text: ディディの自動運転車 孟醒最高執行責任者(COO)によると、ロボタクシーは配車サービスのドライバーが確保しにくい地域で展開する予定だという。 孟COOは、香港の英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポストの主催するオンライン会議に出席し、この計画について説明した。 これに対しマーケット調査会社カナリスのアナリストからは、この目標は非常に野心的だという指摘があった。 「2030年までに100万台が導入されたら驚がくだ。期待しているが、その間に多くのことが起きるだろう」 ディディは中国やアメリカで自動運転車の試験を行っている また、新型コロナウイルスのパンデミックによってさまざまな活動が阻害されている中、こうした目標を立てるには奇妙な時期だとも指摘した。 ディディは2016年、アップルから10億ドル(約1060億円)という巨額の資金を得た。 アップル自身も自動運転技術の開発には興味を示しており、ここ数年、米カリフォルニアの公道で独自の自動運転車の試験走行を行っている。 しかしカナリスは、ディディの自動運転開発によってアップルの自動運転研究が進んだとみる理由はないと示唆している。 ディディは先に、中国の自動車メーカー北汽集団と自動運転車の共同開発に合意。5月にはソフトバンクから自動運転部門に5億ドルの資金を受け取っている。 (英語記事 Apple-backed firm aims for one million robotaxis) 中国の配車サービス企業「DiDi(ディディ、滴滴出行)」は24日、2030年までに100万台以上の自動運転車を導入する計画を明らかにした。