ。別になんでもないわよ。 zero/04996.wav|0|サイト、何してるのよ? zero/04997.wav|0|そういうわけ。ギーシュはただの荷物持ちよ。 zero/04998.wav|0|あれ?もしかして、ヤキモチなの? zero/04999.wav|0|だったら、荷物を持つの手伝ってもらおうかしら?ギーシュだけでは心もとないし。 zero/05000.wav|0|言っておくけど……。まだまだ荷物はあるんだからね! zero/05001.wav|0|むぅ。 zero/05002.wav|0|サイトっ!!あんたの希望を聞いてあげるわ。いますぐ、好きな料理を言いなさい! zero/05003.wav|0|もう、ぐずぐずしないでよね。練習の時間が無くなっちゃうでしょ。 zero/05004.wav|0|シチューね……。ふーん……。 zero/05005.wav|0|そっ、そこまででもないけどっ!で、でも、まあ、そうね、れ、レパートリーのひ、ひとつではあるわっ! zero/05006.wav|0|な、な、ないはずないでしょ!もう、シェフ級なのよ。びっくりしても知らないんだから! zero/05007.wav|0|知ってるわよ!失礼ね! zero/05008.wav|0|シチューと言ったらこのわたし。わたしと言ったらシチューと言うくらい知ってるんだから。 zero/05009.wav|0|なによ。特別に質問することを許可してあげるわ。 zero/05010.wav|0|……。 zero/05011.wav|0|か、簡単よ。本のとおりに、切った材料や、調味料を鍋に入れればいいんでしょう? zero/05012.wav|0|何よ!ご主人様の作る料理を食べられるだけでも、ありがたく思いなさいっ!! zero/05013.wav|0|サイトっ! zero/05014.wav|0|だめ、どこにもいないわ。 zero/05015.wav|0|サイト、気をつけてね。キュルケを見つけたら、すぐにわたしを呼ぶのよ。 zero/05035.wav|0|ね、ねえ、サイト。おなか、空いてない? zero/05036.wav|0|す・い・て・る・わ・よ・ね? zero/05037.wav|0|そう。良かった。 zero/05038.wav|0|あ、ううん。なんでもないの。 zero/05039.wav|0|うん、そうよね。使い魔だからって、遠慮することはないのよ。 zero/05040.wav|0|……。 zero/05041.wav|0|ホント? zero/05042.wav|0|良かった。 zero/05043.wav|0|じゃあ、今から食堂に行きましょう! zero/05044.wav|0|ほらっ、早く!行くわよっ! zero/05045.wav|0|ほら……食べなさいよ。 zero/05046.wav|0|何って、シチューよ。これが本に見える? zero/05047.wav|0|あ……え、えっと、か、勘違いしないでよね! zero/05048.wav|0|別にあんたに食べさせようってだけで用意したわけじゃないんだから!! zero/05049.wav|0|た、ただ、その……。 zero/05050.wav|0|そ、そう!余っちゃったからっ! zero/05051.wav|0|べ、別に怒ってはないけど。それで……どう?食べる? zero/05052.wav|0|そ、それじゃあ。 zero/05053.wav|0|はい、あーん。 zero/05054.wav|0|だから、あーん。 zero/05055.wav|0|な、なによそれっ! zero/05056.wav|0|そんなことしないわよっ!馬鹿っ!いいから食べなさいっっ!! zero/05057.wav|0|ほらっ!あーんっ! zero/05058.wav|0|な、なんてこと言うのよっ!わたしがそんなことするわけないでしょっ!? zero/05059.wav|0|まったく、あんたってホント馬鹿。女心を分かってないんだから……。 zero/05060.wav|0|なんでもないわよっ!いいから食べなさいっ!! zero/05061.wav|0|あ、あら、今日は素直じゃない。いつもこうだったらいいのに。 zero/05062.wav|0|おいしい? zero/05063.wav|0|ホント!? zero/05064.wav|0|……。 zero/05065.wav|0|……。 zero/05066.wav|0|……。 zero/05067.wav|0|……なによ。 zero/05068.wav|0|なによなによっ! zero/05069.wav|0|どうせ……、どうせ、わたしなんてっっ!! zero/05070.wav|0|サイトのばかぁぁぁっ!! zero/05142.wav|0|ねえ、サイト。……本当に分からないの? zero/05143.wav|0|それとも、分からないふりをしてるの? zero/05144.wav|0|女の子の気持ちを……よ? zero/05145.wav|0|……わたしは答えをあげないもん。 zero/05146.wav|0|サイトは知ろうとしていないだけ。どうして分からないの? zero/05147.wav|0|うふふ、どうしたのサイト?顔が真っ赤よ。 zero/05148.wav|0|ねえ、サイト。聞いてるの? zero/05149.wav|0|じゃあ、ちゃんと返事をしなさい。 zero/05150.wav|0|……もしかして、イヤ? zero/05151.wav|0|こ、こうすると男の子が喜ぶってキュルケが言ってたもん。 zero/05152.wav|0|……サ、サイトは嬉しくないの? zero/05153.wav|0|これはおしおきなの。ちゃんと耐えなさい。 zero/05154.wav|0|……むっ、何を怒ってるのよ? zero/05155.wav|0|なによ……。思いっきり動揺してるじゃない。もう、素直じゃないんだから……。 zero/05156.wav|0|これはおしおきなの。ちゃんと耐えなさい。 zero/05157.wav|0|何、振り向こうとしてるのよ、このバカ犬っ! zero/05158.wav|0|ホントにもうっ!……バカ犬なんだから。 zero/05159.wav|0|これはおしおきなの。ちゃんと耐えなさい。 zero/05198.wav|0|ほんとに、もうっ! zero/05199.wav|0|今日はどこにも行かないで、わたしと一緒にいなさいっ! zero/05200.wav|0|な、なによ。その態度! zero/05201.wav|0|わ、わたしと一緒じゃ不満なの? zero/05202.wav|0|もうっ!だったら最初からそう言いなさい! zero/05203.wav|0|……スゥスゥ。 zero/05204.wav|0|……んっ……スゥスゥ……。 zero/05205.wav|0|……んっ……スゥスゥ……。 zero/05206.wav|0|……んっ……んんっ……。 zero/05207.wav|0|……んっ……スゥスゥ……。 zero/05208.wav|0|……んっ……サイトぉ……。 zero/05209.wav|0|……バカ犬……スゥスゥ……。 zero/05210.wav|0|……。 zero/05211.wav|0|……意気地なし……。 zero/05212.wav|0|……ひゅくっ……。 zero/05213.wav|0|……んっ、んんんっ? zero/05214.wav|0|んっ……サイト……? zero/05215.wav|0|……夢?かしら? zero/05216.wav|0|……。 zero/05217.wav|0|ホントにもう……バカなんだから。 zero/05218.wav|0|……サイト、うるさい!むにゃむにゃ……。 zero/05219.wav|0|……バカ犬!むにゃむにゃ……。 zero/05220.wav|0|……。 zero/05221.wav|0|……ん、おやすみ。サイト。 zero/05274.wav|0|……ねえ、サイト。あなた、お風呂が好きだったわよね。 zero/05275.wav|0|……そう。いいわ。 zero/05276.wav|0|じゃあ、わたしが背中を洗ってあげる。 zero/05277.wav|0|な、なによ!わたしが洗ってあげるっていうんじゃ不満なの!? zero/05278.wav|0|なによっ。遠慮するものじゃないわ! zero/05279.wav|0|な、なにが恥ずかしいのよっ!た、単に背中を流してあげるだけよ!勘違いしないでよねっ。 zero/05280.wav|0|恥ずかしがってないで全部任せちゃえばいいのよっ! zero/05281.wav|0|男の子なんでしょ!堂々としてなさいっ! zero/05282.wav|0|じゃあ、いいわね? zero/05283.wav|0|な、何を考えてるのよ! zero/05284.wav|0|男の子でしょ!堂々としなさいっ! zero/05285.wav|0|……え、ええ、いいわよ! zero/05286.wav|0|……。 zero/05287.wav|0|な、なにかしら? zero/05288.wav|0|な、なによ。顔を赤くしちゃって。何を想像してるのよっ! zero/05289.wav|0|飼い主がバカ犬を洗ってあげるのに、なんの不思議があるっていうのよっ!変なこと考えちゃダメなんだからね! zero/05290.wav|0|……ま、まったく、無駄に広い背中ね。 zero/05291.wav|0|……ちょ、ちょっと意外だわ。 zero/05292.wav|0|……。 zero/05293.wav|0|……き、聞いてるの?洗いにくいわよ。反省しなさい! zero/05294.wav|0|……ど、どう?こんな感じ? zero/05295.wav|0|……え、ええと、こうかしら? zero/05296.wav|0|こうね!うふふ……。 zero/05297.wav|0|き、きゃあっ! zero/05298.wav|0|……ふ、振り向くんじゃないわよ!だ、黙って洗われてなさい!きれいにしてあげてるんだから! zero/05299.wav|0|ダメよ!我慢しなさいっ! zero/05300.wav|0|……あら、まだ弱かった? zero/05301.wav|0|もう、遠慮なんてしなくていいから! zero/05302.wav|0|ほらほら……。 zero/05303.wav|0|へ?交代って? zero/05304.wav|0|な、なんでそうなるのよ! zero/05305.wav|0|だ、だまって洗われなさい! zero/05306.wav|0|……ふうっ!おしまい! zero/05307.wav|0|これできれいになったでしょ! zero/05308.wav|0|……もうっ、だらしないわね! zero/05372.wav|0|サイト! zero/05373.wav|0|ねえ、サイト。わたしのことをどう思ってる? zero/05374.wav|0|わたしって他の女の子にくらべてそんなに魅力がない? zero/05375.wav|0|さ、サイトが悪いんじゃない!あっちの女の子にふらふら、こっちの女の子にふらふら……。 zero/05377.wav|0|え、ホントに? zero/05378.wav|0|……じゃあ、一番かわいい? zero/05379.wav|0|むーー。 zero/05380.wav|0|むー。今、なんかぶつぶつ考えてる! zero/05381.wav|0|え、ホントに? zero/05382.wav|0|うふふ。ありがとう、サイト。 zero/05383.wav|0|……でも。ルイズ『も』ってなに? zero/05384.wav|0|わ、わたしの使い魔だったら、わたしだけを見つめてなさいっ! zero/05385.wav|0|サイト……。……いま、何かとんでもないことを考えなかった? zero/05386.wav|0|もうっ、サイトったら。ちゃんとわたしをほめなさい! zero/05387.wav|0|な、なによ。不満? zero/05388.wav|0|……ま、いいわ。じゃ、やってみなさい。さあ。 zero/05389.wav|0|……本当にやる気あるの?サイト? zero/05390.wav|0|え、ええっ?も、もう。そこまで言わなくても……。 zero/05391.wav|0|でも、ええと……あ、ありがと。 zero/05392.wav|0|ちょっと引っかかるところがなくもないけど。でも、ええと……あ、ありがと。 zero/05393.wav|0|モエ?ツンデレ……メルトダウン? zero/05394.wav|0|……ど、どういう意味よ? zero/05395.wav|0|うふふ。そ、そんなぁ……。 zero/05396.wav|0|うふふ。サイトにしてはまんざらでもないわね。いいわ、今日のところは許してあげる。 zero/05397.wav|0|……あのね、サイト。 zero/05398.wav|0|素敵な男の子っていうのは、女の子をほめてあげるものなのよ。覚えておきなさい! zero/05470.wav|0|……いいわよ!罰ゲームよ! zero/05471.wav|0|もうっ、違うわよ! zero/05472.wav|0|さ、サイトは見たことないでしょうけど、この世界にはティモシュっていうこういうお菓子があるの。 zero/05473.wav|0|これは、その。ちょっと変わった食べ方をするお菓子なの。 zero/05474.wav|0|て、手を使わずに食べるのよ! zero/05475.wav|0|し、知ってるの、サイト!?……い、いやらしい! zero/05476.wav|0|わっ、わたしはキュルケに聞くまで知らなかったもの。 zero/05477.wav|0|さあっ、わたしがこっちの端を咥えるから……、サイトがそっちから……食べるのよ? zero/05478.wav|0|な、なによ! zero/05479.wav|0|だから、わたしがこっちの端を咥えて、サイトが……そっちからその……。 zero/05480.wav|0|……ホントに試してみる? zero/05481.wav|0|あのね、これは2人で端と端を咥えるものなの。 zero/05482.wav|0|ふぁ、何よ! zero/05483.wav|0|ふぁ、じゃあ。いっ、いくわよ! zero/05484.wav|0|う、んんっっ! zero/05485.wav|0|ひゃっ、ひゃほふっ! zero/05486.wav|0|も、もうっ!いきなり何するのよっ!びっくりするじゃないっ! zero/05487.wav|0|あっ! zero/05488.wav|0|ご、ごめん。 zero/05489.wav|0|ひゃっ! zero/05490.wav|0|さ、サイト大丈夫? zero/05491.wav|0|もう、いきなり突っ込んでくるから……。口の中に当たっちゃったのよ。 zero/05492.wav|0|何がしたかったの? zero/05493.wav|0|べ、別に緊張なんてしてないんだから! zero/05542.wav|0|……。 zero/05543.wav|0|なによ。 zero/05544.wav|0|……言ってごらんなさい。 zero/05545.wav|0|そんなこともあったかしらね。 zero/05546.wav|0|そりゃあ、あんたは楽しかったでしょうね。そこらじゅうの女の子にデレデレしちゃって……。 zero/05547.wav|0|もう、みっともないったらありゃしない。 zero/05548.wav|0|!!!!!そ、そ、そ、そんなわけないでしょうが。 zero/05549.wav|0|バカ使い魔がそこらじゅうに迷惑をかけたら、ご主人様が迷惑するからよ!別にヤキモチやいてるわけじゃないわよ! zero/05550.wav|0|そうよ! zero/05551.wav|0|い、いいじゃない!わたしがオシャレしたら、なにか悪い!? zero/05552.wav|0|あ、そ、そう……? zero/05553.wav|0|うー、なによなによ、さっきから文句ばっかり!あんた、わたしの使い魔でしょ?文句言わないで働きなさいよ! zero/05554.wav|0|第一、せっかくわたしが店で服を試着しても、まともに見ないし感想も言ってくれないし。 zero/05555.wav|0|なんでもないわよ!最近は、ちゃんとご飯食べさせてるんだし、ご主人様の言うことくらい素直に聞きなさい! zero/05556.wav|0|なにか言った!? zero/05557.wav|0|敷いてない! zero/05558.wav|0|それ以上減らず口叩いたら、溶かして屑鉄にして学院の裏庭に埋めるからね! zero/05559.wav|0|ちょっと、サイト?どうしたの? zero/05560.wav|0|え?どこ? zero/05561.wav|0|あ、ちょっと、サイト!もうっ、何なのよー。 zero/05562.wav|0|もう、サイト!ご主人様を置いて何してるのよ!って、本当に人が倒れてる……。 zero/05563.wav|0|この娘、見慣れない格好をしてるけど、一体、どこの国の人かしら。 zero/05564.wav|0|ちょっとサイト。なに、この娘をじーっと見つめてるのよ。 zero/05565.wav|0|サイト、なにやってんのよ!女の子の服を脱がそうとするなんて! zero/05566.wav|0|全然そうには見えないわよ!わたしが診るからあんたはあっちに行って。 zero/05567.wav|0|意識を失ってるだけのようね。頭に損傷は無いみたい……。サイト、急いで学院に向かって! zero/05568.wav|0|「へっ」じゃないわよ。わたし達は馬なんだから、倒れてる人を連れていけるわけないでしょ? zero/05569.wav|0|応援を呼んでって意味よ。まさか、最後まで話さないと分からないってことはないでしょ? zero/05570.wav|0|なっ!?なに、あんた達! zero/05571.wav|0|サイト……。 zero/05572.wav|0|ちょっとサイト!どこの誰だか分からない連中にこの娘を預けちゃうつもり!? zero/05573.wav|0|ふーん? zero/05574.wav|0|何、考えこんでるのよ!この場合は断固拒否、でしょ! zero/05575.wav|0|分かってるわよ!こんなことに巻き込んで……。サイト、後で覚えてなさいよ! zero/05576.wav|0|逃がすもんですか!追うわよ、サイト! zero/05577.wav|0|ちょっと、あいつらを放っておく気? zero/05578.wav|0|……まあ、そうかもしれないけど。でも、なーんか気分が収まらないわね。 zero/05579.wav|0|しつこい! zero/05580.wav|0|今度やったら、本当に割るからね。それより、サイト。これからどうするの? zero/05581.wav|0|あんな連中が狙う理由なり事情があるってことは、ただの娘じゃないんでしょ?わたし達の手に負えるとは限らないわ。 zero/05582.wav|0|一度街まで引き返して、この娘を保護してもらうって手もあるでしょ? zero/05583.wav|0|……なんで、そんなにこの娘にこだわるのよ。 zero/05584.wav|0|あやしい!サイト。この娘に何をしたのか、白状しなさい! zero/05585.wav|0|初めて会った割にはずいぶんとご執心だし、大きい胸はあんたの好みだし、そのうえ、あのメイドと同じ黒い髪だし! zero/05586.wav|0|さーあ、白状なさい!この娘にいったい何をしたの!? zero/05587.wav|0|……本当に?じゃあなんでそんなに熱心なのよ。 zero/05588.wav|0|あ……。 zero/05589.wav|0|……。 zero/05590.wav|0|もうっ、分かったわよ!元々そのつもりだったわけだし、いったん学院に連れて行きましょ。 zero/05591.wav|0|さっきの人達がまた襲ってくるかもしれないし、この娘はわたしの馬に乗せるわ。こっちにつけてる荷物そっちに移すわね。 zero/05592.wav|0|……その言い方が、信用できないっていうのよ。真面目に話す気がないのね。そうなのね? zero/05593.wav|0|問答無用ー! zero/05594.wav|0|はあ、はあ、はあ……。 zero/05595.wav|0|まあ、いいわ。元々そのつもりだったわけだし、いったん学院に連れて行きましょ。 zero/05596.wav|0|あんたのためじゃないわよ。あんたがこの娘にちょっかい出したら、今度は手加減なしだからね。 zero/05597.wav|0|さっきの人達がまた襲ってくるかもしれないし、この娘はわたしの馬に乗せるわ。こっちにつけてる荷物そっちに移すわね。 zero/05598.wav|0|でも、事情が事情だけど、平民を勝手に学院に入れるのって先生達に知られるのもまずいわよね、多分。 zero/05599.wav|0|手当ての必要はあるんだけど、どうしたらいいのかしら。 zero/05600.wav|0|まったく、なんでわたしがこんなこと……。 zero/05601.wav|0|それより、シエスタ。いきなり部屋に病人を担ぎ込んじゃってすまなかったわね。 zero/05602.wav|0|……ほおお。 zero/05603.wav|0|え。 zero/05604.wav|0|ええと、そ、そう!今日、街に出たときに会ったんだけど、どうやらわたしの故郷から来た平民らしいの。 zero/05605.wav|0|途中で財布を盗られたとかで、行くところがないって言うから、しばらくの間面倒を見てあげようと思って。 zero/05606.wav|0|モンモランシー、わたしからもお願い!秘密にしてくれないかしら? zero/05607.wav|0|あとは、彼女が目を覚ましてくれればいいんだけど……。どうしたものかしらね? zero/05608.wav|0|本当に、サイトのせいで余計な面倒をかけちゃうけど、よろしくね。 zero/05609.wav|0|ほら、サイト!せっかくシエスタがああ言ってくれてるんだから、部屋に戻るわよ! zero/05610.wav|0|ちょっとサイト。なに、部屋の隅に行ってんのよ。 zero/05611.wav|0|す、隅っこでいいなら、一緒にベッドを使わせてあげるわよ! zero/05612.wav|0|いいの!わたしがそう言ってるんだから、さっさとベッドに入りなさいよ。 zero/05613.wav|0|何をブツブツ言ってるのよ。ほら、さっさと寝るわよ! zero/05614.wav|0|ちょっと……あんまりもぞもぞ動かないでよ。 zero/05615.wav|0|別に……少しくらい、いいけど。 zero/05616.wav|0|な、なによ……急に変なこと言い出して。 zero/05617.wav|0|そうよ。当たり前のこと言わないでよ。 zero/05618.wav|0|もう……変なの。 zero/05619.wav|0|……ねえ、サイト?起きてる? zero/05620.wav|0|寝ちゃった……の? zero/05621.wav|0|……もう!いいわよ、わたしも寝ちゃうから! zero/05622.wav|0|ううーん……。 zero/05623.wav|0|ん……ふわああ……。あれ、サイト……? zero/05624.wav|0|……って、ええっ!?なんでシエスタがわたしの部屋にいるのよっ! zero/05625.wav|0|ん、んー……。 zero/05626.wav|0|ううーん……。 zero/05627.wav|0|ん……ふわああ……。あれ、サイト……? zero/05628.wav|0|……って、ええっ!?あんたなんでわたしに抱きついてんのよーっ! zero/05629.wav|0|もう、そのことはいいでしょ、別に!それより、なんでシエスタがわたしの部屋にいるのよっ! zero/05630.wav|0|んん……。 zero/05631.wav|0|ふわああ……。もう、朝からうるさいわよサイト。おかげで目が覚めちゃったじゃ……。 zero/05632.wav|0|……って、ええっ!?なんでシエスタがわたしの部屋にいるのよっ! zero/05633.wav|0|え、あ、ちょっとサイト!?わたしが着替えるまで待ちなさいよ!! zero/05634.wav|0|なんで、朝からこんなに大勢集まってるのよ! zero/05635.wav|0|そんなの決まってるじゃない。ねえ、モンモランシー? zero/05636.wav|0|別に楽しいことなんてないわよ。 zero/05637.wav|0|ってことは、答えはひとつよね。ねえ、モンモランシー? zero/05638.wav|0|別に楽しいことなんてないわよ。 zero/05639.wav|0|あんたと一緒に来たわたしに、そんなこと分かるわけないでしょ! zero/05640.wav|0|ああ、それはそうね。でも、原因は分かってるわ。 zero/05641.wav|0|ねえ、シエスタ。あなたがわたし達を呼びに来る前は、こんなに賑やかじゃなかったんでしょ? zero/05642.wav|0|ってことは、答えはひとつよね。ねえ、モンモランシー? zero/05643.wav|0|まあ、いいわ。何を言ったところで別に帰るとは思えないし。 zero/05644.wav|0|それより、この娘が誰なのかが問題なの。 zero/05645.wav|0|ちなみに、ベッドに寝かせたのはシエスタで、容態を診たのはモンモランシーよ。 zero/05646.wav|0|で、今度はこちらが聞きたいんだけど。あなた、どこから来たの?名前は? zero/05647.wav|0|やっぱりサイトが知っている娘だったんじゃない! zero/05648.wav|0|まあいいわ。で、あなたはどうやってここに来たの? zero/05649.wav|0|けど? zero/05650.wav|0|ふうん?ずいぶんと剣呑な話ね。 zero/05651.wav|0|知ってる人もいないし、行く当てもないし、そのまま放浪していたら、倒れちゃったってところかしら。 zero/05653.wav|0|な、なに、なんでいきなりわたしの使い魔に抱きつくのよ!離れなさい! zero/05654.wav|0|うっ! zero/05655.wav|0|外野は黙ってて! zero/05656.wav|0|ええと、すごーく特別な例なんだけど、サイトはわたしが使い魔を召喚する魔法で呼び出して、契約を交わしたの。 zero/05657.wav|0|だから、サイトは人間だけどわたしの使い魔なの。ほら、左手に使い魔の印があるでしょ。 zero/05658.wav|0|なんですってえ!? zero/05659.wav|0|い、いけなくはないけど、表現方法に問題が……。 zero/05660.wav|0|な……! zero/05661.wav|0|な、な、な……!? zero/05662.wav|0|……サイト。お願いだから今すぐその女達から離れなさい。 zero/05663.wav|0|ふ、ふふふ、ふふふ……。そう、サイトはあくまで開き直るつもりなのね? zero/05664.wav|0|なんですってえ!? zero/05665.wav|0|ふ、ふふふ、ふふふ……。そう、サイトはあくまで離れないつもりなのね? zero/05666.wav|0|分かった!!!だったら、力ずくで離してあげるわっ!! zero/05667.wav|0|問答無用ー!! zero/05668.wav|0|……。 zero/05669.wav|0|は、はい!ええと、その……。 zero/05670.wav|0|魔法の実験中、つい魔法が暴走してしまい、爆発してしまいました。 zero/05671.wav|0|サイト!?なにか、間違いでも!? zero/05672.wav|0|す、すみません。 zero/05673.wav|0|は、はい!ありがとうございます! zero/05674.wav|0|ちょっとサイト!何を言いだすのよ! zero/05675.wav|0|それとこれとは話が違うでしょ!だいたい、あんたの部屋じゃなくてわたしの部屋でしょうが! zero/05676.wav|0|何を冷静に答えてるのよ!部屋の主はわたし!あんたは使い魔なの! zero/05677.wav|0|使い魔が勝手に部屋に仲間を連れこまないで! zero/05678.wav|0|し、しかし……! zero/05679.wav|0|……分かりました。 zero/05680.wav|0|ちょっとキュルケ!何を言いだすのよ! zero/05681.wav|0|それとこれとは話が違うでしょ! zero/05682.wav|0|説得力はあるけど、だったら余計にお断りよ! zero/05683.wav|0|し、しかし……! zero/05684.wav|0|ちょ、ちょっと、オールド・オスマン!それはいくらなんでも、そのっ! zero/05685.wav|0|え、ええと……。 zero/05686.wav|0|……分かりました。 zero/05687.wav|0|……。 zero/05688.wav|0|……ちょっと、ね。不幸な事故があったの。 zero/05689.wav|0|くっ……! zero/05690.wav|0|ところでモンモランシー?改めて尋ねたいことがあるんだけど。 zero/05691.wav|0|……なんで目線をそらすのかしら。 zero/05692.wav|0|ちゃんと黙っててって言ったでしょ!なんでこんなにばれまくってるのよ! zero/05693.wav|0|つい、じゃないわよ、もう。秘密って言ったのにこれじゃ、先が思いやられるわ。 zero/05694.wav|0|モンモランシー。わたし、同情するわ。 zero/05695.wav|0|そうね。じゃあ、わたしは授業があるから、終わったら全員で集合ってことでいい? zero/05697.wav|0|仕方ないわよ。モンモランシーがばらしちゃったんだもの。この際、手を貸してもらうわ。 zero/05698.wav|0|あら、大丈夫よ。この娘には、すぐに出てってもらうから。 zero/05699.wav|0|なによ。 zero/05700.wav|0|なにがひどいのよ。わたしは当たり前のことを言ってるだけよ。 zero/05701.wav|0|なんとかって、なによ。 zero/05702.wav|0|平民1人をわたし達だけでかくまえって言うの?そんなの無理だわ。 zero/05703.wav|0|元々は、この娘が道ばたで倒れてたから介抱するために学院まで連れてきたわけでしょ。 zero/05704.wav|0|一晩休んで疲れはとれたみたいだし、なら部外者が学院にいるのはおかしいの。 zero/05705.wav|0|わたし、なにか間違ったこと言ってる? zero/05706.wav|0|それじゃあ、わたし達でこの先どうやって彼女の面倒を見てくの? zero/05707.wav|0|犬や猫じゃないのよ。そんなこと、無理に決まってるじゃない。 zero/05708.wav|0|は? zero/05709.wav|0|な……っ!そ、そ、そんなんじゃないわよ! zero/05710.wav|0|そんなはずない!なんで、このサイトに嫉妬なんて、しなくちゃならないのよ! zero/05711.wav|0|う……。 zero/05712.wav|0|分かったわよ!当分の間かくまえばいいんでしょ! zero/05713.wav|0|襲ってきた連中が、実は彼女を召喚した魔法使いかその部下ってこと? zero/05714.wav|0|あ、そうなの? zero/05715.wav|0|サイト?あんた、今エッチなこと考えたでしょ。 zero/05716.wav|0|断言はできないけど、そういうことになるわね。 zero/05717.wav|0|……。 zero/05718.wav|0|もう起きてるわよ。 zero/05719.wav|0|まったく、ご主人様を放ったらかしにしてぐーぐー寝てるなんて、いったい何様のつもりかしら? zero/05720.wav|0|う、うるさいわね。本当はこのくらいに起きてるのよ。 zero/05721.wav|0|そっ、そんなわけないでしょ。ちゃんと寝たわよ。 zero/05722.wav|0|だから、ちゃんと寝てるって言ってるじゃない!それにいつも寝てるのはあんたでしょ? zero/05723.wav|0|ふん、やる気が足りないのよ。 zero/05724.wav|0|う……ち、違うわよ。部屋の人口密度が高いから、ちょっと寝苦しかっただけよ。 zero/05725.wav|0|それってどういう意味よ! zero/05726.wav|0|本当なの?まぁ、それならいいんだけどね。 zero/05727.wav|0|へ?なんで? zero/05728.wav|0|なんで、わたしが使い魔の行動を逐次監視しなくちゃ駄目なのよ!第一、サイトは何かをするつもりだったの? zero/05729.wav|0|そう?ならいいけど。 zero/05730.wav|0|もし、ちょっかいを出していたのなら、それ相応の罰を受けてもらうけどね。 zero/05731.wav|0|ふふん、わたしよりよっぽどお寝坊さんがいたみたいね。 zero/05732.wav|0|ちょ、ちょっと何謝ってるのよ!しっかりしなさいよ。 zero/05733.wav|0|それより、そろそろ授業に行かないといけない時間だわ。 zero/05734.wav|0|いいから!さっさと授業に行くわよ。 zero/05735.wav|0|あ……!!すぐ着替えするから、部屋から出てって! zero/05736.wav|0|早く部屋から出てって!着替えはシエスタにしてもらうから。 zero/05737.wav|0|ぐずぐずしてないで、さっさと出てって! zero/05738.wav|0|もう、サイトが早く部屋から出てくれなかったから遅れたんでしょ? zero/05739.wav|0|え……えぇ!?あ、いえ、その、なんでもありません。ミスタ・コルベール。 zero/05740.wav|0|はい。 zero/05741.wav|0|ま、わたし達には関係ないけどね。 zero/05742.wav|0|あんたねえ、人の話聞いてなさいよ。ミスタ・コルベールが、そういう無茶をしないようにって言ったばかりじゃないの。 zero/05743.wav|0|だったら、余計なこと言い出さないの。分かった? zero/05744.wav|0|はあ? zero/05745.wav|0|昼食まで、我慢しなさいよ。 zero/05746.wav|0|ああ、もう。おとなしくしてないと、昼食も抜きだからね! zero/05747.wav|0|ん?なに、どうしたの。 zero/05748.wav|0|ちょっと、なに言ってるのよ。使い魔がご主人様の授業を抜け出すなんて、許されると思ってるわけ? zero/05749.wav|0|それは教室に入れない使い魔の場合でしょ。あんたは人間なんだから、黙ってそこにいなさい。 zero/05750.wav|0|ちょっと、どうしたの?さっきからうなってばっかりで……。 zero/05751.wav|0|ちょっと、なに言ってるのよ。使い魔がご主人様の授業を抜け出すなんて、許されると思ってるわけ? zero/05752.wav|0|それは教室に入れない使い魔の場合でしょ。あんたは人間なんだから、黙ってそこにいなさい。 zero/05753.wav|0|よろしくじゃないわよ。あ、こら! zero/05754.wav|0|あ、いえ、なんでもありません。ちょ、ちょっとバカの使い魔がトイレとか申しまして、おほほほほ。 zero/05755.wav|0|あら、ずいぶんお早いお戻りね! zero/05756.wav|0|いったい何の用事で出かけたのかしら? zero/05757.wav|0|ご主人様を置いて、勝手に授業を抜け出したからには、さぞかし重要な用件なんでしょうね? zero/05758.wav|0|……はい? zero/05759.wav|0|ふうん……。そんなに心配だったの。 zero/05760.wav|0|……。 zero/05761.wav|0|この……お調子者っ! zero/05762.wav|0|どんな女の子でもすぐにいちゃいちゃするんだから、節操を持ちなさい!節操を! zero/05763.wav|0|はい、すみません……。 zero/05764.wav|0|は?デルフリンガー? zero/05765.wav|0|いや、それはやめて。わたしの部屋から怪しい歌が聞こえてくるなんて噂が立つのはごめんだわ。 zero/05766.wav|0|でも、どうして?デルフリンガーは授業に関係ないでしょ。 zero/05767.wav|0|ふ、ふーん。あんたにしては、殊勝な心がけじゃないの。一応、褒めてあげるわ。 zero/05768.wav|0|はいはい。言われなくてもちゃんと専念するわ! zero/05769.wav|0|あ、はい。聞いてます。 zero/05770.wav|0|は?トイレ……って、もおっ!それならそうと言いなさいよ、この馬鹿っ。 zero/05771.wav|0|黙っていなくなる方が問題だって言ってるの! zero/05772.wav|0|とっ、とにかく、用事はもう済んだわけよね? zero/05773.wav|0|だったら、残りの授業はおとなしくしてなさい。いいわね? zero/05774.wav|0|はい、すみません……。 zero/05775.wav|0|……久しぶりに頭の悪いことを言ってる人がいるわね。いったいどこのお馬鹿さんかしら? zero/05776.wav|0|誰が『ゼロ』よ!そんな不名誉なあだ名、とっくに返上して……! zero/05777.wav|0|え、なによ……あ! zero/05778.wav|0|ふ……ふ、ふ、ふ……。ちょうどいいわ。昨日からずっとイライラしてたのよ。 zero/05779.wav|0|ミス・ツェルプストー。今日こそ決着をつけさせてもらうわよ。 zero/05780.wav|0|2度も言ったわね。もう、許さないんだから……。 zero/05781.wav|0|なんで止めるのよ! zero/05782.wav|0|当然じゃない。貴族の決闘よ、決闘。 zero/05783.wav|0|う。それはそうだけど……。 zero/05784.wav|0|う、うう……。 zero/05785.wav|0|なんですってぇ!わたしは逃げたりしないわ! zero/05786.wav|0|人の使い魔に余計なこと吹き込まないでよ。それに、なに?さんざん偉そうなこと言って、逃げるつもり? zero/05787.wav|0|表に出ましょう。それなら迷惑はかからないわ。 zero/05788.wav|0|それでしたら、ミスタ・コルベールは何も知らなかったということで。 zero/05789.wav|0|行くわよ。 zero/05790.wav|0|悪いけど、今日は手加減できそうにないから。っていうか、手加減する気もないから。覚悟することね。 zero/05791.wav|0|あんたは黙ってなさい。それでなくても今朝からちょっと機嫌が悪いの。 zero/05792.wav|0|なんですってー! zero/05793.wav|0|なっ、あの時の魔導士……。ここまで追いかけてきたのかしら? zero/05794.wav|0|キュルケ。ちょっと待っててもらうわね。こいつらを片づけなきゃいけないようだから。 zero/05795.wav|0|ふん。好きにすれば。 zero/05796.wav|0|どうしたの、もう降参かしらっ! zero/05797.wav|0|ふん、子供ですって?魔法学院の生徒を侮るにもほどがあるわ。 zero/05798.wav|0|だ、誰が子供に見えるのよ! zero/05799.wav|0|くっ……。そのことについては後にしておくわ。 zero/05800.wav|0|さて、なにから話してもらおうかしらね?少なくとも、あなたの正体と、あの娘を狙う理由はすぐに聞かせてもらうわよ。 zero/05801.wav|0|なっ、なに!?なにが起きたの!? zero/05802.wav|0|え? zero/05803.wav|0|な、なに!?地面に穴が……。 zero/05804.wav|0|きゃあああっ! zero/05805.wav|0|べ、別にサイトに心配されることもないわよ。大丈夫、怪我はしていないわ。 zero/05806.wav|0|心配してくれるのね。 zero/05807.wav|0|……。 zero/05808.wav|0|何どさくさにまぎれて抱きついてるのよ!まだ、敵がいるのよ! zero/05809.wav|0|サイト? zero/05810.wav|0|わたしはどうでもいいの? zero/05811.wav|0|……後でしっかりしつけをする必要があるようね。 zero/05812.wav|0|今の爆発にまぎれて?じゃあ、やっぱりあの爆弾使い、やつらの仲間だったってわけ? zero/05813.wav|0|分かりました、ミスタ・コルベール。 zero/05814.wav|0|……なんでそういうとこだけ気がつくのよ。 zero/05815.wav|0|なんでもないわっ!ほら、さっさと戻るわよ! zero/05816.wav|0|サイト?どうしたのよ、黙り込んじゃって。 zero/05817.wav|0|サイトったら、返事しなさいよ。なにか気になることでもあるの? zero/05818.wav|0|な、なに? zero/05819.wav|0|ええ!?ちょっと、見回りって、ええ? zero/05820.wav|0|戻ったのね。 zero/05821.wav|0|ふうん……。 zero/05822.wav|0|いいじゃない、みんな無事だったんでしょ。それ以上でも、それ以下でもないわ。 zero/05823.wav|0|はいはい、お疲れ様。 zero/05824.wav|0|……。 zero/05825.wav|0|え?なによ、いきなり。 zero/05826.wav|0|べっ、別になにもないわよ。 zero/05827.wav|0|……本当に、なんでもないから。心配しなくて大丈夫よ。 zero/05828.wav|0|してないわよ。……まったく。 zero/05829.wav|0|……ふん。 zero/05830.wav|0|くはっ!?なによ、それ。 zero/05831.wav|0|ずいぶんと甘やかすじゃない。食事くらい、1人でとれるでしょ。 zero/05832.wav|0|変よ。 zero/05833.wav|0|あんた、そんなまめな態度を今まで見せたこと、ないでしょうが。 zero/05834.wav|0|なのに、その娘には親切になっちゃって。おかしいって思うでしょ? zero/05835.wav|0|それは……。 zero/05836.wav|0|……ふん。 zero/05837.wav|0|ちょ、ちょっとぉ!?サイト!あんたなにやってるのっ!? zero/05838.wav|0|そうじゃなくて!なによ、その『あーん』って! zero/05839.wav|0|変だってば! zero/05840.wav|0|なによ、そのべったり甘やかしな態度!わたしには、一度だってそんな素振り見せたことなんてないのに! zero/05841.wav|0|はあ!?なんでそうなるのよ! zero/05842.wav|0|夕食はとっくに済ませたわよ! zero/05843.wav|0|は?ダイエット? zero/05844.wav|0|違ーう!そんなのやってない! zero/05845.wav|0|ええっと……。だーかーらー、なんの話をしてるのよ、もう。 zero/05846.wav|0|はあ!?な、な、なんでそうなるのよ! zero/05847.wav|0|それとこれとは別でしょ、別っ!なんでわたしがあんたにご飯食べさせてもらわなくちゃいけないのよ! zero/05848.wav|0|……分かればいいのよ。 zero/05849.wav|0|はあ!?なんでそうなるのよ! zero/05850.wav|0|……確かに、あんたと話をしてると頭痛くなってくるけどね。仮病使ってまで寝ていたくないわよ、わたし。 zero/05851.wav|0|そうよ。わたしはね。 zero/05852.wav|0|病人だったら、なんでもしてあげるって言うの? zero/05853.wav|0|……っ、だって! zero/05854.wav|0|っ!! zero/05855.wav|0|あ……あんたに、そんなこと好き勝手に言われる筋合いはないわよっ! zero/05856.wav|0|それに、何よ!病気病気って、そんなに病気が偉いわけ?サイトなんて知らないんだから! zero/05857.wav|0|バカ犬!バカ使い魔!バカサイト! zero/05858.wav|0|もう、知らないんだから! zero/05859.wav|0|……なに考えてるのよ、わたし。自分でもわけ分かんない。 zero/05860.wav|0|そもそもサイトは何もしていないのに……、なのに、あんなこと言っちゃって。わたし、本当に最低……。 zero/05861.wav|0|それにしても、あのハルナって娘の言い方はシャクにさわるわ。 zero/05862.wav|0|サイトと同じ世界の人間ってことは、つまり平民なわけで。 zero/05863.wav|0|わたしに対して、平民があんな言い方をするのを許しておけなかったけど……。 zero/05864.wav|0|だからって、あんなみっともない真似することないわよね……。わたし、どんな顔して戻ればいいのよ……。 zero/05865.wav|0|……? zero/05866.wav|0|シエスタ……。へ、平民が、な、何の用よ? zero/05867.wav|0|へ……? zero/05868.wav|0|な、なんのことよ。 zero/05869.wav|0|……。 zero/05870.wav|0|あんたの言い分は分かったわ。でも、平民がわたしに指図をするなんて、どうかと思うわ。 zero/05871.wav|0|……。 zero/05872.wav|0|そ、そうだけど……。 zero/05873.wav|0|り、利用!? zero/05874.wav|0|え、本当? zero/05875.wav|0|……それじゃ、なに?あの娘は、仮病を使ってサイトの親切心につけ込んでるってわけ? zero/05876.wav|0|微妙に、トゲがある言い方ね……。 zero/05877.wav|0|ふ、ふふ……。わたしの部屋で、そんな真似が許されると思われてたとはね……。 zero/05878.wav|0|ずいぶんと舐めたことをしてくれるじゃないの。 zero/05879.wav|0|いいわ。あの性悪女をやり込めるまでの間だけ、休戦といきましょう。 zero/05880.wav|0|キュルケ!なんであんたがここにいるのよ! zero/05881.wav|0|タ、タバサ! zero/05882.wav|0|あ、あんたまさか……。 zero/05883.wav|0|どこまで守ってもらえるのか、大いに疑問だけど。了解したわ。 zero/05884.wav|0|とりあえず、作戦会議は後ほどしましょう。いつまでもハルナに大きな顔はさせないわ。 zero/05885.wav|0|サ、サイトはどうでもいいのよ。ご主人様のこと、ぜんぜん考えてくれないし。あのバカ使い魔のことなんか……。 zero/05886.wav|0|今、帰ったわよ。 zero/05887.wav|0|なによ、そんなびっくりした顔しちゃって……。 zero/05888.wav|0|心配って……。そりゃ、ちょっと戻るの遅くなったけど、まだ深夜ってほどでもないじゃない。 zero/05889.wav|0|ハルナには謝らなくてはならないわ。 zero/05890.wav|0|わたし、急に部屋の人数が増えたんで、なんだか落ち着かなくてイライラしてたみたい。ごめんなさい。 zero/05891.wav|0|さっき言ったことは気にしないで。明日もゆっくりしていてね。 zero/05892.wav|0|んもぅ、なによぉ。うるさいわねぇ……。 zero/05893.wav|0|どうしてって……決まってるじゃない。サイトはわたしの使い魔なんだから、一緒に寝るのは当たり前でしょ。 zero/05894.wav|0|サイト……。 zero/05895.wav|0|は? zero/05897.wav|0|そんなことより、ハルナ! zero/05898.wav|0|あなた、病気なんでしょ? zero/05899.wav|0|だったら、ちゃんと寝てなきゃダメじゃない。 zero/05900.wav|0|さぁ、遠慮しないで寝て寝てー。 zero/05901.wav|0|何か言った? zero/05902.wav|0|サイト〜。着替えが終わったから、入ってきなさい。 zero/05903.wav|0|分かったわ。お仕事に励みなさい。 zero/05904.wav|0|サイト、わるかったわね。外に出てもらって。 zero/05905.wav|0|わたしはどうも思って無いわ。体面よ、体面。 zero/05906.wav|0|うーー。 zero/05907.wav|0|そ、そんなはずないでしょ?ただうなっただけよ。 zero/05908.wav|0|大丈夫よ、気にしないで。 zero/05909.wav|0|分かったわよ! zero/05910.wav|0|なんでそうなるのよ? zero/05911.wav|0|なんとなくで、人の体調を勝手に決めないでよね。 zero/05912.wav|0|あんたみたいにガツガツしてないわよ。一緒にしないで! zero/05913.wav|0|それじゃあ、わたしは用があるから先に行ってるわね。サイトは後から教室に来なさい。 zero/05914.wav|0|……。と、とにかく、サイトは来なくていーのっ! zero/05915.wav|0|それから、ハルナ!あなた病人なんだから、ちゃんと大人しく寝てなきゃダメなんだからね! zero/05916.wav|0|もうっ、面白くない!わたしの使い魔のクセに、ハルナの面倒ばっかり見ちゃってさ!! zero/05917.wav|0|シエスタ、あなたもそう思うでしょ? zero/05918.wav|0|えっ、今なんか言った? zero/05919.wav|0|許せなぁーい!サイトったら、ハルナのあんな仮病に騙されなくたっていいのにーっ!! zero/05920.wav|0|でも、それって、わたし達がサイトにそのことを言ったほうが早くない? zero/05921.wav|0|なら、魔法を使うだけよ。きっとぴったりな魔法があるはずだわ。 zero/05922.wav|0|えっ、どんなどんな!? zero/05923.wav|0|……いいわね、それ!分かったわ、実行しましょう! zero/05924.wav|0|んふふふふ……見てらっしゃい、ハルナ!あなたの仮病、ばっちり暴いてみせちゃうんだからぁ〜っ!! zero/05925.wav|0|……ん?なによ、人の顔をじろじろと見ちゃって。何かついてる? zero/05926.wav|0|ぎくっ。べ、別になんでもないわよっ! zero/05927.wav|0|な、何も隠してなんていないわよ。 zero/05928.wav|0|それより、サイト。あんたこそ、ハルナの様子が気になって仕方がないんじゃないのっ!? zero/05929.wav|0|えっ、サイト。あなた本気でそう言ってるの? zero/05930.wav|0|そ、そういわれればそうね。大丈夫かもね。 zero/05931.wav|0|う〜〜……。 zero/05932.wav|0|えっ、そうなの? zero/05933.wav|0|……。 zero/05934.wav|0|別に、にらんでなんかないわよ……。 zero/05935.wav|0|む〜……。 zero/05936.wav|0|う、うん……。別にそれはかまわないんだけどね……。 zero/05937.wav|0|ううん、何も言ってない。 zero/05938.wav|0|うわぁ、さすがに暑くなってるわねぇ〜。あっ、サイト……。 zero/05939.wav|0|え?なんのこと? zero/05940.wav|0|そ、そんなの気のせいじゃない? zero/05941.wav|0|……。わー、シエスタだいじょうぶー?どーしてこんなことにー! zero/05942.wav|0|ちょ、ちょっとシエスタっ!? zero/05943.wav|0|ちょっとしっかりして、シエスタっ!シエスタったらぁ!? zero/05944.wav|0|あっ、大丈夫なのね。良かったぁ……。 zero/05945.wav|0|な、なによっ……。 zero/05946.wav|0|わたしは別に……。 zero/05947.wav|0|……。 zero/05948.wav|0|……。 zero/05949.wav|0|サイト!それは言いすぎだって! zero/05950.wav|0|サイトがハルナのことばっかり構うから……。 zero/05951.wav|0|……。 zero/05952.wav|0|どーせ、わたし達が悪いんでしょ……。 zero/05953.wav|0|だって……。ねぇ、シエスタ? zero/05954.wav|0|……落ち込むのは当たり前よ。わたしだって……。 zero/05955.wav|0|はぁ……。もういいわ。わたし、ちょっと出かけるから。 zero/05956.wav|0|サイトは来なくたっていいわよ。かわいいハルナの面倒でも好きなだけ見てればいいでしょ? zero/05957.wav|0|誰もそんなこと言ってないでしょ! zero/05958.wav|0|……。 zero/05959.wav|0|わっ、わたしのことが心配ですって?それは本当なの? zero/05960.wav|0|いいっ!!そんな上辺だけの言葉なら、聞かないほうがまだマシなんだからっ! zero/05961.wav|0|ふーん……。サイトはそれで客観的に見てるつもりなんだ? zero/05962.wav|0|と・に・か・く!わたしだけ出かけるから、サイトはここにいなさい。 zero/05963.wav|0|ええ、好きにさせてもらうわよ。 zero/05964.wav|0|まったくもう……。サイトったら、頭に来ちゃうっ! zero/05965.wav|0|……キュルケッ!わたし、ルイズよ!! zero/05966.wav|0|うっさいわねぇ!入るわよっ!! zero/05967.wav|0|あ〜、ダメダメ。あの馬鹿、ハルナが仮病だなんて、微塵も疑ってないわ。 zero/05968.wav|0|効果ないどころか、思いっきり逆効果だったわ。 zero/05969.wav|0|たぶん。 zero/05970.wav|0|いいってば、シエスタ。わたしもその作戦で、ハルナの仮病を暴けると思ってたんだし。 zero/05971.wav|0|……って、どうするつもりなのよ? zero/05972.wav|0|実を言うと、わたしも不安なのよね……。 zero/05973.wav|0|戻ってるわよ、悪い? zero/05974.wav|0|失礼ね!何もしてないわよっ! zero/05975.wav|0|……。 zero/05976.wav|0|こっ、こらっ!離れなさい、サイトッ!! zero/05977.wav|0|う……、そうよねっ。キュルケ!一体これはどういうつもりなのよっ! zero/05978.wav|0|……なんですってぇ!? zero/05979.wav|0|……。 zero/05980.wav|0|サーイトぉ〜……。 zero/05981.wav|0|ふーん、ってことはサイトは男の子をやめてもいいってわけね。分かったわ。 zero/05982.wav|0|……。 zero/05983.wav|0|サイト……。 zero/05984.wav|0|ちょっとキュルケ、あなたいい加減にしなさいよ!黙っていればいつまでもイチャイチャと! zero/05985.wav|0|だ、誰が、何に嫉妬してるですってぇ……。 zero/05986.wav|0|なんですってぇ〜……。 zero/05987.wav|0|サ〜イトぉ〜〜ッ……。あなた、いつまでそうしてるつもりなの〜? zero/05988.wav|0|キュルケが作戦だって言うから、我慢に我慢を重ねてきたけど、もう限界っ! zero/05989.wav|0|この前の決闘。うやむやにしてたけど、勝負をつける時が来たみたいねっ! zero/05990.wav|0|望むところよ! zero/05991.wav|0|これはね、貴族として戦うんじゃないの。女の子としての威信をかけて戦うからいいのよっ! zero/05992.wav|0|怪我ですって?あなた、わたしの使い魔のクセに、わたしが負けるとでも思ってるの? zero/05993.wav|0|だいたい、サイトは何が原因でこんなことになってるのか分かってるの? zero/05994.wav|0|ばっかじゃないのっ!もう、サイトは引っ込んでて! zero/05995.wav|0|あんたねぇ……。元を正せば、全部……。 zero/05996.wav|0|……ううん。それだけでもないわね。 zero/05997.wav|0|サイトが来る前から、キュルケとは一度、勝負しなくちゃならないって思ってたの。だから、サイトは黙ってて。 zero/05998.wav|0|サイトは黙ってて!もう戦うって決めたんだから! zero/05999.wav|0|ねぇ、キュルケ。外野がうるさいから、外へ出ない? zero/06000.wav|0|ふん!今のうちに好きなだけ言ってなさいよ! zero/06001.wav|0|……あっ、サイト!?遅かったじゃないの、何してたのよっ!! zero/06002.wav|0|ハルナのことは後にして。今は、キュルケと戦わなければならない時なの! zero/06003.wav|0|それに、ご主人様のわたしが決闘してるんだから、使い魔のサイトも参加しなさい。これは命令よ! zero/06004.wav|0|……いいわよね、キュルケ? zero/06005.wav|0|キュルケ、あなたこそ……。ハァハァハァ……。 zero/06006.wav|0|ハルナ!なんで、ここに? zero/06007.wav|0|なっ、なによっ!そんな泣き真似したって、わたしは騙されたりしないんだからぁ! zero/06008.wav|0|だいたいね、サイト。あなたは簡単に騙されすぎるのよっ! zero/06009.wav|0|もう、それが騙されてるって言ってるのよ。女の子の涙をいちいちかばってたら、身が持たないわよ。 zero/06010.wav|0|そんなんじゃあ、また騙されるわね。間違いなく。 zero/06011.wav|0|無理ね。 zero/06012.wav|0|えーっと、それ本気で言ってるのかしら? zero/06013.wav|0|サイトがそんな風だから、最後までハルナが仮病だってことが分かんなかったのよ! zero/06014.wav|0|ハルナはね、サイトを独り占めにしたいって理由で、わたし達全員を騙そうとしてたのよっ! zero/06015.wav|0|なんでそんな単純なことが、サイトには理解できないのよ! zero/06016.wav|0|な、なによ……。急に真剣な顔しちゃってさ! zero/06017.wav|0|そ、そう……? zero/06018.wav|0|わ、分かったわよ、もうっ!ハルナのこと、許せばいいんでしょ? zero/06019.wav|0|ハルナが仮病を使ったわけもだいたい理解できたし……。 zero/06020.wav|0|サイトのヤツったら、なによ!結局、ハルナに構ってばっかりじゃない。棚の使い方ならわたしに聞けばいいじゃない! zero/06021.wav|0|イヌよ、イヌ!誰にでも尻尾を振る、イヌに違いないわっ! zero/06022.wav|0|ん?シエスタ?今、なんか言ったっ!? zero/06023.wav|0|説明させていただく前に話をさせてください。この女性−ハルナは特に学院に被害をもたらしたことはありません。 zero/06024.wav|0|被害をもたらしたのは、このわたし。罰を与えるなら、わたしにのみお与えください。 zero/06025.wav|0|その代わりというわけではないのですが、ハルナには穏便な処遇を希望します。 zero/06026.wav|0|うっ……うるさいわよ、ギーシュっ!!つまらないコトまで思い出しちゃったじゃない!! zero/06027.wav|0|どうもこうもないわよっ!! zero/06028.wav|0|そ、そうよ。儀式に必要だから口づけしたまでよ。別に何もないんだから。 zero/06029.wav|0|ば、ばか。アレは儀式だからに決まってるでしょ?別に何もないんだから。 zero/06030.wav|0|いきなり現れた平民にキスを迫る人なんて、どこにいるのよ。 zero/06031.wav|0|ば、ばか、何を言い出すのよ。アレは儀式だからに決まってるでしょ?別に何もないんだから。 zero/06032.wav|0|はい。 zero/06033.wav|0|分かりました。 zero/06034.wav|0|わ、わたしへのお礼はどうなってるのよ! zero/06035.wav|0|よ、よろしく、ハルナ。 zero/06036.wav|0|3人が……ですか? zero/06037.wav|0|女王陛下が、わたしとサイトをですか? zero/06038.wav|0|もしかして……。ハルナのことが王宮まで届いてるのですか? zero/06039.wav|0|分かりました。 zero/06040.wav|0|はい、分かりました。 zero/06041.wav|0|はい、ミスタ・コルベール。心得ております。 zero/06042.wav|0|それでは、部屋に戻って出発の荷物をまとめて参りますので、失礼いたします。 zero/06043.wav|0|なんだか気が重いわ。急にわたしのことを呼び出すなんて。いったいどうしたのかしら? zero/06044.wav|0|そんなはずないでしょ?姫さまが、わざわざわたしの事を個人的なことで呼びつけたりなんてしないわ。 zero/06045.wav|0|別にいいんじゃない?そのうち分かることなんだから。 zero/06046.wav|0|ちょ、ちょっと声が大きいってば。いい、ここだけの秘密だからね。 zero/06047.wav|0|どうしたの、ハルナ? zero/06048.wav|0|ええ。幼い頃にね、姫さまの遊び相手を務めさせていただいた事があるのよ。 zero/06049.wav|0|まぁ、そういう事になるんでしょうけど。この事は、あまり軽々しく口にしてはダメよ? zero/06050.wav|0|姫さまは、今や一国を支える女王陛下なんだから。 zero/06051.wav|0|一介の貴族や平民が、軽々しく接することは許されないの。 zero/06052.wav|0|でも、問題は呼ばれた理由よね。 zero/06053.wav|0|うーん、まだ分からないけど。学院長の計らいで穏便に済みそうだけど……。 zero/06054.wav|0|ちょ、ちょっと。王宮で暴れたら、駄目なんだからね。 zero/06055.wav|0|まったく……。 zero/06056.wav|0|シエスタ、どうしたの? zero/06057.wav|0|ああ、そのことなんだけど。シエスタには、この部屋の留守番を頼むわね。 zero/06058.wav|0|駄目よ。女王陛下に呼ばれてるのはわたしと、サイト。ハルナは学院長の用で出かけるのよ。 zero/06059.wav|0|シエスタは用がないでしょ?無駄に人数は増やせないわ。 zero/06060.wav|0|だーめ。 zero/06061.wav|0|それじゃあ、いったん解散ね?馬車の前に集合よ。 zero/06062.wav|0|はい。ありがとうございます、ミスタ・コルベール。 zero/06063.wav|0|分かりました。わたし達に、このような立派な馬車をご用意いただき感謝します。 zero/06064.wav|0|はい、では、行って参ります。 zero/06065.wav|0|それじゃあ、馬車へ乗り込みましょう。 zero/06066.wav|0|なにボサッとしてるのよ?早くわたしの隣に座りなさいっ! zero/06067.wav|0|そっ、そうよぉ!?そそ……それでいいじゃない。 zero/06068.wav|0|なっ……なによっ!いいわっ……いいわよっ!サイトの好きにすれば、それでいいじゃないっ。 zero/06069.wav|0|サイトには関係ないでしょ。 zero/06070.wav|0|もぉ、ハッキリしなさいよっ!それとも、ほかの荷物と一緒にされて運ばれたいのかしら? zero/06071.wav|0|……。 zero/06072.wav|0|それでは、皆様行ってまいります。 zero/06073.wav|0|……すぅ……すぅ。 zero/06074.wav|0|……うるさいわねぇ。眠れやしないじゃない。 zero/06075.wav|0|サイト、一体何言ってるの? zero/06076.wav|0|……。 zero/06077.wav|0|今すぐ、荷物袋の口をしばりなさいっ! zero/06078.wav|0|捨てるの。運が良ければ、旅芸人の一行が拾ってくれるわ。 zero/06079.wav|0|シエスタは留守番って言ったじゃないっ!もしかして、サイトの仕業ってことは……! zero/06080.wav|0|シエスタ……。 zero/06081.wav|0|わたしが入っていなかったことが気になるけど……。でも、サイト、一体どうする気? zero/06082.wav|0|このまま王宮に行くのよ!理由も無いのに連れて行けるわけないでしょ? zero/06083.wav|0|サイト。シエスタの事は、なんて説明する気? zero/06084.wav|0|……はあっ!? zero/06085.wav|0|そんなこと悩まなくていい!もっと別な案はないの? zero/06086.wav|0|ま、まぁ、妥当な案ね。それでいいんじゃない? zero/06087.wav|0|ま、まぁ、妥当な案ね。それでいいんじゃない? zero/06088.wav|0|何かひっかかる言い方だけど……。まぁいいわ。 zero/06089.wav|0|……それしかないのは、分かってるけど……。ウソついたって仕方がないわけだし。 zero/06090.wav|0|でもダメ。 zero/06091.wav|0|一応わたしのメイドってことにしておいて。じゃないといろいろ問題が起きそうだし……。 zero/06092.wav|0|サイトっ?どうしたの?寝てたと思ったら、いきなり声を上げて。 zero/06093.wav|0|まだ、街道よ。それがどうしたの? zero/06094.wav|0|そう。王都、トリスタニアよ。 zero/06095.wav|0|……あと少しで、王宮に着くのね。 zero/06097.wav|0|もぉ、元気出しなさいよ。みっともないでしょう? zero/06098.wav|0|わ、わたし? zero/06099.wav|0|んっ……。 zero/06100.wav|0|さ、探してあげるわよ。ヴァリエール家の力をもってすれば、なんとか見つかるはずよ。 zero/06101.wav|0|うー。 zero/06102.wav|0|もぉ、せっかく街に出てきたんだから、いろんな所を見て行きなさいよ……。もったいないでしょう? zero/06103.wav|0|ちょっとサイトっ、静かにしなさいよ。それに姫さまって気安く呼ぶんじゃないの! zero/06104.wav|0|バカっ、あんたすっごく失礼よっ!姫さまは今や、一国を支える女王陛下なのよ? zero/06105.wav|0|わたしの使い魔だからといっても、ほかの人から見ればサイトは平民なんだから。もっと態度を慎みなさいっ! zero/06106.wav|0|でないと、女王を侮辱した罪で大変なことになるわよ? zero/06107.wav|0|女王陛下にはご機嫌うるわしゅう。 zero/06108.wav|0|はい……。 zero/06109.wav|0|あ、あの……。今回はわたしの給仕としてこの城へと連れてきています。 zero/06110.wav|0|あ、あのっ、彼女は……。 zero/06111.wav|0|その事については、これよりわたしがすべてをお話しいたします。 zero/06112.wav|0|姫さま。どうか落ち着いて耳をお傾けください。 zero/06113.wav|0|はい。 zero/06114.wav|0|姫さまにご理解を頂けましたことを、深く感謝いたします。 zero/06115.wav|0|えっ……。そうなのですかっ!? zero/06116.wav|0|わたしはてっきり、ハルナの事で呼ばれたのかとばかり……。 zero/06117.wav|0|もぉ、サイトったらっ!!気安く話しかけちゃ駄目って言ったばっかりでしょ? zero/06118.wav|0|すみません女王陛下。使い魔の不始末はこのルイズが……。 zero/06119.wav|0|はい、それなら先日も魔法学院が、爆弾使いと思わしき人物の被害にあいました。 zero/06120.wav|0|はい……。けれども顔を見ることはできませんでした。 zero/06121.wav|0|こら、勝手に話をまとめるんじゃないわよっ! zero/06122.wav|0|少年……ですか? zero/06123.wav|0|わっ、わたしですって!? zero/06124.wav|0|ごごごご主人様の事を、犯人呼ばわりするだなんて、なんて不謹慎な犬なのかしらっ! zero/06125.wav|0|ば、ば、バカなことを言うのも大概にしなさい。女王陛下の御前よ。 zero/06126.wav|0|わたしじゃないわよ。 zero/06127.wav|0|お願いだなんて、とんでもありません。 zero/06128.wav|0|ラ・ヴァリエール公爵家が三女、ルイズ・フランソワーズが、貴族の名にかけて爆弾使いを姫さまの御前に連れてまいります。 zero/06129.wav|0|もったいないお言葉です。必ず、姫さまのご期待にお応えいたします。 zero/06130.wav|0|きゃあっ!! zero/06131.wav|0|ふふっ、上等じゃない。行くわよ、サイトっ!!姫さまは、安全なところに逃げてくださいっ!! zero/06132.wav|0|……っ!? zero/06133.wav|0|もちろんですとも。さあ、早く奥へっ!! zero/06134.wav|0|ちょ……。ちょっと、待ちなさいよ! zero/06135.wav|0|くっ……爆弾使いのヤツ、今に見てなさい。絶対に捕まえてやるんだからっ!! zero/06136.wav|0|……サイト、そっちじゃないってばっ!勝手に変な方向に突っ走らないでよっ!はあっ、はあっ……。 zero/06137.wav|0|いたわっ!!アイツのお陰で、わたしはぁ!! zero/06138.wav|0|も……もちろんよっ。 zero/06139.wav|0|……ん。……平気。 zero/06140.wav|0|サイトが……。ちゃんと守ってくれるなら平気。 zero/06141.wav|0|うん。 zero/06142.wav|0|わたしに指図しないでよね。ちゃんと分かってるわよ。 zero/06143.wav|0|ひゃあっ!! zero/06144.wav|0|ぅぁ……くううっ!!! zero/06145.wav|0|もおっ!あと少しで捕まえられたのにぃ!!今度会ったときは、絶対に逃がさないんだから! zero/06146.wav|0|見てなさい! zero/06147.wav|0|捕まえた暁には、わたしが受けた屈辱を何百倍にもして返してあげるんだから!!! zero/06148.wav|0|えっ……!?……うん、平気。 zero/06149.wav|0|うん、そうね。 zero/06150.wav|0|サイトっ……。 zero/06151.wav|0|……あのっ……ううん、その。……城に帰るわ。 zero/06152.wav|0|そんな、もったいないお言葉です。 zero/06153.wav|0|ありがとうございます、女王陛下。 zero/06154.wav|0|わたし達は、自分の意思で行動しています。姫さまが悪いなんて、思ったことはありません。 zero/06155.wav|0|でも、ハルナのことじゃなくて、良かったわね。 zero/06156.wav|0|別にいいわよ、気にしてないから。これで、ハルナのことに関して魔法学院と王宮は解決したわけだけど。 zero/06157.wav|0|でも、問題は、まだ残ってるわ。 zero/06158.wav|0|ええ、そうよ。これはきわめて重大な問題よ。 zero/06159.wav|0|ハッキリ言ってしまえば、それはお金よ。平民とはいえ、女の子が1人増えたのよ?今の生活費だけじゃとても足りないわ。 zero/06160.wav|0|あら、何かひどい思い違いをしてるようね?あなたは使い魔でしょ。そんなの、当たり前じゃないの。 zero/06161.wav|0|使い魔を養っていくのは飼い主の務めだから。それはいいんだけど。でも、ハルナは……。 zero/06162.wav|0|なんでサイトが、そこで喜ぶのよっ? zero/06163.wav|0|……ふん。 zero/06164.wav|0|……ぎろ。 zero/06165.wav|0|すーすーすー。 zero/06166.wav|0|今日からさっそく調査開始ね!あのにっくき爆弾使いを捕まえてみせるんだから! zero/06167.wav|0|そして、わたしが受けた屈辱を倍にして返してあげるわ!くくっ、くくくくくく……。 zero/06168.wav|0|な、なによ。その不満そうな顔は! zero/06169.wav|0|煮え切らないわね。男の子だったら、はっきり言いなさいよ! zero/06170.wav|0|そんなはずないでしょ?はっきり言いなさい。男の子でしょ? zero/06171.wav|0|そ、それは……えっと……。爆発が起きたときに捕まえに行くに決まってるでしょ? zero/06172.wav|0|な、なによ!バカにして。 zero/06173.wav|0|な、なんですってぇっ!文句を言う前に自分で考えたらどうなの! zero/06174.wav|0|うるさいうるさい! zero/06175.wav|0|そりゃそうだけど……。だって、サイトが……。 zero/06176.wav|0|うるさい!分かったわよ。もう少し考えればいいんでしょ? zero/06177.wav|0|ちょ、ちょっと!ハルナ、どうしたの? zero/06178.wav|0|もしかして、脱走?敵前逃亡は重罪なのよ。 zero/06179.wav|0|バッグ?それがどうしたのよ? zero/06180.wav|0|……ちょっと待って。サイト。何か様子が変よ。 zero/06181.wav|0|あなた達、何者っ……。って聞いて答えるとは思えないわね。 zero/06182.wav|0|キュルケ!タバサ!モンモランシー! zero/06183.wav|0|……ああ、ギーシュもいたの? zero/06184.wav|0|お、面白そうなことってなによ!他人事だと思って! zero/06185.wav|0|まったく、なんだっていうのよ!連中は! zero/06186.wav|0|もう、大変だったんだからね。大切なのは分かったから、いきなり走り出さないでよ。 zero/06187.wav|0|……確かにここに入っていったっていうのね? zero/06188.wav|0|あなたは? zero/06189.wav|0|ああ、ごめんなさい。わたしはルイズ。そして、彼女はハルナ。 zero/06190.wav|0|彼女はあなたの持ってるバッグが自分のものであるといってるの。 zero/06191.wav|0|……ちょっと、サイト。なにボーっと見てるのよ!助けてあげたらどうなの? zero/06192.wav|0|……。 zero/06193.wav|0|そのことも秘密だからね。 zero/06194.wav|0|大丈夫なの?旅役者に会うなんて危険よ。 zero/06195.wav|0|もうっ、いいじゃない!バッグも旅役者も! zero/06196.wav|0|もう、しょうがないわね。わたしもついていくわよ。 zero/06197.wav|0|べ、べつにハルナのためじゃないんだからね。面倒なことは早く済ませたいだけよ。 zero/06198.wav|0|……そんなことしなくてもいいわ。開錠の魔法で開ければいいんでしょ? zero/06199.wav|0|使えるようになったの! zero/06200.wav|0|……。 zero/06201.wav|0|むぅ、わたしだってそれぐらい……。 zero/06202.wav|0|舞台は明かりがついたままよ。それに声が聞こえるわ。 zero/06203.wav|0|見せるだけなのになんで、そんなにえらそうなのよ。いいじゃないバッグを見せてくれるくらい。 zero/06204.wav|0|だって……。 zero/06205.wav|0|な、何言ってるの?貴族なのよ、わたし達。そんなことできるはずないでしょ? zero/06206.wav|0|ちょっと、勝手に人を巻き込まないでよ! zero/06207.wav|0|もう、勝手にしなさい! zero/06208.wav|0|不謹慎だわ。 zero/06209.wav|0|……え、ちょっと! zero/06210.wav|0|はぁ〜〜っ!この、バカ犬は……。 zero/06211.wav|0|「まったく、安請け合いなんかしやがって」そういったのは誰かしら? zero/06212.wav|0|な・ん・で、わたし達が旅芸人のマネゴトなんてしなくちゃいけないのかなーって。そう思っただけよ。 zero/06213.wav|0|それが現実よ。 zero/06214.wav|0|駄目よ! zero/06215.wav|0|駄目なものは駄目なの! zero/06216.wav|0|まぁ、なってしまったものはしょうがないわ。わたし達が協力すればいいんでしょ? zero/06217.wav|0|か、勘違いしないでよね。劇場っていったら、平民がたくさん集まる場所なんでしょ? zero/06218.wav|0|だったら、爆弾使いの情報も集まるってことじゃない。そういう理由だったら、まぁ、なんとかなるわ。 zero/06219.wav|0|ふん。褒めたって何もでないんだから。みんな、それでどう? zero/06220.wav|0|いい、みんな。明日から頑張るんだからね! zero/06221.wav|0|……なによこれ! zero/06222.wav|0|なんでいちいち歩き方や、大げさな身振り手振りの練習をしなくちゃいけないの! zero/06223.wav|0|それに腹式呼吸に発声練習って! zero/06224.wav|0|ど、どこを見て言ってるのよ! zero/06225.wav|0|もう、なによ!また演技指導!? zero/06226.wav|0|……知り合い?誰? zero/06227.wav|0|……えっ?あ、あああっ! zero/06228.wav|0|え、ええと……。 zero/06229.wav|0|え、ええ。魔法学院の生徒ではないのですが、わたしの、幼馴染……というか親友です。 zero/06230.wav|0|……あなたみたいに途中で音をあげるのは、逃げ出すみたいで嫌いだし。 zero/06231.wav|0|はぁ、今日も練習。明日も練習……。それにしても、なにか釈然としないわね。 zero/06232.wav|0|……あ、あれ?ハルナ、いたんだ? zero/06233.wav|0|な、なによ!わたしよ!わたし! zero/06234.wav|0|……って!え?なんで、ムネがないの? zero/06235.wav|0|……な、なによそれ!ハルナのムネは上げ底だったの? zero/06236.wav|0|ごめんなさいじゃないわよ! zero/06237.wav|0|そ、その詰め物のせいで、どれだけわたしが小さな胸を痛めて……、もとい肩身の狭い思いをしたと思ってるのよ! zero/06238.wav|0|……。 zero/06239.wav|0|……まったく、仕方ないわね。分かったわよ。黙っててあげる。 zero/06240.wav|0|……ふ、ふぅん。パッドってこれのこと? zero/06241.wav|0|……ふ、ふ〜ん。変な形ね。 zero/06242.wav|0|……。 zero/06243.wav|0|……で、でも。すばらしいわ。 zero/06244.wav|0|いま初めて、サイトがいた世界に興味と尊敬を感じたわ。 zero/06245.wav|0|そうよね。本人は興味なさそうなふりをしてるみたいだけど、バレバレよ。 zero/06246.wav|0|いえ、いいのよハルナ。すべてはあのバカ犬が悪いのよ。女の子の気持ち、分かってくれないんだから。 zero/06247.wav|0|……プッ、くすくすくす。 zero/06248.wav|0|なによ、いいお話じゃない! zero/06249.wav|0|理由の無いハッピーエンドなんて喜劇じゃないの! zero/06250.wav|0|あら?サイトにお話の良し悪しが分かるの? zero/06251.wav|0|……うふふ、当然ね! zero/06252.wav|0|……え?ち、ちょっと!暫定って何よ! zero/06253.wav|0|キュルケ! zero/06254.wav|0|……ちょっと、サイト。それはわたしがヒロインでは不満ってことかしら? zero/06255.wav|0|……なによ、キュルケ。あんなにぶつぶつ文句ばかり言ってたのに、最近はすっかり熱心じゃない? zero/06256.wav|0|ふん、よくいうわよ。途中で一度逃げだしたくせに……。 zero/06257.wav|0|……。 zero/06258.wav|0|まぁ、良かったんじゃない? zero/06259.wav|0|もう一度言ってみなさいよ、キュルケ? zero/06260.wav|0|ど、どさくさにまぎれてサイトに抱きつくのは、やめなさい! zero/06261.wav|0|ちょっと、サイト!ご主人様に対して、なんて口の聞き方するのかしら? zero/06262.wav|0|もう一度使い魔の立場について、教育しなおしたほうがよさそうね!? zero/06263.wav|0|サイト! zero/06264.wav|0|何、ぼーっとしてるのよ。早く、掃除と洗濯!後、ベッドメイキングもまだでしょう! zero/06265.wav|0|誰がそんなこと許したのよ! zero/06266.wav|0|キュルケは、サイトのご主人様じゃないでしょう! zero/06267.wav|0|全っ然似てないっ!意味分かんない! zero/06268.wav|0|なんですってぇ!? zero/06269.wav|0|ちょ、ちょっとサイト? zero/06270.wav|0|姫さまが、わたし達に? zero/06271.wav|0|分かりました。早速、登城いたします。 zero/06272.wav|0|女王陛下……。ご機嫌麗しゅう。 zero/06273.wav|0|どういうことでございますか、陛下? zero/06274.wav|0|……。 zero/06275.wav|0|サ、サイト!何を言ってるの。今すぐ謝りなさい。 zero/06276.wav|0|申し訳ございません、女王陛下。使い魔の失言は主人の失言。罰をお与えください。 zero/06277.wav|0|え、これって……? zero/06278.wav|0|偶然ではないとしたら、一体……? zero/06279.wav|0|今、あんたを召喚したこと、すっごく後悔したわ。 zero/06280.wav|0|職人達が呼ばれたのは、事件の後でしょう?どうして、先に爆破するのよ!その爆弾好きな職人が! zero/06281.wav|0|そうだとしたら、今頃、爆破事件のあった場所は……。 zero/06282.wav|0|ばかっ!なんでそうなるのよ! zero/06283.wav|0|全っ然ちがうっ! zero/06284.wav|0|それでは、急いで対処しなければ! zero/06285.wav|0|きゃあっ! zero/06286.wav|0|……。 zero/06287.wav|0|そうです、わたし達にも何かご命令を! zero/06288.wav|0|そうね……。どうしたらいいのかしら……。 zero/06289.wav|0|そ、そうね。ここは軍の方達に任せて、わたし達は学院に……。 zero/06290.wav|0|姫さま……? zero/06291.wav|0|も、もちろんです!どんなことでもお申し付けください。 zero/06292.wav|0|はい。 zero/06293.wav|0|わたしの……。虚無の力、ですね。 zero/06294.wav|0|姫、さま……。 zero/06295.wav|0|……。 zero/06297.wav|0|姫さまがここまでおっしゃってるのに、あんたはそれに応えないつもり? zero/06298.wav|0|サイト!? zero/06299.wav|0|だ、誰が『こんな』なのよっ! zero/06300.wav|0|あ、あんたがそんなんでどうするのよ?わたしは虚無の使い手、そしてあんたはその使い魔なの。 zero/06301.wav|0|姫さまがここまでおっしゃってるのに、あんたはそれに応えないつもり? zero/06302.wav|0|……。 zero/06303.wav|0|サ〜〜〜イ〜〜〜〜〜トぉ〜〜〜〜〜! zero/06304.wav|0|こともあろうに姫さまの御前でぇっ!なんてことを〜! zero/06305.wav|0|……? zero/06306.wav|0|あう……。 zero/06307.wav|0|サイト……。いる? zero/06308.wav|0|入るわね。 zero/06309.wav|0|サイト、明日、夜明けと同時に出発よね。 zero/06310.wav|0|なによ? zero/06311.wav|0|そんなこと、わたしに聞かないでよ。ずっとサイトと一緒に行動してたのに、分かるはずないでしょ。 zero/06312.wav|0|そりゃ、そうだけどさ……。 zero/06313.wav|0|な……!こ、この使い魔は、ご主人様をつかまえて何てことを言うのかしら? zero/06314.wav|0|なに言ってんのよ。当然じゃない。 zero/06315.wav|0|虚無の力を使わないと、トリステインへの侵略は止められないんだから。 zero/06316.wav|0|いちいちうるさいわね。わたしは貴族なの。 zero/06317.wav|0|貴族は国と誇りを守るために、戦う義務があるのよ! zero/06318.wav|0|……! zero/06319.wav|0|今わたしとあんたがしなくちゃならないのは、ひとつ、何がなんでも学院に戻ること。ふたつ、この都を守るために戦うこと。 zero/06320.wav|0|今はそれだけ考えればいいの。使い魔のあんたはご主人様のわたしに、ついてきなさい。 zero/06321.wav|0|おやすみ。今日はしっかり寝ておくのよ。 zero/06322.wav|0|ええ、ご苦労さま。女王陛下に感謝の言葉を伝えておいてください。 zero/06323.wav|0|大丈夫よ。きっと。 zero/06324.wav|0|わたし達はわたし達の仕事をこなすことが優先よ。違う? zero/06325.wav|0|それより今は一刻も早く学院に戻って、ゼロ戦でトリスタニアへ戻りましょう。 zero/06326.wav|0|サイト? zero/06327.wav|0|な、なにがよ? zero/06328.wav|0|……。 zero/06329.wav|0|もういい! zero/06330.wav|0|あんたがグダグダ言うなら、わたし1人でもやってやるわよ。 zero/06331.wav|0|道中うだうだ言っててもはじまらないわ。今この時にも、トリスタニアと女王陛下には危機が迫ってるんだから。 zero/06332.wav|0|あんたもわたしの使い魔なら、少しは……、あ、あらっ!? zero/06333.wav|0|シルフィードだわ!タバサの使い魔じゃない。 zero/06334.wav|0|ちょうどいいわ、すぐにわたし達を学院まで連れていって。今、王都が……。 zero/06335.wav|0|急いでって、どうして?魔法学院で何かあったの? zero/06336.wav|0|そうよ!どう見たってただの平民じゃない。 zero/06337.wav|0|そ、そうよ。ただの平民が暴れたって、キュルケにかなうはずないじゃない。 zero/06338.wav|0|そうよ!別に魔法が使えるわけでもない、普通の女の子だったじゃない。 zero/06339.wav|0|分かったわ。とにかく急ぎましょう。 zero/06340.wav|0|これは、どういうこと? zero/06341.wav|0|でも、学院には先生達だっているでしょう?たかが女の子1人くらい……。 zero/06342.wav|0|キュルケ!たかが平民相手になんで苦戦してるのよ! zero/06343.wav|0|アキナ?だって……、あなたどこからどう見たってハルナそのものじゃない! zero/06344.wav|0|なによ、それ? zero/06345.wav|0|なんてことを!人の心を操る禁忌の魔法を使ったっていうの? zero/06346.wav|0|サイト、あの娘を捕まえるわよ! zero/06347.wav|0|学院みんなの命がかかってるのよ。腹をくくりなさい! zero/06348.wav|0|分かってるわよ! zero/06349.wav|0|なに突っ立ってんのよ!早く行くわよ! zero/06350.wav|0|そんな……。なら、どうすればいいのよ。 zero/06351.wav|0|む〜〜っ! zero/06352.wav|0|きゃっ! zero/06353.wav|0|なによなによなんなのよ!わたしには、わたしとサイトには……、 zero/06354.wav|0|こんなとこで、無駄な時間をすごすヒマはないっていうのにっ……! zero/06355.wav|0|な、なにっ!? zero/06356.wav|0|まさか……。 zero/06357.wav|0|変な音……。 zero/06358.wav|0|ま、また爆発……っ? zero/06359.wav|0|ちょ、ちょっと、ウェザリーが怪しいなんていつからそんな話になっていたのよ。 zero/06360.wav|0|あっ! zero/06361.wav|0|どうして、そんな重要なことを……。 zero/06362.wav|0|うぅ……、それはそうかもしれないけど……。でも……。 zero/06363.wav|0|そんなの決まってるじゃないの。ゼロ戦を使ってトリスタニアを救うの。そうすれば学院も救うことができるわ。 zero/06364.wav|0|全然間違っていないわ。学院を救ってもトリスタニアが陥落してしまったら、元も子もないわ。 zero/06365.wav|0|なによ……! zero/06366.wav|0|見捨てるなんて言ってないわ。 zero/06367.wav|0|あ、あ……あんたねぇっ!人が黙っていれば、好き勝手言ってくれてっ……! zero/06368.wav|0|わたしだって、気がとがめないわけがないでしょっ! zero/06369.wav|0|なに情けない声出してるのよ!だ、誰かって……えぇと。 zero/06370.wav|0|分からないわ。レコン・キスタが何を使って、どう戦争するかなんて……。 zero/06371.wav|0|しょうがないわ。縄でしばっておいて、タンスの中に入れておきましょ。 zero/06372.wav|0|大丈夫よ。全部片付いたら、なんとかするわ。 zero/06373.wav|0|ここまで敵が侵入してるってことは、事態はかなり深刻ね。サイト、もう一刻の猶予もないわ。 zero/06374.wav|0|さあ、そうと決まったら急ぐわよ、サイト! zero/06375.wav|0|あーもう。行くわよ、サイトっ!! zero/06376.wav|0|な、なに言ってんのよサイト!キュルケの言葉の意味、分かってる?行くわよ! zero/06377.wav|0|キュルケ!この借りは、絶対に返すんだからっ! zero/06378.wav|0|それまでレコン・キスタなんかにやられないでよ! zero/06379.wav|0|そ、それじゃまかせたからね!行くわよ、サイトっ!! zero/06380.wav|0|あの2人は敵へのおとり役を引き受けてくれたんじゃない!それでもあんたは戻ろうって言うの? zero/06381.wav|0|行くわよ、サイト。もしあんたがキュルケ達に申し訳ないって、そう思うんなら。 zero/06382.wav|0|一刻も早く、あんたのゼロ戦でトリスタニアにたどり着くのよ。 zero/06383.wav|0|予想できていたこととはいえ、ここまで兵士がいるなんて……。 zero/06384.wav|0|そのとおりね。さあ、行くわよ……。 zero/06385.wav|0|別に誰も焦ってなんかいないでしょ。ホントにこれ以上敵が増えたら、どうにもならなくなるわ。 zero/06386.wav|0|さっさと片付けるわよ……いい? zero/06387.wav|0|わたしもデルフリンガーと同意見ね。まだ、わたし達に気づいていない今なら、倒す相手も少なくてすむわ。 zero/06388.wav|0|もう、バカサイト! zero/06389.wav|0|なんとかなった、わね。 zero/06390.wav|0|で、肝心のこれは飛ばせそうなの? zero/06391.wav|0|がそりん? zero/06392.wav|0|つまり、これは役に立たないってことなのね? zero/06393.wav|0|それ以前に、ミスタ・コルベールが研究室にいないと中へは入れない……か。リスクが大きすぎるわね。 zero/06394.wav|0|ちょっと待ってサイト!いくらなんでも危険すぎるわ。 zero/06395.wav|0|退却って……どこによ? zero/06396.wav|0|この場にとどまってるわけにもいかないし、どこか、まだ安全な場所はないのかしら。 zero/06397.wav|0|駄目よ!わたしが、みんなを助けなければならないのに。 zero/06398.wav|0|わたしが、女王陛下も学院長も学院のみんなも、みんな、みんな守らなければならないの。 zero/06399.wav|0|だって、わたしは虚無の使い手なのよ。伝説の魔法使いなの。だから、前回の戦争にも勝つことができたの。 zero/06400.wav|0|今回だって……。そう、たとえこのわたしの命に代えたとしても。 zero/06401.wav|0|なんで殴るの……?使い魔のくせに、犬っころのくせにご主人様であるこのわたしをっ!? zero/06402.wav|0|貴族だからじゃないわ。虚無の魔法じゃないと、今トリステインに迫ってる危機は救えないのよ。 zero/06403.wav|0|なら、自分ができることをするのは当然じゃない。 zero/06404.wav|0|……! zero/06405.wav|0|サイト……。 zero/06406.wav|0|あんたなんかに、あんたなんかになにが分かるって言うのよ……。 zero/06407.wav|0|ご主人様の言うことなんか全然聞かなくて、女の子にベタベタして、役立たずのくせにバカみたいによく食べて……。 zero/06408.wav|0|そんなあんたに、言われたくないわよ……。貴族に生まれた苦労も、貴族で居続けることの大変さも分かんないサイトなんかに……。 zero/06409.wav|0|言われたくなんか……、ないわよおっ……。 zero/06410.wav|0|わたしだって、虚無の魔法を使うのは怖いわよ……。 zero/06411.wav|0|伝説の魔法とかいっても、何がなんだか分からないの。 zero/06412.wav|0|もしかしたら、使ったことで死んじゃうかもしれないわ。 zero/06413.wav|0|わたしだって、もっと楽しく生きていたいわよ。でも、やっと手に入れた魔法なの。 zero/06414.wav|0|ゼロのルイズ、ゼロのルイズってバカにされてきたわたしの……。 zero/06415.wav|0|やっと手に入れた、ゼロじゃない初めてのものなんだから……ぐす、うぅっ……。 zero/06416.wav|0|ばかっ……こっちみるな、話しかけるなぁっ……! zero/06417.wav|0|使い魔のくせに、ご主人様が泣いてるとこなんて、見ちゃいけないのよっ……! zero/06418.wav|0|な、なによっ……。あわれんでるつもり? zero/06419.wav|0|……。 zero/06420.wav|0|ひっ!? zero/06421.wav|0|その声……。ミスタ・コルベール? zero/06422.wav|0|べ、別に……。だ、だ、大丈夫です! zero/06423.wav|0|そうですか……。 zero/06424.wav|0|そ、そうですミスタ・コルベール。学院内に残るのは、かえって危険では? zero/06425.wav|0|そんなはずないでしょ?なんで、わたしの部屋がもってこいの場所なのよ。 zero/06426.wav|0|研究室? zero/06427.wav|0|ミスタ・コルベール……まさか。 zero/06428.wav|0|これって、もしかして……。 zero/06429.wav|0|しらないわよ、もう。 zero/06430.wav|0|失礼します。 zero/06431.wav|0|ひっ、ネ……ネズミっ!? zero/06432.wav|0|これが?ただの白くてちっちゃいネズミにしか見えないけど……。 zero/06433.wav|0|え、えぇ……まぁ。 zero/06434.wav|0|うーん……。 zero/06435.wav|0|やります。 zero/06436.wav|0|あの戦艦は、わたしが引き受けます。 zero/06437.wav|0|そうよ、虚無の魔法を使うの。さいわい相手は、わたしの虚無の魔法が具体的にどんなものかは知らないようだし。 zero/06438.wav|0|誰もその全容を知らない魔法なら……敵の意表をつけるし、かなりの効果を期待できると思います。 zero/06439.wav|0|いかがでしょうか?ミスタ・コルベール。 zero/06440.wav|0|な、なんですってぇっ……! zero/06441.wav|0|大丈夫よ、あの戦艦をバッチリやっつけちゃうんだから! zero/06442.wav|0|あんた、まさかわたしがエクスプロージョンを使うとか思ってんじゃないでしょうね? zero/06443.wav|0|いくらわたしでも、学院でエクスプロージョンを使ったら、どうなるかくらい想像できるわ。 zero/06444.wav|0|新しい魔法をつかうの。今回みたいな時に使う適切な魔法よ。 zero/06445.wav|0|うまくいけば、1人の犠牲もナシに学院を奪い返せるわ。 zero/06446.wav|0|わたしはあんたのご主人様よ。信じなくてどうするのよ。 zero/06447.wav|0|えと……なんでしょうか、これ?なんだか耳栓みたいに見えますけど。 zero/06448.wav|0|ミスタ・コルベール。ご尽力、ありがとうございます。 zero/06449.wav|0|間違いはないです。 zero/06450.wav|0|はい。 zero/06451.wav|0|はい。 zero/06452.wav|0|……。 zero/06453.wav|0|今、学院を占領してる艦がいる空に向かって放つものです。 zero/06454.wav|0|範囲は……そうですね、広ければ広いほど好都合です。 zero/06455.wav|0|すみません、ミスタ・コルベール。わたしも詳しく説明できそうにないのです。 zero/06456.wav|0|大丈夫です。わたし達には始祖ブリミルのご加護があります。 zero/06457.wav|0|これって……2枚あるわね。一枚は学内の見取り図だけど、こっちのは……。 zero/06458.wav|0|あーもう、なんでこの道は暗くて狭いのよ!おまけにカビくさいし!! zero/06459.wav|0|もう、この恨みは、何倍にもしてウェザリーとアキナにぶつけてあげるんだから! zero/06460.wav|0|はぁ?なに寝言言ってるのよ。あいつらは侵略者なのよ!? zero/06461.wav|0|な、なによ。ずいぶんと歯切れの悪い言い方じゃない。 zero/06462.wav|0|そ、それは……そうだけど。 zero/06463.wav|0|そんなこと言ったって、あいつらはこの学院のみんなを殺そうとしてるのよ? zero/06464.wav|0|それは、先生に任せるべきだわ。最終的にはなんとかできるかもしれない。 zero/06465.wav|0|……。 zero/06466.wav|0|……。 zero/06467.wav|0|それはすべてが終わってから考えましょ。今は、躊躇する時じゃないわ。 zero/06468.wav|0|……。 zero/06469.wav|0|えっ……。 zero/06470.wav|0|な、なっ……まさかっ! zero/06471.wav|0|ふぅ。これでよしと。 zero/06472.wav|0|なんで、わたしに聞かないのよ。 zero/06473.wav|0|なんですってー! zero/06474.wav|0|しょうがないわね。どうしてもって言うならキュルケと一緒に行ってあげるわよ。 zero/06475.wav|0|それじゃみんな、手筈は分かってるわね? zero/06476.wav|0|そうね。サイトとタバサは、ある程度目立つようにしながら学院長室をめざす。 zero/06477.wav|0|そして、わたしは例の魔法を使うわ。それで、学院にいる敵を混乱させることができるはずよ。 zero/06478.wav|0|サイトは混乱に乗じて、ウェザリーとアキナを拘束するの。 zero/06479.wav|0|秘密よ。 zero/06480.wav|0|当然でしょ。敵を欺くにはまず味方から、よ。誰に聞かれていないとも限らないし。 zero/06481.wav|0|わたし達も失敗はしないようにするけど、サイト達も失敗は許されないわよ。 zero/06482.wav|0|学院も、ハルナも、両方助けなくちゃいけないんだから。 zero/06483.wav|0|あ、あの……。待って、サイト。 zero/06484.wav|0|そ、その……。あんたは大丈夫? zero/06485.wav|0|わ、わたしとキュルケは屋上まで行けばいいだけだし……。 zero/06486.wav|0|魔法さえ成功してしまえば後はどこかに隠れてればいいけど。 zero/06487.wav|0|あんたとタバサは、レコン・キスタの兵士やウェザリー達と戦わなくちゃいけないのよ? zero/06488.wav|0|別に、タバサがいるし、デルフリンガーもあるけど……。でも……。 zero/06489.wav|0|カッコつけてて、やられるんじゃないわよ。サイトっていっつも肝心なところがヌケてるんだから……。 zero/06490.wav|0|ホント心配。 zero/06491.wav|0|ち、違うっ……。信用してないわけじゃない、わたしはっ……。 zero/06492.wav|0|な、なによ……。自分の使い魔のことを心配したってバチは当たらないでしょ。 zero/06493.wav|0|ご、ご、ご主人様に向かって、な、なに言ってんのよ、この使い魔は! zero/06494.wav|0|ち、違うわよ!ご主人様が、使い魔をちょっと気遣ったからって、いい気になっちゃって! zero/06495.wav|0|どうしてそう適当なのよ、あんたは。いっつもそうなんだから……。 zero/06497.wav|0|あんたなんか使い魔のくせに、いつもわたしのことなんか無視して1人で突っ走って、危険な目にあって……。 zero/06498.wav|0|ほんと、バカなんだから! zero/06499.wav|0|あんたなんか、あんたなんかっ……。 zero/06500.wav|0|んっ……。 zero/06501.wav|0|あ、あのっ……こ、これっ、これはっ……!か、かかかかか……勘違いしないでよっ! zero/06502.wav|0|あんたは、ほんとにまったくご主人様の言うことを聞かないから……。 zero/06503.wav|0|わたしの気持ちを無視してばっかりだからっ! zero/06504.wav|0|ちゃんとわたしの言うこと聞くように、契約をし直しただけよ!そうよ、契約よ契約!! zero/06505.wav|0|召喚の契約じゃないわよ。ちゃんと帰ってきなさいっていう契約なの! zero/06506.wav|0|い、行くわよ、キュルケ。 zero/06512.wav|0|な、なによ? zero/06513.wav|0|え……。あれって? zero/06514.wav|0|うぐ。 zero/06515.wav|0|そ、そんなこと、あんたには関係ないでしょう! zero/06516.wav|0|か、勝手に決めないでよっ! zero/06517.wav|0|あぁもう、うるさいうるさいっ! zero/06521.wav|0|な、なに言ってるのよ!キュルケがおかしなことを言い出したりするからでしょ! zero/06522.wav|0|もういい!みんな、やってしまうんだから! zero/06523.wav|0|なんとか、やっつけたわね。 zero/06524.wav|0|分かったわ。 zero/06525.wav|0|今詠唱が完了したところよ。出でよ、ここになきもの……。ここにあるように。 zero/06526.wav|0|イリュージョン!! zero/06527.wav|0|サ、サイト……。 zero/06528.wav|0|もっと、ちゃんと縛っておけば良かったわ……。 zero/06529.wav|0|うん……。 zero/06530.wav|0|な、なに言ってるのよ?そんなことあるわけないでしょ。 zero/06531.wav|0|あるはずないでしょ? zero/06532.wav|0|……。 zero/06533.wav|0|……。 zero/06537.wav|0|もう、許さない。全部全部、このバカ犬が悪いんだから! zero/06538.wav|0|分かったわ。いい度胸ね。 zero/06539.wav|0|サイトのバカー! zero/06540.wav|0|やっぱり、納得いかないわっ!なによ、爆弾使いのやつ!いきなり現れなくなるなんて〜! zero/06541.wav|0|わたしが受けた屈辱は、いったいどうしたらいいのよっ! zero/06542.wav|0|なんですってぇ!? zero/06543.wav|0|んなっ……キュルケっ!? zero/06544.wav|0|どさくさにまぎれて、サイトを抱きしめないでー!! zero/06545.wav|0|ダメよ、そんなのっ!認めないわ。絶対に! zero/06546.wav|0|はじめから全部よ。シエスタがサイトのメイドになるなんて、絶対駄目ーーー! zero/06547.wav|0|冗談じゃないわっ!!そんなこと許されないわ! zero/06548.wav|0|だからって、ツェルプストーに頼るようなマネはだめよ! zero/06549.wav|0|とにかく、だめっ! zero/06550.wav|0|タバサなら、安心できるんじゃない? zero/06551.wav|0|悪かったわね!魔法でなんとかできなくて! zero/06552.wav|0|ちょっと、あんた。それ本気で言ってるの!? zero/06553.wav|0|あんたバカじゃないの!?シエスタのこと、もっと考えなさいよ! zero/06554.wav|0|あーもう!分かったわよっ。わたしの部屋にいていいわよ! zero/06555.wav|0|その代わり、サイトの世話じゃなくて、わたしの給仕をしてもらうっていうことで。それでいいでしょ? zero/06556.wav|0|なら、シエスタ。後は任せてしまっていいかしら。わたし達はちょっと出かけてくるから。 zero/06557.wav|0|サイトとハルナも、ちょっと付き合ってもらえる? zero/06558.wav|0|おはよう、タバサ。お邪魔するわ。 zero/06559.wav|0|それじゃあ早速、緊急会議を始めるわ。議題は「シエスタ」についてよ! zero/06560.wav|0|サイトが気づいていたかどうかは、分からないけど、シエスタは旅から帰ってきてからずっと元気がなかったの。 zero/06561.wav|0|問題視した学院がシエスタに休暇を出したのが良い証拠よ。それほど元気がなかったのね。 zero/06562.wav|0|そうね。どうしてシエスタはおかしくなったのか、それが分からないままだわ。 zero/06563.wav|0|ま、まあ、確かにそうね。 zero/06564.wav|0|う、うるさいわよ、洪水のモンモランシー!あなたは水系統の魔法が得意だから、いいでしょうけど、わたしは違うの! zero/06565.wav|0|う……。 zero/06566.wav|0|うっ、うるさいわねっ!放っといてちょうだいっ!! zero/06567.wav|0|ど、どうして? zero/06568.wav|0|そっ、それは……。 zero/06569.wav|0|そんなわけないでしょっ!ほんっとにバカなんじゃないの!? zero/06570.wav|0|い、いいの、それは! zero/06571.wav|0|あ、あんたがわたしの洗濯物見て、ニヤニヤしてるかもしれないでしょ! zero/06572.wav|0|学院中の噂になってたのよ。使い魔がニヤニヤしながら、洗濯してるって。もう、最低! zero/06573.wav|0|と、とにかく!わたしの洗濯はどうでもいいの!シエスタがどうしておかしくなったかでしょー! zero/06574.wav|0|シエスタの恋って言ったらあんたが原因に決まってるでしょ! zero/06575.wav|0|あんたが女の子に対して思わせぶりな態度ばかりとってるから悪いんじゃない! zero/06576.wav|0|そもそも、わたしの使い魔のくせに、他の女の子に手を出すなんてありえないわ!! zero/06577.wav|0|その根性、たたき直してやるんだから!! zero/06578.wav|0|じー。 zero/06579.wav|0|誰があんたの恋人ですって?使い魔が何をしようと勝手ですけど、あんたの所へやるのだけは死んでもお断りよっ。 zero/06580.wav|0|なっ!?い、いきなり何を言いだすのよキュルケったら!何でこんな平民のサイトなんかに!! zero/06581.wav|0|うー。 zero/06582.wav|0|望むところよ、キュルケ。ラ・ヴァリエールの名にかけて、絶対にサイトは渡さないわっ!! zero/06583.wav|0|望むところよ、絶対に後悔させてあげるから。 zero/06584.wav|0|あら、安心なさい。学院校舎の裏にある空き地は、あんたが永遠に眠る場所として確保してあげるから。 zero/06585.wav|0|シエスタのことなんていいのよ! zero/06586.wav|0|ツェルプストー家からふっかけてきたのよ?勝利をもって応えなければいけないの! zero/06587.wav|0|シエスタっ。戻ったわ。 zero/06588.wav|0|それで、肝心の勝負の内容は、何にするの? zero/06589.wav|0|なんですってぇ? zero/06590.wav|0|イチョウヤク?……なによそれ? zero/06591.wav|0|変なモノ?それってわたしが作る料理が、変なモノだと思ってるってことかしらぁ!? zero/06592.wav|0|わ、わたしだってタダじゃ済ませないんだから! zero/06593.wav|0|……。 zero/06594.wav|0|サイト……。鞭と首輪、どちらがいいかしら? zero/06595.wav|0|分かったわ。 zero/06596.wav|0|ただいまぁ……。って、ちょっとお!!なぁに2人で寄り添ってベタベタしてるのよっ! zero/06597.wav|0|一体、何してたの!言ってごらんなさいっ! zero/06598.wav|0|何をよ! zero/06599.wav|0|ほほー……。そんな言い訳が通じると思ってるのかしら? zero/06600.wav|0|わたしが強いですって?レディに対して失礼じゃない! zero/06601.wav|0|な、な、なななな何が柔らかいのよ!さわったの!さわったんでしょ! zero/06602.wav|0|問答無用よ! zero/06603.wav|0|ふにゃっ!? zero/06604.wav|0|あんたねぇ。もうちょっと起こし方ってものを考えなさい……。 zero/06605.wav|0|……ん、ふにゃあっ。……し、シエスタぁ。おふぁよぉ……。 zero/06606.wav|0|ちょっと、サイト?誉めるのはいいけど、顔を洗う水の用意は? zero/06607.wav|0|うひゃああああっ!な、何、耳に息吹き込んでるのよ! zero/06608.wav|0|おはようルイズじゃないわよっ!どうして、あんたはまともな起こし方ができないのよ! zero/06609.wav|0|朝からお仕置きよー! zero/06610.wav|0|それじゃあ、いただきましょう。 zero/06611.wav|0|偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。 zero/06612.wav|0|今朝もささやかな糧を我らに与えたもうたことを、ここに深く感謝いたします。 zero/06613.wav|0|んぐんぐっ……あら?……このサラダ、結構イケるじゃない? zero/06614.wav|0|今、食事中なの! zero/06615.wav|0|そんなの決まってるでしょ。 zero/06616.wav|0|分かったわ。必ず、あなたをギャフンって言わせてやるんだからー。 zero/06617.wav|0|オールド・オスマンっ!?それにミスタ・コルベールまでっ!? zero/06618.wav|0|もしかして、わたし達を審査するのは……。 zero/06619.wav|0|キュルケっ!? zero/06620.wav|0|あぁら、それはおあいにくさまっ。わたしにだって、とっておきがあるんだから! zero/06621.wav|0|望むところよっ! zero/06622.wav|0|あんたはわたしの使い魔なんだから、わたしの料理に期待しなさい!ほんっとにダメ使い魔なんだから! zero/06623.wav|0|あんたはわたしの使い魔なんだから、ほかの女の子といちゃいちゃしないの。もう、バカ犬なんだから! zero/06624.wav|0|おりゃー!とりゃー!とおおおお! zero/06625.wav|0|あら?包丁どっか飛ばしちゃった。 zero/06626.wav|0|あら、サイト。どうしたの? zero/06627.wav|0|う、うるさいわね。ちゃんと材料が切れてればいいでしょ?ほら! zero/06628.wav|0|うふふー。でしょう? zero/06629.wav|0|さ、分かったら、あっち行って!料理の邪魔!み、見られてると緊張するから! zero/06630.wav|0|あーら、また包丁飛ばしちゃったわ。 zero/06631.wav|0|そんなわけないでしょう?手が滑っただけよ。 zero/06632.wav|0|……惜しかったわ。 zero/06633.wav|0|別にー。ああ、忙しい忙しい。 zero/06634.wav|0|ふん、これぐらいのことなんて。朝起きて顔を洗うよりも簡単だわ? zero/06635.wav|0|3番よ。 zero/06636.wav|0|ちょっとキュルケ?いったいこれはなんなの?そのおぞましい色をした液体は……。 zero/06637.wav|0|なんか、野菜からガサゴソ音がするわ。 zero/06638.wav|0|各地から極上の素材を集めましたわ。鳥肉、ジャガイモ、たまねぎ……。全てにこだわりを持って吟味いたしました。 zero/06639.wav|0|見た目だけじゃないわよっ!!さぁ、早く食べてごらんなさい? zero/06640.wav|0|……どう?サイトぉ? zero/06641.wav|0|でしょでしょ?おいしいでしょう?わたしが作れば、ざっとこんなもんよっ! zero/06642.wav|0|そんなの当たり前でしょうが、バカっ!! zero/06643.wav|0|えっ……甘い? zero/06644.wav|0|どーいう意味よ、それ!? zero/06645.wav|0|なによそれっ? zero/06646.wav|0|えっ……甘い? zero/06647.wav|0|何よ。 zero/06648.wav|0|はあっ!?なんでわたしが料理の味見なんてしなきゃいけないのよっ!? zero/06649.wav|0|わたしが作る料理の味見は、使い魔であるあんたの役目でしょ? zero/06650.wav|0|サイトが審査員なんてやってるから、味の加減が分からなかったのよっ! zero/06651.wav|0|ど、どうしたの、シエスタ? zero/06652.wav|0|ええ……。本にも書いてあったわ。だからぁ……。 zero/06653.wav|0|……ひとビン。 zero/06654.wav|0|うるっさいわねぇ、ホントに。男がゴチャゴチャ言わないのっ!ご主人様が出した物は、黙って食べなさいっ!? zero/06655.wav|0|あら、随分と言ってくれるじゃないの?どうせわたしの作ったシチューは、甘々のお子様シチューよっ! zero/06656.wav|0|もう、サイトになんか絶対に料理を作ってあげないんだからっ! zero/06657.wav|0|わ、わたしにっ!? zero/06658.wav|0|むうううううっ……。なんかスッキリいかないわぁ。 zero/06659.wav|0|ニジハッコウ?何それ?どんな料理? zero/06660.wav|0|なんだかそれにミルクの香りがするわ……。柔らかいし。 zero/06661.wav|0|ミスタ・コルベール!失礼ながら、間が長すぎます! zero/06662.wav|0|気付いたって、何に? zero/06663.wav|0|分かったわ。あなたの好きなようになさい。 zero/06664.wav|0|理由はどうあれ、シエスタがそうしたいというなら、止めることはできないわ。 zero/06665.wav|0|サイトっ! zero/06666.wav|0|サイトったら……。早く、起きなさいよっ! zero/06667.wav|0|グズグズしてる暇なんてないんだからっ!! zero/06668.wav|0|お仕置きなんて後っ!それどころじゃないんだからっ!! zero/06669.wav|0|えっ!?ちょっと、待って。熱はあるの? zero/06670.wav|0|ん……熱はないみたいだけど。こんな時にタイミング悪いわね……!どうしようかしら……。 zero/06671.wav|0|しっかりしてよ、もぉ……。 zero/06672.wav|0|何バカなことやってるのよっ!大変なの! zero/06673.wav|0|姫さまのお城が爆弾使いに襲われてるのよ! zero/06674.wav|0|今すぐ出発よっ。 zero/06675.wav|0|それが、ダメなのっ! zero/06676.wav|0|爆弾使いの攻撃で、ゼロ戦も餌食に……。朝のうちに壊されちゃったみたいなの。 zero/06677.wav|0|ちょっとぉ!!どこ行くのよっ!!待ちなさいったらぁ〜!! zero/06678.wav|0|ここにいたのねっ!タバサのシルフィードに乗って、城に向かうわよ。 zero/06679.wav|0|いえ、違うわ。 zero/06680.wav|0|今朝はお城の騒ぎに気を取られて、気付かなかったけど、ハルナ、部屋にいなかったでしょ? zero/06681.wav|0|学院にも爆弾使いが来たわけだし、なにかあっちゃいけないと思って……、 zero/06682.wav|0|キュルケとモンモランシーに探してもらったのよ。 zero/06683.wav|0|見て!煙があがってるわ!都の中もあわただしい……。 zero/06684.wav|0|何かって何よ! zero/06685.wav|0|お城に行きましょう!姫さまが心配だわ! zero/06686.wav|0|一刻を争うの。細かいことは気にしていられないわ。 zero/06687.wav|0|タバサ、ここまでつれてきてくれてありがとう。 zero/06688.wav|0|なんだか、学院もハルナも心配だわ。学院に戻ってキュルケ達を手伝ってほしいの。 zero/06689.wav|0|急ぐわよ、サイト!! zero/06690.wav|0|な、ななななんですってぇ!?あ、怪しい!?失礼にもほどがあるわっ!! zero/06691.wav|0|いいえ、黙っていられないわ!ヴァリエール家の名誉に関わる問題よ! zero/06692.wav|0|わたしは、ラ・ヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 zero/06693.wav|0|こんなのでも、わたしの使い魔よ。 zero/06694.wav|0|もう、なんで細かく聞いてくるのよ。こっちは、急いでるっていうのに! zero/06695.wav|0|あ、ちょっと、サイト!? zero/06696.wav|0|ああ、もういいわよ!サイトは黙ってなさい! zero/06697.wav|0|分かったわ。 zero/06698.wav|0|姫さま……。いえ、女王陛下に拝謁願いたいの。取り次いでもらいたいの。 zero/06699.wav|0|その緊急事態について、お会いしたいのよ!いいから、黙って取り次ぎなさい! zero/06700.wav|0|ちょっと、サイト!? zero/06701.wav|0|もう、いいから、あんたは黙ってなさい! zero/06702.wav|0|もう……。わたしは陛下から、直々の免状をいただいてるの! zero/06703.wav|0|分かったら、早く取り次いでちょうだい。時間がないんだから! zero/06704.wav|0|そう、ひょいひょい出すものじゃないわよ。本当は極秘任務だったんだから。 zero/06705.wav|0|姫さまっご無事で!! zero/06706.wav|0|姫さま……。ご無事で何よりです。 zero/06708.wav|0|アンリエッタ様……。 zero/06709.wav|0|ええ。例の爆弾使いに対しての備えにしては、厳戒すぎるように思えるのですが……? zero/06710.wav|0|ものではない、とは? zero/06711.wav|0|これはトリスタニアとその周辺の地図ですね。この印が爆破事件の起こった場所ですか? zero/06712.wav|0|大砲?姫さま、いったいどういうことなんですか? zero/06713.wav|0|なんてことなの……。こうなる前に爆弾使いを捕まえられていれば……。 zero/06714.wav|0|姫さま……。 zero/06715.wav|0|かしこまりました。 zero/06716.wav|0|いえ。それよりも、姫さまはお疲れのようですね……。 zero/06717.wav|0|姫さま……。私達にも責任はあります。 zero/06718.wav|0|そうね。必ず私達の手で倒してみせるわ。 zero/06719.wav|0|そうね……。 zero/06720.wav|0|サイト! zero/06721.wav|0|何も知らないあんたが偉そうに、口を出すんじゃないの! zero/06722.wav|0|無いことは無いけど……。でも、そうね。この手しか無いかもしれない。 zero/06723.wav|0|姫さま。お許しいただきたいことがございます。 zero/06724.wav|0|姫さま。わたしに、虚無の魔法を使う許可をいただけませんか? zero/06725.wav|0|はい。それしか方法はないと思うんです。 zero/06726.wav|0|それぐらいのこと、わたしだって分かるわよっ!ちゃ〜んと、別の手を考えてあるんだからあんたは少し黙っててっ!! zero/06727.wav|0|姫さまお願いです。どうかわたしに魔法の許可をっ! zero/06728.wav|0|ありがとうございます、姫さま。 zero/06729.wav|0|うん……。頑張るわ、わたし。 zero/06730.wav|0|うーんと、そうねぇ。五分五分ってところかしら。 zero/06731.wav|0|大丈夫よ。ゼロじゃないだけましでしょ? zero/06732.wav|0|何よ、それ。 zero/06733.wav|0|そんなことしないって言ってるでしょ!ほんっと物分り悪いわね!少しはご主人様を信じなさい! zero/06734.wav|0|行くわよ、サイト! zero/06735.wav|0|あと少しで、屋上へ抜けるわっ!! zero/06736.wav|0|今回の魔法のためには、とにかく一番見晴らしの良い場所が必要なの! zero/06737.wav|0|しっかり詠唱場所を確保するのよ!いいわね! zero/06738.wav|0|きゃあああっ! zero/06739.wav|0|今の、爆発……?爆弾使いがいるのね! zero/06740.wav|0|あ、あなた……。 zero/06741.wav|0|んうっ……。爆弾使いは、ハルナだったってコト!? zero/06742.wav|0|ウェザリーって、あの劇団の!? zero/06743.wav|0|まるで、始めからこうなるのを知ってた風な口ぶりね? zero/06744.wav|0|やるしかないわ、サイト! zero/06745.wav|0|サイト!今の彼女はハルナじゃないわ!わたし達が助け出さなきゃ! zero/06746.wav|0|ええ、分かったわ。 zero/06747.wav|0|はぁ……やったゎ……。 zero/06748.wav|0|うん……。なんとか。 zero/06749.wav|0|大丈夫みたい。命に別状はないわ。 zero/06750.wav|0|でも、縄で縛っておいて。もし、アキナのままだったら、危ないもの。 zero/06751.wav|0|お願い。 zero/06752.wav|0|うん。 zero/06753.wav|0|必ず成功させるから。よーく、見ておきなさいっ! zero/06754.wav|0|イリュージョン!! zero/06755.wav|0|サイト!見てごらんなさいよ、わたしが唱えた伝説の魔法。 zero/06756.wav|0|だけど、これは虚無の産物だから。虚無が故のイリュージョン……夢の魔法。 zero/06757.wav|0|うふふっ……。わたしの魔法も、なかなかのものねっ。 zero/06758.wav|0|うん……。まだ戦闘は終わってないけど。わたし達がやれることはもうないものね。 zero/06759.wav|0|サイトも、お疲れさま。今日の所は、あなたに感謝するわ。 zero/06760.wav|0|約束っ? zero/06761.wav|0|ふぅ〜〜〜ん、お守りかぁ。 zero/06762.wav|0|そっか……意外と効いてたのかもね? zero/06763.wav|0|……なんか頭にきちゃう。 zero/06764.wav|0|たぶんね。 zero/06765.wav|0|とりあえず今日は都を守ることができた。それだけでいいじゃない。後のことは、またその時に考えましょう。 zero/06766.wav|0|それじゃ行きましょ。姫さまがお待ちだわ。 zero/06767.wav|0|そんなのしょうがないじゃない。爆弾使いの有力な手がかりが、見つからないんだもん。 zero/06768.wav|0|じゃあ、探してきて。 zero/06769.wav|0|わたしが知ってるわけないじゃない。 zero/06770.wav|0|どうしたの?早く手がかりを探しに行きなさいよ。 zero/06771.wav|0|ちょっと、なによー!わたしだけ仲間はずれにする気ーっ! zero/06772.wav|0|だって、使い魔は使い魔じゃない!それ以上でもそれ以下でもないわっ! zero/06773.wav|0|えっ、手紙?誰から? zero/06774.wav|0|早く見せて。全く、文字くらい読めるようになりなさいよね。 zero/06775.wav|0|これ、わたし宛てじゃないわ。タバサ宛てよ。 zero/06776.wav|0|サイト……。 zero/06777.wav|0|シュヴァリエというのはね、功績をあげた者に与えられる称号のことよ。 zero/06778.wav|0|……何言ってんの、あんた? zero/06779.wav|0|ぜんぜん違うわ! zero/06780.wav|0|シュヴァリエというのはね、功績をあげた者に与えられる称号のことよ。 zero/06781.wav|0|ということは……。タバサって、そんな称号がもらえるほどの功績を? zero/06782.wav|0|で、タバサがシュヴァリエなのと、今回の手紙。なにか関係があるの? zero/06783.wav|0|ちょ、ちょっと。今回もそんなに難しい任務なの? zero/06784.wav|0|やっぱり、あの手紙のことを聞いたのがまずかったのかしら。 zero/06785.wav|0|……ねえ、キュルケ?なんでタバサのことであなたが暗くなるの? zero/06786.wav|0|どうやら、フクザツな事情があるみたいね。サイトは気にならない? zero/06787.wav|0|でしょう?サイトも気になるわよね。 zero/06788.wav|0|なに言ってんのよ。タバサは学院の同級生で友達じゃない。心配にならないわけないでしょ? zero/06789.wav|0|別にって……。あんた、冷たいわね。 zero/06790.wav|0|なんでサイトが行くのよ? zero/06791.wav|0|な、なんですって?あんた、ちっちゃいのがいいのね! zero/06792.wav|0|わ、分かったわ。一部納得ができないことがあるけど、確かにサイトが適任ね。 zero/06793.wav|0|サイト、タバサの様子を見てきなさい。いい、これは命令だからね。成果無しで戻ってきたら許さないんだから。 zero/06794.wav|0|ちょっと、キュルケ?なんで全員で、2人の尾行をしなくちゃなんないのよ。 zero/06795.wav|0|わたしは心配してるとか、そーゆーことを言ってるんじゃないのっ!尾行が悪趣味だって言ってんのっ! zero/06796.wav|0|だいたい、尾行だなんて、貴族がすることじゃ……。 zero/06797.wav|0|サイトはわたしの使い魔なの。ご主人様をほっておいて、もー!! zero/06798.wav|0|ふがふがふがが!! zero/06799.wav|0|えっ?ええっ!? zero/06800.wav|0|キュルケ! zero/06801.wav|0|どうやら、尾行も終わりみたいよ。 zero/06802.wav|0|サイトーッ! zero/06803.wav|0|なんだっていいでしょっ! zero/06804.wav|0|サイト……。あなた、ご主人様をほっておいて、随分とお楽しみだったようね? zero/06805.wav|0|これはもう、お仕置きを……。 zero/06806.wav|0|えっ? zero/06807.wav|0|あっ、別にそーゆーわけじゃなくて……。ねぇ、ハルナ? zero/06808.wav|0|あはは、はは……。 zero/06809.wav|0|サイト。今日はお楽しみだったようね。 zero/06810.wav|0|……なっ!? zero/06811.wav|0|あの手紙じゃない。 zero/06812.wav|0|だから、黙って手紙を見るの? zero/06813.wav|0|どうしたの、キュルケ? zero/06814.wav|0|任務?思ってたけど? zero/06815.wav|0|だから、なんなのよ? zero/06816.wav|0|それは知ってるけど……。 zero/06817.wav|0|まぁ、たしかに楽な任務じゃなさそうね。 zero/06818.wav|0|簡単に捕まる相手もいるわよね。胸の大きい女の子を用意すれば、すぐ尻尾ふってやってくる犬とか。 zero/06819.wav|0|そう?気のせいじゃないかしら? zero/06820.wav|0|それで、捕まえる相手って誰なの? zero/06821.wav|0|ウソ? zero/06822.wav|0|ねぇ、ハルナ。あなた、タバサに連行されなきゃならないようなこと、何かやってた? zero/06823.wav|0|……。 zero/06824.wav|0|もう一度言うわよ!ハルナは絶対に渡さないんだからっ!! zero/06825.wav|0|だいたい、任務だかなんだか知らないけれど、平民を……仲間を売るなんて貴族として恥ずべきことよ! zero/06826.wav|0|黙ってないで、なんとか言いなさいっ! zero/06827.wav|0|ちょっと、サイト!あんたからも、この分からず屋のタバサに、何か言ってやりなさいよっ! zero/06828.wav|0|ハルナはあんたのクラスメイトなんでしょ!?ここできっちり言ってやらないと、タバサにつれていかれるんだから! zero/06829.wav|0|理由ってなによ?サイトにそんなこと分かるの? zero/06830.wav|0|それでサイトは納得できるわけ? zero/06831.wav|0|ええーっ!? zero/06832.wav|0|ぶー。 zero/06833.wav|0|なっ、なんでーっ!? zero/06834.wav|0|そうね。こんなところで、いつまでも言い合いしてても仕方がないし。 zero/06835.wav|0|どうしたの? zero/06836.wav|0|な、なにごとなの!? zero/06837.wav|0|ハルナの身が心配だけど、とりあえずお城に行って爆弾使いの情報をもらいましょう! zero/06838.wav|0|シエスタ。わたし達から離れないようにね。 zero/06839.wav|0|ひょっとして、まさか……? zero/06840.wav|0|良かった、まだお城までは敵が来ていないみたい。 zero/06841.wav|0|別にいいじゃない。捕まえれば全部分かるわ。 zero/06842.wav|0|わたし達は、ちゃんとした用があってお城へ来たのよ。 zero/06843.wav|0|許可できないって、わたし達は……。もう!こんなところでぐずぐずしてる暇ないのよっ! zero/06844.wav|0|いいわけないでしょ!なに言ってるの!ほんっとにバカなんだから! zero/06845.wav|0|サイトは黙ってて。ここはわたしに任せなさい。 zero/06846.wav|0|な、なによ。何かするのかと思ってたのに! zero/06847.wav|0|もう。ほんっとに役立たずなんだから。 zero/06848.wav|0|サイトっ!何やってるのよ!そんなことで許してくれるはずないでしょ。 zero/06849.wav|0|あーもう、話がややこしくなっただけじゃない!サイトは黙ってて。 zero/06850.wav|0|わたしはラ・ヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズです。 zero/06851.wav|0|姫さま……。いえ、女王陛下に拝謁賜りたく、取り次ぎしていただきたいのです。 zero/06852.wav|0|ありがとうございます。 zero/06853.wav|0|今頃分かったの?これからはあんたも、もう少し立場というものを考えて行動することね。 zero/06854.wav|0|どうもありがとう。 zero/06855.wav|0|失礼いたします……。 zero/06856.wav|0|(仕方ないわ。ここは大人しくしてましょう) zero/06857.wav|0|こちらこそ、このような急ぎの時に押しかけ、申し訳ございません。 zero/06858.wav|0|それが、その……。 zero/06859.wav|0|ですが、姫さま……。 zero/06860.wav|0|こっ、こらサイトっ!あなたは黙ってなさいっ!! zero/06861.wav|0|あんたのつい、ってやつで姫さまに無礼をはたらかれたら、こっちが困るのよ! zero/06862.wav|0|もっ、申し訳ございません姫さまっ!わたしのしつけが至らぬばっかりに……。 zero/06863.wav|0|率直に申し上げます。現在の街の状況を把握させていただけないかと、それで……。 zero/06864.wav|0|姫さま……。 zero/06865.wav|0|サイト!あんた何を偉そうにして姫さまに意見してるのよーっ!? zero/06866.wav|0|ひ、姫さまがそれで良いというなら良いのですが……。 zero/06867.wav|0|姫さまに向かって、なに偉そうな態度取ってんのよっ、分かるはずないでしょ! zero/06868.wav|0|ひ、姫さまがそれで良いというなら良いのですが……。 zero/06869.wav|0|ば、ばか。何、余計なことを……。 zero/06870.wav|0|は、はい、姫さま。実はハルナは、戦闘が開始された前後に行方不明になってしまいまして……。 zero/06871.wav|0|ええ、探そうとしていたのですが……。見つからず。もし、情報が入っているようでしたら……と。 zero/06872.wav|0|ご配慮、ありがとうございます。 zero/06873.wav|0|都の状況は分かったものの、さすがにハルナのことまでは分からなかったわね。 zero/06874.wav|0|特に連絡がないところを見ると、残念ながら、吉報は無いと思うわ。 zero/06875.wav|0|そういいながら、サイトに抱きつくのはやめてよ! zero/06876.wav|0|うー。 zero/06877.wav|0|ど、どこよ? zero/06878.wav|0|劇場?なんで、そんな場所に? zero/06879.wav|0|何がやられたの?ちゃんと理由を聞きたいんだけど? zero/06880.wav|0|ちょっと待ってよ。なんでそんな重要なことを、今まで2人で黙ってたのよ? zero/06881.wav|0|いくら証拠がないからって……。話してくれれば……。 zero/06882.wav|0|……。 zero/06883.wav|0|そりゃまあそうなんだけどね……。 zero/06884.wav|0|ねぇ、この劇場……。なんだか揺れてない? zero/06885.wav|0|サイト!! zero/06886.wav|0|もう、いつもいつもいつも勝手に行動するんだから! zero/06887.wav|0|なにヘコんでるのよ? zero/06888.wav|0|ふーん、そう。 zero/06889.wav|0|……。 zero/06890.wav|0|で、タバサの看病なんだけど、わたしも手伝ってあげるわ。 zero/06891.wav|0|なんでって……。そんなの、決まってるじゃない。使い魔の不始末はご主人様の責任だもの。 zero/06892.wav|0|なによ……。もっといつもみたいに言い返しなさいよ。調子狂っちゃう……。 zero/06893.wav|0|あんたが落ち込んだって、タバサがすぐに治るわけじゃないでしょう……? zero/06894.wav|0|もう……。わたし、水を換えてくるわ。 zero/06895.wav|0|はい、水を換えてきたわよ。 zero/06896.wav|0|なっ、なによ?人の顔をじろじろ見ちゃって。 zero/06897.wav|0|寝言みたいね。少しうなされてる感じがするけど、大丈夫かしら? zero/06898.wav|0|そうなんだ……。 zero/06899.wav|0|タバサが寝言で言っていた……。 zero/06900.wav|0|あら、今朝は早いじゃない? zero/06901.wav|0|爆弾使いの正体がハルナだったから、複雑なのよ。 zero/06902.wav|0|でも、つかまるのはハルナなのよ。人格なんて関係ないわ。 zero/06903.wav|0|そんなこと言ってない。このままじゃ、トリステイン王国は攻め落とされてしまうわ。 zero/06904.wav|0|絶対、黒幕が絡んでるはずよ。ウェザリーだけでここまで大それたことができるはずがないわ。 zero/06905.wav|0|せめて、その黒幕が分かれば……。 zero/06906.wav|0|ま、まってよ。この前の戦争で艦隊は相当なダメージを受けたはずよ。 zero/06908.wav|0|実はレコン・キスタが黒幕でした、という線も見過ごせないけど。 zero/06909.wav|0|……。 zero/06910.wav|0|えっ、なんのことかしら?たまたまよ、たまたま……。 zero/06911.wav|0|仮に結びついていたとしても、今は認めないんじゃないかしらね? zero/06912.wav|0|そうね。せめて、市街戦を止められれば……。もう少し優位に立てるとは思うけど……。 zero/06913.wav|0|そういう意味ではタイミングが良すぎるわ。 zero/06914.wav|0|もちろんわたしもね。タバサだけに戦わせておけないものね。 zero/06915.wav|0|なによ、サイト。まさか爆弾使いがハルナの体を使ってるから、戦えないとでも言うんじゃないでしょうね? zero/06916.wav|0|それって……。わたし達がタバサの足手まといになるって言いたいわけ? zero/06917.wav|0|……。 zero/06918.wav|0|それを言われると少し考えちゃうけど……。 zero/06919.wav|0|じゃ、じゃあ、わたしも平気っ! zero/06920.wav|0|……。 zero/06921.wav|0|事実と違うことで中傷されても、腹を立てないのが真のレディというものよ。 zero/06922.wav|0|とにかく、わたしもキュルケもタバサの足手まといにはならないわ! zero/06923.wav|0|じゃあ、あんたに何かあったときは、わたしは見殺しにすることにするわね。 zero/06924.wav|0|それじゃ、行くわよサイト。 zero/06925.wav|0|決まってるじゃない、お城よ。姫さまにお許しをいただかないと。 zero/06926.wav|0|あら、虚無の魔法を使う許可をもらいに行くのよ。 zero/06927.wav|0|は?あんた何言ってんの。 zero/06928.wav|0|んー……。そういうわけじゃないんだけど。 zero/06929.wav|0|まぁ、違う方法。 zero/06930.wav|0|あっ!?ほら、姫さまのお部屋に着いたわよ。ちゃんと礼儀正しくしなきゃだめよっ! zero/06931.wav|0|生返事しない。 zero/06932.wav|0|姫さま、たびたびの急な訪問、申し訳ありません。今日はお願いがあって参りました。 zero/06933.wav|0|実は……。虚無の魔法を、都で使用する許可をいただきたいのです。 zero/06934.wav|0|無理ね。 zero/06935.wav|0|はい、姫さま。 zero/06936.wav|0|サイトっ、あんたは黙ってなさいっ! zero/06937.wav|0|なっ、なんでそういうことを言うのよ!あんたはーっ!! zero/06938.wav|0|分かってるわよ……。放ったの、わたしなんだし……。 zero/06939.wav|0|でも、本当は文句ありますって感じの顔してるわよね? zero/06940.wav|0|軽くなんて見てないわよ。 zero/06941.wav|0|どこが問題だって言うのよ? zero/06942.wav|0|サイトこそ、なに言ってんのよ?わたしがお姫さまの都を消し去るつもりなんてあるはずないでしょ? zero/06943.wav|0|なんですってぇ〜っ!? zero/06944.wav|0|ちょっと、サイト。どうもあなたとわたしとでは、虚無の魔法について見解の相違があるみたいよね? zero/06945.wav|0|だーかーらぁ、そうじゃないって。ちゃんと別の魔法を使うつもりだから、心配しないでよ。 zero/06946.wav|0|そ、別の魔法よ。 zero/06947.wav|0|だーかーらぁ、サイトは心配しなくたっていいってばぁ。 zero/06948.wav|0|そんなことするわけないでしょ。さっきから何度言わせりゃ気が済むの? zero/06949.wav|0|あんまりしつこいこと言ってると、まずあんたから先にぶっ飛ばしてやるんだからね!? zero/06950.wav|0|ほら、みんながいるわよ。もうこの話はおしまい! zero/06951.wav|0|意外と、ってなによっ!これでもわたしは……!! zero/06952.wav|0|まあ、いいわ。そんなことより、役割分担しましょ。 zero/06953.wav|0|決まってるでしょ?戦う相手を決めるのよ。 zero/06954.wav|0|トリステインの外からは、レコン・キスタが迫ってきてるし、中ではアキナが暴れてるし。 zero/06955.wav|0|そんなことしてたら、わたしの呪文の準備が間に合わないかもしれないじゃない。そもそもどうやってアキナを見つけるの? zero/06956.wav|0|それよりは、少し考え方を変えて、空中艦隊の対処をしつつ、邪魔しにくるだろうアキナを倒すのよ。 zero/06957.wav|0|じゃ、二手に分けるわよ。アキナを相手にする班と、空中艦隊を相手にする班ね。 zero/06958.wav|0|まあ、その辺はわたしに任せてよ。とっておきがあるのよ。 zero/06959.wav|0|それを言ったら、意味ないじゃない?ということで、空中艦隊はわたし、アキナの方はタバサにお任せするわ……。 zero/06960.wav|0|サイトとキュルケはどうするの? zero/06961.wav|0|理由なんてないわよ。わたしの作戦なの。 zero/06962.wav|0|で、サイトはわたしとタバサ、どっちと組みたいの? zero/06963.wav|0|それって、わたしはどうでもいいわけ? zero/06964.wav|0|もう、バカ使い魔はご主人様を信じていればいいのよ。 zero/06965.wav|0|それにタバサに何かしたら、後でお仕置きだからね! zero/06966.wav|0|……!! zero/06967.wav|0|はぁ……、ダメね。今日もロクな収穫は無しよ。 zero/06968.wav|0|そっちはどう? zero/06969.wav|0|ハァ。 zero/06970.wav|0|キュルケが能天気すぎるのよ。 zero/06971.wav|0|こうしてる間にも、爆弾使いの被害が広がってるかもしれないのよ。 zero/06972.wav|0|な、なんですって! zero/06973.wav|0|なによ! zero/06974.wav|0|へっ? zero/06975.wav|0|姫さまからの依頼なのよ。勝負ごとなんて不謹慎だわ。 zero/06976.wav|0|そういうこともあるかもしれないけど……。 zero/06977.wav|0|ちょ、ちょっと待ちなさいよ!なんでそうなるのよ! zero/06978.wav|0|そ、そんなことないもん! zero/06979.wav|0|あううう……。 zero/06980.wav|0|じ、じゃあそのかわり!他のみんなはわたしが使うわよ! zero/06981.wav|0|わ、分かったわ!わたしが勝ったら、逆立ちをして授業に出てもらうわよ。 zero/06982.wav|0|そ、それでもいいの?断るなら今のうちなんだからね。 zero/06983.wav|0|わ、分かったわよ。後悔しても知らないんだからね! zero/06984.wav|0|サイト……。あんたは今、黙ってなさい。 zero/06985.wav|0|行くわよ、みんな! zero/06986.wav|0|知らないわよ、そんなの!早く行くわよ。 zero/06987.wav|0|つべこべ言わずについてきなさい。勝てばいいのよ、勝てば。 zero/06988.wav|0|ほら、タバサも来る! zero/06989.wav|0|……ト!…イト! zero/06990.wav|0|サイト!何寝てるのよ! zero/06991.wav|0|寝てたわよ。もうぐっすりと。 zero/06992.wav|0|ありがと。でも……。 zero/06993.wav|0|とことんまで寝てたサイトに言われたくはないわ。 zero/06994.wav|0|なによ、サイト。偉そうに。 zero/06995.wav|0|見てなさい。この勝負に勝利して、1日逆立ちの刑にしてあげるんだから! zero/06996.wav|0|なによ!サイトはずっと寝てたくせに!勝負する気はあるの? zero/06997.wav|0|こ、こんな時間から、いったいどこに出ようっていうのよ! zero/06998.wav|0|ふ、不潔! zero/06999.wav|0|信用できないわ! zero/07000.wav|0|ふ、ふん。信じられないわ。 zero/07001.wav|0|ちょ、ちょっと!わたしも行くわよ! zero/07002.wav|0|う〜。分かったわよ。 zero/07003.wav|0|サイトの馬鹿っ!犬ー!許さないんだからー! zero/07004.wav|0|それで、キュルケとのコンビの調子はどう? zero/07005.wav|0|ふーん。そうなんだ。 zero/07006.wav|0|教えてあげない。サイト、敵なんでしょ? zero/07007.wav|0|もうっ、バカ犬。 zero/07008.wav|0|そんなはずないでしょ!このバカ犬!! zero/07009.wav|0|誰?サイトなの? zero/07010.wav|0|サ、サイト!?ど、どうしたの!こんな、ボロボロになって! zero/07011.wav|0|キュルケの元?サイト、一体何があったの! zero/07012.wav|0|ちょっと、ウェザリーの罠……ってどういうことよ! zero/07013.wav|0|な、なんですって!? zero/07014.wav|0|……。 zero/07015.wav|0|なんで、そんな重要なこと、わたし達に話してくれなかったのよ?そうすれば、打つ手があったのに! zero/07016.wav|0|もう……。頼まれなくてもそうするわよ!みんな、行くわよ! zero/07017.wav|0|まったくキュルケったら、なにやってるのよ……。 zero/07018.wav|0|安心して。息はあるわ。骨も折れていないみたい。 zero/07019.wav|0|お? zero/07020.wav|0|な、なによそれはぁぁっ? zero/07021.wav|0|ほら、キュルケ。悪い冗談はやめなさい! zero/07022.wav|0|な、何よ。泣いたって許してあげないんだから。 zero/07023.wav|0|第一、わたしに黙ってウェザリーを追いかけるからそんな目に……。 zero/07024.wav|0|サイト!あんた、いつからキュルケの、お兄ちゃんになったのよ! zero/07025.wav|0|じゃあそのバカ犬に抱きついてるキュルケはなによ! zero/07026.wav|0|そんなわけあるはずないでしょ! zero/07027.wav|0|そんなことは分かってるわよ! zero/07028.wav|0|うふふ……。サイト、しっかり聞こえてるみたいね。 zero/07029.wav|0|あくまでごまかす気なのね……。 zero/07030.wav|0|な、なによ。まるで、わたしが悪いみたいじゃない。 zero/07031.wav|0|……うっ。 zero/07032.wav|0|でも、なんでキュルケを……。 zero/07033.wav|0|引こうなんていうんじゃないでしょうね?脅しに屈して……。 zero/07034.wav|0|サイト。世の中にはやってはいけないことがあるの。 zero/07035.wav|0|本人の意思に反して、人の心を操る魔法を使うこと。これだけは許してはいけないわ。 zero/07036.wav|0|サイト、あなたが戦いたくないのならそれでいい。 zero/07037.wav|0|でも、わたしは戦う。絶対に……。 zero/07038.wav|0|そうよ、サイト!友達がこんなことをされて黙っていられるはずないでしょう! zero/07039.wav|0|サイト……。 zero/07040.wav|0|そうね。わたしも絶対許せないもの。 zero/07041.wav|0|サイト!キュルケを見て、何をニヤニヤしてるのよ! zero/07042.wav|0|サイト、本当にやる気あるんでしょうね? zero/07043.wav|0|まったく、もう! zero/07044.wav|0|キュルケのしぐさはかわいいけど、どうも、調子が狂うわね。 zero/07045.wav|0|まったく、それにしても、なんでバカ犬が『お兄ちゃん』なわけ!! zero/07046.wav|0|う、うらやましくなんかないわよ! zero/07047.wav|0|少し考えさせて……。でも、いったい何を企んでるのかしら? zero/07048.wav|0|し、知らないもん! zero/07049.wav|0|どうなると思う? zero/07050.wav|0|うるさいわね!いまさら言い訳してもムダよ! zero/07051.wav|0|おはよう。キュルケ。 zero/07052.wav|0|相変わらず、わたしにはなつかないのね……。……大丈夫?バカ犬に変なことされなかった? zero/07053.wav|0|もう!あなた本当にキュルケなの? zero/07054.wav|0|サイトっ!今の爆発音は! zero/07055.wav|0|なに、ボ〜ッとしてるのよ!早く現場に向かうわよ! zero/07056.wav|0|街が……。 zero/07057.wav|0|サイト、あそこ! zero/07058.wav|0|早くしなさい!危ないわよ。 zero/07059.wav|0|ど、どういうことよ! zero/07060.wav|0|まさか、ハルナが爆弾使いだったなんて。 zero/07061.wav|0|それはそうだけど……。 zero/07062.wav|0|……。 zero/07063.wav|0|もう、分かったわサイト。好きにしなさい。 zero/07064.wav|0|『アキナ』の話だと、ハルナ本人は自分のやったことを知らないみたいだから、 zero/07065.wav|0|真実を知って、ハルナが落ち込んでも、ちゃんと受け止めてあげるのよ。ご主人様の命令なんだからね。 zero/07066.wav|0|旅の一座の座長……なんて言って、とんだくわせものだったわけね。 zero/07067.wav|0|結果的には、キュルケが一番真実に近づいていたわけね。 zero/07068.wav|0|そうね。くやしいけどね。 zero/07069.wav|0|そう、だから、あんなに偉そうにしごくだけしごいて。 zero/07070.wav|0|あ、あの筋肉痛のウラミ、はらさずにおくべきか。 zero/07071.wav|0|いいの!いまわたしは猛烈に怒ってるんだからっ! zero/07072.wav|0|ふう、でも問題はこれからどうするかね。なぜ、いまさら正体をばらしたのかしら? zero/07073.wav|0|タバサ! zero/07074.wav|0|な、なんですって。市場だけじゃなかったの! zero/07075.wav|0|と、とにかく登城しましょう!姫さまが心配だわ!急いで! zero/07076.wav|0|通しなさい!急用なの! zero/07077.wav|0|な、なんですって! zero/07078.wav|0|きゃあ! zero/07079.wav|0|事の重要さが分かったでしょう?わたしは、ラ・ヴァリエール公爵が三女、ルイズ・フランソワーズ。 zero/07080.wav|0|女王陛下ご下命の調査につき、火急の報告がありお取り次ぎをお願いするわ。 zero/07081.wav|0|早く取り次ぎなさい!あなたにも街の炎が見えてるんでしょう!こんなことをしてる時間はないの! zero/07082.wav|0|姫さま! zero/07083.wav|0|申し訳ありません、姫さま……。爆弾使い達を止めることは出来ませんでした。 zero/07084.wav|0|はい。 zero/07085.wav|0|ご存知だったのですか?じゃあ、公演に参加されたのも? zero/07086.wav|0|ひ、ひとこと言っていただければ……。 zero/07087.wav|0|……。 zero/07088.wav|0|どういうことですか? zero/07089.wav|0|そ、そんな! zero/07090.wav|0|ですが、姫さま! zero/07091.wav|0|ですが、姫さま! zero/07092.wav|0|なんてことなの……。 zero/07093.wav|0|そうね……。急ぎましょう! zero/07094.wav|0|しかし! zero/07095.wav|0|なんですって!? zero/07096.wav|0|……。 zero/07097.wav|0|姫さま……いえ、女王陛下。 zero/07098.wav|0|ルイズ・フランソワーズ、このトリスタニアにおける虚無の魔法の使用許可を申請します。 zero/07099.wav|0|じゃあ、落させなきゃいいんでしょう! zero/07100.wav|0|うるさい、バカ犬!わたしに考えがあるの! zero/07101.wav|0|姫さま。どうか、許可を……。 zero/07102.wav|0|……大丈夫、虚無の魔法といってもエクスプロージョンは使わないわ。 zero/07103.wav|0|虚無の魔法はエクスプロージョンだけじゃないってことよ。 zero/07104.wav|0|はい。必ず姫さまの信頼に応えてみせます。 zero/07105.wav|0|まだ悩んでるの?一度宿に戻るわよ!? zero/07106.wav|0|虚無の魔法を使うためには、みんなの力が必要なのよ。 zero/07108.wav|0|あんたは、虚無を使った後のことばかり心配してるけど、肝心なのは使う前なのよ。 zero/07109.wav|0|それでなくても、虚無の詠唱が長いのは、あんたも知ってるでしょ? zero/07110.wav|0|そこを邪魔しに、ウェザリーとアキナが来ると思うのよ。 zero/07111.wav|0|今、あの2人と戦えるのって、タバサとあんたの2人だけ。これじゃあ、どう見ても……。 zero/07112.wav|0|なのよ。せめてキュルケが元に戻ってくれれば……。 zero/07113.wav|0|そうね。キュルケの回復をのんびり待ってる暇はないもの。 zero/07114.wav|0|そうなると、うまくいくかどうかは、あんたにかかってるからね。ちゃんと、守ってね。 zero/07115.wav|0|虚無の魔法はひとつではないって、どれだけ言ったら分かるのかしら? zero/07116.wav|0|お願い今はわたしを信じて……。信じればそれは力になるのだから。 zero/07117.wav|0|あんた、本気で言ってる? zero/07118.wav|0|だめっ!ぜーったいだめっ! zero/07119.wav|0|あ……つい……。 zero/07120.wav|0|責任って……どうするつもり? zero/07121.wav|0|ち、ちょっとサイト!あなたが飲んでどうするの……って! zero/07122.wav|0|あ、ああああああっ! zero/07123.wav|0|ななな、何してるのよバカ犬! zero/07128.wav|0|くっつきすぎよ!離れなさい、2人とも! zero/07129.wav|0|なんですって! zero/07130.wav|0|催眠術……役者……芝居……。そうね。 zero/07131.wav|0|いいわ、あのウェザリーには目にものを見せてあげましょう。 zero/07132.wav|0|さあ、行きましょう!目指すは城の高台よ! zero/07133.wav|0|(まさか王宮が戦場になるなんて……) zero/07134.wav|0|(……頼んだわよ、みんな) zero/07135.wav|0|頂上はもうすぐのはずだけど……。 zero/07136.wav|0|さあ、虚無の魔法を、しっかりとその目で見るがいいわ! zero/07137.wav|0|イリュージョン!! zero/07138.wav|0|ハルナの暗示を解いてもらわないといけないし。やったことの後始末はしてもらわないとね。 zero/07139.wav|0|良かった。はぁ……はぁ……はぁ……。もう疲れて限界……。 zero/07140.wav|0|ん……。敵って言っても、誰も傷つかないほうがいいから、あの魔法がいいと思ったの……。 zero/07141.wav|0|うん……。 zero/07142.wav|0|なるほどね。そういうことなら、シエスタに話す前に……、 zero/07143.wav|0|オールド・オスマンや、ミスタ・コルベールに、相談してみたらどうかしら? zero/07144.wav|0|シエスタは学院のメイドなんだし、許可はもらっておいたほうがいいわ。 zero/07145.wav|0|オールド・オスマン。わたしからもお願いします。どうかご一考いただけませんか? zero/07146.wav|0|……。 zero/07147.wav|0|ふーん。 zero/07148.wav|0|なぜかしら?オールド・オスマンから、サイトと同じ雰囲気を感じるわ。 zero/07149.wav|0|この2人だけよ。間違いなく。 zero/07150.wav|0|必要なものがあれば言ってね、シエスタ。わたしにも少し責任があるから、何かあれば買い足してあげるわ。 zero/07151.wav|0|な、なによ。そこで謝ると、わたしが悪役みたいじゃない! zero/07152.wav|0|なにかしら?サイト? zero/07153.wav|0|それもそうね。 zero/07154.wav|0|これ以上、わたしの部屋が2人の居候に占拠されるのも正直困るし……。どう、ハルナ? zero/07155.wav|0|あら、どうしたの?納得できてない顔ね。 zero/07156.wav|0|心配かもしれないけど、ハルナのことはシエスタに任せなさい。それが1番いいのよ、たぶん。 zero/07157.wav|0|さあ、分からないわ。今、オールド・オスマンと、話をしてるみたいだけど……。 zero/07158.wav|0|うん。 zero/07159.wav|0|それで、どうしてウェザリーの誘いにすぐ返事をしなかったの? zero/07160.wav|0|なによぉ?いったい。サイト……早く出てよ……。 zero/07161.wav|0|どうしたのよ、シエスタ。そんな大声出して。 zero/07162.wav|0|ハルナが?ど、どういうこと? zero/07163.wav|0|な、なによ。そんなに慌てなくても。 zero/07164.wav|0|わ、分かったわよ! zero/07165.wav|0|わたしも探しに行くから、少し待って! zero/07166.wav|0|……。 zero/07167.wav|0|わたしも探しに行くわ! zero/07168.wav|0|劇団でも頑張ってね、ハルナ。 zero/07169.wav|0|大丈夫よ。 zero/07170.wav|0|それくらいは、わたしが書いてあげるわよ。 zero/07171.wav|0|まったく、なにを雰囲気だしてるのかしら。 zero/07172.wav|0|……行っちゃったわね。 zero/07173.wav|0|短い付き合いだったはずなのに……。いなくなると寂しいものね。 zero/07174.wav|0|むっ、なによ。その態度! zero/07175.wav|0|へ? zero/07176.wav|0|ち、ちょっと正気!?勝手なことばかり言わないでよ! zero/07177.wav|0|ち、ちょっと待ちなさい!まだ爆弾使いの話は解決してないのよ。勝手なことは許さないんだからね! zero/07178.wav|0|ご、ご主人様を無視して話をしてるんじゃないわよ!このバカ犬っ! zero/07179.wav|0|そ、そういう問題じゃないでしょ! zero/07180.wav|0|な、なにを考えてるのよ!あなた達! zero/07181.wav|0|そうよそうよ! zero/07182.wav|0|分かるって、ど、どういう意味よ! zero/07183.wav|0|い、いいわよ!もう知らないんだから〜〜! zero/07184.wav|0|忘れ物を届けたいって、どういうことよ? zero/07185.wav|0|だから、なんでそうなるのかを聞いてるのよ。 zero/07186.wav|0|そんなの他の人に頼めばいいじゃない? zero/07187.wav|0|ふ〜〜ん、ずいぶんとこだわるのね。なにか、あやしいわね。 zero/07188.wav|0|いいわ、わたしもトリスタニアに行ってあげる。 zero/07189.wav|0|あなたに拒否権なんてあるわけないでしょ! zero/07190.wav|0|黙って言うことを聞きなさい。バカ犬! zero/07191.wav|0|あら、遠慮なんて不要よ。わたしとハルナの仲じゃない。 zero/07192.wav|0|黙って言うことを聞きなさい。バカ犬! zero/07193.wav|0|分かればよろしいっ! zero/07194.wav|0|もう、シャキッとしなさいよね。シャキッと。 zero/07195.wav|0|怒ってなんかないわよ! zero/07196.wav|0|ふんっ! zero/07197.wav|0|あら、ウェザリー。ちょうど良かった。 zero/07198.wav|0|ハルナの忘れ物を届けに来たのよ。 zero/07199.wav|0|そんなことを話したの!ダメじゃない!ハルナ! zero/07200.wav|0|サイト、黙りなさい!喋っちゃダメよ! zero/07201.wav|0|サイト! zero/07202.wav|0|ごめんなさい。ウェザリー、このことは話してはいけない決まりなの。 zero/07203.wav|0|あなたがいま知ってることも公言しないでほしいわ。 zero/07204.wav|0|な、何を考えているのよ!バカ犬! zero/07205.wav|0|ち、ちょっとまって! zero/07206.wav|0|あら、それほどでも。……じゃなくて! zero/07207.wav|0|と、とにかく!きょうは移動で疲れているからまた日をあらためてね! zero/07208.wav|0|ほら、宿にいくわよ!バカ犬! zero/07209.wav|0|あんた、何も気がつかなかったの? zero/07210.wav|0|あのウェザリーの態度……。いままで気がつかなかったけど、考えてみるといろいろ怪しいわ。 zero/07211.wav|0|いきなり街中で会ったのがまず不自然よ。まるで、わたし達が来ることを知ってたみたい。 zero/07212.wav|0|それに、いきなりわたし達を探るようなこと……。おかしいわ。 zero/07213.wav|0|離れてみて、あんたが危険なけだものだったってことに、気づいたんじゃないの! zero/07214.wav|0|それは冗談としても。なにか起きるのかもしれないわね。 zero/07215.wav|0|そんなの分かんないわよ! zero/07216.wav|0|とりあえず、もう一度明日から調べましょう。 zero/07217.wav|0|言われてみればそうなんだけど。 zero/07218.wav|0|やっぱり、疲れてるのかしら。わたし……。 zero/07219.wav|0|そんなの分かんないわよ! zero/07220.wav|0|とりあえず、明日からもう一度地道に調べてみましょう。 zero/07221.wav|0|違うわよ!失礼ね!この爆発は外よ! zero/07222.wav|0|な、なんですって!レコン・キスタの兵士がどうして!? zero/07223.wav|0|と、とにかく、宿にいてもはじまらないわ。登城しましょう! zero/07224.wav|0|なんか、生返事よ。ハルナが心配なの? zero/07225.wav|0|ふん、ウソおっしゃい!返事が遅れてたじゃない。 zero/07226.wav|0|ご主人様にウソをつくと、おしおきよ! zero/07227.wav|0|いいわ。バカ犬はハルナを助けてきなさい!特別に許可してあげる。 zero/07228.wav|0|バカ犬のクセに格好をつけるんじゃないわよ! zero/07229.wav|0|ほら、なにグズグズしてるの!早く行ってきなさい。 zero/07230.wav|0|むっ、バカにしないでよね!ラ・ヴァリエール家の三女たるこのわたしが……、 zero/07231.wav|0|そうやすやすと戦場で遅れをとるハズないでしょう! zero/07232.wav|0|大きなお世話よ!そっちこそ気をつけなさい! zero/07233.wav|0|じゃあ、命令。ご主人様の命令は絶対よ! zero/07234.wav|0|よろしい、とっとと行きなさい! zero/07235.wav|0|ゲホゲホ、王宮近くまで砲撃ですって! zero/07236.wav|0|冗談じゃないわよ。なんでこんなところまで砲撃が来てるの!?都の外からじゃ、とても届かないはずなのに! zero/07237.wav|0|緊急事態よ。女王陛下に至急の取り次ぎを……。 zero/07238.wav|0|な、なんですって!この状況が分からないの! zero/07239.wav|0|きゃあ! zero/07240.wav|0|魔法学院の生徒というのが不満なんだったら、ちゃんと名乗りをあげてあげる! zero/07241.wav|0|ラ・ヴァリエール公爵が三女、ルイズ・フランソワーズ。 zero/07242.wav|0|女王陛下ご下命の件につき、火急の報告があり、ここに参上しました。……これでどうよ! zero/07243.wav|0|早く取り次ぎなさい!非常時だってことは分かってるんでしょう!この砲撃と街の炎が見えないの! zero/07244.wav|0|姫さま……あっ! zero/07245.wav|0|ラ・ヴァリエール家三女ルイズ・フランソワーズ、登城いたしました。 zero/07246.wav|0|あ、はい。サイトは市街にハルナを助けに行っています。 zero/07247.wav|0|はい。 zero/07248.wav|0|うっ。申し訳ございません。 zero/07249.wav|0|なんですって! zero/07250.wav|0|……。 zero/07251.wav|0|……。 zero/07252.wav|0|……。 zero/07253.wav|0|自分の危険もかえりみず、サイトを迎えに来てみれば……。 zero/07254.wav|0|な、なな、なにをじゃれあってるのかしら?2人とも? zero/07255.wav|0|……?なによ、ハルナ?その言葉遣いは? zero/07256.wav|0|いままでの優等生ぶりは嘘で、それが地だったの? zero/07257.wav|0|どういうことよ? zero/07258.wav|0|なんですって!じゃあ黒幕はウェザリー!? zero/07259.wav|0|だ、だったら、あの舞台は何だったのよ。ば、馬鹿にして。 zero/07260.wav|0|アキナって言ったわね?あなたの目的は何! zero/07261.wav|0|学院の持つ秘密? zero/07262.wav|0|な、なんですって! zero/07263.wav|0|この力は姫さまの……。女王陛下のものよ。 zero/07264.wav|0|あなた達のような下郎がそんな軽々しく触れようなどと、言語道断ね。 zero/07265.wav|0|ふふふ、思い知ったかしら? zero/07266.wav|0|きゃっ!ま、待ちなさい! zero/07267.wav|0|何なのよ。あれは……。ハルナとアキナって? zero/07268.wav|0|まだ、続いているわ。むしろ激しさを増していると言ったほうがいいでしょうね。 zero/07269.wav|0|どうやらレコン・キスタは、爆破事件の修復工事を利用して兵士を送りこみ、砲台を仕込むという方法で……。 zero/07270.wav|0|今回のトリスタニアへの攻撃を準備していたの。 zero/07271.wav|0|この攻撃の混乱に乗じて、残った空中艦隊で、一気にトリステインを叩こうという腹ね。 zero/07272.wav|0|すでにこちらに向かってくる空中艦隊が確認されているそうよ。 zero/07273.wav|0|……ええ。そのことだけど。 zero/07274.wav|0|姫さまからこのトリスタニアで虚無の魔法を使用する許可をいただいてきたわ。 zero/07275.wav|0|虚無の魔法で艦隊を追い返してみせるわ。 zero/07276.wav|0|大丈夫よ。エクスプロージョンは使わないわ。 zero/07277.wav|0|虚無の系列は、エクスプロージョンだけじゃないってことよ。 zero/07278.wav|0|よろしい。それでこそわたしの使い魔よ。 zero/07279.wav|0|なによ、その不安そうな顔は!それでもこのわたしの使い魔なの!今すぐ、お仕置きが必要かしら……。 zero/07280.wav|0|よろしい! zero/07281.wav|0|なんか、納得できないけど、分かってもらえたみたいね。 zero/07282.wav|0|それは決めてるわ。 zero/07283.wav|0|王宮のいちばん上よ! zero/07284.wav|0|今回の魔法のためには、とにかく城で一番見晴らしの良い場所が必要なの! zero/07285.wav|0|それに、こないだもそうだったけど、虚無の魔法は詠唱に時間がかかるわ。 zero/07286.wav|0|両方とも、しっかり確保するのよ!いいわね。 zero/07287.wav|0|……大丈夫!?サイト! zero/07288.wav|0|ウェ、ウェザリーは!?落ちたの? zero/07289.wav|0|とっさに出窓に捕まったのよ! zero/07290.wav|0|おとなしく縛につきなさい! zero/07291.wav|0|ウェザリー! zero/07292.wav|0|サイト、これも戦いなの。わたし、虚無の力を使うからね。アキナのことちゃんと見てなさい。 zero/07293.wav|0|イリュージョン!! zero/07294.wav|0|そうよ……。全て偽りの艦隊……。 zero/07295.wav|0|良かった……。この戦いも終わり……ね。 zero/07296.wav|0|うん、そうする。はぁ……ちょっぴり……疲れちゃった。 zero/07297.wav|0|はー、足が棒になっちゃったわ……。 zero/07298.wav|0|どうしたものなのかしらね。このまま、『捜査が進みませんでした』で、終わるわけにはいかないわ。 zero/07299.wav|0|そうね。 zero/07300.wav|0|大変な、っていったい何が?何か分かったの? zero/07301.wav|0|兵士が? zero/07302.wav|0|軍の方も、本腰入れて爆弾使いを捜し出そうってことなのかしら。 zero/07303.wav|0|あら、おかえりタバサ、キュルケ。あなた達も、街の兵士を見かけたのね? zero/07304.wav|0|それで、兵士が見回ってる事情っていったいなに? zero/07305.wav|0|重要人物が、行方不明……?誰かしら? zero/07306.wav|0|と、とにかくお迎えしないと! zero/07307.wav|0|ばかっ!そんなわけないでしょ!どう聞いても姫さまじゃないの! zero/07308.wav|0|と、とにかく、お迎えしないと! zero/07309.wav|0|どこの誰よ、それ!どう聞いても姫さまのお声じゃないの!ほんっとにバカ使い魔ね! zero/07310.wav|0|ごきげんよう……って、姫さま、なぜこのような所に!?王宮の方はよろしいのですか!? zero/07312.wav|0|すみません、姫さま。詳しい話をお聞かせいただけますでしょうか。 zero/07313.wav|0|あの、その。進展がなかなか……。 zero/07314.wav|0|これは……トリスタニアの地図、ですね。 zero/07315.wav|0|爆破現場は、城の周辺に集中してる……? zero/07316.wav|0|そうじゃないでしょ? zero/07317.wav|0|職人を装って、工作員を我が国に潜入させる作戦ね。そういうことでしょうか、姫さま。 zero/07318.wav|0|なんでそうなるのよっ!修復工事のために大量に雇われる職人の中に、工作員が潜んでるってことでしょ! zero/07319.wav|0|それが本当だったら、大変です!今すぐにでも、工作員を見つけ出さないと!大変かもしれませんが、職人全員を調べて……。 zero/07320.wav|0|どうしてです? zero/07321.wav|0|ええと……? zero/07322.wav|0|そんな!国を裏切る大罪です! zero/07323.wav|0|もちろんです! zero/07324.wav|0|と、いうわけで。出てって。 zero/07325.wav|0|ああ、安心して。ギーシュも一緒だから。 zero/07326.wav|0|こっちの部屋は、今後、女性部屋ってことにするから、男子禁制なの。 zero/07327.wav|0|じゃ、おやすみ。 zero/07328.wav|0|しないわよっ! zero/07329.wav|0|さて、わたしの優秀な使い魔に、何がどうなって、こうなったのか、説明してもらいましょうか? zero/07330.wav|0|当たり前でしょうがっ!朝起きたら姫さまがいなくて、あんたも姿を消してて! zero/07331.wav|0|おまけに、日が暮れるまで連絡も何もなし! zero/07332.wav|0|王宮に通報しないであんたの帰りを待っていた、その信頼と忍耐力に我ながら驚いたわ! zero/07333.wav|0|で。最後に一言、言っておきたいことはある? zero/07334.wav|0|ああ、そうだったの。 zero/07335.wav|0|分かるわけないでしょ!つくならもっとマシな嘘をつきなさい! zero/07336.wav|0|……。 zero/07337.wav|0|……そう。だったらわたしも手加減しなくてすむわ。 zero/07338.wav|0|そう……。姫さま……やっぱり、女王としての自信が、まだ揺らいでるのかしら。 zero/07339.wav|0|って、結局あんたの寄り道のせいで遅くなったのね!? zero/07340.wav|0|姫さまに何かあったらどうするつもりなのよ!このバカ犬ー! zero/07341.wav|0|まったくもう!結局、昨日はまるまる1日、無駄に過ごしちゃったじゃないの! zero/07342.wav|0|本当に反省してるの? zero/07343.wav|0|なにを黙ったまま百面相してるのよ。なんだか気味悪いわね。 zero/07344.wav|0|……!なにか分かったの!? zero/07345.wav|0|ちょっと待って。前からって、あんたいつから劇場を疑っていたの? zero/07346.wav|0|キュルケ!?それ本当!? zero/07347.wav|0|なんで、そんな重要なことを言わないのよ!わたしじゃ頼りにならないってこと? zero/07348.wav|0|落ち着いてなんかいられないわよ!なんでキュルケにそんな大事な役目を任せるの!しかも、わたし達に内緒で! zero/07349.wav|0|キュルケのどこが? zero/07350.wav|0|なんですってえ!? zero/07351.wav|0|なんですってえ!? zero/07352.wav|0|ううう。あんたにだけは言われたくないわよ。 zero/07353.wav|0|ちょっと。なんとなくってなによ、なんとなくって。 zero/07354.wav|0|そんなわけないでしょ! zero/07355.wav|0|……。 zero/07356.wav|0|いえ、いいんです。それが姫さまが決めたことなら、わたしは何も言いません。 zero/07357.wav|0|え?それって……。 zero/07358.wav|0|ええっ!?な、なんてことなの……。 zero/07359.wav|0|いくらなんだって、そこまで後先考えない人がいるなんて! zero/07360.wav|0|始祖ブリミルの後裔たる王家を滅ぼすことは、この国からブリミルの加護を失わせるだけです! zero/07361.wav|0|なんて……なんて浅はかなっ!姫さまを守るべき貴族が……っ!なんてことを! zero/07362.wav|0|そうと決まったら、さっそく劇場に行きましょう! zero/07363.wav|0|そうね、よく見張ってて。 zero/07364.wav|0|それはいけませんわ!わたし達、これから敵のアジトかもしれない場所に乗り込もうとしているのですよ。 zero/07365.wav|0|でしたら、姫さまはここでご自分の身をお守りください。御自らが乗り込むのは敵の思うつぼです! zero/07366.wav|0|ちょっとサイト!なに勝手に決めてるのよ! zero/07367.wav|0|ちょっとサイト!なに勝手に決めてるのよ! zero/07368.wav|0|うう、それはそうだけど……。 zero/07369.wav|0|はあ……無理よ、サイト。ここまで意固地になっちゃったら、姫さまが意見を変えるなんてありえないわ。 zero/07370.wav|0|分かりました。姫さまの供はわたしと使い魔が、勤めさせていただきます。 zero/07371.wav|0|何があろうと、姫さまはわたし達がお守りいたしますわ。 zero/07372.wav|0|手伝っていたときはあまり気づかなかったけど、夜の人気がなくなった劇場って、気味が悪いわね。 zero/07373.wav|0|姫さま?どうなさったんです? zero/07374.wav|0|ウェザリー! zero/07375.wav|0|挨拶もなしにコソコソ動いてるのは、そちらが先じゃないのかしら。爆弾使いはどこに隠したの? zero/07376.wav|0|このバカ犬。何が分かる気がするよ。 zero/07377.wav|0|だからといって、何をやっても認められるはずがないわ。 zero/07378.wav|0|……!いつのまに、こんなに仲間が!? zero/07379.wav|0|あ、待ちなさいっ! zero/07380.wav|0|さあっ!早くウェザリーを追うわよ。 zero/07381.wav|0|キュルケ!それに、タバサ! zero/07382.wav|0|何かあったの? zero/07383.wav|0|ウェザリーの追跡はいいんですか? zero/07384.wav|0|それにしても、なんでウェザリーは、私達にすべてを話したのかしら? zero/07385.wav|0|あんまりあっさり自白するものだから、投降するのかと思ったくらい。 zero/07386.wav|0|え?それって、どういう……。 zero/07387.wav|0|きゃあっ! zero/07388.wav|0|行ってみましょう! zero/07389.wav|0|爆弾使いは?もう、逃げちゃったの? zero/07390.wav|0|え……? zero/07391.wav|0|レコン・キスタ!? zero/07392.wav|0|待ちなさい! zero/07393.wav|0|さっさと蹴散らすわよ、いいわね! zero/07394.wav|0|無事じゃないわよ! zero/07395.wav|0|じゃ、もしかしてあいつらに……!? zero/07396.wav|0|ええ! zero/07397.wav|0|うー、うー! zero/07398.wav|0|分かってるわよ。いくらわたしでも、そこまで野暮じゃないわ。あの馬鹿の情けないでれでれ顔が腹立つだけよ! zero/07399.wav|0|そんなんじゃないわ! zero/07400.wav|0|でも、やつらを止めるのはともかく、具体的にどうやったらハルナを助けられるのかしら。 zero/07401.wav|0|調子に乗るなっ! zero/07402.wav|0|シエスタをなぐさめるのは分かるけど、そこでデレデレするあんたは不許可よっ! zero/07403.wav|0|その間に、私達でウェザリーとアキナを止めるわ。落とし前はきっちりつけさせてもらわないとね。 zero/07404.wav|0|姫さま……そんなにご自分を責めないでください。 zero/07405.wav|0|どんな理由があろうが、あいつらが悪いことは変わりません。 zero/07406.wav|0|姫さま……。かなり、気にしてるわね。 zero/07407.wav|0|おはようございます、姫さま。お加減は……。って、姫さまっ!? zero/07408.wav|0|サイトぉぉぉっ!姫さまに何したのー!?正直に言ってごらんなさい。 zero/07409.wav|0|この数ヶ月、大事件が立て続きに起きてたしね。女王ってだけでも、大変な責務だっていうのに……。 zero/07410.wav|0|きゃあっ! zero/07411.wav|0|軍が、各砲台に向かっているって聞いてはいたけど、やっぱり苦戦してるようね。 zero/07412.wav|0|さっき、キュルケが銃士隊の人から情報を貰ったって言ってた。 zero/07413.wav|0|そうね。姫さまには、シエスタについててもらいましょう。 zero/07414.wav|0|なにか良くないしらせがあるみたいね……。 zero/07415.wav|0|なんですって!? zero/07416.wav|0|どうすればいいの……。 zero/07417.wav|0|シエスタ? zero/07418.wav|0|それじゃとりあえず、姫さまが目を覚ましたら、城まで護衛しましょう。 zero/07419.wav|0|危険なのは分かるけど、女王がいないことには、何も動かないわ。 zero/07420.wav|0|じゃあ、解散ね。 zero/07421.wav|0|サ〜イ〜ト〜!! zero/07422.wav|0|あんたってバカは、いくら言ってきかせても見境なしにふらふらと……! zero/07423.wav|0|この……バカ使い魔ぁーっ!! zero/07424.wav|0|どう、少しは反省した? zero/07425.wav|0|まったく、油断も隙もないんだから……。 zero/07426.wav|0|ああ、そうです。実は、姫さまにご許可をいただきたいと思いまして、参りました。 zero/07427.wav|0|現在、レコン・キスタの艦隊が、こちらに向かっています。 zero/07428.wav|0|……姫さま。まだ、希望はあります。 zero/07429.wav|0|決まってるじゃない。レコン・キスタの連中を追っ払うのよ。 zero/07430.wav|0|そうよ。ここまで来たら迷ってなんていられないもの。 zero/07431.wav|0|そのために、ぜひ、姫さまのご許可をいただきたいのです。 zero/07432.wav|0|はい。虚無の魔法をトリスタニアで使用する許可です。 zero/07433.wav|0|なによ、大声出して。これでも一生懸命考えたんだから。 zero/07434.wav|0|砲台よりもまずは艦隊。虚無の魔法だったら、敵の意表を突けるはずよ。 zero/07435.wav|0|艦隊が負けたことを知れば、砲台にいる兵の士気も下がるわ。そこを軍に動いてもらうのよ。 zero/07436.wav|0|なんでよ! zero/07437.wav|0|どうもさっきから話が合わないような気がするんだけど。 zero/07438.wav|0|まさかわたしがエクスプロージョンで艦隊を吹っ飛ばすとか思ってんじゃないでしょうね? zero/07439.wav|0|違うわよっ! zero/07440.wav|0|いくらわたしでも、こんな人がいっぱいの場所であんなの使ったらどうなるかくらい、想像できるわよ。 zero/07441.wav|0|そうよ。新しい魔法を見つけたの。今回みたいな状況にぴったりなのをね。 zero/07442.wav|0|そいつを試してみようと思うの。 zero/07443.wav|0|つべこべ言わない!それしかないんだから。 zero/07444.wav|0|はい、わたしとサイトと、みんなの力があれば、敵を制圧することができるはずです。いえ、やってみせます。 zero/07445.wav|0|姫さまには、お城に戻って軍への指示をお願いします。 zero/07446.wav|0|はいっ! zero/07447.wav|0|そんなわけで、改めて皆に手伝ってほしいの。力を貸して、お願い。 zero/07448.wav|0|ありがとう。 zero/07449.wav|0|それじゃあ、作戦を説明するわ。わたしとサイトが城の高台に移動するの。皆には……。 zero/07450.wav|0|ええ。できるだけ城から敵を離してほしいの。 zero/07451.wav|0|そ、それはその……。いろいろあるのよっ!詳しいことは言えないけど……。 zero/07452.wav|0|姫さま!お体はもうよろしいのですか? zero/07453.wav|0|はい。姫さまは今しばらくここでお待ちください。このトリスタニアに平和を取り戻してきます。 zero/07454.wav|0|あ、あの、姫さま!?いくらなんでもそれは無茶です! zero/07455.wav|0|サイト!あんた何言ってるのか、分かってるの? zero/07456.wav|0|……。 zero/07457.wav|0|大丈夫、わたしが直してあげるわ。サイト、ちょっと来なさい。 zero/07458.wav|0|なんとか直してきたわ。 zero/07459.wav|0|姫さま! zero/07460.wav|0|わたしは反対です。でも、姫さまが自ら決めたのなら、従いましょう。 zero/07461.wav|0|分かりました。精一杯、姫さまをお守りさせていただきます。 zero/07462.wav|0|シエスタ!危険だわ、下がって! zero/07463.wav|0|姫さまも、シエスタも、みんな無事。 zero/07464.wav|0|こうなった以上、のんびりしてられないわ。急がなくちゃ! zero/07465.wav|0|では、二手に分かれましょう。 zero/07466.wav|0|わたしにサイト、姫さまとキュルケは、このまま王宮をめざすことにするわ。 zero/07467.wav|0|では、作戦開始ね。 zero/07468.wav|0|ええ、まかせて!わたしの真の実力を見せてあげるわ! zero/07469.wav|0|こら!もっと、ご主人様を信じなさい。 zero/07470.wav|0|はあ、はあ、はあ……っ。分かってたことだけど、高いところね。階段を昇るのに疲れたわ。 zero/07471.wav|0|よーし、見てなさい!レコン・キスタの連中に、正義の鉄槌を下してあげるわ! zero/07472.wav|0|おあいにくさま。だったらわたし達が、あなた達を倒してみせるわ。 zero/07473.wav|0|はい。お任せください。 zero/07474.wav|0|出でよ、ここになきもの……ここにあるように。 zero/07475.wav|0|イリュージョン!! zero/07476.wav|0|違うわよ……ばか……。 zero/07477.wav|0|そういうこと……。どう?わたしの魔法は? zero/07478.wav|0|そう……良かった……。 zero/07479.wav|0|……うん。ちょっぴり疲れちゃった……。 zero/07953.wav|17|いやぁ、完璧!グッドでグゥレイトでパーフェクツだよシエスタ!! zero/07954.wav|17|何を言うかっ!これこそ俺がいた世界では最もポピュラーだった制服だぞ! zero/07955.wav|17|その名も『ブレザー』!! zero/07956.wav|17|いやぁ、この短いチェックのスカートにきっちりした紺色の上着、極めつけが、この紺色のソックスっ!! zero/07957.wav|17|はぁぁ、その姿を見てると元の世界にいた頃のことを思い出すよ……。 zero/07958.wav|17|でもシエスタ、その格好よく似合ってるよ。 zero/07959.wav|17|いつものメイド服と似ていながらも、スカートの短さがより可愛らしさを強調してるというか。 zero/07960.wav|17|はぅあー、ご主人様! zero/07961.wav|17|あぁっ、シエスタ!ブレザー姿のまま、どこに!! zero/07962.wav|17|ゆ、許してください……。 zero/07963.wav|17|そ、そんな……。 zero/07964.wav|17|ひ、ひぃっ!?ご主人様怖いですよ。せっかくの美貌が台無しですよ。 zero/07965.wav|17|ひ、ひぃえぇぇぇぇ。 zero/07966.wav|17|へっ? zero/07967.wav|17|い、いや、少しうれしいかも。 zero/07968.wav|17|は、はい、お仕置きです。ぶるぶるぶる。 zero/07969.wav|17|は、はい。 zero/07970.wav|17|はーい。 zero/07971.wav|17|えーと、ご主人様。その水着はなんでしょうか? zero/07972.wav|17|しかも、どう見てもスクール水着にしか見えないんですけど……。 zero/07973.wav|17|センベツ!? zero/07974.wav|17|春奈……。俺のこと、どう思ってたんだよ。いや、すごくうれしいんだけど……。 zero/07975.wav|17|でも、お風呂に水着で入るのは間違いだと思います。 zero/07976.wav|17|まぁ、そうですよね。 zero/07977.wav|17|え?ほらって、このタオルで、いったい何を……。 zero/07978.wav|17|わ、分かったよ……。 zero/07979.wav|17|ほらよ、これでいいだろ? zero/07980.wav|17|ふぇーい……。 zero/07981.wav|17|どうっすかご主人様、お背中の方は気持ちいいっすか? zero/07982.wav|17|ういー……。 zero/07983.wav|17|うーい。 zero/07985.wav|17|あ……ご、ごめん。 zero/07986.wav|17|な、何がですか! zero/07987.wav|17|は、はい! zero/07988.wav|17|い、いや……そんなことはないです……。 zero/07989.wav|17|ばた……。 zero/07990.wav|17|シエスタ! zero/07991.wav|17|ふふ〜ん、そりゃあもちろん。 zero/07992.wav|17|今日はシエスタにプレゼントを持ってきたのでーす! zero/07993.wav|17|そうだよぉ〜?ぱんぱかぱ〜〜〜〜んっ!!見てください、この包み紙っ!! zero/07994.wav|17|それは、受け取ってからのお楽しみってやつ。ほら、開けて開けて。 zero/07995.wav|17|正解! zero/07996.wav|17|これはセーラー服といって、日本ではシエスタみたいな可愛い女の子がそれを着てお勉強をするんだよっ! zero/07997.wav|17|そうさっ!だから、シエスタにも着てもらいたいんだっ! zero/07998.wav|17|いいのいいの。それより、今すぐ着てくれないかな? zero/07999.wav|17|うん、期待してますシエスタさん。着て。着て着て着て。 zero/08000.wav|17|おおおおおおおーーーーっ! zero/08001.wav|17|ううっ……ぐすっ……。生きてて良かったっ! zero/08002.wav|17|いやあ、シエスタの姿があまりにも眩しくてっ!つい、日本の思い出がよみがえってきてさ。 zero/08003.wav|17|ああっ、ハルケギニアを照らす日の光がこれほど眩しく感じたことはなかったさ!! zero/08004.wav|17|ありがとう、シエスタぁ。その服、とっても似合ってるよぅ! zero/08005.wav|17|い、いやいや、それがまたいいんだよぉ……。 zero/08006.wav|17|ぎひゃぁあぁあぁ!!る、ルイズ……。なんでここにっ! zero/08007.wav|17|ぐふっ……。ばた。 zero/08008.wav|17|ううっ……シエスタがダメなら……。ルイズが着てくれないかな……。 zero/08009.wav|17|ひぃぃっ!! zero/08010.wav|17|ぎゃあああああああっ……。 zero/08011.wav|17|なんでもないでしゅ……。 zero/08012.wav|17|ふぁい……。立ち直り次第、直ぐに向かいます。 zero/08013.wav|17|俺が着る! zero/08014.wav|17|何にだ! zero/08015.wav|17|あは……ははっ。平気だよ、こ、これぐらい。 zero/08016.wav|17|そ、それは本当ですかっ!! zero/08017.wav|17|……え? zero/08018.wav|17|どういうことって? zero/08019.wav|17|えーっと……。話が見えないんですが? zero/08020.wav|17|いや、同じベッドで寝てたら、抜け出してるかどうか普通気づくだろ。 zero/08021.wav|17|そこまでして俺を悪人にしたいのか。 zero/08022.wav|17|くっ……。真実を語ってるというのに、ルイズは俺を犬扱いする……。 zero/08023.wav|17|してないって!断じてしてないっ!! zero/08024.wav|17|おいおい、キュルケ。今、なんて言った? zero/08025.wav|17|そこじゃない。そのあと。 zero/08026.wav|17|そうそれ。勘だけで俺のことを責めてくれたのか? zero/08027.wav|17|あのさ……。 zero/08028.wav|17|そんなにタバサが何やってんのか知りたいのなら、直接聞けばいいんじゃないのか? zero/08029.wav|17|分かった分かった。じゃあ、俺が今から聞きに行ってくるから。 zero/08030.wav|17|まったくもう……。みんな、何をそんなに心配してんだか。 zero/08031.wav|17|えーっと、サイトだけど……。 zero/08032.wav|17|いや、実はさ……。最近、みんなに隠し事とかしてない? zero/08033.wav|17|じゃあさ、俺にだけ話してくれない?タバサが夜中に何やってるのかを。 zero/08034.wav|17|ダメかな? zero/08035.wav|17|えーっ、なんでー? zero/08036.wav|17|わ、分かったよ……。じゃあ、せめてヒントだけでも……。 zero/08037.wav|17|……。あのさ、タバサ……。 zero/08038.wav|17|そんなに俺には教えたくないの? zero/08039.wav|17|あなただけにはって……。それも、絶対って……。 zero/08040.wav|17|人に言えないことやってるの? zero/08041.wav|17|じゃあ……。 zero/08042.wav|17|えっ、どういうこと? zero/08043.wav|17|ひょっとして、俺のこと嫌い? zero/08044.wav|17|えーっと、変なこと聞いてごめん。 zero/08045.wav|17|……。 zero/08046.wav|17|あの……。俺、帰るね……。 zero/08047.wav|17|なに? zero/08048.wav|17|……じゃあ。 zero/08049.wav|17|……。 zero/08050.wav|17|……ごめん。俺には無理だった。 zero/08051.wav|17|それどころか……。ううっ……。もう、寝ていいかな? zero/08052.wav|17|それじゃ、お先に……。 zero/08053.wav|17|いいんですよ、ボクなんて……。床で寝るくらいが丁度いい、ダメな犬なんですよ……。 zero/08054.wav|17|ぐすっ、ぐすん……。ぐしゅっ、ぐしゅしゅ……。スー、スー……。 zero/08055.wav|17|うう、早く寝ちゃったら、まだ朝でも無いのに起きちゃったよ。 zero/08056.wav|17|あれ?厨房の明かりがまだついてるよ。まだ、仕込みの時間じゃないだろうに……。 zero/08057.wav|17|この声は……タバサ? zero/08058.wav|17|どうしたの? zero/08059.wav|17|えっ、ケーキ? zero/08060.wav|17|……タバサが作ってるの? zero/08061.wav|17|タバサって……。ケーキ作りの趣味があったんだ? zero/08062.wav|17|なかったってことは、ひょっとして……。 zero/08063.wav|17|ケーキ作りを趣味にしたんだ? zero/08064.wav|17|でも、なんでまた急に? zero/08065.wav|17|やっぱり、俺には教えてくれないの? zero/08066.wav|17|えっ、本当に? zero/08067.wav|17|俺のために作ってくれてたんだ? zero/08068.wav|17|……えっ、本当に? zero/08069.wav|17|人体実験の一環なんだ? zero/08070.wav|17|じゃあ、ドッキリ? zero/08071.wav|17|はは、伝わらないよね?えーっと、騙して脅かすことだよ。 zero/08072.wav|17|えっ、ドッキリなの? zero/08073.wav|17|……。 zero/08074.wav|17|これ、作りかけ? zero/08075.wav|17|食べてもいいかな? zero/08076.wav|17|じゃ、食べるな。あーん。 zero/08077.wav|17|うん、すごく美味しいよっ!本当にケーキ作り、習いたてなの? zero/08078.wav|17|信じられないなぁ。 zero/08079.wav|17|先生? zero/08080.wav|17|そうだったんだ……。それにしても、なんで俺が聞いたときは教えてくれなかったの? zero/08081.wav|17|だって? zero/08082.wav|17|お、おう。キュルケ! zero/08083.wav|17|そ、そんなことはないんだけど……。 zero/08084.wav|17|……ひいっ!ご、ごめんなさい!ご主人様! zero/08085.wav|17|は、はいー! zero/08086.wav|17|……。 zero/08087.wav|17|……な、何をやってるんだよ!2人とも! zero/08088.wav|17|なんで、ふ、2人がベッドで抱き合ってんの!? zero/08089.wav|17|疲れた。もう寝る。 zero/08090.wav|17|……うっ。ごめんなさい。 zero/08091.wav|17|はあ、どうもお城の中っていうのは肩がこっちまうよな。 zero/08092.wav|17|さてと、春奈は元気かな?アキナかもしれないけど。 zero/08093.wav|17|ややこしいな。 zero/08094.wav|17|やあ、アキナ。元気にしてた? zero/08095.wav|17|ど、どうかしたのか?妙にテンションが高いけど。 zero/08096.wav|17|あれ?「あたし」っていうのはやめたんだ。 zero/08097.wav|17|大切な話? zero/08098.wav|17|いてっ!大切な話なら、いきなり、押し倒すなよ……。 zero/08099.wav|17|ああ、求婚を……。 zero/08100.wav|17|……。 zero/08101.wav|17|……。………。 zero/08102.wav|17|……キュウコン? zero/08103.wav|17|……あの、アキナさん?キュウコンってなんですか? zero/08104.wav|17|……。 zero/08105.wav|17|……は? zero/08106.wav|17|ええと、話が良く見えないのですけど? zero/08107.wav|17|そ、それはどういうご冗談で。 zero/08108.wav|17|……っていうか、なんでいきなり結婚? zero/08109.wav|17|ボ、ボクタチは高校生なワケで。 zero/08110.wav|17|い、いまどきそんなのって……。 zero/08111.wav|17|春奈って前に、自分のことお嬢さんだって言ってたけど、もしかして本物? zero/08112.wav|17|ま、まさか……。 zero/08113.wav|17|そ、それって、ホントに春奈の望みなの? zero/08114.wav|17|もしかしたら、アキナの……。 zero/08115.wav|17|……へ? zero/08116.wav|17|……は? zero/08117.wav|17|ちょっと待て、何がどうなってるんだよ! zero/08118.wav|17|今度のアキナは本物なんだろうな! zero/08119.wav|17|どっちがどっちなんだよ! zero/08120.wav|17|……ホントにアキナ? zero/08121.wav|17|まさか、春奈なんじゃ? zero/08122.wav|17|……え、ええっと? zero/08123.wav|17|そ、そうなのか……。 zero/08124.wav|17|……ホントは誰なの? zero/08125.wav|17|い、いいかげんにしろーーっ! zero/08126.wav|17|まったく、もう! zero/08127.wav|17|勘弁してくださいよ〜〜。 zero/08128.wav|17|ふう……。あれからしばらく経つのに、まだ根に持ってるな、ルイズのやつ。 zero/08129.wav|17|お姫さまのキスは不可抗力だって言ってんのに。 zero/08130.wav|17|そういや、お姫さまは今頃どうしてるかな。頑張って仕事をしてるのかな? zero/08131.wav|17|今回の事件解決で、周りの支持を増やしたらしいけど……。苦労が絶えないよなあ、本当。 zero/08132.wav|17|俺、気軽に見守りますなんて言っちゃったけど、簡単に会えるような相手じゃないし……。 zero/08133.wav|17|あれ、ルイズ。なんか忘れ物か? zero/08134.wav|17|……。 zero/08135.wav|17|おわあっ!?ひんやりとして柔らかい肌の感触が!? zero/08136.wav|17|ええと、お姫さま、本物ですか? zero/08137.wav|17|ちょっとだけって……。そんなことしたら、王宮が大騒ぎになってるんじゃないんですか!? zero/08138.wav|17|いや、大丈夫じゃないですよ。それにしても、またどうしてこんなところへ?ひょっとして、ルイズになにか用事ですか? zero/08139.wav|17|つながりがよく見えないんですが。 zero/08140.wav|17|ちなみにですね、こうして俺がお姫さまと会ってるところを見られたら、どうなるんでしょう。 zero/08141.wav|17|俺、極悪人決定!? zero/08142.wav|17|すみません、俺を助けると思って、もう少し人目を忍んでください。 zero/08143.wav|17|いや、まあ、そうですけど。って、次もあるような言い方!? zero/08144.wav|17|と、とにかく、ここにいたらいつルイズが帰ってくるか分かりません。 zero/08145.wav|17|違うところに行きましょう! zero/08146.wav|17|こ、ここなら大丈夫かな……。 zero/08147.wav|17|逃げなきゃ……って、ああっ! zero/08148.wav|17|あいたたた……。だ、大丈夫ですか、お姫さま。 zero/08149.wav|17|あ、平気ですよ、これくらい。むしろ考えようによっては役得で。 zero/08150.wav|17|いえ、こっちの話です。 zero/08151.wav|17|たぶん、今は使っていない古井戸ですね。上を塞いでなかったのかな。 zero/08152.wav|17|よっと……うわわっ。 zero/08153.wav|17|この壁じゃ、脆すぎて登れませんね。俺だけなら無理すれば登れるかと思ったんですが……。 zero/08154.wav|17|気のせいか、あんまり困ってるようには聞こえませんけど……。 zero/08155.wav|17|お姫さま、魔法で宙に浮いたりとか、空を飛んで上まであがったりできます? zero/08156.wav|17|うわー、助かった。一時はどうなることかと思った。 zero/08157.wav|17|はい? zero/08158.wav|17|ええと、それじゃあれですか。ここから登って脱出する手段はないということですか? zero/08159.wav|17|それはそのとおりですが、その場合、俺の命がピンチになります。 zero/08160.wav|17|なにかありますか!? zero/08161.wav|17|なんだか嬉しい台詞のような気もするけど、それどころじゃないですよ。どうしたらいいんだーっ!? zero/08200.wav|17|おーいルイズ、いるかー? zero/08201.wav|17|え、あ……。 zero/08202.wav|17|い、いや、なんでもない、ん、だが……。 zero/08203.wav|17|え?あ、なに? zero/08204.wav|17|言うことって……。 zero/08205.wav|17|意見ねえ。 zero/08206.wav|17|すっごくきれいだ。 zero/08207.wav|17|急に意見言えっていうから、思ったとおり、正直に言っただけだぞ。 zero/08208.wav|17|いや、お礼を言われることじゃないと思うけど。 zero/08209.wav|17|なんだか、ルイズじゃないみたいだ。 zero/08210.wav|17|いや、似合ってると思う。けど、普段そういう格好を全然見慣れてないから……、 zero/08211.wav|17|なんだか同じルイズだって気がしないんだよな。 zero/08212.wav|17|そう言われてみればそうかもな。単に見慣れてないだけかもしれないけど……。ま、いつもの格好が一番かな。 zero/08213.wav|17|よく分かんねえ。 zero/08214.wav|17|ほら、俺、女の子の服ってよく分かんないから、意見とか感想とか聞かれても、答えようがないんだよな。 zero/08215.wav|17|って言われてもなあ。 zero/08216.wav|17|……?なに怒ってんだ? zero/08217.wav|17|あー、うん。 zero/08218.wav|17|ああ、構わないよ。シエスタが仕事で忙しいのに、俺が勝手についてくって言ったんだからさ。 zero/08219.wav|17|でも、シエスタはこんな森にいつも1人で来るわけ? zero/08220.wav|17|ふーん。でも、シエスタってずっと働きっぱなしなんだな。 zero/08221.wav|17|あー。まぁ、あれは主夫みたいなもんだしな。あまり気にしてないよ。 zero/08223.wav|17|へえ……。 zero/08224.wav|17|なんか、感心するな。シエスタっていいお嫁さんになれるね。 zero/08225.wav|17|ん?どうかした? zero/08226.wav|17|いいお嫁さんになれるなあって。料理もだけど家事とか上手だし、しっかりしてるし……。 zero/08227.wav|17|シエスタを奥さんにもらうヤツって絶対、幸せ者だと思うなー。 zero/08228.wav|17|どうかしたのシエスタ?なんだか顔が赤いよ? zero/08229.wav|17|あ?うん、楽しみにしてるよ。 zero/08230.wav|17|シエスタって節約家なんだね。 zero/08231.wav|17|そういうのを節約家って言うと思うけど。 zero/08232.wav|17|そうだよ。 zero/08233.wav|17|それ、おいしいの? zero/08234.wav|17|え、いいの? zero/08235.wav|17|へえ。そりゃあ楽しみだな。 zero/08236.wav|17|分かった。摘んだ山菜は俺が持つから、遠慮しなくていいからな。 zero/08237.wav|17|よっ、タバサ。 zero/08238.wav|17|んー、まあ特にはないんだけど、せっかくだし、どこかに出かけないか? zero/08239.wav|17|ああ……そう。 zero/08240.wav|17|……なあ。何か手伝うことはないか? zero/08241.wav|17|そうなの? zero/08242.wav|17|あ、そうだ。 zero/08243.wav|17|本をめくってあげようか? zero/08244.wav|17|遠慮するなよ。 zero/08245.wav|17|む。そう言われると、確かに自信がない。 zero/08246.wav|17|じゃあ、タバサのペースを掴むために観察でもするか。 zero/08247.wav|17|そう言えば、これなんの本なんだ? zero/08248.wav|17|そうか。 zero/08249.wav|17|抱っこしてあげようか? zero/08250.wav|17|遠慮するなよ。 zero/08251.wav|17|どれ!よいしょ。 zero/08252.wav|17|どうだ? zero/08253.wav|17|さいですか。 zero/08254.wav|17|はい。 zero/08255.wav|17|肩を揉んであげよう。 zero/08256.wav|17|遠慮するなって。読書の邪魔はしないからさ。 zero/08257.wav|17|よっと。とりあえず、このへんかなーっと。 zero/08258.wav|17|うわ、お客さん結構凝ってますね!普段の姿勢、あまり良くないとか? zero/08259.wav|17|ふむ、このへんかな……。 zero/08260.wav|17|え? zero/08261.wav|17|ああ、もう少し上ね。了解。 zero/08262.wav|17|こんな感じ? zero/08263.wav|17|おーいキュルケ、いるかー? zero/08264.wav|17|あー、違うけど、そんな感じ。街にでも一緒にどうかなぁって。 zero/08265.wav|17|あ、ちょっと!そんなに引っぱらないで……。 zero/08266.wav|17|どこって言われても……。考えたら俺、まだ街の店とかよく分かんないんだよな。 zero/08267.wav|17|うん。街に出るのって、休日にルイズの買い出しに付き合わされるときくらいかな? zero/08268.wav|17|あ、ああ。 zero/08269.wav|17|へえ。 zero/08270.wav|17|あ、ああ。 zero/08271.wav|17|へえ。喫茶店みたいなもんか。 zero/08272.wav|17|あ、ああ。 zero/08273.wav|17|改めて言うのもなんだけど、キュルケってもてるよな。 zero/08274.wav|17|ちょっと聞きたいんだけど……。 zero/08275.wav|17|キュルケはどんな男性が好みなんだ? zero/08276.wav|17|い、いや、別にそういうわけじゃ……、ないんだけど、ちょっと気になったもんで。 zero/08277.wav|17|ひとつ?どんな? zero/08278.wav|17|そ、そうか。 zero/08279.wav|17|キュルケは、本気で人を好きになったことはある? zero/08280.wav|17|あ、いや、聞き方が悪かったな。ごめん。 zero/08281.wav|17|でも、さっきみたいに相手にしないでスルーしたりもするわけだろ。 zero/08282.wav|17|そういうもん? zero/08283.wav|17|俺のこと、どう思ってる? zero/08284.wav|17|んー、まあな。 zero/08285.wav|17|本気? zero/08286.wav|17|あ、キュルケ。ちょっと、待ってくれよ。 zero/08287.wav|17|そうだな、春奈を誘おうっか……。 zero/08288.wav|17|っていっても、昼の間は人目があるから、外を出歩けないか。 zero/08289.wav|17|ええっ!俺、これから用事が……。 zero/08290.wav|17|えええっ!ちょっと待って、うわっ! zero/08291.wav|17|ぜい、ぜい、ぜい……。やれやれ、ひどい目にあった。 zero/08292.wav|17|ルイズのやつ、休みの日まで俺をこき使うことはないだろ。 zero/08293.wav|17|あっ、春奈。 zero/08294.wav|17|ここにいると、なにも知らない学院の生徒達にばれちまうだろ?早く、部屋に戻ろうぜ。 zero/08295.wav|17|それにまだ体調が戻ってないんだろ?風邪をひいちまうぞ? zero/08296.wav|17|ん? zero/08297.wav|17|それは……。 zero/08298.wav|17|外を歩いてた。……とか? zero/08299.wav|17|空? zero/08300.wav|17|夜空を見てただろう。 zero/08301.wav|17|ちょっと、な。俺も、この世界に来た時、毎日そうだったから。 zero/08302.wav|17|分からない。 zero/08303.wav|17|空? zero/08304.wav|17|……ああ。そうだな。 zero/08305.wav|17|うん……俺も、ここに来たばかりの時、同じことを思ったよ。 zero/08306.wav|17|さっ、そろそろいいだろ? zero/08307.wav|17|ルイズや、シエスタも心配するし、早く部屋に戻ろうぜ。 zero/08308.wav|17|おーいルイズー。って、何、出かける用意してるんだ? zero/08309.wav|17|へ?なんで牧場? zero/08310.wav|17|って待て、なんだこの急展開っ!? zero/08311.wav|17|ああ、そうだな。確かに気持ちいいな。 zero/08312.wav|17|って、あれ?どこに行ったんだ、あいつは? zero/08313.wav|17|なんだ、どこに行ってたんだ?それに、おまえその手に持ってるのは? zero/08314.wav|17|いや、それはまあ見れば分かるっていうか、知ってるけどさ。 zero/08315.wav|17|そりゃうまそうだな……。って、あれ、おまえそんなに牛乳好きだっけ? zero/08316.wav|17|挑戦?ご主人様、いったい何をする気ナノデスカ? zero/08317.wav|17|ごめん、全然分かんねえ。 zero/08318.wav|17|なにが? zero/08319.wav|17|はあ。いいんだけどさ……。 zero/08320.wav|17|大きくって、どこが? zero/08321.wav|17|んー?ははあ、分かった。 zero/08322.wav|17|胸を大きくしたいんだろ。いやあ、牛乳を1杯飲んだくらいで、いきなり大きくなったりはしないぞー? zero/08323.wav|17|ぐはっ!いたっ!おわたあっ!! zero/08324.wav|17|無理しなくたっていいじゃん。 zero/08325.wav|17|落ち着け。人の話はよーく聞け。 zero/08326.wav|17|無理に大きくなろうとしなくたって、今のまま、自然に大きくなるのを待てばいいじゃないか。 zero/08327.wav|17|努力するのが悪いとは言わないけど、無理に背伸びしなくったって、今のままでも十分なんだからさ。 zero/08328.wav|17|変に無理をして、体をこわしたりしたらそれこそ本末転倒だろ?あまり気張らずに、楽な気持ちでいけよ。 zero/08329.wav|17|そうか?そこらへんは、好みによって違うと思うけどな。 zero/08330.wav|17|え?俺が大きい方が好きって? zero/08331.wav|17|俺にもくれ。 zero/08332.wav|17|いや、だから。俺にも牛乳をわけてくれって言ってるんだけど。 zero/08333.wav|17|いや、単に新鮮でおいしそうだなーって……。ほかになんかあるのか? zero/08334.wav|17|なんでっ!? zero/08335.wav|17|ちぇー、まあ仕方ないか。 zero/08336.wav|17|いいけど、あまり飲みすぎておなかこわすなよ? zero/08337.wav|17|やあ、シエスタ。ここにいたんだ。 zero/08338.wav|17|今日は仕事忙しい? zero/08339.wav|17|へえ、シエスタらしいな。それで、何を作るのかな。 zero/08340.wav|17|クッキーかあ。うんうん、焼きたてのクッキーって、香ばしくておいしいよなあ。 zero/08341.wav|17|え?俺も? zero/08342.wav|17|そうだなあ……。 zero/08343.wav|17|いや、遠慮しておくよ。 zero/08344.wav|17|せっかくだけど、俺じゃシエスタの足手まといになるだけだしなあ。 zero/08345.wav|17|うーん、そうだなぁ……。じゃあ、やってみますか。 zero/08346.wav|17|面白そうだな、やろうか。 zero/08347.wav|17|ま、俺って料理のことなんにも知らないから、足ひっぱるだけかもしれないけど。 zero/08348.wav|17|うん。 zero/08349.wav|17|えーと……。俺は味見専門ということで。 zero/08350.wav|17|い、いや、ほら、俺って料理苦手だし……。 zero/08351.wav|17|……。 zero/08352.wav|17|分かったよ。俺も手伝ってみるよ。 zero/08353.wav|17|ん、分かった。 zero/08354.wav|17|……むう。結構大変だな、これ。 zero/08355.wav|17|あー、うん。一応。 zero/08356.wav|17|了解! zero/08357.wav|17|かき混ぜたかな。 zero/08358.wav|17|うん、よろしく。 zero/08359.wav|17|できあがるのが楽しみだね。 zero/08360.wav|17|どれどれ?へえ……いい匂いだなあ。 zero/08361.wav|17|それじゃ、遠慮なく。 zero/08362.wav|17|ん!これは美味い!さすがシエスタ、やっぱり美味しいよ。 zero/08363.wav|17|いやあ、俺って結局何も役に立ってないし。でも、本当に美味しいよ、このクッキー。 zero/08364.wav|17|俺ばっか食べてたらもったいないよ。シエスタも一緒に食べよう。 zero/08365.wav|17|なあ、タバサ、今日はいい天気だし、たまには外に出かけないか? zero/08366.wav|17|……ええっ!タバサが外出するのか!? zero/08367.wav|17|あ、いや、別に出かけるのが変だと言ってるわけじゃなくてだな。誘いに来たのに先を越されたというか……。 zero/08368.wav|17|まあいいや。で、どこへ行くんだ?なんだったら俺、付き合うけど。 zero/08369.wav|17|ああ……ごめん、すごく納得した。 zero/08370.wav|17|はははっ。なーに、そういうことなら荷物持ちくらいしてやるよ。 zero/08371.wav|17|いいって、それくらい。 zero/08372.wav|17|ええと……どれくらい? zero/08373.wav|17|ああ、それくらいなら俺でも持てるさ。大丈夫、まーかせて。 zero/08374.wav|17|了解、了解。 zero/08375.wav|17|ふうっ、相変わらず賑やかだなあ。で、本屋はどっちなんだ? zero/08376.wav|17|オッケー。じゃ、行こうぜ。 zero/08377.wav|17|どれどれ。 zero/08378.wav|17|ここの、立て札が出てるこの店か? zero/08379.wav|17|なんか書いてあるな。俺には読めないけど。 zero/08380.wav|17|何て書いてあるんだ? zero/08381.wav|17|……は? zero/08382.wav|17|はあ。そりゃまた運が悪いな。 zero/08383.wav|17|こんな日もあるって。 zero/08384.wav|17|ほら、別に、本を買いに来るのは今日だけじゃないだろ?また今度にすればいいじゃないか。 zero/08385.wav|17|う。確かにそうだけど……。 zero/08386.wav|17|……。 zero/08387.wav|17|あー、なんなら俺が今度こっそりお遣いに来るからさ。本の名前、教えてくれれば買って来るよ。 zero/08388.wav|17|あー、うん。なんとかするさ。 zero/08389.wav|17|なんかおごってやるよ。 zero/08390.wav|17|ええと、まああれだ、こんだけの上天気だし喉も渇いたろ? zero/08391.wav|17|そこの露店でジュース売ってたから、買ってくるよ。 zero/08392.wav|17|はい、お待たせ。こっちがタバサの分な。 zero/08393.wav|17|って、そういやこれ、なんのジュースだ?お品書きが読めないから適当に買って来ちゃったけど、大丈夫かな。 zero/08394.wav|17|山ブドウか。あ、そっちのはなに? zero/08395.wav|17|へえ……。コケモモってなんだか分からないけど……。まあ、いいや、いっただっきまーす。 zero/08396.wav|17|ぷはっ、酸っぱいけど美味いや。 zero/08397.wav|17|んぁ、どうかした? zero/08398.wav|17|本屋以外も見て回ろう。 zero/08399.wav|17|そうだろうけどさ。こんなときは、ウィンドウショッピングでいいから見て回ろうじゃないか。 zero/08400.wav|17|え?ええっと……。 zero/08401.wav|17|俺の国の言葉で、冷やかしでいいから、店を見て回ろうって意味。 zero/08402.wav|17|よし、じゃあ見て回ろう。 zero/08403.wav|17|どうだ?元気出たか? zero/08404.wav|17|そっか。そりゃ良かった。 zero/08405.wav|17|で、どうする?もう少し見て回るか? zero/08406.wav|17|そっか……。まああれだ。 zero/08407.wav|17|本は残念だったけど、あんまりクヨクヨしない方がいいぞ。 zero/08408.wav|17|うん?そうか、それは良かった。んじゃ、学院に戻ろうぜ。 zero/08409.wav|17|キュルケ、いるかー? zero/08410.wav|17|……なんか、微妙に機嫌が悪いように見えるんだけど、どうしたの? zero/08411.wav|17|キュルケって暑いのが駄目なのか?微熱のキュルケ……なんだろ? zero/08412.wav|17|うーん。どこかあったっけ……? zero/08413.wav|17|え?どこかあったの? zero/08414.wav|17|え、湖?そんな近くにあるの? zero/08415.wav|17|いや、待てよ。湖に行って何をするんだ? zero/08416.wav|17|というと……。 zero/08417.wav|17|釣りか! zero/08418.wav|17|え、違うのか。 zero/08419.wav|17|あー、そっか。そりゃ暑そうだな。 zero/08420.wav|17|はっ、言われてみればその通り! zero/08421.wav|17|おお、それは楽しそうだ。 zero/08423.wav|17|泳ぐか! zero/08424.wav|17|まあな。暑いときには、海やプールで泳ぐのが一番だな。 zero/08425.wav|17|木陰でアバンチュール! zero/08426.wav|17|え、マジで? zero/08427.wav|17|とりあえず湖に行って泳ぐことは分かったけど、準備とかは……。 zero/08428.wav|17|ええー!? zero/08429.wav|17|ごめん、ちょっと休憩。歩きつかれちまったよ。 zero/08430.wav|17|あ、本当においてかれたよ。よっぽど泳ぎたかったんだな。 zero/08431.wav|17|い、い、いらっしゃいって言われても!キュルケ、何もつけてないじゃないデスカ!? zero/08432.wav|17|いや、それは仰るとおりですけれども。 zero/08433.wav|17|うわあっ!待ってその格好で迫ってくるのはやめて! zero/08434.wav|17|いやあの、男性特有の現象が起きまして。 zero/08435.wav|17|か、かわいい……ですか。 zero/08436.wav|17|食べないでください……。 zero/08437.wav|17|やぁ、春奈……。何か読んでたみたいだけど、何を読んでたの? zero/08438.wav|17|あ、待って、俺が当ててみようか? zero/08439.wav|17|えーと、俺の予想だと……。 zero/08440.wav|17|ずばり、日記とか。 zero/08441.wav|17|そ、そうなんだ……。 zero/08442.wav|17|これって、生徒手帳? zero/08443.wav|17|ずばり、生徒手帳とか。 zero/08444.wav|17|そ、そうなんだ……。 zero/08445.wav|17|ずばり、誰かからの手紙とか? zero/08446.wav|17|え、違うの?てっきり誰かからもらったラブレターとか? zero/08447.wav|17|生徒手帳?そんなの読んでたのか。こっちに来ても真面目だなあ。 zero/08448.wav|17|春奈……。 zero/08449.wav|17|俺と同じか……。 zero/08450.wav|17|そっか……。そういや、俺あんまり生徒手帳って真面目に読んでなかったなあ。 zero/08451.wav|17|どれどれ、なんか面白いこと書いてあったっけ。うーんと……、『過度に派手な格好をしないこと』? zero/08452.wav|17|『勉学に励み、規則正しい生活を心がけよう』って、こんなの書いてあったんだ。 zero/08453.wav|17|うわ、俺全然歌えねえ。 zero/08454.wav|17|そういえば、学校にあった自販機っていつも右端が売り切れになってなかった? zero/08455.wav|17|あれ、業者の人、修理しないのかな。 zero/08456.wav|17|げっ。そんな裏技があったとは! zero/08457.wav|17|ははっ、あははっ! zero/08458.wav|17|あっ、ルイズここにいたんだ……。どこかに出かけないのか? zero/08459.wav|17|すごい熱じゃねーか。風邪でもひいたのか? zero/08460.wav|17|どうして言わないんだよ。 zero/08461.wav|17|馬鹿!意地張ってんじゃねーよ。ほら、素直に寝ろって。 zero/08462.wav|17|命令じゃねー。お願いだ。早く布団に寝ろ! zero/08463.wav|17|どうだルイズ? zero/08464.wav|17|そうか?そりゃ、良かった。 zero/08465.wav|17|何か必要なものはないか? zero/08466.wav|17|うん? zero/08467.wav|17|何かねぇ……。 zero/08468.wav|17|リンゴをむいてやるな。 zero/08469.wav|17|うん、リンゴ。結構風邪には良く効くんだぜ。 zero/08470.wav|17|俺が皮をむいてやるから待ってな。 zero/08471.wav|17|そういうなって。調理場のナイフ大きかったんだから。 zero/08472.wav|17|そうか? zero/08473.wav|17|体を拭いてやろうか?汗かいてるんだろ? zero/08474.wav|17|まぁ、そうだよな。ごめん。 zero/08475.wav|17|い、いや、その……。本当? zero/08476.wav|17|さいですか。 zero/08477.wav|17|どれ、お話でも聞かせてあげますか?って、どれも文字が読めないんだよなぁ……。 zero/08478.wav|17|そうか?だったら……。 zero/08479.wav|17|そ、そうか?だったら、寝たほうがいいな。 zero/08480.wav|17|なんとか寝たみたいだな。これで元気になってくれればいいんだけど……。 zero/08481.wav|17|さて、今日はしばらく、お姫さまを見守るってことにしますか。 zero/08482.wav|17|あっ、シエスタ。こんなところにいたのか。 zero/08483.wav|17|俺になにか用事があったの? zero/08484.wav|17|へー、なんだろ?楽しみだなぁ。 zero/08485.wav|17|俺に?手編みのマフラーなんて、本当にいいのか?なんだか、うれしくなっちまうなぁ。 zero/08486.wav|17|あれ?今貰ったマフラーがあるのに、どうして編んでるの? zero/08487.wav|17|えっ、2本目!?ひょっとしてどちらも同じ柄のマフラー? zero/08488.wav|17|それってペアルック? zero/08489.wav|17|同じ図柄の服などを、2人で身につけて、一緒に行動することだよ。 zero/08490.wav|17|違う違う。みんなが同じ格好の制服はペアルックとは言わないんだよ。 zero/08491.wav|17|2人だけってところがポイントかな? zero/08492.wav|17|それってすごい技術だね。ルイズも編み物をするけど、ここまでうまくはなかったな。 zero/08493.wav|17|いつだったか、すごく小さいセーターを貰ったことがある。 zero/08494.wav|17|ん?シエスタどうしたの? zero/08495.wav|17|べ、別の柄にしてみない?なんだか恥ずかしいし……。 zero/08496.wav|17|シエスタが好きならいいけど。俺でいいのかなぁって……。 zero/08497.wav|17|とりあえず、マフラーありがとな。冬が楽しみになるな。 zero/08498.wav|17|うん、分かった。期待してるね。 zero/08499.wav|17|タバサはいるかな……? zero/08500.wav|17|あっ、いたいた。使い魔のシルフィードと一緒だ。 zero/08501.wav|17|タバサって、使い魔のシルフィードを楽しそうに世話するんだな……。 zero/08502.wav|17|使い魔と主人との関係の理想形って、こういうことを言うんだろうな。 zero/08503.wav|17|あっ、タバサ!?わるいわるい。しばらく眺めさせてもらってた。 zero/08504.wav|17|タバサ達があんまり楽しそうだったから、声をかけるのを躊躇しちゃってたんだよね。 zero/08505.wav|17|分かるのって、タバサ達が楽しそうにしてたことか? zero/08506.wav|17|そりゃ、まあ……。 zero/08507.wav|17|同じ使い魔なんだぜ、そりゃ分かるさ。 zero/08508.wav|17|あ、バレたか……。 zero/08509.wav|17|でも、タバサとシルフィードが仲がいいっていうのは、誰が見ても分かると思うぜ。 zero/08510.wav|17|なんとなくだけど、分かるぜ。 zero/08511.wav|17|そう指摘されると、困るんだけどさ。 zero/08512.wav|17|でも、タバサとシルフィードの様子を眺めてたら、楽しそうだなってのは伝わってきてたよ。 zero/08513.wav|17|タバサの顔を見れば分かるよ。 zero/08514.wav|17|ウソなもんか。 zero/08515.wav|17|タバサにとって、シルフィードは気を許せる相手なんだなって思った。 zero/08516.wav|17|ごめんごめん。邪魔しないから、しばらくタバサ達の様子を眺めてていいかな? zero/08517.wav|17|やっぱ、ダメか?楽しそうにしてるタバサを見てると、俺までいい気分になれるんだけどな。 zero/08518.wav|17|そっか。ありがとう。 zero/08519.wav|17|キュルケいる? zero/08520.wav|17|あれ、制服じゃないんだ。制服じゃないキュルケってなんか、新鮮だな。 zero/08521.wav|17|どうしてって、そりゃ……。 zero/08522.wav|17|露出好きだから? zero/08523.wav|17|い、いや、いいから。 zero/08524.wav|17|ストレス発散のため? zero/08525.wav|17|……うん、たしかに窮屈そうだ。 zero/08526.wav|17|変身願望ってやつ? zero/08527.wav|17|うーん、お手上げ。 zero/08528.wav|17|えっ、ルイズ?部屋に服はいろいろあるけど。 zero/08529.wav|17|学院じゃ、もっぱら制服姿か寝間着姿しか見てないかな。 zero/08530.wav|17|そ、そうなのか? zero/08531.wav|17|ははははは……。 zero/08532.wav|17|なあ、春奈。ちょっと一緒に中庭に出てみないか? zero/08533.wav|17|春奈に見せたかった物があるんだ。 zero/08534.wav|17|春奈に見せたい物って、これなんだ。 zero/08535.wav|17|本物だよ。このゼロ戦、日本からこの世界に来たものなんだ。 zero/08536.wav|17|うん。シエスタのひいおじいちゃんのものなんだけど、このゼロ戦に乗ってこの世界に来たらしい。 zero/08537.wav|17|それは……。 zero/08538.wav|17|仕方のないことだよ。 zero/08539.wav|17|元の世界へ戻ると、こっちの世界に成功を報告する手段がなくなるのかもしれないだろ?そう考えたら、仕方のないことだと思うよ。 zero/08540.wav|17|でも、単に諦めてるよりは全然マシだろ? zero/08543.wav|17|俺達が最初の帰還者になればいい。 zero/08544.wav|17|こっちには俺達の世界にあった物が、いろいろと紛れ込んで来てるみたいだし。 zero/08545.wav|17|いつか帰還に役立つものが見つかるかもしれないよ。 zero/08546.wav|17|……ああ。そうだな。 zero/08547.wav|17|ここにルイズがいるってシエスタに聞いてきたけど、ずいぶん本がたくさんあるなぁ。 zero/08548.wav|17|ルイズー、いるかー。 zero/08549.wav|17|あ、ごめん。って、すごい山だな。これ全部読んでるのか? zero/08550.wav|17|はぁ、俺にはサッパリ分からないや。何を調べてるんだ? zero/08551.wav|17|……。 zero/08552.wav|17|……。 zero/08553.wav|17|ルイズって、凄く真面目だよな。 zero/08554.wav|17|いや、俺なんかじゃ到底マネできないっていうか。ええっと、そうじゃなくって……。 zero/08555.wav|17|何かに取り組んでる時のルイズって、俺と居る時なんかとイメージが違ってるなぁって。 zero/08556.wav|17|本に頼らないってどうだ? zero/08557.wav|17|……。 zero/08558.wav|17|本のことだったらさ、タバサにでも相談した方がいいんじゃないのか? zero/08559.wav|17|まぁ、でもタバサに虚無の力について調べています、って話すわけにもいかないよな。 zero/08560.wav|17|どうせ明日から、爆弾使いの調査を始めるんだろ? zero/08561.wav|17|魔法の研究も程々にしておかないと、そのうち身が持たなくなるぞ? zero/08562.wav|17|でも俺もさ、ルイズの真面目でひたむきな所を見習わなくちゃいけないのかもな。ただ、剣を振り回してちゃいけないもんな。 zero/08563.wav|17|ああ、それじゃあ俺も部屋に帰るよ。 zero/08564.wav|17|なんだよぉ、一体? zero/08565.wav|17|こんばんは、シエスタ。 zero/08566.wav|17|い、いや、もう済んだことだし。それは大丈夫だよ。ただ、ビックリしたけどね。 zero/08567.wav|17|いやあ、なんだか照れるなぁ……。 zero/08568.wav|17|うん、俺もはじめはびっくりしたけど。何でも幼いときは遊び友達だったんだって。 zero/08569.wav|17|……。 zero/08570.wav|17|俺に? zero/08571.wav|17|そ、そうかな? zero/08572.wav|17|そんなことないよ。それはシエスタの買いかぶりさ。 zero/08573.wav|17|そうだよ。俺はスーパーマンでもなければ、魔法使いでもないんだ。 zero/08574.wav|17|そうだなぁ。ただの常識知らずってところかな? zero/08575.wav|17|俺の世界だったら普通かな?まぁ、まだ身分制度が残ってるところもあるけど、大体普通のことだよ。 zero/08576.wav|17|そうかな?俺の世界は俺の世界で、別の問題はあるよ。問題があるのは、どこでも同じだと思うんだ。 zero/08577.wav|17|ルイズの力があったからだと思う。正直、ここまで生きてこれたのも、ルイズの力があるからだし。 zero/08578.wav|17|でも、シエスタだって、すごい力を持ってるんだぜ。 zero/08579.wav|17|笑顔。それはもう、魅力たっぷりだよ。 zero/08580.wav|17|自信もっていいよ。俺が保証する。シエスタの笑顔は世界一だって。 zero/08581.wav|17|身分なんて気にしなくたって、シエスタはすごいものを持ってるんだから、安心していいよ。 zero/08582.wav|17|絶対に幸せになれる。 zero/08583.wav|17|春奈? zero/08584.wav|17|ちょっと、様子を見に来たんだけど。……邪魔だったかな? zero/08585.wav|17|それで、なんの曲を歌ってたの? zero/08586.wav|17|いや、うまかったよ。ほら、俺、全然歌が駄目だし。 zero/08587.wav|17|春奈って合唱部だったんだ? zero/08588.wav|17|そうかなぁ。俺だったら、絶対メインメンバーに入れると思うけどなぁ。 zero/08589.wav|17|合唱って大会があるの? zero/08590.wav|17|へー、運動部みたいだな。 zero/08591.wav|17|……。 zero/08592.wav|17|そ、そうだ。春奈ってカラオケに行くの? zero/08593.wav|17|俺もたまに……。 zero/08594.wav|17|そうだなぁ……。 zero/08595.wav|17|やっぱり邦楽かなぁ。みんなで盛り上がれる歌が多いしね。 zero/08596.wav|17|コンビニだったら有線で曲が流れるし、それを聞いてれば自然と覚えるって。 zero/08597.wav|17|はははっ。 zero/08598.wav|17|実は洋楽を歌ってるんだ。 zero/08599.wav|17|いやー。意味はそれっぽく理解してるつもりだけど……、 zero/08600.wav|17|結局はイントネーションをまねしながら、それっぽく歌ってるだけかな? zero/08601.wav|17|実は聞いてるのがほとんど。あまり歌ってないなぁ……。 zero/08602.wav|17|歌ってどうも自信がなくて。 zero/08603.wav|17|そ、そうかな? zero/08604.wav|17|うん? zero/08605.wav|17|ああ。絶対行こうな。 zero/08606.wav|17|……う〜ん。 zero/08607.wav|17|自分の部屋にたどり着けない……。 zero/08608.wav|17|冗談じゃねーって。せっかくベッドも用意してもらったのに、野宿なんてありえないだろ? zero/08609.wav|17|え? zero/08610.wav|17|こんばんは、お姫さま。 zero/08611.wav|17|いえ、その、あの。 zero/08612.wav|17|こら!デルフ、余計なことを言うなって。 zero/08613.wav|17|は、はい。よろしくお願いします。 zero/08614.wav|17|……あのルイズが、ですか?ふーん、どう見ても弱い子には見えないけど。 zero/08615.wav|17|分かりました。お姫さまがそこまでいうのなら、信じる……ようにしたいなぁ……。 zero/08616.wav|17|いやぁ……。 zero/08617.wav|17|え?他に友達はいないんですか? zero/08618.wav|17|すべてが敵……かぁ。なんだかお姫さまも楽じゃないなぁって、気がしてきますよ。 zero/08619.wav|17|俺はその、少なくともお姫さまの味方ですから。何か困ったことがあったら、お力になれますよ? zero/08620.wav|17|たぶん、ルイズもそう思っているはずです。少なくとも、俺はそう信じていますし。 zero/08621.wav|17|そうですか……。でも、お姫さまが喜んでくれたのならそれで充分です。 zero/08622.wav|17|ルイズの事を、お姫さまの側近に置いてあげるというのではダメなんですか? zero/08623.wav|17|そっかぁ。 zero/08625.wav|17|お姫さまから近寄っていかないと、いつまでも周りは敵のままじゃないかと思うんです。 zero/08626.wav|17|そりゃ、俺はお姫さまじゃないから、何が原因なのかは分かりませんけど。 zero/08627.wav|17|でも、少なくとも前の戦争で戦ってくれた人達は、お姫さまのために戦ってくれたはずです。 zero/08628.wav|17|すいません。何言ってるんだか俺にも分からないや。 zero/08629.wav|17|あれ、もう着いたんですか。……俺、なんであんなに迷ってたんだろ? zero/08630.wav|17|どうもありがとうございました。おやすみなさい、お姫さま。 zero/08631.wav|17|ル、ルイズ、そのドレスは……? zero/08632.wav|17|ああ……。 zero/08633.wav|17|ご、ごめん。 zero/08634.wav|17|い、いや、そう言われても……。 zero/08635.wav|17|すごい料理だな。ずいぶん、お金がかかったんじゃないのか? zero/08636.wav|17|ん? zero/08637.wav|17|ど、どうって言われても……。 zero/08638.wav|17|い、いつもより綺麗だよ。 zero/08639.wav|17|嘘言っても、どうしようもないだろ? zero/08640.wav|17|い、いつもと変わらない。 zero/08641.wav|17|ほんとだよ、本当。いつものルイズと同じ。 zero/08642.wav|17|服のサイズ合ってるか? zero/08643.wav|17|い、いや服が気になってな。 zero/08644.wav|17|服だけ。 zero/08645.wav|17|恥ずかしいからに決まってるだろ? zero/08646.wav|17|バ、バカ。早く食べようぜ。料理が冷めちまうよ。 zero/08647.wav|17|あれ?シエスタ、どうかしたの? zero/08648.wav|17|えっ?マジ……。 zero/08649.wav|17|そりゃ、もう! zero/08650.wav|17|おおっ、これは! zero/08651.wav|17|焼き魚に……浅漬け……。 zero/08652.wav|17|おおっ! zero/08653.wav|17|充分だって!ああ、うどんなんて懐かしいなぁ。 zero/08654.wav|17|おおー!お箸まで!さすがシエスタ、気がきいてる!それじゃ、いただきま〜〜す! zero/08655.wav|17|ん?そうかな? zero/08656.wav|17|……へぇ。 zero/08657.wav|17|シエスタのひいおじいちゃんも苦労したんだろうな。 zero/08658.wav|17|故郷に帰りたいなぁ。 zero/08659.wav|17|うん。なんか料理食べてたら、思い出しちゃって。 zero/08660.wav|17|シエスタが謝るところじゃないよ。 zero/08661.wav|17|ハンバーグ食べたいなぁ。 zero/08662.wav|17|うん。パン粉と、塩とひき肉とたまねぎと……。まぁ、そこらへんをこねて焼いたもの。 zero/08663.wav|17|え、いいの? zero/08664.wav|17|他に食べ物の話とかないの? zero/08665.wav|17|シエスタが俺の国に来たら、絶対びっくりすると思うよ。 zero/08666.wav|17|ご馳走様。すごくおいしかったよ。 zero/08667.wav|17|あ、やっぱりここにいた。 zero/08668.wav|17|い、いただきます。 zero/08669.wav|17|舞台のことだけどさ、大変だったろう? zero/08670.wav|17|どんな風に? zero/08671.wav|17|……大変だったんだな。 zero/08672.wav|17|そうか。タバサにそう言ってもらえて良かった。 zero/08673.wav|17|でも、とうとう……。本当に終わっちまったんだよなあ。 zero/08674.wav|17|過ぎ去る、か。 zero/08675.wav|17|ああ。俺達の特別な日は今日でおしまいか。 zero/08676.wav|17|うん? zero/08677.wav|17|ええっと、それは……。 zero/08678.wav|17|ごめん。 zero/08679.wav|17|ええと……タバサ? zero/08680.wav|17|うーん、そうなのか? zero/08681.wav|17|分からない。正直なところ。そんな風に難しく考えてなかったし。 zero/08682.wav|17|……でも。ここからここまで……なんていえないけどさ。 zero/08683.wav|17|別に仮面とか芝居とかで抱きしめたわけじゃないと思う。多分。 zero/08684.wav|17|全部、本気かも知れない。 zero/08685.wav|17|ちょ、ちょっと! zero/08686.wav|17|確かに役の上での気持ちもあったかも知れないけど……。 zero/08687.wav|17|あれはあのときの俺の気持ちでもあるのは間違いない……と思う。 zero/08688.wav|17|た、多分。あのときの気持ち、だけどな。 zero/08689.wav|17|タ、タバサはどうなんだよ! zero/08690.wav|17|あのときの告白を受けてどう思ったんだよ! zero/08691.wav|17|だったら聞くな。 zero/08692.wav|17|全部お芝居というわけでない、ぐらいしかいいようがないって。 zero/08693.wav|17|こっちは冷や汗もんだよ。今度は心の準備をさせてくれ。 zero/08694.wav|17|キュルケ。こんなところにいたのか……。 zero/08695.wav|17|どうしたんだ? zero/08696.wav|17|そうだな。 zero/08697.wav|17|え、そうなの? zero/08698.wav|17|ああ、確かに……。 zero/08699.wav|17|ああ、いいぜ。 zero/08700.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08701.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08702.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08703.wav|17|ちょ、ちょっと待てよ。次の台詞はキュルケじゃないだろ? zero/08704.wav|17|ストップ!ストップ、キュルケ! zero/08705.wav|17|え、ええと。そういうのは……。 zero/08706.wav|17|は……い。 zero/08707.wav|17|本当……。 zero/08708.wav|17|いいえ。 zero/08709.wav|17|春奈、こんなところにいたのか。 zero/08710.wav|17|ここで、どうしたんだ? zero/08711.wav|17|……そうだな。 zero/08712.wav|17|あ、それは俺もやった。 zero/08713.wav|17|ああ、確かに……。 zero/08714.wav|17|でも、よく本当にやれたよな。俺達。 zero/08715.wav|17|まあ、春奈はバッグを取り戻すっていう強い目的があったもんな。 zero/08716.wav|17|ペットの写真とか? zero/08717.wav|17|恋人の写真、とか? zero/08718.wav|17|俺の写真とか? zero/08719.wav|17|……へ?俺の? zero/08720.wav|17|あ、本当に俺だ。 zero/08721.wav|17|って、えっ、えええええっ!? zero/08722.wav|17|な、なんで春奈が俺の写真を持ってやがるんですか? zero/08723.wav|17|あ、うん。分かった。 zero/08724.wav|17|……お姫さま、おられますか? zero/08725.wav|17|お、お邪魔しま〜〜す。 zero/08726.wav|17|……へ? zero/08727.wav|17|……え、え、ええと?お姫さま? zero/08728.wav|17|……え? zero/08729.wav|17|それは? zero/08730.wav|17|お姫さま、それは……。 zero/08731.wav|17|本気です。 zero/08732.wav|17|……でも、それがどこまでかと聞かれると、答えられません。どこからが嘘かという問いですから。 zero/08733.wav|17|……俺は嘘は言ってないつもりです。多分。 zero/08734.wav|17|ただの芝居ではありません。 zero/08735.wav|17|俺はあのとき、役のノエルと役者のお姫さまとがかぶって見えてました。 zero/08736.wav|17|だから俺のいった告白は、芝居の台詞でもあり、同時に俺の言葉です。 zero/08737.wav|17|分かりません。 zero/08738.wav|17|あの時の俺とお姫さまは、芝居のうずに飲み込まれていましたから。 zero/08739.wav|17|でも、冷静になった今でもあの誓いは言えます。 zero/08740.wav|17|あ〜〜。もちろん、お姫さまの許可があればですが。 zero/08741.wav|17|また、会えますか? zero/08742.wav|17|分かりました。 zero/08743.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08744.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08745.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08746.wav|17|笑ってくれ。僕は死や亡国よりも、君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08747.wav|17|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08748.wav|17|愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとして、みな破滅していった。 zero/08749.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08750.wav|17|さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08751.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08752.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08753.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08754.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08755.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08756.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08757.wav|17|姫? zero/08758.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08759.wav|17|……ま、まあちょっとだけ。 zero/08760.wav|17|結構本気だったんですけど……。 zero/08761.wav|17|な、なんでもないっす! zero/08762.wav|17|お、お芝居ですって! zero/08763.wav|17|あ、あははは……。 zero/08764.wav|17|か、勘弁してください。 zero/08765.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08766.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08767.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08768.wav|17|笑ってくれ。僕は死や亡国よりも君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08769.wav|17|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08770.wav|17|愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとして、みな破滅していった。 zero/08771.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08772.wav|17|さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08773.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08774.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08775.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08776.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08777.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08778.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08779.wav|17|姫? zero/08780.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08781.wav|17|なんか、本当のお姫さまみたいだった。いつものシエスタとは別人みたいだったよ。 zero/08782.wav|17|実は本気かも? zero/08783.wav|17|ス、ストップ!ストップ! zero/08784.wav|17|お、お芝居だよ! zero/08785.wav|17|……い、いや。そういうわけでもなくて! zero/08786.wav|17|あ、あははは……。 zero/08787.wav|17|か、勘弁してください。 zero/08788.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08789.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08790.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08791.wav|17|笑ってくれ。僕は死や亡国よりも君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08792.wav|17|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08793.wav|17|愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとしてみな破滅していった。 zero/08794.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08795.wav|17|さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08796.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08797.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08798.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08799.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08800.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08801.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08802.wav|17|姫? zero/08803.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08804.wav|17|そ、そうか?なんだか夢中なだけだったんだけど。 zero/08805.wav|17|実は結構本気だったかも……。 zero/08806.wav|17|い、いや!うそうそ。なんでもないです! zero/08807.wav|17|お、お芝居だって! zero/08808.wav|17|あ、あははは……。 zero/08809.wav|17|か、勘弁してください。 zero/08810.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08811.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08812.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08813.wav|17|笑ってくれ。僕は死や亡国よりも君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08814.wav|17|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08815.wav|17|愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとして、みな破滅していった。 zero/08816.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08817.wav|17|さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08818.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08819.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08820.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08821.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08822.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08823.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08825.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08826.wav|17|なんか、本当のお姫さまみたいだったな。いつものタバサとは別人みたいだったし。 zero/08827.wav|17|え、えっ? zero/08828.wav|17|実は本気かも? zero/08829.wav|17|そ、そんなふうに流されると悲しくなります。 zero/08830.wav|17|えっ?えっ? zero/08831.wav|17|お、お芝居だから! zero/08832.wav|17|うっ。そ、それは……。いや、その……。 zero/08833.wav|17|あ、あははは……。 zero/08834.wav|17|いや、あの、その……。 zero/08835.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08836.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08837.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08838.wav|17|笑ってくれ。僕は死や亡国よりも君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08839.wav|17|ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08840.wav|17|愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとしてみな破滅していった。 zero/08841.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08842.wav|17|さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08843.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08844.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08845.wav|17|愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08846.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08847.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08848.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08849.wav|17|姫? zero/08850.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08851.wav|17|ま、まあちょっとだけな。 zero/08852.wav|17|十分、本気だったんだけど……。 zero/08853.wav|17|な、なんでもないっす! zero/08854.wav|17|お、お芝居だよ!もちろん! zero/08855.wav|17|あ、あははは……。 zero/08856.wav|17|ごめん。少し調子に乗りすぎた。 zero/08857.wav|17|ここならば暫しの時間はかせげよう。 zero/08858.wav|17|しかし、それでは僕は君を失うことになる。 zero/08859.wav|17|王国がなんだというのだ!死がなにほどのことがあろう! zero/08860.wav|17|……笑ってくれ。僕は死や亡国よりも、君を失ったまま生きることのほうが恐ろしいのだ。 zero/08861.wav|17|……ああ、愛しい人よ。僕がどれほど君を愛したことか。 zero/08862.wav|17|……愛は誰もを盲目にし狂わせる。君に愛を囁いた貴公子達は、君の謎かけに答えようとして、みな破滅していった。 zero/08863.wav|17|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。……僕自身も君のためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/08864.wav|17|……さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/08865.wav|17|あの寄せ手の兵どもは、君を新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/08866.wav|17|君は生きて女王となるのだ。 zero/08867.wav|17|……愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/08868.wav|17|君への愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/08869.wav|17|君の本当の気持ちを知りたかった。 zero/08870.wav|17|ああ、敵兵が塔にまで……。もはや猶予の刻はない。 zero/08871.wav|17|……姫? zero/08872.wav|17|では、行こうノエル。僕はどこまでも君についていくよ。 zero/08873.wav|17|……お姫さま。 zero/08874.wav|17|……。 zero/08875.wav|17|え、えっ? zero/08876.wav|17|……本気でしたから。 zero/08877.wav|17|な、なんでもないっす!忘れてください。 zero/08878.wav|17|すいませんでした……。なんだか1人で盛り上がっちゃって。 zero/08879.wav|17|えっ?それってどういう……。 zero/08880.wav|17|あ、あははは……。 zero/08881.wav|17|……えっ?ひっ、ひぇぇぇっ! zero/08882.wav|17|はーい。って、ルイズ、またお前かよ。 zero/08883.wav|17|い、いや、そんなことないけどさ……。いったいどうしたの? zero/08884.wav|17|は? zero/08885.wav|17|いや、さっぱり分かんねーけど。 zero/08886.wav|17|お前、何言ってるんだよ!だったら、頼んで俺は他の部屋に寝るって。 zero/08887.wav|17|駄目って……。 zero/08888.wav|17|おいおい。って、もう布団に入ってるし……。 zero/08889.wav|17|ったくしょうがねぇなぁ……。 zero/08890.wav|17|はいはい。 zero/08891.wav|17|何でだよ! zero/08892.wav|17|はいはい、分かったよ。 zero/08893.wav|17|むかーし、むかし。うさぎと亀がいました。 zero/08894.wav|17|2人はいつも仲が悪く喧嘩ばかりをしていました。 zero/08895.wav|17|いや、童話と言って俺の世界の作り話だよ。 zero/08896.wav|17|怒った亀はうさぎと勝負することになりました……。 zero/08897.wav|17|明日のことについて話そうか? zero/08898.wav|17|な、何を怒ってるんだよ。 zero/08899.wav|17|基本でしょって言われても……。なんでもいいって言ったのはルイズだろ? zero/08900.wav|17|へいへい……。 zero/08901.wav|17|そういえば、俺の国のことってルイズに話したことがあったっけ? zero/08902.wav|17|じゃ、ちょうどいいや。俺の国のことについて話してやるよ。 zero/08903.wav|17|そうだなぁ。電話って機械が俺の国にはあるんだ。 zero/08904.wav|17|電線っていう情報を通す管をつかって、音をやりとりするんだ。これを使えば世界のどこでも会話ができる。 zero/08905.wav|17|いや、それがな……。 zero/08906.wav|17|ふぅ、やっと寝てくれたか。やっぱり明日が不安なのかな? zero/08907.wav|17|さぁって、俺は床に寝るとしますか。さすがに同じベッドってわけにもいかないからな……。 zero/08908.wav|17|うーん、夜の森ってのは結構不気味だな。 zero/08909.wav|17|でも、夜の空気自体は嫌いじゃないな。静かで、なんか落ち着く……。 zero/08910.wav|17|まさか……。レコン・キスタの兵士? zero/08911.wav|17|ルイズ? zero/08912.wav|17|大きな声出すな、敵が見回りでもしてたらどうすんだよ。 zero/08913.wav|17|それは悪かったよ。でも、声かけたら思いきり叫ぶから……。 zero/08914.wav|17|タバサとか。 zero/08915.wav|17|ところで、どうしてこんな時間に外をうろついてたんだ?明日は何をやるのか分かってるだろ? zero/08916.wav|17|質問に質問で返してくるか。おまえ、ひょっとして……、 zero/08917.wav|17|頭でも冷やしに来たのか? zero/08918.wav|17|ただ? zero/08919.wav|17|軍艦を偵察に来たのか? zero/08920.wav|17|逃げ出すつもりだったとか? zero/08921.wav|17|不安、か? zero/08922.wav|17|……。 zero/08923.wav|17|難しく考えるなよ。なるようになるって。 zero/08924.wav|17|今ここにいるのが俺じゃなくて、こないだの劇の王子さまみたいな奴だったら、そーゆーことも言えたかもな。 zero/08925.wav|17|朝焼け色の髪をした、ボクの小さなご主人様。いつでも勝利の女神はきみのそばにひかえているよ。 zero/08926.wav|17|だってほら、きみの美貌はあらゆるものを従えてしまうのだから。 zero/08927.wav|17|たとえきみの美しさに嫉妬しているものでさえも……って。 zero/08928.wav|17|ほら見ろ、やっぱり笑われた。実際死ぬほど恥ずかしいんだぞ、こーゆー台詞考えるの。 zero/08929.wav|17|言わねえって、こんなアホなこと。 zero/08930.wav|17|へ? zero/08931.wav|17|なんだよ、俺の顔に手なんか……。なんかついてたか? zero/08932.wav|17|……え?そりゃあ夜だし。 zero/08933.wav|17|ん?……あ、うん。 zero/08934.wav|17|お、おぅ……。 zero/08935.wav|17|なんだ? zero/08936.wav|17|ああ……。 zero/08937.wav|17|さすがに夜ともなると、人気がなくてちょっと不気味だなぁ? zero/08938.wav|17|……あれ?今の声……シエスタ? zero/08939.wav|17|……シエスタ。 zero/08940.wav|17|今のは、舞台で俺達がやった劇のセリフだろう? zero/08941.wav|17|俺はあんな舞台で芝居するなんて、初めてだったからさ……。ドジ踏まないかって気が気じゃなかったさ。 zero/08942.wav|17|それは俺だって同じさ。声が裏返ったら雰囲気ぶち壊しだとか、色々考えてたからね。 zero/08943.wav|17|しかも俺、王子様なんて柄じゃないし。でも、シエスタのお姫様はピッタリだったぜ? zero/08944.wav|17|あっははは……。でも、思ってたよりも評判がよくて助かったよ。 zero/08945.wav|17|あれで全然ダメでした……なんて言ったら、春奈のバッグも戻らなかっただろうしね。 zero/08946.wav|17|そうだね。なんか……すごく貴重な体験ができたと思うよ。 zero/08947.wav|17|ん?どしたの? zero/08948.wav|17|え? zero/08949.wav|17|うーん……そうだなぁ。俺なら……。 zero/08950.wav|17|姫を自分の国に戻すかな……。 zero/08951.wav|17|やっぱり、生まれ育った場所を捨てさせるのは、かわいそうだしね……。 zero/08952.wav|17|姫を連れて、どこかに逃げるかな……。どちらの国にも見つからないような場所に。 zero/08953.wav|17|うん、そうだね。 zero/08954.wav|17|え、ええ!? zero/08955.wav|17|はははっ。 zero/08956.wav|17|どっちの国も滅ぼして、俺が王様になるかな。 zero/08957.wav|17|なーんて、俺にはそんなことできるわけないけど。 zero/08958.wav|17|そ、そうかな……。 zero/08959.wav|17|たはは、断言されちゃった。 zero/08960.wav|17|うん。頑張ってみるよ。 zero/08961.wav|17|いざとなったら、コイツでみんなを守ってやるさ。なぁ、デルフっ……頼りにしてるぜ、相棒っ! zero/08962.wav|17|そ、そんなこと言わないでさああぁ〜。お願いだよ、デルフリンガーさぁんっ! zero/08963.wav|17|ははっ、カッコつかないなぁ……。 zero/08964.wav|17|ああ、随分と遅くまで話し込んじゃったな。それじゃあ、帰ろう。 zero/08965.wav|17|あ、分かる? zero/08966.wav|17|ちょっと寂しいよなぁって思って。明日から部屋に帰っても、シエスタの笑顔はもうないワケだし……。 zero/08967.wav|17|どわあああ! zero/08968.wav|17|い、いやちょっと風に当たってみようかなぁって。シエスタは? zero/08969.wav|17|いや、俺のおかげって言われると、こそばゆいけど……。うまく行って良かったね。 zero/08970.wav|17|うん、分かった。お昼になったら、絶対に会いに行くからね。 zero/08971.wav|17|ところで、シエスタはもう帰るのかい? zero/08972.wav|17|うん? zero/08973.wav|17|うん、行くよ。 zero/08974.wav|17|いや、行かない。 zero/08975.wav|17|いや、そんなことはないけど……。 zero/08976.wav|17|わ、分かったよ。そんな悲しい顔しないでよ。行くって。 zero/08977.wav|17|うーん、どうしようかなぁ? zero/08978.wav|17|いや、そんなことはないけど……。 zero/08979.wav|17|わ、分かったよ。そんな悲しい顔しないでよ。行くって。 zero/08980.wav|17|ありがとう。あれ、シエスタは飲まないのかい? zero/08981.wav|17|それなら俺も手伝うよ。その方が早く終わるじゃないか? zero/08982.wav|17|でも、そうなると俺もゆっくりできないし、お願いだから、シエスタもお茶にしてくれないかな? zero/08983.wav|17|シエスタって、なんかすごく家庭的だよね? zero/08984.wav|17|だって、炊事、洗濯、掃除だろ?しかも、貴族の面倒まで見ているし……。 zero/08985.wav|17|ふーん。 zero/08986.wav|17|俺の世界だと、そこまで働いている人なんていなかったからなぁ。やっぱり感心しちゃうなぁ。 zero/08987.wav|17|ん? zero/08988.wav|17|ええ?そ、それって……。 zero/08989.wav|17|あ、ああ……。 zero/08990.wav|17|いや、まったく……。 zero/08991.wav|17|やれやれ、なんだかやっかいなことになっちゃったなぁ……。 zero/08992.wav|17|あれは……タバサか。 zero/08993.wav|17|タバサ、起きたのか……。食事中に寝ちゃったもんだから、びっくりしたんだぞ。 zero/08994.wav|17|実は疲れてたんだってな。ごめんな、あんまり気遣えなくて……。 zero/08995.wav|17|で、何してたんだ?ひょっとして、夜空を眺めてたとか? zero/08996.wav|17|前々から気になってたんだけど……。この世界にも星座ってあるの? zero/08997.wav|17|星座っていうのは……。明るい星を線で結んで、人物や動物、物などに見立てることだよ。 zero/08998.wav|17|本当の図形じゃないよ。2本の線を結んで子犬ー!とか、ひし形でカラスー!とか、そういう感じだよ。 zero/08999.wav|17|なんのためって……。そうだなぁ……。 zero/09000.wav|17|旅の目印に使ってたのかな。 zero/09001.wav|17|そう、目印。星座って、場所によって見えたり見えなかったりするんだよ。 zero/09002.wav|17|それで、特定の星座が見えるか見えないで、自分達の位置を把握するための判断材料に使われていたんだ。 zero/09003.wav|17|占いに使われてるね。 zero/09004.wav|17|俺はその理屈はよく分からないんだけど、星座というか星は動いてるから、その星の動きで占ってるらしいよ。 zero/09005.wav|17|そりゃもう色々なこと。恋愛や仕事のこと、人生のことならなんでもさ。 zero/09006.wav|17|はは、そうかもな。 zero/09007.wav|17|時刻とか見たり。 zero/09008.wav|17|特定の星座の位置でなんとなく分かるんだ。あと、季節も分かるかな。 zero/09009.wav|17|こっちじゃどうか知らないけれど、俺のところじゃ、季節で見える星座変わるんだ。 zero/09010.wav|17|それにしても……。 zero/09011.wav|17|見上げて全く馴染みのない夜空ってだけで、ここが俺の世界じゃないってのが分かっちゃうよなぁ……。 zero/09012.wav|17|まあ、二つの月を見れば一目瞭然だったりするんだけどさ。 zero/09013.wav|17|えっ?い、いや……。別にそんなことは……。 zero/09014.wav|17|はは、ははは……。 zero/09015.wav|17|う、うん? zero/09016.wav|17|ああいいよ。俺の話でよければいくらでも。 zero/09017.wav|17|あ、タバサがいる。外に出るくらいは回復したみたいだな。良かった。 zero/09018.wav|17|でも、どうしたんだろ?ずっとうつむいてる……。ちょっと気になってきたぞ……。 zero/09019.wav|17|おーい、タバサー。 zero/09020.wav|17|どうしたんだ?散歩か?まだ、無理しちゃだめだろ? zero/09021.wav|17|ずっとうつむいたりなんかして? zero/09022.wav|17|えっ、考えごと?ひょっとして……。 zero/09023.wav|17|俺のこととか? zero/09025.wav|17|俺をかばっちゃったこと? zero/09026.wav|17|えーっと……。かばわなけりゃ良かったとか? zero/09027.wav|17|ハハハ、ハハ……。 zero/09028.wav|17|春奈のこととか? zero/09029.wav|17|なんだ、違うのか。 zero/09030.wav|17|じゃあ、何を考えたんだ? zero/09031.wav|17|た、たしかにそうだったかも……。 zero/09032.wav|17|んー、要は冷静になる前に体が動いちゃったってことかー。 zero/09033.wav|17|ハハハ……。じゃあさ、今度あんなことがあっても、俺のこと見殺しにしてくれてもいいぜ? zero/09034.wav|17|大丈夫だって。俺って、怪我するのは慣れてるから。 zero/09035.wav|17|あ、信用してないだろ?タバサが思ってるよりも頑丈なんだからな? zero/09036.wav|17|だからさ、あんなことになったら、俺のことは気にせず戦ってくれたらいい。 zero/09037.wav|17|そんな顔しないでくれよー。俺だって、自分が無事だったことより、タバサが火傷したことの方が辛かったんだぞ。 zero/09038.wav|17|だからもうさ……。無茶なことは二度としないでくれよな? zero/09039.wav|17|あっ、さては守る自信がないな? zero/09040.wav|17|じゃあ、指きりで約束しようか? zero/09041.wav|17|俺のところじゃ、2人だけの約束をするときはこうやって……。 zero/09042.wav|17|お互いの小指と小指を絡めて……。 zero/09043.wav|17|唄の節に合わせて約束を交わすんだ。 zero/09044.wav|17|うーん、そんな感じかな?それじゃ、いくぞ……。 zero/09045.wav|17|ゆーびりきげんまん。嘘ついたらダーメよっ。ゆび切ったっ、と! zero/09046.wav|17|じゃ、これで約束したってことで頼むぜ? zero/09047.wav|17|ハハハ……。なるべくじゃ困るんだけどなぁ。 zero/09048.wav|17|はぁ、呑気なんだから。 zero/09049.wav|17|ルイズに負けたら何をされるか分からないんだぜ。 zero/09050.wav|17|いや、だから……。 zero/09051.wav|17|えー。 zero/09052.wav|17|しょうがないなぁ。何か考えますか。 zero/09053.wav|17|やっぱり、女の子の遊びとかのほうがいいのかな? zero/09054.wav|17|とりあえず定番といえば……。やっぱり、バレーボールあたりかなぁ……。 zero/09055.wav|17|うん、俺の国の球技。 zero/09056.wav|17|とはいったものの……。バレーボールをするには人数が足りないので、トスの練習をしようか。 zero/09057.wav|17|簡単に言うと、手で持ったりしないように、ボールを相手に渡せばいいんだ。 zero/09058.wav|17|こんな風にっと。 zero/09059.wav|17|いくぞ!よっ! zero/09060.wav|17|あ、春奈。キュルケに何か暇つぶしはないかって、言われてさ。 zero/09061.wav|17|げ、まじですか? zero/09062.wav|17|本当かよ。 zero/09063.wav|17|そりゃ、悪かったですね。 zero/09064.wav|17|み、見ちゃダメだ! zero/09065.wav|17|ぐはっ! zero/09066.wav|17|あ、あてないでください。春奈しゃん。 zero/09067.wav|17|はうう。ご、ごめんなしゃい。 zero/09068.wav|17|ぐはっ! zero/09069.wav|17|え、ええと、そにょ……。 zero/09070.wav|17|い、いえないばしょです……。 zero/09071.wav|17|はうう。ご、ごめんなしゃい。 zero/09072.wav|17|……ん?なんだこのプレッシャーは!? zero/09073.wav|17|ぐはっ! zero/09074.wav|17|痛たた、いやその……。 zero/09075.wav|17|あわわ……。 zero/09076.wav|17|いや、あの……。 zero/09077.wav|17|あはは……。 zero/09078.wav|17|おわっ、キュルケ! zero/09079.wav|17|ど、どうしたんだ?こんな夜更けに。 zero/09080.wav|17|怖いって……。何かあったっけ? zero/09081.wav|17|うっ。 zero/09082.wav|17|ちょ、ちょっと待って!そんな上目遣いで言われても……。 zero/09083.wav|17|だ、大歓迎……かな? zero/09084.wav|17|ううっ……。ホントに良かったのなあ? zero/09085.wav|17|はぁ、仕方ないか。 zero/09086.wav|17|いいよ、キュルケ。 zero/09087.wav|17|こんなキュルケを放ってはおけないもんな。 zero/09088.wav|17|あはは。 zero/09089.wav|17|ダメ!絶対ダメ! zero/09090.wav|17|そ、そんなこと言われたって! zero/09091.wav|17|わ、分かった!分かったから泣かないで! zero/09092.wav|17|だ、抱きつくんじゃないって! zero/09093.wav|17|そうだ、キュルケ。 zero/09094.wav|17|眠れないんだったら、なにかお話でもしてあげようか? zero/09095.wav|17|じゃあ『ウサギとカメ』のお話だな。 zero/09096.wav|17|お兄ちゃんの世界の昔話だよ。昔々あるところに……。 zero/09097.wav|17|はあ、ようやく眠ってくれたか……。 zero/09098.wav|17|いつものキュルケもいいけど、こういうキュルケも悪くないよな。 zero/09099.wav|17|ん?そういえば……。 zero/09100.wav|17|どうやってキュルケを部屋まで運べばいいんだ? zero/09101.wav|17|この状態をルイズに見られたら……。 zero/09102.wav|17|……。 zero/09103.wav|17|しょうがない。腹をくくりますか。 zero/09104.wav|17|ルイズなんて、怖くない。ルイズなんて、怖くない。 zero/09105.wav|17|な、何してるんだよ!?春奈……。 zero/09106.wav|17|な、なにもこんな異世界に来てまで勉強しなくてもいいのに……。 zero/09107.wav|17|はい。 zero/09108.wav|17|学校も試験もなんにもないのがここの暮らしのいいところだとちょっぴり考えてました。 zero/09109.wav|17|……?俺が強い? zero/09110.wav|17|……。 zero/09111.wav|17|難しいことは分かんないよ。それに、俺は春奈が思ってるほど強くないし。 zero/09112.wav|17|多分、横暴なご主人様に引きずりまわされて、考えるヒマもないだけだよ。 zero/09113.wav|17|全力で走ってたら、怖いと考えるヒマもないだろ? zero/09114.wav|17|悩んでいても始まらないから……。だから、全力で走ってるだけだし。 zero/09115.wav|17|考えすぎちゃダメだって。世界がどーこーとか考えても、俺達にはどうしようもないし。 zero/09116.wav|17|とりあえず、目の前にある自分と仲間のピンチをしのぐのが精一杯なんだから……。 zero/09117.wav|17|そんな立派なものじゃないよ。『使い魔のことを考えない横暴なご主人様』のせいなんだし。 zero/09118.wav|17|言われてみれば不安だよな……。俺、なんでこんなことになってるんだ? zero/09119.wav|17|そ、そうだよな!考えたって始まらないよな。 zero/09120.wav|17|そ、そっかな……。 zero/09121.wav|17|うっ……。 zero/09122.wav|17|え、ええっ! zero/09123.wav|17|ええと、『いつも物事の明るい側面を見ていよう』? zero/09124.wav|17|じゃあ、次は? zero/09125.wav|17|あれっ?いま窓の外に見えたのは……。 zero/09126.wav|17|……春奈? zero/09127.wav|17|ば、ばかっ!女の子が夜に街に出てたら危ないだろ! zero/09128.wav|17|いま、そっちにいくから! zero/09129.wav|17|春奈!なんでこんな時間に! zero/09130.wav|17|ど、どうしたんだよ!いきなり抱きついてきて! zero/09131.wav|17|ウェザリーに何かされたのか!? zero/09132.wav|17|えっ、最後の夜って? zero/09133.wav|17|そ、そうなのか……。 zero/09134.wav|17|い、いいって。気にすんなよ! zero/09135.wav|17|え、あの……その……。 zero/09136.wav|17|貴重品かどうか確認する必要があったし……。 zero/09137.wav|17|なあ、聞きたかったんだけどさ。その写真……なんでなんだ? zero/09138.wav|17|春奈と俺の接点なんて……。 zero/09139.wav|17|ごめん、相手の高校生が怖かったことしか覚えてない。 zero/09140.wav|17|ごめん。 zero/09141.wav|17|今、春奈を守ってあげることができなくなって。 zero/09142.wav|17|は、春奈……。 zero/09143.wav|17|学院に戻らないか?劇団に問題があるなら、やっぱりメイドでも。 zero/09144.wav|17|劇団の方で何かあったんじゃないのか? zero/09145.wav|17|本当にゴメン。 zero/09146.wav|17|……は、春奈?いったいどうしたんだよっ! zero/09147.wav|17|お姫さま?どうしたんですか、いったい。 zero/09148.wav|17|お願い?俺にできることなら、なんでも。 zero/09149.wav|17|ええっ!?昼のことでルイズに怒られたばかりなんですよ!俺、死ぬとこだったし! zero/09150.wav|17|ひょっとして……。宿屋を抜け出して街に出る……とか? zero/09151.wav|17|俺の準備ができてませんよ。主に心の! zero/09152.wav|17|分かりました。ルイズに見つからないように、こっそりですよ? zero/09153.wav|17|どうかしましたか? zero/09154.wav|17|まあ、ここらへんはそうですね。 zero/09155.wav|17|ええと……。お姫さま、そんなに珍しいですか? zero/09156.wav|17|お姫さま……。 zero/09157.wav|17|俺が買ってあげますよ。 zero/09158.wav|17|ま、これくらいだったら俺の手持ちのお金でも買えますから。 zero/09159.wav|17|もっといいのを持ってるでしょう? zero/09160.wav|17|お姫さま……。 zero/09161.wav|17|ほかの店も見ませんか。 zero/09162.wav|17|よしっ。 zero/09163.wav|17|親父、この指輪ちょうだい。これで足りる? zero/09164.wav|17|はい、お姫さま。 zero/09165.wav|17|うん、露店のものにしては、キレイですね。 zero/09166.wav|17|はい? zero/09167.wav|17|お姫さま?入りますよ? zero/09168.wav|17|やっぱり、起きてたんですね。 zero/09169.wav|17|考えごとで? zero/09170.wav|17|……夕食、手をつけてないじゃないですか。悩んでても、ご飯は食べなきゃ。 zero/09171.wav|17|お姫さま……。 zero/09172.wav|17|自分を大切にしてください。 zero/09173.wav|17|そうです。だから、お姫さまも……。 zero/09174.wav|17|それは……。 zero/09175.wav|17|余計なことを考えるだけ無駄ですよ。 zero/09176.wav|17|少なくとも、今のお姫さまにとっては、余計なことじゃないですか? zero/09177.wav|17|ウェザリーの言ってることが正しいとしても、彼女がやってることは間違ってます。 zero/09178.wav|17|今、俺達がしなくちゃいけないのは、この企みから国や街を守ることです。ウェザリーに同情することじゃありません。 zero/09179.wav|17|食べないとご飯がもったいないですよ。 zero/09180.wav|17|そうです。ご飯には7人の神様が宿るんですよ。食事は残しちゃ駄目です。 zero/09181.wav|17|……。 zero/09182.wav|17|お姫さま……。 zero/09183.wav|17|お、お姫さま。こんなとこ見られたら、ルイズになんて言われるか……。 zero/09184.wav|17|……はい。 zero/09185.wav|17|……。 zero/09186.wav|17|お姫さま? zero/09187.wav|17|やっと眠れたのか。……こんなとこ、ルイズに見られたらまたボコボコにされるな。 zero/09188.wav|17|おやすみなさい、お姫さま……。 zero/09189.wav|17|えっ、自立するってどういうことだよ? zero/09190.wav|17|そんなこといったら、俺なんかルイズに召喚されて以来、なんだかんだでずっとこの学院のお世話になってるんだけど。 zero/09191.wav|17|そりゃそうなんだけどさ……。俺達、この世界でたぶん2人だけの日本人じゃないか。 zero/09192.wav|17|それに、お互いのことを知らない間柄でもないんだしさ……。だから、学院で働くとかすれば……。 zero/09193.wav|17|ス、スカウトって、なんの? zero/09194.wav|17|劇団って、あのウェザリーの劇団のこと? zero/09195.wav|17|でもさ、劇団の世話になるってことは、他の街への公演に出ることだってあるんだよな? zero/09196.wav|17|そっか、そうだよな。 zero/09197.wav|17|ああ、もちろんだとも!それから、日本へ帰る方法、お互いに頑張って見つけだそうぜ。 zero/09198.wav|17|ところでさ、ルイズ。 zero/09199.wav|17|なんで、ご主人様は、鎖とか、縄とかを取り出しているんですか? zero/09200.wav|17|はぁ……。 zero/09201.wav|17|まぁ……。 zero/09202.wav|17|げっ。 zero/09203.wav|17|あ、いや……。 zero/09204.wav|17|ぐは、いたー! zero/09205.wav|17|とほほ……。 zero/09206.wav|17|なぁ、ルイズ。 zero/09207.wav|17|確かに、俺は使い魔としては、最低かもしれない。それは自覚してる。 zero/09208.wav|17|けれども、男として、ルイズを絶対守ってやるって思ってるんだぜ。 zero/09209.wav|17|服も洗ってやる、部屋の掃除もしてやる。食事だって、ほどほどでもいい。でも、縄と鎖は勘弁してくれないかな? zero/09210.wav|17|うん? zero/09211.wav|17|ぐふっ。 zero/09212.wav|17|なんだよ、この前まで着替えなんかさせなくていいって言ってたくせに……。 zero/09213.wav|17|ん、なんか言ったルイズ? zero/09214.wav|17|へいへい、お嬢様。 zero/09215.wav|17|はーい。 zero/09216.wav|17|えっ、自立するってどういうことだよ? zero/09217.wav|17|そんなこといったら、俺なんかルイズに召喚されて以来、なんだかんだでずっとこの学院のお世話になってるんだけど。 zero/09218.wav|17|そりゃそうなんだけどさ……。俺達、この世界でたぶん2人だけの日本人じゃないか。 zero/09219.wav|17|それに、お互いのことを知らない間柄でもないんだしさ……。だから、学院で働くとかすれば……。 zero/09220.wav|17|ス、スカウトって、なんの? zero/09221.wav|17|劇団って、あのウェザリーの劇団はもうなくなったんだろ? zero/09222.wav|17|でもさ、劇団の世話になるってことは、他の街への公演に出ることだってあるんだよな? zero/09223.wav|17|そっか、そうだよな。 zero/09225.wav|17|そうだな。でも、みんなが、俺達の帰りを待っててくれてるよ。 zero/09226.wav|17|ええっ!?こ、この声はっ……。 zero/09227.wav|17|うわ、ど、どうしたのシエスタ。 zero/09228.wav|17|俺なら、ほらこのとおり。全然大丈夫さ。 zero/09229.wav|17|ああ、そうだシエスタっ。借りていたお守り、約束通りにちゃんと返すよ。 zero/09230.wav|17|爆弾使いと戦ったときも、おかげで怪我しないですんだしな。 zero/09231.wav|17|ああ、きっとそうに違いないさ。 zero/09232.wav|17|なんだよぉ、別にいいだろう?それに、ルイズのお守りはこの俺なんだろ? zero/09233.wav|17|ええ!? zero/09234.wav|17|うわあ、シエスタったらっ!! zero/09235.wav|17|ひええっ……。あれはそのっ、うわああぅ!! zero/09236.wav|17|こ、殺されるぅ!! zero/09237.wav|17|俺は、なにも悪いコトなんてしてないだろーがっ! zero/09238.wav|17|そ、そんなぁ!!それはあんまりじゃないかぁ!! zero/09239.wav|17|ぎゃああああっ!! zero/09244.wav|17|えっ、自立するってどういうことだよ? zero/09245.wav|17|そんなこといったら、俺なんかルイズに召喚されて以来、なんだかんだでずっとこの学院のお世話になってるんだけど。 zero/09246.wav|17|そりゃそうなんだけどさ……。俺達、この世界でたぶん2人だけの日本人じゃないか。 zero/09247.wav|17|それに、お互いのことを知らない間柄でもないんだしさ……。だから、学院で働くとかすれば……。 zero/09248.wav|17|ス、スカウトって、なんの? zero/09249.wav|17|劇団って、あのウェザリーの劇団のこと? zero/09250.wav|17|でもさ、劇団の世話になるってことは、他の街への公演に出ることだってあるんだよな? zero/09251.wav|17|そっか、そうだよな。 zero/09252.wav|17|ああ、もちろんだとも!それから、日本へ帰る方法、お互いに頑張って見つけだそうぜ。 zero/09253.wav|17|なあ、ルイズ……。タバサって、なんで春奈をガリア王国へは引き渡さなかったんだ? zero/09254.wav|17|だってさ、春奈には、なんだか直接聞き辛かったし……。 zero/09255.wav|17|タバサには、シュヴァリエとしての面子を潰させたかもしれないと思うと、なんだかとっても聞き辛かったし……。 zero/09256.wav|17|じゃあ、ルイズは事の顛末を知ってるのか? zero/09257.wav|17|だったら、俺にも教えてくれよ! zero/09258.wav|17|分かったよ……。ルイズの言うとおり、タバサのところに聞きにいくか……。 zero/09259.wav|17|は、はい……。 zero/09260.wav|17|で、どうしてタバサはガリア王国に春奈を引き渡さなかったんだ? zero/09261.wav|17|なのにタバサは、任務は達成したって言ってるし……。 zero/09262.wav|17|えっ、そんな報告で向こうは納得したのか?ずいぶんとあっさりしたもんなんだなぁ。 zero/09263.wav|17|え? zero/09264.wav|17|なんだ、そうだったんだ。てっきり、すべてのからくりを知っていたのかと思った……。 zero/09265.wav|17|そっか……。ま、タバサと春奈にとって、悪い結果にならなくて良かった……。 zero/09266.wav|17|言ってやれって……。別に隣で座ってるだけだからいいだろ? zero/09267.wav|17|まったくもう……あのー、タバサさん?俺のご主人様がひどくご立腹なんで、出来ればですね……。 zero/09268.wav|17|ははは、タバサさん?これって、ひょっとして……。 zero/09269.wav|17|俺のそばにいたいとか? zero/09270.wav|17|と言っておりますが。 zero/09271.wav|17|なんで俺に向かって怒るんだよっ!? zero/09272.wav|17|えっ、自立するってどういうことだよ? zero/09273.wav|17|そんなこといったら、俺なんかルイズに召喚されて以来、なんだかんだでずっとこの学院のお世話になってるんだけど。 zero/09274.wav|17|そりゃそうなんだけどさ……。俺達、この世界でたぶん2人だけの日本人じゃないか。 zero/09275.wav|17|それに、お互いのことを知らない間柄でもないんだしさ……。だから、学院で働くとかすれば……。 zero/09276.wav|17|ス、スカウトって、なんの? zero/09277.wav|17|劇団って、あのウェザリーの劇団のこと? zero/09278.wav|17|でもさ、劇団の世話になるってことは、他の街への公演に出ることだってあるんだよな? zero/09279.wav|17|そっか、そうだよな。 zero/09280.wav|17|ああ、もちろんだとも!それから、日本へ帰る方法、お互いに頑張って見つけだそうぜ。 zero/09281.wav|17|キュルケ! zero/09282.wav|17|すげえ。 zero/09283.wav|17|なんの話をしてるんだ? zero/09284.wav|17|は、はいっ! zero/09285.wav|17|ああ、行っちゃったか……。 zero/09286.wav|17|そりゃ、まあ……。たった1人の仲間みたいなもんだからな。妹もいなくなっちゃったし……。 zero/09287.wav|17|いやいや、なんでも! zero/09288.wav|17|……ハァ。 zero/09289.wav|17|……あっちのほうが良かったかも? zero/09290.wav|17|え?あ、いや……あははは……。 zero/09291.wav|17|うわっ!そんな抱きつかれると、そのいろいろと大変なことが! zero/09292.wav|17|え? zero/09293.wav|17|……え? zero/09294.wav|17|ええ!? zero/09295.wav|17|うわっ、アキナ!急に出てくるなよ。 zero/09296.wav|17|でも、春奈ってまったく家事が出来なかったのでは? zero/09297.wav|17|そ、そういえば、これからの春奈とアキナの2人はどうなるんでしょう? zero/09298.wav|17|そうですか。 zero/09299.wav|17|き、気にすんなって! zero/09300.wav|17|でも、寂しくなるな。1人のはずなのに2人分いなくなる感じがして。 zero/09301.wav|17|そ、そうだよな。 zero/09302.wav|17|い、いきなり何言ってんだ。 zero/09303.wav|17|はぁ……。もう勘弁してくれよ……。 zero/09304.wav|17|えっ、自立するってどういうことだよ? zero/09305.wav|17|そんなこといったら、俺なんかルイズに召喚されて以来、なんだかんだでずっとこの学院のお世話になってるんだけど。 zero/09306.wav|17|そりゃそうなんだけどさ……。俺達、この世界でたぶん2人だけの日本人じゃないか。 zero/09307.wav|17|それに、お互いのことを知らない間柄でもないんだしさ……。だから、学院で働くとかすれば……。 zero/09308.wav|17|ス、スカウトって、なんの? zero/09309.wav|17|劇団って、あのウェザリーの劇団はもうなくなったんだろ? zero/09310.wav|17|でもさ、劇団の世話になるってことは、他の街への公演に出ることだってあるんだよな? zero/09311.wav|17|そっか、そうだよな。 zero/09312.wav|17|ああ、もちろんだとも!それから、日本へ帰る方法、お互いに頑張って見つけだそうぜ。 zero/09313.wav|17|はい。おかげさまで。 zero/09314.wav|17|俺も構いませんよ。事情は分かってますから。 zero/09315.wav|17|え?いや、そんなに気使わないで……。 zero/09316.wav|17|え? zero/09317.wav|17|たっ、たっ、足りるもなにも、ええー! zero/09318.wav|17|なにもしてねーって!?いやその前に、その手に持った杖はなに!? zero/09319.wav|17|うわ待てちょっとルイズやめれ! zero/09320.wav|17|おあーっ! zero/09321.wav|17|のおおぉーっ!!! zero/09322.wav|17|あ、シエスタ?俺だけど……いいかな。 zero/09323.wav|17|いや、なんとなく……。 zero/09324.wav|17|寝る前にもう一度来ておきたかっただけなんだ。迷惑だったかな? zero/09325.wav|17|そ、そうか?でも悪かったな。いきなり病人を担ぎ込んだりして。 zero/09326.wav|17|そっか。シエスタ、ありがとう。 zero/09327.wav|17|ああ。でも、お礼を言いたくなっちゃったからさ。 zero/09328.wav|17|うん……。 zero/09329.wav|17|それは……。 zero/09330.wav|17|たぶん、そうかもしれない。詳しいことは、本人に聞いてみないと分かんないけど。 zero/09331.wav|17|え?ま、まぁな。 zero/09332.wav|17|でも、現時点では何がなんだかさっぱり分からないよ。 zero/09333.wav|17|どうなんだろう。俺にもよく分からない。 zero/09334.wav|17|シエスタみたいに、お祖父さんやお父さんが俺と同じ国の人だったって可能性もある。やっぱり聞いてみないと分からないさ。 zero/09335.wav|17|偶然じゃないかな。さすがに俺と同じような境遇の人間が、何人もいるとは思えないもんな。 zero/09336.wav|17|うん。そうかもしれない。でも、下手に期待してはずしてもイヤだしさ。 zero/09337.wav|17|ま、まぁな。俺が元の世界に戻るための手がかりになるかもしれないしね。 zero/09338.wav|17|あ、いっけね。もうこんな時間か。 zero/09339.wav|17|夜遅くに押しかけて、ごめんな。それじゃ、また明日。 zero/09340.wav|17|ああ、おやすみ。シエスタ。 zero/09341.wav|17|ふう、やれやれ。 zero/09342.wav|17|ええっ!?そりゃないですよ奥さん!? zero/09343.wav|17|あーもう、いっぺんに言うなっ!そんなにたくさんの雑用を済ませられるわけねーだろ。 zero/09344.wav|17|ええー? zero/09345.wav|17|……はいはい。 zero/09346.wav|17|……?ルイズ?どうした? zero/09347.wav|17|なんだよ。 zero/09348.wav|17|え……? zero/09349.wav|17|ああ、帰りたいね。いつになるか分からないけど、絶対に帰る。それが今の俺の目標だからな。 zero/09350.wav|17|それがどうかしたか? zero/09351.wav|17|今は、よく分からない。そりゃもちろん帰りたい気持ちはあるけど……。 zero/09352.wav|17|俺には、こっちの世界でやらなきゃいけないこともできちまったみたいだからな。 zero/09353.wav|17|正直、それを放っぽりだして帰っていいのか分からない。 zero/09354.wav|17|元の世界なんて忘れたよ。今の俺にゃ、ここが住みかだからな。 zero/09355.wav|17|なんだよ、いきなり質問したかと思えば嘘つき呼ばわりかよ。 zero/09356.wav|17|……それは、その……。 zero/09357.wav|17|……ごめん。 zero/09358.wav|17|な、なんだよ!だったら、話しかけるなよ! zero/09359.wav|17|へいへい。 zero/09360.wav|17|あれ、モンモ……ランシー。 zero/09361.wav|17|ん、まあ、ちょっとそのへんを散歩しようかなって思っただけだよ。 zero/09362.wav|17|それより、さっきは本当にありがとな。 zero/09363.wav|17|ん、まあ、それはそうなんだけど。 zero/09364.wav|17|な、なにかな……。その妙に楽しそうな目つきは? zero/09365.wav|17|へっ!? zero/09366.wav|17|そ、そんなはずないだろ? zero/09367.wav|17|ち、違うって。ルイズともそんなことないって。 zero/09368.wav|17|そーれーもーちーがーうー! zero/09369.wav|17|なんでそう思うんだ?俺は道で倒れてたあの娘を偶然助けただけだろ? zero/09370.wav|17|なんで、そんな面倒なことしなくちゃならねえんだよ。第一ルイズが反対するだろ? zero/09371.wav|17|信じろよ! zero/09372.wav|17|どうして分かったんだ!? zero/09373.wav|17|いやいや、冗談だって。今日会ったばっかりだったんだし、そんなことないだろ? zero/09374.wav|17|そうなの、全然関係ないの。 zero/09375.wav|17|今日は……ってあたりが妙に怖いんですけど。 zero/09376.wav|17|信じてるよー。頼みますよー。 zero/09377.wav|17|ふう、やれやれ。でも、本当に大丈夫なのかなぁ……。 zero/09378.wav|17|音が何もしない……。どの世界の図書室も静かなもんなんだな。 zero/09379.wav|17|おや、あれは。 zero/09380.wav|17|よっ、タバサ。 zero/09381.wav|17|おーい、タバサ! zero/09382.wav|17|あ、すんません。 zero/09383.wav|17|タバサ?タバサさーん、もしもーし? zero/09384.wav|17|どれどれ……? zero/09385.wav|17|……? zero/09386.wav|17|なにが書いてあるのか分かんねえ。 zero/09387.wav|17|え? zero/09388.wav|17|ああ……、そうなのか。 zero/09389.wav|17|悪い、邪魔したな。 zero/09390.wav|17|どれどれ? zero/09391.wav|17|……? zero/09392.wav|17|なんだ、これ?なにが書いてあるのか、さっぱり分からねえ。 zero/09393.wav|17|え? zero/09394.wav|17|ああ……、そうなのか。 zero/09395.wav|17|悪い、邪魔したな。はい、本。 zero/09396.wav|17|なあ、いったいなにが書いてあるんだ? zero/09397.wav|17|……いや、まあ。そうかもしんないけど。 zero/09398.wav|17|ええーと、せめて説明だけでもしてくれないかな。 zero/09399.wav|17|駄目かな? zero/09400.wav|17|え? zero/09401.wav|17|ああ……、そうなのか。 zero/09402.wav|17|悪い、邪魔したな。 zero/09403.wav|17|じゃ、俺は失礼するよ。 zero/09404.wav|17|ま、いいか。 zero/09405.wav|17|キュルケー、いるかー? zero/09406.wav|17|んじゃ、ちょっと失礼しまーす。 zero/09407.wav|17|いや、別に用はないんだけ……ど……。 zero/09408.wav|17|なっ、なななー!? zero/09409.wav|17|その格好はー!? zero/09410.wav|17|どうかした?じゃねえー! zero/09411.wav|17|それより、早いとこ服を着ろよ。俺、目をつぶってるから。なんだったら外に出てもいい。 zero/09412.wav|17|そりゃ、部屋にいるときはどんな格好しても自由だと俺も思いますけど、でも、俺、一応オトコノコなんですよ。 zero/09413.wav|17|正直に言うと後が怖いのであえて黙秘する! zero/09414.wav|17|……俺はなにも言ってないぞ? zero/09415.wav|17|いつまでって、そりゃおまえが服を着るまで……。 zero/09416.wav|17|う゛ぉー!?駄目だ、我慢の限界だー! zero/09417.wav|17|すっごく……。 zero/09418.wav|17|ももも、もっと近くって……ええ? zero/09419.wav|17|あ、ああ……。 zero/09420.wav|17|人前にそんなだらしない格好で出るんじゃありません!だいたい、年頃の女の子がそんなはしたない! zero/09421.wav|17|良くない!普通に制服とか着てればいいだろう。 zero/09422.wav|17|そういうもんなのか? zero/09423.wav|17|まあ、それじゃ仕方ないか……。 zero/09424.wav|17|と、とにかく。今日はカエリマスヨ。 zero/09425.wav|17|……おとなしく戻ろう。 zero/09426.wav|17|や、やあ。 zero/09427.wav|17|起きてて大丈夫か?疲れてるようだったら、ゆっくり横になっていた方がいいと思うぞ。 zero/09429.wav|17|……。 zero/09430.wav|17|あー、ええと……。 zero/09431.wav|17|あ、いや、ど、どうぞ。 zero/09432.wav|17|いや、そんな……そっちが先でいいよ。 zero/09433.wav|17|いや、俺の方も、そんな……うん。 zero/09434.wav|17|……。 zero/09435.wav|17|あの、ええと……。俺っ、聞きたいことがあってさ。 zero/09436.wav|17|ってうわあっ!? zero/09437.wav|17|ルイズ、おまえどこから湧いて出たんだよ!?たしか、授業に行くって言ってたよな? zero/09438.wav|17|え、えーと……。 zero/09439.wav|17|いやほら、考えたら今日はまだ部屋の片付けとか全然やってなかったから。 zero/09440.wav|17|ご主人様が学問に打ち込んでる間にやっておこうかなーなんて。 zero/09441.wav|17|そう、そう。 zero/09442.wav|17|は、はは、そうかな。 zero/09443.wav|17|いや、ほら。ご主人様に言われる前にやっておくのが、良い使い魔ってやつだろ? zero/09444.wav|17|なにいっ!?あ、いや、そんなことはない……と思いたい。 zero/09445.wav|17|春奈に一刻も早く聞きたいことがあったんだ。授業が終わるまで待ってなんていられるか。 zero/09446.wav|17|い、いや、それがその……。何も浮かばなくてな。その、困ってるわけで。 zero/09447.wav|17|え、ええー!?ちょ、ちょっと待って……。 zero/09448.wav|17|えーと……なんとなく。 zero/09449.wav|17|いや、本当。なんとなく気が向いたんで、ここに来たの。特に理由はないんだわ、これが。 zero/09450.wav|17|考えなさいよって言われてもなあ。 zero/09451.wav|17|ええー? zero/09452.wav|17|……ありません。 zero/09453.wav|17|……。 zero/09454.wav|17|……。 zero/09455.wav|17|さっきの騒ぎがあったから、なんとなく学院全体がざわついてる感じだな。 zero/09456.wav|17|うん? zero/09457.wav|17|だって、あの爆弾使いが、いつまたやって来るか分かんないんだぜ。 zero/09458.wav|17|そのためにも、誰かが見回った方が良いと思ったんだよ。 zero/09459.wav|17|ええと、それは悪かった。ごめん。 zero/09460.wav|17|第一、おまえの魔法は他には知られちゃいけないんだろ?そんなポンポン使っちゃ駄目だって。 zero/09461.wav|17|ルイズ……。 zero/09462.wav|17|俺が知ってるから。 zero/09463.wav|17|この世界の誰が知らなくたって、俺が知ってるだろ?だから、そんな顔すんなよ。 zero/09464.wav|17|だから、そんな泣きそうな顔をするなって。ルイズらしくもない。 zero/09465.wav|17|そんなこと気にすんな。 zero/09466.wav|17|気楽じゃねーって。そりゃま、俺には貴族様のメンツなんてもんは理解できないけどさ。 zero/09467.wav|17|おまえが『ゼロのルイズ』なんかじゃないってことを、おまえ自身が知ってるんじゃないか。ほかの連中が何を言おうと、それは確かだろ。 zero/09468.wav|17|いつか、言える日が来るさ。 zero/09469.wav|17|今のところ、この国での『虚無』の使い手はおまえだけで……、 zero/09470.wav|17|それを知られたらおまえが悪いことに利用されちゃうかもしれないから、内緒にしなきゃならないってことだろ? zero/09471.wav|17|それってつまり、おまえを利用しようなんて考えるやつらがいなくなれば、堂々と名乗れるってことだよな? zero/09472.wav|17|んじゃ、おまえがするべきなのは、魔法の腕を磨いて強くなることじゃないか?それで、お姫さまの役に立てば万事OKだろ。 zero/09473.wav|17|なんだ、そりゃ。 zero/09474.wav|17|ああ、分かった。 zero/09475.wav|17|了解。しっかり見回るさ。 zero/09477.wav|17|ここは特に異常は無いみたいだな……。 zero/09478.wav|17|あ、やあシエスタ。 zero/09479.wav|17|へ?無事って? zero/09480.wav|17|俺は、見てのとおり大丈夫。今は、危険がないかどうか見回りしてるところなんだ。 zero/09481.wav|17|そ、そうかな?あはは……。 zero/09482.wav|17|ああ、それは……。 zero/09483.wav|17|怪しい奴が侵入したんだ。 zero/09484.wav|17|うん。昨日、春奈を連れて行こうとした奴と、その仲間で爆弾を使う奴。 zero/09485.wav|17|ああ、うん。俺やルイズ達でやっつけたんだけど、逃げられちまってさ。 zero/09486.wav|17|だから、こうしてまた来たりしてないかどうか、見回ってるんだよ。 zero/09487.wav|17|いや、そんなたいしたことじゃないから。俺、これくらいしかできないからさ。 zero/09488.wav|17|あ、いや、ははは……。 zero/09489.wav|17|ルイズの奴がまたやらかしたんだ。 zero/09490.wav|17|そうそう、あいつってばまた派手に魔法を暴走させてさあ。中庭に大穴を空けちまったんだ。 zero/09491.wav|17|なもんで、今、外じゃ中庭を元通りに戻してる最中だからさ。 zero/09492.wav|17|あそこ通ると足下危ないから、外に出ないようにって言ってるんじゃないかな。 zero/09493.wav|17|な、なんで?どうしてそう思うのかな? zero/09494.wav|17|うーん、完全にお見通しか。ごめん、シエスタ。君の言うとおり、今のは全部嘘。 zero/09495.wav|17|あ、いや。たいしたことじゃ、ないから。 zero/09496.wav|17|俺にも分からないんだ。 zero/09497.wav|17|外ですごい爆発が起きたのは知ってるけど、実際になにが起きてたのかまでは、あいにく見てなかったから……。 zero/09498.wav|17|それは分からないけど、もし事故とかじゃなくて誰か怪しい奴が忍び込んだりしたせいだったら大変だからさ。 zero/09499.wav|17|こうして見回ってるんだ。 zero/09500.wav|17|いや、俺ってばこれくらいしかできないから。 zero/09501.wav|17|うん、そうだな。さすがシエスタだ。いいこと言うなあ。 zero/09502.wav|17|それじゃ、もし見かけない人や、挙動が不審な人を見たら、俺や学院の先生に知らせてくれないか? zero/09503.wav|17|ありがとう。 zero/09504.wav|17|さっきの騒ぎのせいで、人はほとんどいないな。 zero/09505.wav|17|ま、それもそうだな。 zero/09506.wav|17|うるさい。 zero/09507.wav|17|キュルケ?なんでこんなところにいるんだ。 zero/09508.wav|17|さっきの連中がまたやって来ないか心配なんで、ちょっと見回りしてたんだ。 zero/09509.wav|17|そういうキュルケこそ、どうして戻って来たんだ?あいつらがまだいるかもしれないだろ? zero/09510.wav|17|あのな……。 zero/09511.wav|17|誰がいたって心配するさ。 zero/09512.wav|17|そんなことできるわけないだろ。少なくとも知ってる連中がいたら、誰だって心配するよ。 zero/09513.wav|17|そうなのか? zero/09514.wav|17|キュルケだから心配なんだ。 zero/09515.wav|17|少しは真剣に聞けよ。キュルケが強いのは知ってるけど、相手は正体不明の相手だぞ。 zero/09516.wav|17|はあ。 zero/09517.wav|17|別にキュルケの心配はしてない。 zero/09518.wav|17|だって、キュルケは俺が会った魔法使いの中でも、結構強いほうだろ。心配をするほうが失礼じゃないのか? zero/09519.wav|17|うっ。そ、そっか。ごめん。 zero/09520.wav|17|はい。 zero/09521.wav|17|結局、キュルケはなんでここにいるんだ? zero/09522.wav|17|それで、何か分かったのか?キュルケ。 zero/09523.wav|17|そうか。なにか分かったら、俺にも教えてくれよな。 zero/09524.wav|17|ここは、特に被害はなかったみたいだな。って、タバサがいる。 zero/09525.wav|17|なあ、タバサ。教室の方は大丈夫だったのか? zero/09526.wav|17|さっきの爆発だよ。ほら、外ですごい音がしただろ。 zero/09527.wav|17|タバサはなんともなかった? zero/09528.wav|17|どうして、って……? zero/09529.wav|17|だって……。 zero/09530.wav|17|タバサのことが心配だったから。 zero/09531.wav|17|……うん。 zero/09532.wav|17|は? zero/09533.wav|17|なぜって言われても……気になったからかな。 zero/09534.wav|17|うん。 zero/09535.wav|17|教室にいたみんなが心配だったから。 zero/09536.wav|17|あ……そう。 zero/09537.wav|17|……。 zero/09538.wav|17|特に意味はない。 zero/09539.wav|17|う、うん。 zero/09540.wav|17|……。 zero/09541.wav|17|いや、特には……なにも。 zero/09542.wav|17|えーと、邪魔したかな。悪かった。 zero/09543.wav|17|へ?あ、ええと、学院内を見回ってるんだけど。 zero/09544.wav|17|う、うん。 zero/09545.wav|17|ううーむ。なんだかよく分からないけど、ここが異常なしってのはよく分かった。 zero/09546.wav|17|……俺はタバサを信じるよ。 zero/09547.wav|17|……。 zero/09548.wav|17|さて、と。それじゃ、そろそろ移動するか。 zero/09549.wav|17|うわっ!? zero/09550.wav|17|ごめん。驚かせちゃったな。 zero/09551.wav|17|ああ、さっき、大きな音がしただろ。 zero/09552.wav|17|実は、中庭の方で爆発があってさ。 zero/09553.wav|17|うん。……その、昨日きみを狙ってきた連中が、学院に入り込んできたんだ。 zero/09554.wav|17|一応、追い払ったけど……。ひょっとしたらまた来るかもしれないから、学院内を見回ってたんだ。 zero/09555.wav|17|そうだなあ……。 zero/09556.wav|17|とりあえず春奈が無事で良かった。 zero/09557.wav|17|あいつら春奈を狙ってたろ?見つかってたら大変だと思ってさあ。 zero/09558.wav|17|そりゃするさ。当然だろ? zero/09559.wav|17|ほかの人に見つからないようにな。 zero/09560.wav|17|それならいいけど……。ここの人達は魔法を使うから見た目で判断しちゃだめだぞ。 zero/09561.wav|17|おとなしくしててくれよ。 zero/09562.wav|17|そっか、なら大丈夫だな。 zero/09563.wav|17|いや、どうも俺のまわりにいる女の子って、すぐに突っ走るタイプが多いからさ。なんだか心配になっちゃって。 zero/09564.wav|17|い、いや……。別に付き合ってなんかいないよ。ルイズとか、基本的に俺を使い魔扱いだし。 zero/09565.wav|17|そ、そうかな……。はははははっ。 zero/09566.wav|17|とにかく、この部屋から出ないで。知らない奴が呼んだら返事しちゃ駄目だからな。 zero/09567.wav|17|んじゃ、俺はほかのところも見回りに行くから。 zero/09568.wav|17|ああ。 zero/09569.wav|17|あ、いや。ルイズは戻ってきてないか? zero/09570.wav|17|そうか……。 zero/09571.wav|17|あのさ、春奈……。 zero/09572.wav|17|俺、なんかまずいこと言ったかな? zero/09573.wav|17|そ、そうか?だったらいいんだけど。 zero/09574.wav|17|1人になるのが怖いのか? zero/09575.wav|17|そうか……。そりゃそうだよな。 zero/09576.wav|17|春奈のこと狙ってる連中が、まだ近くをうろついてる可能性、あるんだもんな。 zero/09577.wav|17|ルイズのことに気をとられて、それを忘れてた。ごめん。 zero/09578.wav|17|分かってくれたらいいんだけど……。 zero/09579.wav|17|体がどこか痛むのか? zero/09580.wav|17|そうか?でも、あまり無理とかしないで、辛いときは辛いって言ってくれよ。 zero/09581.wav|17|俺、そういうとこ気のつく方じゃないからさ。 zero/09582.wav|17|え?なに? zero/09583.wav|17|……いや。こうなったら、ここでルイズ達が帰ってくるのを待とう。 zero/09584.wav|17|おーいキュルケ、いるか? zero/09585.wav|17|お邪魔しまーす。 zero/09586.wav|17|なあ、キュルケ。ルイズがこっちに来ていなかったか? zero/09587.wav|17|そうか……。いったい、どこに行ったんだか。 zero/09588.wav|17|ん? zero/09589.wav|17|へ?ええと……。 zero/09590.wav|17|春奈のことで怒らせたみたいで。 zero/09591.wav|17|でも、どうして俺が春奈の看病をするのが気にさわるんだろう……。やっぱり、俺が使い魔だからかなぁ。 zero/09592.wav|17|俺が、分かってない? zero/09593.wav|17|そ、そんなことできるわけねーだろ。そんなことしたらお仕置きされる。 zero/09594.wav|17|ルイズのいつものかんしゃくだ。 zero/09595.wav|17|だって、ルイズがいきなり怒り出すのは、いつものことだろ? zero/09596.wav|17|俺にもよく分からない。 zero/09597.wav|17|いや、本当に分かんないんだってば。ルイズのやつ急に怒り出して出て行っちゃったから……、話を聞く暇もなかったし。 zero/09598.wav|17|今朝から妙に機嫌が悪かったような気もするし、ひょっとして体調が悪かったのかな。 zero/09599.wav|17|え、ずれてんの? zero/09600.wav|17|あのさ。キュルケは、ルイズがなんで怒ったのか分かってるんだろ? zero/09601.wav|17|ちょ、ちょっと教えてくれない? zero/09602.wav|17|うん……。 zero/09603.wav|17|うん……そうしてみるよ。ありがとうな、キュルケ。 zero/09604.wav|17|そうだなあ、いったん部屋に戻るか。 zero/09605.wav|17|おーいタバサ、いるか? zero/09606.wav|17|……。 zero/09607.wav|17|留守なのかな。 zero/09608.wav|17|ごめん、入るな。 zero/09609.wav|17|良かった、いたんだ。あのさ、ルイズがこっちに来てないかな。 zero/09610.wav|17|そ、そうか。 zero/09611.wav|17|あ、いや……。 zero/09612.wav|17|何をしてたんだ? zero/09613.wav|17|星? zero/09614.wav|17|ええと、どのあたりの星? zero/09615.wav|17|……はっ。 zero/09616.wav|17|星はきれいだけど、俺、ルイズを探しに行かなくちゃ。 zero/09617.wav|17|星を教えてくれてありがとうな。 zero/09618.wav|17|どうして鍵を開けてくれたんだ? zero/09619.wav|17|え?あ、いや、そりゃ探してたけどさ。でも、それだけ? zero/09620.wav|17|え?ごめん、本気でよく分かんないや。 zero/09621.wav|17|ええと、うん、分かった。よく分かんないけど、分かった。 zero/09622.wav|17|それじゃ、俺そろそろ行くわ。 zero/09623.wav|17|本当にルイズを知らないか? zero/09624.wav|17|そうか。いや、押しかけて悪かったな。 zero/09625.wav|17|ええと、俺、お邪魔みたいだし、そろそろ行くわ。 zero/09626.wav|17|え?『気をつけて』じゃなくて? zero/09627.wav|17|うーん?いったいなんのことだろう。 zero/09628.wav|17|そんなことを気にしてる場合じゃないよな。いったんルイズの部屋に戻るか。 zero/09630.wav|17|そうだな、いったん戻ろう。ルイズもシエスタも、いつまでもウロウロしてない……と思うし。 zero/09631.wav|17|それにしても、ルイズのヤツ、黙って出て行かなくたって……ん? zero/09632.wav|17|あ、いたいた。ルイズだ。 zero/09633.wav|17|おーい、ルイズーッ! zero/09634.wav|17|なんで逃げるんだよっ!ったく、追いかけさせんなよ、もう……。 zero/09635.wav|17|人の顔見て逃げられたら、気になって追いかけるに決まってるだろ! zero/09636.wav|17|だから、なんでって……。あっ、ひょっとして……。 zero/09637.wav|17|俺、なんかやらかした?ルイズの機嫌を損ねるようなこと、した覚えは……ないような気がする。 zero/09638.wav|17|分かった、分かった。分かったから、そんなに怒るなよ……。 zero/09639.wav|17|俺がいると邪魔? zero/09640.wav|17|分かった分かった。で、どこ行くつもりなんだよ? zero/09641.wav|17|お風呂に行くつもりとか? zero/09642.wav|17|本当? zero/09643.wav|17|なんだかなぁ……。俺、ルイズに何かしたかなぁ……。 zero/09644.wav|17|いったい、どこ行っちまったのかなぁ、ルイズのヤツ……。 zero/09645.wav|17|……ん?あれはシエスタじゃないか?なんだか大荷物を運んでるようだけど……。 zero/09646.wav|17|おーい、シエスター! zero/09647.wav|17|その荷物、運ぶの大変だろ?手伝ってやろうか? zero/09648.wav|17|どうしたの?遠慮なんてしなくっていいって。 zero/09649.wav|17|えっ、なんで?あ、ひょっとして……。 zero/09650.wav|17|俺が触ったら困る荷物だとか? zero/09651.wav|17|それじゃあ、俺が……。 zero/09652.wav|17|ちょっ、ちょっとシエスタ……。ど、どうしたの? zero/09653.wav|17|何か嫌われるようなことした? zero/09654.wav|17|じゃあ、荷物は俺が運んで……。 zero/09655.wav|17|そ、そうなんだ……。 zero/09656.wav|17|体を鍛えてるとか? zero/09657.wav|17|嘘でしょ。 zero/09658.wav|17|何を遠慮してるか分からないけど、手伝ってあげるよ。 zero/09659.wav|17|シエスタがそこまで言うのなら、俺は何もしないけど……。 zero/09660.wav|17|あ、うん……。 zero/09661.wav|17|なんだかんだ言っても、足取りがふらついてるみたいだなぁ。……本当に、大丈夫なのかな? zero/09662.wav|17|さてと、どうしたもんかなぁ? zero/09663.wav|17|あ、キュルケ……。ルイズのヤツ、授業が終わったら、いなくなっちまってさ……。 zero/09664.wav|17|まあ、そういうことになるのかなぁ。 zero/09665.wav|17|どうしたんだ、キュルケ?急に俺の顔を見つめたりして……。 zero/09666.wav|17|あ、ああ……。それは構わないけど……。 zero/09667.wav|17|女難の相だって?そんなこと俺にあるはず……。あるな……。 zero/09668.wav|17|え、マジで?いつもよりも重症ってどういうこと? zero/09669.wav|17|思い当たる節かぁ……。そうだなぁ……。 zero/09670.wav|17|なんだかんだでルイズ? zero/09671.wav|17|だってさぁ、いつもバカ犬って、お仕置きされてるしさ……。 zero/09672.wav|17|それよりもひどいって、どんなお仕置きだろ……。 zero/09673.wav|17|ぶるぶるぶる。なんか、怖くなってきたぞ。 zero/09674.wav|17|直接的にはシエスタ? zero/09675.wav|17|いや、別にシエスタが悪いとかどうとかじゃないんだけどね。 zero/09676.wav|17|たださ、ルイズとシエスタが同じ部屋にいると、なんだか俺が落ち着かないんだよ。 zero/09677.wav|17|ん?いまなんか言った? zero/09678.wav|17|もしかしてキュルケ? zero/09679.wav|17|冗談だよ、冗談。 zero/09680.wav|17|いや、それは困る……かも。 zero/09681.wav|17|そうなのかなぁ、やっぱり? zero/09682.wav|17|ああ、気をつけるよ……。 zero/09683.wav|17|中庭に出てみたものの……。ルイズの姿は見えないな。 zero/09684.wav|17|……ん?あそこにいるのはタバサか。 zero/09685.wav|17|や、やあ……。 zero/09686.wav|17|もし知ってたら教えてほしいんだけど……。この辺でルイズを見かけなかった? zero/09687.wav|17|あのぉ、タバサさん?ひょっとして……。 zero/09688.wav|17|ボクのこと嫌いですか? zero/09689.wav|17|本当にルイズ見かけてないの? zero/09690.wav|17|そ、そうなんだぁ。 zero/09691.wav|17|本読むのに忙しいですか? zero/09692.wav|17|なるほど、それは失礼いたしました。 zero/09693.wav|17|それじゃあ、本読んでるとこを邪魔しちゃ悪いから、俺行くわ。 zero/09694.wav|17|そ、そうか?教えてくれてサンキューな。 zero/09695.wav|17|ここに戻って……。きてないか、やっぱり。 zero/09696.wav|17|ごめんな春奈。寝てたところ、起こしちまったみたいで。 zero/09697.wav|17|ダメだぞ。治るまでちゃんと寝てなきゃ。 zero/09698.wav|17|こっちの世界じゃ、病院行って、薬飲んでおしまいってわけにはいかないんだから。 zero/09699.wav|17|前に決闘で、大怪我したことがあるんだよ。 zero/09700.wav|17|まぁ、相手は名誉のために伏せておくけど、決闘に勝つには勝ったんだけどさぁ、おもいっきりダメージもらっちゃってね。 zero/09701.wav|17|そのときルイズに、治癒の魔法をかけるための秘薬を買ってもらって、すっげぇ迷惑かけちまってるんだよ。 zero/09702.wav|17|その秘薬ってのが、また、すっごく高い代物だったらしくて……。 zero/09703.wav|17|ん?どうしたんだ、春奈? zero/09704.wav|17|ひょっとして……。俺になんか言いたいこととかあったりする? zero/09705.wav|17|なぁ、春奈……。 zero/09706.wav|17|俺に遠慮とかすんなよな。 zero/09707.wav|17|おまえと俺は、同じ世界の人間なんだし。 zero/09708.wav|17|今はゆっくり休まなきゃダメだぞ。 zero/09709.wav|17|こんな病気ひとつ治すのもひと苦労な世界だ。ここじゃ、体が大事な財産なんだから。 zero/09710.wav|17|言いたいことがあるなら言えって。 zero/09711.wav|17|言いたいことを自分だけでかかえてるなんて、それだけでもストレスになって体によくないんだぜ? zero/09712.wav|17|……あ、そっか?それじゃ、またあとでな。 zero/09713.wav|17|ルイズ達を探しに来たんだけど……。ここにはいないみたいだよな。 zero/09714.wav|17|そっかー……。さっきは迷惑かけてごめんな。病人にあんな嫌がらせをするなんて……。 zero/09715.wav|17|しっかし……、ルイズやシエスタは、なんであんなことをしたんだろ? zero/09716.wav|17|えっ、なにが? zero/09717.wav|17|理由か……? zero/09718.wav|17|春奈に部屋を占領されてるからとか? zero/09719.wav|17|でも、そうだとしたら、シエスタまで一緒になる理由が分かんないんだよなぁ。 zero/09720.wav|17|むしろ、ルイズとしては春奈と一緒にシエスタも追い出したいだろうし。 zero/09721.wav|17|わりと本気で言ってるけど。 zero/09722.wav|17|実は、ルイズ達なりの治療法とか? zero/09723.wav|17|暑さをもって熱を制する、そんな治療法があったりするのかも? zero/09724.wav|17|そうだったとしたら、ルイズ達には悪いことしちゃったなぁ。 zero/09725.wav|17|えっ、なんで? zero/09726.wav|17|んー、俺には分からないよ。 zero/09727.wav|17|なんで、ルイズ達が春奈にあんなことをするかなんて、俺にはどうやっても考えられないんだよね。 zero/09728.wav|17|え? zero/09729.wav|17|ちぇーっ。 zero/09730.wav|17|春奈なら理由が分かるの? zero/09731.wav|17|やっぱり?そうだよなぁ……。 zero/09732.wav|17|それじゃ、そろそろ出て行くよ。ゆっくりしてるんだぞ。 zero/09733.wav|17|ちょっとルイズを探していたんですが、どこにもいなくて……。 zero/09734.wav|17|はい、ぜひ寄らせていただきます。 zero/09735.wav|17|落ち着いたら、ぜひ。 zero/09736.wav|17|ええ、ちょっといろいろと……。でも、必ずうかがいますので。 zero/09737.wav|17|なるべく時間を作っておうかがいします。 zero/09738.wav|17|あ、いや、ちょっと……。 zero/09739.wav|17|実はですね、先生。人間関係でもめていまして……。 zero/09740.wav|17|はい、先生。 zero/09741.wav|17|えっ、俺が空き巣?違う、違う!ルイズを探してるだけだって。 zero/09742.wav|17|そっか。どうもありがとな。 zero/09743.wav|17|どんな用って……。 zero/09744.wav|17|ルイズに用があるってわけでもないんだ。 zero/09745.wav|17|どこにいるのかなって思って、探してただけなんだよ。 zero/09746.wav|17|ちょっと、春奈のことで相談したくて。 zero/09747.wav|17|ははは、はは……。 zero/09748.wav|17|ごめん。モンモンには言えないんだ。 zero/09749.wav|17|まあ、そんな細かいこと、どうだっていいじゃないか。 zero/09750.wav|17|しょうがないなぁ、モンモンは。 zero/09751.wav|17|責任って……。まぁ、いいや。 zero/09752.wav|17|ルイズがどこにいるのかなって思って、探してただけなんだよね。 zero/09753.wav|17|それじゃあ俺、ルイズを探しに行かなきゃなんないから、これで……。 zero/09754.wav|17|やっぱり深刻そうな顔してる? zero/09755.wav|17|それじゃあ、楽しみにしてるからね。サイトくん。 zero/09756.wav|17|実はな……。 zero/09757.wav|17|春奈のことでちょっと相談をね……。 zero/09758.wav|17|い、いや、何も起きてないんだ。そんなに大したことじゃないよ。 zero/09759.wav|17|いや、やっぱり気にしなくていいよ。 zero/09760.wav|17|わるいわるい。それほど大それたことじゃないんだ。今度また話すよ。 zero/09761.wav|17|うん、ちょっと用があるだけ。 zero/09762.wav|17|まあ、そんなところだよ。 zero/09763.wav|17|ところで、ギーシュ。こんなところでなにやってたんだ? zero/09764.wav|17|……なるほどねぇ。あっ、口の周りにソースが付いてるぞ。 zero/09765.wav|17|冗談だよ、じょーだん。厨房で社会見学もいいけどさ、つまみ食いはほどほどにしとけよー。 zero/09766.wav|17|はいはい。分かった分かった。 zero/09767.wav|17|それじゃあな。 zero/09768.wav|17|おい、何散らかしてるんだよ。床が服だらけだろ? zero/09769.wav|17|ルイズ、今まで何やってたんだよっ?俺の用意なんて、もう終わったぞ。 zero/09770.wav|17|分かった、手伝ってやるよ。 zero/09771.wav|17|このままじゃいつまで経っても終わらないからな。 zero/09772.wav|17|えー。俺が手伝うのかよ。 zero/09773.wav|17|手伝ってあげてもいいけど……。条件があるな。 zero/09774.wav|17|今晩の夕食は1品多くしてほしいなぁ……。とか。だめすか? zero/09775.wav|17|へいへい、分かりました。で、残ってるのは何? zero/09776.wav|17|なるほどな。普段片付けてないから、場所が分からないわけだ。 zero/09777.wav|17|えーと、何日分必要で? zero/09778.wav|17|はいはい、3日くらいね。学生服以外の服も必要で? zero/09779.wav|17|熱あるのか?顔が真っ赤だぞ? zero/09780.wav|17|言われなくてもちゃんと詰めるって。 zero/09781.wav|17|しかし、男の俺が言うのもなんだけど、最近服を整理するのが得意になったんだぞ。 zero/09782.wav|17|見ろよ、ルイズ。この畳み方、それにそろえ方。 zero/09783.wav|17|女の子が整理しましたーって言っても通用するだろ。 zero/09784.wav|17|それに、この生地の白さ。手洗いの妙技と言ってもいいね。 zero/09785.wav|17|どうしたんだよルイズ。何か、気に障ることでもしたのか? zero/09786.wav|17|シエスタ。これは危険な任務なんだ。連れて行けるはずがないだろ? zero/09787.wav|17|だから、ルイズはシエスタを連れて行かないんだ。理解してやってくれないか? zero/09788.wav|17|うわぁ……。 zero/09789.wav|17|シエスタ……。 zero/09790.wav|17|シエスタ。ちゃんとおみやげを買ってくるから、今回はあきらめてくれよ。 zero/09791.wav|17|うーん。おみやげでも駄目か……。 zero/09792.wav|17|で、デート?な、なんで? zero/09793.wav|17|シエスタ。 zero/09794.wav|17|駄目なものは駄目。もう大人なんだから、駄々をこねるもんじゃないよ。 zero/09795.wav|17|シエスタどうしたんだ? zero/09796.wav|17|それならいいけど……。 zero/09797.wav|17|あ、キュルケ。 zero/09798.wav|17|げっ。その話は秘密のはずだろ?どこから聞いたんだよ。 zero/09799.wav|17|ちぇー。 zero/09800.wav|17|えーと……。 zero/09801.wav|17|それはちょっと言えない事情だったり……。 zero/09802.wav|17|つまらなーいって言われても…。まぁ、秘密なの。 zero/09803.wav|17|せっかく春奈が異世界に来たんだし、ちょっと観光をと思って……。 zero/09804.wav|17|い、いや、本当。マジマジ。 zero/09805.wav|17|学院長に頼まれて買い物に行くことになっちまって。いやー、困ったなぁ。 zero/09806.wav|17|ほ、本当だとも。ほら、最近目が悪くなったとかで、眼鏡を新調したーとか。 zero/09807.wav|17|おい、キュルケ!やめろよ、みんな見てるじゃないかっ! zero/09808.wav|17|か、かんべんしてくれー。 zero/09809.wav|17|俺のことを探してた?タバサにしては珍しいなぁ……。何かあったのか? zero/09810.wav|17|この本を……、俺にかい? zero/09811.wav|17|これって、もしかして貴族の生活を表した本なのか? zero/09812.wav|17|うーん、文字が読めればいいんだけどなぁ……。 zero/09813.wav|17|これって、もしかして、タバサの家のならわしを描いた本なのか? zero/09814.wav|17|え、貴族の生活の作法?でも、文字が読めないから、何がなんだかさっぱりだ。 zero/09815.wav|17|これって、もしかして何かの物語の本なのか? zero/09816.wav|17|え、貴族の生活の作法?でも、文字が読めないから、何がなんだかさっぱりだ。 zero/09817.wav|17|しょうがないだろ?この世界にずっといるわけでもないんだし。 zero/09818.wav|17|そ、そうか? zero/09819.wav|17|いやー、作法なんていわれると緊張するけど、分かっておいたほうがいいよな。 zero/09820.wav|17|え、俺のために……。わざわざ? zero/09821.wav|17|ありがとう、タバサ。恩に着るよ。 zero/09822.wav|17|えーと、どなたですか? zero/09823.wav|17|なんだ、春奈だったのか?一瞬誰だか分からなかったよ。どうしたんだよ、その服。 zero/09824.wav|17|へぇ〜、あのルイズがね……。 zero/09825.wav|17|よく似合ってるんじゃないか? zero/09826.wav|17|俺も新しい服が欲しいなぁ。この世界に来てからほとんどこれだからなぁ。 zero/09827.wav|17|いや、その気持ちだけでもうれしいって。ホント、春奈のそういうところが、ルイズに少しでもあったらなぁ……。 zero/09828.wav|17|本当か? zero/09830.wav|17|いや、冗談だよ、冗談。なかなか似合ってると思うぜ。 zero/09831.wav|17|い、いやなに。 zero/09832.wav|17|ところで、こう言っちゃあなんだけど、ルイズの服ってちょっと小さくなかった? zero/09833.wav|17|ほら、ルイズって小柄だろ?春奈のサイズに合うかなぁって思って。 zero/09834.wav|17|あ、やっぱり? zero/09835.wav|17|ははははっ。 zero/09836.wav|17|い、いや、それは勘弁してー。 zero/09837.wav|17|春奈。何を見てたんだい? zero/09838.wav|17|ふーん。 zero/09839.wav|17|いやー。ちょっと東のほうからだよ。 zero/09840.wav|17|野菜を見ることがか? zero/09841.wav|17|それじゃ、何か食べてみる? zero/09842.wav|17|俺、実はいくらか持ってるんだ。オジサン、この中でお勧めの果物は? zero/09843.wav|17|オジサン、この赤い果物を貰うね。 zero/09844.wav|17|うわ、本当だ。想像してたのとぜんぜん違う。 zero/09845.wav|17|オジサン、この緑の果物を貰うね。 zero/09846.wav|17|うわ、本当だ。想像してたのとぜんぜん違う。 zero/09847.wav|17|オジサン、この黄色の果物を貰うね。 zero/09848.wav|17|うわ、本当だ。想像してたのとぜんぜん違う。 zero/09849.wav|17|そう? zero/09850.wav|17|なら良かった。 zero/09851.wav|17|ええっ!?い、いや、そんなことはまったく!! zero/09852.wav|17|ははははは……。 zero/09853.wav|17|は、はいいぃぃ!!な、何だよ、いきなり大声上げて。びっくりするじゃねーか。 zero/09854.wav|17|い、いや……。ルイズがそこの薬をじっと見てたから、何の薬だろうなぁって思って。 zero/09855.wav|17|いや、気になるじゃねーか。ルイズが何をほしがってるのか。 zero/09856.wav|17|おい、デルフ。お前、何の薬か分かるのか? zero/09857.wav|17|まったく、変なやつらだなぁ。知ってたり、知らなかったり……。結局何の薬なんだろう。 zero/09858.wav|17|あれ、シエスタ。よく分かったね。 zero/09859.wav|17|ああ……なるほど。確かに、こんな格好したヤツなんて、俺だけだもんな。 zero/09860.wav|17|そ、そう? zero/09861.wav|17|え、本当? zero/09862.wav|17|ふーん。 zero/09863.wav|17|ごめんな。結構大変なときに来てもらって。 zero/09864.wav|17|大きい街だなーって素直に思う。 zero/09865.wav|17|うわ、シエスタで迷子になるんなら、あまり遠くまで行かないほうがいいな。 zero/09866.wav|17|思ったより小さい街だね。 zero/09867.wav|17|あ、いや、俺の世界の街だと、もっとすごいって意味で。 zero/09868.wav|17|逆にシエスタはどう思う? zero/09869.wav|17|うん、そうだね。 zero/09870.wav|17|あ、それいいね。 zero/09871.wav|17|うん。 zero/09872.wav|17|……。 zero/09873.wav|17|そんなことはないです! zero/09874.wav|17|あいつらは最高の仲間達です。そりゃ、ワガママだったり、鼻持ちならなかったりするけど……。 zero/09875.wav|17|でも、いいかげんなことをする奴らじゃないです。 zero/09876.wav|17|い、いや今回はあいつらのワガママも悪いとは思うんですよ。 zero/09877.wav|17|まあ、実家の体面とかいろいろ難しいことを考えすぎてるんだと思うんです。 zero/09878.wav|17|まぁ、そうですね。確かにワガママだし、人の話を聞かないし。すぐ、平民だと言い出す。 zero/09879.wav|17|でも、途中で投げ出すような人達じゃないんです。それだけは信じてもらえますか? zero/09880.wav|17|お、俺に言われても困りますよ。あいつらのワガママにいつも振り回されてるのは俺なんですから! zero/09881.wav|17|うわっ、わわっ!気付いてたのか! zero/09882.wav|17|うわっ!気付いてたのか! zero/09883.wav|17|うわわっ!びっ、びっくりしたぁ! zero/09884.wav|17|統率術の本? zero/09885.wav|17|そ、そうなんだ。 zero/09886.wav|17|えっ? zero/09887.wav|17|あ、ああ!分かった! zero/09888.wav|17|ありがとう、タバサ!頑張ってみるよ! zero/09889.wav|17|タバサがあんなに励ましてくれるなんて。頑張らないとな。 zero/09890.wav|17|……ど、どもッス。 zero/09891.wav|17|本当に大丈夫なんですか?こんなことをしてて。 zero/09892.wav|17|そ、そんなこといわれても。 zero/09893.wav|17|女の子の価値はダンスとかじゃないって! zero/09894.wav|17|ちょっとダンスが出来たからってなんだっていうんだ!春奈にはルイズにないものがあるさ! zero/09895.wav|17|そ、そりゃ、その……。なんだろうねぇ。 zero/09896.wav|17|教えてもらえばいいんじゃないか?ルイズにダンスとか……。 zero/09897.wav|17|この機会に、貴族のたしなみっていうのを勉強したらいいじゃん。 zero/09898.wav|17|春奈には春奈の良いところがあるって! zero/09899.wav|17|た、たぶん。 zero/09900.wav|17|げ、げぇっ!やっぱりそうなる? zero/09901.wav|17|た、助けてぇぇぇっ! zero/09902.wav|17|やぁ、キュルケ。 zero/09903.wav|17|えっと、だな……。 zero/09904.wav|17|うっ……いや、まあ……。……そうです。 zero/09905.wav|17|め、面倒くさいって……そんないい加減な! zero/09906.wav|17|そうはいってもさ! zero/09907.wav|17|なあ、戻ってこいよ……。 zero/09908.wav|17|やっぱり舞台で映えるのはキュルケじゃないと無理だって! zero/09909.wav|17|思う!思う! zero/09910.wav|17|そ、そりゃ俺もサボりたいけどさ……。 zero/09911.wav|17|……え?それってどういう? zero/09912.wav|17|……えっ?それって、どういう? zero/09913.wav|17|ちょ、ちょっと!キュルケ! zero/09914.wav|17|お、おいっ! zero/09915.wav|17|あ〜あ、なんだか煙にまかれちゃったな。 zero/09916.wav|17|よう、モンモン。 zero/09917.wav|17|ああ、ギーシュもいたのか……。 zero/09918.wav|17|気のせいだって。 zero/09919.wav|17|そ、そんなことより! zero/09920.wav|17|……気にするなって! zero/09921.wav|17|そ、そんなことよりも! zero/09922.wav|17|いつものことだろ? zero/09923.wav|17|あ、いや。なにも言ってないぞ。 zero/09924.wav|17|ああ。 zero/09925.wav|17|なあ、舞台の練習に戻らないのか? zero/09926.wav|17|まぁ、貴族だからいろいろ大変だと思うんだけどさ……。 zero/09927.wav|17|じ、じゃあ。なんで……! zero/09928.wav|17|へ?キュルケが? zero/09929.wav|17|モ、モンモランシー!? zero/09930.wav|17|は、はあ……。 zero/09931.wav|17|ああっ!逃げられた。 zero/09932.wav|17|邪魔しちゃったかな? zero/09933.wav|17|ずいぶんと熱心だったから、声をかけづらくてさ。 zero/09934.wav|17|あははは……。 zero/09935.wav|17|キュルケのこと、心配したんだぞ。 zero/09936.wav|17|あたりまえだろ! zero/09937.wav|17|そうか?俺はキュルケが戻ってくるって信じてたから、心配なんてしてなかったぞ。 zero/09938.wav|17|ば、ばか。そんなこと言うなって。 zero/09939.wav|17|そ、そうだっけ? zero/09940.wav|17|ごめんなさい。 zero/09941.wav|17|でも、こんな日まで練習しなくてもいいのに……。 zero/09942.wav|17|大丈夫だよ。それだけやる気があればなんとかなるって。 zero/09943.wav|17|おいっ、ギーシュ! zero/09944.wav|17|ルイズに何をしてるんだよ!モンモランシーはどうしたんだ? zero/09945.wav|17|おいっ、ルイズ。 zero/09946.wav|17|なんで、ギーシュと一緒に歩いてるんですか? zero/09947.wav|17|うわっ!見つかった!……ご、ごめんなさい。 zero/09948.wav|17|そ、そうなのか? zero/09949.wav|17|だ、だったら俺に頼めよ! zero/09950.wav|17|そ、そんなことないけどさ……。 zero/09951.wav|17|りょ、了解であります! zero/09952.wav|17|は、は〜〜い!ご主人様! zero/09953.wav|17|2人でどうしたの? zero/09954.wav|17|じゃあ、こんどモンモンの手料理を食べさせてほしいな。 zero/09955.wav|17|あらら……。 zero/09956.wav|17|得意な料理って何? zero/09957.wav|17|ちゃんと食べられるモノを作れるの? zero/09958.wav|17|やっぱり、最後にはギーシュにご馳走するの? zero/09959.wav|17|そ、そういうものなのかな? zero/09960.wav|17|まぁ、そういうことにしておきますか。 zero/09961.wav|17|ど、どうしたんですか、お姫さま。俺のことひっぱって……。タバサと話をしていたんじゃないですか? zero/09962.wav|17|ああ、タバサと……。 zero/09963.wav|17|分かりました。俺がなんとかしてみましょう。 zero/09964.wav|17|タ、タバサ。そういえばお芝居の配役はどうなるのかな? zero/09965.wav|17|……。 zero/09966.wav|17|いや、俺にそう言われても……。 zero/09967.wav|17|タバサ、今日は天気がいいな。 zero/09968.wav|17|……。 zero/09969.wav|17|ほら、タバサ、お前の使い魔の…、なんて言ったっけ。 zero/09970.wav|17|そう!そのシルフィード。普段はどこにいるんだ? zero/09971.wav|17|いつも一緒にいたんだな。 zero/09972.wav|17|タバサは本を読むのが好きなんだよな。 zero/09973.wav|17|そ、そうですか? zero/09974.wav|17|い、いや、タバサのせいじゃねーって。今度、もう少しみんなで話そうぜ。 zero/09975.wav|17|……あれ?ウェザリーさん? zero/09976.wav|17|そういえばウェザリーさんって前は、貴族だったって言ってましたけど、どうして今は旅役者なんですか? zero/09977.wav|17|ご、ごめんなさい。 zero/09978.wav|17|残っていないって……?そんな簡単に国が滅ぶんですか? zero/09979.wav|17|俺が生まれたところじゃ、国とかよりもっと大切なものがあるって教えられましたけど。 zero/09980.wav|17|ええと、平等とか、家族とか恋人とか……。 zero/09981.wav|17|ウェザリーさん? zero/09982.wav|17|俺だよ、タバサ。ちょっといいかな? zero/09983.wav|17|お邪魔しますっ。 zero/09984.wav|17|あ、ばれた? zero/09985.wav|17|今読んでるその本って、もしかして料理に関する本だったりして? zero/09986.wav|17|どうしても? zero/09987.wav|17|俺はぜんぜん見たくないなぁ〜。 zero/09988.wav|17|見たくないよー。 zero/09989.wav|17|ってことで、見せて。 zero/09990.wav|17|しくしくしく……。 zero/09991.wav|17|おりゃ。 zero/09992.wav|17|こなくそ!! zero/09993.wav|17|しくしくしく……。 zero/09994.wav|17|ふん、どうせ俺なんて……。 zero/09995.wav|17|いじいじいじいじ……。 zero/09996.wav|17|いじいじいじいじ……。 zero/09997.wav|17|ってことで、見せて。 zero/09998.wav|17|しくしくしく……。 zero/09999.wav|17|わわわっ!?体が浮き上がる。 zero/10000.wav|17|廊下に連れ出されるー。 zero/10001.wav|17|あれ、キュルケじゃないか。何してるの? zero/10002.wav|17|まあ、少しは。いったい何をそんな真剣に見てたのさ? zero/10003.wav|17|なんだ、ただの草じゃん。なんで棚に草がいっぱい並んでるんだ? zero/10004.wav|17|へぇ〜。で、それをどうすんの? zero/10005.wav|17|はぁ。さいですか。 zero/10006.wav|17|デートぉ!? zero/10007.wav|17|よ、喜んで。 zero/10008.wav|17|がふっ!きゅ、キュルケ、抱きしめるのはいいけど、息が、息が。 zero/10009.wav|17|そ、それはちょっと……。 zero/10010.wav|17|ほ、ほら、ルイズがどこで見てるか、分かんないし! zero/10011.wav|17|わ、分かりました。 zero/10012.wav|17|それはそれとして、キュルケはどんな料理を作るつもりなんだい? zero/10013.wav|17|あう。 zero/10014.wav|17|じゃ、どんな料理を? zero/10015.wav|17|さいですか。 zero/10016.wav|17|あ、ああ。それじゃあ。 zero/10017.wav|17|好きな食べ物って言われてもなぁ……。 zero/10018.wav|17|し、シチュー……かな。母さんがよく作ってくれてたんだよ。 zero/10019.wav|17|そ、その反応は……。 zero/10020.wav|17|もしや、とても自信がある料理だったり!?実はわたし、生クリームからこだわるのよ!みたいな!? zero/10021.wav|17|シチュー作ったことないとか? zero/10022.wav|17|シチュー知らないとか? zero/10023.wav|17|ご主人様に質問です。 zero/10024.wav|17|シチュー云々の前に、料理したことあるの? zero/10025.wav|17|うわ、部屋を出て行っちゃったよ。俺、一体どうなっちゃうんだろう……。 zero/10026.wav|17|散歩だよ、散歩。ところで、2人して何を話していたのさ? zero/10027.wav|17|郷土料理か……。 zero/10028.wav|17|カエルの黒焼きとか……? zero/10030.wav|17|サラマンダーのタン……とか? zero/10031.wav|17|ははは、悪い悪い。そんなもの食うわけないよな。 zero/10032.wav|17|え。 zero/10033.wav|17|そうか……。キュルケんとこのフレイムを見る目が、変わりそうだな。 zero/10034.wav|17|わ、分かってるって。 zero/10035.wav|17|聞いたことないな。そんなものないんじゃない? zero/10036.wav|17|おお、なんか期待できそう! zero/10037.wav|17|チーズフォンデュですか。 zero/10038.wav|17|だめじゃん。 zero/10039.wav|17|な、なんだよそれ。 zero/10040.wav|17|ああ、楽しみにしてるよ。 zero/10041.wav|17|うーん、劇場かぁ。 zero/10042.wav|17|演劇を始める前と終わった後じゃ、ずいぶんと印象が違うなぁ、って話。 zero/10043.wav|17|こうやって劇場の前に来てみるとさ、なんというか、こう、いろいろと感慨深いものがなぁ、って。 zero/10044.wav|17|ええっとだなぁ……。 zero/10045.wav|17|いい骨休めになったなぁ、って。 zero/10046.wav|17|そりゃまあ、練習や手伝いで大変だったけど、やり遂げた後に充実感があったな。 zero/10047.wav|17|珍しい経験ができたなぁ、って。 zero/10048.wav|17|貴族や王族が演劇に参加することなんて、まずないんだろ? zero/10049.wav|17|だったら、きっと一生の思い出になるんじゃないかな。 zero/10050.wav|17|春奈のバッグも見つかったしなぁ。 zero/10051.wav|17|しかも、演劇を手伝ったことで、バッグを返してもらえただけじゃなく、賃金までもらえたし……。 zero/10052.wav|17|ん?どうしたんだ?何か気に障ったりした? zero/10053.wav|17|おっと、それは思い出さない約束だ。 zero/10054.wav|17|約束。 zero/10055.wav|17|で、タバサはどうなの?いい思い出になりそうなこととかある? zero/10056.wav|17|えっ、ええーっ!?なんでそんなに顔を赤くしてるのーっ!? zero/10057.wav|17|そ、そう?それにしても、ヒロインがタバサで、俺楽しかったよ。 zero/10058.wav|17|なんで、赤くなるのー? zero/10059.wav|17|へぇー、市場はやっぱり活気が違うなぁ。珍しい物であふれてらぁ。 zero/10060.wav|17|あっ、小鳥だ。かわいいなぁ。 zero/10061.wav|17|あれ?かわいくない? zero/10062.wav|17|えっ、そうなんだ?こんなにかわいいのに……。 zero/10063.wav|17|そうなんだ。 zero/10064.wav|17|美味しいのか……。 zero/10065.wav|17|でも、かわいそうな気がするなぁ。 zero/10066.wav|17|だろ? zero/10067.wav|17|まさに、異文化体験。 zero/10068.wav|17|うん。でも、一度味わったら、かわいいとかそんな感想は出なくなっちゃうかもね。 zero/10069.wav|17|一度、食べてみたいな。タバサがそう言うのなら、きっと美味しいんだろうし。 zero/10070.wav|17|あ、でも高級食材だったりするとか?だったら、そう簡単には口に入らないよな。 zero/10071.wav|17|そっかー。じゃあ、いつかは食べれるかもな。 zero/10072.wav|17|で、具体的にはどんな感じの料理なの? zero/10073.wav|17|できれば簡潔にお願いします。 zero/10074.wav|17|や、焼き鳥じゃないですか……。 zero/10075.wav|17|裏街道といっても、そんなに裏って感じがしないなぁ。 zero/10076.wav|17|人通りも店もそれなりにあるし。ただ……。 zero/10077.wav|17|ちょっと喉が渇いててさ。飲み物が欲しいなとか思って。こっちじゃ、コンビニなんてないしなぁ。 zero/10078.wav|17|あ、いや、俺の世界でよくある24時間開いてるお店のことなんだけど……。 zero/10079.wav|17|いやー、喉がかわいたなぁ。 zero/10080.wav|17|どうしたの? zero/10081.wav|17|いや、確かに目の前にバーがあるけどね……。 zero/10082.wav|17|俺、未成年だから……。 zero/10083.wav|17|えーっと、俺の国じゃ、お酒は成人にならないと、飲んじゃいけないことになってるんだ。 zero/10084.wav|17|飲むとえらい怒られる。 zero/10085.wav|17|ひょっとして、昼間からお酒を? zero/10086.wav|17|あのぉ……。お酒が入ってない飲み物の方が……。 zero/10087.wav|17|お酒よりも普通のものが飲みたいなぁ。 zero/10088.wav|17|えーっと、アルコール……じゃなくて、できればお酒が入ってない飲み物を。 zero/10089.wav|17|そりゃあ、やっぱり……。昼間からお酒はちょっと……。いや、もちろん夜でもダメなんだけどさ。 zero/10090.wav|17|あと、酔っ払ってタバサに迷惑かけたら悪いしね。 zero/10091.wav|17|あっ、いや……。別に謝らなくたっていいよ。よく探せば飲み物くらい……。 zero/10092.wav|17|あっ、ほらほら!あの店で飲み物買ってくるよ! zero/10093.wav|17|ぶはっ!なんで、大量に売ってるんだよ。 zero/10094.wav|17|いや、大丈夫だって。ほら、他に探してみよう。 zero/10095.wav|17|こうやって、2人で周りを眺めながら歩くのもいいけど……。 zero/10096.wav|17|いや、その……!?その私服、よく似合ってるなーとか思ってさ。 zero/10097.wav|17|えっと……。学院の外じゃ、いつもそんな感じなの? zero/10098.wav|17|えっ?違うの? zero/10099.wav|17|なるほど……。 zero/10100.wav|17|さすがキュルケだな。ほんと、タバサに良く似合ってるよ。 zero/10101.wav|17|できれば露出度もキュルケくらいに……。 zero/10102.wav|17|……すみませんでした。自分、調子こいてました。 zero/10103.wav|17|今度は、タバサが選んだ服も見たいな。 zero/10104.wav|17|キュルケも心配性だな。 zero/10105.wav|17|タバサなら、キュルケが面倒みなくたって、どんな服でも似合うと思うんだよね。 zero/10106.wav|17|そうかなぁ?俺はそんなことないと思うんだけど。 zero/10107.wav|17|うん、本気。 zero/10108.wav|17|えっ、なんで? zero/10109.wav|17|そ、そりゃそうだよね。ははは、はは……。 zero/10110.wav|17|何か、情報を知ってる人いないかな。 zero/10111.wav|17|そんな簡単に教えてくれるかなぁ。って、おい、キュルケ! zero/10112.wav|17|あんまり人がいないね。 zero/10113.wav|17|……。 zero/10114.wav|17|いや、なんというか……ほら……。猫に話しかけるなんてかわいいなって思って。 zero/10115.wav|17|え。キュルケは猫の言葉が分かるの? zero/10116.wav|17|俺も話しかけられるのかなぁって。 zero/10117.wav|17|おまえは何かアヤしい奴を見なかったか? zero/10118.wav|17|そうか……。また何かあったら教えてくれよ。 zero/10119.wav|17|いや、全然。 zero/10120.wav|17|キュ、キュルケが壊れた。 zero/10121.wav|17|い、いや、だって、ねぇ。猫に話しかけてたりするから。 zero/10122.wav|17|へ? zero/10123.wav|17|も、もしかして、ホントにキュルケは猫の言葉が分かるのか? zero/10124.wav|17|いっ? zero/10125.wav|17|本当ですか? zero/10126.wav|17|キュルケ? zero/10127.wav|17|うわっ! zero/10128.wav|17|どこにいるか、分からないんですが……。 zero/10129.wav|17|そういうものなんですか? zero/10130.wav|17|情報屋って……。 zero/10131.wav|17|狙われてるって、大丈夫なのか? zero/10132.wav|17|信用できるのか? zero/10133.wav|17|おいおい。 zero/10134.wav|17|ど、どこで知り合ったんだ?あんなの……。 zero/10135.wav|17|普通の女の子の秘密じゃねーだろ。 zero/10136.wav|17|そりゃまあ、市場が開くのは朝一番だからな。 zero/10137.wav|17|いきなり果物食べてるし。 zero/10138.wav|17|調査をするんじゃなかったのかよ! zero/10139.wav|17|そ、そなの? zero/10140.wav|17|なるほど……。 zero/10141.wav|17|なにか情報が手に入ったのか? zero/10142.wav|17|そんな情報は要らないって。 zero/10143.wav|17|本当かぁ?いやまあ、市場の人が情報通だからとして。 zero/10144.wav|17|果物ひとつでそんな重要な情報を教えてくれるのか? zero/10145.wav|17|い、今はそれどころじゃないだろ! zero/10146.wav|17|はあ、なんだか俺もお腹がすいてきたな。俺もひとつ貰うか。 zero/10147.wav|17|そ、そういえば……そうだな。 zero/10148.wav|17|これが豪華な食事だったら、そうなんだけどね。 zero/10149.wav|17|なんか、照れちまうな。 zero/10150.wav|17|……。 zero/10151.wav|17|まあ、俺達の推理がホントなら、ウェザリーさんがここにいるはずがないよな。 zero/10152.wav|17|そ、そうだよな……。 zero/10153.wav|17|ああ、そうだな。 zero/10154.wav|17|げっ。確かに雰囲気はいい場所だしなぁ。 zero/10155.wav|17|キュルケ、今はそういう場合じゃないだろ? zero/10156.wav|17|ほっ……。 zero/10157.wav|17|しかし、トリスタニアはホントにそこら中が工事中だな。 zero/10158.wav|17|なるほど。そういうことを考えても、早く解決しないと駄目みたいだな。 zero/10159.wav|17|ここに、ウェザリーさんはいないか……。 zero/10160.wav|17|そういえば今日はキュルケの使い魔……。えーと……。 zero/10161.wav|17|そう、それ。そのフレイムはどこに行ったの? zero/10162.wav|17|そっか……。 zero/10163.wav|17|……えっ? zero/10164.wav|17|ぱくっ?な、なんですか、それはーーっ! zero/10165.wav|17|キュルケは……いたか? zero/10166.wav|17|そ、そうか……。じゃあ、俺は他の場所も探してみる! zero/10167.wav|17|ああ、分かった。 zero/10168.wav|17|タバサ!モンモン! zero/10169.wav|17|キュルケは見つかった? zero/10170.wav|17|そうか。俺は、他のところも探してみるよ。 zero/10171.wav|17|分かってるって。 zero/10172.wav|17|ギーシュ!キュルケはいたか! zero/10173.wav|17|いない……。 zero/10174.wav|17|ウェザリーがあの爆弾使いの仲間だったらしいんだ。 zero/10175.wav|17|キュルケは俺をかばって……。 zero/10176.wav|17|とりあえず他も探してみるよ!ギーシュと春奈も頼むな。 zero/10177.wav|17|じゃあ。 zero/10178.wav|17|ごめんな。春奈は、まだこういう仕事慣れてないからさ。 zero/10179.wav|17|だ、だめじゃないか、春奈!本を水に濡らすなんて! zero/10180.wav|17|ご、ごめん。タバサ! zero/10181.wav|17|え、ええと、ほら、俺、春奈の保護者みたいな……。そんな感じ? zero/10182.wav|17|本当にすまんな。 zero/10183.wav|17|いいっていいって。んじゃ、頑張れよ。 zero/10184.wav|17|失礼しまーす。 zero/10185.wav|17|あの、学院長? zero/10186.wav|17|重要書類なら、まだ探しに行ってもまだ間に合うかもしれません。俺も手伝いますよ。 zero/10187.wav|17|す、すいませんでした。学院長! zero/10188.wav|17|俺も手伝います。 zero/10189.wav|17|春奈のことは許してやってください。 zero/10190.wav|17|あ、ありがとうございます。学院長。 zero/10191.wav|17|わ、わっかりました〜〜! zero/10192.wav|17|お、シエスタと春奈がいた。でも、何やってるんだ?2人で向き合って。 zero/10193.wav|17|……。 zero/10194.wav|17|つまり、シエスタが俺のために手料理を作ってくれてるのを見て、 zero/10195.wav|17|手伝わせて欲しい、と春奈が言ってきたと。 zero/10196.wav|17|シエスタ、なにか問題があるの? zero/10197.wav|17|ま、まあ。誰にでも間違いはあるって。 zero/10198.wav|17|そんなにダメといわなくても……。 zero/10199.wav|17|別にいいんじゃないの? zero/10200.wav|17|そ、そうなの? zero/10201.wav|17|ま、まあまあ。ここはシエスタの言うことに従おうよ。なんていっても、メイドの先輩なんだし。 zero/10202.wav|17|シエスタが料理作るとこ見ててさ、覚えたら、そのうち作ってみたらいいじゃない。 zero/10203.wav|17|春奈の料理、楽しみにしてっからさ。 zero/10204.wav|17|じゃあ、今日はここで、シエスタの料理を勉強してから、部屋に戻るとしようか。 zero/10205.wav|17|春奈の奴、どこ行っちゃったんだろう。もしかして、学院の外に出ちゃったのかな? zero/10206.wav|17|あれは、コルベール先生……。もしかしたら、春奈を見てるかも! zero/10207.wav|17|先生! zero/10208.wav|17|は、春奈を見かけませんでしたか? zero/10209.wav|17|それが、朝から姿が見えないらしくて……。 zero/10210.wav|17|その……。劇団からの誘いの件でも、悩んでたみたいだし……。 zero/10211.wav|17|先生。俺は春奈のこと、どうしたらいいんでしょう? zero/10212.wav|17|そ、それは……。 zero/10213.wav|17|俺は……。春奈の決断に任せるべきだと思います。 zero/10214.wav|17|俺は春奈を引き止めたい。でも……。 zero/10215.wav|17|分かりません。 zero/10216.wav|17|劇団については、いい話だと思いますけど、春奈が学院からいなくなるのは寂しいし……。それはワガママだとは分かっていますけど。 zero/10217.wav|17|先生……。 zero/10218.wav|17|せ、先生、すいません。俺、急いで春奈を探さないと……! zero/10219.wav|17|ありがとうございます、先生!俺、他のところを見てきます! zero/10220.wav|17|春奈は……?ここには、いないみたいだな。 zero/10221.wav|17|タバサ!春奈を見なかったか? zero/10222.wav|17|シエスタが言うには、朝から姿が見えないんだ。 zero/10223.wav|17|劇団からの誘いの件でも悩んでたみたいだし……。心配でさ。 zero/10224.wav|17|……。 zero/10225.wav|17|なあ、タバサ……。俺どうしたらいいのかな? zero/10226.wav|17|そ、そんな……。 zero/10227.wav|17|……。 zero/10228.wav|17|そっか……。そうだよな、タバサの言うとおりだ。 zero/10230.wav|17|迷いが吹っ切れたよ。……ありがとう。 zero/10231.wav|17|タバサ、それは冷たくないか?もうちょっと親身に考えてくれても……。 zero/10232.wav|17|……。 zero/10233.wav|17|そうだな。ごめん、タバサ。 zero/10234.wav|17|そ、そんなこといわれても、春奈のこと考えたら迷っちまうよ。 zero/10235.wav|17|それは、そうだけど。 zero/10236.wav|17|そ、それじゃ、俺はまた探しに行くけど……。 zero/10237.wav|17|タバサも春奈を見かけたら頼んだぞ! zero/10238.wav|17|春奈は……?ここにはいないみたいだな。 zero/10239.wav|17|あー、いいところをお邪魔するけど……。 zero/10240.wav|17|2人とも春奈を見なかった? zero/10241.wav|17|朝から姿が見えないんだ。シエスタなんか真っ青になって大騒ぎしてる。 zero/10242.wav|17|そうか、ここにもいないのか……。 zero/10243.wav|17|立場?確かに春奈のことを考えると、どうすればいいのか……。 zero/10244.wav|17|なるほど。 zero/10245.wav|17|お邪魔虫ついでに、いっしょに春奈を探してくれないか? zero/10246.wav|17|ま、まじ? zero/10247.wav|17|……。 zero/10248.wav|17|そ、それじゃ、お邪魔しました〜〜。 zero/10249.wav|17|え、違うのか? zero/10250.wav|17|もしかしたら、食堂にいるのかな? zero/10251.wav|17|だめか、シエスタしかいない。 zero/10252.wav|17|いや、まだ見つからない。シエスタのほうは? zero/10253.wav|17|無事に決まってるって!大丈夫だよ。 zero/10254.wav|17|他の誰かが見つけてくれてるかもしれないし……。 zero/10255.wav|17|とにかく心配いらないって! zero/10256.wav|17|……春奈のヤツ、ヤケになってなければいいけど。 zero/10257.wav|17|そ、そうだよな!ごめんごめん! zero/10258.wav|17|大丈夫だって。きっとお腹がすいたら帰ってくるよ。 zero/10259.wav|17|そ、そう言われても……。 zero/10260.wav|17|は、はい。頑張ります。 zero/10261.wav|17|じゃあ、もうちょっと探してみるよ。 zero/10262.wav|17|よろしくな、シエスタ。 zero/10263.wav|17|うん。春奈もそれ聞いたら、喜ぶと思う。ありがとな。 zero/10264.wav|17|それじゃ、また後で。 zero/10265.wav|17|お姫さま。ここは兵士が多いみたいですし、あんまり長くいては見つかりますよ。 zero/10266.wav|17|そんなのんびりしてる状況じゃないですって。お姫さまを探してるんだから……。とにかく、早く移動しましょう。 zero/10267.wav|17|ちょ、ちょっと待ってください! zero/10268.wav|17|俺のいとこがどうかしましたか? zero/10269.wav|17|そうです。辺境に住んでるいとこで。今朝この街に着いたばかりなんです。 zero/10270.wav|17|今、俺が道案内してるんですよ。 zero/10271.wav|17|すいません、本当、街に慣れてないもんで。 zero/10272.wav|17|それじゃ、失礼しますっ! zero/10273.wav|17|俺の義姉がどうかしましたか? zero/10274.wav|17|それじゃ、失礼しますっ! zero/10275.wav|17|俺の許嫁がどうかしましたか? zero/10276.wav|17|そうです。 zero/10277.wav|17|今まで辺境に住んでた娘で、結婚式の前に家族に紹介するために、今朝この街に着いたばかりなんですよ。 zero/10278.wav|17|それじゃ、急いでるんで失礼しますっ! zero/10279.wav|17|さあて、これ以上余計な連中につかまらないように、さっさと移動しちゃいましょう。 zero/10280.wav|17|うわわわわわ、駄目ですよお姫さま。ここは柄の悪い連中がたむろってる、危険地帯ですよ。 zero/10281.wav|17|そうですよ。こんなところに、お姫さまみたいな女の子が来たら危険です! zero/10282.wav|17|ええと……。 zero/10283.wav|17|キュルケみたいな子かな。 zero/10284.wav|17|ええ。キュルケって、人あしらいが上手っていうか……。 zero/10285.wav|17|だから、こういうところで危なそうな連中に会っても、うまいこと切り抜けると思いますよ。 zero/10286.wav|17|俺みたいな子です! zero/10287.wav|17|いえいえいえいえ、違います。俺は男です。 zero/10288.wav|17|ですから、俺みたいな……男っぽい女の子なら、襲われたりはしないだろうなあと。 zero/10289.wav|17|気色悪いこと言わないでください。 zero/10290.wav|17|こんなとこに来てもいい女の子なんていません。それだけ危ないところなんですから。 zero/10291.wav|17|実はそうなんです。なんちて。 zero/10292.wav|17|そんなことないですよ、でへへへ。 zero/10293.wav|17|と、とにかく。こんなところにいたら危険ですから、さっさと移動しましょう。 zero/10294.wav|17|このまま街を出て、この街道をまっすぐ進むと、魔法学院ですね。 zero/10295.wav|17|そうですね。 zero/10296.wav|17|お姫さま? zero/10297.wav|17|お姫さま……。 zero/10298.wav|17|いつか、自由に行けますよ。 zero/10299.wav|17|俺のいた世界は誰だって自由に旅ができます。この世界だっていつかは……。 zero/10300.wav|17|逃げちゃ駄目ですよ。 zero/10301.wav|17|すみません。 zero/10302.wav|17|道に迷うと大変ですよ。 zero/10303.wav|17|いや、一本道だと思って油断してると、けっこう道が複雑に絡み合ってるらしくて。 zero/10304.wav|17|自分は大丈夫なつもりでも、はたから見ればただの無茶ってこともよくある話ですよ。 zero/10305.wav|17|え?他になにか? zero/10306.wav|17|さあ、街の中に戻りましょう。 zero/10308.wav|17|それだけ、この街が平和ってことだと思いますよ。 zero/10309.wav|17|お姫さま? zero/10310.wav|17|お姫さま……。 zero/10311.wav|17|偶然だって、結果が良ければいいじゃないですか。 zero/10312.wav|17|そうですよ。素直に喜びましょ。わーい。 zero/10313.wav|17|俺達の努力は偶然じゃありませんよ。 zero/10314.wav|17|確かに……。それは偶然かもしれないですね俺もルイズに偶然召喚されたんだし。 zero/10315.wav|17|でも、ルイズや軍人さんや……。何よりお姫さまが頑張ったから、その偶然も活かせたんですよ。 zero/10316.wav|17|そんな風に言わないでくださいよ。お姫さまは頑張った。それはみんなが分かってますよ。 zero/10317.wav|17|お姫さまが、なにを後悔してるか分かりませんけど、次は大丈夫ですよ。 zero/10318.wav|17|そうです。もし、悔いが残ってるなら、その反省を次に活かせばいいんですよ。 zero/10319.wav|17|そうそう、その意気です。 zero/10320.wav|17|さて、あんまりここに突っ立ってると、通行の邪魔かな。 zero/10333.wav|17|えっ?な、なんだよ、いきなり。 zero/10334.wav|17|あ……ええっと……。 zero/10335.wav|17|うん!空いてる空いてる!! zero/10336.wav|17|もう俺、腹ぺこぺこ!! zero/10337.wav|17|良かった? zero/10338.wav|17|なんか、空いてる気がしてきた。 zero/10339.wav|17|断固空いてない。 zero/10340.wav|17|全然!全く!完璧に!! zero/10341.wav|17|あ、いや……。やっぱり……空いてるかも……。 zero/10342.wav|17|う、うん。ホントホント。あー、腹減ったなぁ!! zero/10343.wav|17|へっ?良かったって?何が? zero/10344.wav|17|へっ? zero/10345.wav|17|お、おいおい。なんだよ、急に……。 zero/10346.wav|17|へっ?なにこれ? zero/10347.wav|17|いや、見えないけど。 zero/10348.wav|17|でも、どうして? zero/10349.wav|17|? zero/10350.wav|17|あ……うん。分かった分かった。別にそんな、怒んなくても。 zero/10351.wav|17|あ、うん。もらう。美味そうだし。 zero/10352.wav|17|うん。スプーンを。 zero/10353.wav|17|……は? zero/10354.wav|17|……。 zero/10355.wav|17|何の罰ゲーム? zero/10356.wav|17|いや、だから、キュルケと賭けでもして負けたとか。 zero/10357.wav|17|お、怒んなくてもいいだろ。 zero/10358.wav|17|あ、あーん……。 zero/10359.wav|17|これ、毒でも入ってる? zero/10360.wav|17|あ、い、いや、ごめん。冗談。 zero/10361.wav|17|え?女心って? zero/10362.wav|17|わ、分かったよ。 zero/10363.wav|17|あーん。 zero/10364.wav|17|もぐもぐもぐ……。 zero/10365.wav|17|うん!美味い!! zero/10366.wav|17|いやー、やっぱ美味いよなあ、この食堂の料理! zero/10367.wav|17|いやー、もう、俺のたったひとつの楽しみなんだよなあ、メシ喰うのはっ!! zero/10368.wav|17|って……あれ?どうした?ルイズ? zero/10369.wav|17|もしもーし。ルイズさーん。 zero/10370.wav|17|へ? zero/10371.wav|17|いや……何が? zero/10372.wav|17|い、いや、だから、何が? zero/10373.wav|17|あ……。行っちゃった。 zero/10442.wav|17|ひゃ、ひゃぁっ!? zero/10443.wav|17|え、あ、あのルイズ……さん? zero/10444.wav|17|そ、それって……どういう意味? zero/10445.wav|17|……わ、分からないです。女の子が何を考えてるかなんて。 zero/10446.wav|17|は、はひ……聞いておりますぅ……。 zero/10447.wav|17|あ、あの……ちょっと……。近づきすぎてませんか、ご主人様? zero/10448.wav|17|ちょ、ちょっと落ち着かないかな〜〜、なんて。 zero/10449.wav|17|ああっ、耳にルイズの桜色の唇がぁ……。 zero/10450.wav|17|……う、嬉しいけどぉ!り、理性の限界がぁっ! zero/10451.wav|17|は、はい……。 zero/10452.wav|17|う、嬉しくなんてないぞっ! zero/10453.wav|17|る、ルイズの色香になんて惑わされないんだからな! zero/10454.wav|17|は、はい……。 zero/10455.wav|17|き、きゃいーん! zero/10456.wav|17|は、はい……。 zero/10493.wav|17|……は、はぁい。 zero/10494.wav|17|……い、いえとんでもない!ご一緒できて光栄でありますっ! zero/10495.wav|17|はぁ〜〜〜〜っ! zero/10496.wav|17|……ル、ルイズ? zero/10497.wav|17|……むにゃむにゃ……。 zero/10498.wav|17|……ぐうぐうぐう。 zero/10499.wav|17|……むにゃむにゃむにゃ。 zero/10500.wav|17|おやすみ。ルイズ。 zero/10556.wav|17|へっ?ええ、まあ……。 zero/10557.wav|17|といっても、俺の故郷じゃ普通っていうか、人並み程度ですけど……。 zero/10558.wav|17|……へ? zero/10559.wav|17|そ、それはさすがに……ちょっと……。 zero/10560.wav|17|いや、そういう意味じゃないんですけどっ!恥ずかしいじゃないですか! zero/10561.wav|17|そ、そんな〜〜っ! zero/10562.wav|17|それは、うれしいですけど……。 zero/10563.wav|17|い、いや、ちょっと待って! zero/10564.wav|17|み、見せるのは恥ずかしいというか……、心の準備というものが……ほら? zero/10565.wav|17|はい……。 zero/10566.wav|17|……そ、それじゃお願いします。 zero/10567.wav|17|……。 zero/10568.wav|17|え、ええと。 zero/10569.wav|17|だ、だって……。 zero/10570.wav|17|……。 zero/10571.wav|17|あ〜〜、もう少し強くてもいいかな? zero/10572.wav|17|……あの。ちょ、ちょっと痛いかも? zero/10573.wav|17|ちょ……、ちょっと待って! zero/10574.wav|17|ぐ、ぐあぁぁぁーーーーーっ! zero/10575.wav|17|あ、いや、そんなわけでは……。 zero/10576.wav|17|ちょ、ちょっとまったーーっ! zero/10577.wav|17|ギ、ギニャャーーーっ! zero/10578.wav|17|ええと、じゃあ攻守交代を……。 zero/10579.wav|17|……いや、ほら、俺ばかりでも悪いし。ルイズの背中も……。 zero/10580.wav|17|ギ、ギニャャーーーっ! zero/10581.wav|17|……きゅう。 zero/10638.wav|17|な、どうしたんだよ。いきなり俺のこと押し倒して! zero/10639.wav|17|ど、どうしたんだよ、急に。普段はあんなに自信家のくせに。 zero/10640.wav|17|ルイズはかわいい。 zero/10641.wav|17|ルイズは本当にかわいい! zero/10642.wav|17|そ、その問いにはまだノーコメントということで。 zero/10643.wav|17|ルイズもかわいい。 zero/10644.wav|17|俺はルイズも間違いなくかわいいと思ってるよ……くやしいけど。 zero/10645.wav|17|ルイズはかわいいっ! zero/10646.wav|17|かわいいよっ! zero/10647.wav|17|いえ、なにも。 zero/10648.wav|17|い、いや。そんなことはないぞ。 zero/10649.wav|17|ルイズさま、最高〜〜っ!ブラボ〜〜! zero/10650.wav|17|ああ、気高き俺のご主人様! zero/10651.wav|17|俺はご主人様の可憐な姿を見ると、いつも胸が高鳴り、心が引き裂かれそうです。 zero/10652.wav|17|そのかわいさはほとんど犯罪です! zero/10653.wav|17|最高です!俺の女神さまです! zero/10654.wav|17|ご主人様のそのかわいさは罪です!ほほえみさえ、罪っ! zero/10655.wav|17|ご主人様のたまに見せるツンツンは……。俺にとっては薔薇を守る棘。 zero/10656.wav|17|俺の体とハートをどんなに傷つけるとしても……。 zero/10658.wav|17|ご主人様、萌え萌えですっ! zero/10659.wav|17|ご主人様のツンデレぶりに、このバカ犬はもうメロメロにメルトダウン! zero/10660.wav|17|あ、いえ、自分の国の言葉で、可愛いってことです。 zero/10661.wav|17|あ、ありがとうございます。 zero/10725.wav|17|ええっ!ま、また何かむごいことを? zero/10726.wav|17|は、はあ……。 zero/10727.wav|17|……って、えっ? zero/10728.wav|17|あの、ルイズ。手を使わずに食べるって、まさか……。 zero/10729.wav|17|……カ、カップルがやるというあれ?端と端を咥えて。 zero/10730.wav|17|そ、そっちはどうなんだよっ! zero/10731.wav|17|ど、どうやって? zero/10732.wav|17|まさか……足で? zero/10733.wav|17|ごめんなさい。 zero/10734.wav|17|ひ、緊張するな。 zero/10735.wav|17|そ、そっちが緊張してたのが悪いんじゃねえか! zero/10736.wav|17|へっ? zero/10737.wav|17|ううっ、緊張のしすぎだよな。お互い……。 zero/10738.wav|17|いたたた……。 zero/10739.wav|17|い、いやなにも……。というか、ルイズが緊張するから……。 zero/10781.wav|17|……もしもし、ルイズさん。 zero/10782.wav|17|ちょっとお聞きしたいんですけど? zero/10783.wav|17|たしか今朝は、『休日に街に出て買い物するのって、久しぶりー!』 zero/10784.wav|17|……とか言ってませんでしたっけ。結構、楽しそうだった覚えがあるんですが。 zero/10785.wav|17|いやいやいや、気になるだろうが。あんだけ楽しそうだったおまえが、なんだって今はそんなに不機嫌なんだ? zero/10786.wav|17|デレデレなんてしてねーよ。って、もしかしてヤキモチか? zero/10787.wav|17|そうかよ! zero/10788.wav|17|しかし、今回は妙に服を買い込んだな。しかも、選ぶのに時間がかかるし……。ホント、暇だったなぁ……。 zero/10789.wav|17|いいと思うぜ。おまえ、元がいいもん。もっと外見に気を配るってのはアリだろ。 zero/10790.wav|17|けど、なんで女の子は服を選ぶだけでそんなに時間がかかるんだ?さっぱり分からねぇ……。 zero/10791.wav|17|悪いに決まってるだろ?俺にこんだけ苦労かけてまでオシャレしたいのか、おまえ。 zero/10792.wav|17|どっちでもいいよ。俺にゃ関係ないし。 zero/10793.wav|17|ただ、俺に余計な苦労をかけさせんなとは言いたいね。 zero/10794.wav|17|ん?なんだって? zero/10795.wav|17|へいへい。 zero/10796.wav|17|い、いいえ、なにも。 zero/10797.wav|17|敷かれてないっつーの! zero/10798.wav|17|やれやれ……。 zero/10799.wav|17|あそこ……。あの木のふもとに誰か倒れてないか? zero/10800.wav|17|ほら、あそこ……って、行ってみた方が早いな。ごめん、ルイズ。先に行くぞ! zero/10801.wav|17|やっぱりだ……。人が倒れてる……。大丈夫かな……って、え、おい!? zero/10802.wav|17|あ、ああ、悪い悪い。とりあえず介抱しないとな……。 zero/10803.wav|17|まずは脈と心音を診て……、着てる服をゆるめて気道を確保……。 zero/10804.wav|17|へ!?ご、誤解だ!俺はこの娘を介抱しようとしただけで! zero/10805.wav|17|……はいはい。 zero/10806.wav|17|へ? zero/10807.wav|17|あ、ああ……。そうだな。 zero/10808.wav|17|っ!? zero/10809.wav|17|何者だ、おまえら。この娘の知り合いか? zero/10810.wav|17|なんだと? zero/10811.wav|17|そんなことできるか!突然現れて、怪しい格好をしてるおまえらに素直に預けられると思ってんのか。 zero/10812.wav|17|分かった、この娘は渡そう。 zero/10813.wav|17|へ?あ、いや……そ、その、あれだ。ちょっとカマをかけただけだってば。 zero/10814.wav|17|ちょ、ちょっと考えさせてくれ。 zero/10815.wav|17|あ、ああ……そうだな。 zero/10816.wav|17|おい、あんたら。よーく聞けよ。 zero/10817.wav|17|おまえらにこの娘は渡せない。今すぐ立ち去れ! zero/10818.wav|17|ルイズ!頼むぞ。 zero/10819.wav|17|あ、待て!逃げるな! zero/10820.wav|17|うっ!? zero/10821.wav|17|まあまあ。それよりここは、やっぱり人工呼吸で……。 zero/10822.wav|17|ぐおおっ!頭が割れるように痛い! zero/10823.wav|17|え、どうするって……なにが? zero/10824.wav|17|だ、駄目だ!この娘を途中で放り出すなんて! zero/10825.wav|17|そ、それは……。一度かかわった以上、最後まで面倒を見るのが筋ってもんだろ? zero/10826.wav|17|い、いや、ちょっと待て!?さっき見つけたばかりの娘を相手に、俺が何をしてるって言うんだ、おまえは。 zero/10827.wav|17|うっ!そう言われたら、確かにそのとおり。 zero/10828.wav|17|なにもしてない!この娘は、本当に初めて会ったんだよ! zero/10829.wav|17|この娘は俺の故郷のクラスメイトに良く似ているんだ。 zero/10830.wav|17|つまり、だ。誰かの酔狂ないたずらじゃなければ……、 zero/10831.wav|17|この娘は俺のいた世界の手がかりを知ってるかもしれないんだ。 zero/10832.wav|17|元の世界に戻る手がかりが、俺は欲しい。あ、もちろん倒れてる人を助けたいっていうのも本当だけどな。 zero/10833.wav|17|正真正銘、本当のことだ。 zero/10834.wav|17|すまないけど、頼む。 zero/10835.wav|17|ああ。 zero/10836.wav|17|記憶にございません。いや本当に。マジで。 zero/10837.wav|17|いや待て本当、嘘じゃないんだってば。落ち着いてください、ルイズさん。 zero/10838.wav|17|のぉぉぉーっ! zero/10839.wav|17|……死んでる。 zero/10840.wav|17|……お願いします。 zero/10841.wav|17|だから、誤解だってばよー。 zero/10842.wav|17|……はいぃ。 zero/10843.wav|17|それは……、帰ってから考えよう。 zero/10844.wav|17|なあ、どうだった?どこか怪我してるとか、なにか病気とか、大変なことになってないか? zero/10845.wav|17|そっか……良かった。ありがとな、モンモン。 zero/10846.wav|17|ああ、うん。でも、本当にありがとうな。 zero/10847.wav|17|え、ええと……。 zero/10848.wav|17|えーと、どうしたんだっけルイズ? zero/10849.wav|17|えーと、どうしたんだっけシエスタ? zero/10850.wav|17|えーと、えーと、そ、そう!街で見かけて、いろいろと大変そうだから連れて来ちゃったんだよ! zero/10851.wav|17|はははっ。俺は、イケナイ子だなぁ……。 zero/10852.wav|17|うん。恩にきるぜ、モンモン。 zero/10853.wav|17|それで……ひとつ、頼みがあるんだ。 zero/10854.wav|17|実は、彼女のことは、学院の他の連中には、秘密にしておいてほしいんだ。 zero/10855.wav|17|とりあえず、命に別状はないんだな。ちょっと安心したよ。 zero/10856.wav|17|そうか?悪いな、シエスタ。面倒かけちゃって。 zero/10857.wav|17|え。あ、ありがと……。 zero/10858.wav|17|って、そんなに引っ張んなよ、おい。あいた、いたた、痛いって! zero/10859.wav|17|さぁて、今日も寝るとしますか。 zero/10860.wav|17|へ?だって、俺の寝床は床のワラ……。 zero/10861.wav|17|え……いいの? zero/10862.wav|17|あ、ああ……うん。 zero/10863.wav|17|う、うん。 zero/10864.wav|17|あ、ごめん。 zero/10865.wav|17|こうすると、月がよく見えるからさ……。つい。 zero/10866.wav|17|ルイズ。この世界には月が2つあるんだよな。 zero/10867.wav|17|そうだよなあ。おまえには、当たり前のことなんだよな。 zero/10868.wav|17|……。 zero/10869.wav|17|すぅ……すぅ……。 zero/10870.wav|17|んー……ふああ。もう朝かー……今、何時だろ? zero/10871.wav|17|ルイズが起きる前に、洗顔の準備でもしなきゃ……。ふああ。 zero/10872.wav|17|ああ…。でも、久しぶりのベッドが心地よくて…、起きることができない……。 zero/10873.wav|17|ん……? zero/10874.wav|17|え、シエスタ? zero/10875.wav|17|あ……お、おはよう……シエスタ……。 zero/10876.wav|17|あーいや待った! zero/10877.wav|17|どんな誤解をしてるのか分からないけど、シエスタが想像してるようなラブとか、萌えとか、そんなことぜんぜんないから。 zero/10878.wav|17|俺の本来の寝床であるところのワラじゃ寝づらいだろ? zero/10879.wav|17|そこで俺のご主人様がベッドの隅っこに入りなさいーっ、ていうから入ったわけで……。 zero/10880.wav|17|ほら、言うこと聞かないとお仕置きされるだろ、俺。 zero/10881.wav|17|だから嫌だなーとは思ったけど、一緒のベッドに入ったわけ。いやー、困ったなぁ……とか。 zero/10882.wav|17|え!? zero/10883.wav|17|こっ、こここ! zero/10884.wav|17|これはだなあ……。 zero/10885.wav|17|ルイズのやつが寝ぼけて、俺のことを掴んでるだけで……。 zero/10886.wav|17|このままだと一生ベッドから出られないかもなー、てへ……。とか……どうっすか? zero/10887.wav|17|シ、シエスタ。 zero/10888.wav|17|あ、ルイズも起きたか? zero/10889.wav|17|え、えーと。こういう場合は俺が言うより、ルイズ本人に説明させた方がいいよな、うん。 zero/10890.wav|17|おい、ルイズ、ルイズ!頼むから起きてこの状況を説明してくれ!っていうか俺の冤罪を証明してくれ! zero/10891.wav|17|ルイズ!こらー起きろー! zero/10892.wav|17|ルっ、ルイズ!?ちょっと待て、寝ぼけるにもほどがあるだろ!抱きつくな、ギュッってするな! zero/10893.wav|17|!!!!!待ってシエスタ、本当に誤解なんだ! zero/10894.wav|17|えええっ!?ち、違……! zero/10895.wav|17|と、とりあえず、俺の濡れ衣ははらせたよな? zero/10896.wav|17|ここは、第三者の証言をもって俺の無実を証明しようと考える次第であります! zero/10897.wav|17|俺の相棒がいるんだよ。おーいデルフ! zero/10898.wav|17|違う!人聞きの悪いこと言うな! zero/10899.wav|17|この部屋の様子をずっと見てたよな? zero/10900.wav|17|すまないけど。俺の無実をシエスタに証明してくれないか。 zero/10901.wav|17|頼む。俺の名誉がかかってるんだ。 zero/10902.wav|17|うん、うん!本当なんだよ、信じてくれよう! zero/10903.wav|17|だからっ!そこで余計なことを言わない! zero/10904.wav|17|あ?ルイズ、起きたのか? zero/10905.wav|17|え? zero/10906.wav|17|本当!?分かった、すぐに行くよ! zero/10907.wav|17|な、なあ、君はどこから来たんだ?名前は? zero/10908.wav|17|俺と同じ世界から来たのか?きみも日本人なのか?もしかして、俺のクラスメイトの? zero/10909.wav|17|え? zero/10910.wav|17|そ、そうなのか。気をつける。 zero/10911.wav|17|って、ちょっと待った!なあ、キュルケ。なんでここにいるんだ? zero/10912.wav|17|へ? zero/10913.wav|17|なあ、キュルケ。なんでここにいるんだ? zero/10914.wav|17|聞いたって……誰から? zero/10915.wav|17|なあ、タバサ。なんでここにいるんだ? zero/10916.wav|17|明快な返答をありがとう。 zero/10917.wav|17|え、そうなの? zero/10918.wav|17|なあ、シエスタ。なんでこんなに人がいるんだ? zero/10919.wav|17|え、俺達を呼びに来たときはいなかったのか? zero/10920.wav|17|え、そうなの? zero/10921.wav|17|なあ、ルイズ。なんでこんなに人がいるんだ? zero/10922.wav|17|うん、そりゃごもっともな言い分だけど、このやり場のない思いを共有できそうなのはルイズだけかなって思って。 zero/10923.wav|17|え? zero/10924.wav|17|ええとだな。説明すると、昨日、町外れで倒れてたきみを、俺とルイズが拾って、ここに連れて来たんだ。 zero/10925.wav|17|やっぱり高凪さんか……。 zero/10926.wav|17|ああ、俺、平賀才人。高凪さんお久しぶり。 zero/10927.wav|17|うわっ!? zero/10928.wav|17|あ、ああ……。春奈ね……。 zero/10929.wav|17|ふえっ!? zero/10930.wav|17|おはあっ!? zero/10931.wav|17|ああっ!タバサ、いつのまに部屋の隅に!? zero/10932.wav|17|離れろって……。 zero/10933.wav|17|はい、ただいま。 zero/10934.wav|17|うわあ。なんかこうマシュマロのような感触が俺の顔と体を取り巻いて離れませんよ!? zero/10935.wav|17|いいえ、それは無理ですご主人様。 zero/10936.wav|17|いや、よく見ろって。離れようにも、俺身動きとれねえって。 zero/10937.wav|17|いやだから離れないんじゃなくて離してくれないんだってば!? zero/10938.wav|17|って、ちょっと待て!こんなところで魔法なんか使ったら……! zero/10939.wav|17|どわああっ!! zero/10940.wav|17|……。 zero/10941.wav|17|えっ!? zero/10942.wav|17|いえ、なんでもないです。 zero/10943.wav|17|だったら、俺の部屋に来るといいよ。 zero/10944.wav|17|いいっていいって。シエスタの部屋を壊したの、俺のご主人様だろ? zero/10945.wav|17|まあ、そうとも言う。 zero/10946.wav|17|キュルケの部屋はどうだ? zero/10947.wav|17|え、そうなのか? zero/10948.wav|17|そそそ、そうだぞキュルケ!ルイズの部屋には俺もいるんだぞ!? zero/10949.wav|17|なるほど、説得力あるなあ。 zero/10950.wav|17|なんとかなりませんか学院長。 zero/10951.wav|17|あ、ああ、よろしく……。 zero/10952.wav|17|右に同じ。 zero/10953.wav|17|俺も……いいけどさ。 zero/10954.wav|17|っていうか、おまえまで来る必要あるのか?一回見たら、すぐ帰れよ。 zero/10955.wav|17|居場所って……ここじゃ駄目なのか? zero/10956.wav|17|なに!?ちょっと待て、ルイズ! zero/10957.wav|17|おまえ……。 zero/10958.wav|17|そんなひどいこと言うなよ! zero/10959.wav|17|彼女を1人でこの世界に放り出すつもりかよ!それがひどいって言ってんじゃねえか。 zero/10960.wav|17|そこをなんとかならないか? zero/10962.wav|17|お、おう。そうだけど……。 zero/10963.wav|17|そ、それは……。その理屈は間違ってないけど……、でも、そんなの薄情だろ! zero/10964.wav|17|なんだとお……! zero/10965.wav|17|ルイズ、頼む。彼女を、しばらくでいい、置いてやってくれ。 zero/10966.wav|17|……サンキューな、ルイズ。 zero/10967.wav|17|へ?い、いや、俺はなにも……。 zero/10968.wav|17|やっぱさ、この世界に飛ばされて1人きりって、辛いじゃないか。 zero/10969.wav|17|え? zero/10970.wav|17|あ……そうか、その可能性もあるんだよな。 zero/10971.wav|17|まあ、おまえは知らなくていいから。 zero/10972.wav|17|俺みたいな、特殊能力……。 zero/10973.wav|17|それって……。 zero/10974.wav|17|彼女がこの世界に来たのは、偶然ってことか?俺のように召喚されて来たんじゃなくて、たまたま来ちまったと? zero/10975.wav|17|うーん……。 zero/10976.wav|17|モンモンが見落としたってことはないのか? zero/10977.wav|17|いいえ、滅相もない。 zero/10978.wav|17|でも、ということは、彼女は俺みたいに使い魔として召喚されたわけじゃないってことか。 zero/10979.wav|17|ま、でも、詳しい話を聞けば、お互い日本に戻る手がかりになるかもしれないしな。 zero/10980.wav|17|とりあえず、俺で良かったら力になるからさ。元気だしていこうぜ。 zero/10981.wav|17|そ、そうか? zero/10982.wav|17|んんー……ふああーあ。 zero/10983.wav|17|朝か……。久しぶりのワラの布団はどうも体が痛いなぁ……。 zero/10984.wav|17|おはよう、シエスタ。いつもながら早起きだね。 zero/10985.wav|17|さすが、シエスタ。尊敬するなぁ。 zero/10986.wav|17|ああ、そう言えば、ルイズってまだ寝てる?今のうちに朝の支度をしないと……。 zero/10987.wav|17|ええっ!? zero/10988.wav|17|げっ、何で今日に限って早起きなんだよ……。普段は寝てる時間だろ! zero/10989.wav|17|徹夜とかしてないよな? zero/10990.wav|17|授業中に寝ることになると使い魔としては恥ずかしいから、ちゃんと睡眠時間を取れよ。 zero/10991.wav|17|い、いや、その……。ほら、俺この世界の文字が読めないから、授業に参加できなくてさ……。 zero/10992.wav|17|女性客が気になって眠れなかった? zero/10993.wav|17|あー、シエスタ大丈夫。ルイズはそんなに繊細じゃないから。 zero/10994.wav|17|あ、いや、何事にも動じないってことだよ。な、シエスタ! zero/10995.wav|17|俺を見張ってたとか? zero/10996.wav|17|俺は、おまえがシエスタや春奈のことを心配して、見張ってたのかと。 zero/10997.wav|17|いえ、そんなことは……。そんな粗相をするはずがありません。ええ、天命に誓って。 zero/10998.wav|17|そう言えば、春奈は? zero/10999.wav|17|いや、それ全然威張れた話じゃないからな? zero/11000.wav|17|……どうしたの、シエスタ? zero/11001.wav|17|分かったから、もう話すな。ごめん、シエスタ。モンモランシーを起こしてもらえないか? zero/11002.wav|17|ごめんな、モンモランシー。で、春奈の具合はどうなんだ! zero/11003.wav|17|今日はルイズが早起きしたから、まだ余裕あると思ったのに……。 zero/11004.wav|17|ええー?あ、いたた、引っ張るなってだから!それにお前、着替えてないだろ! zero/11005.wav|17|え?俺が着替えさせるんじゃないの? zero/11006.wav|17|え……?え……? zero/11007.wav|17|へーい。 zero/11008.wav|17|結局遅刻だったじゃねーかよ。 zero/11009.wav|17|俺のせいかよ! zero/11010.wav|17|うわあ、物騒なやつもいたもんだな。 zero/11011.wav|17|そうだな……。 zero/11012.wav|17|俺達も捕まえに行くか? zero/11013.wav|17|そりゃそうだけど。 zero/11014.wav|17|はぁい。 zero/11015.wav|17|それより、朝食食べたいんだけど。 zero/11016.wav|17|だって、結局なんだかんだで、起きてから朝食をとる暇なかったじゃん。俺、腹減っちゃってさあ。 zero/11017.wav|17|くうう、俺、なにも悪いことしてないのに飯抜きですか? zero/11018.wav|17|こんなことなら、シエスタに頼んでなにか持ってきてもらえば良かったかなあ。 zero/11019.wav|17|へーい。 zero/11020.wav|17|さすがに、みんな熱心に授業を受けてるなあ。遊んでる奴は見かけないぞ。 zero/11021.wav|17|いやその、悪いんだけどさ、俺、ちょっと授業を抜けるわ。 zero/11022.wav|17|いいじゃん。良く見れば出席してない使い魔だっているんだし。 zero/11023.wav|17|はーい。 zero/11024.wav|17|……。 zero/11025.wav|17|うーん、うーん……。 zero/11026.wav|17|いやその、悪いんだけどさ、俺、ちょっと授業を抜けるわ。 zero/11027.wav|17|いいじゃん。良く見れば出席してない使い魔だっているんだし。 zero/11028.wav|17|はーい。 zero/11029.wav|17|じゃ、そういうことで、後よろしく。 zero/11030.wav|17|春奈?俺、才人だけど……。 zero/11031.wav|17|ちょっと様子を見に来たんだけど……。大丈夫か?まだ顔が赤いぞ。 zero/11032.wav|17|そりゃまずいよ、ちゃんと寝てなきゃ。って、俺が起こしちまったんだよな。ごめんな。 zero/11033.wav|17|いいからベッドに戻って。おとなしく寝てなきゃ。 zero/11034.wav|17|え、と……水は洗面器にあるな。タオル、タオル……。 zero/11035.wav|17|ほら、タオルで額を冷やせば少しは楽か? zero/11036.wav|17|なあに。これくらいしかできないけどな。 zero/11037.wav|17|うん? zero/11038.wav|17|んー。まあ、そのへんについては話せば長くなるけど、今はルイズの使い魔なんだ。 zero/11039.wav|17|まぁ、使い魔とは言っても、洗濯したり、掃除したり……、まぁ、メイドさんみたいなもんかな? zero/11040.wav|17|い、いや……。た、たまには剣で戦ったりもしてるぞ。本当にたまに……だけど。 zero/11041.wav|17|危険なことは何度かあったけど……。 zero/11042.wav|17|それでも、この見ず知らずの世界で、俺を養ってくれてるんだから、ま、俺のご主人様には間違いないよな。 zero/11043.wav|17|うん? zero/11044.wav|17|変な話?まぁ、いいけど……。 zero/11045.wav|17|いいっ!? zero/11046.wav|17|いや、別に、そんなに楽しいことなんて、全然ないってば。ホントデスヨ。 zero/11047.wav|17|そ、そんなことないって。たまたま。そう、たまたまそう見えるだけ。 zero/11048.wav|17|いや、そんなことしてないから!それに、まだ夜じゃないし……。 zero/11049.wav|17|いやあ、その……。 zero/11050.wav|17|春奈の様子が気になってさ……。それで、ついふらふらーっと。 zero/11051.wav|17|いや、あの、シエスタ? zero/11052.wav|17|シエスタ?あの俺、本当にやましいことはしてないって?証人もいるし。 zero/11053.wav|17|いや、こいつ。 zero/11054.wav|17|忘れ物をしたんで、取りに来た。 zero/11055.wav|17|あ、いや、俺が忘れたんだよ。 zero/11056.wav|17|えーと……こいつ。 zero/11057.wav|17|なあ、デルフリンガー。俺、ただ部屋に戻って来て、春奈と話してただけだよな? zero/11058.wav|17|甲斐性がないは余計だ。……とにかく、そういうことなんだ。分かってくれた? zero/11059.wav|17|あっいやいや、分かってくれれば。 zero/11060.wav|17|う。た、確かに。 zero/11061.wav|17|そ、そうだな。じゃ、そろそろ行くな。 zero/11062.wav|17|どうってことないって。それじゃ、シエスタよろしくな! zero/11063.wav|17|……あ、うん。 zero/11064.wav|17|あはは、それは……、 zero/11065.wav|17|春奈の様子を見に行ってたんだ。 zero/11066.wav|17|体調を崩して1人で寝てるのって、辛いもんだろ? zero/11067.wav|17|まあ、俺じゃ看病なんてろくにできないけど、そばにいて安心させることくらいはできるかなーって思って。 zero/11068.wav|17|ま、ちょっと話をしたあたりで、シエスタも様子を見に来てくれたんで、俺はいいかなーって戻ってきたんだ。 zero/11069.wav|17|ん、どうしたんだルイズ?急に黙り込んだりして。 zero/11070.wav|17|ぐおおっ!頭が割れるように痛い! zero/11071.wav|17|うぐぁ……。ご主人様、お慈悲をーー。 zero/11072.wav|17|デルフリンガーを取りに行ってたんだ。 zero/11073.wav|17|うん、そう。ほら。 zero/11074.wav|17|関係ないかどうかは分からないだろ? zero/11075.wav|17|いきなり敵が現れる場合もあるわけだし、万一そんな事態になってみろ。丸腰だと、俺ってば役立たずだろ? zero/11076.wav|17|というわけで、安心して授業に専念してくれ。 zero/11077.wav|17|トイレに行ってた。 zero/11078.wav|17|えー。そういうのって、いちいち言うものなのかあ? zero/11079.wav|17|うん。 zero/11080.wav|17|ルイズ、しーっ、しーっ! zero/11081.wav|17|お、おい、ちょっと……。 zero/11082.wav|17|やめろよ、ルイズ。 zero/11083.wav|17|だっておまえ、魔法を使おうとしてるだろ。 zero/11084.wav|17|それが駄目なんだって。おまえの魔法はむやみに人前で使っていいものじゃないだろ。 zero/11085.wav|17|だったら、ここは我慢するところじゃないのか。 zero/11086.wav|17|やめろよ、キュルケ。 zero/11087.wav|17|頼むから、ルイズを煽るような真似はやめてくれないかな。 zero/11088.wav|17|それに、今日は機嫌悪いみたいなんだ。 zero/11089.wav|17|そりゃどうも。 zero/11090.wav|17|やめさせてください、先生。 zero/11091.wav|17|ほかに誰がいるんですか。お願いですから、あの2人を止めてくださいよ。 zero/11092.wav|17|駄目だー!? zero/11093.wav|17|ああもう、仕方ねえな。すみません先生。俺行ってなんとか止めてみます。 zero/11094.wav|17|おーい、ルイズ、キュルケ!いいかげんにしろよ、2人とも! zero/11095.wav|17|な、なんだ!? zero/11098.wav|17|へっ、前回痛い目をみて逃げてったのは、そっちじゃねえか。 zero/11099.wav|17|まったくだ。うれしすぎて涙も出らぁ。 zero/11100.wav|17|へっ、何度やろうが負けるもんかよ。 zero/11101.wav|17|そうそう。なんで春奈を狙うのか、教えてもらおうじゃないか。 zero/11102.wav|17|さっきの爆発は、こいつのしわざのようだな。 zero/11103.wav|17|先生? zero/11104.wav|17|うわっ! zero/11105.wav|17|朝、先生が言ってたやつか! zero/11106.wav|17|くっ!みんな大丈夫か! zero/11107.wav|17|ルイズ、大丈夫か! zero/11108.wav|17|そ、そうか、なら良かった。 zero/11109.wav|17|そりゃ、俺のご主人様だからな。 zero/11110.wav|17|キュルケ、大丈夫か! zero/11111.wav|17|こ、こら抱きつくなって。 zero/11112.wav|17|先生、大丈夫ですか! zero/11113.wav|17|うん? zero/11114.wav|17|いんや、そんなことはないけど年上を敬うもんだろ? zero/11115.wav|17|え、なんで? zero/11116.wav|17|くそっ!爆弾使いが逃げた……!?どこにもいない。 zero/11117.wav|17|え……ああっ!あいつらまで姿を消してる!? zero/11118.wav|17|先生?どうしたんですか? zero/11119.wav|17|不完全燃焼ってやつか? zero/11120.wav|17|ん?なんか言ったか? zero/11121.wav|17|ルイズ。 zero/11122.wav|17|俺、ちょっと学内を見回って来る。 zero/11123.wav|17|やべ、もうこんな時間か。もう、夜も遅い時間だな。 zero/11124.wav|17|そうだな。それじゃ、部屋に戻るか。 zero/11125.wav|17|ただいまー。 zero/11126.wav|17|ああ。一応午後いっぱい学内を見て回ったけど、どこも特に異常はなかったよ。 zero/11127.wav|17|って、思いっきり無関心な返事だな。 zero/11128.wav|17|そう言っちゃったらそうなんだけどさ。 zero/11129.wav|17|……。 zero/11130.wav|17|ルイズ、なんかあったか? zero/11131.wav|17|いや、なんかボンヤリしてるみたいだからさ。なにか気になることでもあったのかなーって。 zero/11132.wav|17|そうなのか?うーん……なら、別にいいんだけどさ。 zero/11133.wav|17|うーん。おまえがそう言うならいいんだけど、あんま、無理すんなよ。 zero/11134.wav|17|シエスタ、なんかあったか? zero/11135.wav|17|いや、なんだかルイズに質問するのが怖そうなんで……。 zero/11136.wav|17|春奈、具合はどう? zero/11137.wav|17|そりゃ一安心だな。 zero/11138.wav|17|あんまり無理しない方がいいぞ。体調が完全に戻るまでは、ちゃんと休んでろよ。 zero/11139.wav|17|そうそう。シエスタ、なにか食べるものない? zero/11140.wav|17|うん。見回りしてたら、食いそびれちゃってさ。なんかあればありがたいんだけど。 zero/11141.wav|17|なんか、悪いな。 zero/11142.wav|17|そういえば、春奈は夕食は食べた? zero/11143.wav|17|ルイズ、落ち着けって。寝込んでるときに1人で食うご飯って、すっごくわびしい気分になるだろ? zero/11144.wav|17|体もだけど、心も元気にならなきゃな。それに俺も腹減ってるし、どうせなら一緒に食うってのは別に変じゃないだろ。 zero/11145.wav|17|どこが!? zero/11146.wav|17|いや、そんなこと言っても……。春奈は俺と同じ世界の人間で、病人なんだぞ。親切にしてなにが悪いんだよ。 zero/11147.wav|17|あ、シエスタ、ありがとう。 zero/11148.wav|17|ああ、無理に動くなよ。 zero/11149.wav|17|つってもな……。じゃ、俺が食べさせてあげるか。ほら、あーん。 zero/11150.wav|17|なにって、夕食。 zero/11151.wav|17|え?なんか変か? zero/11152.wav|17|だっておまえ、いつだってピンピンしてるじゃん。 zero/11153.wav|17|ええと、ルイズ? zero/11154.wav|17|おまえもご飯食べたいのか? zero/11155.wav|17|だって、なんかずっとイライラしてるし。夕食は済ませたと思ってたけど、おなか空いてて怒りっぽくなってるんじゃないのか。 zero/11156.wav|17|そうなのか?なのにそんなにいらついてるってことは……ダイエットでもしてるのか? zero/11157.wav|17|やめた方がいいぞ。 zero/11158.wav|17|無理に食事を抜いても、体を壊したり精神の安定に悪影響が出たりとロクなことがないからな。 zero/11159.wav|17|ならいいんだけど。だいたい、今のままで十分イケてるんだから、余計なことしてリバウンドとかきたら悲惨だぞ。 zero/11160.wav|17|おまえも『あーん』してほしいのか? zero/11161.wav|17|あ、違うのか。なんか、そこにこだわってるように見えたから。 zero/11162.wav|17|そうだよなあ。俺もそう思う。 zero/11164.wav|17|だって、なんかずっとイライラしてるし。ひょっとして、おまえもベッドで寝てたいのかなーと思ったんだが。 zero/11165.wav|17|別に、変な意味はないよ?春奈は病人なんだし、面倒を見るくらい普通にするだろ? zero/11166.wav|17|そこまでは言わねーけど。なんで、病人の面倒見て、おまえが怒るんだよ。 zero/11167.wav|17|春奈……。 zero/11168.wav|17|あ、おい、ルイズ! zero/11169.wav|17|ルイズ……。どうしたんだ、いったい? zero/11170.wav|17|え、ええと……。俺、まずいことしたのかな。 zero/11171.wav|17|行くって……? zero/11172.wav|17|あ、シエスタ……。 zero/11173.wav|17|それじゃあ、俺もルイズを探しに行くか……。シエスタにはああ言われたけど、なんか、俺が原因のような気がするし……。 zero/11174.wav|17|春奈? zero/11175.wav|17|春奈……。 zero/11176.wav|17|春奈……。 zero/11177.wav|17|消えたりしねーって。心配しないで、落ち着いて。 zero/11178.wav|17|分かった。俺どこにも行かねーからさ。それより、早く夕食を食べてしまおうぜ。 zero/11179.wav|17|ん?いや、なんでもない。 zero/11180.wav|17|食器は、俺が持っていくよ。春奈はもうお休み。 zero/11181.wav|17|いや、どうってことないって。 zero/11182.wav|17|……仕方ないかあ。 zero/11183.wav|17|ごめん。ちょっとだけ、出かけてくる。 zero/11184.wav|17|ルイズを探してくる。 zero/11185.wav|17|そんなことはないよ。俺のご主人様は、意地っぱりだからさ。 zero/11186.wav|17|こっちから迎えに行かないと、自分からは素直に戻ってこられない、面倒なやつなんだ。 zero/11187.wav|17|すぐに戻ってくるから、大丈夫だって。それじゃ、休んでるんだぞ。 zero/11188.wav|17|ふう……。 zero/11189.wav|17|……うん。 zero/11190.wav|17|……まあな。 zero/11191.wav|17|ルイズ!シエスタ! zero/11192.wav|17|おまえってヤツは……。あまり遅いから、心配しちまったじゃねーか。 zero/11193.wav|17|おまえ、昼間のことを忘れてるだろ。あいつらが、また来ないって保証はどこにもないんだぞ! zero/11194.wav|17|シエスタ? zero/11195.wav|17|話?いったい、なんの……。 zero/11196.wav|17|あ、そ、そうなの。 zero/11197.wav|17|ルイズ? zero/11198.wav|17|ちょっと、シエスタ。 zero/11199.wav|17|あのさ……。 zero/11200.wav|17|ルイズに、なにかあった? zero/11201.wav|17|いや……気のせいならいいんだけど、いきなり優しいこと言い出すなんて、なんとなく違和感があってさ。 zero/11202.wav|17|そっか。シエスタがなにも感じないってことは、俺の気のせいかな。 zero/11203.wav|17|さっきは何の話をしたの? zero/11204.wav|17|そこをなんとか、頼むよ。 zero/11205.wav|17|うっ。そういう言い方をされると弱いなあ。 zero/11206.wav|17|うーむ、仕方ないか。 zero/11207.wav|17|食器、食堂に戻しておいてくれない? zero/11208.wav|17|手間かけさせちゃって、ごめん。 zero/11209.wav|17|うん、とっても。ありがとう、シエスタ。 zero/11210.wav|17|わっ、わわっ!?なんだなんだっ!? zero/11211.wav|17|えっ、俺は……。 zero/11212.wav|17|迷惑だなんて思わなかったよ。 zero/11213.wav|17|3人で寝てると言っても、ベッドの上で寝れるだけで、俺、幸せだし。 zero/11214.wav|17|言われてみれば狭かったかもなぁ。 zero/11215.wav|17|でも、俺のベッドじゃないから、狭い広いは、俺が意見するところじゃないし。 zero/11216.wav|17|まぁ、ワラで寝ていたから、どこでも寝れるようになったかなぁ。あはははは……。 zero/11217.wav|17|4人で寝てみるっていうのはどうだろう? zero/11218.wav|17|いや、ちょっと待ってくれよ。3人で寝てもベッドに余裕があっただろ? zero/11219.wav|17|もしかしたら4人にチャレンジできるかもしれないなぁって思ったんだけど……。 zero/11220.wav|17|えっ!えっ? zero/11221.wav|17|それって贅沢なのか? zero/11222.wav|17|ん?……なんだ、ギーシュか。 zero/11223.wav|17|はいはい、感謝感謝……。それより、なんでギーシュがここにいるんだよ。ここは女子寮だろ? zero/11224.wav|17|いやいや、なんでもねーっす。 zero/11225.wav|17|別に怒らせてねーよ。ルイズ達が中で着替えるからって、俺が外に出されてるだけだよ。 zero/11226.wav|17|まぁな。 zero/11227.wav|17|ば、馬鹿言うなよ。そんな恐ろしいことできるはずがねーだろ? zero/11228.wav|17|それとこれとは話は別だ。 zero/11229.wav|17|いきなり何を言い出すんだよ。 zero/11230.wav|17|いーや。それより、そんな恥ずかしいこと言えるわけねーだろ? zero/11231.wav|17|そ、そうだなぁ……。 zero/11232.wav|17|やっぱりルイズかなぁ。って言っても、ルイズがご主人様だからだぞ。別に変な感情は持ってねぇ。 zero/11233.wav|17|へいへい。申し訳ございませんね。 zero/11234.wav|17|シエスタが気になるなぁ、って言っても、気になるだけで、そんな仲じゃねーからな。 zero/11235.wav|17|そういえば、お前の部屋にはメイドとかいないのか?一応、貴族なんだろ? zero/11236.wav|17|なるほどな……。 zero/11237.wav|17|春奈かな?同じクラスメイトだったし、気にならないと言ったら、嘘になる。 zero/11238.wav|17|って言っても、気になるだけで、そんな仲じゃねーからな。 zero/11239.wav|17|そ、そうか? zero/11240.wav|17|まぁ、覚えておくよ。 zero/11241.wav|17|へいへい。んじゃ、部屋に戻るとしますか。 zero/11242.wav|17|ところで、さっきのこと、みんなに話すんじゃねーぞ。 zero/11243.wav|17|まぁ、頼んだぞ。じゃあな。 zero/11244.wav|17|あ、シエスタ、仕事なんだ? zero/11245.wav|17|お仕事、頑張ってね。 zero/11246.wav|17|ルイズ、気にするなよ。 zero/11247.wav|17|俺のことをそろそろ男性として見てくれてるのかなぁってちょっとはうれしくなってるんだから。 zero/11248.wav|17|へーへー。そうですか……。 zero/11249.wav|17|そういえば、春奈。具合はどう? zero/11250.wav|17|ならいいんだけど……。無理はするなよ。学校もないし、ゆっくりしてていいんだからさ。 zero/11251.wav|17|どうした、ルイズ。 zero/11252.wav|17|もしかして、体調が悪いのか? zero/11253.wav|17|何も無いのにうなったりしないだろ? zero/11254.wav|17|まぁ、いいけど……。体調が悪いなら、すぐに言えよ。 zero/11255.wav|17|もしかして、眠いのか? zero/11256.wav|17|いやー。なんとなく。 zero/11257.wav|17|へいへい。 zero/11258.wav|17|もしかして、お腹が減ったのか?昼ご飯までまだ時間があるぞ。 zero/11259.wav|17|さいですか。 zero/11260.wav|17|えっ、なんで? zero/11261.wav|17|理由になってないし。 zero/11262.wav|17|ルイズのやつ、なんだかんだで春奈のこと、心配してんだなぁ。 zero/11263.wav|17|ん?今、なんか言った? zero/11264.wav|17|それにしても、ルイズのやつ。何の用事があるんだろ? zero/11265.wav|17|いや、今日は普段よりも楽しそうに授業受けてるなって。何か面白いことでもあったのか? zero/11266.wav|17|本当か?本当に俺に隠し事してないか? zero/11267.wav|17|どうしたんだよルイズ。急に、春奈のこと言い出して……。 zero/11268.wav|17|別に……まあ、大丈夫だろうし。 zero/11269.wav|17|本気も何も、おまえの部屋で寝てんだから、なにも問題ないだろ。 zero/11270.wav|17|それにシエスタが時間が空いたら、見てくれるって言ってるんだし……。 zero/11271.wav|17|そりゃまあ、ちょっとは心配かな。病気で寝込んでるわけなんだし。 zero/11272.wav|17|でも、命に関わる病気でもなさそうだし、寝てれば治ると思ってるから、そんなに心配はしてないんだ。 zero/11273.wav|17|ああ、いくら俺が心配したところで病気の治りが早まるってわけでもないしな。 zero/11274.wav|17|だけど、早く治るもんなら治ってほしいよな。 zero/11275.wav|17|ん、どうしたんだ?俺のこと、にらみつけたりして。 zero/11276.wav|17|そうだな、確かに気になるな。 zero/11277.wav|17|春奈にとっては、俺がこの世界での唯一の知り合いなわけだし、面倒は見てあげないと。 zero/11278.wav|17|でも、なんだかんだでルイズやシエスタに迷惑かけちゃってるし、それはすまないと思ってる。 zero/11279.wav|17|ん、どうした?俺、なんか気にさわるようなこと言っちゃったか? zero/11280.wav|17|おっ、授業が終わったぞ。さぁて、ルイズ……んんっ? zero/11281.wav|17|あれ、ルイズのヤツ。どこに行っちまったんだ?俺をおいて、いなくなっちまうなんて……。 zero/11282.wav|17|ルイズのヤツ、いったい、どこに行っちまったんだろう……。 zero/11283.wav|17|う、うわっぷ!?な、なんだ、いったい!? zero/11284.wav|17|尋常じゃないぞ、この部屋の暑さはっ!? zero/11285.wav|17|な、なにやってんだ?こんな暑さの中、2人で微笑みあってるし。 zero/11286.wav|17|え〜っと……。 zero/11287.wav|17|大丈夫か、春奈? zero/11288.wav|17|いやいやいや、なに言ってんの?ちっとも大丈夫な状況には見えないって! zero/11289.wav|17|こんなに汗かいちゃってるのに、何枚布団かけてんだよ? zero/11290.wav|17|それは? zero/11291.wav|17|だからさ、こんな状況で、なんでもないってことはないだろ? zero/11292.wav|17|シエスタ、大丈夫? zero/11293.wav|17|いや、サイトさんじゃなくてさ。 zero/11294.wav|17|とても大丈夫そうには見えない……。それより、2人してなにやってんの? zero/11295.wav|17|暖めるって、なんで? zero/11296.wav|17|なんというか? zero/11297.wav|17|いや、ウフフじゃなくてー。 zero/11298.wav|17|……ルイズは!? zero/11299.wav|17|そっか……。で、2人でなにしてんの?こんなに部屋を暑くしちゃってさ。 zero/11300.wav|17|って、何がなんだか分からないし……。 zero/11301.wav|17|一体何がどうなってるんだ? zero/11302.wav|17|おい、ルイズ。いま俺の顔見て、まずいって顔したろ? zero/11303.wav|17|この部屋の暑さをそんなに驚いちゃいないみたいだしな。 zero/11304.wav|17|というか、自分の部屋がこんな有様になってんだから、少しは驚けよ……。 zero/11305.wav|17|わぁーっ、シエスターっ!? zero/11306.wav|17|なあ、ルイズ……。 zero/11307.wav|17|それから、シエスタ……。 zero/11308.wav|17|2人とも、いったい何をしたんだ? zero/11309.wav|17|別にってことないだろ?シエスタと2人して、馬鹿みたいに部屋を暑くして、なに考えてんだ! zero/11310.wav|17|春奈は病気なんだぞ?病気じゃなくたって、こんなことされれば、体がぶっ壊れちまうだろ? zero/11311.wav|17|ルイズが言い出したことなんだろ? zero/11312.wav|17|なんで黙ってるんだよ?やっぱりそうなのか? zero/11313.wav|17|悪いけど、シエスタは黙っててくれないか! zero/11314.wav|17|いつものシエスタらしくないぞ。 zero/11315.wav|17|シエスタがこんなことするなんて……。俺、がっかりだな。 zero/11316.wav|17|俺はそうは思わないね。 zero/11317.wav|17|2人は春奈のこと、気に入らないのか? zero/11318.wav|17|それでこんな嫌がらせか?それは、さすがにやりすぎだろ? zero/11319.wav|17|俺、結構本気で怒ってるんだからな! zero/11320.wav|17|春奈大丈夫か?体は辛くないか? zero/11321.wav|17|良かった……。 zero/11322.wav|17|いや、別に悪いとか、嫌いとかじゃなくてさ。やりすぎだろって言ってるんだよ。 zero/11323.wav|17|……やれやれ。 zero/11324.wav|17|そっか。じゃ、シエスタ、頑張って……。 zero/11325.wav|17|シエスタ、落ち込んじゃったかなぁ……。 zero/11326.wav|17|だからってしていいことと、悪いことがあるだろ? zero/11327.wav|17|俺もついて行こうか? zero/11328.wav|17|なんだよ、その言い方……。 zero/11329.wav|17|そんなに春奈の面倒見てちゃ悪いのか? zero/11330.wav|17|じゃあ、なんであんなことしたんだよ。 zero/11331.wav|17|俺はおまえのことが心配で……。 zero/11332.wav|17|いや……、だって。 zero/11333.wav|17|いや、だから、俺は本気で……。 zero/11334.wav|17|俺は客観的に物を言ってるだけだぞ。 zero/11335.wav|17|ああ、そのつもりだけど。 zero/11336.wav|17|分かったよ。好きにすればいいだろ? zero/11337.wav|17|ったく、ルイズのヤツ……。なんであんなに怒ってるんだよ……。俺、もうわけ分かんねぇ。 zero/11338.wav|17|あれ?ルイズ戻ってきてたんだ。 zero/11339.wav|17|いや、別に悪いとかそういうことは……!?あれ、シエスタもいる……。仕事は? zero/11340.wav|17|それに、キュルケにタバサまで? zero/11341.wav|17|なあ、春奈。何もされていないか? zero/11342.wav|17|本当か?周りに気を使ったりしなくていいんだぞ? zero/11343.wav|17|それならいいんだけど……。ところで、みんなで集まって、何をしようとしてるんだ? zero/11344.wav|17|そりゃあ、気になるっていうか……。 zero/11345.wav|17|ルイズに何か用があるとか? zero/11346.wav|17|じゃあどうして? zero/11347.wav|17|春奈を見に来たとか? zero/11348.wav|17|ルイズに何か用があるとか? zero/11349.wav|17|あ、いや、どうするって……。 zero/11350.wav|17|わわっ!?急に抱きつくなよー! zero/11351.wav|17|ええっ、俺のせいっ!?今、目の前で見てたろ!! zero/11352.wav|17|もがっ、ふごごっ……。い、息が……。 zero/11353.wav|17|いや、そういうわけには……。 zero/11354.wav|17|でも俺、これでもルイズの使い魔だし……。 zero/11355.wav|17|答えてくれないし……。 zero/11356.wav|17|はは、あはは……。どうしたもんかなぁ……? zero/11357.wav|17|えーっと……。 zero/11358.wav|17|嫌いだなんて……そんなことありません! zero/11359.wav|17|い、いや、ルイズ。世の男性達を代表して客観的な返答をしただけで特に俺の感想ではないぞ。 zero/11360.wav|17|い、いや、待て。タンマ。 zero/11361.wav|17|胸でどうこうじゃなくて、むしろ……。それ以外の、ほら、何っていうか、それが……。 zero/11362.wav|17|そ、そうなんだ……。 zero/11364.wav|17|俺、別に胸で人を見てるわけじゃないし。 zero/11365.wav|17|いや、その……。 zero/11366.wav|17|ふご、ふごご……。く、苦しいって……息が……。 zero/11367.wav|17|ひぃっ!?怒りの矛先が俺にぃぃ〜っ!! zero/11368.wav|17|ご、ごめんキュルケ。もう放してっ! zero/11369.wav|17|そうだな……。 zero/11370.wav|17|でも、俺の言うことなんて聞かないよ。 zero/11371.wav|17|分かったよ……。 zero/11372.wav|17|ルイズ、決闘なんてやめろ!第一、怪我したらどうするんだ。 zero/11373.wav|17|いや、そういう意味じゃなくて……。 zero/11374.wav|17|えーっと……胸の大きさのこと? zero/11375.wav|17|は、はい……。 zero/11376.wav|17|えーっ? zero/11377.wav|17|女の子が決闘しちゃまずいもんな。 zero/11378.wav|17|ルイズ、決闘なんてやめろ!何の得にもならないだろ? zero/11379.wav|17|……ダメか。この2人の争いって、そんなに根深いものだったのか。 zero/11380.wav|17|お互いが納得行くまでやらせれば? zero/11381.wav|17|お互い、納得の行くまでやらないとさ。わだかまりって消えないものだろ? zero/11382.wav|17|うーん……。 zero/11383.wav|17|なあ、2人とも。やっぱり決闘はやめた方が……。 zero/11384.wav|17|こりゃ、ダメだ。とても止められそうにないよ。 zero/11385.wav|17|いや、駄目だろ。どうやって止めたらいいんだろう……。 zero/11386.wav|17|お二人ともいけませんっ!貴族同士の決闘は、認められてはいないんですよっ! zero/11387.wav|17|俺がこっちに来る前から2人とも仲が悪かったって言ってたし、積もり積もった結果なのかもな。 zero/11388.wav|17|えっ? zero/11389.wav|17|えっ、なんで俺が!? zero/11390.wav|17|なんか言ってくれよーっ! zero/11391.wav|17|おいおいタバサ、春奈が意地張りすぎって、どういうことだよ? zero/11392.wav|17|なんだよ、急に……。 zero/11393.wav|17|えっ、仮病ってこと?……本当に? zero/11394.wav|17|そっか……。 zero/11395.wav|17|ごめん、ちょっとショック……。 zero/11396.wav|17|いや、気づかなかった俺も悪いし。 zero/11397.wav|17|でも、本当に病気じゃなくて良かった。 zero/11398.wav|17|んー、そりゃちょっとはね。でもさ、俺は春奈が病気じゃなかったことの方が嬉しいんだよね。 zero/11399.wav|17|やっぱり、なんだかんだ言っても病気よりも健康の方がいいもんな。 zero/11400.wav|17|俺のことなら、気にしなくていいよ。 zero/11401.wav|17|春奈のことを看病したり面倒みてたのは、別に病気ってだけでみてたんじゃないんだからさ。 zero/11402.wav|17|知らない人じゃないんだ。きっと、病気じゃなくても面倒をみてたと思う。 zero/11403.wav|17|じゃあさ、ひょっとして……。シエスタが部屋を暑くしたり、キュルケが春奈を挑発してたのって……? zero/11404.wav|17|そっか……。そりゃ、タバサが言ったとおり、仮病だって気づかなかった俺が悪いな。 zero/11405.wav|17|なあ、タバサ。もしかして、春奈の仮病に気づいてなかったのって、俺だけ? zero/11406.wav|17|そうだったんだ……。 zero/11407.wav|17|急ぐって……。あっ、そうか!今すぐルイズ達の決闘を止めに行かなきゃ!! zero/11408.wav|17|そうだろうなぁ……。さて、どうやって止めよう。 zero/11409.wav|17|分かった。 zero/11410.wav|17|春奈、どうしたんだ? zero/11411.wav|17|素直に謝ってみたら?春奈だって、そこまで悪気があったわけじゃないんだし、きっと分かってもらえるよ。 zero/11412.wav|17|謝らなくてもいいよ。 zero/11413.wav|17|春奈はそこまで悪いことをしたわけじゃないんだろ?謝らなくてもいいんじゃないかな? zero/11414.wav|17|今度お菓子でもおごってみたら? zero/11415.wav|17|あ、そっか……。 zero/11416.wav|17|まぁ、何事もやってみなければ分からないよな。 zero/11417.wav|17|シエスタ。俺からも謝るよ。だから、許してあげてくれないか? zero/11418.wav|17|なにって……。俺は、キュルケとお前の決闘を止めにだなぁ…。それに、春奈が謝りたいって……。 zero/11419.wav|17|そんな、無茶苦茶な。 zero/11420.wav|17|まじかよ! zero/11421.wav|17|まあ、なんだ……。お互い、大けがせずに決闘が終わって良かったな。 zero/11422.wav|17|さっきからここにいたって。 zero/11423.wav|17|おいおい、泣き真似って……。そりゃないだろ、ルイズ。 zero/11424.wav|17|やっぱり、俺ってさ。女の子が泣いてるのを見ると……。 zero/11425.wav|17|かばいたくなるんだよね。 zero/11426.wav|17|そりゃまあ、そうなんだけど。つい、ね。 zero/11427.wav|17|無条件に信じてあげたくなっちゃう。 zero/11428.wav|17|いや、さすがに露骨なウソ泣きは分かるんじゃないかなぁ。 zero/11429.wav|17|なんかこう、ゾクゾクとくるんだよね。 zero/11430.wav|17|ウソウソ!これはウソだから!!本気にしないでくれよ! zero/11431.wav|17|ルイズが腹を立ててるのは分かるけど、俺の話をちゃんと聞いてくれ。 zero/11432.wav|17|俺も自分達の世界から、見知らぬ世界に来てしまったから春奈の気持ちがよく分かるんだよ。 zero/11433.wav|17|こっちの世界に召喚されたとき、俺だってかなり不安だったんだ。 zero/11434.wav|17|今まで見たことのない景色の中で、自分を知ってるやつが誰もいない。 zero/11435.wav|17|それがどれだけ不安なことか、みんなにも想像できるだろ? zero/11436.wav|17|そんな状況で、自分の知り合いがいたら、頼りたくなっちゃうって、仕方のないことだと思わないか? zero/11437.wav|17|そりゃ、春奈のやったことが褒められないことだということは分かる。 zero/11438.wav|17|だから、春奈が謝ってるんだ。許してあげてくれないかって思うんだ。 zero/11439.wav|17|でも俺、ルイズにはとても感謝してるんだぞ。 zero/11440.wav|17|そりゃ、最初は人間として扱ってくれなかったかもしれないけど……。 zero/11441.wav|17|ルイズが、俺がここにいていいんだってことを認めてくれたから、今があるんだ。だからさ……。 zero/11442.wav|17|どうしたの? zero/11443.wav|17|どれどれ?俺にできることなら、何でも言ってよ。 zero/11444.wav|17|ルイズ……。 zero/11445.wav|17|春奈は、俺のクラスメイトなんです。俺の通ってた学校の、学級委員長をつとめていて。 zero/11446.wav|17|ええ。それで知っていたというか、知り合いだったというか……。 zero/11447.wav|17|それで、ルイズにお願いして、ここに住まわせてもらったんです。 zero/11448.wav|17|えーと……。それは……。 zero/11449.wav|17|春奈。俺のこの左手についてる紋章のことだと思うぜ。 zero/11450.wav|17|つまらないコトって、どういうコトだよそれっ!! zero/11451.wav|17|あ、いや、それは、その……。 zero/11452.wav|17|あ、あれは事故だったんだよ。使い魔の儀式には必要だって。 zero/11453.wav|17|あれは、ルイズから求められてなぁ……。 zero/11454.wav|17|じ、実は俺から……。 zero/11455.wav|17|大丈夫だよ、春奈。俺達がついてるから。 zero/11456.wav|17|お姫さまが? zero/11457.wav|17|学院長も知らないってことは、何か個人的な相談でもあるんじゃないのか? zero/11458.wav|17|あールイズ、さっきの話シエスタに言っても大丈夫か? zero/11459.wav|17|あのさ、実はお姫さまにルイズと俺が呼ばれちゃって。トリスタニアに行くことになっちゃったんだよ。 zero/11460.wav|17|ついでに春奈のこともお姫さまに紹介してほしいって学院長に頼まれたから春奈も行くことになったんだ。 zero/11461.wav|17|言ってみれば、ルイズとお姫さまは、幼なじみって事だよな? zero/11462.wav|17|やっぱり春奈のことか? zero/11463.wav|17|大丈夫だって、春奈。いざとなったら、俺が守ってやるって。 zero/11464.wav|17|大丈夫だって。例えだよ、例え。 zero/11465.wav|17|シエスタくらい連れて行けないのか?ほら、身の回りの世話とか……。 zero/11466.wav|17|シエスタ……。 zero/11467.wav|17|分かった。 zero/11468.wav|17|はい、頑張ります。 zero/11469.wav|17|ああ、どうしようかなぁ……。 zero/11470.wav|17|それじゃあ、ルイズの隣にしようかな? zero/11471.wav|17|分かった、春奈の隣にするよ。 zero/11472.wav|17|えっ?なんで怒ってるんだよ。 zero/11473.wav|17|それだけはやめてください。 zero/11474.wav|17|キュルケ、タバサ。 zero/11475.wav|17|ギーシュ、モンモン。 zero/11476.wav|17|い、いや、ごめん。でも、なんでここに? zero/11477.wav|17|そっか、ありがとな。 zero/11478.wav|17|うん?なんだい、タバサ? zero/11479.wav|17|???? zero/11480.wav|17|???? zero/11481.wav|17|ああ、なるほど。ありがとう、タバサ。なんだ、簡単な事じゃないか。 zero/11482.wav|17|うわっ……なんてひでぇ道なんだっ!! zero/11483.wav|17|って、置いてあった荷物が倒れてくる……。うわぁ……。 zero/11484.wav|17|ぐはぁ……ってぇ……。メチャクチャ重いでやんの……。一体、何が入ってんだ、これ? zero/11485.wav|17|馬車が揺れたと思ったら、立ててあった荷物が俺に倒れてきたんだよ。 zero/11486.wav|17|うわわぅわぁ!に、荷物がしゃべった!! zero/11487.wav|17|いや、お前に言われたくないって……。それとも、この世界は何でもかんでもしゃべるって世界なのか? zero/11488.wav|17|立ててあった荷物が倒れてきたんだよ。そうしたら、荷物がしゃべるし。なんだか、やわらかいし……。 zero/11489.wav|17|と、とにかく、中身を開けて確かめてみようぜ。 zero/11490.wav|17|……。 zero/11491.wav|17|なんでだよっ!? zero/11492.wav|17|おい、本気かよっ!?落ち着けって、ルイズっ!! zero/11493.wav|17|ちょ、ちょっと待てよ。俺がそんなことするはずないだろ? zero/11494.wav|17|どうするって言われてもなぁ……。でも、このまま学校に戻るわけにもいかないだろ? zero/11495.wav|17|シエスタの事はなぁ……。 zero/11496.wav|17|俺の妹って説明するのは? zero/11497.wav|17|ほら、シエスタって、黒い髪で、黒い瞳だろ?俺の妹って言っても通るんじゃないかなぁ? zero/11498.wav|17|それじゃ、ルイズのメイドっていうのはどうだ? zero/11499.wav|17|ルイズのメイドっていうのはどうだ? zero/11500.wav|17|素直に話せばいいんじゃないか。お姫さまなら、きっと分かってくれるさ。 zero/11501.wav|17|そうかっ……良かったなシエスタ。 zero/11502.wav|17|……。 zero/11503.wav|17|んんっ……。 zero/11504.wav|17|ああっ、ごめん……。トリスタニアに着いたんだね? zero/11505.wav|17|……!? zero/11506.wav|17|あれ……。ここは学校じゃないか。 zero/11507.wav|17|え、そんなに寝てた?参ったな。 zero/11508.wav|17|あれ、そうだっけ? zero/11509.wav|17|そうだったんだ……ごめん。なんだかちょっと、調子が悪いみたいで。 zero/11510.wav|17|うへぇ。 zero/11511.wav|17|なあ、その勢いで学級日誌も頼むっ! zero/11512.wav|17|俺、気分が悪くってさぁ。保健室へ行かせてくれない? zero/11513.wav|17|マ……、マジですか!? zero/11514.wav|17|今日って何曜日だっけ?もしかして金曜日? zero/11515.wav|17|ほら、これでいいんだろ? zero/11516.wav|17|そりゃ、一日中寝てましたし。 zero/11517.wav|17|はぁい。 zero/11518.wav|17|お、お仕置きっ!?……って、何? zero/11519.wav|17|ルイズさんって誰? zero/11520.wav|17|い、いや、その光の球ってなんですか? zero/11521.wav|17|ま、魔法?待ってくれ、春奈!!やめるんだぁ!!! zero/11522.wav|17|うわああああああっ。 zero/11523.wav|17|ここはどこ? zero/11524.wav|17|い、いやなんでもない……。 zero/11525.wav|17|まぁ、俺も初めて見たとき、どこのテーマパークかと思ったもんだけどな。 zero/11526.wav|17|うーん。異世界の景色をそれっぽく作ってある公園?かな。 zero/11527.wav|17|大丈夫だよ、春奈。俺達がついてるだろう? zero/11528.wav|17|大丈夫。俺達が元の世界に帰る方法は、ルイズが探してくれるさ。 zero/11529.wav|17|良かったな、春奈。 zero/11530.wav|17|大丈夫さ、春奈。いつかきっとなんとかなるよ。 zero/11531.wav|17|なんとかなるさ。だって、俺と出会えるくらい幸運なんだろ?きっと帰れる方法もみつかるって。 zero/11532.wav|17|まぁ、とにかく。元の世界に帰れるまでは、この世界で暮らすしかないんだし。 zero/11533.wav|17|あまり悲観せず、まずはこの世界へ慣れる事だと思うよ。 zero/11534.wav|17|元気出せよ、春奈。 zero/11535.wav|17|お姫さま、元気にしてるかなぁ〜。ルイズ、こうして会うのも、なんか久しぶりだよなぁ。 zero/11536.wav|17|お姫さまとは、もう知り合いみたいなもんじゃないか。 zero/11537.wav|17|ああ、分かってるって。 zero/11538.wav|17|あっ……はい。またお会いすることができて、光栄です。 zero/11539.wav|17|ああ、そうだな。 zero/11540.wav|17|その深刻な問題って何ですか? zero/11541.wav|17|なんだ、そいつは話が早いや。その犯人を俺達で捜し出して、連れてくればいいってことだな、お姫さまっ? zero/11542.wav|17|ふんふん。 zero/11543.wav|17|あっはははははははははっ……!!そいつは確かに、ルイズの他には考えられないな。 zero/11544.wav|17|い、いや、ルイズ。ちょっと落ち着け。もう少し考えてみようぜ。 zero/11545.wav|17|ルイズは犯人じゃありません。 zero/11546.wav|17|爆弾使いが学院に現れた時、ルイズと一緒にいました。ルイズにはアリバイがあります。 zero/11547.wav|17|爆弾使いはルイズですね。まちがいありません。 zero/11548.wav|17|爆発に胸。この条件がそろってるのは、トリスタニアを探してもルイズしかいません。 zero/11549.wav|17|う、うぉ……。まじに入れてきたな。 zero/11550.wav|17|他に情報はないんですか?これだけでは、ルイズのことなのか、他の人のことなのか分かりませんよ。 zero/11551.wav|17|それは分かってるって。 zero/11552.wav|17|お姫さまは、俺達の吉報を楽しみに待っていてください。 zero/11553.wav|17|何ぃ!? zero/11554.wav|17|噂をすれば影がさす……とは、この事か! zero/11555.wav|17|デルフ、ここからは俺達の出番だ。 zero/11556.wav|17|ルイズっ、こっちだっ! zero/11557.wav|17|くそっ……。どこにいるんだ?どこにもいねぇぞ。 zero/11558.wav|17|こっちの方に走り去ったと思ったんだけどなぁ。 zero/11559.wav|17|何! zero/11560.wav|17|ああ、それはなんとなく分かる。 zero/11561.wav|17|……怖いか、ルイズ? zero/11562.wav|17|分かった、それなら戦闘開始だ。 zero/11564.wav|17|分かった。それしかなさそうだな。ルイズ、それでいくぞ! zero/11565.wav|17|……いくぞっ!! zero/11566.wav|17|そろそろ……降参したらどうだぁ?このまま続けても、おまえに勝ち目はない。 zero/11567.wav|17|ルイズっ、爆弾だ!隠れろっ!! zero/11568.wav|17|ぐあっ……!! zero/11569.wav|17|ダメだっ……まぶしくて何も見えない!! zero/11570.wav|17|ルイズ、どこもケガはないか? zero/11571.wav|17|そっか……。それじゃあ、城へ戻ってお姫さまに報告しよう。 zero/11572.wav|17|ああ……今回も助かったよ、デルフ。 zero/11573.wav|17|なんだい、ルイズ? zero/11574.wav|17|ああ、戻るとするか。 zero/11575.wav|17|ありがとうございます、お姫さま。 zero/11576.wav|17|やあ、2人とも無事だったかい? zero/11577.wav|17|大丈夫。あってもかすり傷ぐらいだから。 zero/11578.wav|17|はぁ?まだ、何かあるのかよ? zero/11579.wav|17|へぇ〜。ボクとはえらい待遇の違いですねぇ、ご主人様。 zero/11580.wav|17|……。 zero/11581.wav|17|ホント、そうだよなぁ……。 zero/11582.wav|17|おおっ……。そうかっ、その手があったじゃないか! zero/11583.wav|17|春奈っ!それは、グッドアイデアだと俺も思うぞ! zero/11584.wav|17|ベツニ、ヨロコンデナンテイマセンヨ。 zero/11585.wav|17|……まったく、安請け合いなんかしやがって。 zero/11586.wav|17|いえ、なんでもないです。 zero/11587.wav|17|なら、言ってやる。 zero/11588.wav|17|安請け合いするのはいいけど、どうやってあの爆弾使いを見つけだすつもりなんだよ! zero/11589.wav|17|言わせてもらいますけどね。 zero/11590.wav|17|安請け合いするのはいいけど、どうやってあの爆弾使いを見つけだすつもりなんだよ! zero/11591.wav|17|別に不満そうな顔なんてしてねーよ。 zero/11592.wav|17|なら、言ってやる。 zero/11593.wav|17|安請け合いするのはいいけど、どうやってあの爆弾使いを見つけだすつもりなんだよ! zero/11594.wav|17|……はぁ、ホントになにも考えてなかったのかよ。 zero/11595.wav|17|爆発がいつ起こるのか分からないから、誰も捕まえられないんだろ?もう少し考えろよ。 zero/11596.wav|17|な、なんだよ!安請け合いしたのはルイズだろ? zero/11597.wav|17|ほら見ろ。周りのご婦人方はいたって冷静ですよ?それに比べてウチのご主人様ときたら……。 zero/11598.wav|17|どうしたんだよ? zero/11599.wav|17|なんで、そうなるんだよ……。とにかく、追いかけるぞ。シエスタは宿に戻ってて。 zero/11600.wav|17|やっと追いついた……。……はぁはぁ、どうしたんだよ春奈? zero/11601.wav|17|そ、それを早く言えよ。どっち行ったんだよ!そのバッグを持った奴って! zero/11602.wav|17|ま、待てって!春奈っ! zero/11603.wav|17|く、くそぅ!どこ行ったんだよ! zero/11604.wav|17|ちくしょう!こんなときに……。 zero/11605.wav|17|そんなことできるはずねーだろ?春奈が襲われてるかもしれないのに。 zero/11606.wav|17|詳しく説明してあげたいのは山々なんだが……、今は時間がないんだ。 zero/11607.wav|17|先を急ごう。 zero/11608.wav|17|いた。春奈!無事だったんだな。 zero/11609.wav|17|で、どこに行ったんだ?そのバッグを持った人。 zero/11610.wav|17|いや、どう助けたらいいのかなぁって、考えてたんだけど……。 zero/11611.wav|17|でも、あなたのバッグだという証明もないわけですが……。 zero/11612.wav|17|いや、それはその……。 zero/11613.wav|17|……春奈……あきらめよう。 zero/11614.wav|17|あ、あの……座長さん……。そのバッグはとても大切なものなんです。なんとか返してもらえませんか? zero/11615.wav|17|そ、そんな! zero/11616.wav|17|とりあえずいったん引き上げよう。 zero/11617.wav|17|まぁ、そういうこと。ただし、内緒にしてくれよ。一応、秘密任務ってことになってるんだ。 zero/11618.wav|17|はぁ……。それにしても、証拠って言われてもねぇ……。 zero/11619.wav|17|なるほどね……。確かに隠しポケットだったら、よほどのことが無い限りばれてないと。 zero/11620.wav|17|旅役者って何が危険なんだよ。芸能人だろ?凄いじゃないか? zero/11621.wav|17|元の世界……日本との絆か……。……そうだよな。 zero/11622.wav|17|……俺も行くよ。夜はいろいろ危険だからな。1人で行かせるわけにはいかないだろ? zero/11623.wav|17|気をつけて行くんだぞ。 zero/11624.wav|17|えっ?あ……訂正、訂正!俺も行かせていただきます。 zero/11625.wav|17|同じ女の子だろ?シエスタが付いていったらどうだ? zero/11626.wav|17|そ、そうだよな。夜道は危ないので、俺が付いてくよ。 zero/11627.wav|17|うーん、部屋で1人ってわけにもいかないし、みんなで行こうか。 zero/11628.wav|17|さて、劇場の前に来たわけだけど、どうしよう? zero/11629.wav|17|キュルケ、鍵はどうする?当然かかってるよな。 zero/11630.wav|17|……。 zero/11631.wav|17|いや、ある意味物取りに来たわけなんだけど。 zero/11632.wav|17|春奈。今日はあきらめるってどうだ? zero/11633.wav|17|いや、それって違法……。 zero/11634.wav|17|デルフ。あの扉、ぶちやぶれるか? zero/11635.wav|17|サンキュ!キュルケ……。 zero/11636.wav|17|……うわっ、しまった。 zero/11637.wav|17|バッグの件でもう一度相談に来たんだ。 zero/11638.wav|17|わ、忘れ物を捜しに来た。 zero/11639.wav|17|……も、黙秘する! zero/11640.wav|17|か、監禁?そんなのが劇場にあるのかよ。 zero/11641.wav|17|ただし? zero/11642.wav|17|バ、バカ、興奮するんじゃねーよ。ルイズ、ここは頭を下げるところだろ? zero/11643.wav|17|条件? zero/11644.wav|17|春奈……。 zero/11645.wav|17|ルイズ、俺からも頼む。これしかないんだ。 zero/11646.wav|17|……ところで、舞台の手伝いって大道具とかをすればいいのか? zero/11647.wav|17|……えっ! zero/11648.wav|17|……。 zero/11649.wav|17|な、なんだよ。その不機嫌そうな顔は! zero/11650.wav|17|……うう、ごめんなしゃい。 zero/11651.wav|17|そ、そんなオーバーな……。なんでそこまで落ち込むんだよ。 zero/11652.wav|17|まじかよ……。 zero/11653.wav|17|シエスタはどうなんだ? zero/11654.wav|17|あれ、そうだっけ? zero/11655.wav|17|あのー、ご主人様……。 zero/11656.wav|17|まだ、何も言ってねーじゃねーか! zero/11657.wav|17|キュルケはどうなんだ?面白そうに感じないか? zero/11658.wav|17|また、難しいことを言うなよ。そんなこと絶対無理だって。 zero/11659.wav|17|とほほ……。 zero/11660.wav|17|本当にいいのか? zero/11661.wav|17|さすが、ご主人様。やるときはやるぜ。 zero/11662.wav|17|ギーシュ様の美貌をもってすれば、平民の女の子が寄ってくるかもよ? zero/11663.wav|17|は、はい! zero/11664.wav|17|……そ、そうですね。 zero/11665.wav|17|は、はあ……。 zero/11666.wav|17|……そりゃだって。まさかこんな場所におられるなんて誰も思いませんよ。 zero/11667.wav|17|それに、ここまで近くで見たことがある人なんて、本当に地位のある人だけなんでしょ? zero/11668.wav|17|だ、大丈夫なんですか? zero/11669.wav|17|は、はいっ! zero/11670.wav|17|キュルケ!ちょ、ちょっと……。 zero/11671.wav|17|タ、タバサ!キュルケを止めないと……。 zero/11672.wav|17|で、でも! zero/11673.wav|17|モ、モンモン! zero/11674.wav|17|ご、ごめん! zero/11675.wav|17|……は、はい。お願いしましゅ。 zero/11676.wav|17|なんか、楽しそうに笑ってるぞ?……あの2人……何を話してたんだ? zero/11677.wav|17|なんだそりゃ。 zero/11678.wav|17|そ、それでおしまい?バッドエンドかよ? zero/11679.wav|17|ひどい話だな。 zero/11680.wav|17|だって悲劇だろ!物語はハッピーエンドに限るって! zero/11681.wav|17|いや、いい話だと思うけど。 zero/11682.wav|17|結構、本を読んでるんでね。ま、まあ、そんなわけで、それなりに目は肥えてるつもりだ! zero/11683.wav|17|いや、よく分かんない。 zero/11684.wav|17|い、いや……。その……。 zero/11685.wav|17|……ええっ!お、俺? zero/11686.wav|17|みんな! zero/11687.wav|17|良かったな。キュルケ、モンモン! zero/11688.wav|17|い、いや、そういうわけでは決して……。 zero/11689.wav|17|ずっとつらい基礎ばかりやらされていた俺達を舐めるなよ! zero/11690.wav|17|あ、あの。俺の役も交替の可能性が? zero/11691.wav|17|なんだ、キュルケ? zero/11692.wav|17|へ?忘れてること? zero/11693.wav|17|それってもしかして、女王様から頼まれた「爆弾使い」を探すこと? zero/11694.wav|17|それってもしかして、今日がキュルケの誕生日ってこと? zero/11695.wav|17|もしかして、ダンスの足さばきが今日は上手くなかったとか? zero/11696.wav|17|やばっ。ここ最近練習に忙しくて、ぜんぜん見て回れていないよ。 zero/11697.wav|17|ル、ル、ルイズにこのことを知らせないと……。 zero/11698.wav|17|……えっ? zero/11699.wav|17|キュルケ。そうならそうと言ってくれれば良かったのに。 zero/11700.wav|17|キュルケ、ありがとうな。ルイズの代わりに言っておくよ。 zero/11701.wav|17|ほ、ホントにいいんですか? zero/11702.wav|17|無茶苦茶だって!メインの役者のほとんどが素人なんて! zero/11703.wav|17|良かったな、春奈! zero/11704.wav|17|……はあ。なんだかまだ興奮がさめない気がするな。 zero/11705.wav|17|いや……。その……。 zero/11706.wav|17|ルイズ、いい加減にしろよ。いらいらするのも分かるけどさ。落ち着いたらどうだ? zero/11707.wav|17|お、俺に八つ当たりすんなって! zero/11708.wav|17|なあ、キュルケ。それはちょっと言いすぎじゃ……。 zero/11709.wav|17|そ、それは失礼しました……。 zero/11710.wav|17|タバサ、2人を止めてくれよ。 zero/11711.wav|17|そういわれると、そうかもしれないけどさ。もっと違うやり方があるんじゃないかと思わないのか? zero/11712.wav|17|は、はいぃ! zero/11713.wav|17|あ、俺、ゼロ戦のことで、コルベール先生に呼ばれてたんだった。それじゃあな! zero/11714.wav|17|あのー。すみません、ちょっと避難させてもらってもいいですか? zero/11715.wav|17|笑い事じゃないですよ。いつお仕置きされるか、ひやひやしてるんですから。 zero/11716.wav|17|……。 zero/11717.wav|17|人生観? zero/11718.wav|17|はぁ……。 zero/11719.wav|17|いえ……。 zero/11720.wav|17|モンモン!どうしてここが分かったんだ? zero/11721.wav|17|学院長が?何の用事だろ。 zero/11722.wav|17|分かった、向かうよ。コルベール先生、ありがとうございました。 zero/11723.wav|17|なんだか、いやな予感がするな……。 zero/11724.wav|17|で、でも……。 zero/11725.wav|17|なんか軍人さんがたくさんいますけど、会議の最中だったんじゃ? zero/11726.wav|17|感じワル。 zero/11727.wav|17|あのさあ、おっさん。少し黙って、お姫さまの話聞いてなよ。お姫さまだって、一生懸命考えたんだからさ。 zero/11728.wav|17|いやだね。 zero/11729.wav|17|城を……ぐるっと丸くかこむような形で事件が起きてる。 zero/11730.wav|17|ってことは……? zero/11731.wav|17|犯人は爆弾好きな職人ってことですか!それとも雇う時、建築の職人と花火職人を間違ったとか!? zero/11732.wav|17|どうした、ルイズ。ひどく落ち込んでるみたいだけど……。もしかして、ちがうの? zero/11733.wav|17|そ、そうだな。 zero/11734.wav|17|職人を装って、工作員が入り込んでるかもしれない、ってことですか! zero/11735.wav|17|この都を観光したかった職人が、爆破事件の犯人!?なんて遠回りな……! zero/11736.wav|17|え、ちがうの? zero/11737.wav|17|お姫さま、俺達にできることは……。 zero/11738.wav|17|ルイズ、どうする?俺はルイズに従うよ。 zero/11739.wav|17|学院が危ない!急いで戻らなきゃ! zero/11740.wav|17|あ、はい……。 zero/11741.wav|17|ルイズ、それでいいのか? zero/11742.wav|17|大丈夫ですよ、お姫さま。 zero/11743.wav|17|こんなご主人様だけど……。どうやら守ってやんなきゃいけないのが、俺の役目みたいですから。 zero/11744.wav|17|お、俺達で大丈夫かな? zero/11745.wav|17|そんなこと言ってもなあ、こっちも大変なんだぜ。 zero/11746.wav|17|うちのご主人様ときたら、なにかってぇとすぐ泣くし。 zero/11747.wav|17|虚無の魔法使いとかいっても、すぐに精神力を使い果たしちゃうし。 zero/11748.wav|17|炊事洗濯がまるで駄目なうえに、日常の魔法もてんで駄目。 zero/11749.wav|17|そのくせ食べることだけが一人前ときたもんで……。 zero/11750.wav|17|ぎゃーすっ! zero/11751.wav|17|ルイズか? zero/11752.wav|17|どうしたんだルイズ。ずいぶん改まって。 zero/11753.wav|17|ああ、さっき兵士に聞いたよ。で、敵の包囲網を突破して学院に移動。それからゼロ戦を飛ばすことになるんだよな。 zero/11754.wav|17|なぁ……ルイズ。 zero/11755.wav|17|学院はどうなってるんだろう? zero/11756.wav|17|い、いやそれは分かってるんだけどさ。ちょっと、気になっちゃって。 zero/11757.wav|17|それにルイズだって気にならないわけじゃないんだろ? zero/11758.wav|17|敵に捕まったりするんじゃないぞ。 zero/11759.wav|17|だっておまえ、魔法が使えるったって、相手は人数が多いんだ。 zero/11760.wav|17|虚無の魔法もいいけど、使う場面が来る前に一巻の終わりじゃあ、しょうがないからな。 zero/11761.wav|17|おまえ……。ほんとに虚無の魔法を使うのか? zero/11762.wav|17|だよ、な。敵の艦隊とやりあうのに、俺のゼロ戦だけじゃ無理だしな。 zero/11764.wav|17|なぁルイズ、俺はさ……。 zero/11765.wav|17|ルイズ……。 zero/11766.wav|17|なんだよ、ちくしょう。 zero/11767.wav|17|貴族だからって、ほいほい命をかけてどうするんだよ……。 zero/11768.wav|17|……。 zero/11769.wav|17|ま、今はあれこれ悩んでもしょうがないか。今日は、寝ておこ……。 zero/11770.wav|17|ここまでありがとうございます。気をつけてお帰りください。 zero/11771.wav|17|あの兵士さん、帰り大丈夫かなぁ。 zero/11772.wav|17|きっとってなぁ……。時間が過ぎれば、砲台の動きも活発になるんだろ? zero/11773.wav|17|うっ。 zero/11774.wav|17|……。 zero/11775.wav|17|なぁルイズ、昨日の夜も言ったけど、ほんとにそれでいいのか? zero/11776.wav|17|俺はできれば、戦場に行きたくない。もちろん、ルイズにも行ってもらいたくない。 zero/11777.wav|17|そりゃあ俺はおまえの使い魔だから、命令されたら一緒に戦場には行くけど……。 zero/11778.wav|17|ルイズ……。 zero/11779.wav|17|いや、俺が戦いに行きたくねーって話じゃねーよ。分かってるのか? zero/11780.wav|17|この音は?う、上っ? zero/11781.wav|17|やっぱりタバサか。俺達を迎えに来てくれたのか? zero/11782.wav|17|な……春奈が?まさか! zero/11783.wav|17|あいつは魔法なんて使えないし、武器だってろくに扱えないんだぞ! zero/11784.wav|17|そ、それは本当に春奈なのか?見間違いじゃないのか? zero/11785.wav|17|急にどうしちゃったんだ、春奈……。 zero/11786.wav|17|でも、春奈がちょっと暴れたからって学院が騒動になるかよ。 zero/11787.wav|17|とにかく事情を説明してくれ。だいたい春奈が暴れる理由なんてないだろう。 zero/11788.wav|17|お、おう。 zero/11789.wav|17|まるで戦争があったみたいだな。本当に原因は春奈なのか……。 zero/11790.wav|17|モンモン!今どうなってんのか状況を聞かせてくれ。 zero/11791.wav|17|あっけなく返り討ち、ってわけか。 zero/11792.wav|17|キュルケ! zero/11793.wav|17|春奈……。なんでおまえがこんなことしてんだよ! zero/11794.wav|17|え? zero/11795.wav|17|なに! zero/11796.wav|17|まさか……二重人格? zero/11797.wav|17|簡単に言うと、1人の中に2人がいるってこと。 zero/11798.wav|17|春奈はどうなったんだ!? zero/11799.wav|17|……。 zero/11800.wav|17|お、俺とルイズのことを? zero/11801.wav|17|お前の親玉は誰なんだ! zero/11802.wav|17|そ、そうは言っても、春奈を攻撃するのかよ! zero/11803.wav|17|こうなりゃやってやる!行くぞ、ルイズ。 zero/11804.wav|17|くっ。なら、どうすればいいんだよ。 zero/11805.wav|17|ど、どうすればいいんだ! zero/11806.wav|17|断る。今はアキナかもしれないけど、やっぱり春奈なんだ。 zero/11807.wav|17|それに、本物の春奈の人格は消されたわけじゃない。アキナに操られているだけだ。 zero/11808.wav|17|……くそっ! zero/11809.wav|17|くっ……。 zero/11810.wav|17|分かった……。 zero/11811.wav|17|春奈はスパイなんかじゃない。アキナが……、魔法が操ってるんだ! zero/11812.wav|17|この音……これは。 zero/11813.wav|17|この声は……。ウェザリーさん? zero/11814.wav|17|どうする?学院長室に飛び込むか? zero/11815.wav|17|それはそうだけど……。 zero/11816.wav|17|な、なんだっ……? zero/11817.wav|17|くそっ……。 zero/11818.wav|17|ちょっと待てよ。順序が逆だろ?まずは学院を救うのが先だろうが。 zero/11819.wav|17|……そうかい。それがご主人様の決断か。俺は断る! zero/11820.wav|17|そりゃあ貴族様はお偉い人優先だろうが、俺はこの学院を見捨てられねぇ。そうじゃないのかよ! zero/11821.wav|17|俺は確かにお前の使い魔だけどさ、今のルイズみたいな薄情者の言うことは聞きたくないね。 zero/11822.wav|17|その声はシエスタか?でも平民はみんな食堂に避難って。 zero/11823.wav|17|分かった、今開けるから。 zero/11824.wav|17|シエスタ、無事で……わわっ!? zero/11825.wav|17|ちょ、ちょっとシエスタ。なんでナイフなんて持ってるんだよ。 zero/11826.wav|17|シ、シエスタっ!きみはいったい何を……。 zero/11827.wav|17|で、でもシエスタを攻撃するなんて……。 zero/11828.wav|17|そ、そんなこと言ったって……うわわっ! zero/11829.wav|17|デルフ、なんとかならないのか! zero/11830.wav|17|そ、そんなこと言ったって……うわわっ! zero/11831.wav|17|だ、誰か助けて! zero/11832.wav|17|うわっ!?シ、シエスタやめ……っ! zero/11833.wav|17|タバサ?おまえいったい何を……。 zero/11834.wav|17|いや、待てよ。どう考えてもおかしいだろ?シエスタが人を殺そうとするなんて……。 zero/11835.wav|17|とりあえず、シエスタをどうする?まさか、このまま放置ってわけにもいかないだろ? zero/11836.wav|17|おいおい。 zero/11837.wav|17|レコン・キスタの兵士か……。 zero/11838.wav|17|はぁ、はぁ……。 zero/11839.wav|17|分かった。 zero/11840.wav|17|でも、キュルケ達だけじゃ……。 zero/11841.wav|17|わ、分かった。すぐに助けに戻るからな! zero/11842.wav|17|キュルケ、タバサ……。でも、俺……。 zero/11843.wav|17|ちょっと待てよ。ルイズっ……! zero/11844.wav|17|お、俺もここに残って戦う! zero/11845.wav|17|ちょっと待てよ。ルイズっ……! zero/11846.wav|17|おい、ルイズ。本当にキュルケやタバサは大丈夫なのか? zero/11847.wav|17|……。 zero/11848.wav|17|あ、あぁ……。 zero/11849.wav|17|あちゃあ……。 zero/11850.wav|17|よし、さっさと片付けるぞ! zero/11851.wav|17|いやまて、焦るな。 zero/11852.wav|17|ルイズはどう思う? zero/11853.wav|17|そうだな。よし……。 zero/11854.wav|17|行くぞ!デルフ! zero/11855.wav|17|ゼロ戦を守りながら戦うってのは、なんだか、気を使うけど……。 zero/11856.wav|17|ちょっと待てよ。えーと……駄目だ。計器とかは正常だし、フラップも問題はないんだけど……。 zero/11857.wav|17|動かすために必要なガソリンが足りない。 zero/11858.wav|17|あー、ガソリンっていうのは魔法で言うところの精神力みたいなもの。ガソリンがないとゼロ戦が飛ばないんだ。 zero/11859.wav|17|コルベール先生のところに行けば、予備のガソリンはあると思うけど……あそこに行くには校舎の中を突っ切る必要があるし。 zero/11860.wav|17|よし、なんとかして先生の研究室まで行ってみよう。他に行くあてはないし。 zero/11861.wav|17|じゃあ……。どうすりゃいいんだよ? zero/11862.wav|17|一旦退却するしかないか。 zero/11863.wav|17|えーと……。くそっ、思いつかない。八方ふさがりって奴か! zero/11864.wav|17|くそぉ……。どうする? zero/11865.wav|17|この状況じゃ、それも期待できない……か。 zero/11866.wav|17|そもそもゼロ戦を動かすには、広い場所が必要なんだ。 zero/11867.wav|17|こんなに兵士が多いようだと、ガソリンがあっても、簡単には飛べない。 zero/11868.wav|17|はぁ?なに言ってるんだよおまえ。 zero/11869.wav|17|この、ばか野郎! zero/11870.wav|17|あぁ、殴ったよ。なぁルイズ、俺はどうしても納得できないことがあるんだ。 zero/11871.wav|17|なんで貴族ってのは、自分の命に割り切りがよすぎるんだよ。 zero/11872.wav|17|ルイズ……。でも、今のおまえはどう見たって無理してるじゃないか。 zero/11873.wav|17|確かにおまえは虚無の魔法使いだよ。その力は俺が見ても本当に凄いと思う。 zero/11874.wav|17|だけどさ、ルイズはさ……、ただの女の子じゃないか。 zero/11875.wav|17|今のおまえ……強がってるだろ?怖がってるだろ?そんなルイズ、俺は見てられない。 zero/11876.wav|17|もっと自分のこと、大事に思ってみろよ。俺にいつもしてるみたいに、ワガママなルイズでいいじゃないか。 zero/11877.wav|17|な、だから……。 zero/11878.wav|17|ルイズ? zero/11879.wav|17|……。 zero/11880.wav|17|ルイ…… zero/11881.wav|17|ルイズ……。 zero/11882.wav|17|そんなんじゃ……ねぇよ。 zero/11883.wav|17|ただ……。なんだかほっとけなかっただけだっての。 zero/11884.wav|17|誰だっ! zero/11885.wav|17|ところでコルベール先生、よく無事でしたね。 zero/11886.wav|17|学院長の? zero/11887.wav|17|えぇ、ガソリンが足りなくて……。予備はありませんか、先生? zero/11888.wav|17|今の学院に、そんな場所があるんですか?先生の話だと、もう逃げも隠れもできないような気がするんですが……。 zero/11889.wav|17|もしかして、ルイズの部屋ですか? zero/11890.wav|17|ほら、相手の裏をかくというか、なんというか……。 zero/11891.wav|17|まさか、先生の研究室ですか? zero/11892.wav|17|え、でもコルベール先生の研究室って校舎の中をかなり歩いていった先にあるんじゃ……。敵に見つかっちゃいますよ? zero/11893.wav|17|え、えぇっ? zero/11894.wav|17|地下道ッ!? zero/11895.wav|17|はは……。こいつぁちょっとした冒険だな。な、ルイズ? zero/11896.wav|17|お邪魔します……。 zero/11897.wav|17|は、はぁ……そうなんですか。 zero/11898.wav|17|は、はぁ……。 zero/11899.wav|17|ゼロ戦さえ動かせりゃなぁ……。一隻だけならなんとかできるんじゃないかと思うんだけど。 zero/11900.wav|17|ルイズ、おまえまさか……。 zero/11901.wav|17|いや、ルイズのアレは……。下手すりゃ学院もろとも灰にしちゃいそうなんですけど。 zero/11902.wav|17|いや、だってあの時もさ……。 zero/11903.wav|17|ルイズ、おまえ……。何を使う気なんだ?ま、まさかこのあいだのアレを……? zero/11904.wav|17|お、俺にも分からないんだけど。 zero/11905.wav|17|ま、まさかこのあいだのアレを……? zero/11906.wav|17|え……。違うの? zero/11907.wav|17|え、ということは……。 zero/11908.wav|17|信じて、いいんだな? zero/11909.wav|17|分かったよ。ご主人様に賭けるとしますか。 zero/11910.wav|17|協力ですか? zero/11911.wav|17|ウェザリーの? zero/11912.wav|17|催眠術、みたいなものですか? zero/11913.wav|17|何か対抗する方法はないんですか? zero/11914.wav|17|すごいですね。あっという間に作るなんて……。 zero/11915.wav|17|これで春奈を元に戻せるのですか? zero/11916.wav|17|そうですか……。 zero/11917.wav|17|はい。 zero/11918.wav|17|そ、それはどういうことですか、コルベール先生? zero/11919.wav|17|うっ……確かに。 zero/11920.wav|17|俺とルイズは、どうあっても別行動を取らなきゃいけないってことですね。 zero/11921.wav|17|はい。他に方法もないようですし、全力を尽くします。 zero/11922.wav|17|キュルケやタバサと合流できれば、なんとか……。 zero/11923.wav|17|一体、どちらを先にすればいいんだ……? zero/11924.wav|17|つまり、俺とルイズは、別行動をとる必要があるってことですか。 zero/11925.wav|17|そこで俺とルイズは、二手に分かれるってことか。あ、でもこの距離ならほんの目と鼻の先だな。 zero/11926.wav|17|あ、これは……。 zero/11927.wav|17|分かりました。 zero/11928.wav|17|しょうがないだろ、下水道なんだからさ。ぎゃーぎゃー言うヒマがあったら、先に進もうぜ。 zero/11929.wav|17|それなんだけどさ。俺達、あの2人を倒しちゃって本当にいいのかな? zero/11930.wav|17|ウェザリーは、確かにそうかもしれないけど……。 zero/11931.wav|17|少なくとも、アキナはあくまでも春奈の頭の中に刷り込まれた人格で、体は春奈そのものなんだろ? zero/11932.wav|17|アキナを傷つけるということは、つまり春奈を傷つけるということで……。 zero/11933.wav|17|彼女達にだって、やむにやまれぬ事情があるかもしれないじゃないか。 zero/11934.wav|17|そうだよな……。 zero/11935.wav|17|春奈は元に戻らないのかな……。 zero/11936.wav|17|できないかもしれない。 zero/11937.wav|17|俺は、春奈を絶対に元に戻してあげたいんだ。元に戻った後で、自分がアキナとしてやったことに苦しむかもしれないけど……。 zero/11938.wav|17|それでも春奈は春奈に戻んなくちゃいけないと思う。 zero/11939.wav|17|でも、ウェザリーにしか春奈を直すことができないとしたら……。 zero/11940.wav|17|それは分かってる。分かってるはずなんだけどな……。 zero/11941.wav|17|敵、か? zero/11942.wav|17|いや、味方かもしれない。相手を確かめてからにしよう。 zero/11943.wav|17|誰だっ!って、あれ?キュルケとタバサじゃないか。 zero/11944.wav|17|くそっ。手加減できないからな! zero/11945.wav|17|その前に確認しておきたいんだけど。キュルケ、おまえ最後に記憶があるのはいつまでだ? zero/11946.wav|17|いや、それがだなぁ……。 zero/11947.wav|17|ところで、2人は俺達の計画に賛成してくれるよな? zero/11948.wav|17|ありがとう。 zero/11949.wav|17|正直2人が見つからなかったらどうしようって思ってたとこだったから、仲間が増えて嬉しいよ。 zero/11950.wav|17|もうケンカはやめろよ。 zero/11951.wav|17|うん?タバサどうしたんだ? zero/11952.wav|17|タバサ、よろしく頼むな。 zero/11953.wav|17|うん、タバサが一緒なら俺も心強いよ。 zero/11954.wav|17|まずはルイズとキュルケが屋上をめざす……。だろ? zero/11955.wav|17|ウェザリー達の注意をこっちに向けるためだよな。 zero/11956.wav|17|よし、それじゃ行くぞ。 zero/11957.wav|17|なんだよ。まだ打ち合わせてないこととか、分からないこととかあるのか? zero/11958.wav|17|へ? zero/11959.wav|17|心配すんな。俺に任せておけよ。 zero/11960.wav|17|なんだよ、俺ってそんなに信用されてないのか?ちょっと傷つくなぁ。 zero/11961.wav|17|なに言ってんだよルイズ。俺はお前の方が心配だ。 zero/11962.wav|17|大丈夫だよ。きっと、なんとかなるって。 zero/11964.wav|17|一番しっくりくる武器で、おまけに敵の魔法も吸収してくれる。簡単にやられやしないって。 zero/11965.wav|17|今日はって、いつも張り切ってくれよ……。 zero/11966.wav|17|ル、ルイズ? zero/11967.wav|17|わ、わぷっ!? zero/11968.wav|17|え、えぇっ?おま、おまえ……。俺に、キス……!? zero/11969.wav|17|……。 zero/11970.wav|17|あ、あぁ。分かってる。 zero/11973.wav|17|お、おう。 zero/11974.wav|17|え……!? zero/11975.wav|17|そうか、ルイズのやつが使うって言ってたのはこれだったのか……。 zero/11976.wav|17|さすがはルイズだよ、うん。やっぱり俺のご主人様だ! zero/11977.wav|17|うん、学院長室はもう目の前だ。ここから一気に行くとしますか。 zero/11978.wav|17|ウェザリー、それにアキナ。俺達の学院と、春奈を返してもらいに来たぜ。 zero/11979.wav|17|驚いたってことなら、俺のほうが驚いたよ。まさか、ウェザリーが敵だったなんて。 zero/11980.wav|17|ウェザリー、ここで投降してくれないか。あんたを、春奈を傷つけたくない。 zero/11981.wav|17|その魔法はすでに対応ずみだよ。ほら、これ。 zero/11982.wav|17|ウェザリー。あんたの魔法は、人間には聞こえない音で魔法をかけ、人を操るんだろ? zero/11983.wav|17|でも、この耳栓には魔法を打ち消す風の魔法がかかってる。つまり、魔法には耐えられるってことさ。 zero/11984.wav|17|やっぱり戦うしかないのか。 zero/11985.wav|17|俺はこの世界の人間じゃないから、名誉なんて知らない。ただ、みんなを守っただけだ。 zero/11986.wav|17|春奈を返してもらうぞ。 zero/11987.wav|17|よ、よぉ……、ルイズ。 zero/11988.wav|17|シ、シエスタ!シエスタも無事で良かったよ。 zero/11989.wav|17|ル、ルイズ……。そ、そういえばトリスタニアの方はどうなってるんだ? zero/11990.wav|17|なんとかなったんだな、ルイズ。 zero/11991.wav|17|そ、そんなことはないって!なぁ、みんな? zero/11992.wav|17|そ、そうだよ。俺がルイズなんかとキスするわきゃないだろ。はは、はははっ……。 zero/11993.wav|17|そ、そんなこと……。 zero/11994.wav|17|……。 zero/11996.wav|17|ちょ、ちょっと。 zero/11997.wav|17|ちょ、ちょっと待てよ。シエスタ、早く逃げろ。これ以上、ここにいると命の危険が! zero/11998.wav|17|ぎゃー!!! zero/11999.wav|17|お、落ち着け、ルイズっ!!部屋を爆破する気か! zero/12000.wav|17|うわー! zero/12001.wav|17|シエスタ、どうしたの? zero/12002.wav|17|ああっ、ごめんっ!驚かせるつもりはなかったんだ。 zero/12003.wav|17|どうしたのさ、さっきからボーッとして。 zero/12004.wav|17|あ、うん。 zero/12005.wav|17|大丈夫か、シエスタ?火傷しなかったか? zero/12006.wav|17|ああ、モンモン、すまなかった。シエスタ、ちょっと疲れてるみたいなんだ。 zero/12007.wav|17|元気だせよ、シエスタ。今日失敗した分は、明日、頑張って取り返せばいいじゃないか。 zero/12008.wav|17|ええっ!?なんでさ? zero/12009.wav|17|そんなぁ……。いくらなんでも仕事を休めだなんて。 zero/12010.wav|17|なぁ、シエスタ。俺で良かったら、なんでも力になるよ。だから、学院を去るなんて言わないでくれよ。 zero/12011.wav|17|??? zero/12012.wav|17|ああ?いいけど……。 zero/12013.wav|17|あの? zero/12014.wav|17|い? zero/12015.wav|17|ぼ、ボクがご主人様ですかぁ!?そ、それは……。 zero/12016.wav|17|ル、ルイズ。一体どこから聞いてたんですか? zero/12017.wav|17|で、ですよね。じゃあ……。 zero/12018.wav|17|キュルケんとこのメイドになるってのはどう? zero/12019.wav|17|な、なんでさ。俺達のとこがだめなら仕方ないじゃないか。 zero/12020.wav|17|そ、そういうことじゃないと思うけど……。 zero/12021.wav|17|タバサんとこのメイドになるってのはどう? zero/12022.wav|17|そっか。タバサは大抵のことは、魔法でなんとかしちゃうからな。 zero/12023.wav|17|そ、そんなこと言ってないだろ。 zero/12024.wav|17|ギーシュんとこのメイドになるってのはどう? zero/12025.wav|17|ほ、本気だけど。 zero/12026.wav|17|確かに、あのギーシュじゃな……。 zero/12027.wav|17|ルイズ……。 zero/12028.wav|17|これでひとまずは、一件落着かな? zero/12029.wav|17|オーケー。なんなら、俺も手伝おうか? zero/12030.wav|17|ルイズ、どこか出かけるのか? zero/12031.wav|17|なんだよおい、キュルケもいるし、みんな勢揃いじゃないか!?一体どうしたんだ? zero/12032.wav|17|シエスタがどうかしたのか? zero/12033.wav|17|今はもう平気そうじゃないか。 zero/12034.wav|17|待てよ?ってことは……。 zero/12035.wav|17|シエスタが来る前は俺が洗濯してたわけで……。じゃあ、俺がこの世界に来る前は自分でしてたのか。 zero/12036.wav|17|もしかして、ルイズって意外と洗濯好き? zero/12037.wav|17|だってほら、俺が来たばっかりの時は俺が洗ってたけど、結局、最近は自分で洗濯してるだろ? zero/12038.wav|17|だから、洗濯好きなのかなーって思ってさ。 zero/12039.wav|17|……なんでそんなに怒るんだよ。 zero/12040.wav|17|シエスタが元の仕事に戻ったら、また俺が洗濯してやるぜ。安心しろ。 zero/12041.wav|17|前は普通に洗わせてたくせに。 zero/12042.wav|17|ええっ!見てたの!? zero/12043.wav|17|なんかこう、気が付くとボーッとしてるんだよね。 zero/12044.wav|17|ひょっとして、俺達にも相談できないような悩みでも抱えてるのかなぁ? zero/12045.wav|17|アレ? zero/12046.wav|17|恋ーっ!? zero/12047.wav|17|ちょっと待てよ。なんでここで俺の名前が出てくるんだよ! zero/12048.wav|17|落ち着けぇ!!うわっ、何をする気だルイズっ!! zero/12049.wav|17|ぎゃああああああああああっ!!! zero/12050.wav|17|ちょっ……ちょっと待ってくれよ。本当にシエスタが俺に恋心を抱いてるって証拠でもあるのか? zero/12051.wav|17|それに、告白って言ってもあくまで劇の中のことだろ?春奈も飛躍させすぎだって。 zero/12052.wav|17|え? zero/12053.wav|17|え? zero/12054.wav|17|え? zero/12055.wav|17|おまえら、何を勝手に血走ってるんだよ?なぁ、いっぺん、そのままの顔で鏡を見てみろって。 zero/12056.wav|17|いや、春奈。お前もかよ。 zero/12057.wav|17|だーかーらー、違うんだってばっ!どいつもこいつも、俺の話を聞けってのっ!!って、おい、聞いてんのか〜っ!! zero/12058.wav|17|うおおおおっ。誰か俺の話を聞いてくれ〜!! zero/12059.wav|17|いったい何をするつもりなんだよ、キュルケ? zero/12060.wav|17|ルイズのメイドとして働くようになってから、ようやく調子が上向いてきたんだから。シエスタのことはそっとしておいてやってくれ。 zero/12061.wav|17|そ、そんなぁ!!そんなコトしたら……。 zero/12062.wav|17|ちょっと落ち着いてくれよ、ルイズ。シエスタだってルイズにお仕えして、初心からやり直そうとしてる所じゃないかぁ。 zero/12063.wav|17|え。 zero/12064.wav|17|そんなぁ、別に気にすることはないじゃないか。 zero/12065.wav|17|お願いだ、タバサっ!説得に協力してくれよっ? zero/12066.wav|17|ううっ、そんなぁ……。 zero/12067.wav|17|どういうわけか、ここにいるみんなが、俺を賭けて、シエスタと勝負したいって話になって……。 zero/12068.wav|17|俺は止めたんだけど……。 zero/12069.wav|17|どうして、そうなるのさ! zero/12070.wav|17|いや、おまえら淡々と事を進めるなよ。 zero/12071.wav|17|料理対決って……キュルケ、本気かよっ! zero/12072.wav|17|料理対決ねえ……。 zero/12073.wav|17|なあ、ルイズ。この世界に、胃腸薬ってのは存在するのか? zero/12074.wav|17|ああ、変なモノ食ったり、食べ過ぎたりして胃がおかしくなった時に飲む薬のことさ。 zero/12075.wav|17|い、いや、そういう意味じゃなくてっ! zero/12076.wav|17|料理対決なら、シエスタの得意分野だな! zero/12077.wav|17|それって、どういう意味ですか? zero/12078.wav|17|ああ、頑張れよシエスタっ!! zero/12079.wav|17|却下だ!俺は水着審査がいい!きっとみんなもそう思ってるはずだ! zero/12080.wav|17|すいません、ボクが調子こいてました。許してください。 zero/12081.wav|17|いろいろですか!いろいろってなんですかー! zero/12082.wav|17|いえ、ごめんなさい。遠慮させていただきます。 zero/12083.wav|17|やれやれ。何だかとんでもない事に巻き込まれることになったなぁ……。 zero/12084.wav|17|なんだよデルフ……。他人事だと思って。 zero/12085.wav|17|俺のせいじゃないだろ? zero/12086.wav|17|しょうがないだろ?俺はこの世界の住人じゃないんだ。いつかは帰りたいと思ってるし……。 zero/12087.wav|17|……。 zero/12088.wav|17|うーん……。 zero/12089.wav|17|やっぱり、本命のシエスタじゃないか?仕事柄、料理に慣れてるだろうし。 zero/12090.wav|17|おいおい、面白みで話すのやめてくれよ。食うのは俺なんだからさ。面白みのある料理なんて作られちゃ困る。 zero/12091.wav|17|意外と大穴でルイズかもしれない。 zero/12092.wav|17|あいつ、いざって時にすごいことしでかしたりするからさ。分かんないぜ? zero/12093.wav|17|どして? zero/12094.wav|17|そ、そうだった……。ルイズ……頼むぜぇ。 zero/12095.wav|17|俺。 zero/12096.wav|17|考えてもみろよ。あいつらの作る料理を食べるの、俺だぞ?シエスタとか安心できるのはいいけど……。 zero/12097.wav|17|なんだか、ちょっと心配になってきたな。様子を見に行ってみるか……。 zero/12098.wav|17|ああ、何だか疲れたなぁ。今日はワラの寝床でもぐっすり眠れそうだよ。 zero/12099.wav|17|ああ、シエスタの方こそお疲れ。朝から掃除洗濯で大変なのに、オマケに料理対決の準備なんてさ……。 zero/12100.wav|17|ホント、平気かい? zero/12101.wav|17|まったく……。あいつら、何を考えてんだろうなぁ? zero/12102.wav|17|強いんだな、シエスタは。 zero/12103.wav|17|うーん、よく分かんねーよ。 zero/12104.wav|17|ははははっ。 zero/12105.wav|17|うん? zero/12106.wav|17|え?あ、ああ……。 zero/12107.wav|17|うわっ、ルイズっ!! zero/12108.wav|17|な、なんでもない、話してただけだよ! zero/12109.wav|17|ほ、ほら、料理対決があるだろ!?それについていろいろと、な! zero/12110.wav|17|ほ、ほんとだって! zero/12111.wav|17|ほ、ほら、女の子は強いなって話をさ!ルイズとか……。 zero/12112.wav|17|ち、ちがっ、そういう意味じゃなくて! zero/12113.wav|17|ほ、ほら、意外と柔らかいもんだなってさ! zero/12114.wav|17|誰もそんなこと言ってねーだろっ!ワラが柔らかいって……。 zero/12115.wav|17|げえっ!?待った、待つんだルイズっ!!ムチは、ムチはやめれーーーっ! zero/12116.wav|17|ひええっ!!お助けぇ〜!! zero/12117.wav|17|ぐあっ……ぎぃええっ……あふんっ。 zero/12118.wav|17|……ううっ、どこだここは? zero/12119.wav|17|よぉ、デルフ。最悪の寝覚めだよ。 zero/12120.wav|17|ここは……廊下かぁ。結局、部屋の外に引っ張り出されたのか。体がいてぇ……。 zero/12121.wav|17|はあっ〜。ついてねぇや、まったく。 zero/12122.wav|17|この分じゃあ、シエスタも春奈も、ルイズだってもう寝てるんだろうなぁ……。 zero/12123.wav|17|すまん。 zero/12124.wav|17|まぁ、少し気分転換に散歩でもしてくるか……。 zero/12125.wav|17|んん。 zero/12126.wav|17|ふゎあああっ……おはよう、シエスタ。そして、おやすみぃ。 zero/12127.wav|17|ああ、そんな時間か……。ありがとう、シエスタ。 zero/12128.wav|17|オーケー。 zero/12129.wav|17|とーりゃーっ! zero/12130.wav|17|おはようございます、ご主人様ぁ〜。今日も気持ちのいい朝でございますよぉ?目をおさましになってくださいませぇ。 zero/12131.wav|17|な……ちょっと待ったっ!!別にいつもの起こし方と変わったところは……。 zero/12132.wav|17|シエスタ。ここは君に任せた。 zero/12133.wav|17|ああ。君のテクニック……見せてもらおうっ!ルイズを起こすこと……それが試練だっ! zero/12134.wav|17|見事だ、シエスタ!よくぞ、低血圧で寝起きが悪いルイズを、起こすことができた! zero/12135.wav|17|し、しまったぁ! zero/12136.wav|17|今日は新しい方法を試してみよう。 zero/12137.wav|17|ふふふっ、まあ見ててくれ。 zero/12138.wav|17|ご主人様……ふぅっ。朝でございますよ‥…ふぅっ。お目覚めを……ふぅぅぅぅ。 zero/12139.wav|17|おはよう、ルイズ。 zero/12140.wav|17|ま、待て、落ち着け。 zero/12141.wav|17|ぎゃああああすっ! zero/12142.wav|17|すっげぇ〜〜。 zero/12143.wav|17|たかだか数人の料理対決に、ここまで人が集まるなんてなぁ……。この学院はずいぶん暇な生徒が多いんだな。 zero/12144.wav|17|なんだそりゃ。 zero/12145.wav|17|いよいよスタートだな。シエスタは大丈夫なのか? zero/12146.wav|17|秘伝の料理かぁ……早く食べてみたいなぁ。なんといっても、シエスタの手料理だもんなぁ! zero/12147.wav|17|痛っぇ〜〜〜〜〜っ!!だ、誰だ、おたまなんて投げつけた奴は! zero/12148.wav|17|シエスタはいいとして……。他のメンツの料理がなぁ……。胃薬ってあったっけ? zero/12149.wav|17|もしかしたら、お世話になるかも……。いや、きっと必要になるね。 zero/12150.wav|17|それはいやだなぁ。甘いのないの? zero/12151.wav|17|頑張るのはいいけど、あんまり無理はしないようにな。 zero/12152.wav|17|いや、そう言われちゃうと照れちゃうな。 zero/12153.wav|17|痛っぇ〜〜〜〜〜っ!!だ、誰だ、おたまなんて投げつけた奴は! zero/12154.wav|17|調理が始まってしばらく経ったけど、みんな真剣だな。ちょっと、どんなもんか見にいってみるか。 zero/12155.wav|17|まずはキュルケか。げっ!なんだあれ! zero/12156.wav|17|きゅ、キュルケさん? zero/12157.wav|17|い、いや、それは楽しみにしてるんだけどさ、その……紫色の液体……何? zero/12158.wav|17|おわあああっ! zero/12159.wav|17|そ、その包丁なら、ボクの首筋をかすめて、向こうの柱につきささってますが……っ! zero/12160.wav|17|どーしたのじゃねーよ!包丁振り回すなんてあぶねーじゃねーか!危うく刺されるとこだったぜ! zero/12161.wav|17|あ、ほんとだ。千切りとかうまいじゃん。 zero/12162.wav|17|へいへい。 zero/12163.wav|17|あ、これうまそ。ちょっともーらい。 zero/12164.wav|17|いてっ。 zero/12165.wav|17|たはは……。うまそうだったもんだから、つい、ね。 zero/12167.wav|17|まるで? zero/12168.wav|17|な、なんですとっ!? zero/12169.wav|17|いいいい、いいいや、いいいいんだよ、べべべべ別に。 zero/12170.wav|17|……。 zero/12171.wav|17|はうっ!? zero/12172.wav|17|……。 zero/12173.wav|17|なんとか……。首筋かすめただけですんだみたいだ……。この包丁は……。 zero/12174.wav|17|やっぱりお前か!わ、わざとだろ! zero/12175.wav|17|そ、そうか。 zero/12176.wav|17|な、なんか言ったか!? zero/12177.wav|17|じゃ、じゃあ、俺行くね。命の危険を感じるし。 zero/12178.wav|17|ああ、もちろんさ! zero/12179.wav|17|……。 zero/12180.wav|17|ああっ、やっぱりシエスタからは、給仕としての余裕を感じる……。まぁ、当然か。 zero/12181.wav|17|シエスタも飲んでみなよ?はい、グラス。 zero/12182.wav|17|え、まじ? zero/12183.wav|17|ま、まずは自分で味見ってどうかな? zero/12184.wav|17|味見した? zero/12185.wav|17|お、おいおい、うずくまってるけど、大丈夫なのか、キュルケ。 zero/12186.wav|17|いただきまっす!!お父さんお母さんごめんなさいっ!ぐびぐびぐび! zero/12187.wav|17|……。 zero/12188.wav|17|無理。 zero/12189.wav|17|って、こんなの飲めるはずねーだろ! zero/12190.wav|17|ところでこれ、いったい何が原料なんだ? zero/12191.wav|17|ま、まじですか? zero/12192.wav|17|りょ、料理じゃねーじゃないか。 zero/12193.wav|17|うおおっ、ゴボウの千切りが、時々動いてるじゃないかぁ!? zero/12194.wav|17|まさにファンタジー世界だな。 zero/12195.wav|17|よ、よし。それじゃあ、食ってみるか。 zero/12196.wav|17|あ、ドレッシングは普通なのね。 zero/12197.wav|17|しっかし、青いタマネギとか、白いピーマンとかうごめくゴボウに、針のように硬いキャベツの千切りだとかって…………ごくっ。 zero/12198.wav|17|食うぞっ!? zero/12199.wav|17|んぐっ……はんはほへわぉ!? zero/12200.wav|17|うぐ、なんだこれわ? zero/12201.wav|17|よし、どうせなら春奈も一緒に食おうぜ? zero/12202.wav|17|こ、これ、食えるのか? zero/12203.wav|17|あ、落としちゃった! zero/12204.wav|17|まじか……。今、キュウリが地面を掘ってったな。 zero/12205.wav|17|見なかった。俺達は何も見なかった。 zero/12206.wav|17|くそっ、ファンタジー世界め! zero/12207.wav|17|見た目は結構まともじゃないか? zero/12208.wav|17|どれどれ……はぐっ……んぐんぐっ……。 zero/12209.wav|17|おおっ、こ、これは!? zero/12210.wav|17|んん〜っ!!これはビックリだっ!! zero/12211.wav|17|具が均等に刻んであって、ちゃんと火が通ってる。感動したよ、ルイズ! zero/12212.wav|17|でも、何でこんなに甘いんだ? zero/12213.wav|17|キュルケにとっては、宿敵の料理じゃないか。自分の舌で確かめてみたらどうなのさ? zero/12214.wav|17|キュルケ、大丈夫か?いきなり叫んだりしないよな。 zero/12215.wav|17|食う前にひとつ、聞いておきたいことがある。 zero/12216.wav|17|お前、ちゃんと味見したか? zero/12217.wav|17|やっぱり。 zero/12218.wav|17|……どれくらい入れたんだ? zero/12219.wav|17|まったく……まずは味見しろ。 zero/12220.wav|17|おおっ!? zero/12221.wav|17|さすがシエスタ。いいこと言う。 zero/12222.wav|17|受け売りかいっ。 zero/12223.wav|17|ありがとうシエスタ……って。 zero/12224.wav|17|ああーーーっ!!この料理はっ……うそぉ!? zero/12225.wav|17|これは、カレーだよっ!!俺達の住んでた世界にある料理だっ!! zero/12226.wav|17|ああっ、いただきます!はぐっ、むぐむぐっ……。 zero/12227.wav|17|まさか、カレーが出てくるなんてなぁ……。 zero/12228.wav|17|こんな所で俺達の世界特有の料理が出てくるなんて、何だかすげえよなぁ。 zero/12229.wav|17|こんなにうれしい料理が待っていたのなら、ルイズがどんなうまいものを作ったところで、勝ち目はなかったさっ!! zero/12230.wav|17|なあ、シエスタ。後でルイズにカレーを教えてやってくれよ。 zero/12231.wav|17|ほら、カレーとシチューって途中まで調理方法が一緒だろ?だったら、ルイズにも作れるかなぁって思って。 zero/12232.wav|17|それに、俺の国の料理、みんなに知ってもらいたいしさ。 zero/12233.wav|17|ありがとう、シエスタ。また食べたくなったらさ、俺達にご馳走してくれるかい? zero/12234.wav|17|分かった。 zero/12235.wav|17|これはっ……。このパンはっ! zero/12236.wav|17|ああっ、そうだよっ!!名前も気にしないで、いつも食ってたけど。そういえばコッペパンって名前だ、こいつはっ。 zero/12237.wav|17|細かいことは取りあえず置いておいてさ、早くみんなで食べようぜっ! zero/12238.wav|17|ほら、シエスタも食べてごらんよっ!! zero/12239.wav|17|はぐはぐっ。……ああ、そうさ。懐かしくて涙が出てくらぁ。 zero/12240.wav|17|どうだシエスタ、うまいだろ? zero/12241.wav|17|ははっ、そりゃあいいや。 zero/12242.wav|17|ガキの頃からよく食べていたよ。 zero/12243.wav|17|こうして、そのまま食べてもおいしいし。パンに切れ目を入れて、そこにジャムとかを挟むと、またうまいんだ。 zero/12244.wav|17|昔は、給食にでてきてさ、よく残したりしたっけな。今思うと、もったいないことしてたな。 zero/12245.wav|17|えーと、学校で出る食事みたいなものなんだよ。 zero/12246.wav|17|こんなに美味しく感じるなんてなぁ……。やっぱり、思い出の味だからかな……。 zero/12247.wav|17|やったね、シエスタ。おめでとうっ!! zero/12248.wav|17|どうしたの、シエスタ。せっかく優勝したんだから、もっと喜びなよ。 zero/12249.wav|17|ん?なんだい? zero/12250.wav|17|え? zero/12251.wav|17|もちろん、カレーが一番美味かったよ。シエスタのカレーがね。 zero/12252.wav|17|……?どうかした? zero/12253.wav|17|ううーん、カレーとどっちを取るか悩むけど……、ここはコッペパンかな。 zero/12254.wav|17|シエスタ?どうかした? zero/12255.wav|17|いやいや、はじめはびくびくしていたけど、みんな料理が上手だね。 zero/12256.wav|17|シエスタ、どうしたの?そんな顔して。 zero/12257.wav|17|はいっ!? zero/12258.wav|17|え? zero/12259.wav|17|そんなことないよ、シエスタっ!!シエスタのカレーだって、同じくらい美味しかったさ! zero/12260.wav|17|おお!? zero/12261.wav|17|シエスタ……。 zero/12262.wav|17|……。 zero/12263.wav|17|……っ!? zero/12264.wav|17|ご、ごめんルイズ!!寝坊したことはこの通り謝るからっ!今日だけは、どうか見逃してくださいっ!! zero/12265.wav|17|わたくしめにお仕置きしてる暇があったら、それこそ今すぐ授業に……。 zero/12266.wav|17|……えっ? zero/12267.wav|17|うううっ、おはようルイズっ。なんだかちょっと体がだるくってさ。あはははっ……けほっ、けほっ……うぅうっ。 zero/12268.wav|17|ひ、平賀才人は留守でーす。 zero/12269.wav|17|マジでっ!? zero/12270.wav|17|オーケー、1分1秒を争う事態なら、ゼロ戦に乗ってすっ飛んでいこうぜ? zero/12271.wav|17|なんでさっ!? zero/12272.wav|17|……くそぉ!! zero/12273.wav|17|マジかよ……。右の翼が吹き飛ばされてるじゃん……。これじゃ、飛ぶなんてとても……。 zero/12274.wav|17|ああ、確かに。こいつは、思った以上に強力な破壊力だな。 zero/12275.wav|17|急がないと。トリスタニアの城とお姫さまが危ないな。 zero/12276.wav|17|ああ、ルイズも呼ばれてるし、俺もついていかないと……。 zero/12277.wav|17|そうはいかないよ、シエスタ。俺はルイズの使い魔なんだ。 zero/12278.wav|17|ルイズはお姫さまを助けに行きたがってる。だから俺は、一緒にお城へ行って、ご主人様を守らなきゃ。 zero/12279.wav|17|シエスタ……。 zero/12280.wav|17|ありがとう、シエスタ。こんなに心配してくれるなんてさ……。俺、ホントに嬉しいよ。 zero/12281.wav|17|大丈夫、無茶はしないよ。 zero/12282.wav|17|俺は、ルイズを守る使い魔だ。地位や名誉を守るために戦って、命を粗末にするようなことは絶対にしないさ。 zero/12283.wav|17|俺はルイズを連れて、必ずここへ帰ってくる。だから、シエスタは俺達の無事を祈って、待っていてくれ。 zero/12284.wav|17|ごめん、シエスタ。俺は……爆弾使いと戦いに行くよ。大切な人達を守るために。 zero/12285.wav|17|俺はそれを義務でやろうってワケじゃない。ちゃんと、自分の意思で守ると決めたんだ。だから……。 zero/12286.wav|17|俺だって戦いは怖いよ。 zero/12287.wav|17|でも、さ。ここで逃げるわけにはいかないんだ。ここで逃げたら……。 zero/12288.wav|17|俺、ずっと逃げを選ぶ人生になっちゃう。そんなの……いやだからさ。だから……いくよ。 zero/12290.wav|17|お守り? zero/12291.wav|17|このお守りは……?もしかして。 zero/12292.wav|17|うん、ありがとう。戦いが終わったら、真っ先にこれを返しに来るよ。 zero/12293.wav|17|ありがとう、シエスタ。これさえあれば、爆弾だって当りっこないさ。 zero/12294.wav|17|たとえ、当たっても、当たってないことにしてやる。 zero/12295.wav|17|ああ、分かってるさ。 zero/12296.wav|17|お守りをつけてると、なんか強くなった気がする。俺、頑張るよ。 zero/12297.wav|17|なんだい、シエスタ? zero/12298.wav|17|とっておきかぁ。ああ、お願いするよ。どうすればいいの? zero/12299.wav|17|目を?どうして? zero/12300.wav|17|恥ずかしい?よく分かんないけど……。 zero/12301.wav|17|これでいい? zero/12302.wav|17|……ぁ!? zero/12303.wav|17|……っ!!! zero/12304.wav|17|あっ……ああっ。 zero/12305.wav|17|この声は、シルフィード!? zero/12306.wav|17|ルイズ、キュルケと、モンモンも一緒に行くのか? zero/12307.wav|17|え、まじかよ。 zero/12308.wav|17|とにかく、今は緊急事態だ。俺達はトリスタニアに急ごう。 zero/12309.wav|17|キュルケ、モンモン。春奈のこと、頼めるか? zero/12310.wav|17|ありがとう、助かる! zero/12311.wav|17|シエスタ……。大丈夫。俺達は必ず帰ってくる。必ずね! zero/12312.wav|17|よし、行こう!ルイズ!タバサ! zero/12313.wav|17|爆弾使いのやつ、相当暴れたみたいだな。街全体が大混乱してる。 zero/12314.wav|17|ほんとだ。爆弾使いを怖がってるっていうより、何かから避難するみたいな……。 zero/12315.wav|17|地震とか……戦争とかか? zero/12316.wav|17|おいおい、いきなり城に来ちゃって大丈夫なのか? zero/12317.wav|17|うん? zero/12318.wav|17|ああ、頑張るさ。 zero/12319.wav|17|お、落ち着け、ルイズ! zero/12320.wav|17|俺は、平賀才人。 zero/12321.wav|17|ルイズ、落ち着けって。 zero/12322.wav|17|俺が話をつける。 zero/12323.wav|17|あんた、隊長さん?あのさ、俺達、お姫さまに会いたいんだよね。取り次いでくれないかなぁ? zero/12324.wav|17|ルイズ、任せた。 zero/12325.wav|17|お姫さまー!お姫さまー!出てきてくださいよー! zero/12326.wav|17|なぁ、ルイズ。最初っから、それを出せば良かったんじゃないのか? zero/12327.wav|17|まぁ、そうだな。 zero/12328.wav|17|それにしてもさ。何でこんなに城内が騒がしいのさ?さっきの兵士もやけに殺気立ってたし。 zero/12329.wav|17|どういうことなんですか? zero/12330.wav|17|爆弾使いが先兵?黒幕がいるってことですか? zero/12331.wav|17|なんだか、城の周りを丸く囲んでるように見えるな。 zero/12332.wav|17|何だって!?じゃ、今、この城は……。 zero/12333.wav|17|やっと協議が終わったみたいだな。 zero/12334.wav|17|……。 zero/12335.wav|17|お姫さまは悪くなんかないさ。悪いのは爆弾使いと、そいつを操ってるやつだ。 zero/12336.wav|17|ルイズ、何かいい考えないか?このままじゃやばいだろ? zero/12337.wav|17|軍人さん達は何やってんのさ。こんなとこでえらそうに座ってても、仕方ないでしょ。 zero/12338.wav|17|そ、そうなんだ。 zero/12339.wav|17|何か、いい考えでもあんの? zero/12340.wav|17|おおっ。作戦が浮かんだのか? zero/12341.wav|17|え、まじかよ! zero/12342.wav|17|おい、待てよルイズっ!?虚無の魔法なんて使ったら、街が吹っ飛ぶじゃないかっ!? zero/12343.wav|17|頑張れよ、ルイズ。俺は、ルイズの魔法を信じるよ。敵が襲ってきたときは、俺が必ず守ってやる。 zero/12344.wav|17|それで、勝算はあるのか? zero/12345.wav|17|なんだよそれ、大丈夫なのか? zero/12346.wav|17|なるほど、死なばもろともって奴だな。 zero/12347.wav|17|全部吹き飛ばしちゃうんだろ?虚無の魔法で。 zero/12348.wav|17|おう! zero/12349.wav|17|なんで、屋上なんだよ! zero/12350.wav|17|分かった。 zero/12351.wav|17|ルイズ、あぶない!! zero/12352.wav|17|ぐゎあああっ!! zero/12353.wav|17|くっ……あぶねー。 zero/12354.wav|17|ま、まじかよ。 zero/12355.wav|17|春奈!?なんでこんなところに!? zero/12356.wav|17|アキナだと?それにウェザリーって……。あのウェザリーか? zero/12357.wav|17|なるほど……春奈がこの世界にやって来たときに介抱してくれた女ってのは、ウェザリーの事だったんだなっ!? zero/12358.wav|17|つまり、俺達はウェザリーに用意された舞台の上で見事に踊らされてたってわけか。 zero/12359.wav|17|春奈の心を操りやがって。 zero/12360.wav|17|くっ……。 zero/12361.wav|17|ああ、やれるね。何のためらいもないさ。 zero/12362.wav|17|俺は、ルイズの使い魔だからな!ご主人様には指一本触れさせねー! zero/12363.wav|17|卑怯だぞ! zero/12364.wav|17|みたいだな……くそっ! zero/12365.wav|17|やれるわけねーじゃねぇか!くそっ! zero/12366.wav|17|そうだな。くそっ! zero/12368.wav|17|ぐはぁ……。平気か、ルイズ? zero/12369.wav|17|へへっ。ここでほめても何もでないって。それより、春奈は大丈夫か……!? zero/12370.wav|17|大丈夫かぁ、春奈っ? zero/12371.wav|17|ああ、大丈夫みたいだ。 zero/12372.wav|17|でも……。 zero/12373.wav|17|分かった。 zero/12374.wav|17|それより、ルイズ。虚無の魔法を頼むぜ! zero/12375.wav|17|ああ……見せてくれ。 zero/12376.wav|17|……こいつは、すげぇや。 zero/12377.wav|17|ルイズが使おうとしていた魔法ってのは、とんでもない魔法だったんだな。 zero/12378.wav|17|あっ……すげぇ!!砲台から敵が走って逃げていくぞ。 zero/12379.wav|17|ひとまずお疲れさま、ルイズ。 zero/12380.wav|17|これでどうにか、約束は果たせそうだ。 zero/12381.wav|17|シエスタから、お守りを預かってきたから。それを返すことができるってコトだよ。 zero/12382.wav|17|こいつを身につけていれば、どんな災いも避けて通るんだってさ。 zero/12383.wav|17|ん、そうだな。大変だったけど、勝てたし。 zero/12384.wav|17|な、なんでだよ! zero/12385.wav|17|今日はこれでしのげたけど、また、戦争ってあるのかな? zero/12386.wav|17|ん……。そうだな。 zero/12387.wav|17|そうだな。 zero/12388.wav|17|なぁ、ルイズ。俺達、もう何日もトリスタニアにいるんだが、大丈夫なのか? zero/12389.wav|17|いや、ないならないでさ、もっと真剣に探すとかしないと……。 zero/12390.wav|17|どこでだよ? zero/12391.wav|17|そりゃ、そうだろうけど……。 zero/12392.wav|17|いやぁ……。 zero/12393.wav|17|えっ、本当に!?やっぱり、シエスタはやさしいなぁ。 zero/12394.wav|17|春奈まで……。ありがたいなぁ、持つべきものは心優しいクラスメイトだよー。 zero/12395.wav|17|ん?なんだろ?ドアの隙間に手紙が……。 zero/12396.wav|17|さあ?……俺、こっちの文字読めないし。たぶん、ルイズ宛てじゃない? zero/12397.wav|17|はいはい、ご主人様。 zero/12398.wav|17|それにしても、わざわざ出先の宿屋に手紙が送られてくるなんて……。きっと、急ぎの用件なんだろうな。 zero/12399.wav|17|……あれ?どうしたんだよ、タバサ。なんだか表情暗いぞ? zero/12400.wav|17|ん?なんかあったの? zero/12401.wav|17|タバサって、魔法使いかと思ったら騎士だったんだな。シュヴァリエって騎士の称号なんだろ? zero/12402.wav|17|えっ、ええっ!?なんで2人とも呆れてるんだよ? zero/12403.wav|17|なるほどね。 zero/12404.wav|17|実は……料理人だったのか? zero/12405.wav|17|えっ、違うの?シュヴァリエって料理人の称号じゃないのか? zero/12406.wav|17|ははは、そうだったんだ……。 zero/12407.wav|17|もしかして、魔法使いの称号なのか? zero/12408.wav|17|へー。 zero/12409.wav|17|へぇー、大したもんだなぁ。 zero/12410.wav|17|だけど? zero/12411.wav|17|なあ、タバサ。もし良かったら、俺にも手紙の内容を教えてくれないか? zero/12412.wav|17|何か力になれるかもしれないだろ? zero/12413.wav|17|あっ、タバサ……。 zero/12414.wav|17|出てっちゃったよ……。 zero/12415.wav|17|そりゃあ、俺だって少しは……。 zero/12416.wav|17|でも、人には人の事情があるわけなんだし。 zero/12417.wav|17|いや、別に。 zero/12418.wav|17|うん? zero/12419.wav|17|無理なことでなければ……。 zero/12420.wav|17|俺が? zero/12421.wav|17|ギク。 zero/12422.wav|17|い、いや、誤解だって。 zero/12423.wav|17|はいはい……。 zero/12424.wav|17|タバサのヤツ……。どこ行ったんだ、あいつ? zero/12425.wav|17|……って、あっさり見つかったよ。 zero/12426.wav|17|まぁ、あんまり考えてもしかたがないよな。とりあえず、声をかけてみるか。 zero/12427.wav|17|おーい、タバサー。 zero/12428.wav|17|しばらく、そっとしておいてやるか。きっと、タバサにはタバサなりの気持ちの整理のつけかたというのがあって……。 zero/12429.wav|17|……ってだめだ。このまま戻ったらルイズに撲殺されちまう。 zero/12430.wav|17|おーい、タバサー。 zero/12431.wav|17|あの手紙ってなんだったんだろう。タバサが部屋を飛び出すほどの内容だろ? zero/12432.wav|17|切ない内容?悲しい内容?難しい内容? zero/12433.wav|17|……。 zero/12434.wav|17|……。 zero/12435.wav|17|まぁ、考えても答えがでるはずもないし、直接本人に聞いてみますか。 zero/12436.wav|17|おーい、タバサー。 zero/12437.wav|17|えーっと、タバサさん。 zero/12438.wav|17|あの、手紙のことでちょっとお話を聞ければなぁーとか。 zero/12439.wav|17|あははははは……。 zero/12440.wav|17|あのぉ、せめて一言だけで結構ですから、反応してほしいんですが……。 zero/12441.wav|17|ダ、ダメ? zero/12442.wav|17|良かった……。じゃあ早速……。 zero/12443.wav|17|いいけど、なんで? zero/12444.wav|17|う、うん……。 zero/12445.wav|17|って、どこかに行っちゃったんですけど!! zero/12446.wav|17|あれから、大人しく待ってるわけだけど……。もうかれこれ結構な時間が流れてるわけでして……。 zero/12447.wav|17|タバサのやつ、いくらなんでも遅すぎないか? zero/12448.wav|17|……はっ!? zero/12449.wav|17|これはひょっとして、置き去り? zero/12450.wav|17|いやぁ、まてまて。もう少し、ポジティブに考えた方がいいよな。 zero/12451.wav|17|そう、ポジティブに……。うーん……。放置プレイ? zero/12452.wav|17|ありうるなぁ、放置プレイ……。 zero/12453.wav|17|はうわっ!?タ、タバサさん? zero/12454.wav|17|い、いつからそこに? zero/12455.wav|17|そ、そうでしたか。 zero/12456.wav|17|えーっと……。 zero/12457.wav|17|そんなことより、着替えてきたんだ? zero/12458.wav|17|なんというか……。普段は制服ばかり見てるから、服を着替えたタバサってすごく新鮮だな。 zero/12459.wav|17|知る必要、ありませんっ! zero/12460.wav|17|ダメ。 zero/12461.wav|17|あ、タ、タバサ、服着替えてきたんだ? zero/12462.wav|17|ううっ。 zero/12463.wav|17|ち、ちがう!俺は、普段お目にかかれないタバサの私服姿に感動したんだーっ! zero/12464.wav|17|うん、感動。すごく新鮮でいいよ! zero/12465.wav|17|ま、また今度にしてください。 zero/12466.wav|17|放置プレイというのは……。 zero/12467.wav|17|俺の国に存在する屈折した愛情表現のひとつで……。 zero/12468.wav|17|いや、絶対勘違いしてると思うけど、屈折した愛情表現って、かなり難易度が高いから! zero/12469.wav|17|そもそも、する側とされる側との間に信頼関係がないと成立しない行為だから。 zero/12470.wav|17|憧れちゃダメ!普通の人は嫌がるの! zero/12471.wav|17|で、タバサ。俺は何をすればいいの? zero/12472.wav|17|どうしたの?遠慮しないで、なんでも言ってよ。 zero/12473.wav|17|うんうん。 zero/12474.wav|17|うんうん……。え?付き合う? zero/12475.wav|17|ダメじゃない!ダメじゃない!喜んで、お供いたします!! zero/12476.wav|17|で、タバサはどこに付き合ってほしいの? zero/12477.wav|17|えっ?行き先は俺が決めていいの? zero/12478.wav|17|えーと……。 zero/12479.wav|17|なあ、タバサ。次はどこへいくんだ? zero/12480.wav|17|ん?どうしたんだタバサ。急に怖い顔して……。 zero/12481.wav|17|離れてって……。どういうことだよ? zero/12482.wav|17|なんだよ、あんた達?まさか……。 zero/12483.wav|17|春奈を狙った連中だな。 zero/12484.wav|17|タバサを狙ってるのか? zero/12485.wav|17|俺達2人に嫉妬してるな?自称、本日のベストカップルな俺達にっ! zero/12486.wav|17|えっ、何違うの?っていうか、どうしてタバサは分かるんだよ? zero/12487.wav|17|このままだと、ここを立ち去れそうもないみたいだし、もういっそのこと……。 zero/12488.wav|17|ル、ルイズ?なんでここに? zero/12489.wav|17|キュルケまでいるのか!? zero/12490.wav|17|ふーっ。なんとか撃退できたけど……。いったいなんなんだ、あいつらは? zero/12491.wav|17|なあ、タバサ。お前、ひょっとしてあいつらのこと……。 zero/12492.wav|17|うわっ、春奈にシエスタ!?ってことは……。 zero/12493.wav|17|ひっ、ひぃ〜っ!? zero/12494.wav|17|なんで不機嫌になってるんだよ?なぁ、シエスタ? zero/12495.wav|17|えっ、シエスタまで? zero/12496.wav|17|だから、なんで春奈まで不機嫌なんだよ? zero/12497.wav|17|キュルケ! zero/12498.wav|17|んー?俺って、キュルケに言われるほどモテたりしてる? zero/12499.wav|17|……い、いや。そんなことよりメシメシっと……。 zero/12500.wav|17|そういや、タバサはさっきから静かだけど……。 zero/12501.wav|17|ああ、頼むよ。 zero/12502.wav|17|こ、これ、タバサの手紙……だよな? zero/12503.wav|17|しょうがないな。タバサには、あとで勝手に読んだことをみんなで謝るとして、見てみようぜ。 zero/12504.wav|17|それは捕まえる相手次第だろ? zero/12505.wav|17|ご、ご主人様。何かとげがあるような気がいたしますが……。 zero/12506.wav|17|しくしく。 zero/12507.wav|17|マジかよ? zero/12508.wav|17|でも、タバサが混乱した気持ちも分かるぜ。そんなこと突然言われたら……。 zero/12509.wav|17|……。 zero/12510.wav|17|とりあえず? zero/12511.wav|17|そ、そうだな。読んでもいないし、聞いてもいない。そういうことだよな。 zero/12512.wav|17|春奈も不安だろうけど、あんまり心配しすぎるなよ。 zero/12513.wav|17|大丈夫だって。いくら、タバサが任務だからって、春奈を捕まえるはずないだろ? zero/12514.wav|17|……。 zero/12515.wav|17|……んっ、んぁ? zero/12516.wav|17|……もう食べられない。 zero/12517.wav|17|んん?シエスタ、一体どうしたのさ? zero/12518.wav|17|ルイズがタバサと、どうして? zero/12519.wav|17|あーっ、そりゃ大変だっ!俺、ちょっと行ってくるから! zero/12520.wav|17|まさか、ルイズが……。っていうか、みんなで手紙をのぞいたこと、ばればれだろ! zero/12521.wav|17|どうなってんだよ、こりゃ?みんなで、手紙のこと、知らないふりをするんじゃなかったのかよ? zero/12522.wav|17|はぁー、なにやってんだよ。 zero/12523.wav|17|な、なるほどね……。 zero/12524.wav|17|こりゃ大変だ……。 zero/12525.wav|17|えーっ、俺がー? zero/12526.wav|17|つれていかれるって……。 zero/12527.wav|17|この状況をどう頑張れと……。 zero/12528.wav|17|タバサ。せっかくだからみんなが納得できる説明をしてくれないか? zero/12529.wav|17|頼まれたから春奈をつれてくってだけで納得できるはずがないだろ? zero/12530.wav|17|俺達が春奈を心配してる気持ちも分かってくれ。もちろん、タバサのことだって心配なんだ。 zero/12531.wav|17|ルイズ、落ち着けよ。タバサが黙ってるのには理由があるんだろ? zero/12532.wav|17|そりゃ、だいたいの想像はつくさ。たぶん、誰にも言えない極秘任務なんだろ。 zero/12533.wav|17|もちろん、できるはずない。それにタバサだって任務のことで、悩んでいないはずがない。 zero/12534.wav|17|そうだろ、タバサ? zero/12535.wav|17|ルイズの気持ちもちゃんと分かってやってくれよ。 zero/12536.wav|17|ルイズが口にしてる気持ちは、俺達みんなの気持ちなんだからさ……。 zero/12537.wav|17|はっきり言うけど、どっちも悪いっ! zero/12538.wav|17|ルイズは一方的に責めすぎだし、タバサは言うべきことを言わなさすぎだし。どっちも悪い。 zero/12539.wav|17|でも、タバサ。ルイズの気持ちもちゃんと分かってやってくれよ。 zero/12540.wav|17|ルイズが口にしてる気持ちは、俺達みんなの気持ちなんだからさ……。 zero/12541.wav|17|なあ、タバサ。春奈のガリア王国連行の件なんだけどさ、本当にどうにかならないのか? zero/12542.wav|17|そっか……。困ったなぁ……。 zero/12543.wav|17|うーん、どうしたもんかなぁ……。 zero/12544.wav|17|シエスタどうしたんだ? zero/12545.wav|17|え、まじ? zero/12546.wav|17|俺達も春奈のこと探しに出た方がよさそうだな。 zero/12547.wav|17|それじゃあ……。 zero/12548.wav|17|なっ、なんだ!?こんなときに爆弾使いかっ!? zero/12549.wav|17|なっ、また!?今度は近いぞ。 zero/12550.wav|17|なあ、いったい何が起こってんだよ!? zero/12551.wav|17|そうだな。タバサもそれでいいか? zero/12552.wav|17|よし、決まりだ。シエスタも一緒に来るんだ! zero/12553.wav|17|なんだこりゃ……。まるで戦争だな……。 zero/12554.wav|17|急にどうしたんだよ? zero/12555.wav|17|こっちは急いでるってのに!いくぞ、デルフ!! zero/12556.wav|17|ああ、思いっきりぶっとばしてやろうぜ!! zero/12557.wav|17|ふーっ、ようやく城に着いたぜ。 zero/12558.wav|17|一体何者なのか、どんな組織かもさっぱりだよ。 zero/12559.wav|17|まぁ、そう簡単にいけばいいんだけどな……。 zero/12560.wav|17|それじゃあ、城の中へ……。 zero/12561.wav|17|よし、ここはひとつ……。 zero/12562.wav|17|ルイズ、こいつら、やっちゃっていい? zero/12563.wav|17|で、ですよね。 zero/12564.wav|17|はーい。 zero/12565.wav|17|ルイズ、任せた! zero/12566.wav|17|いや、だって、どうしていいのか分かんねーし。 zero/12568.wav|17|へへへ、まあまあ兵士さん、これでひとつ温かいものでも食べてくださいよ。 zero/12569.wav|17|えー、だってさぁ。 zero/12570.wav|17|はーい。 zero/12571.wav|17|はー、公爵家ってすごいんだな。あんなに厳しかった兵士がいちころじゃねーか。 zero/12572.wav|17|へーい。 zero/12573.wav|17|それでは、この俺がお姫さまに単刀直入に……。 zero/12574.wav|17|だって、あんまりまどろっこしいやり取りだったから、つい……。 zero/12575.wav|17|……。 zero/12576.wav|17|元気出してくださいよ、お姫さま。 zero/12577.wav|17|お姫さまが沈んでいたら、周りだって、暗くなっちゃいますよ。 zero/12578.wav|17|なってしまったものはしょうがないですよ。それよりも、いま起きてる戦いに、どうやって勝つか考えないと。 zero/12579.wav|17|なんで怒るんだよ!俺は正論を言ったまでで……。 zero/12580.wav|17|お姫さまは、これからどうなるのか分かりますか? zero/12581.wav|17|ルイズ……。こんな状況じゃ、春奈のことを聞くのも難しそうだな。 zero/12582.wav|17|春奈……。どこに行っちゃったんだろうなぁ。 zero/12583.wav|17|仮に春奈の情報があったとしても、お姫さまの耳にまではさすがに届かないだろうし。 zero/12584.wav|17|それより、キュルケのほうはどうだったのかなぁ……。 zero/12585.wav|17|……。 zero/12586.wav|17|うん……。 zero/12587.wav|17|キュルケ! zero/12588.wav|17|ま、まあまあ。それより、ハルナは見つかったの? zero/12589.wav|17|そうか……。 zero/12590.wav|17|あ、お、おーい。 zero/12591.wav|17|うーん……。 zero/12592.wav|17|そうだよな。キュルケの言うとおりだよ。 zero/12593.wav|17|俺達が知らなかったからこそ、得られる情報があるかもしれないってキュルケが判断したんだろ? zero/12594.wav|17|それに、もしウェザリーが関係していたとしたら、知ってる俺達をタダでは、返してくれなかっただろうしな。 zero/12595.wav|17|でも、話をしてくれるくらいは……。 zero/12596.wav|17|それを今言っても始まらないって。 zero/12597.wav|17|俺達なんて、その怪しい人物のことすら気づかなかったじゃないか。 zero/12598.wav|17|はぁ……。春奈のヤツ、いったいどこへ行っちまったんだろう……。 zero/12599.wav|17|もし、ガリア王国へ連れて行かれるのが怖くなって逃げたとしても、何も俺に言わずにいなくなるなんて……。 zero/12600.wav|17|タバサが謝る必要なんてないよ。 zero/12601.wav|17|いいって……。別にタバサのせいじゃない。 zero/12602.wav|17|きっと、無事でいるに決まって……。 zero/12603.wav|17|ばっ、爆発!? zero/12604.wav|17|大丈夫か、タバサ?怪我、してないか? zero/12605.wav|17|どうした? zero/12606.wav|17|まさか……あれは、春奈?なんであんなところに? zero/12607.wav|17|えっ、タバサ!?まさか、行くのか? zero/12608.wav|17|待てよ、俺も行くっ! zero/12609.wav|17|お前……。本当に春奈か? zero/12610.wav|17|おい、春奈。何を言ってるんだよ!俺が悪いのなら、謝るよ。 zero/12611.wav|17|なっ! zero/12612.wav|17|おい、タバサ。……戦うのか? zero/12613.wav|17|相手は春奈なんだぞ。 zero/12614.wav|17|だからって……。 zero/12615.wav|17|ボーっと見てるわけにはいかないだろ。 zero/12616.wav|17|春奈を気絶させればいいんだろ?俺はタバサと春奈、どちらにも怪我してほしくないからな。 zero/12617.wav|17|こんな春奈を放っておけるかよ。 zero/12618.wav|17|ああ、分かってる。ここまで殺気を感じるなんて……。 zero/12619.wav|17|今、目の前にいるのは、俺達が知ってる春奈じゃない。 zero/12620.wav|17|お前だけが戦うのを見過ごせるかよ。 zero/12621.wav|17|いいんだ、手伝うよ。タバサの邪魔にならないように、ちゃんと戦うからさ。 zero/12622.wav|17|なあ、タバサ。目の前にいる春奈がどうしてああなったのかは分からない。 zero/12623.wav|17|タバサに引き渡せるかどうか、俺は約束できない。それでもいいか? zero/12624.wav|17|よし、それじゃあ……。デルフッ、抜くぞっ! zero/12625.wav|17|春奈のことだろ?ああ、大丈夫。ちゃんと手加減はするつもりだよっ! zero/12626.wav|17|どういうことだよ? zero/12627.wav|17|くそ……。 zero/12628.wav|17|勝った……か。 zero/12629.wav|17|でも、なんで……。なんで、春奈が……。 zero/12630.wav|17|違うって、何がだよ? zero/12631.wav|17|春奈じゃないって……。どう見たって、お前は春奈じゃないかっ? zero/12632.wav|17|な、なに言ってんだよ、春奈? zero/12633.wav|17|ウェザリー?別の人格?春奈はどこに行ったんだ。 zero/12634.wav|17|う、嘘を言うな。 zero/12635.wav|17|爆弾使い?う、嘘だろ……。 zero/12636.wav|17|ウェザリーって……。 zero/12637.wav|17|そう、劇を主催していたあのウェザリーさんのことだろ? zero/12638.wav|17|あっ、そういえば春奈が……。ウェザリーにどこかで会ったようなことを言ってたっけ……。 zero/12639.wav|17|あれは記憶が混乱していたからなのか? zero/12640.wav|17|別人格って……。 zero/12641.wav|17|そんな、別の人格を植えつけるような真似、簡単に出来てしまうのか? zero/12642.wav|17|あのアキナって奴、どう見たって春奈の性格とは似ても似つかないぞ? zero/12643.wav|17|そりゃそうだけど……。いくらなんでも春奈は人を攻撃して喜ぶような娘じゃないはずだ。 zero/12644.wav|17|魔法……。 zero/12645.wav|17|爆弾使いの正体って……。 zero/12646.wav|17|春奈は爆弾使いになって喜ぶような性格のやつなんかじゃないぞ……。 zero/12647.wav|17|くそ……。ひどいことしやがる……。 zero/12648.wav|17|えっ?任務って……。 zero/12649.wav|17|それは、ガリア王国がハルナが爆弾使いだということを知っていた、というのか? zero/12650.wav|17|タバサ、教えてくれ。ガリア王国は一体どこまで知ってるんだ? zero/12651.wav|17|ちょっと待てよ?やっぱり、春奈を捕まえてガリア王国へ連行する気なのか? zero/12652.wav|17|今の人格はアキナだろうけど、体は春奈そのものなんだぞ? zero/12653.wav|17|おい、タバサッ!? zero/12654.wav|17|なっ、タバサッ! zero/12655.wav|17|うるさいうるさい!黙ってろ。 zero/12656.wav|17|なんだって、俺のことをかばって……。 zero/12657.wav|17|ああ、俺は無事だよ。大丈夫だ。 zero/12658.wav|17|おい、タバサッ?起きろ、起きろよっ!! zero/12659.wav|17|それを分かったうえで、俺に爆弾を投げたのか? zero/12660.wav|17|おいっ、逃げるなっ! zero/12661.wav|17|クッ、ちくしょうっ! zero/12662.wav|17|春奈の体を使ってるクセに……。ひどいことしやがる! zero/12663.wav|17|本当か?本当に大丈夫なのか? zero/12664.wav|17|分かった。一生懸命看病するよ。 zero/12665.wav|17|ありがとな、モンモン。 zero/12666.wav|17|そうだな。 zero/12667.wav|17|まぁ、幸運ってやつか……。 zero/12668.wav|17|……。 zero/12669.wav|17|はぁ……。俺って、いったい……。 zero/12670.wav|17|な、なんでもねーよ。 zero/12671.wav|17|……。 zero/12672.wav|17|えっ、なんで? zero/12673.wav|17|そっか。ありがと。 zero/12674.wav|17|タバサがこうなったのって、俺のせいだし……。 zero/12675.wav|17|ま、そうだけどさ……。 zero/12676.wav|17|うん……。頼むわ。 zero/12677.wav|17|……。 zero/12678.wav|17|いや、なんでもない。 zero/12679.wav|17|あっ、タバサ? zero/12680.wav|17|どうだろ? zero/12681.wav|17|え?なんて言ったんだろう? zero/12682.wav|17|母さま、って聞こえたような……? zero/12683.wav|17|モンモランシーの治癒の魔法のおかげで、容態は安定してると思う。 zero/12684.wav|17|なあ、キュルケ。俺、気になることがあるんだけど……。聞いていいか? zero/12685.wav|17|どうしてタバサは、ガリア王国の任務を受け続けてるんだ? zero/12686.wav|17|ガリア王国は春奈のことを知っていたぐらい、胡散臭いし。一体、タバサは何を背負ってるんだよ。 zero/12687.wav|17|あ……、うん。 zero/12688.wav|17|だった、ってことは……?ひょっとして? zero/12689.wav|17|ひでぇな……。親族相手にそこまでやるのかよ? zero/12690.wav|17|そうなのか? zero/12691.wav|17|母親を毒で?あっ、そういえば……。 zero/12692.wav|17|タバサが寝言で言ってたんだ。母さま、それを飲んじゃだめ、って。 zero/12693.wav|17|タバサが……。 zero/12694.wav|17|そうだったのか……。そんな事情が……。 zero/12695.wav|17|あっ、タバサ!?目が覚めたんだな? zero/12696.wav|17|良かったぁ……。ちゃんと目を覚ましてくれて。体の痛むところとかないか? zero/12697.wav|17|そっか……。良かった。 zero/12698.wav|17|ああ、都ではまだ市街戦が続いてる。今、ちょっと様子を見てきたんだけど、もう完全な膠着状態みたいでさ。 zero/12699.wav|17|本格的な戦闘が治まるまで、都からは離れた方がいいとは思うんだけど……。まだ、春奈を見つけられないんだ。 zero/12700.wav|17|都を離れるわけにはいかないんだ。タバサ、もう少し俺達と一緒にいてくれないか? zero/12701.wav|17|でも、タバサ。春奈を捕まえたとして……。その……ガリア王国とやらに送りつけるのか? zero/12702.wav|17|あっ……。おい、どうしたんだよ?急に俺の手を握ったりして……。 zero/12703.wav|17|な、なにかな? zero/12704.wav|17|あの、なんのことでしょうか? zero/12705.wav|17|す、すみません……。 zero/12706.wav|17|で、春奈のことなんだけど……。 zero/12707.wav|17|そ、そうか……。 zero/12708.wav|17|あ、あれ? zero/12709.wav|17|だ、大丈夫なのか? zero/12710.wav|17|そ、そうだな……。 zero/12711.wav|17|ああ、どうしたもんかなぁ。春奈の件とか……。ガリア王国の件とか。 zero/12712.wav|17|なんだよ、その顔は? zero/12713.wav|17|……? zero/12714.wav|17|はぁ……。 zero/12715.wav|17|いや、爆弾使いなのは、ウェザリーが植えつけた別人格のアキナ。春奈は無関係だ。 zero/12716.wav|17|じゃあ、捕まえないほうが幸せって言うのかよ! zero/12717.wav|17|レコン・キスタの空中艦隊!? zero/12718.wav|17|このタイミングで来るってことは……。 zero/12719.wav|17|トリステインを助けるためってことはないか? zero/12720.wav|17|ほら、前に戦争した一件を反省して、今回は助けてくれる……とか。 zero/12721.wav|17|トリステインの混乱に乗じて攻める気か。 zero/12722.wav|17|……。 zero/12723.wav|17|い、いやなんでも……。 zero/12724.wav|17|実は黒幕がレコン・キスタだった? zero/12725.wav|17|はっきりしてることは? zero/12726.wav|17|はぁ……。 zero/12727.wav|17|本気か?傷は癒えたとはいえ、体調までは万全ってわけじゃないだろ? zero/12728.wav|17|確かに、アキナを止めなければ、この戦争に勝利することは難しいと思うけど……。 zero/12729.wav|17|キュルケ! zero/12730.wav|17|お前までもか! zero/12731.wav|17|……。 zero/12732.wav|17|タバサに任せた方がいいって。 zero/12733.wav|17|そういうわけじゃないけど……。タバサが火傷したのだって、俺が一緒にいたからこそ起きたようなもんだし……。 zero/12734.wav|17|さすが、キュルケ。すごい自信だ……。 zero/12735.wav|17|ハハハ……。 zero/12736.wav|17|アキナに勝ったあとのことが心配なんだ。 zero/12737.wav|17|タバサが春奈を、ガリア王国に引き渡してしまうんじゃないかって。 zero/12738.wav|17|うん。俺としては、春奈を引き渡したくはないんだけど、タバサの立場を考えると……。 zero/12739.wav|17|みんなのことが心配なんだ。 zero/12740.wav|17|アキナは春奈と違うんだ。だからこそ、タバサは俺をかばって大火傷したわけなんだし……。 zero/12741.wav|17|ハハハ……。じゃあ、大丈夫だ。 zero/12742.wav|17|やっぱり、行くのか。 zero/12743.wav|17|分かった。俺も行く。 zero/12744.wav|17|その代わり、アキナを……。いや、春奈をガリア王国へ引き渡すのだけは保留にしてほしいんだ。 zero/12745.wav|17|ありがとう、タバサ。 zero/12746.wav|17|行くってどこにだよ? zero/12747.wav|17|で、ルイズ……。お姫さまのところに何しに行くんだよ? zero/12748.wav|17|ご主人様の自信満々な表情に不安を覚えるんですが……。 zero/12749.wav|17|虚無の魔法!?お前、都を破壊しつくす気か? zero/12750.wav|17|何って……。空中艦隊に虚無の魔法をぶつけるんだろ?前にやったみたいに。 zero/12751.wav|17|違うのか? zero/12752.wav|17|あ、ああ……。 zero/12753.wav|17|だから、それは……。考え直しませんか、ご主人様? zero/12754.wav|17|ルイズ!そんなことしていいわけないだろっ!! zero/12755.wav|17|そんなこと言ったってだなっ!! zero/12756.wav|17|そ、それは……。 zero/12757.wav|17|反対ですよ、絶対反対っ!! zero/12758.wav|17|そんなの当たり前だろっ!!おまえの虚無の魔法、どれだけの威力があるのか自覚してんのか!? zero/12759.wav|17|目的の戦艦1隻落とすつもりで放ったのに、艦隊全部を炎上させるほどだったんだぞ!! zero/12760.wav|17|全然、分かってないっ!そんな威力のある魔法をここで使ったら都ごと消えてなくなるかもしれないぞ!! zero/12761.wav|17|まあ、お姫さまがそう言うのなら……。でも……。 zero/12762.wav|17|お姫さまが許可を出すのなら、まあ……。 zero/12763.wav|17|そりゃ、あるに決まってんだろ?あの魔法の威力を、軽く見てるんじゃないか? zero/12764.wav|17|どうだかねー。 zero/12765.wav|17|使う場所が問題だって言ってるんです! zero/12766.wav|17|本気で言ってんのか?都で使うつもりだなんて、どう考えたって問題あるだろ? zero/12768.wav|17|だとしたら、虚無の魔法の威力を全然理解しちゃいないようだな。 zero/12769.wav|17|まあ、お姫さまがそう言うのなら……。でも……。 zero/12770.wav|17|とにかく俺は納得してないですからね。 zero/12771.wav|17|見解の相違ってなんのことだよ?潜入してる敵を、トリスタニアごとぶっ飛ばすつもりなんだろ? zero/12772.wav|17|別の魔法? zero/12773.wav|17|なあ、いったいどうするつもりなんだよ? zero/12774.wav|17|そんなこといったって、心配だろ?ヘタすりゃ、都ごと吹っ飛びかねないんだからさ。 zero/12775.wav|17|あのなぁーっ!? zero/12776.wav|17|おしまいって……。 zero/12777.wav|17|俺がじゃなくて、ルイズがお姫さまに用があっただけだよ。 zero/12778.wav|17|役割分担って、何の話だよ? zero/12779.wav|17|へっ?まずは全員がかりで、アキナを急いで倒すんじゃないのか? zero/12780.wav|17|そう言われてみればそうだな。仮にアキナが出てこなくたって、先に空中艦隊をなんとかできれば後でもいいんだし。 zero/12781.wav|17|うーん……。 zero/12782.wav|17|やっぱり、ルイズかな。 zero/12783.wav|17|な、なんだよ……。 zero/12784.wav|17|えっ、でも俺がタバサと組んだら……。この前みたいなことに……。 zero/12785.wav|17|やっぱり、タバサかな。 zero/12786.wav|17|ん?なんで? zero/12787.wav|17|い、いやそんなこと無いって。じゃ、じゃあ、キュルケ、ルイズのことよろしく頼む。 zero/12788.wav|17|ごめん、キュルケが先に決めて。 zero/12789.wav|17|そうは言うけど……。どちらにもついていてやりたいんだよね、俺としては……。 zero/12790.wav|17|えっ、なんで? zero/12791.wav|17|分かった。タバサ、よろしくな。 zero/12792.wav|17|ああ、分かった。ルイズ、キュルケ、頼むぞ。 zero/12793.wav|17|何もしないって。 zero/12794.wav|17|さて……。 zero/12795.wav|17|アキナは、こっちが屋上で変な動きを見せ付けてやれば、おびき寄せることはできるんだろうけど……。 zero/12796.wav|17|でも、タバサの体は大丈夫なのか?火傷が治ってるとはいえ、体力的には万全とはいえないんだろうし……。 zero/12797.wav|17|やっぱり、不安なのか? zero/12798.wav|17|俺としては、タバサに無理はして欲しくないんだけど……。 zero/12799.wav|17|ん?どうしたんだ? zero/12800.wav|17|おまじない? zero/12801.wav|17|えっと、俺にできることならするけど……? zero/12802.wav|17|そっか。じゃあ、どうすればいい? zero/12803.wav|17|えっ、そんなことでいいの?じゃあ、閉じるぞ……。 zero/12804.wav|17|本当にいいのか? zero/12805.wav|17|えっ、ええーっ?い、今……なにしたの? zero/12806.wav|17|あ、あの……。あの、ものすごく柔らかな感触があったんだけど……。 zero/12807.wav|17|こっ、これはひょっとして……。キ、キキキ……。 zero/12808.wav|17|恥ずかしいって……。 zero/12809.wav|17|もし良かったら、今のおまじない。もう一度……。 zero/12810.wav|17|そ、そっか……。ハハハ……。 zero/12812.wav|17|街に出たのはいいけれど……。アキナの奴、本当に俺達の前に現れてくれるのかな? zero/12813.wav|17|言い切ったね。 zero/12814.wav|17|自らエサになるって作戦か……。なぁ、いつも、依頼ってこんなにつらいのか? zero/12815.wav|17|なんで? zero/12816.wav|17|……。 zero/12817.wav|17|えっ? zero/12818.wav|17|この声は、まさか? zero/12819.wav|17|というか、お前……。なんで俺達がここにいるって分かったんだ? zero/12820.wav|17|おいおい、春奈はまだ10代だって。 zero/12821.wav|17|デルフッ、抜くぞっ! zero/12823.wav|17|……どうだーっ!! zero/12824.wav|17|そうか……。 zero/12825.wav|17|ルイズ、まだか……? zero/12826.wav|17|何って……。分からないのか?見ての通りだよ。 zero/12827.wav|17|どうだ?ルイズの魔法はすごいだろ? zero/12828.wav|17|なんたって、ルイズは……。この俺のご主人様だからなっ! zero/12829.wav|17|よーし、捕まえた。まったく、手こずらせやがって。 zero/12830.wav|17|タバサ……。 zero/12831.wav|17|ガリア王国には引き渡さないでくれないか。 zero/12832.wav|17|でも、引き渡さないと、タバサもいろいろと、都合が悪くなっちゃうんだろ? zero/12833.wav|17|どうしたもんかなぁ? zero/12834.wav|17|きっと、春奈じゃなくてアキナがやらかしたことで問題になってるんだろうし……。 zero/12835.wav|17|タバサにはタバサの事情があるんだろ? zero/12836.wav|17|……タバサの判断に任せるよ。 zero/12837.wav|17|それにしても、春奈も気の毒だよな。アキナって別人格のせいで、こんなことになっちゃってさ……。 zero/12838.wav|17|春奈には罪はないけど、アキナにはな……。 zero/12839.wav|17|うーん……。爆弾使いとしての罪があるんだろうなぁ。 zero/12840.wav|17|ん?どうしたんだ? zero/12841.wav|17|で、タバサ自身は、春奈のこと、どうするつもりでいるんだよ? zero/12842.wav|17|えっ、今か!? zero/12843.wav|17|お、おいっ!2人とも! zero/12844.wav|17|な、なんでもないでしゅぅ……。 zero/12845.wav|17|で、でも。け、喧嘩はよくないと思いましゅう。 zero/12846.wav|17|おいおいキュルケ。 zero/12847.wav|17|おいおい、俺の意見は聞かないのかよ。 zero/12848.wav|17|ふぁい。 zero/12849.wav|17|なるほど、確かにキュルケの作戦はいいかもしれないな。 zero/12850.wav|17|いや、まぁ……。はははははっ。 zero/12851.wav|17|ふん……。結局使い魔とは言っても、誰も構ってくれないんだ……。 zero/12852.wav|17|……。 zero/12853.wav|17|はぁ。なあ、キュルケ。 zero/12854.wav|17|なんで俺と一緒に行動するんだ? zero/12855.wav|17|本当かよ……。 zero/12856.wav|17|キュルケ!俺達もさっそく出かけようぜ。 zero/12857.wav|17|え? zero/12858.wav|17|ちょっとまて!勝負はどうするんだよ! zero/12859.wav|17|あせっても仕方がないし、このまま休んでようぜ。 zero/12860.wav|17|おいおい。そ、そこまでのんびりしようってつもりはなかったんだけど……。 zero/12861.wav|17|作戦会議でもしようぜ。むやみに動きまわるのも効率が悪いしな。 zero/12862.wav|17|え?そうなの? zero/12863.wav|17|お、おい。お昼寝ってなんだよ! zero/12864.wav|17|か、考えって? zero/12865.wav|17|そりゃないだろ?負けたら2人で逆立ちだぜ。 zero/12866.wav|17|でも、俺達が会ったのは昼間だけだぜ。 zero/12867.wav|17|なるほど。言われてみれば、確かにそうだな。 zero/12868.wav|17|分かったよ。俺も夜に備えて昼寝しておくよ。 zero/12869.wav|17|え、遠慮しておきます。 zero/12870.wav|17|……ん? zero/12871.wav|17|ね、寝てた? zero/12872.wav|17|い、いけね。 zero/12873.wav|17|お、おつかれさま……。みんな大変だったね。 zero/12874.wav|17|とほほ……。 zero/12875.wav|17|き、気を落とさずに……。まだまだ機会はあるさ! zero/12876.wav|17|な、なんですと! zero/12877.wav|17|昼からずっと出かけて収穫なしなんて、だめじゃないか! zero/12878.wav|17|あ、あるよ……。キュルケが……。 zero/12879.wav|17|ま、まてっ、ルイズ!今、想像してることは、絶対に行われないから安心しろ! zero/12880.wav|17|は、はい〜。 zero/12881.wav|17|そ、そんなこといわれても……。 zero/12882.wav|17|そうだな。 zero/12883.wav|17|よしっ、頑張ってみるか! zero/12884.wav|17|勘弁してください。 zero/12885.wav|17|キュルケはどうなんだよ。不安にならないのか? zero/12886.wav|17|いや、まったく関係ないだろ。 zero/12887.wav|17|??? zero/12888.wav|17|良く分からないけど、俺が諦めなければなんとかなるってこと? zero/12889.wav|17|……。 zero/12890.wav|17|でも、キュルケ。どうしてそんなに今回の事件に真剣なんだ? zero/12891.wav|17|なんつーか、その……。いつものキュルケらしくないというか。 zero/12892.wav|17|へっ? zero/12893.wav|17|なあ、キュルケ。『本当の火の使い方』ってどんなものなんだ? zero/12894.wav|17|へいへい。 zero/12895.wav|17|劇場か……。公演が終わってしまうと静かなもんだよな。 zero/12896.wav|17|どうしたんだ?キュルケ? zero/12897.wav|17|あれは……ウェザリーさん?次の公演の準備でもしてるのかな? zero/12898.wav|17|やっぱりって。ウェザリーさんがどうかしたのか? zero/12899.wav|17|え、なんだって?じゃあ、誰を探していたんだよ。 zero/12900.wav|17|ウェザリーさんの行方……? zero/12901.wav|17|いない……。でも、どうしてウェザリーさんを? zero/12902.wav|17|ええっ、なんだって? zero/12903.wav|17|そんなはずはないって!ウェザリーさんがスパイだなんて……。 zero/12904.wav|17|言われてみれば。 zero/12905.wav|17|スパイって何の? zero/12906.wav|17|爆弾使いのスパイ? zero/12907.wav|17|主役がいないのは、それに合う人がいなかったってウェザリーさんが言ってたろ? zero/12908.wav|17|ま、まさか?だって、俺達が来るのを予見するのなんて、不可能だろ? zero/12909.wav|17|しかし、良く気がついたな。俺達はぜんぜん分からなかったぞ。 zero/12910.wav|17|ま、まずまずって感じかな。 zero/12911.wav|17|そ、そっちは? zero/12912.wav|17|そ、そうですか。 zero/12913.wav|17|と、とりあえず、これから夜の調査の準備があるから……。 zero/12914.wav|17|ふぁぁ……。おはよう。キュルケ。 zero/12915.wav|17|どうしたんだ、キュルケ。眠そうじゃないか? zero/12916.wav|17|ウェザリーの? zero/12917.wav|17|ただのネズミじゃないかも、って? zero/12918.wav|17|べ、別に評判の悪い貴族のところに出入りしてたからといって……。 zero/12919.wav|17|悪いことをしてるわけじゃないだろう? zero/12920.wav|17|それはそうなんだけど。 zero/12921.wav|17|……疑うのはよくないのでは? zero/12922.wav|17|そ、そんなつもりじゃないけどさ……。 zero/12923.wav|17|そうだけど? zero/12924.wav|17|戦争の形を変えた? zero/12925.wav|17|……。 zero/12926.wav|17|そういうことか。 zero/12927.wav|17|お姫さまが? zero/12928.wav|17|つまり、ウェザリーさんはレコン・キスタが送り込んできた工作員だってこと? zero/12929.wav|17|おいおい、あまりに話ができすぎてないか?お芝居じゃあるまいし。 zero/12930.wav|17|見過ごしてること? zero/12931.wav|17|お姫さまは遊びだろ?たまにはルイズと一緒にいたいんだよ。 zero/12932.wav|17|さ、さいですか……。 zero/12933.wav|17|でも、ここまで大事なことが分かってるなら、なんでルイズに相談しないんだよ。 zero/12934.wav|17|で、でも! zero/12935.wav|17|うっ……確かに……。 zero/12936.wav|17|……へ?ま、まさかルイズとの勝負を優先してるんじゃ? zero/12937.wav|17|ちょ、ちょっと待てーーっ! zero/12938.wav|17|ど、どうしたんだよ。急に体を寄せてきて……。恥ずかしいだろ? zero/12939.wav|17|そ、そっか? zero/12940.wav|17|……! zero/12941.wav|17|いや、なんかこう……寒気が。 zero/12942.wav|17|えっ!そ、それはちょっと……やばいって! zero/12943.wav|17|お願いです。離してください。 zero/12944.wav|17|お願いです。人の話を聞いてください。 zero/12945.wav|17|いたっ!ウェザリーさんだ! zero/12946.wav|17|何をしてるんだろう?あ、動き出した。 zero/12947.wav|17|キュルケ。今日はずいぶんゆっくり歩いてないか? zero/12948.wav|17|なんだっ!? zero/12949.wav|17|くそぉ、囲まれたか。 zero/12950.wav|17|ウェザリーさん! zero/12951.wav|17|よっし!次はウェザリー、お前だ! zero/12952.wav|17|くそ、この人数。キリがないぞ! zero/12953.wav|17|分かってるけど、どうやって! zero/12954.wav|17|そんなことができるのか! zero/12955.wav|17|分かった。じゃあ俺はルイズを……。 zero/12956.wav|17|もちろん。キュルケも気をつけろよな! zero/12957.wav|17|キュルケ、1人で敵を引きつけるのか?それは危険すぎる。 zero/12958.wav|17|……。 zero/12959.wav|17|分かった。キュルケも気をつけるんだぞ。 zero/12960.wav|17|微熱だと水が蒸発しないだろ。 zero/12961.wav|17|分かった。キュルケも気をつけるんだぞ。 zero/12962.wav|17|分かった! zero/12963.wav|17|おい、ルイズ!開けてくれ!ルイズ!! zero/12964.wav|17|や、やぁ……。 zero/12965.wav|17|俺は大丈夫……。早く、キュ、キュルケの元に行かないと! zero/12966.wav|17|巡回の途中で、ウェザリーの罠にはまったんだ。 zero/12967.wav|17|俺達が追っていた爆弾使いの裏にはウェザリーが絡んでたんだ。 zero/12968.wav|17|キュルケはそれに気づいたらしく、2人で追ってたんだけど……。気づかれて逆に罠に……。 zero/12970.wav|17|頼む、ルイズ。キュルケを助けてくれ! zero/12971.wav|17|くそっ、キュルケ、一体どこ行っちまったんだよ! zero/12972.wav|17|見つかったのかっ!?無事なのか!? zero/12973.wav|17|くそっ!やっぱり俺がついていれば! zero/12974.wav|17|キュルケ!キュルケ、大丈夫か! zero/12975.wav|17|良かった。 zero/12976.wav|17|キュルケ!目が覚めたのか? zero/12977.wav|17|……キュルケ? zero/12978.wav|17|……な、なんだよ。おい、キュルケ、どうしたんだよ? zero/12979.wav|17|ギーシュと春奈が倒れてるキュルケを見つけて、モンモランシーが治療してくれたんだ。 zero/12980.wav|17|さぁ、後は宿に戻って安静にしてようぜ。 zero/12981.wav|17|おい、キュルケ、大丈夫か?俺が分かるか? zero/12982.wav|17|へっ? zero/12983.wav|17|う、うわぁっ!急に抱きつくなぁぁっ! zero/12984.wav|17|お、おい、キュルケ。俺の後ろにしがみつくなよ。 zero/12985.wav|17|お、俺は知らん!何も知らん! zero/12986.wav|17|せ、説明って……。 zero/12987.wav|17|キ、キュルケは俺の妹だったらしい……。 zero/12988.wav|17|な、なにかの間違いだ!キュルケが俺の妹だなんて。 zero/12989.wav|17|ま、待て!俺には妹属性はないぞっ! zero/12990.wav|17|今キュルケに、グッと来てるのは気のせいなんだ! zero/12991.wav|17|みんなの聞き間違いだよ。 zero/12992.wav|17|は、はうっ。キュルケ、そんな純真な瞳で、連呼されると……。 zero/12993.wav|17|はうう。幻聴じゃなかったのかよ! zero/12994.wav|17|ま、待てルイズ。俺も何がなんだか、さっぱりなわけで。 zero/12995.wav|17|ひ、ひぃっっっ! zero/12996.wav|17|……な、なあ、モンモン。キュルケはどうしちまったんだ? zero/12997.wav|17|催眠暗示による幼児退行だって? zero/12998.wav|17|じゃあ、ウェザリーの一味がキュルケに……。 zero/12999.wav|17|くそっ……。 zero/13000.wav|17|……。 zero/13001.wav|17|ルイズ、ここはもう手を……。 zero/13002.wav|17|うっ。い、いや……。 zero/13003.wav|17|わ、分かりました。ご主人様。俺も戦います。 zero/13004.wav|17|確かにこれは脅しだ。でも、それに屈して手を引くことなんて、できるはずがない。 zero/13005.wav|17|こんなひどいことをする奴らを……。のさばらせちゃ絶対にダメだ。 zero/13006.wav|17|はうっ!ゼンゼンニヤニヤシテイマセンヨ。 zero/13007.wav|17|も、もちろんであります。ご主人様! zero/13008.wav|17|なんとかなるのか!モンモン! zero/13009.wav|17|モンモン……。実はホントにすごかったんだな。 zero/13010.wav|17|キュルケ、タバサと何をしてるんだい? zero/13011.wav|17|タバサって実は面倒見がいいんだな。 zero/13012.wav|17|ありがと、タバサ。助かったよ。 zero/13013.wav|17|いや、キュルケがこうなってから、ずっと俺にべったりだったからさ。なんだかほっとしたよ。 zero/13014.wav|17|お、お兄ちゃんはさびしいぞー! zero/13015.wav|17|い、いやなんでも……。 zero/13016.wav|17|ちょっと待て、おまえら。俺のことを何だと思ってるんだ。 zero/13017.wav|17|お、おいっ!キュルケ。俺に抱きつくなって。 zero/13018.wav|17|ふが……。 zero/13019.wav|17|おわっ、キュルケ!お、おはよう。 zero/13020.wav|17|う〜〜ん? zero/13021.wav|17|ああ、よく眠れたよ。ぐっすりね。 zero/13022.wav|17|って、俺と一緒だったって? zero/13023.wav|17|あは、あはは……。 zero/13024.wav|17|なんだか、変な夢を見た気がする……。 zero/13025.wav|17|う〜〜ん、細かいところは全然覚えてないけど……。 zero/13026.wav|17|ははは。ごめんごめん。 zero/13027.wav|17|あ、あの、キュルケさん? zero/13028.wav|17|少しだけ体を離してもらえはしませんか? zero/13029.wav|17|そ、そういうわけじゃないけど……。 zero/13030.wav|17|お、俺、男の子ですから。 zero/13031.wav|17|そ、そうだ!それより! zero/13032.wav|17|こんなところルイズに見つかったら大変じゃないか! zero/13033.wav|17|もし、そんなことになったら……。 zero/13034.wav|17|そ、そりゃもう!ギッタギッタのズッタズッタのボロボロに……。 zero/13035.wav|17|ご主人様、おはようございます。 zero/13036.wav|17|きゃ、きゃいーん! zero/13037.wav|17|だ、だから、何もしてないって。 zero/13038.wav|17|まったく、なんで俺がこんな目に……。 zero/13039.wav|17|なあ、モンモン。キュルケの暗示を解く薬の方はどんな感じ? zero/13040.wav|17|俺の命が持つ間に完成してほしい、です。 zero/13041.wav|17|な、なんだ! zero/13042.wav|17|くそ。今度は爆弾使いか? zero/13043.wav|17|お、おうっ! zero/13044.wav|17|な、何てことしやがる! zero/13045.wav|17|春奈!?そんなとこにいたら危ないぞ!早くこっちに! zero/13046.wav|17|は、春奈? zero/13047.wav|17|な、なんだと! zero/13048.wav|17|最初から、お、俺達を騙していたのか? zero/13049.wav|17|嘘だ、ニセモノだ!俺は信じないからな。 zero/13050.wav|17|な、なんだよそれ?笑えないって。なぁ、タチの悪い冗談だよな。 zero/13051.wav|17|ちくしょう!全部、仕組まれていたっていうのか? zero/13052.wav|17|キュルケにかけられた催眠術には、こういう使い方もあったってことだな。 zero/13053.wav|17|ふざけるな!俺達は最初から踊らされてたんだな。 zero/13054.wav|17|な、なんで今頃になって……。 zero/13055.wav|17|違う!キュルケと同じで春奈は操られてるだけなんだ。 zero/13056.wav|17|春奈は俺が止めてみせる。 zero/13057.wav|17|え、いいの?ホントに? zero/13058.wav|17|悪いのはウェザリーなんだ。 zero/13059.wav|17|キュルケが襲われる前に言ってた。 zero/13060.wav|17|ウェザリーの背後にいるのはもっと、大物かもしれないって。 zero/13061.wav|17|なんでもないって、キュルケ。キュルケは賢いなあってほめてたんだ。 zero/13062.wav|17|だから公演のとき、あんなに俺達を使いたがったんだな。 zero/13063.wav|17|ちょっとまて、ルイズ!怒るところがなんか微妙に違ってるぞ。 zero/13064.wav|17|アキナは『最後の幕が開く』とかいってたけど……。 zero/13065.wav|17|『隠す必要がなくなった』って……、どういうことなんだ、タバサ? zero/13066.wav|17|ルイズ、落ち着けって! zero/13067.wav|17|ルイズ!無事か! zero/13068.wav|17|じゃあ、俺達で砲台をつぶしに……。 zero/13069.wav|17|とにかく、敵兵を減らさないと、どうにもならない!俺達も市街戦に参加しよう! zero/13070.wav|17|市街で戦いになってるということは、市民にも被害がでてるはずですよね? zero/13071.wav|17|俺達で避難の誘導を手伝おう。今、できることってそれくらいだと思う。 zero/13072.wav|17|おい、ルイズ。黙り込んじまって、どうしたんだよ? zero/13073.wav|17|お、おい。ルイズ! zero/13074.wav|17|無茶だ。艦隊だぞ艦隊!タルブの草原に墜ちた奴を見ただろう! zero/13075.wav|17|こんな市街地で墜落したらどうなるか分かんないんだぞ! zero/13076.wav|17|そ、そんなに都合よくいくのかよ! zero/13077.wav|17|都は、トリスタニアは本当に大丈夫なんだろうな? zero/13078.wav|17|ちょっと待て、どういうことだよ! zero/13079.wav|17|ん?どういうこと? zero/13080.wav|17|うーん。 zero/13081.wav|17|や、宿に?どうして? zero/13082.wav|17|みんなの力? zero/13083.wav|17|なあ、ルイズ、ほんとに虚無を使うのか? zero/13084.wav|17|それはそうなんだけどさ……。 zero/13085.wav|17|使う前? zero/13086.wav|17|そうか。確かにそれはあるな。 zero/13087.wav|17|それでもやるしかないか。 zero/13088.wav|17|へっ、任せておけよ。俺はルイズの使い魔だ。詠唱が終わるまで、きっちり守ってみせるさ! zero/13089.wav|17|なあ、やっぱり虚無を使うべきじゃないんじゃないか? zero/13090.wav|17|危険すぎると思うんだけど。 zero/13091.wav|17|キュルケの代わりに、ギーシュ……ってだめ? zero/13092.wav|17|だよね、ですよね。分かってました。 zero/13093.wav|17|とにかく、ルイズを俺は信じるよ。お前のことは俺が必ず守る。だから、安心して虚無をぶっぱなしちまえ! zero/13094.wav|17|ルイズの虚無の魔法の詠唱が終わるまで時間を稼ぐのはやっばりきついよな。 zero/13095.wav|17|ルイズが抜けるってことは、主力が俺とタバサだけになる。 zero/13096.wav|17|せめて、キュルケが間に合ってくれてれば……。 zero/13097.wav|17|な、なんでもないぞ、怖がらなくていいから。 zero/13098.wav|17|あ、モンモン!キュルケ用の薬は、あとどれくらいかかりそうなんだ? zero/13099.wav|17|へっ?マジ? zero/13100.wav|17|疑わない、疑わないって!よっしゃーーっ! zero/13101.wav|17|よしっ、キュルケ……。すぐにこのお薬を……。 zero/13102.wav|17|なあ、キュルケ。ワガママを言わないで……。 zero/13103.wav|17|苦くない苦くないって! zero/13104.wav|17|モンモン!邪魔するなよ! zero/13105.wav|17|ど、どうしたら飲んでくれるかな? zero/13106.wav|17|そうだ。ほら、キュルケー。 zero/13107.wav|17|このお薬飲んだら、後で抱っこしてあげるぞー。 zero/13108.wav|17|おいおい、ルイズ! zero/13109.wav|17|こうなったら! zero/13110.wav|17|責任は俺が取る。 zero/13111.wav|17|くそっ、もう世話の焼ける! zero/13112.wav|17|……。 zero/13113.wav|17|ご、誤解するな!口移しで飲ませただけだ! zero/13115.wav|17|良かった!キュルケが戻ったぞ!これで、勝てる! zero/13116.wav|17|説明は後!モンモン、対暗示用ってやつ頼む! zero/13117.wav|17|大丈夫か、キュルケ……。 zero/13118.wav|17|いよいよ来たってことか。 zero/13119.wav|17|行くぜデルフリンガー! zero/13120.wav|17|腰を抜かして立ち止まるんじゃない!死にたくなかったら走れ!ギーシュ! zero/13121.wav|17|おわっ! zero/13122.wav|17|は、春奈!なんでこんなことを……。 zero/13123.wav|17|いくぜ!ルイズの邪魔はさせねえ! zero/13124.wav|17|これまでだ、ウェザリー!アキナ! zero/13125.wav|17|な、なんだ!雲の中から……。 zero/13126.wav|17|……き、斬れって? zero/13127.wav|17|くっ……。ダメだ。死なせるわけにはいかない。 zero/13128.wav|17|それは無責任なんじゃないか? zero/13129.wav|17|春奈をこのまま放っておくつもりか?アキナなんて人格を作ったのは、あんただろう? zero/13130.wav|17|ダメだ。死なせられない。 zero/13131.wav|17|ああ、頼むよ。 zero/13132.wav|17|市街の戦いもほとんど終わったみたいだな。 zero/13133.wav|17|しかし、幻を作り出すなんてな。そういう魔法もあったんだ。 zero/13134.wav|17|うん。そうだな。 zero/13135.wav|17|とにかく、今は休みな。お疲れ、ルイズ。 zero/13136.wav|17|あれ?なにしてるの、春奈? zero/13137.wav|17|無くなってるものとかは? zero/13138.wav|17|うわ、それ、ケータイじゃん!なっつかし……。 zero/13139.wav|17|まあ、充電器があってもだめだけどね。こっちは電気そのものが無いし。 zero/13140.wav|17|写真かぁ。最近撮ってないなぁ。まぁ、この世界にはカメラはないからね。 zero/13141.wav|17|あ、その手帳は? zero/13142.wav|17|ふーん、そうなんだ。 zero/13143.wav|17|うっ、教科書か……。 zero/13144.wav|17|ほんっと、優等生だよなあ。 zero/13145.wav|17|ん? zero/13146.wav|17|え、どうかしたの? zero/13147.wav|17|まあ、何もできないって不安になるなら、何かできるようになればいいんじゃない? zero/13148.wav|17|とりあえず、シエスタのところでメイドの仕事を覚えてみるとか、どうかな? zero/13149.wav|17|というわけでさ。シエスタのとこで、春奈にメイドの修行してもらおうかと思うんだけど、どうかな? zero/13150.wav|17|んじゃ、すぐ行こう!善は急げってね! zero/13151.wav|17|どうかしたんですか?学院長? zero/13152.wav|17|べ、別に俺はがっかりなんかしてないぞ。ホ、ホントだぞ! zero/13153.wav|17|結局、いつもの制服なんだ。学院長……恨むぜ……。 zero/13154.wav|17|ハハハ。一体、なんのことやら。 zero/13155.wav|17|悪いな、シエスタ。自分の仕事もあるのに。 zero/13156.wav|17|俺もちょっとルイズの服の洗濯をしてくるよ。また、終わる頃に来るから。頑張れよ、春奈。 zero/13157.wav|17|なーに、いいって。じゃ、後で。 zero/13158.wav|17|どれ、洗濯だったら得意中の得意だから、俺にまかせなよ。 zero/13159.wav|17|とりあえず、この洗濯を終わらせよう! zero/13160.wav|17|そこのお嬢さん。洗濯のことなら、俺に聞きな。 zero/13161.wav|17|おいおい、大丈夫か? zero/13162.wav|17|え、ええと。と、とりあえず洗濯を手伝うよ。 zero/13163.wav|17|ほら、こうやってさ、洗濯板の上でごしごしと洗って。 zero/13164.wav|17|しつこい汚れの時とかは、この洗濯棒でぽかぽかと叩くのさ。 zero/13165.wav|17|い、いや、謝ることじゃないよ。 zero/13166.wav|17|そなの? zero/13167.wav|17|うむ。それはよく分かる。ルイズの世話だけでぼろぼろだしな、俺。 zero/13168.wav|17|え?そ、そう? zero/13169.wav|17|頑張れよ、春奈。 zero/13171.wav|17|ご、ごめん。 zero/13172.wav|17|そっか……。じゃあ、引越しの手伝いをするよ。 zero/13173.wav|17|うん、何でも言ってよ。 zero/13174.wav|17|そっか……。部屋が新しくなって良かったよな。 zero/13175.wav|17|ご、ごめん。 zero/13176.wav|17|まあ、この場合……悪いのは……。 zero/13177.wav|17|な、なんでもないです。 zero/13178.wav|17|シ、シエスタ!大丈夫なのか? zero/13179.wav|17|そ、それはそうだけど。 zero/13180.wav|17|……。 zero/13181.wav|17|……。 zero/13182.wav|17|……うん。 zero/13183.wav|17|……。 zero/13184.wav|17|……。 zero/13185.wav|17|まあ、いいか。きれいな月夜だし。 zero/13186.wav|17|あれ?春奈? zero/13187.wav|17|眠れなかったんで、ちょっと月を見てた。 zero/13189.wav|17|まったくだよな。 zero/13190.wav|17|どうしたんだよ、ため息なんてついて。 zero/13191.wav|17|……。 zero/13192.wav|17|最初は誰だってそんなものだよ。 zero/13193.wav|17|最近の女の子ってあんな感じじゃないの。 zero/13194.wav|17|確かにひどかったよな。 zero/13195.wav|17|あ、いや……。 zero/13196.wav|17|頑張っていたとは思うよ。 zero/13197.wav|17|ま、まあ、そうなんだけど。 zero/13198.wav|17|……。 zero/13199.wav|17|へえ、そうなんだ。 zero/13200.wav|17|ああ、それで……。 zero/13201.wav|17|ま、それは確かに。 zero/13202.wav|17|俺も時々……。いや、しょっちゅうかな? zero/13203.wav|17|そっか……。 zero/13204.wav|17|あ、ああ。 zero/13205.wav|17|え?あ……うん。 zero/13206.wav|17|……。 zero/13207.wav|17|ウェザリーさんが学院に来たって?いったい何をしに? zero/13208.wav|17|あの演劇の時、なにかあったのかな。行ってみるか。 zero/13209.wav|17|劇団へのスカウト!? zero/13210.wav|17|……。 zero/13211.wav|17|俺もいい話だと思うけど。 zero/13212.wav|17|な、なあ、春奈……。 zero/13213.wav|17|……。 zero/13214.wav|17|あ……うん……。ごめん、なんでもない。 zero/13215.wav|17|そうだな……。急な話だし、もうちょっと考えてみたほうがいいよ。 zero/13216.wav|17|ううっ、なんだ?まだ起きる時間じゃないのに。 zero/13217.wav|17|へいへい……。 zero/13218.wav|17|ふぁい……。こんな朝っぱらから誰? zero/13219.wav|17|あれぇ?シエスタ、どうしたの? zero/13220.wav|17|えっ、いや来てないけど? zero/13221.wav|17|へ? zero/13222.wav|17|別に少しいないぐらいでそんなに慌てなくても……。 zero/13223.wav|17|わ、分かった!とにかく探しにいこう! zero/13224.wav|17|な、なんだって!わ、分かった!すぐ探しにいこう! zero/13225.wav|17|と、とりあえず、少し待ってみたら……。 zero/13226.wav|17|わ、分かったって!俺も探しにいくから。 zero/13227.wav|17|……。 zero/13228.wav|17|どうしてこんなところにじゃないよ! zero/13229.wav|17|春奈が急にいなくなったりするから、こっちは大騒ぎだぞ! zero/13230.wav|17|シエスタなんか、悩んでる春奈を見てたから、縁起でもないこと考えだすし……。 zero/13231.wav|17|ルイズ達も心配して探しまわってるんだぞ! zero/13232.wav|17|やっぱり、ウェザリーさんからの誘いのこと? zero/13233.wav|17|そ、それって……。 zero/13234.wav|17|勇気? zero/13235.wav|17|なるほど、俺がいたからね。って俺? zero/13236.wav|17|え、えっと、それって……。 zero/13237.wav|17|お、おい。春奈! zero/13238.wav|17|……。 zero/13239.wav|17|ああ、そうだよな。いつでも会えるよ。何があっても大歓迎さ。 zero/13240.wav|17|……。 zero/13241.wav|17|そ、そうだな。シエスタがカンカンだぞ! zero/13242.wav|17|春奈……。 zero/13243.wav|17|日本に戻る方法が見つかったらすぐ連絡をとるから……。 zero/13244.wav|17|じゃあ、頑張ってな。 zero/13245.wav|17|手紙、書くよ。 zero/13246.wav|17|あ、でも、こっちの文字分かんないんだった。郵便の人にあて先とか分かるかな? zero/13247.wav|17|ルイズ……。ありがとう。 zero/13248.wav|17|大丈夫!また会えるさ。 zero/13249.wav|17|もちろんだって! zero/13250.wav|17|春奈……。 zero/13251.wav|17|ああ、行っちゃったな。 zero/13252.wav|17|え、ええっ!? zero/13253.wav|17|……。 zero/13254.wav|17|なあ、キュルケ……。 zero/13255.wav|17|……へ?どういうこと? zero/13256.wav|17|春奈に続いて、キュルケとタバサまでいなくなるのか? zero/13257.wav|17|寂しくなるなあ。 zero/13258.wav|17|そ、そんな無責任な! zero/13259.wav|17|なにがどうなってるんだよ。ワケ分かんねーって! zero/13260.wav|17|あれ?シエスタ、どうしたの? zero/13261.wav|17|手帳? zero/13262.wav|17|とりあえず、中を確認してみよう。 zero/13263.wav|17|き、貴重品かどうか確かめるんだよ! zero/13264.wav|17|俺達の国の文字だからな。シエスタのひいおじいちゃんの国でもあるけど。ほら、あのお墓の文字に似てるだろ? zero/13265.wav|17|あれ?なんだこれ? zero/13266.wav|17|え?ええっ? zero/13267.wav|17|やっぱり届けたほうがいいのかな? zero/13268.wav|17|あれ?なんだこれ? zero/13269.wav|17|……え?ええっ? zero/13270.wav|17|別にいらないんじゃないかな? zero/13271.wav|17|どうなんだろう? zero/13272.wav|17|あれ?なんだこれ?はみ出してるの? zero/13273.wav|17|……って、え?ええっ? zero/13274.wav|17|あはは。ホントだな。 zero/13275.wav|17|さ、さあ……。俺は絵は詳しくないから。 zero/13276.wav|17|な、なんというか。その……。 zero/13277.wav|17|……。 zero/13278.wav|17|俺のどこがそんなにいいんだよ。 zero/13279.wav|17|なんでなんだよ。春奈……。 zero/13280.wav|17|いや、だから……。この春奈の忘れ物の手帳を届けに、トリスタニアに行きたいんだよ。 zero/13281.wav|17|そ、そう言われても……。 zero/13282.wav|17|と、とにかく!俺は自分で、直接、春奈に届けに行きたいんだ! zero/13283.wav|17|な、なんでそうなるんだよ! zero/13284.wav|17|断固、断る!俺は1人で行くんだ! zero/13285.wav|17|き、きゃいん! zero/13286.wav|17|そ、そんな……。 zero/13287.wav|17|ご主人様にわざわざ出向いていただかなくとも! zero/13288.wav|17|わ、分かりました。 zero/13289.wav|17|ふぅ、やっとトリスタニアについたな。 zero/13290.wav|17|さっきから何怒ってるんだよ。ずっとむすーっとしてさ。 zero/13291.wav|17|ほら、怒ってるじゃないか。 zero/13292.wav|17|あ!あれ、春奈とウェザリーさんじゃないか!ここで会えるなんてラッキー! zero/13293.wav|17|おーい、春奈ー! zero/13294.wav|17|春奈? zero/13295.wav|17|この手帳なんだけど。 zero/13296.wav|17|なあ、ウェザリーさん……。春奈はどうかしたのか? zero/13297.wav|17|ええと。あれは、俺が……。 zero/13298.wav|17|ええと。その……。 zero/13299.wav|17|急にどうしたんだよ!ルイズ! zero/13300.wav|17|じ、じゃあな……春奈!またあとで! zero/13301.wav|17|さっきはどうしたんだよ?急にあんな態度するなんて……。おかしいぞ? zero/13302.wav|17|何がさ? zero/13303.wav|17|どこが?普通の話だったと思うけど。 zero/13304.wav|17|そういえば、春奈もなんか変だったな。俺を見る目が、知らない人を見るみたいな……。 zero/13305.wav|17|ひ、ひどいっ! zero/13306.wav|17|なにかが起きる……。ってどういう? zero/13307.wav|17|考えすぎなんじゃない? zero/13308.wav|17|それで、どうしろっていうんだよ! zero/13309.wav|17|な、なんだ?ルイズ、魔法使ったのか!? zero/13310.wav|17|お、おうっ!城に向かおうぜ! zero/13311.wav|17|な、何を言うんだよ!そんなこと……。 zero/13312.wav|17|ご、ごめんなしゃい。 zero/13313.wav|17|分かった。恩に着るよ。 zero/13314.wav|17|そんな身勝手な……。 zero/13315.wav|17|でも、ルイズは……。 zero/13316.wav|17|分かった。気をつけてな! zero/13317.wav|17|そ、そんなこといわれても! zero/13318.wav|17|サー・イエッサー!ご主人様のバカ犬めは、ただいまより春奈の救出に向かうであります。 zero/13319.wav|17|はぁ、はぁはぁ……。 zero/13320.wav|17|くそっ、宿の親父が言ってたレコン・キスタの敵兵ってのはこいつらか! zero/13321.wav|17|てめえらそこをどけぇぇぇっ! zero/13322.wav|17|はぁはぁはぁ。……時間をとられちまったけど。 zero/13323.wav|17|……えっ! zero/13324.wav|17|な、ななななな……。 zero/13325.wav|17|お前、誰だ? zero/13327.wav|17|じょ、冗談はよせよ。春奈、笑えないぜ? zero/13328.wav|17|う、嘘だといってくれよ、春奈! zero/13329.wav|17|俺は信じない。あの爆弾使いが春奈だったなんて! zero/13330.wav|17|やめろ、そんな風にいうのは! zero/13331.wav|17|ちくしょう、春奈はどうなるんだよ! zero/13332.wav|17|な、なんだとぉ! zero/13333.wav|17|春奈……。 zero/13334.wav|17|ひ、卑怯な! zero/13335.wav|17|そんなこといわれても! zero/13336.wav|17|な、なんだぁぁぁっ! zero/13337.wav|17|ル、ルイズ! zero/13338.wav|17|ちょっと待て、ルイズ!なにか誤解してるぞ! zero/13339.wav|17|ウェザリーに操られてるらしいんだ。爆弾使いは自分だと言ってる。 zero/13340.wav|17|うわっ! zero/13341.wav|17|く、くそぉっ! zero/13342.wav|17|また、春奈のふりをしようという作戦か。 zero/13343.wav|17|お、おいっ。まさか本当に春奈じゃ……。 zero/13344.wav|17|しまった!春奈! zero/13345.wav|17|くそっ、アキナを取り逃がしちまうなんて。なんて大ポカだ。 zero/13346.wav|17|なんてこった……。春奈が……。 zero/13347.wav|17|そうだ!戦闘はどうなった!? zero/13348.wav|17|じゃあ、早く援軍に向かわないと! zero/13349.wav|17|そ、それはいいけど。ここであんな魔法使ったら、都ごと吹っ飛んじまうぞ! zero/13350.wav|17|どういうことだよ! zero/13351.wav|17|よし、ルイズに……、ご主人様に任せたぜ! zero/13352.wav|17|り、了解であります。ご主人様! zero/13353.wav|17|分かったよ!なるようになれ! zero/13354.wav|17|それで、魔法はどこで仕掛けるんだ?ゼロ戦は持ってきてないぞ。 zero/13355.wav|17|分かってる!任せとけ! zero/13356.wav|17|ここが屋上か。 zero/13357.wav|17|な、なんとか大丈夫! zero/13358.wav|17|春奈っ! zero/13359.wav|17|うるさい、春奈は春奈だ! zero/13360.wav|17|絶対になんとかするから待ってるんだぞ!春奈! zero/13361.wav|17|アキナ! zero/13362.wav|17|ウェザリーがなんだっていうんだ!利用されてるだけじゃないか! zero/13363.wav|17|そんなことに利用されるのはやめろよ。そこにいて、なにかいいことなんてあるのかよ! zero/13364.wav|17|ウェザリー!よくも春奈を……。 zero/13365.wav|17|なんだと! zero/13366.wav|17|ウェザリー……。なんで、あんなレコン・キスタみたいな奴らのために! zero/13367.wav|17|へっ……? zero/13368.wav|17|え?生きてる? zero/13369.wav|17|させるか! zero/13370.wav|17|まて、ウェザリー! zero/13371.wav|17|……。 zero/13373.wav|17|な、なんだ!雲の中からあんな大量の空中艦隊が……。 zero/13374.wav|17|まさか、あれが幻だっていうのか? zero/13375.wav|17|敵の兵士が砲台から次々と逃げ出しているぞ。 zero/13376.wav|17|ああ……。ルイズ、少し……休め。虚無はたくさん精神力を使うんだろう? zero/13377.wav|17|お疲れ……ルイズ。 zero/13378.wav|17|ただいまー。 zero/13379.wav|17|ぜーんぜんだめ。なーんも手がかりなし。 zero/13380.wav|17|他のみんなが帰ってくるの待とうぜ。そのために手分けして聞き込みしてるんだし。 zero/13381.wav|17|爆弾使いの件にならぶほどの、事態が起きたってことか。 zero/13382.wav|17|うーん……。 zero/13383.wav|17|ん? zero/13384.wav|17|ええっ!? zero/13385.wav|17|お姫さま!? zero/13386.wav|17|宿屋の親父、いつそんな可愛い声に!? zero/13387.wav|17|じょ、冗談だよ。 zero/13388.wav|17|ドアの向こうにいる、ワタクシさんって誰!? zero/13389.wav|17|うう、お茶目な冗談だったのにぃ……。 zero/13390.wav|17|で、でもお姫さま、王宮を抜け出して来るなんて、いったいどんな用件なんですか? zero/13391.wav|17|はい!? zero/13392.wav|17|発見……ですか。 zero/13393.wav|17|つまり……、 zero/13394.wav|17|犯人は職人で、仕事にありつくために、爆破してまわったってことか? zero/13395.wav|17|職人を装う工作員を誘導させるために、爆破事件を起こした? zero/13396.wav|17|犯人は、ただの爆破マニアだろ? zero/13397.wav|17|もう決定事項みたいですし。やるしかないでしょう。 zero/13398.wav|17|どうやら、全員一致のようだな。今日からは、お姫さまの護衛も任務ってわけだ。 zero/13399.wav|17|ちょっと待て!なにが『というわけで』なんだ!?なんで俺だけ部屋の外に追い出されるんだ!? zero/13400.wav|17|そうだぞ、俺をこんな女たらしと一緒にするな! zero/13401.wav|17|ああ、そういうことか。そりゃまあ、しょうがねえな。 zero/13402.wav|17|ほら、行くぞギーシュ。 zero/13403.wav|17|いいから。さっさと寝て、明日からお姫さまの警護だ。 zero/13404.wav|17|おう。フトン蹴飛ばして、寝冷えするなよー。 zero/13405.wav|17|んー……ふああ。やれやれ、もう朝か。 zero/13406.wav|17|いつものクセで、どうにも早く目が覚めちまうな。 zero/13407.wav|17|ギーシュのやつは……。 zero/13408.wav|17|本当に貴族ってやつはぁ……。 zero/13409.wav|17|ん、誰です? zero/13410.wav|17|お姫さま? zero/13411.wav|17|は、はい。早起きなもんで。 zero/13412.wav|17|お姫さまこそ、どうしたんですかこんな早く。 zero/13413.wav|17|はい? zero/13414.wav|17|あ、あのー、今の状況で外に出るのは危険ですし、散歩は控えた方が……。 zero/13415.wav|17|そ、それに何かあったら、俺がルイズに……。 zero/13416.wav|17|あ、ちょっと……分かりました。分かりましたから、そんなに引っぱらないでください! zero/13417.wav|17|ここは市場の中心みたいですからね。 zero/13418.wav|17|ん? zero/13419.wav|17|俺は、そういう見方はしてなかったな。さすがお姫さま、ちゃんと政治家してるんですね。 zero/13420.wav|17|え? zero/13421.wav|17|俺なんかには、ごく普通の光景ですけどね。 zero/13422.wav|17|なら、良かったです。 zero/13423.wav|17|ええと、あのっ!お姫さま、あっちの方を見に行きましょう! zero/13424.wav|17|はああ……。 zero/13425.wav|17|あの、お姫さま。 zero/13426.wav|17|気にしちゃだめですよ。 zero/13427.wav|17|あ、いや、声を聞くことは大切ですけど、一部の声がそのままみんなの意見だとは、限らないでしょ? zero/13428.wav|17|さっきの商人だって、値段をつりあげる理由に、戦争を持ち出してるだけかもしれないし……。 zero/13429.wav|17|お姫さまは、思ったとおりにやればいいんじゃないかな。きっと。 zero/13430.wav|17|これからどうするかですよ。 zero/13431.wav|17|今の評判は分かったわけだし、それを元に、これからどうしていくか、考えるヒントをもらったってことで。 zero/13432.wav|17|ですよ。皆、結構、無責任なこと言うもんだから。ネットとかもそうだし。 zero/13433.wav|17|あ、ひとりごとです、ひとりごと。 zero/13434.wav|17|いろんな人がいるんですよ。 zero/13435.wav|17|なにか起きれば、それをいいって思う人もいるだろうし。悪いって思う人もいるだろうし。 zero/13436.wav|17|だから、なるべくいいと思う人が増えるよう、頑張ればいいんじゃないですかね。 zero/13437.wav|17|んー、まあ言うだけなら簡単なことですけどね。でも、これからでしょ、これから。 zero/13438.wav|17|あ、いや、そこまでは言いませんけど。 zero/13439.wav|17|そんなに落ち込まれてもなぁ……。そうだ!いいとこ連れてってあげますよ! zero/13440.wav|17|ですよ。落ち込んだ時は食べるのが一番! zero/13441.wav|17|お、きたきた!さあ、食べてみてくださいよ。ここの食堂の肉料理がうまいんですよ! zero/13442.wav|17|美味そうでしょ?さあ、食べて食べて! zero/13443.wav|17|こ、ここでもやりますか。 zero/13444.wav|17|どう?どう? zero/13445.wav|17|でっしょー! zero/13446.wav|17|城の料理の方が豪華だろうけどね。ここのもなかなかでしょ? zero/13447.wav|17|そんなことないですよ。俺、この世界……じゃなくて、この国のことは、もーさっぱりですし。 zero/13448.wav|17|はい? zero/13449.wav|17|まあそうですけど。 zero/13450.wav|17|どのようなと言われても……そうですねえ……。 zero/13451.wav|17|王様のいない世界です。 zero/13452.wav|17|いや、一応、王が存在してる国もあるんですけど、権力を持っていないってことです。 zero/13453.wav|17|魔法のない世界です。 zero/13454.wav|17|えーと、そうでもないですよ。魔法の代わりに、科学がありますから。 zero/13455.wav|17|夜のない世界というか。 zero/13456.wav|17|あ、えーとですね。正確に言うと、夜でも灯りがともっていて、夜の暗闇がなくなりつつあるんです。 zero/13457.wav|17|へ?ああ、薪は使わないんです。電気で明るくしてるんですよ。 zero/13458.wav|17|雷……。みたいなものかな。 zero/13459.wav|17|えーと、俺がいた国は、みんなで選挙して国会議員を決めて……。 zero/13460.wav|17|あ、国会っていうのは、衆議院と参議院に分かれてて、えーと……。あー、もうちょっと勉強しとくんだった……。 zero/13461.wav|17|とにかく、王様がいなくて、国民みんなで政治する人を決めるんです。 zero/13462.wav|17|うーん、俺の国はそうでしたよ? zero/13463.wav|17|そ、そんなにすごいことなのかな。よく分からないけど。 zero/13464.wav|17|あー、そうですねー……ははは。 zero/13465.wav|17|あ、このまま帰ったら、ルイズに死ぬほど怒られるだろうなーって、そう思っただけで。 zero/13466.wav|17|はい? zero/13467.wav|17|はい?ええとすみません。誰が誰に気を許してるんでしょうか? zero/13468.wav|17|そうですかねえ……。 zero/13469.wav|17|そんなもんですか……。 zero/13470.wav|17|ああ、やっぱり怒ってる。 zero/13471.wav|17|それは俺もビックリだ。 zero/13472.wav|17|ええと……。 zero/13473.wav|17|俺は悪くないんだ!俺はただ、早起きしたお姫さまの、朝の散歩に付き合っただけなんだ! zero/13474.wav|17|そうなんだよ、分かってくれたか。 zero/13475.wav|17|お姫さまとのデートに悔いなし!お姫さまに頼まれて、街の名所をあちこちと!これはデートに間違いない! zero/13476.wav|17|やー、お姫さまも楽しんでくれたし、思い残すこともないな。はっはっは。 zero/13477.wav|17|街の様子を見てきたんだ。人の集まるところを回りながら、街の人がしてる噂やら聞いたり。 zero/13478.wav|17|ああ。だから、俺もなんとか気がまぎれるように、食堂に連れてったりしたわけだよ。 zero/13479.wav|17|そ、それはそうかも……。しれませんですね、はい。 zero/13480.wav|17|ぎゃああああああすっ! zero/13481.wav|17|あー、いや、それは本当にすまない。 zero/13482.wav|17|ひょっとして、俺達が劇を手伝っていた時から、既に疑ってたってことか? zero/13483.wav|17|なるほどな。途中でキレたふりして出て行ったのも、内部や周辺を調べるためだったのか。 zero/13484.wav|17|落ち着けよ、ルイズ。 zero/13485.wav|17|それは……。 zero/13486.wav|17|キュルケが適役だったからだろ。 zero/13487.wav|17|ま、なんと言っても人あしらいのうまさだな。特に色仕掛けとか。 zero/13488.wav|17|ルイズに任せるのは不安だったからだろ。 zero/13489.wav|17|ほら、そうやってすぐ怒る。短気だと調査って難しいだろ。 zero/13490.wav|17|な、なんでだよ! zero/13491.wav|17|なんとなく。 zero/13492.wav|17|便利な言葉だよな、なんとなく。なんでも解決したっぽくない? zero/13493.wav|17|なにか怪しい点があったんだな。 zero/13494.wav|17|お姫さま?なんか知ってるんですか? zero/13495.wav|17|ええと、つまり何組かに分かれて、劇場の主な出入口から別々に入った方が、効率的だってことか? zero/13496.wav|17|この際、2人1組でいいんじゃないか? zero/13497.wav|17|それじゃ、残りはルイズと俺だな。 zero/13498.wav|17|シエスタと春奈は、ここでお姫さまと一緒に留守番しててくれ。 zero/13499.wav|17|無理はしないと約束してください。危なくなったら、逃げる。いいですね? zero/13500.wav|17|お姫さまにここまで言われちゃ、止められないじゃないか。 zero/13501.wav|17|仕方ないです。お姫さまは俺が守ります。 zero/13502.wav|17|お姫さまにここまで言われちゃ、止められないじゃないか。 zero/13503.wav|17|いいからおとなしく待っててください! zero/13504.wav|17|だ、だけど、お姫さまになにかあったら、この国がピンチなんですよ?お願いですから、ここで待っててくださいよ。 zero/13505.wav|17|なんてこった……。 zero/13506.wav|17|よし!それじゃ、夜を待って演劇場に乗り込むぞ! zero/13507.wav|17|あんたに聞きたいことがあってね、こんな時間にお邪魔したってわけさ。 zero/13508.wav|17|誰の差し金だ?お前の背後にいるのは、いったいどこの国の、誰だ? zero/13509.wav|17|獣人? zero/13510.wav|17|それは……。 zero/13511.wav|17|分かる気がする。 zero/13512.wav|17|だからと言って、犯罪を許すわけにはいかない! zero/13513.wav|17|そんなこと知るか。 zero/13514.wav|17|くっ、囲まれたか。 zero/13515.wav|17|早く追いかけなきゃ……と言いたいが、その前にこいつらを片づけないとな。 zero/13516.wav|17|来るぞ!2人とも気をつけろ! zero/13517.wav|17|ギーシュにモンモン!?いったいどうしたんだ。 zero/13518.wav|17|まさか……。 zero/13519.wav|17|まさか、ウェザリーがそっちに行ったのか!? zero/13520.wav|17|じゃあ、なんだってんだよ。もったいつけないで、さっさと言えよ! zero/13521.wav|17|何か罠でもあったのか? zero/13522.wav|17|お前、ほんとむかつくな。 zero/13523.wav|17|またモンモンとケンカでもしたのか? zero/13524.wav|17|何だって!? zero/13525.wav|17|分かりました。 zero/13526.wav|17|なんだ!?どこで爆発した!? zero/13527.wav|17|くそっ、爆発は1ヶ所じゃないのか! zero/13528.wav|17|いや……。そこに誰かいる! zero/13529.wav|17|お前、爆弾使いだな……。 zero/13530.wav|17|それに、今の台詞……。いったい、なにを言ってるんだ!? zero/13531.wav|17|春奈が? zero/13532.wav|17|お前、本当に春奈なのか? zero/13533.wav|17|どう考えても、お前は俺達が知ってる春奈じゃない。 zero/13534.wav|17|もう一度聞く。お前は誰だ? zero/13535.wav|17|なんであいつらの味方をするんだ? zero/13536.wav|17|春奈じゃない。いったい、誰なんだ? zero/13537.wav|17|俺達を混乱させようとして、誰かが春奈の変装をしてるのか? zero/13538.wav|17|そんなの……うそだ!お前、誰だ! zero/13539.wav|17|アキナ……? zero/13540.wav|17|もうひとつの人格? zero/13541.wav|17|なっ!?俺とルイズを狙って……!? zero/13542.wav|17|ウェザリー!? zero/13543.wav|17|そんなこと、させるかよ! zero/13544.wav|17|くそっ!追いかけて止めなきゃ! zero/13545.wav|17|くっ!まずはこいつらを倒さなきゃ、どうしようもないってことか! zero/13546.wav|17|みんな、無事か! zero/13547.wav|17|そうだ、シエスタ!春奈と一緒に宿屋に残っていたはずだ! zero/13548.wav|17|急いで戻ろう! zero/13549.wav|17|シエスタ!無事か、シエスタ! zero/13550.wav|17|おっと、シエスタ? zero/13551.wav|17|シエスタ……。 zero/13552.wav|17|俺達が帰ってきたから、もう大丈夫だよ。 zero/13553.wav|17|春奈のことは、気にするな。 zero/13554.wav|17|実は、春奈は、悪いやつらに魔法で操られてたんだ。だから、俺達で助けないと。 zero/13555.wav|17|シエスタには、怖い思いをさせてしまってごめんな。 zero/13556.wav|17|今は俺の胸でお泣き。 zero/13557.wav|17|ぐおおっ!いきなりぐーで殴るかお前っ!? zero/13558.wav|17|すみません、お姫さま。俺達の調査がおいつかなくて。 zero/13559.wav|17|そんなの、お姫さまが気に病むことじゃないですよ。 zero/13560.wav|17|朝になっちまったな。お姫さま、大丈夫かな……。 zero/13561.wav|17|昨日、かなり悩んでたし。……見にいってみるか。 zero/13562.wav|17|お姫さまー、失礼しますよー。 zero/13563.wav|17|お姫さま!?そんな疲れた顔して……。やっぱり寝てなかったんですか? zero/13564.wav|17|しっかりしてください、お姫さま。 zero/13565.wav|17|へっ!?お姫さま!? zero/13566.wav|17|……。 zero/13567.wav|17|それはできません。 zero/13568.wav|17|うまく言えないけど、今、逃げちゃだめなんじゃないですか?つらいだろうけど。 zero/13569.wav|17|俺やルイズで良かったら泣き言くらい聞きますよ。手伝えることがあったら、命令してください。 zero/13570.wav|17|分かりました、どこに行きましょうか? zero/13571.wav|17|お姫さまが、本当に何もかも捨てる覚悟ができてるなら、どこにでも連れて行きますよ。 zero/13573.wav|17|いっそ、俺の故郷に行けたら……。 zero/13574.wav|17|特に良くも悪くもない、いや逆かな。良い人もいれば悪い人もいて、みんながみんな幸せってわけでもない。 zero/13575.wav|17|それでも帰りたいんですけどね、俺。春奈もそうだったし。 zero/13576.wav|17|はい……。いつか帰れるはずだ。あきらめないでいようって。 zero/13577.wav|17|そう、2人で約束したんです。 zero/13578.wav|17|お姫さま……。 zero/13579.wav|17|あ、ええと?お、お姫さま……っ! zero/13580.wav|17|あ、こ、これは違うんだ、ルイズっ! zero/13581.wav|17|だから違うんだってー!何もやってないって。 zero/13582.wav|17|うぎゃー。 zero/13583.wav|17|泣き疲れて、寝ちゃったか。いくら王家だ女王だなんていっても、やっぱり、1人の人間なんだな。 zero/13584.wav|17|くそ、始まったか! zero/13585.wav|17|それじゃ、その話を聞いたうえで今後の行動を決めようか。 zero/13586.wav|17|分かった。シエスタにそう伝えてくるよ。 zero/13587.wav|17|くそっ。ここまで用意周到とは……。 zero/13588.wav|17|シエスタ、どうしたんだ? zero/13589.wav|17|ああ、ありがとうシエスタ。 zero/13590.wav|17|うん? zero/13591.wav|17|それはできないよ。この街の人達を放っておいていけないよ。何かできることがあったらしたいと思うんだ。 zero/13592.wav|17|ふう……。お姫さまを城まで送って、その後か……。一体どうなるんだろう。 zero/13593.wav|17|お姫さま……? zero/13594.wav|17|おっと、起こさないように静かにしないとな。 zero/13595.wav|17|こうしてると、本当にただの女の子だよな。でも、彼女が国を背負ってる。そりゃ大変だよな。 zero/13596.wav|17|今の俺にできるのは、こうして見守ることだけだけど……。 zero/13597.wav|17|せめて、少しでもお姫さまのお役に立つことがあればいいのにな……。 zero/13598.wav|17|あ、起きたんすね。お姫さま、おはようございます。ってもう夕方ですけど。 zero/13599.wav|17|ええ、護衛ですから。ずっといましたよ。 zero/13600.wav|17|あ、いや、寝てる間に何かしたとか絶対ないですよ。そんなの護衛じゃないし。 zero/13601.wav|17|もちろん、寝顔が可愛いなぁ。とか思ったりはしましたけど、まぁ、そういう感じで。 zero/13602.wav|17|ど、どうしました?何かおかしかったですか? zero/13603.wav|17|なんでしょう。 zero/13604.wav|17|だって、お姫さまがかわいかったし……。 zero/13605.wav|17|い、いや、そういうわけじゃないんですけど、なんか、普通の女の子に思えて……。それで……。 zero/13606.wav|17|お姫さまも同じ人間だし。 zero/13607.wav|17|そうですよ。お姫さまは、そりゃ女王様で魔法使いですけど、人間なのは同じじゃないですか。 zero/13608.wav|17|別に神様じゃないんだから、そこまで身分を強調する必要はないんじゃないですか? zero/13609.wav|17|なんとなく普通にしてるだけですよ。 zero/13610.wav|17|なーんにも考えてないです。だから、自然と普通の女の子扱いしちゃうのかな。 zero/13611.wav|17|あ、だからと言って、別にお姫さまを軽んじてるってわけじゃないです。むしろ尊敬してます。 zero/13612.wav|17|あ、いえ……。 zero/13613.wav|17|え、あ、はい。 zero/13614.wav|17|は、はい。すみませんでした。 zero/13615.wav|17|は、はい。聞いてます。 zero/13616.wav|17|本当ですってば。そんなに詰め寄らなくても……。 zero/13617.wav|17|えっ? zero/13618.wav|17|え……ええっ、えええー!? zero/13619.wav|17|なんだよ、今それどころじゃないよ。 zero/13620.wav|17|……え?今の声は、あれ? zero/13621.wav|17|はッ!?背後にものすごい殺気が! zero/13622.wav|17|る、ルイズっ!?ま、待て!ちちがうんだ、これは! zero/13623.wav|17|しました、反省しました……。 zero/13624.wav|17|待て、ルイズ。お前、何をやる気だ? zero/13625.wav|17|追っ払うって、どうやって!まさか、お前……! zero/13626.wav|17|ちょっと待て!お前、なに考えてるんだ! zero/13627.wav|17|でもなぁ。この案はやっぱり反対だ。 zero/13628.wav|17|そりゃ、お前が虚無の魔法を使えば、敵はなんとかできるかもしれないけど、だけど、この都はどうなる!? zero/13629.wav|17|え……違うの? zero/13630.wav|17|……え?ということは……。 zero/13631.wav|17|それはそれで、ぶっつけ本番ってことだよな。 zero/13632.wav|17|シエスタ……。 zero/13633.wav|17|大丈夫だって。無事に帰ってくる。きみは宿屋に残って、待っててくれ。 zero/13634.wav|17|ああ、大丈夫さ。 zero/13635.wav|17|よし。そうと決まったら、明朝が勝負だな……。 zero/13636.wav|17|お姫さま!? zero/13637.wav|17|そうですよ!俺達が言うのもなんですけど、危険な戦いになるのは確実なんですよ!? zero/13638.wav|17|駄目ですよ、お姫さま。俺は許可できません。 zero/13639.wav|17|……。 zero/13640.wav|17|分かりました。俺も手伝います。 zero/13641.wav|17|よーし、これが青春なんだな!俺についてこい! zero/13642.wav|17|え、あ、お、おい……。冗談だってば……。 zero/13643.wav|17|がたがたぶるぶる……。 zero/13644.wav|17|軍の人達に合流するつもりですか? zero/13645.wav|17|でも、今攻められてる最中の王宮に、無理して戻らなくても……。 zero/13646.wav|17|それは、いったい何ですか? zero/13647.wav|17|くそっ!まさかここで戦うハメになるとは! zero/13648.wav|17|さあっ、いくぜえっ! zero/13649.wav|17|みんな、無事か! zero/13650.wav|17|シエスタは、ここで待っててくれ。本当は学院のほうが安全だけど、そんな時間もない。 zero/13651.wav|17|ああ……。 zero/13652.wav|17|すごいな。お姫さまの姿を見ただけで、城の連中の雰囲気が変わっていくよ。 zero/13653.wav|17|ああ。そうだな。 zero/13654.wav|17|よしっ、このまま屋上に出るぞ!そこからなら、お前の魔法で一気にケリをつけられるんだな? zero/13655.wav|17|正直不安だが、分かった! zero/13656.wav|17|とっ、到着〜! zero/13657.wav|17|だけど、見ろよ。ここからなら、砲台全部が視界に入る! zero/13658.wav|17|っ!? zero/13659.wav|17|ウェザリー、それにアキナ! zero/13660.wav|17|なにっ!? zero/13661.wav|17|くそっ、ウェザリー!春奈を元に戻せ! zero/13662.wav|17|春奈……。 zero/13663.wav|17|春奈!? zero/13664.wav|17|え?あ、はいっ! zero/13665.wav|17|春奈!あ、いや、まだアキナか?とにかく、無事か? zero/13666.wav|17|やっぱり戦うしかないのか。 zero/13667.wav|17|くっ、これで最後にするぞ、デルフ! zero/13668.wav|17|ここまでだ、ウェザリー。お前の負けだ。 zero/13669.wav|17|ウェザリー……。 zero/13670.wav|17|お姫さま、どうします? zero/13671.wav|17|え……!? zero/13672.wav|17|あれは……トリステインの空中艦隊!? zero/13673.wav|17|ってことは、あの艦隊は幻? zero/13674.wav|17|ああ、十分すぎるほどさ!レコン・キスタの艦隊は退却し始めてるし、地上の砲台も、騒がしいことになってるぜ。 zero/13675.wav|17|うわっ。ルイズ、突然倒れてどうしたんだよ。 zero/13676.wav|17|ルイズ、お疲れ様。後のことは任せて、少し休めよ。 zero/13677.wav|17|え? zero/14145.wav|7|そ、そうですか……。でもこれ、なんだか変わった衣装ですね……。 zero/14146.wav|7|ぶ、ぶれぃざぁ、ですか……。あ、あはは……。 zero/14147.wav|7|はぁ……。 zero/14148.wav|7|ほ、ほんとですかっ?サイトさん……嬉しいです。ぽっ。 zero/14149.wav|7|サ、サイトさん!わたしちょっとお仕事があるんで失礼しますねっ! zero/14150.wav|7|あれ、サイトさんっ。どうしたんですか、いったい。今日は何だか、とっても嬉しそうですよ? zero/14151.wav|7|えっ、わたしにですか? zero/14152.wav|7|わあ、可愛い……。何が入ってるんですか? zero/14153.wav|7|あ、ありがとうございます……。とってもうれしいです……。 zero/14154.wav|7|これは……水兵さんの……服? zero/14155.wav|7|お勉強……つまり、学生さんが身につける制服ということですね? zero/14156.wav|7|いいんですか? zero/14157.wav|7|ええっ!?今すぐ着るんですかぁ? zero/14158.wav|7|き、期待されちゃいましたね。ちょっと待っててくださいね?すぐに着替えてきますから……。 zero/14159.wav|7|サイトさんっ……お待たせしましたっ!! zero/14160.wav|7|えへっ……。どうですか、似合ってますか? zero/14161.wav|7|さ、サイトさんったら、声が大きいですよぉ。 zero/14162.wav|7|……はい?あの、サイトさん、どうして泣いてるんですか? zero/14163.wav|7|大丈夫ですか、サイトさん?あの、ハンカチありますから……。えっと、これを。 zero/14164.wav|7|ほ、ほんとですか?こんなお腹でちゃうような服、初めてでちょっと恥ずかしい……。 zero/14165.wav|7|サ、サイトさんっ!!しっかりしてくださいっ!! zero/14166.wav|7|ええっ、でもこれはサイトさんがせっかくプレゼントしてくれた学生さんの制服なんですよっ……。 zero/14167.wav|7|サイトさん……。しっかりしてください。 zero/14168.wav|7|せっかくのプレゼントでしたのに、残念です。 zero/14169.wav|7|でも、今度はわたしがセーラー服作りに挑戦してみますから、期待しててくださいねっ! zero/14170.wav|7|はいっ、サイトさんのために頑張っちゃいます!お揃いのペアルックで、デートしましょうねっ! zero/14171.wav|7|すみません、サイトさん。こんなところまでついて来てもらって。 zero/14172.wav|7|はい。この辺りなら、学院から近いので、特に危険はありませんから。 zero/14173.wav|7|それは、お仕事ですから。それに、結構仕事の合間にちゃんと休憩とかしてるんですよ。 zero/14174.wav|7|だから、大丈夫です。それにサイトさんだって、働きづめじゃないですか? zero/14175.wav|7|はぁ……。あ、あった。サイトさん、ありましたよ。 zero/14176.wav|7|ええ。季節によって採れる種類は違いますけど、よくこうして山菜を摘みに来るんです。 zero/14177.wav|7|貴族の方々の口には合わないみたいですが、わたし達が食べる料理によく使うんです。料理しだいでは結構食べられるんですよ。 zero/14178.wav|7|えっ!? zero/14179.wav|7|え、ええっと……。サ、サイトさん今なんて……。 zero/14180.wav|7|そ、そんな……。やだ、サイトさんたら……。 zero/14181.wav|7|わ、わたし……、その……。こっ、今度サイトさんにも山菜料理をご馳走しますね! zero/14182.wav|7|節約っていうか……。せっかく食べられるのに、なんだかもったいないじゃないですか。 zero/14183.wav|7|そ、そうなんですか。 zero/14184.wav|7|そうですか……。わたしは、これが普通だと思っていました。 zero/14185.wav|7|おいしいですよ。ちょうどいいです。今度、ご馳走しますよ。 zero/14186.wav|7|はい。サイトさん、わたしの実家の料理を気に入っていただいているようですし。 zero/14187.wav|7|母さんとかから教わった山菜料理のレパートリー。結構ありますから、いろいろ作れますよ。 zero/14188.wav|7|さ、どんどん摘んで、たくさん持って帰りましょう! zero/14189.wav|7|ありがとうございます。うふふ……。今日は、いっぱい摘んじゃいますね。 zero/14190.wav|7|あ、おはようございます、サイトさん。 zero/14191.wav|7|いいえ。今日はお休みをもらったんで、お菓子作りをしてみようと思いまして。 zero/14192.wav|7|今日は、クッキーにしようかと思ってるんですよ。 zero/14193.wav|7|あ、そうだ。サイトさんも、一緒にクッキーを作りませんか? zero/14194.wav|7|そうです。絶対、楽しいですよ。 zero/14195.wav|7|駄目ですか……? zero/14196.wav|7|え、あ、あの、わたしなんてそんなに大したもの作れるわけじゃありませんし、それにサイトさんだって、何かできますよ。 zero/14197.wav|7|そうですよ。一緒にやりましょう。 zero/14198.wav|7|本当ですか! zero/14199.wav|7|いえいえ、そんなことないですよ。一緒に頑張りましょうねっ。 zero/14200.wav|7|そう……ですか?残念です。 zero/14201.wav|7|せっかくサイトさんとクッキーが作れると思ったのに……。 zero/14202.wav|7|(いじいじ) zero/14203.wav|7|(いじいじ) zero/14204.wav|7|え、本当ですか?それじゃあ、一緒にやりましょう! zero/14205.wav|7|それじゃ、このバターを柔らかくペースト状になるまで練ってください。わたしは、その間に粉の準備をしますから。 zero/14206.wav|7|できましたか? zero/14207.wav|7|それじゃ、砂糖と卵の黄身を入れるんで、またよくかき混ぜてください。 zero/14208.wav|7|最初に砂糖を入れて、よく混ざったら黄身を入れてくださいね。 zero/14209.wav|7|どうですかあ? zero/14210.wav|7|どれどれ? zero/14211.wav|7|……うん、これで大丈夫でしょう。 zero/14212.wav|7|それじゃ、粉を入れて混ぜるのはわたしがやりますね。 zero/14213.wav|7|はい。 zero/14214.wav|7|あとは、生地を並べて……。オーブンに入れて……、と。 zero/14215.wav|7|あとは、うまく焼けるのを待つだけです。 zero/14216.wav|7|ええ。 zero/14217.wav|7|そろそろいいかしら。 zero/14218.wav|7|どれどれ?……うん!いい感じです。 zero/14219.wav|7|サイトさん、どうぞ味見してくださいな。 zero/14220.wav|7|ありがとうございます……。サイトさんがいてくれたからです、きっと。 zero/14221.wav|7|うふふ、どんどん食べてくださいな。 zero/14222.wav|7|あ、はい! zero/14223.wav|7|サイトさん!ちょうどいいところに! zero/14224.wav|7|はい!サイトさんにぜひ、見てほしい物があるんですよ。 zero/14225.wav|7|このマフラー、貰ってください! zero/14226.wav|7|そう言ってもらえて嬉しいです……。 zero/14227.wav|7|今編んでるマフラー、2本目なんです。 zero/14228.wav|7|はい……。 zero/14229.wav|7|ペアルック、ってなんですか? zero/14230.wav|7|生徒のみなさんの制服がそうですよね? zero/14231.wav|7|2人だけ……。 zero/14233.wav|7|負けられません……。 zero/14234.wav|7|いえ、なんでもありません。なんでもありませんよー。 zero/14235.wav|7|どうして恥ずかしいんですか? zero/14236.wav|7|同じ柄のほうがその、あの、いえ、恥ずかしいんですけど、わたしは好きです。 zero/14237.wav|7|そんなことありません。……わたしの希望です。 zero/14238.wav|7|そうですか?なら、もっといろいろ編んじゃいますね!ぜひ、貰ってください。 zero/14239.wav|7|それじゃあ、頑張って編みますね! zero/14241.wav|7|……わあっ、サイトさんっ!どうぞ、遠慮なくお入りくださいっ! zero/14242.wav|7|あ、あのっ、サイトさんゴメンなさい。今日は、勝手について来てしまったりして。 zero/14243.wav|7|一時は、爆弾使いが現われたりして、どうなるかと思いましたけど。 zero/14244.wav|7|サイトさんが爆弾使いとの戦いに勝って、無事で、ホントに良かったです。 zero/14245.wav|7|わたし、避難してからもずっとサイトさんが無事でいますようにって、お祈りしてたんですよ? zero/14246.wav|7|でも、ミス・ヴァリエールは本当に女王陛下とお知り合いだったんですね。 zero/14247.wav|7|わたし、思うんです。なんで、平民に生まれたんだろうって。 zero/14248.wav|7|生まれた時に身分が決まるなんて、おかしいと思いませんか? zero/14249.wav|7|いえ、わたしがそんなことを言える立場ではないのは分かってるつもりです。 zero/14250.wav|7|でも、そんなわたしだから、サイトさんに惹かれたのかもしれませんね。 zero/14251.wav|7|サイトさんは自由なんです。何にもとらわれない。 zero/14252.wav|7|わたし達がこれは普通と思ってちゅうちょしてることをなんでも乗り越えてしまう。すごい人です。 zero/14253.wav|7|そうです。そうに決まってます。 zero/14254.wav|7|そうですか? zero/14255.wav|7|常識知らず……ですか。 zero/14256.wav|7|そうなんですか……。サイトさんの世界に生まれてみたかったです。きっとすばらしい世界なんでしょうね? zero/14257.wav|7|どこでも同じ……ですか。 zero/14258.wav|7|ミス・ヴァリエールの力……ですか。 zero/14259.wav|7|そうですか? zero/14260.wav|7|そうでしょうか? zero/14261.wav|7|まぁ……、サイトさんったら。 zero/14262.wav|7|はい、分かりました。ありがとうございます。 zero/14263.wav|7|あ、サイトさん。ちょうど良かった……。 zero/14264.wav|7|今日はお芝居のお給金をいただきましたので、ハルナさんに伺ってサイトさんの国の料理を作ってみたんです。 zero/14265.wav|7|よく分からなかったり、手に入らない材料も多かったのですけど……。食べていただけますか? zero/14266.wav|7|オミソというのが手に入らなかったので、オスマシというのにしたんですけど……。 zero/14267.wav|7|あ、そのかわりにオウドンというのを作ったので食べてください。 zero/14268.wav|7|ハルナさんは、焼魚以外はオダシとショーユがあればと随分嘆いていましたけど。 zero/14269.wav|7|それから、サイトさんの国では、みんなこの2本の棒を使って食べるんですよね? zero/14270.wav|7|ひいおじいちゃんもそうだったって聞いてますけど。 zero/14271.wav|7|……でも、サイトさんの国の料理って不思議ですよね。 zero/14272.wav|7|単純なのか凝ってるのか……。ハルナさんは、素材本来の味にこだわるって言ってました。 zero/14273.wav|7|そういえば、ひいおじいちゃんが生の卵を食べたという笑い話が村にあったんですが……。 zero/14274.wav|7|ハルナさんに聞いたら、サイトさんの国では普通だって言われてびっくりしましたよ。 zero/14275.wav|7|え、ふるさとですか? zero/14276.wav|7|すみません。 zero/14277.wav|7|ハンバーグ……ですか? zero/14278.wav|7|まぁ、それなら作れそうですね。今度作ってみましょうか? zero/14279.wav|7|はい、期待してください。 zero/14280.wav|7|そうですねぇ。黒い紙を食べるとか、生の魚を食べるとか……。 zero/14281.wav|7|とにかく変わった食生活だと言うのは聞かされましたね。 zero/14282.wav|7|行ってみたいですね。サイトさんの国。 zero/14283.wav|7|ふふ……。お粗末様でした。 zero/14284.wav|7|えっ!わたしがですか? zero/14285.wav|7|わたしなんかがヒロインでいいんでしょうか? zero/14286.wav|7|あ、ありがとうございます。 zero/14287.wav|7|わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/14288.wav|7|ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/14289.wav|7|王子! zero/14290.wav|7|ああ、王子! zero/14291.wav|7|お、王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/14292.wav|7|あのお返事を今いたしましょう。 zero/14293.wav|7|ノエルは王子の妻として……。ここで死を……。 zero/14294.wav|7|……。 zero/14295.wav|7|そ、そうですか?サイトさんにそう言ってもらえると、なんだかうれしいです。 zero/14296.wav|7|ねぇ、サイトさん。あの求婚って本当かと思っちゃいましたよ? zero/14297.wav|7|えっ、本当ですか?サ、サイトさんがお望みならいつでも……。 zero/14298.wav|7|や、やっぱりそうですよね。わたしなんか……。 zero/14299.wav|7|あはは、お芝居を本気にするなんて……、やっぱりわたしはただの田舎娘ですよね。 zero/14300.wav|7|笑って誤魔化さないでください。わたし、本気なんですよ? zero/14301.wav|7|……わたしが敵の陣を説きましょう。わたしが帝国に戻れば、全ては収まることなのです。 zero/14302.wav|7|……ですが、このままでは王子は王国とお命を失うことになります! zero/14303.wav|7|王子、いつぞやの求婚をいただいた夜を覚えておいででしょうか? zero/14304.wav|7|今宵のように双月の美しい夜でございました。……あのお返事を今いたしましょう。 zero/14305.wav|7|きゃあっ!? zero/14306.wav|7|……サイトさんっ。 zero/14307.wav|7|あは、サイトさんならすぐに分かりますよね。なんか……恥ずかしい所、見られちゃったっ。 zero/14308.wav|7|そうですよねっ!特に開演前の待ち時間の怖さといったら、もう……。 zero/14309.wav|7|そうですか?……ありがとうございます。えへっ。 zero/14310.wav|7|そうですね。みなさんが力を合わせてひとつのものを作り上げた、努力の結晶……でしたね。 zero/14311.wav|7|はいっ、とてもいい思い出になりました。 zero/14312.wav|7|でも……。 zero/14313.wav|7|王子様とお姫様……。2人はどうして死を選んだのかしら? zero/14314.wav|7|もっと、別の方法も考えられたんじゃないかって。 zero/14315.wav|7|そう思うと、何だかちょっとやるせない気持ちで、いっぱいになってきちゃって。 zero/14316.wav|7|サイトさんは、どう思います? zero/14317.wav|7|……そう、ですね……。 zero/14318.wav|7|サイトさん……。 zero/14319.wav|7|素敵ですね。どこか小さな村で、2人で暮らすような。 zero/14320.wav|7|それで、小さな畑を2人で耕して暮らして。そのうち、子供が生まれて……。サイトさん、子供は何人ほしいです? zero/14321.wav|7|い、いけない、わたし……。思わず想像してしまって……。 zero/14322.wav|7|くすっ。勇ましいですね。 zero/14323.wav|7|サイトさんならできます。サイトさんはなんでもできるすごい人だもの。 zero/14324.wav|7|そうです。 zero/14325.wav|7|もし、サイトさんが王子様だったら。 zero/14326.wav|7|今の優しいサイトさんのまま、もっともっと強くなってくださいね。わたしも、影ながら応援してますから。 zero/14327.wav|7|サイトさんたら、もぉ!くすくすくすくすっ……。 zero/14328.wav|7|それじゃあ、サイトさん。そろそろ帰りませんか? zero/14329.wav|7|はい、王子様。 zero/14330.wav|7|誰の笑顔ですか? zero/14331.wav|7|こんばんは、サイトさん。どうしたんですか?こんな夜遅くに……。 zero/14332.wav|7|今、マルトーさんの所にごあいさつに行ってきたところなんです。明日から、食堂でお仕事ができるんですよ! zero/14333.wav|7|これも、全部サイトさんのおかげです。 zero/14334.wav|7|はいっ。明日からはいつも食堂にいますから、会いに来てくださいね。 zero/14335.wav|7|はい、お待ちしていますね。 zero/14336.wav|7|いえ、明日の準備もありますし、厨房の掃除をしようと思っているんです。 zero/14337.wav|7|あの、よろしければ厨房でお茶でもどうですか? zero/14338.wav|7|そうですか!ありがとうございます。 zero/14339.wav|7|サイトさん、お忙しいんですか? zero/14340.wav|7|でしたら! zero/14341.wav|7|そうですか!ありがとうございます。 zero/14342.wav|7|サイトさん、お忙しいんですか? zero/14343.wav|7|でしたら! zero/14344.wav|7|そうですか!ありがとうございます。 zero/14345.wav|7|はい、どうぞ。熱いですから、気をつけて飲んでくださいね? zero/14346.wav|7|わたしは、掃除が残っていますから……。 zero/14347.wav|7|いえ、サイトさんはゆっくりしててください。あとは、奥にある棚を水拭きするだけですから。 zero/14348.wav|7|……うーん。サイトさんがそういうのでしたら。甘えてお茶にしちゃいます。 zero/14349.wav|7|あ、もちろん。終わったら、ちゃんと掃除しますよ。 zero/14350.wav|7|そうでしょうか? zero/14351.wav|7|それぐらいのことでしたら、わたしと同い年の人は誰でもできると思いますよ? zero/14352.wav|7|小さい頃から、近所同士で年下の子供達の面倒をみるように育ってきましたし。 zero/14353.wav|7|父親が出稼ぎで家にいないと、母親が祖父祖母と家の畑を守ったり。 zero/14354.wav|7|糸をつむいで服の生地を織ったりしていましたから。 zero/14355.wav|7|それに、わたしってお節介を焼くのが好きなのかもしれませんねっ。 zero/14356.wav|7|サイトさん、ありがとうございます。でも、わたし……。 zero/14357.wav|7|わたし、いつかサイトさんのことだけをお節介したいんです。 zero/14358.wav|7|えへへっ!それじゃ、台所の掃除を始めてしまいますね。サイトさんはゆっくりしていってください。 zero/14359.wav|7|サイトさ〜〜〜〜〜〜んっ!! zero/14360.wav|7|サイトさんっ!!み……見つけましたぁ!! zero/14361.wav|7|わたし、なかなかサイトさん達が帰ってこないから、心配で様子を見に来たんですよっ!! zero/14362.wav|7|良かったぁ! zero/14363.wav|7|ホントですかぁ?良かったぁ。ひいおじいちゃんがサイトさんを守ってくれたんですね。 zero/14364.wav|7|それだったら、サイトさんのお守りには、わたしがなりますからっ! zero/14365.wav|7|サイトさんの無事を願うためなら……。わたし、この前みたいにまたキスしてあげますからっ!! zero/14366.wav|7|わあっ、わたしったら一体なんてコトをっ!キスしたなんて……。わたし恥ずかしいですっ。 zero/14371.wav|7|ああ、始祖ブリミルよ。可哀想なサイトさんに一時の平穏をお与えください。 zero/14372.wav|7|はい? zero/14373.wav|7|あ、サイトさん?どうぞ。 zero/14374.wav|7|どうしたんですか、サイトさん。なにか、忘れ物でも? zero/14375.wav|7|いえ、そんな、迷惑だなんて。わたしは……その、むしろ大歓迎です。 zero/14376.wav|7|いいえ、それは構いません。困った時はお互い様です。それに、目を覚まさないのはやはり心配です。 zero/14377.wav|7|仕事の空いた時間だけですが、看護はしますので、サイトさんは安心してお休みください。 zero/14378.wav|7|もう。何度も言いましたけど、本当に気にしないでくださいね。 zero/14379.wav|7|……ふふっ。 zero/14380.wav|7|でも……。この方の髪の色や、肌の色。サイトさんやわたしと同じなんですよね。 zero/14381.wav|7|これはわたしの想像なんですが……。この方は、サイトさんや、わたしのひいおじいちゃんと同じ国の方なんでしょうか? zero/14382.wav|7|そうですか……。サイトさんと、同じ国の人……。それじゃ、サイトさんも気になりますよね。 zero/14383.wav|7|そうですね。 zero/14384.wav|7|そうなんですか? zero/14385.wav|7|あ、そうですね。 zero/14386.wav|7|そうですね。 zero/14387.wav|7|この髪の色に肌の色。それに、サイトさんの故郷の服……。 zero/14388.wav|7|……偶然にしては、ちょっと重なりすぎじゃないでしょうか。 zero/14389.wav|7|やっぱり……期待していたいんですね……。 zero/14390.wav|7|元の世界……、ですか。 zero/14391.wav|7|あ、はい。おやすみなさい、サイトさん。 zero/14392.wav|7|あ、サイトさん! zero/14393.wav|7|良かったあ、サイトさん無事だったんですね。 zero/14394.wav|7|さっき、外でなんだか大きな爆発音がしたじゃないですか。 zero/14395.wav|7|そしたら、学院の先生方が『平民は外に出ないように』って言われて……。 zero/14396.wav|7|ですから、外でいったい何が起きたのか分からなくって。 zero/14397.wav|7|もしサイトさんの身になにかあったら、どうしようって、心配で心配で……。 zero/14398.wav|7|そうなんですか。サイトさん、やっぱり頼りになります。 zero/14399.wav|7|でも、いったい、なにが起きたんでしょう。 zero/14400.wav|7|怪しい奴? zero/14401.wav|7|そんな人達が学院の敷地に侵入してきたんですか! zero/14402.wav|7|そうだったんですか。さすがですね、サイトさん。 zero/14403.wav|7|いいえ、それってたいしたことですよ。なのに、それを誇ったりせずに……、奥ゆかしいんですね、サイトさんって。 zero/14404.wav|7|まあ、ミス・ヴァリエールが? zero/14405.wav|7|あらあら。 zero/14406.wav|7|今の、嘘なんでしょ? zero/14407.wav|7|だって、もしさっきの爆発がミス・ヴァリエールのしわざなら、サイトさんが見回る必要なんてないじゃないですか。 zero/14408.wav|7|サイトさん、わたしを心配させないために、わざとそんな嘘を言ったんでしょ? zero/14409.wav|7|うふふ……。サイトさん、優しいんですね。 zero/14410.wav|7|そうなんですか? zero/14411.wav|7|そうなんですか。いったい、なにがあったんでしょう。 zero/14412.wav|7|そうなんですか。大変ですね、サイトさんも。 zero/14413.wav|7|いいんですよ。人は、自分にできることをするためにいるんです。わたしは、そう思ってます。 zero/14414.wav|7|やだ、そんなたいしたことじゃないですよ。 zero/14415.wav|7|はい、分かりました。サイトさんも、お気をつけて。 zero/14416.wav|7|……!?サ、サイトさんっ!! zero/14417.wav|7|えっと、そのですね……。 zero/14418.wav|7|いいです……。 zero/14419.wav|7|そ、そんなことはないですよー。 zero/14420.wav|7|ダ、ダメですっ!ダメですってば、いやぁーっ!? zero/14421.wav|7|今は黙って、わたしを信じていてください。サイトさんにとって、けっして悪いようにはしませんから。 zero/14422.wav|7|し、してませんっ!全然してませんからっ! zero/14423.wav|7|だ、だからダメです!わたしが頼まれた仕事ですから……。 zero/14424.wav|7|サイトさんに手伝わせた、なんて知られたら、わたし、叱られてしまいます。 zero/14425.wav|7|ええ、まあ……。メイドのお仕事は体力勝負ですから、こうやって日々ですね……。 zero/14426.wav|7|はい。 zero/14427.wav|7|あのぉ、サイトさん。お手伝いは結構ですので……。 zero/14428.wav|7|と、とにかくっ!これくらいの荷物、わたし1人で大丈夫ですからっ! zero/14429.wav|7|それでは失礼しますね、サイトさん。 zero/14430.wav|7|わたしだけお留守番……。わたしだけお留守番……。わたしだけお留守番……。 zero/14431.wav|7|……危険……な……任務。 zero/14432.wav|7|駄目です! zero/14433.wav|7|危険な任務ならなおさらです。サイトさんだけ危険にさらすなんて、そんなこと……わたし、耐えられません。 zero/14434.wav|7|おみやげ……。いらないです。 zero/14435.wav|7|じゃ、じゃあ……。サイトさん、帰ってきたらデートしてくれますか? zero/14436.wav|7|あ……。サイトさん……。 zero/14437.wav|7|ああっ!!そうですよねっ! zero/14438.wav|7|もう、わたしったら。ごめんなさい、サイトさん。心配してくれて、ありがとうございます。 zero/14439.wav|7|もう、大丈夫ですから、心配しないでください。 zero/14440.wav|7|あっ……サイトさんっ!! zero/14441.wav|7|簡単ですよ。サイトさんの服って、すごく目立ちますからね。 zero/14442.wav|7|そうなんです!わたし、どこにいても、サイトさんをすぐに見つけられる自信があります。 zero/14443.wav|7|サイトさん。実はわたし、トリスタニアに来たのは初めてじゃないんですよ。 zero/14445.wav|7|機会があったら、行ってみたいのですが、ちょっと今回は時間がなさそうですね。 zero/14446.wav|7|いいえ。わたしが勝手についてきたんです。それはかまいません。 zero/14447.wav|7|それより、サイトさん、このトリスタニアはいかがですか? zero/14448.wav|7|そうですよね。わたし、初めてトリスタニアに来たとき、迷子になってしまいました。 zero/14449.wav|7|今でこそ、ある程度は迷わずに歩くことができますが、それまでは大変でした。 zero/14450.wav|7|大丈夫です。サイトさんなら、いつでもわたしが見つけて差し上げますから。 zero/14451.wav|7|そうですか?ハルケギニアでは三番目か四番目くらいに大きい街だと聞いていますが。 zero/14452.wav|7|そうなんですか……。わたしなんて、トリスタニアより大きい街すら想像できません。 zero/14453.wav|7|わたし……ですか?そうですね……。 zero/14454.wav|7|活気があって、にぎやかで、わたしは好き、ですよ。なんだかこっちが楽しくなってきますよね。 zero/14455.wav|7|そうそう。ここらへんにおいしい果物を売っている場所があるんですよ。 zero/14456.wav|7|サイトさんも一緒にどうですか? zero/14457.wav|7|それじゃ、一緒に行きましょう。 zero/14458.wav|7|サイトさん……。わたし、あの調子でずっとみんなの愚痴を聞いてるんです……。 zero/14459.wav|7|サイトさん……。 zero/14460.wav|7|サイトさん……。 zero/14461.wav|7|そういえば。他の役者さんはどうされたんですか?あまりお見かけしないんですけど。 zero/14462.wav|7|そ、そうだったんですか! zero/14463.wav|7|あ、サイトさん! zero/14464.wav|7|え、ええとですね。 zero/14465.wav|7|えっ、バラしちゃっていいんですか? zero/14466.wav|7|ミス・モンモランシーは筋がいいんですから、あと少しだと思いますよ。 zero/14467.wav|7|そうですよ。第一、食べられないものなんて、そう簡単に作れるものじゃないです。 zero/14468.wav|7|もう、サイトさん!男の人はそういうことを聞いちゃ駄目ですよ。 zero/14469.wav|7|そうです。 zero/14470.wav|7|あ、サイトさん! zero/14471.wav|7|警備の兵士さんにもお手伝いをお願いしておきました。 zero/14472.wav|7|これで少しは見つかりやすくなったはずですけど……。 zero/14473.wav|7|そう言われても、ダメなものはダメです。 zero/14474.wav|7|厨房に立つのはまだ早いですよ。 zero/14475.wav|7|あ、サイトさん!……あの……その……。 zero/14476.wav|7|は、はい。 zero/14477.wav|7|ハルナさんは……その……。お料理にはお詳しいみたいなんですが……。 zero/14478.wav|7|実際に作る方は、ちょっと……苦手みたいで……。 zero/14479.wav|7|そうなんですけど。 zero/14480.wav|7|やっぱり火事を出しかねないのは……。 zero/14481.wav|7|そうなんですけど、とにかく見ていて危なっかしくて。 zero/14482.wav|7|ナイフの使い方も、カマドの使い方も……。 zero/14483.wav|7|ですけど……。ダメになった食材はしっかりお給金に響くわけで……。 zero/14484.wav|7|ハルナさん……。どうもそういうお金に無頓着みたいなんです。 zero/14485.wav|7|カマドにもどんどん薪をくべちゃって……。薪代も結構バカにならないんですよ? zero/14486.wav|7|それじゃあ、ますます料理なんてお任せできません。 zero/14487.wav|7|そ、それにサイトさんには、美味しい料理を食べてもらいたいですし……。 zero/14488.wav|7|というかですね。わたしの作った料理を食べてもらいたい、というか……なんていうか……いやだもう……。 zero/14489.wav|7|サイトさん!ハルナさんは……? zero/14490.wav|7|いいえ。もしかしたらと思って、来てみたんですけど。 zero/14491.wav|7|ああ、どうか無事でいてくれますように……。 zero/14492.wav|7|サイトさん……。 zero/14493.wav|7|サイトさん大丈夫ですよ! zero/14494.wav|7|ハルナさんのこと、サイトさんが信じてあげなくてどうするんですか! zero/14495.wav|7|そんな無責任な! zero/14496.wav|7|サイトさんがそうだから、ハルナさんも悩むんですよ! zero/14497.wav|7|女の子の気持ち……、分かってあげてください! zero/14498.wav|7|はい、わたしも他のところを見てみます。 zero/14499.wav|7|いいえ、わたしもハルナさんのことが心配ですから。 zero/14500.wav|7|そ、そんな……。 zero/14501.wav|7|はい。 zero/14502.wav|7|ああ、いいんです。気にしないでくださいミス・ヴァリエール。困ってる人を助けるためですもの。 zero/14503.wav|7|それに……サイトさんの頼みですし。 zero/14504.wav|7|ええと、そ、そう!わたしの故郷の村から出てきた遠縁の娘なんです。 zero/14505.wav|7|家出してきたんで、何日か泊めようと思って。 zero/14506.wav|7|良かったですね。サイトさん、ミス・ヴァリエール。 zero/14507.wav|7|ここはわたしが看病しておきます。お2人は、もうお休みになってくださいな。 zero/14508.wav|7|いいんですよ、これくらい。サイトさんのお役に立てるんでしたら。 zero/14509.wav|7|おはようございます、サイトさん。ミス・ヴァリエール。 zero/14510.wav|7|朝早くにすみません、実は昨夜の……。 zero/14511.wav|7|……。 zero/14512.wav|7|2人が同じベッドで……。 zero/14513.wav|7|……へえ? zero/14514.wav|7|そこまでは分かりました。でしたら、サイトさんの服を掴んでいる、それは? zero/14515.wav|7|はい? zero/14516.wav|7|それは大変ですね。 zero/14517.wav|7|一体どうやって、あのミス・ヴァリエールの気を引かせたのかなぁ……。気になるなぁ。 zero/14518.wav|7|!!!!!! zero/14519.wav|7|サ……サイトさん……。 zero/14520.wav|7|あのミス・ヴァリエールと、そこまで親密な仲になっていただなんて……。わたし、全然知りませんでした。 zero/14521.wav|7|は、はい……疑ったりして、申し訳ございません。 zero/14522.wav|7|第三者……って、今この部屋にはサイトさんとわたし。ミス・ヴァリエールしかいませんよ。 zero/14523.wav|7|え、ええっ!?そんな、わたしまだ心の準備が! zero/14524.wav|7|……本当なんですね? zero/14525.wav|7|そうです。あの娘のことで来たんです。 zero/14526.wav|7|あの娘がさっき目を覚ましたんです。それでわたし、サイトさんとミス・ヴァリエールにお知らせしようと思って……。 zero/14527.wav|7|あ、サイトさん。待ってください! zero/14528.wav|7|わ、わたしにも分かりません。 zero/14529.wav|7|はい。ミス・モンモランシーにはお知らせしましたけど、他の方々は全然……。 zero/14530.wav|7|はい。ミス・モンモランシーにはお知らせしましたけど、他の方々には全然……。 zero/14531.wav|7|あ、いえ、わたしは別になにも……。 zero/14532.wav|7|そこをお2人が助けられたんですね。運が良かったです、本当に。 zero/14533.wav|7|うぁっ!? zero/14534.wav|7|わ、わたしだって負けません! zero/14535.wav|7|ここで離れたら、負けです! zero/14536.wav|7|サイトさんっ。 zero/14537.wav|7|……。 zero/14538.wav|7|ええと、わたしは……。 zero/14539.wav|7|あの……、学院長。修理が終わるまで、わたしはどうしたらよろしいんでしょう? zero/14540.wav|7|ええっ? zero/14541.wav|7|で、でも、いいんですか? zero/14542.wav|7|え?え?ええ? zero/14543.wav|7|ええっ? zero/14544.wav|7|あ、それはわたし全然かまいませんけどっ、むしろ望むところなんですが!でもいいんですか? zero/14545.wav|7|はい!頑張ります! zero/14546.wav|7|あ、はい。お願いします。 zero/14547.wav|7|ええっ? zero/14548.wav|7|あの、あのっ!ふつつかものですけど、よろしくお願いします。サイトさん!ミス・ヴァリエール! zero/14549.wav|7|あのあの、サイトさんも、ミス・ヴァリエールも、落ち着いてください。 zero/14550.wav|7|……。 zero/14551.wav|7|あ、おはようございます、サイトさん。 zero/14552.wav|7|いつも、朝からお仕事がありますので、この時間に起きてるんですよ。 zero/14553.wav|7|あ、あの、そんな……。わたしなんてまだ全然……。 zero/14554.wav|7|あ、ミス・ヴァリエールは……。 zero/14555.wav|7|ミス・ヴァリエールは、わたしが起きる前にはもう起きていたんですよ。 zero/14556.wav|7|え、サイトさん、授業中に寝てるんですか? zero/14557.wav|7|あの、わたくしがお邪魔でしたでしょうか。 zero/14558.wav|7|でしたら、良いのですが……。 zero/14559.wav|7|もし、わたくしがいたせいで早く起きたなんてことでしたら、わたくし、なんとお詫びをすればよいかと……。 zero/14560.wav|7|は、はい。サイトさんの言うとおりです。 zero/14561.wav|7|まだ寝てらっしゃるようですけど。 zero/14562.wav|7|あの、ハルナさん……。……あら? zero/14563.wav|7|ハルナさん、顔色が悪いです。それに、熱も出てるようですし……。 zero/14564.wav|7|はい、分かりました。 zero/14565.wav|7|サイトさん……。 zero/14566.wav|7|はい、分かりました。サイトさん、すみませんがしばらく部屋の外でお待ちいただけませんか? zero/14567.wav|7|失礼します。 zero/14568.wav|7|ハルナさん、お加減はどうですか?って、な……なんでサイトさんがここにいらっしゃるんですかあっ? zero/14569.wav|7|はっ、まさか、わたしやミス・ヴァリエールのいない隙に夜這いを敢行!? zero/14570.wav|7|そう、そうよ……これは悪い夢……もしくは幻。ただの悪夢、そうよ!そうに決まってるわ! zero/14571.wav|7|ふうん……そうなんですか。 zero/14572.wav|7|授業を抜け出して、2人きり……。 zero/14573.wav|7|2人きり……。誰も見てない部屋で、2人きり……。 zero/14574.wav|7|証人?誰ですか?ハルナさん……とか言いませんよね? zero/14575.wav|7|忘れ物?ミス・ヴァリエールがなにか忘れたんですか? zero/14576.wav|7|サイトさんが、ですか?一体、何を? zero/14577.wav|7|そうなんですか。安心しました……。 zero/14578.wav|7|はい。疑ったりして、すみませんでした。 zero/14579.wav|7|でも、早く授業に戻らないと、ミス・ヴァリエールがお怒りになりますよ? zero/14580.wav|7|ハルナさんはわたしが見ておきますので、サイトさんは、授業にお戻りください。 zero/14581.wav|7|はい、サイトさん。 zero/14582.wav|7|お疲れ様でした、サイトさん。危なくなかったですか? zero/14583.wav|7|あ、あの、ミス・ヴァリエールはお疲れの様子ですし……。 zero/14584.wav|7|え、わたし……ですか? zero/14585.wav|7|……。 zero/14586.wav|7|え?ひょっとして、夕食まだなんですか? zero/14587.wav|7|言ってくだされば、用意しましたのに。今持ってきますね。 zero/14588.wav|7|これくらい、どうってことないですよ。それじゃ、厨房に行ってお食事もらって来ますね。 zero/14589.wav|7|お夕食、持ってきましたー。スープ、ちょっとぬるいですけど……。 zero/14590.wav|7|いえいえ。わたし、サイトさんにご飯を用意するのは慣れてますから。 zero/14591.wav|7|ええ、そうなんですよ。 zero/14592.wav|7|……っ!? zero/14593.wav|7|あの、そういう問題ではないと思いますけど……。 zero/14594.wav|7|……。 zero/14595.wav|7|わたし、行ってきます。 zero/14596.wav|7|ミス・ヴァリエールを探しに……です。たぶん、サイトさんよりは、わたしがお話したほうが良いと思いますし。 zero/14597.wav|7|探して、呼んできますから。サイトさんは、ここで待っててください。 zero/14598.wav|7|ミス・ヴァリエール。ここにいたんですね?探しましたよ。 zero/14599.wav|7|サイトさんは、部屋に残ってもらいました。ここにはわたくしとミス・ヴァリエールだけです。他の誰にも話は聞かれません。 zero/14600.wav|7|ミス・ヴァリエール。お気持ちは良く分かります。 zero/14601.wav|7|今のサイトさんは、ハルナさんが現れてから、彼女のことしか考えていない……。 zero/14602.wav|7|いえ、それは言い過ぎとしても、今はハルナさんのことを一番に考えてます。 zero/14603.wav|7|もちろん、それはサイトさん本来の優しさであることは、わたくしも分かってるつもりです。 zero/14604.wav|7|ハルナさんはどうみても、サイトさんに気があると思って間違いないでしょう。 zero/14605.wav|7|このままでは、サイトさんはハルナさんに取られてしまいます。いえ、それだけならまだいいのですが……。 zero/14606.wav|7|最悪、元の世界に戻る方法を探すため、ハルナさんと学院を出て行ってしまうかもしれません。 zero/14607.wav|7|ミス・ヴァリエール、率直に言います。今の間だけ、手を組みませんか? zero/14608.wav|7|ミス・ヴァリエール。あなたの信条に口出しする気はありませんが、今はそんなに甘い状況ではありません。 zero/14609.wav|7|ハルナさんはサイトさんと同じ世界の人です。 zero/14610.wav|7|サイトさんは口にはしませんが、きっと、今も故郷が恋しいはずです。 zero/14611.wav|7|そんなサイトさんにとって、ハルナさんは故郷なんです。 zero/14612.wav|7|きっと、サイトさんはハルナさんに、特別な感情を持ってるはずです。 zero/14613.wav|7|しかも悪いことにハルナさんもサイトさんに故郷を感じています。そして、それを利用しようとしています。 zero/14614.wav|7|たとえば、ハルナさんの病気。実は、夜には治っていたはずです。 zero/14615.wav|7|ええ、本当です。確かに朝、体調が厳しかったのはその通りだと思います。 zero/14616.wav|7|でも、様子を見ていましたが、ベッドから離れられないほどの重症というのは、どう考えても彼女の嘘です。 zero/14617.wav|7|そうです。正直もので、優しくて、だまされやすいサイトさんは、それに気づいていません。 zero/14618.wav|7|ハルナさんは、サイトさんをより占有する方法として、仮病を使ってきました。 zero/14619.wav|7|きっと、わたし達とサイトさんの関係を見て、勝負をしかけてきたと思われます。 zero/14620.wav|7|このまま放置していたら、ハルナさんの思うつぼです。 zero/14621.wav|7|では、同盟成立ですね。 zero/14622.wav|7|ミス・ツェルプストー? zero/14623.wav|7|ええ、ミス・ヴァリエール!サイトさんのためにも! zero/14624.wav|7|そ、そうですね……。 zero/14625.wav|7|すみません、サイトさん。今、戻りました。 zero/14626.wav|7|あまり怒らないでください、サイトさん。遅れたのは、わたしにも原因があるんです。 zero/14627.wav|7|ミス・ヴァリエールとわたしで、しばらくお話をしていたんです。 zero/14628.wav|7|女同士の話ですので、もちろん、サイトさんには内緒です。 zero/14629.wav|7|はい? zero/14630.wav|7|なにかって、なんですか? zero/14631.wav|7|そうですか?特にはなにも。 zero/14632.wav|7|ですから。それは、秘密の話なので、教えられません。 zero/14633.wav|7|女の子の秘密を強引に聞き出そうとするなんて、失礼ですよ。 zero/14634.wav|7|というわけで、これ以上はお話しできません。 zero/14635.wav|7|ああ、はい。分かりました。後でまとめて厨房に持って行きますね。 zero/14636.wav|7|いいんですよ、これくらい。そういえば、お食事はおいしかったですか? zero/14637.wav|7|ふふっ、どういたしまして。 zero/14638.wav|7|……あ、おはようございます。 zero/14639.wav|7|わたしは元々ミス・ヴァリエールと一緒のベッドと決めていましたので、別に問題はないと思います。 zero/14640.wav|7|サイトさん……。 zero/14641.wav|7|ミス・ヴァリエール。サイトさんが、サイトさんが!! zero/14642.wav|7|そうです、ハルナさん。わたし達はミス・ヴァリエールの部屋に居候している身。 zero/14643.wav|7|あまり贅沢を言ってはいけませんよ? zero/14645.wav|7|そうですよ、ハルナさん。ちゃんと寝ていないと、治る病気もよくはなりませんよ。 zero/14646.wav|7|そうですよ。横になってないと、お体にさわりますよー。 zero/14647.wav|7|それでは、ミス・ヴァリエール。ハルナさん。わたくしは仕事がありますのでお先に。 zero/14648.wav|7|では、失礼いたします。 zero/14649.wav|7|あ、サイトさん。失礼します。 zero/14650.wav|7|はい、頑張ります。それでは。 zero/14651.wav|7|は、はい……。ハルナさん、病気のふりをしてサイトさんに面倒見てもらうだなんてずるいです。 zero/14652.wav|7|でも、ちょっと嬉しいかも。おかげでサイトさんの隣で寝られたし……。……うふふ。 zero/14653.wav|7|いえ、なんでも……。 zero/14654.wav|7|ミス・ヴァリエール。わたくしは、仮病だということをハルナさんに白状してもらいたいと思います。 zero/14655.wav|7|そうでしょうか?結局は他人の病気。他の人が分かるはずがありません。 zero/14656.wav|7|あの、ミス・ヴァリエール。よろしければ、わたくしにいい考えがあります……。 zero/14657.wav|7|ここは……。……。……というのは、いかがですか? zero/14658.wav|7|では、後ほど準備を……。 zero/14659.wav|7|ハルナさーん、失礼しますねー。 zero/14660.wav|7|体のお加減はいかがですか? zero/14661.wav|7|……でも、まだ顔色がよくないみたいですね。ひょっとして、風邪なんでしょうか? zero/14662.wav|7|……。 zero/14663.wav|7|わたしハルナさんのために色々とご用意してきたんですよ。 zero/14664.wav|7|まずは、この厚手の布団をハルナさんにかけますね。 zero/14665.wav|7|風邪は汗をかくのがいいって言いますよ。これは親切です。 zero/14666.wav|7|良かったです。体を温めていただこうかと思って、すごく熱い料理も用意しましたよ! zero/14667.wav|7|ダメですよ、ハルナさん。風邪のときだからこそ食べないとー。 zero/14668.wav|7|ちゃんと栄養を取らないといつまでたっても風邪は治りませんからねー。 zero/14669.wav|7|意地でもだなんて、そんな……。ハルナさんに食べていただきたくて、心を込めてご用意した料理ですし。 zero/14670.wav|7|もし、病気が治ってるのでしたら、食べる必要はないかもしれないなーとか、思いますけど……。 zero/14671.wav|7|はい?今なにかおっしゃいましたかー? zero/14672.wav|7|さー、用意ができました。 zero/14673.wav|7|いえいえ、病気の方はこれくらいは食べないと……。 zero/14674.wav|7|そうそう、薪も用意しましたから、後で暖炉も焚きますね。 zero/14675.wav|7|ウフ、ウフフフフ……。 zero/14676.wav|7|ウフフ、ウフフフフ……。 zero/14677.wav|7|あ、サイトさんだぁ……。ウフフフフ……。 zero/14678.wav|7|はいー。大丈夫ですよー。 zero/14679.wav|7|あ、あのですね……。ちょっと部屋を暖めてたら……。 zero/14680.wav|7|それはなんというか……。 zero/14681.wav|7|ウフフフフ……。 zero/14682.wav|7|ミス・ヴァリエールでしたら、ここにはいません。 zero/14683.wav|7|……。 zero/14684.wav|7|ウフフ、ウフフフフ……。 zero/14685.wav|7|ミ、ミス・ヴァリエール……。わたくし、もうダメです。 zero/14686.wav|7|あとはお任せいたし……ま……。……はうっ!? zero/14687.wav|7|……す、すみません。わたくし、本気で意識が飛んでしまって……。 zero/14688.wav|7|は、はいっ! zero/14689.wav|7|ちっ、違いますサイトさん!これはわたしが言いだしたことで……。 zero/14690.wav|7|ごめんなさい……。 zero/14691.wav|7|ガーン!? zero/14692.wav|7|そんな、気に入らないだなんて……。ただですね……。 zero/14693.wav|7|……ごめんなさい。 zero/14694.wav|7|そーですね。サイトさんは、わたし達のことが嫌いみたいですし……。 zero/14695.wav|7|はい……。サイトさんには分からないんです。 zero/14696.wav|7|それじゃあ、サイトさん……。わたし、お仕事がありますから……。 zero/14697.wav|7|はい……。 zero/14698.wav|7|ミス・ヴァリエール。サイトさん達の様子はいかがでしたか? zero/14699.wav|7|そうでしたか……。わたくし達のしたことって、効果ありませんでしたね……。 zero/14700.wav|7|ひいおじいちゃんが話してくれた童話では、成功したんですけどね……。 zero/14701.wav|7|はい、ミス・ツェルプストー。北風と太陽が、旅人の服を脱がす勝負をするお話なんですよ。 zero/14702.wav|7|お話では、北風が旅人の服を吹き飛ばそうとして失敗してしまうんですが……。 zero/14703.wav|7|太陽は旅人に暖かな日差しを浴びせることで、服を脱がしてしまうんです。 zero/14704.wav|7|でも、あそこまでハルナさんが辛抱強い方だとは思いませんでした……。 zero/14705.wav|7|あのぉ、ミス・ヴァリエール。本当にミス・ツェルプストーにお任せして大丈夫なんでしょうか? zero/14706.wav|7|今は仕事の合間なんです。 zero/14707.wav|7|……。 zero/14708.wav|7|お二人ともいけませんっ!貴族同士の決闘は、認められてはいないんですよっ! zero/14709.wav|7|そんなのめちゃくちゃです!ミス・ヴァリエール!! zero/14710.wav|7|サイトさんからも、お二人に決闘をやめるように言ってあげてください。 zero/14711.wav|7|そんなこと、やってみなければ分からないじゃないですか! zero/14712.wav|7|サイトさんの馬鹿……。 zero/14713.wav|7|はい!決闘なんてよくないです。 zero/14714.wav|7|そんな、サイトさん……。 zero/14715.wav|7|ですが、貴族同士の決闘ですよ?怪我だけでは済みません……。 zero/14716.wav|7|あっ!お二人とも待ってくださーい! zero/14717.wav|7|サイトさん、遅いですよ。って、ハルナさんじゃないですか?こんなところにいて大丈夫ですか? zero/14718.wav|7|……。 zero/14719.wav|7|いえ、そんな……。わたしこそ意地悪をしてごめんなさい。 zero/14720.wav|7|そうですね。サイトさんは優しすぎです……。 zero/14721.wav|7|わたしもハルナさんのこと、許しますね。 zero/14722.wav|7|そうですよね……。わたしも病気になっちゃおうかなぁ……。 zero/14723.wav|7|い、いえ!なんでもないです、ミス・ヴァリエール! zero/14724.wav|7|失礼します。 zero/14725.wav|7|あの……。みなさん、一体どういうお話だったんですか? zero/14726.wav|7|え、女王陛下にですか? zero/14727.wav|7|はい、分かりました。 zero/14728.wav|7|そうなんですか……。 zero/14729.wav|7|あの……。ミス・ヴァリエール。 zero/14730.wav|7|わたしはどうなるのですか? zero/14731.wav|7|ええっ!?わたしも一緒に行ってはいけないのですか? zero/14732.wav|7|そんな……。 zero/14733.wav|7|サイトさん、ありがとうございます。でも、ミス・ヴァリエールのおっしゃるとおりです。わたし、お留守番してますね。 zero/14734.wav|7|それでは、わたしも仕事がありますので。これで失礼いたします。 zero/14735.wav|7|んぁんっ。 zero/14736.wav|7|あはっ、ついて来ちゃいましたっ。 zero/14737.wav|7|……てへっ。 zero/14738.wav|7|えぇ!? zero/14739.wav|7|ご、ごめんなさいミス・ヴァリエール!!許してくださいっ……うああああっ!? zero/14740.wav|7|わ、わたし、皆さんのお役に立ちますから。一生懸命に頑張りますから、そのっ……ご、ご一緒させてくださいっ!! zero/14741.wav|7|ごめんなさい、ミス・ヴァリエール。サイトさんは悪くありません。すべて、わたくしの独断です。 zero/14742.wav|7|わたくし、ハルナさんや、サイトさんのことが心配で、それでついつい密航者みたいなまねをしてしまったのです。 zero/14743.wav|7|……。 zero/14744.wav|7|ええっ!? zero/14745.wav|7|え、ええっと……。お兄ちゃんがいいかしら?それともお兄様かしら? zero/14746.wav|7|ああっ、どれにしましょう!悩んでしまいます……。 zero/14747.wav|7|はいっ!サイトさんに代わって、色々と身の回りのお世話をいたしますわっ。 zero/14748.wav|7|ええっ!? zero/14749.wav|7|はい、分かりました! zero/14750.wav|7|サイトさん、汗すごいですよ?どんな悪夢だったんですか? zero/14751.wav|7|ハ、ハルナさん。外、外を見てください。 zero/14752.wav|7|見渡す限り建物と人であふれてますね。 zero/14753.wav|7|テーマパーク? zero/14754.wav|7|はぁ。サイトさんの世界って、何か変わったところですね。 zero/14755.wav|7|元気出してください、ハルナさんっ! zero/14756.wav|7|ハルナさんを独りぼっちになんてしませんから。安心してくださいねっ! zero/14757.wav|7|はい、わたくし。魔法学院で給仕を務めております、シエスタと申します。 zero/14758.wav|7|良かったですね。これで無事解決でしょうか? zero/14759.wav|7|それでは、失礼いたします。 zero/14760.wav|7|サイトさんっ!! zero/14761.wav|7|はい、お城の兵士さんがちゃんと避難させてくれましたから。 zero/14762.wav|7|それはいったい何なんですか? zero/14763.wav|7|あっ、そうですよっ!ハルナさん、わたし達と一緒に魔法学院で給仕の仕事を手伝いませんか? zero/14764.wav|7|そんなこと、心配いりませんよ。みんな優しくて親切な方ばかりですから。ひとつずつ、丁寧に教えてくれます。 zero/14765.wav|7|ハルナさんがもしその気になったら、いつでも声をかけてくださいね。 zero/14766.wav|7|……ぎろ。 zero/14767.wav|7|すーすーすー。 zero/14768.wav|7|こんなところで喧嘩をしても何も始まりませんよ。 zero/14769.wav|7|……えっ、ハルナさんどちらへ? zero/14770.wav|7|はい、ハルナさんが、いきなり走って行ってしまいまして……。 zero/14771.wav|7|は、はい……。分かりました。 zero/14772.wav|7|子供の頃……。お祭りで村に一座が来るのは楽しみにしてましたけど……。 zero/14773.wav|7|ああいう旅の人達は危ないって。かわいい子供をさらったりするから気をつけろって……よく脅かされました。 zero/14774.wav|7|サイトさん。ハルナさんを守ってあげないんですか? zero/14775.wav|7|わ、わたしではいざというとき、ハルナさんを守れません。だから、サイトさん……。 zero/14776.wav|7|わ、わたしはどうしましょう? zero/14777.wav|7|はい、サイトさん。 zero/14778.wav|7|わ、わたしは別にかまいませんよ。サイトさん。 zero/14779.wav|7|サイトさん。さっきも言いましたとおり、わたしは大丈夫ですよ。 zero/14780.wav|7|サイトさん、ちゃんと話を聞いてください。 zero/14781.wav|7|そ、それで彼女はどうなるのですか? zero/14782.wav|7|そうなんですか……。 zero/14783.wav|7|……お芝居って意外と大変なんですねぇ。 zero/14784.wav|7|み、みなさん、落ち着いてください!ここまで頑張ってやってきたのに。 zero/14785.wav|7|やりましたね、みなさん。 zero/14786.wav|7|で、どうなるんですか? zero/14787.wav|7|そうですよ、サイトさん! zero/14788.wav|7|……。 zero/14789.wav|7|サイト……さん?サイトさんいらっしゃいますか? zero/14790.wav|7|でも、サイトさんのことが心配で、ここへ来たんです。 zero/14791.wav|7|サイトさん死んでください! zero/14792.wav|7|死んでください、サイトさん……。サイトさんがいけないんですよ……。 zero/14793.wav|7|みんながピンチなのにミス・ヴァリエールといちゃいちゃいちゃいちゃして……。 zero/14794.wav|7|死んじゃえ……わたしを大事にしてくれないサイトさんなんて、わたしといっしょに死んじゃえばいいんです……。 zero/14795.wav|7|死んでしんでシンデ死んデ死んデ死ンデしンでシんデ……。うふふふふふふふふふ……。 zero/14796.wav|7|あっ?きゅう。 zero/14797.wav|7|サイトさん!無事だったんですね!良かったです! zero/14798.wav|7|聞いてくださいよ、サイトさん。気がついたら、ミス・ヴァリエールの部屋のタンスの中で縄でしばられていたんですよ。 zero/14799.wav|7|わたし、怖くて、怖くて……。でも、なんとか縄が緩んだんで、サイトさんの下に駆けつけることができました。 zero/14800.wav|7|なんか変ですね2人とも。なんだか妙な空気を感じます。 zero/14801.wav|7|まさか、ミス・ヴァリエール……。サイトさんと、キスしましたね!? zero/14802.wav|7|いいえ、わたしの女のカンが、サイトさんはミス・ヴァリエールとキスをしたと言っています。 zero/14803.wav|7|なら、お二人とも……。まっすぐわたしの目を見てください! zero/14804.wav|7|目……そらしましたね? zero/14805.wav|7|ミス・ヴァリエール!わたし達同盟を結びましたよね。抜け駆け絶対禁止って! zero/14806.wav|7|裏切ったんですね!ひどいです! zero/14811.wav|7|いいんです。サイトさんと一緒なら、何が起こるか分かりませんけど、本望です! zero/14812.wav|7|……。 zero/14813.wav|7|きゃっ! zero/14814.wav|7|わ、わたしの方こそ、驚いたりしてごめんなさいっ。 zero/14815.wav|7|あ、そ、そうでした。わたし、ケーキと紅茶を運んでるところだったんです。 zero/14816.wav|7|では、失礼しますね、サイトさん。 zero/14817.wav|7|お待たせして申し訳ありません。お茶とケーキをお持ちいたしました。 zero/14818.wav|7|はい、かしこまりました。 zero/14819.wav|7|……。 zero/14820.wav|7|え?ああっ! zero/14821.wav|7|も、申し訳ございません!! zero/14822.wav|7|申し訳ございませんっ!すぐにお拭きして、新しいものをお持ちいたします! zero/14823.wav|7|あっ……。いや、そんな、サイトさんが謝るなんて……。わたしの不注意で、そのっ、ごめんなさいっ! zero/14824.wav|7|ごめんなさい。わたしの失敗で、サイトさんにもご迷惑をおかけして……。 zero/14825.wav|7|はい……。 zero/14826.wav|7|でも、わたし……。その……明日からしばらくの間、お休みをいただくことにしました。 zero/14827.wav|7|実は、魔法学院に帰ってきてから、ずっとこんな調子だったものですから……。 zero/14828.wav|7|落ち着くまで、メイドの仕事は控えるようにって、言われてしまって。 zero/14829.wav|7|なので、実家に戻りまして、心を落ち着けようかとも思っていましたの。 zero/14830.wav|7|わたしの未熟さが悪いんです……。 zero/14831.wav|7|ありがとうございます……。 zero/14832.wav|7|……。 zero/14833.wav|7|あの……。サイトさん。力になってもらってもいいですか? zero/14834.wav|7|あの……。あの……。あの! zero/14835.wav|7|わたしをサイトさんのメイドにしてください!! zero/14836.wav|7|サイトさんをご主人様として初心に返り、給仕としての腕をみがきなおそうと思うんですっ!! zero/14837.wav|7|え、ええっと……。でも、ミス・タバサはご自分のことは、ご自分でなさってしまいますから……。 zero/14838.wav|7|わたしのいる意味がないと……思います。 zero/14839.wav|7|えっ……。 zero/14840.wav|7|はぁ、やはりわたし、実家に帰らなければならないのでしょうか……。 zero/14841.wav|7|わあっ、ありがとうございますっ!わたし、一生懸命頑張りますからっ!! zero/14842.wav|7|はいっ、ミス・ヴァリエール。これから、よろしくお願いします。 zero/14843.wav|7|サイトさん、どうもありがとうございます。これから頑張って真のメイドを目指します。 zero/14844.wav|7|ふんふふんふーん♪ zero/14845.wav|7|サイトさん、ハルナさん。これから床をぞうきん掛けしますから、ベッドの上にあがっててください。 zero/14846.wav|7|いえ、とんでもない!これはメイドであるわたしのお仕事ですから。サイトさんはゆっくりしててください。 zero/14847.wav|7|あっ……はい、かしこまりました。みなさん、行ってらっしゃいませっ! zero/14849.wav|7|あれ……。みなさんもお揃いで?一体、どうかなさったんですか? zero/14850.wav|7|はい、何のご用でしょうか? zero/14851.wav|7|はいっ!?あの、それはどういう事なんでしょうか? zero/14852.wav|7|わたくし、何か失礼なことでも……?わ、わたくしなんて、ただの村娘ですし……。みなさんと勝負なんてできません……。 zero/14853.wav|7|女の子の戦い……。 zero/14854.wav|7|そ、そうなんですか……。 zero/14855.wav|7|分かりました。サイトさんを賭けてなら、その勝負、受けて立ちます。 zero/14856.wav|7|これに勝てば、堂々とサイトさんといちゃいちゃしていいんですね! zero/14857.wav|7|わたしにできることなんて、メイドのお仕事くらいです。お料理とか……。 zero/14858.wav|7|え? zero/14859.wav|7|はいっ!料理なら毎日みなさんの食事を作るお手伝いをしていますから、ちょっと自信アリですっ! zero/14860.wav|7|なんだか、とってもやる気が出てきましたっ!期待しててくださいね、サイトさんっ!! zero/14861.wav|7|くすっ……はいっ! zero/14862.wav|7|分かりましたわ、ミス・ツェルプストー。どうぞお手柔らかにお願いします。 zero/14863.wav|7|サイトさん、お疲れさまでした。 zero/14864.wav|7|ええ。心配してくれてありがとうございます。サイトさん。 zero/14865.wav|7|でも、ちょっと楽しそう。わたしが落ち込んでたりしたから、みなさん気にかけてくれたのかしら? zero/14866.wav|7|うふふ、わたしだけじゃありません。女の子って、サイトさんが思ってるより、ずっと強いんですよ? zero/14867.wav|7|うふふ、もう、サイトさんったら。 zero/14868.wav|7|あのっ……サイトさん。 zero/14869.wav|7|その……ぅ……。隣に座っても、いいですか? zero/14870.wav|7|しょっと……。うふふ、ワラってやわらかいですね。 zero/14871.wav|7|……あっ!!お、お帰りなさいませ、ミス・ヴァリエール。ハルナさん……。 zero/14872.wav|7|サイトさん……。 zero/14873.wav|7|サイトさんっ……サイトさん。 zero/14874.wav|7|おはようございます、サイトさん。 zero/14875.wav|7|ちょっと、サイトさんっ!!起きてくださいっ。 zero/14876.wav|7|ミス・ヴァリエールを起こす時間ですよ。 zero/14877.wav|7|いいえ、サイトさん。お役に立てたようでうれしいです。 zero/14878.wav|7|それじゃあサイトさん。次はミス・ヴァリエールですね。 zero/14879.wav|7|ええ?いいんですか? zero/14880.wav|7|が、頑張りますっ! zero/14881.wav|7|おはようございます、ミス・ヴァリエール。そろそろ、お目覚めのお時間ですよ? zero/14882.wav|7|えへへ、ありがとうございます。 zero/14883.wav|7|サイトさん、それは……? zero/14884.wav|7|さぁ、これで全部です。 zero/14885.wav|7|ゆっくり召し上がってくださいね。 zero/14886.wav|7|あ、ありがとうございますっ。お代わりもたくさんありますから。どうぞ遠慮なく召し上がってくださいねっ! zero/14887.wav|7|それはですね。コック長のマルトーさんが早起きして、生地を丹念にこねあげて焼いた特製なんですよっ! zero/14888.wav|7|なんだか、おおごとになってしまいましたね。 zero/14889.wav|7|よろしくお願いします、みなさん。 zero/14890.wav|7|ええ、もちろんです。 zero/14891.wav|7|ひいおじいちゃん秘伝の料理を振る舞いますから、期待しててくださいねっ。 zero/14892.wav|7|頑張りますっ!なにより、サイトさんに美味しいって、言ってもらえるように! zero/14893.wav|7|あ、はい。わたしの部屋にお婆ちゃん特製の胃薬がありますから、安心してください。 zero/14894.wav|7|でも、とっても苦いお薬ですよ? zero/14895.wav|7|うーん、そういうのはありません。頑張って飲んでくださいね。 zero/14896.wav|7|大丈夫ですっ。サイトさんのためなら、どんなことだって……頑張れちゃいます。 zero/14898.wav|7|だめです! zero/14899.wav|7|つまみぐいなんてお行儀悪いですよ。 zero/14900.wav|7|もうすぐ出来上がりますから、向こうで待っててくださいね。……って。 zero/14901.wav|7|い、いえ、あ、あのこんなこと言ってると、まるで、あの、その……。 zero/14902.wav|7|し、新婚さんみたいだなって!わたしが奥さんで、サイトさんが……だ、旦那様……なんてっ! zero/14903.wav|7|い、言っちゃった……。す、すみませんっ。変なこと言ってしまって……。 zero/14904.wav|7|……。 zero/14905.wav|7|きゃあっ!どうして、包丁が飛んでくるの!?サイトさん、大丈夫ですかっ!? zero/14906.wav|7|は、はい、そうですね。サイトさん、楽しみにしててくださいね。 zero/14907.wav|7|みなさん、どうにか時間内に作り上げる事ができたみたいですね? zero/14908.wav|7|わたし、4番です。 zero/14909.wav|7|ええっ、あの……えーと……。じゃ、す、少しだけっ!……コクリ。 zero/14910.wav|7|うううっ。もう、いいです。 zero/14911.wav|7|あら、それ流体ゴボウですね。流体ゴボウは観菜植物ですから、あまり料理に使うことはないのですけど……。 zero/14912.wav|7|うわあぁ……。すごい音がしてますねえ……。 zero/14913.wav|7|それは、鉱山キャベツです。 zero/14914.wav|7|ハルナさん、大丈夫ですかっ!? zero/14915.wav|7|じゃ、わたしもいただきますね。どれどれ……。あれ? zero/14916.wav|7|ミス・ヴァリエール……、その、これ、ハチミツ入ってませんか?隠し味によく入れますけど……。 zero/14917.wav|7|この大きさの鍋で、ビン1本は多すぎますっ! zero/14918.wav|7|これまで発表された料理を食べた限りでは、みなさんは、何も分かっていませんっ!! zero/14919.wav|7|お料理を作るときは、食べてくれる人の事を考えて作らなくてはダメなんです! zero/14920.wav|7|料理人は調理場に立った時から、食べてくれる人への愛情を、忘れてはいけませんっ! zero/14921.wav|7|って、マルトーさんがおっしゃってました。 zero/14922.wav|7|さあ、みなさん召し上がってください。わたしのひいおじいちゃん直伝の、特製シチューですっ! zero/14923.wav|7|はい、どうぞ、サイトさん。召し上がれ。 zero/14924.wav|7|サイトさんもハルナさんもこの料理をご存じですよね。 zero/14925.wav|7|くすっ……。いっぱい食べてくださいねっ! zero/14926.wav|7|ホントに、そうですね。ひいおじいちゃんにちょっぴり感謝です。 zero/14927.wav|7|おかげで、サイトさんが、とっても喜んでくれましたから……。 zero/14928.wav|7|え……。ど、どうしてですかっ!? zero/14929.wav|7|はい!そうですね。 zero/14930.wav|7|ええっ、もちろん!いつでも言ってくださいね。 zero/14931.wav|7|あっ……はいっ!それじゃあひとつ、いただきますっ。 zero/14932.wav|7|これが、サイトさんの世界で食べてるパン……。 zero/14933.wav|7|あむあむっ。本当に、おいしいですねっ。 zero/14934.wav|7|こうして噛んでるだけでとても甘くて、何だか自然とほほえんできちゃいますっ。 zero/14935.wav|7|それはおいしそうですねっ! zero/14936.wav|7|キュウショク? zero/14937.wav|7|サイトさん……。 zero/14938.wav|7|……。 zero/14939.wav|7|あ、はい……! zero/14940.wav|7|サイトさん……。 zero/14941.wav|7|あのっ! zero/14942.wav|7|サイトさんは……。どの料理が一番美味しいと思いましたか……? zero/14943.wav|7|そうですか? zero/14944.wav|7|……やっぱり、そうですか。 zero/14945.wav|7|……。 zero/14946.wav|7|サイトさん。 zero/14947.wav|7|ゴメンなさいっ!!わたしサイトさんの給仕にはなれません!! zero/14948.wav|7|ホントにごめんなさい。でも、わたし……。 zero/14949.wav|7|ミス・タバサが作った、コッペパンを食べてるサイトさんを見て気付いたんです。 zero/14950.wav|7|わたし、サイトさんのために、一生懸命頑張ったつもりなんです。 zero/14951.wav|7|でも、サイトさんの事をもっと深く理解していたら、きっとコッペパンにも勝るような馴染み深い料理を用意できたはずですものっ! zero/14952.wav|7|確かに、料理大会では優勝しました。でも、それだけではダメだったんです……。 zero/14953.wav|7|同じくらいじゃ、だめなんですっ! zero/14954.wav|7|この世界……いえ、サイトさんの世界にいても、わたしがいちばんサイトさんのことを知ってる! zero/14955.wav|7|そう思えるようになるまで、修行しなくちゃいけないなって思ったんです。 zero/14956.wav|7|ですから、わたし。学院のメイドに戻ろうと思うんですっ!人の気持ちをもっとよく知るために……。 zero/14957.wav|7|それに、これ以上、ミス・ヴァリエールにご迷惑をかけ続けるわけにも参りません。 zero/14958.wav|7|……はい。短い間でしたが、お世話になりました。 zero/14993.wav|7|サイトさんっ! zero/14994.wav|7|ひいおじいちゃんの形見がっ……。こんなに丈夫な金属の羽を、たったひとつの爆弾で引き裂いてしまうなんて……。 zero/14995.wav|7|えっ……、サイトさんっ!?まさか、お城へ行くんですかっ!? zero/14996.wav|7|ダメですサイトさんっ!!トリスタニアのお城へ行ってはいけませんっ!! zero/14997.wav|7|でも、そんなの……。相手が強すぎます。無茶ですよっ!! zero/14998.wav|7|いくらサイトさんが、ミス・ヴァリエールの使い魔だからって……。 zero/14999.wav|7|こんなに恐ろしい爆弾を使う人達を相手に戦うなんて、無謀すぎますっ!! zero/15000.wav|7|もし、この爆弾に巻き込まれてしまったら、サイトさんだって……。 zero/15001.wav|7|そんなのイヤですっ!!サイトさんがいなくなってしまうなんて……。考えるだけで……。 zero/15002.wav|7|だから……。だから行かないでください! zero/15003.wav|7|お城にはちゃんとした兵士の方がいますし、立派な貴族の方々だって、いっぱいいらっしゃいます……。 zero/15004.wav|7|なのに、どうして、貴族でもなんでもないサイトさんが、戦わなくちゃいけないんですか!世の中おかしいことだらけです。 zero/15005.wav|7|サイトさん、お願い……。いかないでください……。 zero/15006.wav|7|じゃあ……。 zero/15007.wav|7|え……? zero/15008.wav|7|そんな……。 zero/15009.wav|7|それじゃあ! zero/15012.wav|7|分かりました……。じゃあ、せめてお守りだけでも、受け取ってください……。 zero/15013.wav|7|はいっ……これですっ。 zero/15014.wav|7|はい、ひいおじいちゃんの形見ですこれをつけていれば、危険の方が避けていくんだそうです。 zero/15015.wav|7|だから、わたしの祈りをこめたこのお守りだけでも、身に着けていってください……。 zero/15016.wav|7|はいっ!約束、しましたからね? zero/15017.wav|7|もぅ、サイトさんったら……。無茶だけはしないでくださいね……? zero/15018.wav|7|サイトさん……。 zero/15019.wav|7|それから……。 zero/15020.wav|7|あとひとつだけ……。あの、おまじないを……させてください。とっておきの。 zero/15021.wav|7|じゃ、じゃあ……。ちょっとの間だけ、目を閉じていただけますか? zero/15022.wav|7|ど、どうして……って、その、ええと……。はず、恥ずかしいからっ……です。 zero/15023.wav|7|は、はい。 zero/15024.wav|7|すー……はー……。じゅ、準備できました。そ、それじゃいきますねっ! zero/15025.wav|7|んっ……。 zero/15026.wav|7|……。 zero/15027.wav|7|あ、あの、ごめんなさい……。いきなり、こんなこと……。 zero/15028.wav|7|で、でも、あの、おまじない……、です……から……。 zero/15029.wav|7|あれはミス・タバサの……。 zero/15030.wav|7|サイトさん。 zero/15031.wav|7|はい! zero/15032.wav|7|サイトさんっ!! zero/15033.wav|7|わたし、待ってますからっ!!必ず、待ってますからー! zero/15034.wav|7|でしたら、わたしもサイトさんと一緒に手がかり探しのお手伝いを……。 zero/15035.wav|7|そうですよ。もう少し、やさしく接してあげても……。 zero/15036.wav|7|そ、そうなんですか、サイトさん。 zero/15037.wav|7|わたしは尾行に賛成です。 zero/15038.wav|7|あーっ!サイトさんったら、ミス・タバサの手をーっ!? zero/15039.wav|7|お怪我はありませんでしたか?サイトさん? zero/15040.wav|7|は、はい。たまたま、ですよ。 zero/15041.wav|7|知りません……。 zero/15042.wav|7|あのですね……。 zero/15043.wav|7|くすっ。ミス・ツェルプストーって、ミス・タバサのお姉さんみたいですね。 zero/15044.wav|7|ど、どうしましょう?やっぱり、すぐにお返ししたほうが……。 zero/15045.wav|7|ええ!? zero/15046.wav|7|そんな……。 zero/15047.wav|7|そうですね……。周りの人には相談できる話ではありませんし……。 zero/15048.wav|7|サイトさん……起きてください! zero/15049.wav|7|起きてくださいってば、サイトさん! zero/15050.wav|7|もう、寝ぼけないでください!大変なんです。 zero/15051.wav|7|ミス・ヴァリエールがっ!ミス・ヴァリエールが、ミス・タバサと言い合いを……。 zero/15052.wav|7|なんでって、決まってるじゃないですか!?ハルナさんの件にですよ。 zero/15053.wav|7|はいっ!お願いします。 zero/15054.wav|7|サイトさんっ! zero/15055.wav|7|たっ、たたた、大変なんですっ!ハルナさんがいなくなりました! zero/15056.wav|7|はい、本当です。 zero/15057.wav|7|わたしがハルナさんから、目を離した隙に……。 zero/15058.wav|7|サ、サイトさん!? zero/15059.wav|7|サイトさん……。 zero/15060.wav|7|は、はいっ! zero/15061.wav|7|はいっ、ミス・ヴァリエール! zero/15062.wav|7|サイトさん、大丈夫ですよ。きっとハルナさんは無事でいます。 zero/15063.wav|7|キャーッ!? zero/15064.wav|7|ああ!屋根の上!誰かいます! zero/15065.wav|7|おはようございます。ミス・ツェルプストー、ミス・タバサ。ミス・モンモランシー。 zero/15066.wav|7|どうしたんですか?お二人とも急に無口になって。 zero/15067.wav|7|お帰りなさいませ。ミス・ヴァリエール。サイトさん。 zero/15068.wav|7|お気を落とさないでください。今、お茶をいれますね。 zero/15069.wav|7|きゃあっ!サイトさん、しっかりしてください! zero/15070.wav|7|にい? zero/15071.wav|7|説明してくださいますよね? zero/15072.wav|7|それでは、女の子にお兄ちゃんと呼ばせる遊びですか? zero/15073.wav|7|だったら、わたしに言ってくれればいつだって、お兄ちゃんって呼んであげるのに……。 zero/15074.wav|7|普段のミス・ツェルプストーからは、想像つかない人見知りとおとなしさですよね。 zero/15075.wav|7|サイトさん、本当は小さい娘がお好きなんでしょうか? zero/15076.wav|7|ま、まあまあ……。 zero/15077.wav|7|い、いいんですか!ミス・ヴァリエール!? zero/15078.wav|7|ハルナさん、準備はできました? zero/15079.wav|7|いえ、全然構わないですよ。それに……、 zero/15080.wav|7|ハルナさんからメイドの勉強をしたいって聞いて、わたしも嬉しかったんです。だから一緒に頑張りましょ、ハルナさん! zero/15081.wav|7|びしびし行きますからね!うふふ。 zero/15082.wav|7|それじゃ、厨房の手伝いから始めましょうか。 zero/15083.wav|7|まずは簡単なところから……。そうですね、イモの皮剥きからやってみてください。 zero/15084.wav|7|皮が残ったままだったりすると、貴族の方から苦情が来ることがありますから、気をつけてくださいね。 zero/15086.wav|7|ハルナさん、どうですか? zero/15087.wav|7|まあ。そんなに上手にできたんですか?メイドさんの才能あり、かもですよ? zero/15088.wav|7|どれどれ……。うん、合格ですっ! zero/15089.wav|7|これなら心配ありませんね……って、あら? zero/15090.wav|7|ええと……。カゴが空っぽですけど、もしかして、これ……ひとつだけ? zero/15091.wav|7|と、とってもキレイに剥けてて、それはすごいと思います。 zero/15092.wav|7|でも、お料理はたくさん作りますから、速さと量も大事なんですよ。 zero/15093.wav|7|きゃあっ!ハルナさん、そのナイフの使い方、危ないです!やめてください。 zero/15094.wav|7|も、もしかして、ハルナさん、ナイフを使ったことないんですか? zero/15095.wav|7|そ、そうですか……。 zero/15096.wav|7|ち、ちょっと厨房は早かったかもしれませんね。べ、別のお仕事はなかったかしら。 zero/15097.wav|7|それでは、広間の掃除をお願いしますね。 zero/15098.wav|7|ここは、見てのとおり、壊れやすい彫像とかを飾って……。 zero/15099.wav|7|ち、ちょっと待ってください!まだ説明が! zero/15100.wav|7|は、ハルナさん……次はお洗濯を……。 zero/15101.wav|7|センタクキ?何ですか、それ? zero/15102.wav|7|えーと、センタクキっていうのは無いので、この洗濯板や洗濯棒を使ってください。 zero/15103.wav|7|洗濯板の上で洗濯棒を転がされても。 zero/15104.wav|7|ちょ、ちょっぴり、前途多難かもしれませんね。 zero/15105.wav|7|でも、すぐ逃げ出しちゃう子も多いのに、ハルナさんは立派です。 zero/15106.wav|7|ええ。こう見えて、結構メイドって大変なんですよ? zero/15107.wav|7|ミス・ヴァリエールは、また違う大変かも……。 zero/15108.wav|7|楽しいのが一番大事ですよ。じゃあ、お仕事続けましょうか。まだまだ、たくさんありますから。 zero/15109.wav|7|ミス・ヴァリエール。短い間でしたがお世話になりました。 zero/15110.wav|7|わたしの部屋の修理が終わったようですので、今日からはそちらで。 zero/15111.wav|7|はい。この前、ミス・ヴァリエールが魔法を使ってメチャクチャにしてしまって……。 zero/15112.wav|7|って、サイトさん忘れてたんですか? zero/15113.wav|7|えっ、いいんですか? zero/15114.wav|7|……うっ。そういうものでもないですよ。前の部屋には愛着も思い出もありましたし。 zero/15115.wav|7|……あっ!そ、それでですね!もしよろしかったら、 zero/15116.wav|7|ハルナさんも一緒にわたしの部屋に来たらどうかなって思ったんです。 zero/15117.wav|7|やはりメイドの仕事をするとなると、生活サイクルが変わりますし。 zero/15118.wav|7|一緒に暮らした方が、たくさんのことを教えてあげられると思うんです。 zero/15119.wav|7|慣れないメイドのお仕事より、望まれるお仕事の方が……。 zero/15120.wav|7|サイトさん、ミス・ヴァリエール。おはようございます! zero/15121.wav|7|朝早くから申し訳ありませんっ! zero/15122.wav|7|ハルナさんはこちらに来ておられませんか! zero/15123.wav|7|すみません。ミス・ヴァリエール。 zero/15124.wav|7|ハルナさんが……、ハルナさんがいなくなったんです! zero/15125.wav|7|朝起きたら、部屋にハルナさんがいなくて……。厨房や広間も探してみたんですけど……。どこにもいなくって……。 zero/15126.wav|7|なに言ってるんですか!ハルナさん、昨日からずいぶん悩んでたんですよ! zero/15127.wav|7|もし……。早まったことなんてしてたら……!ああ、どうしよう! zero/15128.wav|7|ミス・ヴァリエール……。 zero/15129.wav|7|で、ですけど! zero/15130.wav|7|その待ってる間になにかあったら……。 zero/15131.wav|7|わ、わたし、もう一度探しに行きます! zero/15132.wav|7|さ、さびしくなります。ハルナさん……。 zero/15133.wav|7|た、旅先では生水とか飲んじゃダメですよ。変な人についていかないでね。それから……それから……。 zero/15134.wav|7|そ、そうですよね……。 zero/15135.wav|7|いまごろ、どのあたりでしょうね?しばらくは、トリスタニアを拠点にされるんでしたっけ? zero/15136.wav|7|そうですねぇ。 zero/15137.wav|7|あ、サイトさん!ちょうど良かった! zero/15138.wav|7|ハルナさんの忘れ物なんです。 zero/15139.wav|7|あ、はい。 zero/15140.wav|7|……でも、いいんですか?女の子の私物ですよ。 zero/15141.wav|7|このノート、何が書いてあるんでしょう?さっぱり読めないです。 zero/15142.wav|7|あ、そういわれてみれば……。 zero/15143.wav|7|そうですねぇ。大切なものだったらそうでしょうけど。 zero/15144.wav|7|そ、そうなんでしょうか? zero/15145.wav|7|どうしたんです?顔が真っ赤ですよ。 zero/15146.wav|7|わっ、なんです!?これ、緻密な絵ですね。 zero/15147.wav|7|しかも、サイトさんが描いてあるなんて。 zero/15148.wav|7|こんな緻密な絵をどうやって描いたんでしょうね? zero/15149.wav|7|殿方のこんな絵を持ち歩いている女の子の気持ちって……。 zero/15150.wav|7|どんなものなのでしょうね?サイトさんには分かりますよね。 zero/15151.wav|7|……はぁ、わたしも手に入るなら持ち歩きたいなぁ……。 zero/15152.wav|7|おかえりなさいませ、ミス・ヴァリエール、サイトさん。聞き込みの方はいかがでした? zero/15153.wav|7|どなたでしょうか? zero/15154.wav|7|ええっ!? zero/15155.wav|7|ええと、わ、わたくしっ、何もできませんけど、お力になれるのでしたらっ! zero/15156.wav|7|それってどこですか? zero/15157.wav|7|あの、わたしはどうしたらいいんでしょう? zero/15158.wav|7|は、はい。 zero/15159.wav|7|あ……。 zero/15160.wav|7|サイトさん、皆さん!ふえ……ふえええええん! zero/15161.wav|7|いきなりハルナさんが怖い顔になって、どこかに行ってしまって……ひっく。そしたら、外から爆発が聞こえるし……。 zero/15162.wav|7|誰も帰って来ないし、わたし、わたしぃ……! zero/15163.wav|7|サイトさあん……! zero/15164.wav|7|だって、だって……! zero/15165.wav|7|いいえ、サイトさんが悪いわけじゃないんです。ただ、わたしびっくりしてしまって……。 zero/15166.wav|7|サイトさあん……っ! zero/15167.wav|7|あの、みなさん。 zero/15168.wav|7|女王陛下が落ち着いて、お休みになられたようなので、お知らせに……。 zero/15169.wav|7|サイトさん……。 zero/15170.wav|7|私達、これからどうなるんですか? zero/15171.wav|7|だって、戦争が始まるんですよ?家が焼けて、人がいっぱい死ぬんですよ!? zero/15172.wav|7|早く、学院に戻りましょう!あそこなら、ここと違って安全なんでしょう?だったら……! zero/15173.wav|7|そうですよね……。すみません、変なこと言って。 zero/15174.wav|7|皆さん、やっぱり戦いに行っちゃうんですね。 zero/15175.wav|7|分かりました。必ず……戻ってきてくださいね……。 zero/15176.wav|7|サイトさんが、サイトさんが……。 zero/15177.wav|7|きゃああっ! zero/15178.wav|7|は、はいっ! zero/15179.wav|7|は、はいっ。サイトさん、ご武運を……。 zero/15186.wav|7|どうぞ。 zero/15187.wav|7|……なに? zero/15188.wav|7|ダメ。 zero/15189.wav|7|ダメったら、ダメ。 zero/15190.wav|7|教えない。 zero/15191.wav|7|うん、あなただけには絶対。 zero/15192.wav|7|そんなことはない。 zero/15193.wav|7|でも、今は言えない。 zero/15194.wav|7|あっ……。 zero/15195.wav|7|あっ。 zero/15196.wav|7|ケーキ作ってた。あなたに。 zero/15197.wav|7|うん。 zero/15198.wav|7|手作り。 zero/15199.wav|7|ううん、なかった。でも……。 zero/15200.wav|7|……うん。 zero/15201.wav|7|……。あなたに食べてもらいたくて。 zero/15202.wav|7|うん、本当。でも、失敗だらけ。 zero/15203.wav|7|……うん。 zero/15204.wav|7|本当。でも、失敗だらけ。 zero/15205.wav|7|ちがう。 zero/15206.wav|7|ドッキリって? zero/15207.wav|7|じゃあ、そうかも。 zero/15208.wav|7|うん。あなたに驚いてもらいたかったから。 zero/15209.wav|7|失敗作。まだ、完璧じゃない。 zero/15210.wav|7|美味しい? zero/15211.wav|7|うん。 zero/15212.wav|7|それはきっと……。先生が良かったから。 zero/15213.wav|7|シエスタ。 zero/15214.wav|7|だって……。 zero/15215.wav|7|だって、あなたの喜ぶ顔が見たかったから。 zero/15254.wav|4|……何か用? zero/15255.wav|4|……本を読むのがいい。 zero/15256.wav|4|……必要なことは、全部魔法でできる。だから、特にない。 zero/15257.wav|4|……そう。 zero/15258.wav|4|……いい。 zero/15259.wav|4|……わたしの読書速度に合わせてページをめくることが、できると思えない。 zero/15260.wav|4|……そう。 zero/15261.wav|4|……魔法書。 zero/15262.wav|4|……いい。 zero/15263.wav|4|……遠慮してない。 zero/15264.wav|4|……読みづらい。 zero/15265.wav|4|……おろして。 zero/15266.wav|4|……いい。 zero/15267.wav|4|……もう少し上。 zero/15268.wav|4|……その予定。 zero/15269.wav|4|……街まで、本を買いに。 zero/15270.wav|4|……だから、今日は付き合えない。 zero/15271.wav|4|……いいの? zero/15272.wav|4|……かなり重くなるけど。 zero/15273.wav|4|……普段は、鞄に入るだけにしてる。 zero/15274.wav|4|……分かった。お願い。 zero/15275.wav|4|……こっち。 zero/15276.wav|4|……この角を曲がったところ。 zero/15277.wav|4|……立て札? zero/15278.wav|4|……『本日休業』。 zero/15279.wav|4|……お店が閉まってる。 zero/15280.wav|4|……今度来るときまでに、目当ての本が売れ残ってる保証はない。 zero/15281.wav|4|……本当に、いいの? zero/15282.wav|4|……ありがとう。 zero/15283.wav|4|……え? zero/15284.wav|4|あ……。 zero/15285.wav|4|……それは、山ブドウのジュース。 zero/15286.wav|4|……こっちは、コケモモのジュース。 zero/15287.wav|4|……なんでもない。 zero/15288.wav|4|……本屋以外は、興味ない。 zero/15289.wav|4|うぃんどう……なに? zero/15290.wav|4|……別に、かまわない。 zero/15291.wav|4|……今日は、もう帰る。 zero/15292.wav|4|……分かってる。それに、今日は楽しかった。 zero/15293.wav|4|……うん。 zero/15294.wav|4|……いたの? zero/15295.wav|4|悪趣味。 zero/15296.wav|4|分かるの? zero/15297.wav|4|うん。 zero/15298.wav|4|適当。 zero/15299.wav|4|根拠、薄い。 zero/15300.wav|4|……うそ。 zero/15301.wav|4|でも……のぞき見はよくない。 zero/15302.wav|4|……いいよ。 zero/15306.wav|4|お茶、飲む? zero/15307.wav|4|大変だった。 zero/15308.wav|4|あんなに体を使ったり声を出すなんて。初めて。 zero/15309.wav|4|でも、悪くない。 zero/15310.wav|4|いい経験。 zero/15311.wav|4|どんな時も過ぎ去るもの。 zero/15312.wav|4|楽しい時も、苦しい時も、大切なのはその時を知ること。 zero/15313.wav|4|そう。 zero/15314.wav|4|でも、逆に言えば今日までが特別な時間の中にある。 zero/15315.wav|4|……ひとつ、聞いていい? zero/15316.wav|4|お芝居での告白のこと。 zero/15317.wav|4|さっきははぐらかされた。 zero/15318.wav|4|人は皆、何かしら仮面を付けて生きてる。 zero/15319.wav|4|お芝居は、見える仮面をつけて舞台に立ち、虚構の世界を作っていく。 zero/15320.wav|4|そう思っていたのだけど。 zero/15321.wav|4|でも、今回のお芝居で感じた。 zero/15322.wav|4|その仮面や虚構から逆流するものもあるのかもしれない。 zero/15323.wav|4|だからわたしは知りたいの。 zero/15324.wav|4|あなたはどこまで本気だったの?それとも、全部お芝居? zero/15325.wav|4|そう。 zero/15326.wav|4|多分は余分。 zero/15327.wav|4|いい病院を紹介する。 zero/15328.wav|4|仮面を外せなくなったらそれは病気。とても怖いこと。 zero/15329.wav|4|本当? zero/15330.wav|4|わたし? zero/15331.wav|4|質問に質問で返すのはずるい。わたしは答えられない。 zero/15333.wav|4|そう。多分、わたしも同じ。 zero/15334.wav|4|でも、聞けて良かった。 zero/15335.wav|4|分かった。 zero/15336.wav|4|当然。 zero/15337.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました……。 zero/15338.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます……。 zero/15339.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました。 zero/15340.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます。 zero/15341.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました。 zero/15342.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます。 zero/15343.wav|4|大丈夫。 zero/15344.wav|4|わたしが敵の陣を説く。わたしが帝国に戻れば、全ては収まるはず。 zero/15345.wav|4|でも、このままでは王子は王国と命を失うわ。 zero/15346.wav|4|王子。 zero/15347.wav|4|王子、いつかの求婚の夜を覚えていますか? zero/15348.wav|4|今晩のように双月の美しい夜でした。あのご返事をいたしましょう。 zero/15349.wav|4|ノエルは王子の妻として……。ここで死を望みます。 zero/15350.wav|4|さあ。 zero/15351.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました。 zero/15352.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます。 zero/15353.wav|4|告白って本当にあるんだ。 zero/15354.wav|4|初めて見た。 zero/15355.wav|4|そう。 zero/15356.wav|4|……冗談だったの? zero/15357.wav|4|そう。お芝居? zero/15358.wav|4|誤魔化すの嫌い。 zero/15359.wav|4|嘘。 zero/15360.wav|4|ちょっと不安。 zero/15361.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました。 zero/15362.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます。 zero/15363.wav|4|ケンカは駄目。 zero/15364.wav|4|こうして2人は塔から身を投げました。 zero/15365.wav|4|2人の落ちた地にはやがて寄り添うような白い花が咲いたといいます。 zero/15366.wav|4|うん。 zero/15367.wav|4|星座? zero/15368.wav|4|線で結ぶ……。図形……。 zero/15369.wav|4|駄目、形にならない。 zero/15370.wav|4|……変なの。星座は何のためにあるの? zero/15371.wav|4|目印? zero/15372.wav|4|興味深い。 zero/15373.wav|4|占い? zero/15374.wav|4|星で何を占うの? zero/15375.wav|4|頼りすぎ。 zero/15376.wav|4|時刻? zero/15377.wav|4|季節? zero/15378.wav|4|不思議。 zero/15379.wav|4|うん。 zero/15380.wav|4|さびしいの? zero/15381.wav|4|そう。 zero/15382.wav|4|今度また……。 zero/15383.wav|4|お話聞かせて。 zero/15384.wav|4|うん。 zero/15385.wav|4|うん。 zero/15386.wav|4|考えごと。 zero/15387.wav|4|ちょっとだけ合ってる。 zero/15388.wav|4|どうしてかばったのかって。 zero/15389.wav|4|うん。 zero/15390.wav|4|そうじゃない。かばうべきだと思ったから。 zero/15391.wav|4|でも……。 zero/15392.wav|4|部分的には合ってる。でも、違う。 zero/15393.wav|4|あの時、どうしてかばったのかって。 zero/15394.wav|4|今思えば……。魔法で対処できたはず。 zero/15395.wav|4|失敗。 zero/15396.wav|4|そうみたい。なぜ、そんなことになったんだろう。 zero/15397.wav|4|駄目。きっと見過ごせない……。 zero/15398.wav|4|……うん。 zero/15399.wav|4|ゆびきり? zero/15400.wav|4|あっ……。 zero/15401.wav|4|つまり……契約? zero/15402.wav|4|……うん。なるべく無茶はしない。 zero/15403.wav|4|座りたいから。 zero/15404.wav|4|隣であってもいいはず。 zero/15405.wav|4|嫌。 zero/15406.wav|4|うん。 zero/15407.wav|4|……口を閉じる。 zero/15408.wav|4|……『風』系統に『火』系統を重ねる際生じる、特殊効果についての最新学説と各国討論の概説。 zero/15409.wav|4|……だから、あなたが読んでも無意味。 zero/15410.wav|4|……大丈夫。 zero/15411.wav|4|……『風』系統に『火』系統を重ねる際生じる、特殊効果についての最新学説と各国討論の概説。 zero/15412.wav|4|……あなたには、分からなくてもいいこと。 zero/15413.wav|4|……あなたは知らなくていいこと。 zero/15414.wav|4|……『風』系統に『火』系統を重ねる際生じる、特殊効果についての最新学説と各国討論の概説。 zero/15415.wav|4|……だから、あなたが読んでも無意味。 zero/15416.wav|4|……別に。 zero/15417.wav|4|……大丈夫って? zero/15418.wav|4|……(コクリ) zero/15419.wav|4|……ええ。どうして? zero/15420.wav|4|……どうしてそんなことを聞くの? zero/15421.wav|4|……そう。 zero/15422.wav|4|……なぜ? zero/15423.wav|4|……そう。 zero/15424.wav|4|……みんな無事。 zero/15425.wav|4|……そう。 zero/15426.wav|4|……なに? zero/15427.wav|4|……それで、何をしてるの? zero/15428.wav|4|……そう。頑張って。 zero/15429.wav|4|……鍵開けた。 zero/15430.wav|4|……いない。 zero/15431.wav|4|……なに? zero/15432.wav|4|……星を見てた。 zero/15433.wav|4|……そう。 zero/15434.wav|4|……あの星が、北の狩人。覚えておくと、道に迷わない。 zero/15435.wav|4|……あれ。 zero/15436.wav|4|……ルイズのこと、探してたから。 zero/15437.wav|4|……そう。でも、それが大事。 zero/15438.wav|4|……分からないなら、いい。 zero/15439.wav|4|……知らない。 zero/15440.wav|4|……ちゃんと気を配って。 zero/15441.wav|4|……それじゃ。 zero/15442.wav|4|……うん。 zero/15443.wav|4|……とっても。 zero/15444.wav|4|……ここにはルイズは来てない。 zero/15445.wav|4|探してた。 zero/15446.wav|4|これ。 zero/15447.wav|4|貸してあげる。 zero/15448.wav|4|役に立てばと思って……。 zero/15449.wav|4|ぜんぜん違う。 zero/15450.wav|4|違う。 zero/15451.wav|4|うん……。 zero/15452.wav|4|統率術の本。 zero/15453.wav|4|統率術の本。 zero/15454.wav|4|統率術の本。 zero/15455.wav|4|タイトルは「理想の上司になるための本」。 zero/15456.wav|4|大丈夫、あなたならできるわ。 zero/15457.wav|4|自分を信じて。 zero/15458.wav|4|本当に効いた。 zero/15459.wav|4|はい。 zero/15460.wav|4|そうですね。 zero/15461.wav|4|分からない。 zero/15462.wav|4|晴れ。 zero/15463.wav|4|本がいい。 zero/15464.wav|4|シルフィード。 zero/15465.wav|4|空の上にいる。 zero/15466.wav|4|サイトと一緒。 zero/15467.wav|4|うん。 zero/15468.wav|4|……。 zero/15469.wav|4|ごめんなさい。 zero/15470.wav|4|うん。 zero/15471.wav|4|誰? zero/15472.wav|4|入って。 zero/15473.wav|4|偵察に来たのなら、無駄。 zero/15474.wav|4|秘密。 zero/15475.wav|4|だめ。 zero/15476.wav|4|駄目。 zero/15477.wav|4|ひょい。 zero/15478.wav|4|ひょい。 zero/15479.wav|4|駄目。 zero/15480.wav|4|レビテーション。 zero/15481.wav|4|お願い。 zero/15482.wav|4|何? zero/15483.wav|4|……? zero/15484.wav|4|うん。 zero/15485.wav|4|うん。 zero/15486.wav|4|ううん……。 zero/15487.wav|4|でも、爆弾使いを探す任務があった。 zero/15488.wav|4|約束? zero/15489.wav|4|うん……。 zero/15490.wav|4|……。 zero/15491.wav|4|き、気のせい。 zero/15492.wav|4|……。 zero/15493.wav|4|かわいい? zero/15494.wav|4|それ食用。 zero/15495.wav|4|有名な料理の食材。 zero/15496.wav|4|うん。美味しい……。 zero/15497.wav|4|かも……。 zero/15498.wav|4|もう、あの料理食べられない。思い出すから。 zero/15499.wav|4|異文化? zero/15500.wav|4|大丈夫。家庭料理だから。 zero/15501.wav|4|長くなるけど? zero/15502.wav|4|ひと口大に切ったお肉を串に刺してタレを塗りながらお肉を焼くの。 zero/15503.wav|4|??? zero/15504.wav|4|ただ? zero/15505.wav|4|コンビニ? zero/15506.wav|4|??? zero/15507.wav|4|お酒。 zero/15508.wav|4|未成年? zero/15509.wav|4|飲んじゃいけない? zero/15510.wav|4|不思議。 zero/15511.wav|4|普通? zero/15512.wav|4|どうして? zero/15513.wav|4|……? zero/15514.wav|4|ごめんなさい。 zero/15515.wav|4|あっ……。それ、調味料……。 zero/15516.wav|4|ごめん。 zero/15517.wav|4|うん。 zero/15518.wav|4|どうしたの? zero/15519.wav|4|これ、キュルケが選んだ。 zero/15520.wav|4|そのうち。 zero/15521.wav|4|……? zero/15522.wav|4|そんなことない。 zero/15523.wav|4|本気? zero/15524.wav|4|でも……。あんまり見ない。 zero/15525.wav|4|やっぱり恥ずかしい。 zero/15526.wav|4|キュルケをお願い。 zero/15527.wav|4|棚の掃除が雑。本を濡らしてはダメ。 zero/15528.wav|4|貴重な本もあるの。気をつけて。 zero/15529.wav|4|貴重な本もあるの。気をつけて。 zero/15530.wav|4|なんであなたまで謝るの? zero/15531.wav|4|そう。 zero/15533.wav|4|部屋に帰る。 zero/15534.wav|4|どうしたの。 zero/15535.wav|4|見てない。 zero/15536.wav|4|どうかした? zero/15537.wav|4|そう。 zero/15538.wav|4|自分で決めること。 zero/15539.wav|4|別に。 zero/15540.wav|4|わたしが答えを出すのは簡単。所詮、他人事だから。 zero/15541.wav|4|でも、それで納得?わたしの答えに従うだけで。 zero/15542.wav|4|だから……。自分で。 zero/15543.wav|4|迷いと優しさは違う。 zero/15544.wav|4|頑張って。 zero/15545.wav|4|……モンモランシーに聞いて、キュルケに連れて来られた。 zero/15546.wav|4|……でも、興味はある。 zero/15547.wav|4|……でも、興味はある。 zero/15548.wav|4|……地獄絵図。 zero/15549.wav|4|被害甚大……。 zero/15550.wav|4|……右に同じ。 zero/15551.wav|4|……キュルケ。 zero/15552.wav|4|……偶然来ただけ。 zero/15553.wav|4|……おやすみ。 zero/15554.wav|4|……策士策に溺れる。 zero/15555.wav|4|……不潔。 zero/15556.wav|4|……ちがう。 zero/15557.wav|4|悪いのは全部あなた。 zero/15558.wav|4|それから……。 zero/15559.wav|4|あなた……意地、張りすぎ。 zero/15560.wav|4|……あなただけ。 zero/15561.wav|4|急ぐ。 zero/15562.wav|4|たぶん、中庭。 zero/15563.wav|4|大丈夫、魔法はわたしが止める。あなた達は説明。 zero/15564.wav|4|手遅れ。 zero/15565.wav|4|……変態。 zero/15566.wav|4|元々、立ててない。 zero/15567.wav|4|コントラクトは契約。サーヴァントは使い魔。 zero/15568.wav|4|お先。 zero/15569.wav|4|修羅場。 zero/15570.wav|4|あなた、こっち。 zero/15571.wav|4|あなたとあなたはこっち。 zero/15572.wav|4|それで、2人とも平等。 zero/15573.wav|4|大当たり。 zero/15574.wav|4|いくよ。シルフィード。 zero/15575.wav|4|……静かに。 zero/15576.wav|4|右に同じ。 zero/15577.wav|4|……了解。 zero/15578.wav|4|発声は苦手。 zero/15579.wav|4|大丈夫。 zero/15580.wav|4|(くいくい) zero/15581.wav|4|……大丈夫。 zero/15582.wav|4|照れ隠し。 zero/15583.wav|4|ストレス発散。 zero/15584.wav|4|敵前逃亡。 zero/15585.wav|4|見つけた。 zero/15586.wav|4|はやく乗って。急いで。 zero/15587.wav|4|ハルナが暴れてる。 zero/15588.wav|4|わたしも分からない。たぶん……キュルケも。 zero/15589.wav|4|急いで……。 zero/15590.wav|4|まかせて。 zero/15591.wav|4|魔法を使った。これで中の会話が聞こえる。 zero/15592.wav|4|魔法止める。 zero/15593.wav|4|この魔法……。 zero/15594.wav|4|完全敗北。 zero/15595.wav|4|時間の無駄。 zero/15596.wav|4|敵? zero/15597.wav|4|えい。 zero/15598.wav|4|問題ない。気絶させただけ。 zero/15599.wav|4|催眠魔法。 zero/15600.wav|4|人の心を操る禁忌の魔法。 zero/15601.wav|4|今はゼロ戦の力が必要。 zero/15602.wav|4|でも、学院が占領されたままじゃ、どのみちわたし達は手詰まり。あなた達だけでも動いて。 zero/15603.wav|4|地下道。 zero/15604.wav|4|返り討ち。 zero/15605.wav|4|右に同じ。 zero/15606.wav|4|キュルケとルイズ。 zero/15607.wav|4|わたしとサイト。 zero/15608.wav|4|うん。 zero/15609.wav|4|お願い。 zero/15610.wav|4|ありがとう。 zero/15611.wav|4|責任重大。 zero/15612.wav|4|うん。 zero/15613.wav|4|動揺。 zero/15614.wav|4|契約。 zero/15615.wav|4|サイト、顔が真っ赤。 zero/15618.wav|4|こっち。 zero/15619.wav|4|成功みたい。 zero/15620.wav|4|わたし達も急がないと。 zero/15621.wav|4|くる。 zero/15622.wav|4|故郷?名誉? zero/15623.wav|4|本当に? zero/15624.wav|4|禁忌。 zero/15625.wav|4|うん。 zero/15626.wav|4|おはよう。 zero/15627.wav|4|原因が分からない。 zero/15628.wav|4|……わたしも。 zero/15629.wav|4|一時中断。 zero/15630.wav|4|じー。 zero/15631.wav|4|付き合う。 zero/15632.wav|4|意気地無し。 zero/15633.wav|4|悪くない。 zero/15634.wav|4|最低。 zero/15635.wav|4|先手必勝。 zero/15636.wav|4|勝負。 zero/15637.wav|4|ん。 zero/15638.wav|4|5。 zero/15639.wav|4|自滅。 zero/15640.wav|4|2次発酵。 zero/15641.wav|4|これ。 zero/15642.wav|4|秘密。 zero/15643.wav|4|どうぞ。 zero/15644.wav|4|一件落着。 zero/15646.wav|4|乗って。 zero/15647.wav|4|シルフィード。 zero/15648.wav|4|トリスタニア。急いで。 zero/15649.wav|4|着いた。 zero/15650.wav|4|街の人が逃げ出してる。 zero/15651.wav|4|了解。 zero/15652.wav|4|(くいくい) zero/15653.wav|4|頑張る。 zero/15654.wav|4|緊急脱出。 zero/15655.wav|4|……うん。 zero/15656.wav|4|何? zero/15657.wav|4|分かった。話す。 zero/15658.wav|4|時間がほしい。 zero/15659.wav|4|時間。 zero/15660.wav|4|じゃあ。 zero/15661.wav|4|放置プレイってなに? zero/15662.wav|4|いま来たところ。 zero/15663.wav|4|放置プレイって? zero/15664.wav|4|うん。 zero/15665.wav|4|知っちゃダメ? zero/15666.wav|4|ダメ? zero/15667.wav|4|ごまかしてる。 zero/15668.wav|4|感動? zero/15669.wav|4|……。 zero/15670.wav|4|で、放置プレイって? zero/15671.wav|4|愛情表現……。 zero/15672.wav|4|信頼関係。 zero/15673.wav|4|うん。 zero/15674.wav|4|今日一日。 zero/15675.wav|4|付き合ってほしい。 zero/15676.wav|4|ダメ? zero/15677.wav|4|決めて。 zero/15678.wav|4|うん。 zero/15679.wav|4|……! zero/15680.wav|4|わたしから離れて。 zero/15681.wav|4|離れてっ! zero/15682.wav|4|違う。 zero/15683.wav|4|後をつけた。 zero/15684.wav|4|たまたま、尾行。 zero/15685.wav|4|……ん。 zero/15686.wav|4|それは無理。任務だから。 zero/15687.wav|4|……!? zero/15688.wav|4|……!? zero/15689.wav|4|うん。 zero/15690.wav|4|止まって。 zero/15691.wav|4|うん。 zero/15692.wav|4|うん。 zero/15693.wav|4|劇場……。 zero/15694.wav|4|証拠がない。 zero/15695.wav|4|ごめんなさい。 zero/15696.wav|4|でも……。 zero/15697.wav|4|うん、大丈夫。 zero/15698.wav|4|……!? zero/15699.wav|4|シルフィード。 zero/15700.wav|4|うん。おとなしくして。 zero/15701.wav|4|うん。 zero/15702.wav|4|これはわたしの任務だから。 zero/15703.wav|4|でも……。 zero/15704.wav|4|でも……。 zero/15705.wav|4|うん。 zero/15706.wav|4|でも……。 zero/15707.wav|4|うん……。 zero/15708.wav|4|うん。 zero/15709.wav|4|勝った……。 zero/15710.wav|4|……!? zero/15711.wav|4|劇場の。 zero/15712.wav|4|人の感情はそんな簡単なものではない。 zero/15713.wav|4|高度な魔法を使えば、あるいは……。 zero/15714.wav|4|別人格。あれは、ハルナじゃない。 zero/15715.wav|4|これが本当の任務の目的……。 zero/15716.wav|4|サイト……!! zero/15717.wav|4|……無事? zero/15718.wav|4|良かった……。 zero/15719.wav|4|んっ……。 zero/15720.wav|4|……ん、んんっ。 zero/15721.wav|4|……さま。 zero/15722.wav|4|……母さま。 zero/15723.wav|4|母さま、それを飲んじゃだめ。母さま。 zero/15724.wav|4|……ん。 zero/15725.wav|4|おはよう。 zero/15726.wav|4|大丈夫、みたい。 zero/15727.wav|4|うん。 zero/15728.wav|4|うん。 zero/15729.wav|4|分からない。どうしてかばったのかが。 zero/15730.wav|4|キュルケは分かるの? zero/15731.wav|4|どういうこと? zero/15732.wav|4|……ない。 zero/15733.wav|4|トリステインは? zero/15734.wav|4|……うん。 zero/15736.wav|4|もう一度勝負する。 zero/15737.wav|4|アキナと。 zero/15738.wav|4|でも……。誰かが、アキナを止めないと。 zero/15739.wav|4|行く。 zero/15740.wav|4|考えておく。 zero/15741.wav|4|うん。 zero/15742.wav|4|今度は大丈夫……。 zero/15743.wav|4|うん……。 zero/15744.wav|4|……うん。 zero/15745.wav|4|……あの。 zero/15746.wav|4|おまじない。 zero/15747.wav|4|うん。おまじないが欲しい。 zero/15748.wav|4|あなたじゃなきゃダメ。 zero/15749.wav|4|目を閉じていて。 zero/15750.wav|4|うん。 zero/15751.wav|4|(……チュッ) zero/15752.wav|4|……い、言わないで。恥ずかしいから。 zero/15753.wav|4|ダ、ダメ。 zero/15755.wav|4|来る。 zero/15756.wav|4|わたしがハルナを狙っていることを、噂で広めておいた。 zero/15757.wav|4|狙ってくるのはわたし。 zero/15758.wav|4|つらい。でも、今は少しだけつらくない。 zero/15759.wav|4|サイトがいるから。 zero/15760.wav|4|……来た。 zero/15761.wav|4|うん。 zero/15762.wav|4|今度は倒す。 zero/15763.wav|4|伝説……? zero/15764.wav|4|うん。 zero/15765.wav|4|あっ。 zero/15766.wav|4|いいの? zero/15767.wav|4|うん……。 zero/15768.wav|4|別人格……。別……。 zero/15769.wav|4|そう、アキナには……。あっ。 zero/15770.wav|4|なんでもない。 zero/15771.wav|4|決めた。 zero/15772.wav|4|うん、今。 zero/15773.wav|4|ただいま。 zero/15774.wav|4|(なでなで) zero/15775.wav|4|さよなら。 zero/15776.wav|4|ただいま。 zero/15777.wav|4|時間の無駄。 zero/15778.wav|4|分かった。 zero/15779.wav|4|うん。 zero/15780.wav|4|……? zero/15781.wav|4|ちゃん。 zero/15782.wav|4|そうそう。 zero/15783.wav|4|よしよし。 zero/15784.wav|4|たぶん、警告。 zero/15785.wav|4|賛成。 zero/15786.wav|4|賛成。 zero/15787.wav|4|うらやましい? zero/15788.wav|4|うん。 zero/15789.wav|4|こうして、王子様はドラゴンを倒すことができました。 zero/15790.wav|4|そう? zero/15791.wav|4|……? zero/15792.wav|4|『隠す必要がなくなった』から。 zero/15793.wav|4|頼まれたお薬の材料。 zero/15794.wav|4|今、街のあちこちで火の手が上がってる。 zero/15795.wav|4|市場の炎上はただの始まり。王宮への砲撃も起きてるみたい。 zero/15796.wav|4|戦力不足。 zero/15797.wav|4|頑張る。 zero/15798.wav|4|あ、そこ敵が。 zero/15799.wav|4|わたしも休む。 zero/15800.wav|4|大丈夫。まかせて。 zero/15801.wav|4|後で分かる。 zero/15802.wav|4|街が、大変。 zero/15803.wav|4|そう。 zero/15804.wav|4|兵士達が、陛下を捜してる。 zero/15805.wav|4|急いではだめ。 zero/15806.wav|4|あと、チーム分け。 zero/15807.wav|4|(こくり) zero/15808.wav|4|分かった。 zero/15809.wav|4|大丈夫。 zero/15810.wav|4|嫉妬。 zero/15811.wav|4|右に同じ。 zero/15812.wav|4|正念場。 zero/15813.wav|4|全員拘束。帰しちゃ駄目。 zero/15814.wav|4|了解。 zero/15842.wav|15|ミス・ヴァリエールにお願いするわ。 zero/15843.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……、 zero/15844.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15845.wav|15|シエスタよ! zero/15846.wav|15|芯の強い演技が好印象だったわ。一番練習に熱心だったものね。 zero/15847.wav|15|自信を持ちなさい。それでなくては、わたしが選んだ意味がなくなるわ。 zero/15848.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……、 zero/15849.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15850.wav|15|ミス・ツェルプストー! zero/15851.wav|15|言葉巧みに貴公子達をあしらって求婚を断っていく演技が特によくてね。まぁ、言うだけのことはあったってことね。 zero/15852.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……。 zero/15853.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15854.wav|15|ミス・タバサよ! zero/15855.wav|15|……気品というか、ミステリアスなところがいいのよ。まぁ、ちょっと冒険のような気はするけど。 zero/15856.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……。 zero/15857.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15858.wav|15|ハルナ! zero/15859.wav|15|あら、わたしはひいきなんてしないわ。順当に選んだだけよ。 zero/15860.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……。 zero/15861.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15862.wav|15|ミス・リエッタにお願いするわ。 zero/15863.wav|15|……そんなに意外だった?実力だと順当なはずだけど。 zero/15864.wav|15|それじゃ、その他の配役も発表していくわよ。育ての親の老貴族は……、 zero/15865.wav|15|それでは皆さま。最後にもう一度、盛大な拍手をお願いします! zero/15866.wav|15|どうして最近の若い子はみんなこうなの!せっかくいい才能を持ってるのに、もったいないわ。 zero/15867.wav|15|ちょっと、聞いてるの!ホントに今の若い子達は! zero/15868.wav|15|きみの友人を侮辱してしまったようだな。すまなかった。 zero/15869.wav|15|まぁ、貴族とはそういう生き物だからね。 zero/15870.wav|15|きみの友人を侮辱してしまったようだな。すまなかった。 zero/15871.wav|15|サイトも苦労してるようだな。 zero/15872.wav|15|今回はイメージに合う役者がいなくてね。 zero/15873.wav|15|きみ達は素人ながら今回の芝居のイメージとぴったりで……それで是非とも使いたいと声をかけたのだけど。 zero/15874.wav|15|ああ、サイトか……。 zero/15875.wav|15|旅役者の過去を詮索しようなんて野暮もいいところだよ。 zero/15876.wav|15|まあいいけどね。もう、祖国はほとんど残っていないしね。 zero/15877.wav|15|きみは世間を知らないね。滅ぶ時は簡単なものさ。吹き飛ぶようにね。 zero/15878.wav|15|……祖国というのは失ってはじめてその価値を知るんだな。 zero/15879.wav|15|取り戻すための代価の大きさを考えて、はじめて人は絶望するのさ。 zero/15880.wav|15|たとえば? zero/15881.wav|15|間違いとは言わない。だが、それは富にあふれた人の言う台詞だな。 zero/15882.wav|15|少し話しすぎたみたいだな。わたしは奥で休んでることにしよう……。 zero/15883.wav|15|例の娘はどうなった? zero/15884.wav|15|2人連れ? zero/15885.wav|15|分かった。そのまま監視を続けろ。時を見て、次の行動に移る。 zero/15887.wav|15|……おや、どうかされましたか?今日は劇場は休演なのですが……。 zero/15888.wav|15|これは失礼しました。 zero/15889.wav|15|わたしはこの劇場で芝居をやらせてもらっている、旅の一座の座長、ウェザリーと申します。 zero/15890.wav|15|この方はどうかされたのですか? zero/15891.wav|15|……なんだかおだやかじゃない物言いね。まるで、わたしがこのバッグを奪ったみたいじゃない? zero/15892.wav|15|これは、旅の途中で拾ったものなの。きみはこれが自分のものだというけど、その証拠は? zero/15893.wav|15|かなり前に拾ったの。証人なら劇団に何人もいるわ。 zero/15894.wav|15|こちらも気に入ってるんだ。仮にあなた達のものであっても、簡単には返せないな。 zero/15895.wav|15|とりあえず、駄目なものは駄目だ! zero/15896.wav|15|……ああ、愛しい人よ。僕がどれほどきみを愛したことか。 zero/15897.wav|15|……愛は誰もを盲目にし狂わせる。きみに愛を囁いた貴公子達は、きみの謎かけに答えようとしてみな破滅していった。 zero/15898.wav|15|だが、僕はもうその愚を笑うことはすまい。……僕自身もきみのためにこの王国を賭け、そして滅ぼしたからだ! zero/15899.wav|15|……さあ、城が落ちる。去りたまえ。 zero/15900.wav|15|あの寄せ手の兵どもは、きみを新しい女王として歓喜の声で迎えるだろう! zero/15901.wav|15|……ああ愛しい人。だが、後悔はすまい。 zero/15902.wav|15|きみへの愛にはそれだけの価値があった。ただ、願わくば……ただ一度……。 zero/15903.wav|15|あなたの口唇に愛の言葉を……。 zero/15904.wav|15|誰だ!って、きみ達は昼間の……。 zero/15905.wav|15|覗くつもりはないようだが、忍び込んできたことについてはどう謝罪するつもりなんだ? zero/15906.wav|15|なるほど、盗賊の真似事をするほどの緊急の用事があるとは思えませんが、こんな夜更けに何の御用で? zero/15907.wav|15|きみ達も懲りないな。 zero/15908.wav|15|……忘れ物……ね? zero/15909.wav|15|まさか、あのバッグのことを言ってるんだったら、お門違いもいいところなんだけど……。 zero/15910.wav|15|そうか、じゃあ監禁だな。 zero/15911.wav|15|……冗談よ。 zero/15912.wav|15|昼も言ったはずだ。このバッグについてはわたしのものだと。 zero/15913.wav|15|ふーん?それは面白い。そこまで言い切るのなら見せてあげてもいい。 zero/15914.wav|15|ただし……。 zero/15915.wav|15|タダ…というわけには行かないだろ?それが交渉ってもんだ。 zero/15916.wav|15|なら、こうしよう。ひとつ条件がある! zero/15917.wav|15|簡単なことだ。キミ達に舞台の手伝いをしてほしい。内容はさっきの演目だ。 zero/15918.wav|15|キミ達を見て、インスピレーションがひらめいた。それなら、バッグを見せてやってもいい。 zero/15919.wav|15|ほぅ。 zero/15920.wav|15|なら、交渉成立だ。 zero/15921.wav|15|ちなみにわたしは過去、貴族の名を持っていた者だ。できないとは言わせないぞ。 zero/15922.wav|15|『双月天女』っていう、次のお芝居の演目としてまとめていたものだ。 zero/15923.wav|15|……運命に翻弄される王族の少女と、彼女に恋をし破滅していく貴公子達との国家の物語。 zero/15924.wav|15|こんなご時世にお似合いでしょう? zero/15925.wav|15|……不謹慎?貴族が身分を捨てて己の恋に生きる。これほど民衆の興味を引ける題材もないだろ? zero/15926.wav|15|いや、役者としても舞台に立ってもらう。 zero/15927.wav|15|こういう役者商売だからね。見かけたこともあるんじゃない? zero/15928.wav|15|それじゃあ、みんな、集まって。 zero/15929.wav|15|それでは練習の説明に入る前に『双月天女』のもう少し細かい内容の説明をするわ。 zero/15930.wav|15|今は昔の物語。ある国で、年老いた貴族が、狩猟の途中の森で幼い少女を拾ったの。 zero/15931.wav|15|子供に恵まれていなかった老貴族夫婦は、その少女ノエルをわが子として育てることにしたわ。 zero/15932.wav|15|それから10年……。ノエルは美しい貴婦人に成長し、多くの求婚者が現れるの。 zero/15933.wav|15|けれども、彼女はその求婚をさまざまな理由で断り続け、誰の妻にもなろうとしません。 zero/15934.wav|15|なぜなら、彼女は幼い頃の記憶を取り戻していたの。そして、彼女は知ったわ。 zero/15935.wav|15|自分が敵国の王の隠し子だったことを……。 zero/15936.wav|15|とりあえず、今出来てるのはこのあたりまでなの。最後はもう少し悩んでるところかな? zero/15937.wav|15|昨日演じていたクライマックスのシーンはあくまで、ひとつの案なのよ。 zero/15938.wav|15|当分は基礎練習を中心に始めてもらうわ。実際の練習までには本を完成させておくから、待っててね。 zero/15939.wav|15|動きをオーバーにしたりメリハリをつけるのはちゃんと理由があるのよ。 zero/15940.wav|15|客席から舞台を見た時、結構遠かったり暗かったりするでしょ?あまり動きが小さいと客席から見えないのよ。 zero/15941.wav|15|ちなみに、舞台衣装や化粧が派手なのも同じ理由。 zero/15942.wav|15|それに、劇場は広いのよ。客席全体に声を届かせようと思ったら大変な声量が必要なの。 zero/15943.wav|15|毎日公演してごらんなさい。のどで声を出してると、アッという間にのどが潰れちゃうんだから! zero/15944.wav|15|休憩の前にひとつ話しがあるの。ミス・ヴァリエール! zero/15945.wav|15|いいえ、ミス・ヴァリエールの知り合いだという方が、飛び入り参加を希望されてるのだけれど……。 zero/15946.wav|15|こちらも魔法学院の生徒?どこかでお見かけしたような気が? zero/15947.wav|15|ふーん。 zero/15948.wav|15|名前は……、聞いたとおり「リエッタ」でいいんですね? zero/15949.wav|15|隣国での権力争いに巻き込まれた幼いノエル王女は、忠臣の手で密かに逃がされた。 zero/15950.wav|15|しかし、深い森の中で迷う中で、記憶を失い捨て子同然の姿で老貴族に拾われた。 zero/15951.wav|15|……毎夜、天空の二つの月を眺めてはため息をつく少女。 zero/15952.wav|15|自分に関われば良くないことが起こる。失われた記憶の中で、少女はそれを自覚していた。 zero/15953.wav|15|無理難題を言って求婚を断り続けるノエル。しかし、噂を聞きつけた王子ケインとの出会いが、悲劇の始まりだった。 zero/15954.wav|15|そう、2人は恋に落ちてしまった。というのが前回の続きね。 zero/15955.wav|15|ほらほら!無駄口を叩かない! zero/15956.wav|15|文句を言ってる暇があったら、みっちりと基礎を身につけることよ! zero/15957.wav|15|舞台の上では、貴族だ、平民だ、なんていう肩書きは役に立たないんだからね! zero/15958.wav|15|ちょ、ちょっと! zero/15959.wav|15|いいわ、出て行きなさい。やる気がないのなら、いなくてもいいわ。 zero/15960.wav|15|諸君、注目っ! zero/15961.wav|15|台本も上がったし、基礎も大分出来るようになってきたので、本格的に立ち稽古に入ろうと思います。 zero/15962.wav|15|……まあ、いない人達はしょうがないので、それでは現時点でイメージしてる主な配役を発表します。 zero/15963.wav|15|っと、その前に後半の筋ね……。 zero/15965.wav|15|慌てた敵国は後継者を探し、とうとうノエルを見つけだした。敵国はすぐさま少女を帰国させるよう、圧力をかけてくる。 zero/15966.wav|15|また、敵の王族である王子との結婚は許さないとも主張してきたの。 zero/15967.wav|15|王国とケイン王子は要求を断り続けるけど、怒った敵国は、とうとう軍隊を使ってノエルを取り戻そうとする。 zero/15968.wav|15|圧倒的な敵軍。ついに落とされる王城……。 zero/15969.wav|15|殺到する敵兵を食い止めながら、騎士達は王国万歳を叫び次々と死んでいく。 zero/15970.wav|15|戦いで傷ついたケイン王子は、ノエルを連れて塔へと登り、最後の告白をするの……。そして、同時に城を出るように告げた。 zero/15971.wav|15|けれど、少女は首を振る。王位と命を捨てても、少女は王子の告白に応えた。 zero/15972.wav|15|そして、敵兵に囲まれた2人は、塔から身を投げ、自らの命を絶つのでした。 zero/15973.wav|15|2人が落ちた場所からは、美しい白い花が咲くようになった。……ってお話。 zero/15974.wav|15|なにか不満でも? zero/15975.wav|15|サイトは、喜劇じみたハッピーエンドが好みなのは解ったけど。 zero/15976.wav|15|でも、それはまた別の公演にして欲しいな。今回の芝居は『悲劇』なんだよ。 zero/15977.wav|15|へえ。 zero/15978.wav|15|おいおい。サイト、それでは困るよ。 zero/15979.wav|15|まぁ、今度嫌というほど、本を読んでもらわないといけないかな? zero/15980.wav|15|さて、配役だけど……。 zero/15981.wav|15|まず、自国の王子ケインは……サイト! zero/15982.wav|15|ヒロインの少女ノエルは……ルイズ! zero/15983.wav|15|ただし、暫定! zero/15984.wav|15|まだ、みんな荒削りだが筋はいい。他の候補の仕上がり次第では差し替えるかもしれない。 zero/15985.wav|15|もう少し決定まで時間がほしいんだ。 zero/15986.wav|15|……まあいいわ。全ては実力で決める。確かにあなた達にもチャンスはあるわよ。 zero/15987.wav|15|もちろんありうるわよ。さっきも言ったとおりよ。あくまで暫定。 zero/15988.wav|15|それに女性が演じる場合もあるの。うかうかしないでね。 zero/15989.wav|15|……その他のキャストを含めた最終的な役は、後日発表します。 zero/15990.wav|15|では稽古に精を出すように。解散! zero/15991.wav|15|みんな、お疲れさま。それでは最終的な配役の発表をします。まず、王子ケイン役には……サイトを! zero/15992.wav|15|……なかなか筋が良かったわよ。自信を持ちなさい。 zero/15993.wav|15|……わたしは敵国の貴族役にまわるわ。悪役がいないとしまらないものね。 zero/15994.wav|15|さて、それで。ヒロインのノエル王女役なんだけど……。 zero/15995.wav|15|成功して良かった。本当に良かった。 zero/15996.wav|15|まぁ、そう言わない。お客もいつも同じ演技じゃ、飽きちゃうしね。 zero/15997.wav|15|はい、これ約束のバッグ。 zero/15998.wav|15|なるほど、確かにハルナのものだね。いろいろ言って悪かったよ。 zero/15999.wav|15|アキナ、お役目ご苦労様。ずいぶん陽動も上手になったみたいね。 zero/16000.wav|15|お褒めに預かり、光栄です。 zero/16001.wav|15|さて、窓の外をご覧になればお分かりとは思いますが、この学院はすでに我ら、レコン・キスタの支配下にあります。 zero/16002.wav|15|兵士はすでに学院各所に配置。砲門もすべて、学院を狙っています。 zero/16003.wav|15|はったりだとは思わないでいただきたい。我々は本気です。 zero/16004.wav|15|話が早くて助かります。 zero/16005.wav|15|そうですね、まずはこの学院にいる伝説の使い魔と、その使い手に関する情報を。当然、本人達も実験台として連れて行きますが。 zero/16006.wav|15|ごく一般的なものは。ですが、機密扱いのものはいかがアキナでも入手が困難でしたので。 zero/16007.wav|15|あなたが気に病むことはないわ。むしろこの短期間でよくやりました。 zero/16008.wav|15|ああ、それと、オールド・オスマン。 zero/16009.wav|15|この学院に収蔵されているマジック・アイテムの譲渡と……、 zero/16010.wav|15|それについての使用法・情報も提供していただきたく存じます。噂では何やら面白げなものも多いとか。 zero/16011.wav|15|我々が握ってる人質……。全生徒の命と引き換えなら安いものかと思いますが……。 zero/16012.wav|15|どうしてもお話ししていただけないようでしたら……こちらもそれなりの手を使わせていただきます。 zero/16013.wav|15|失礼……っ! zero/16014.wav|15|くっ、老いぼれたとはいえ、その力はさすがということですか。ならば、当初の方法を使うまでです。 zero/16015.wav|15|オールド・オスマン。今からあなたには我々の監視下に入っていただきます。 zero/16016.wav|15|このまま沈黙を守り続けるのもまたよし。だが、あまり頑固に意地を張り通されるようなら……、 zero/16017.wav|15|この学院とそこにいる者達はほどなくして、我がレコン・キスタの裁きの炎に残らず呑まれることになりますよ。 zero/16018.wav|15|いいでしょう。アキナ、やりなさい。 zero/16019.wav|15|残された時間はそう多くはないということを、その老いぼれた頭でよく考えていただきたいものですな。 zero/16020.wav|15|時間稼ぎも結構ですが、援軍の期待をしても無駄ですよ。 zero/16021.wav|15|聞いてはいるでしょうけど、トリスタニアも今戦場となっております。こちらに駆けつけるなど不可能。 zero/16022.wav|15|では、十分お考えください。 zero/16023.wav|15|な……なんだ、あの大艦隊は!いったいどこからあれほどの……。 zero/16024.wav|15|ここで混乱しては敵の思うツボよ。すぐに体制を立てなおすように伝えて。 zero/16025.wav|15|一体誰が、こんなことを。まさか、トリスタニアが奪還されたというの? zero/16026.wav|15|お、おまえ達はっ……! zero/16027.wav|15|驚いたな。まさかここまで来るとは……。 zero/16028.wav|15|まぁ、ここまでは上手く行ってたんだけどね。すべては脚本のとおりだったのに……。 zero/16029.wav|15|タバサ……。術が解けたようね。術が浅かったのかしら? zero/16030.wav|15|なるほどね。あの艦隊はルイズとサイトの仕業のようね。我々はあなた達の力を甘く見ていたようね。 zero/16031.wav|15|やめなさいアキナ、ここでは我々や友軍も爆発に巻き込まれるわ。 zero/16032.wav|15|わたしが魔法を使えばいいだけの話よ。くらいなさい。 zero/16033.wav|15|なっ!なぜ効かない。 zero/16034.wav|15|な、な、なっ……み、耳栓だとっ!?ま、まさか……っ! zero/16035.wav|15|う、嘘だ……嘘だ!この魔法はわたしの一族にしか使えない特別なもの。 zero/16036.wav|15|仕組みなぞ、そうそう知られてるはずがない!! zero/16037.wav|15|い、いや……。だってあなたはずっと学院長室に拘束されて……。 zero/16038.wav|15|ここまでか、ここまでなのか?いや、このままおめおめと引き下がってはわたしの……わたしの……。 zero/16039.wav|15|アキナ、わたしのそばから離れないで!かくなる上は、オールド・オスマンとガンダールヴだけでも討ち取る! zero/16040.wav|15|ゆくぞ、ガンダールヴ!我が無念と怒りの牙と爪、その身に受けてみるがいい!! zero/16041.wav|15|さあ……殺しなさい。わたしも今はレコン・キスタの一員。生き恥をさらそうとは思わないわ。 zero/16042.wav|15|やめなさい、アキナ。 zero/16043.wav|15|……。 zero/16044.wav|15|わたしの父は貴族、母は獣人。父は母をめとったことで貴族の資格を剥奪され、館も土地も追われたのだ。 zero/16045.wav|15|トリステインのこの行為をわたしは、決して忘れることはできない。 zero/16046.wav|15|本当にとは何だ? zero/16047.wav|15|なるほど、わたしが覚えたその魔法。確かに人の心を操る禁忌だな。 zero/16048.wav|15|今更命乞いなどしようとは思わない。だが、サイト、人は名誉のためには戦わなければならない時があるのだ。 zero/16049.wav|15|ああ、分かった。できる限り対応しよう。 zero/16050.wav|15|おやおや。主役のお二人がこの座長めに何かご用事で? zero/16051.wav|15|さぁ、何もたくらんでいないわよ。 zero/16052.wav|15|もっとも。もし、わたしが何かたくらんでいたとしても……、 zero/16053.wav|15|その内容について、あなた達は知ることはできないわ。 zero/16054.wav|15|だって、あなた達。ここで始末されるんだもの。 zero/16055.wav|15|あいにく、エキストラの人手には困っていなくてね。 zero/16056.wav|15|馬鹿者!落ち着け! zero/16057.wav|15|あら、誰かと思えば……。どうやら、また最高の舞台の主役を引き当てたようね。 zero/16058.wav|15|あら、キュルケ。暗示が解けたの? zero/16059.wav|15|そう、モンモランシーがね。それなりに深くかけたつもりだったけど、運が良かったのかしら? zero/16060.wav|15|どうだった?純真な子供の心に戻れて? zero/16061.wav|15|あら、年増って誰のことかしら? zero/16062.wav|15|うるさいわね。役者に年なんて関係ない。 zero/16063.wav|15|最後の一幕。どうやら出演者達は血塗られたものにしたいようね。 zero/16064.wav|15|いいわ、せいぜい、盛大に血を流させてあげる! zero/16065.wav|15|くっ! zero/16066.wav|15|どういうことだ!トリステインに……いや、ハルケギニアにあれほどの空中艦隊を持つ国など……!? zero/16067.wav|15|負け……か。艦隊が下がった今、我らの兵の数などたかが知れてる。 zero/16068.wav|15|見事だった。さあ、この茶番の幕を下ろすがいい! zero/16069.wav|15|何を迷ってる?それとも、あの芝居のように塔から身を投げろというのかい? zero/16070.wav|15|何? zero/16071.wav|15|なるほど。分かった、降伏しよう。 zero/16072.wav|15|アキナも、それでいいね? zero/16073.wav|15|はい。準備不足のなかでも素晴らしい舞台を見せてくれました。 zero/16074.wav|15|あら、貴族の子弟を芝居の舞台などに立たせたことで、お叱りがあるかと覚悟を決めておりましたのに。 zero/16075.wav|15|いえいえ、その先日の公演でヒロインを演じたミス・ハルナが、こちらにいるとのお話を聞きまして。 zero/16076.wav|15|聞けば、生徒ではないとか……。 zero/16077.wav|15|そこで、もしよろしければ当劇団にスカウトさせていただけないかと思いまして、伺った次第です。 zero/16078.wav|15|はい。ミス・ハルナは身寄りもないとのこと。悪い話ではないと思いますが? zero/16079.wav|15|どうかしら、ハルナ?悪くない話だと思うけど……。 zero/16080.wav|15|……。 zero/16081.wav|15|あらあら、人気者なのね。ハルナ。 zero/16082.wav|15|け、検討しておきましょう。 zero/16083.wav|15|……。 zero/16084.wav|15|じゃあ、そろそろ……。 zero/16085.wav|15|では、次の舞台でのハルナの活躍を楽しみにしておいてください。 zero/16086.wav|15|それでは、さらばです!魔法学院の皆様。 zero/16087.wav|15|任務、ご苦労だったわね。 zero/16088.wav|15|なるほど。まだアキナは覚醒していないようね。 zero/16089.wav|15|秘術が成功したのは嬉しいけれど、あまりうまくいっても逆に不便なものね。 zero/16090.wav|15|いいわ、教えてあげる。最近の爆弾使いの騒ぎ……ね。あれは全てあなたの仕業だったのよ。 zero/16091.wav|15|ふふふ。まあ、信じようと信じまいとどうでもいいこと。 zero/16092.wav|15|大事なのは、我らの計画が、お前の働きで第三段階まで進んだことよ。 zero/16093.wav|15|最後にハルナ、あなたの意識を永遠に眠らせれば、第二段階は完全に収束するわ。 zero/16094.wav|15|不確定要因は、早く見切りをつけるに越したことはないからね。 zero/16095.wav|15|いままで、ご苦労様。ゆっくり休んでちょうだい。 zero/16096.wav|15|な、何っ!?ただの平民が、わたしの呪文をレジストするだと!? zero/16097.wav|15|待て!ハルナ! zero/16098.wav|15|しまった、あのスピード!さっきのレジストといい、アキナの力が目覚めかけているのか! zero/16099.wav|15|くっ、逃がさないわよ! zero/16100.wav|15|逃げ切れると思ったの? zero/16101.wav|15|手間をかけさせるものではない。 zero/16102.wav|15|さあ、眠りなさい。疲れきった体を休めて。 zero/16103.wav|15|大丈夫、目覚めた時には、別のあなたになっているわ。ハルナであることも忘れられる。 zero/16104.wav|15|しかし、よく頑張ったものね。追っ手の中をここまで逃げてくるとは。 zero/16105.wav|15|(もしかして、彼女にも伝説の力があるの?) zero/16106.wav|15|これはこれは、ミス・ヴァリエールにサイト!こんなところで会うなんて偶然ね。 zero/16107.wav|15|あら、それはご丁寧に。 zero/16108.wav|15|さあ? zero/16109.wav|15|あんなに感動的なお別れのあとにすぐにまた逢ったからきっと、気恥ずかしいのよ。 zero/16110.wav|15|それよりも、いい機会だから少し話を聞かせてくれないかしら?実は、次の芝居のネタに困っててね。 zero/16111.wav|15|この前は公演の準備で、ゆっくり、個人的なことを話す機会もなかなかなかったし。 zero/16112.wav|15|ハルナから聞いたけど、サイトは凄い剣士で、不思議な力もあるんでしょ? zero/16113.wav|15|そんなヒーローの生い立ちってどんななの? zero/16114.wav|15|固いこと言わなくても、いいじゃない? zero/16115.wav|15|もちろん、若き天才魔法使いのミス・ヴァリエールにも興味があるのよ。 zero/16116.wav|15|ふふ、勘付かれたかな? zero/16117.wav|15|まあ、全て手遅れだけどね。あのお嬢さん達は。 zero/16118.wav|15|アキナはどうなの?あのサイトって男の子。 zero/16119.wav|15|いいじゃない。もう、ハルナはいないんだし。 zero/16120.wav|15|あら。奇遇……ね。それとも役者が揃ったというべきかしら? zero/16121.wav|15|ここで何をする気かしらないけど……。わたしに会ったのが不幸だったわね。 zero/16122.wav|15|この子が生きるには必要だったのよ。 zero/16123.wav|15|こちらにも事情があるの。言い訳なんてしないわ。 zero/16124.wav|15|わたしはわたしの意思と事情でハルナやサイト達を利用したのだからな。 zero/16125.wav|15|わたし達を止めたければ、おまえ達の力で止めるがいい! zero/16126.wav|15|きゃぁぁぁぁっ! zero/16127.wav|15|な、何をするの!ハルナっ!……いや、アキナ! zero/16128.wav|15|そうか、そういうことか……。まだ意識を表に出せるなんて……。信じられない。 zero/16129.wav|15|くそ、今のショックで、魔法がうまく出せなくなったわ……。こんなときに……。 zero/16130.wav|15|ハルナには、後でもっと強力な術をかけてあげるわ。二度と意識が表に出ないくらいの……。 zero/16131.wav|15|あなた達……覚悟しなさい! zero/16132.wav|15|ぐぅっ!これまでみたいね。ちくしょう、あと少しだったのに……。 zero/16133.wav|15|……。 zero/16134.wav|15|ふっ。どうも、芝居とは逆の形になったわね。 zero/16135.wav|15|今度はサイト達が追う側で、わたしが追いつめられる側……。 zero/16136.wav|15|なれば、わたしは台本どおりにことを進めるとしよう。 zero/16137.wav|15|さらばだ。 zero/16138.wav|15|おやおや、誰かと思ったら……。どうしたの、こんな夜更けに? zero/16139.wav|15|なるほど。だからって挨拶もなしにこっそり入って来るのは失礼じゃない? zero/16140.wav|15|あら、やっぱり見破られたのね。 zero/16141.wav|15|その前に面白い話をしましょうか。 zero/16142.wav|15|わたしが生まれた村はね、公式には存在しないことにされてしまったの。わたしが存在していたためにね。 zero/16143.wav|15|わたしは、貴族の父に育てられて、貴族として育ったわ。 zero/16144.wav|15|魔力も相当なものだったわ。勉強も、日々の努力も怠らなかったからね。 zero/16145.wav|15|でも、わたしの存在が都に知られた瞬間、状況が一変したわ。全てが否定されたのよ。 zero/16146.wav|15|父は迫害され、殺され。しかも、一族すべての身分は剥奪され、財産も没収されたわ。 zero/16147.wav|15|あん?迫害?違うだろ、排除だろ? zero/16148.wav|15|貴族の地位を守るためにはあらゆる異分子を忌み嫌い、排除する。 zero/16149.wav|15|わたしだけなら、まだいいさ。個人的な恨みで済まされるからね。 zero/16150.wav|15|ところがどうだい。父が持っていた村すべてを焼き払い、住人を追い払ったのさ。 zero/16151.wav|15|そこのお姫様は、そんな犠牲の上に作られた身分のはずなのに、ただ安穏と暮らしてる。そんなことが許されていいの? zero/16152.wav|15|わたしとしてはこのふざけた世界をひっくり返したいの。そのためにはどんな手段でも選ばないわ。 zero/16153.wav|15|サイトなら分かるでしょ?異世界から見た、この世界はどう? zero/16154.wav|15|なにそれ?辛抱強く説得でもしてまわれって言うの?馬鹿言ってるんじゃないわよ。 zero/16155.wav|15|まあ、そんなところでしょうね。結局は他人事だものね。 zero/16156.wav|15|そんな時よ。わたしに本来の身分を取り戻してやるって言ってくれる人が現れたの。 zero/16157.wav|15|本来、わたしが受けとっていた身分。それを取り戻すだけよ。それに、村も復興させるって約束だしね。 zero/16158.wav|15|短い付き合いだったけど、楽しかったわ。それでは皆様、ごきげんよう。 zero/16159.wav|15|あははっ!驚いてもらえたようだね! zero/16160.wav|15|おやおや、お姫様。やっと分かったのかい?でも、もう遅いわ。 zero/16161.wav|15|朝になって眺めれば一目瞭然だけど、今のうちに教えてあげる。各地区の現場に、砲台を設置したのよ。 zero/16162.wav|15|わたしが穢れた権力すべてを破壊してみせる。 zero/16163.wav|15|止めさせないわ。わたしは、そのために今日まで生き抜いたんだから。 zero/16165.wav|15|あら、忘れてた。エキストラは多数用意しておいたわよ。しっかり、楽しんでね。 zero/16166.wav|15|そうはいかない。 zero/16167.wav|15|驚いたな。まさかここまで来るとは……。きみ達を正直見くびっていたよ。 zero/16168.wav|15|ハルナが集めてくれた情報のおかげだよ。もっとも、ハルナは無意識に情報を集めていただけだけどね。 zero/16169.wav|15|なぜ定期的にハルナが襲われたのか、本当の意味を分かってないだろ? zero/16170.wav|15|そのとき、アキナがサイトやルイズの情報をわたしまで、伝えていたのさ。 zero/16171.wav|15|もっとも、アキナがやったことはハルナは一切覚えていないんだけどね。 zero/16172.wav|15|残念だが、それはできない相談だ。わたしには目的があるんだ。それを達成するまでは利用させてもらうよ。 zero/16173.wav|15|王宮の屋上から、長距離攻撃呪文で砲台を攻撃するつもりだったんだろうが、こちらが先に占拠してしまえば無意味だよ。 zero/16174.wav|15|このまま屋上で始末してあげるよ。ちょうどお姫様もいるようだしね。 zero/16175.wav|15|なにっ!? zero/16176.wav|15|……っ! zero/16177.wav|15|なぜ……。どうしてお前が、この技を解除できる? zero/16178.wav|15|これは、わたしが一族から学んだ秘術のはず!お前ごときに破れるはずがない! zero/16179.wav|15|う、嘘だ……嘘だ!この魔法はわたしの一族にしか使えない特別なもの! zero/16180.wav|15|対処法をそうそう知られてるはずがない!! zero/16181.wav|15|お前、なぜ……どうやって知った!?まさか、村を……一族を襲ってむりやり聞き出したのか!? zero/16182.wav|15|なに……? zero/16183.wav|15|そんな……わたしが会得した一族の技が、仇になったっていうの……。 zero/16184.wav|15|く、くくくっ。一族の秘術を封じられた今は、力攻めあるのみか。 zero/16185.wav|15|ならばせめて、相討ちになってでも、女王を討ち取ってくれる! zero/16186.wav|15|ゆくぞ!我が無念と怒りの牙と爪、その身に受けてみるがいい!! zero/16187.wav|15|くはっ! zero/16188.wav|15|……ふ、ふふふっ。 zero/16189.wav|15|まさか、未熟と侮っていた女王に負けるとは、思ってもみなかった。 zero/16190.wav|15|さあ、敗者に情けは無用。生き恥をさらそうとは思わないわ。ひと思いにとどめを刺しなさい。 zero/16191.wav|15|それはもう覚悟してるわ。好きにしなさい。